JP6542109B2 - エアブリーザ - Google Patents

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Description

本発明は、エアブリーザに関する。
減速機等の機器には、機器の内部空間での圧力変動を防止するため、機器の外部空間と内部空間との間を連通するエアブリーザを装着することがある。特許文献1には、この種のエアブリーザとして、機器の開口部に装着される支持体と、支持体に装着されるカバーとを備え、支持体及びカバーを樹脂製にしたものが開示されている。
特開2011−52791号公報
特許文献1のエアブリーザは、樹脂製の支持体及びカバーを用いている。一般に、樹脂は紫外線、熱等の影響により劣化し易い。よって、同文献のエアブリーザは、耐久性の面から特別な工夫をしたものとはいえず、更なる改善の余地を残していた。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な耐久性を得るのに適したエアブリーザを提供することにある。
本発明のある態様はエアブリーザに関する。エアブリーザは、機器の開口部に装着されるエアブリーザ本体と、前記エアブリーザ本体に装着される蓋体と、を備え、前記エアブリーザ本体及び前記蓋体は金属製であり、前記エアブリーザ本体と前記蓋体との間に挟まれる弾性部材を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、良好な耐久性を得るのに適したエアブリーザを提供できる。
第1実施形態のエアブリーザの装着対象となる機器を示す側面断面図である。 第1実施形態のエアブリーザの側面断面図である。 第1実施形態のブリーザ本体を斜め上側から見た斜視図である。 第1実施形態の蓋体を斜め下側から見た斜視図である。 第1実施形態のブリーザ本体の上面図である。 第1実施形態の蓋体の下面図である。 図2のA−A線断面図である。 第1実施形態のエアブリーザの正面断面図である。 第2実施形態のエアブリーザの側面断面図である。 第2実施形態のエアブリーザの正面断面図である。 第2実施形態のブリーザ本体を斜め上側から見た斜視図である。 第2実施形態の蓋体を斜め下側から見た斜視図である。 図9の弾性部材の一部の拡大図である。 図9のB−B線断面図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。
[第1の実施の形態]
図1は第1実施形態のエアブリーザ10の装着対象となる機器100を示す側面断面図である。
本実施形態の機器100は減速機である。機器100は、機器100の外殻となる筐体102の内部に、遊星歯車減速機構等の減速機構104を収めている。機器100は、モータ106に連結されて用いられ、モータ106から伝達される動力を減速機構104により減速して出力軸108から出力する。機器100の内部には潤滑剤が封入されている。
図2はエアブリーザ10の側面断面図である。
機器100は筐体102に通気用の開口部110(以下、機器開口部110という)を有する。機器開口部110は、機器100の内部の潤滑剤の出し入れにも用いられる。
エアブリーザ10は、機器開口部110に装着されるエアブリーザ本体12(以下、ブリーザ本体12という)と、ブリーザ本体12に装着される蓋体14と、ブリーザ本体12と蓋体14との間に挟まれる弾性部材16と、を備える。ブリーザ本体12と蓋体14はいずれも金属製であり、ステンレス鋼、アルミニウム等の耐候性に優れた金属を素材とする。弾性部材16は、Oリングであり、軟質なゴム等の弾性変形可能な弾性体により構成される。
エアブリーザ10は、さらに、機器100の内部空間112と外部空間114とを連通する通気路18と、ブリーザ本体12に着脱可能に装着されるキャップ22と、キャップ22に取り付けられるフィルタ20と、を備える。キャップ22には通気路18の一部となる通孔60cが形成され、フィルタ20は通孔60cを覆い塞ぐようにキャップ22に取り付けられる。これにより、機器100の外部空間114と内部空間112との間で通気路18を通して空気の流れが許容されつつ、フィルタ20により液体の流れが制限される。エアブリーザ10は弾性部材16に主な特徴の一つがあるが、先に周辺構造から説明する。
図3はブリーザ本体12を斜め上側から見た斜視図である。
ブリーザ本体12は、図2、図3に示すように、機器開口部110に挿通される軸部24と、機器100の外部空間114に配置される頭部26とを有する。以下、機器開口部110の中心軸線CLに沿った方向を軸方向Xとし、その中心軸線CLに直交する方向を径方向Yとして、各構成要素の位置関係を説明する。機器開口部110の中心軸線CLはブリーザ本体12の軸部24の中心軸線でもある。また、エアブリーザ10の軸方向Xの一方側となる外部空間114側を上側(図中上側)とし、他方側となる内部空間112側を下側(図中下側)とする。
ブリーザ本体12の軸部24の外周面には雄ねじ部が形成され、機器開口部110の内周面には雌ねじ部が形成される。軸部24は、雄ねじ部を雌ねじ部にねじ込むことによって、機器開口部110に着脱可能に装着される。ブリーザ本体12の頭部26は、軸部24より外径が大きくなるように形成される。頭部26の軸方向Xの中間位置には、径方向Y外側に張り出すつば部28が形成される。
図4は蓋体14を斜め下側から見た斜視図である。
蓋体14は、図2、図4に示すように、有底筒状を呈し、ブリーザ本体12から軸方向Xに離れる側(軸方向Xの上側)からブリーザ本体12を覆う天壁部30と、天壁部30の外周部に接続される外周壁部32とを有する。外周壁部32はブリーザ本体12の一部となる第1突出部44や第2突出部50(いずれも後述する)を径方向Y外側から覆う。
図5はブリーザ本体12の上面図である。
ブリーザ本体12は、図2、図3、図5に示すように、つば部28の外周部に二つの本体側連結部34を有する。本体側連結部34はつば部28を貫通する孔部34aを有する。
図6は蓋体14の下面図である。
蓋体14は、図2、図4、図6に示すように、外周壁部32の先端部に本体側連結部34に連結される二つの蓋体側連結部36を有する。蓋体側連結部36は、ブリーザ本体12に向けて軸方向Xに突出する腕部36aと、腕部36aの先端部に形成される爪部36bとを有する。腕部36aは本体側連結部34の孔部34aに挿通され、爪部36bは本体側連結部34の孔部34aの周縁部に係止される。ブリーザ本体12及び蓋体14は、蓋体側連結部36の爪部36bが、本体側連結部34の孔部34aの周縁部に係止されることにより着脱可能に連結される。
ブリーザ本体12及び蓋体14は、ブリーザ本体12に対して蓋体14を軸方向Xに近づけるように相対移動させることで、スナップフィット方式によって着脱可能に連結される。詳しくは、ブリーザ本体12に対して蓋体14を軸方向Xに近づけるように相対移動させたとき、ブリーザ本体12の孔部34aに蓋体14の爪部36bが接触することで、蓋体14の腕部36aが弾性変形を伴い径方向Yに変位する。この相対移動量が大きくなると、蓋体14の腕部36aが径方向Yに復元するように変位することで、蓋体14の爪部36bがブリーザ本体12の孔部34aの周縁部に係止可能な位置に配置され、ブリーザ本体12及び蓋体14が連結される。
ブリーザ本体12は、図2、図5に示すように、蓋体14に軸方向Xに臨む上面38を有する。ブリーザ本体12は、蓋体14から軸方向Xに離れる側(軸方向の下側)に凹むように上面38に形成される収容凹部40を有する。収容凹部40には機器開口部110の中心軸線CLから径方向Y外側に広がるように内部空間が形成される。収容凹部40の底部には蓋体14に軸方向Xに近づく側(軸方向の上側)に突出する筒状部42が形成される。キャップ22は筒状部42に装着され、収容凹部40にはキャップ22が収容される。
ブリーザ本体12は、蓋体14側に向けて軸方向Xに上面38から突出する第1突出部44を有する。第1突出部44は筒状であり、機器開口部110の中心軸線CL周りの周方向に延びるように形成される。第1突出部44には周方向の一部に切欠56(後述する)が形成される。
第1突出部44の先端部には弾性部材16が配置される配置部46が設けられる。配置部46は第1突出部44の先端側に向かって径が変化するように段状に形成された箇所である。本実施形態の配置部46は、第1突出部44の先端側に向かって外径が小さくなるように段状に形成される。配置部46には、第1突出部44の周方向に沿うように弾性部材16が配置され、弾性部材16はブリーザ本体12に対して軸方向X及び径方向Yに位置決めされる。弾性部材16は拡径するように弾性変形した状態で配置部46の外周側に巻き付けられている。このように第1突出部44に配置部46が設けられるため、第1突出部44に弾性部材16を組み付け易くなる利点がある。
配置部46は、弾性部材16に対して径方向Yの内周側(一方側)から接触する第1本体側接触面46aと、弾性部材16に対して下側(軸方向Xの他方側)から接触する第2本体側接触面46bとを有する。第1本体側接触面46a及び第2本体側接触面46bは、第1突出部44と同様、機器開口部110の中心軸線CL周りの周方向に延びるように形成される。本実施形態の第1本体側接触面46aは中心軸線CLと略平行に形成され、第2本体側接触面46bは機器開口部110の中心軸線CLと略直交に形成される。第1本体側接触面46aと第2本体側接触面46bは本体側円弧面46cにより接続される。
蓋体14は、図2、図6に示すように、ブリーザ本体12に対して軸方向Xに臨む下面48を有する。下面48はブリーザ本体12の上面38と軸方向Xに対向する面である。蓋体14の下面48は、弾性部材16に対して径方向Yの外周側(他方側)から接触する第1蓋体側接触面48aと、弾性部材16に対して上側(軸方向Xの一方側)から接触する第2蓋体側接触面48bとを有する。第1蓋体側接触面48a及び第2蓋体側接触面48bは、機器開口部110の中心軸線CL周りに環状に連なるように形成される。本実施形態の第1蓋体側接触面48aは中心軸線CLと略平行に形成され、第2蓋体側接触面48bは機器開口部110の中心軸線CLと略直交に形成される。第1蓋体側接触面48aと第2蓋体側接触面48bとは蓋体側円弧面48cにより接続される。
弾性部材16は、ブリーザ本体12の第1本体側接触面46aと蓋体14の第1蓋体側接触面48aとの間に挟まれることにより、蓋体14を径方向Yの外周側に付勢する。これにより、ブリーザ本体12に対する蓋体14の径方向Yでの移動が弾性部材16による付勢力により抑えられ、蓋体14の径方向Yでのガタツキを防止できる。
また、弾性部材16は、ブリーザ本体12の第2本体側接触面46bと蓋体14の第2蓋体側接触面48bとの間に挟まれることにより、ブリーザ本体12から離れる方向(軸方向Xの上側)に蓋体14を付勢する。このとき、蓋体14の蓋体側連結部36がブリーザ本体12の本体側連結部34に連結されているため、蓋体14がブリーザ本体12から離脱せずに、蓋体14がブリーザ本体12に装着された状態が維持される。これにより、ブリーザ本体12に対する蓋体14の軸方向Xでの移動が弾性部材16による付勢力により抑えられ、蓋体14の軸方向Xでのガタツキを防止できる。
(A1)以上のように、本実施形態のエアブリーザ10によれば、ブリーザ本体12及び蓋体14が金属製であるため、これらを樹脂製とする場合と比べて、耐候性、耐衝撃性等の面で良好な耐久性が得られる。
(A2)また、このような金属製の部品同士を組み合わせる場合、各部品を精度よく加工しなければガタツキが生じ易くなる。このガタツキ対策として各部品の高精度化を求めると、加工コストの増大を招いてしまう。この点、本実施形態のエアブリーザ10によれば、金属製のブリーザ本体12と蓋体14とを組み合わせる場合でも、ブリーザ本体12と蓋体14の間に挟まれる弾性部材16によりガタツキを防止できる。よって、良好な耐久性を得つつも、ガタツキを防止するために各部品の高精度化が不要となり、良好な耐久性を得るのに適したエアブリーザ10を提供できる。
次に、エアブリーザ10の他の特徴を説明する。
第1蓋体側接触面48aのブリーザ本体12側の端部には、図2、図6に示すように、ブリーザ本体12側に軸方向Xに向かうにつれて弾性部材16から離れる方向に傾斜するガイド面48dが形成される。ガイド面48dはブリーザ本体12側に向かって凸となる円弧状に形成される。ガイド面48dは、ブリーザ本体12に対して蓋体14を軸方向Xに近づけるように相対移動させることで蓋体14及びブリーザ本体12を連結させるとき、ブリーザ本体12の配置部46に配置される弾性部材16と接触する。このとき、弾性部材16は、蓋体14の相対移動量が大きくなるほど、ガイド面48d及び第2蓋体側接触面48bとの接触により第2本体側接触面46bに近づく方向(径方向Y)に押し潰される。これにより、蓋体14をブリーザ本体12に連結させつつ、蓋体14とブリーザ本体12との間で弾性部材16を径方向Yに挟み易くなる。
ブリーザ本体12は、図2、図5に示すように、蓋体14側に向けて軸方向Xに上面38から突出する第2突出部50を有する。第2突出部50は、第1突出部44に対して径方向Yの内側に間隔を空けて配置される。第2突出部50は筒状であり、その周方向に切れ目無く連なるように形成される。
第2突出部50は、第1突出部44よりも蓋体14側に近い位置まで軸方向Xに突出する。これは、蓋体14と第1突出部44との間の軸方向距離より、蓋体14と第2突出部50との間の軸方向距離が小さくなるように、第2突出部50が突出することを意味する。これにより、ブリーザ本体12及び蓋体14の一方(ブリーザ本体12)にある第2突出部50が他方(蓋体14)と接触したときでも、その他方となる蓋体14と第1突出部44との間に隙間を確保することができる。よって、蓋体14と第1突出部44との間にある弾性部材16の潰れ量が過度に増大するのを抑えられ、弾性部材16の潰れ量の増大による応力緩和を防止することで、弾性部材16の付勢力を長期間に亘り安定して発揮できる。
次に、通気路18の詳細を説明する。
通気路18は、機器100の内部空間112に連通され、ブリーザ本体12の内部に形成される内側通路52と、機器100の外部空間114に連通され、ブリーザ本体12と蓋体14との間に形成される外側通路54とを有する。
内側通路52は軸方向Xに沿って延びる。内側通路52の一端はブリーザ本体12の軸部24の先端部に開口し、内側通路52の他端はブリーザ本体12の筒状部42の先端部に開口する。
図7は図2のA−A線断面図であり、図8はエアブリーザ10の正面断面図である。
外側通路54は、図2、図7、図8に示すように、機器100の外部空間114側から内部空間112側にかけて、第1突出部44の径方向外側の第1空間54aと、第1突出部44と第2突出部50の間の第2空間54bと、収容凹部40内の第3空間54cとを順に有する。
第1突出部44には、図2、図7に示すように、第1突出部44の径方向外側の第1空間54aと内側の第2空間54bを連通する切欠56が周方向の一部に形成される。切欠56は外側通路54の一部となる。このように第1突出部44は筒状であるため、外部空間114側から内部空間112側に向かう液体を堰き止め易くなる(図8の方向Pa参照)。また、筒状の第1突出部44には切欠56があるため、第1突出部44により液体を堰き止めつつも通気経路を切欠56により確保できる。このような液体は、図8に示すように、たとえば、蓋体14の外周壁部32とブリーザ本体12との間からエアブリーザ10の外側通路54内に方向Paに沿って入り込む。
蓋体14は、図2、図7、図8に示すように、第2突出部50の径方向外側の第2空間54bと内側の第3空間54cとを連通する凹部58を有する。図7では凹部58の位置を破線で示す。凹部58は外側通路54の一部となる。凹部58は蓋体14の下面48に溝状に形成される。このように第2突出部50は筒状であるため、外部空間114側から内部空間112側に向かう液体を更に堰き止め易くなる。また、蓋体14には凹部58があるため、第2突出部50により液体を効果的に堰き止めつつも通気経路を凹部58により確保できる。なお、外部空間114側から内部空間112側に向かう液体を堰き止めることで、収容凹部40内に液体が溜まったり、内部空間112に液体が浸入するのを防止できる利点がある。
図7に示すように、ブリーザ本体12を軸方向Xから見たとき、ブリーザ本体12の切欠56と、蓋体14の凹部58とは、周方向にずれた位置に設けられる。詳しくは、複数の切欠56は、周方向に等角度(本例では180°)ずれた位置に設けられる。また、凹部58は、第2突出部50を径方向にまたぐ位置が周方向に等角度(本例では180°)ずれた位置に設けられる。切欠56と、凹部58が第2突出部50を径方向にまたぐ位置とは、周方向に90°ずれた位置に設けられる。言い換えると、切欠56と、凹部58が第2突出部50を径方向にまたぐ位置とは、周方向位置が中心軸線Cpから離れる方向に重ならないように設けられる。なお、第1突出部44の中心軸線Cpは、本実施形態では、機器開口部110の中心軸線CLと重なる位置でもある。
これにより、通気路18の外側通路54が入り組んだ形状となり、外部空間114側から内部空間112側に向かう液体を更に堰き止め易くなる。たとえば、外部空間114側から第1突出部44の切欠56を通して径方向内側に液体が浸入しても、すぐには液体が凹部58まで達することができず、内部空間112側への浸入を防止できる。
次に、キャップ22の詳細を説明する。
キャップ22は、図2に示すように、ブリーザ本体12の筒状部42に被せられるキャップ本体60と、キャップ本体60の通孔60c(後述する)を覆い塞ぐ膜状のフィルタ20とを備える。キャップ本体60は、有底筒状を呈し、筒状部42の先端開口を上側から覆う頂壁部60aと、筒状部42を外周側から覆う筒状の側壁部60bとを有する。頂壁部60aには、ブリーザ本体12の収容凹部40の内部空間と筒状部42の内部空間とを連通し、通気路18の一部となる通孔60cが形成される。
フィルタ20は、キャップ本体60の通孔60cを覆い塞ぐようにキャップ本体60の表面に接着等により取り付けられる。これにより、通気路18の途中位置に通気路18を横断するようにフィルタ20が配置される。フィルタ20は通気路18を通る空気を通し、水、油等の液体を遮る機能をもつ。フィルタ20は、このような機能をもつ素材として、たとえば、多孔質樹脂フィルム、ナノファイバー不織布等により構成される。
キャップ本体60は、軟質なゴム等の弾性体により全体が一体成形され、弾性変形可能である。キャップ本体60は、未変形状態にあるときより側壁部60bの内径が拡径して弾性変形した状態で筒状部42に被せられる。これにより、キャップ本体60の側壁部60bを縮径するように付勢力が付与される。この付勢力により、キャップ本体60はブリーザ本体12の筒状部42に着脱可能に装着される。このとき、キャップ本体60の側壁部60bは、この付勢力によりブリーザ本体12の筒状部42に密着しており、その密着箇所が液密に封止される。
以上のキャップ22はブリーザ本体12の筒状部42に着脱可能に装着されるため、フィルタ20の交換作業を容易にできる利点がある。
なお、キャップ22が装着されるブリーザ本体12の筒状部42は、蓋体14と軸方向Xに対向する位置に設けられる。この蓋体14の天壁部30は、キャップ22に向けて突出する複数の離脱規制部62を有する。離脱規制部62は、ブリーザ本体12の筒状部42からキャップ22が離脱しようと軸方向Xに変位したとき、キャップ22と当接することによって、筒状部42からのキャップ22の離脱を規制する役割をもつ。これにより、機器100の内部空間112の内圧上昇等によりキャップ22が変位しようとしたときでも、ブリーザ本体12の筒状部42にキャップ22を装着した状態を保持し、キャップ22のフィルタ20の機能を継続的に安定して発揮できるようになる。
ブリーザ本体12の頭部26は、機器開口部110の周縁部と軸方向Xに対向する下面部分26aを有する。頭部26の下面部分26aと機器開口部110の周縁部との間にはシール部材64が配置される。シール部材64は弾性をもつOリングである。シール部材64は頭部26の下面部分26aと機器開口部110の周縁部との間に挟まれることにより、これらの間をシールするためのものである。ブリーザ本体12の下面部分26aには機器開口部110の周縁部から離れる側(軸方向Xの上側)に凹む凹部66が形成される。シール部材64の一部はブリーザ本体12の凹部66内に配置される。
[第2の実施の形態]
図9は第2実施形態のエアブリーザ10の側面断面図であり、図10はエアブリーザ10の正面断面図である。
第2実施形態のブリーザ本体12、蓋体14及び弾性部材16は、第1実施形態と比べて、種々の点で相違している。また、第1実施形態ではフィルタ20がキャップ22に取り付けられる例を説明したが、第2実施形態ではフィルタ20が弾性部材16に取り付けられる。以下、これらの詳細を説明する。
図11はブリーザ本体12の斜め上側から見た斜視図である。
図9、図11に示すように、ブリーザ本体12は、第1実施形態と同様、軸部24と、頭部26と、本体側連結部34とを備える。また、ブリーザ本体12は、ブリーザ本体12の上面38の中央から蓋体14に向けて突出する第3突出部68と、第3突出部68を外周側から取り囲む本体側凹部70とを有する。
図9に示すように、第3突出部68は、根元側に設けられる大径部分68aと、先端側に設けられる小径部分68bとを有する。大径部分68aは截頭円錐状に形成され、大径部分68aの外周面は蓋体14に近づくにつれて縮径するようにテーパー状に形成される。小径部分68bは円柱状に形成される。
図9、図10に示すように、第3突出部68の内部、つまり、大径部分68a及び小径部分68bの内部には、前述の内側通路52の一部が形成される。内側通路52は、軸方向Xに沿って延びるとともに蓋体14側の末端位置に突き当たりとなる内壁面が設けられる第1通路部分52aと、第1通路部分52aの末端位置から径方向Y(図9の紙面左右方向)の両側に延びる第2通路部分52bとを有する。第2通路部分52bは小径部分68bの外周面に開口する(図11も参照)。
図9、図11に示すように、ブリーザ本体12は、さらに、第3突出部68の径方向外側に設けられ、ブリーザ本体12の上面38から蓋体14に向けて突出する第5突出部72とを有する。第5突出部72は、蓋体14の第4突出部74(後述する)に対して径方向Yの外側に間隔を空けて配置される。第5突出部72は筒状であり、機器開口部110の中心軸線CL周りの周方向に延びるように形成される。第5突出部72には、その周方向の一部に第2切欠72aが形成される。
図12は蓋体14を斜め下側から見た斜視図である。
図9、図10、図12に示すように、蓋体14は、第1実施形態と同様、天壁部30と、外周壁部32と、蓋体側連結部36とを備える。また、蓋体14は、蓋体14の下面48からブリーザ本体12側に向けて軸方向Xに突出する第4突出部74と、第4突出部74に囲まれた第1蓋体側凹部76と、第1蓋体側凹部76の底面に形成される第2蓋体側凹部78とを有する。
第4突出部74は、ブリーザ本体12の第3突出部68の先端部を径方向Yの外側から取り囲むように配置される。第4突出部74は径方向内周側の内周側部分74aと、径方向外周側の外周側部分74bとを有する。内周側部分74aの先端部は、外周側部分74bの先端部より、ブリーザ本体12側に向けて軸方向Xに大きく突出し、ブリーザ本体12の本体側凹部70内に入り込んでいる。外周側部分74bの先端部は、ブリーザ本体の本体側凹部70の開口縁部70aに対して軸方向Xに間隔を空けた位置に配置される。内周側部分74aは、筒状とされ、その周方向の一部に軸方向Xに溝状に延びる第1切欠74cが形成される。第1切欠74cの内面は第2蓋体側凹部78の内面と連続するように形成される。外周側部分74bは、その周方向に切れ目無く連なるように筒状に形成される。
第1蓋体側凹部76は機器開口部110の中心軸線CL周りに広がるように形成され、その内周面は円形状に形成される。第2蓋体側凹部78は機器開口部110の中心軸線CLから径方向Yに沿った方向(図10の紙面左右方向)両側に広がるように溝状に形成される。
図9に示すように、弾性部材16は、軟質なゴム等の弾性体により全体が一体成形され、弾性変形可能である。弾性部材16は、有底筒状を呈し、第1蓋体側凹部76の底面と軸方向Xに対向する頂壁部16aと、第1蓋体側凹部76の内周面と径方向Yに対向する筒状の側壁部16bと、頂壁部16aを貫通する通孔16cとを有する。弾性部材16の内部には、ブリーザ本体12の第3突出部68と弾性部材16とにより囲まれた内部空間16dが形成される。通孔16cは通気路18の一部となる。通孔16cは弾性部材16の内部空間16dと第2蓋体側凹部78とを連通する。
弾性部材16は、未変形状態にあるときより側壁部16bの外径が縮径して弾性変形した状態で、第1蓋体側凹部76内に嵌め込まれる。弾性部材16は、第1蓋体側凹部76内に圧入された状態で嵌め込まれることになる。これにより、弾性部材16には自らの側壁部16bを第1蓋体側凹部76に押し付けるような復元力が生じている。この復元力により、弾性部材16は、蓋体14に着脱可能に装着される。
フィルタ20は、弾性部材16の通孔16cを覆い塞ぐように弾性部材16の頂壁部16aの外面に接着等により取り付けられる。これにより、通気路18の途中位置に通気路18を横断するようにフィルタ20が配置される。フィルタ20の機能、素材は第1実施形態と同様である。
図13は図9の弾性部材16の一部の拡大図である。
弾性部材16の側壁部16bのブリーザ本体12側の先端部16eはブリーザ本体12側に向かうにつれて肉厚が薄くなるように形成される。弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12の第3突出部68と蓋体14の第1蓋体側凹部76との間に挟まれる。
詳しくは、弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12の第3突出部68の外周面と、第1蓋体側凹部76の内周面との間に径方向Yに挟まれる。これにより、弾性部材16の先端部16eは、蓋体14を径方向Yの外周側に付勢する。このように構成するうえで、ブリーザ本体12は、弾性部材16に対して径方向Yの内周側から接触する第1本体側接触面46aを有し、蓋体14は、弾性部材16に対して径方向Yの外周側から接触する第1蓋体側接触面48aを有する。
また、弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12の第3突出部68の大径部分68aの先端面と、第1蓋体側凹部76の底面との間に軸方向Xに挟まれる。これにより、弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12から離れる方向(軸方向Xの上側)に蓋体14を付勢する。このように構成するうえで、ブリーザ本体12は弾性部材16の先端部16eに対して下側から接触する第2本体側接触面46bを有し、蓋体14は弾性部材16の先端部16eに対して上側から接触する第2蓋体側接触面48bを有する。
以上のように、本実施形態のエアブリーザ10でも、ブリーザ本体12と蓋体14との間に挟まれる弾性部材16を備えるため、前述の(A1)、(A2)で説明した内容と同様の作用効果を得られる。
また、弾性部材16は、ブリーザ本体12の第3突出部68と蓋体14の第1蓋体側凹部76との間に配置される。よって、ブリーザ本体12に対して蓋体14を取り付けるとき、第1蓋体側凹部76内に弾性部材16を配置した状態で作業すれば、弾性部材16が第1蓋体側凹部76内から離脱し難くなり、良好な作業性を得られる。特に、弾性部材16が第1蓋体側凹部76内に嵌め込まれているので、弾性部材16が第1蓋体側凹部76内から一層離脱し難くなり、より良好な作業性を得られる。
また、弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12の第3突出部68の外周面と、蓋体14の第1蓋体側凹部76の内周面との間に挟まれることにより、蓋体14を径方向Yの外周側に付勢する。これにより、ブリーザ本体12に対する蓋体14の径方向Yでの移動が弾性部材16による付勢力により抑えられ、蓋体14の径方向Yでのガタつきを防止できる。
また、弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12の第3突出部68の先端面と、蓋体14の第1蓋体側凹部76の底面との間に挟まれることにより、ブリーザ本体12から離れる方向(軸方向Xの上側)に蓋体14を付勢する。これにより、ブリーザ本体12に対する蓋体14の軸方向Xでの移動が弾性部材16による付勢力により抑えられ、蓋体14の軸方向Xでのガタつきを防止できる。
また、フィルタ20は通孔16cを覆い塞ぐように弾性部材16に取り付けられている。よって、ブリーザ本体12や蓋体14に対してフィルタ20を取り付けるための弾性部材16の他の専用品が不要となり、エアブリーザ10の部品点数を抑えられる。
次に、通気路18を説明する。
図9に示すように、通気路18は、第1実施形態と同様、ブリーザ本体12の内部に形成される内側通路52と、ブリーザ本体12と蓋体14との間に形成される外側通路54とを有する。
外側通路54は、機器100の外部空間114側から内部空間112側にかけて、ブリーザ本体12の第5突出部72と蓋体14の外周壁部32との間の第4空間54dと、蓋体14の第4突出部74とブリーザ本体12の第5突出部72との間の第5空間54eと、第2蓋体側凹部78の内部空間と、弾性部材16内の内部空間とを有する。
弾性部材16内の内部空間は、前述の通り、弾性部材16の通孔16cを通して蓋体14の第2蓋体側凹部78の内部空間と連通する。蓋体14の第4突出部74の内周側部分74aには、第2蓋体側凹部78の内部空間と本体側凹部70の内部空間とを連通する第1切欠74cが周方向の一部に形成される。第1切欠74cも外側通路54の一部となる。第1切欠74cは、第2蓋体側凹部78の内部空間と、第4突出部74の径方向外側の第5空間54eとを間接的に連通する。
第1切欠74cは、弾性部材16の内部空間16dと本体側凹部70の内部空間とを連通していることにもなる。このとき、弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12の第3突出部68と第1蓋体側凹部76との間に挟まれることにより、これらの間を液密に封止している。よって、弾性部材16の内部空間112と本体側凹部70の内部空間112との間は、弾性部材16の通孔16cを通る経路でのみ連通し、それ以外の箇所を通る経路での流体の流れが制限された状態になる。
本体側凹部70の内部空間は、蓋体14の第4突出部74の外周側部分74bと、ブリーザ本体12の本体側凹部70の開口縁部70aとの間を通して、前述の第5空間54eと連通する。
第5突出部72には、第5突出部72の径方向外側の第4空間54dと、内側の第5空間54eとを連通する第2切欠72aが周方向の一部に形成される。第2切欠72aは外側通路54の一部となる。
第4突出部74は筒状であるため、外部空間114側から内部空間112側に向かう液体を堰き止め易くなる。また、第4突出部74には第1切欠74cがあるため、第4突出部74により液体を堰き止めつつも通気経路を第1切欠74cにより確保できる。
第5突出部72は筒状であるため、外部空間114側から内部空間112側に向かう液体を堰き止め易くなる。また、第5突出部72には第2切欠72aがあるため、第5突出部72により液体を堰き止めつつも通気経路を第2切欠72aにより確保できる。
図14は図9のB−B線断面図である。本図では弾性部材16、フィルタ20を省略して示す。ブリーザ本体12の軸方向Xから見た場合を考える。このとき、第4突出部74の第1切欠74cは、周方向に等角度(本例では180°)ずれた位置に設けられる。また、第5突出部72の第2切欠72aは、周方向に等角度(本例では180°)ずれた位置に設けられる。第1切欠74cと第2切欠72aとは、周方向に90°ずれた位置に設けられる。言い換えると、第1切欠74cと第2切欠72aとは、周方向位置が中心軸線CLから離れる方向に重ならないように設けられる。これにより、通気路18の外側通路54が入り組んだ形状となり、外部空間114側から内部空間112側に向かう液体を堰き止め易くなる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
機器100は、動力伝達装置となる減速機を説明した。機器100は、これに限られず、例えば、車両用ECU(Electric Control Unit)ボックスやランプボックス等でもよい。
弾性部材16は弾性体を環状に連ねたOリングでなくともよく、例えば、線状又はブロック状の弾性体でもよい。また、弾性部材16は蓋体14を軸方向X及び径方向Yの両方に付勢する例を説明したが、いずれか一方のみに蓋体14を付勢してもよい。
ブリーザ本体12及び蓋体14は、蓋体側連結部36が本体側連結部34に係止されることにより着脱可能に連結される例を説明した。この他にも、本体側連結部34が蓋体側連結部36に係止されることにより着脱可能に連結されてもよい。この場合、たとえば、本体側連結部34が爪部36bを有し、蓋体側連結部36が孔部34aを有し、その爪部36bが孔部34aの周縁部に係止されていればよい。
また、蓋体側連結部36と本体側連結部34は、蓋体側連結部36及び本体側連結部34の一方が他方に対して係止されることにより連結される例を説明した。しかし、これらの連結態様は特に限定されるものではなく、例えば、ねじ、ボルトナット、かしめ金具等の留め具を用いて連結されてもよい。
また、第1突出部44はブリーザ本体12から蓋体14側に向けて突出する例を説明した。この他にも、蓋体14の下面からブリーザ本体12側に向けて突出してもよい。つまり、ブリーザ本体12及び蓋体14の一方は他方に向けて突出する第1突出部44を有していればよい。いずれの場合でも第1突出部44の先端部に弾性部材16が配置される配置部46が設けられてもよい。
また、第2突出部50は、ブリーザ本体12から蓋体14側に向けて突出する例を説明した。この他にも、蓋体14の下面からブリーザ本体12側に向けて突出してもよい。この場合も、第2突出部50は第1突出部44よりもブリーザ本体12側に近い位置まで突出する。つまり、ブリーザ本体12及び蓋体14の一方は、ブリーザ本体12及び蓋体14の他方側に第1突出部44よりも近い位置まで突出する第2突出部50を有していればよい。
また、蓋体14は、第2突出部50の外内の空間を連通する凹部58を有する例を説明した。この他にも、蓋体14が第2突出部50を有する場合、ブリーザ本体12が第2突出部50の外内の空間を連通する凹部58を有してもよい。つまり、ブリーザ本体12及び蓋体14の一方が第2突出部50を有する場合、他方が第2突出部50の外内を連通する凹部58を有していればよい。
第2突出部50は第1突出部44に対してブリーザ本体12の軸部24の径方向内側に間隔を空けて配置される例を説明したが、径方向外側に間隔を空けて配置されてもよい。また、第1突出部44、第2突出部50は筒状でなくともよい。
フィルタ20はなくともよい。また、フィルタ20は、液体を遮る機能がないもの、例えば、スポンジ等でもよい。
10…エアブリーザ、12…エアブリーザ本体、14…蓋体、16…弾性部材、18…通気路、20…フィルタ、22…キャップ、34…本体側連結部、36…蓋体側連結部、42…筒状部、44…第1突出部、46…配置部、50…第2突出部、56…切欠、58…凹部、62…離脱規制部、100…機器、110…開口部。

Claims (14)

  1. 機器の開口部に装着されるエアブリーザ本体と、
    前記エアブリーザ本体に装着される蓋体と、を備え、
    前記エアブリーザ本体及び前記蓋体は金属製であり、
    前記エアブリーザ本体と前記蓋体との間に挟まれる弾性部材を更に備え
    前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の一方は他方に向けて突出する第1突出部を有し、
    前記第1突出部の先端部には前記弾性部材が配置される配置部が設けられることを特徴とするエアブリーザ。
  2. 前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の一方は、前記第1突出部よりも前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方側に近い位置まで突出する第2突出部を有することを特徴とする請求項に記載のエアブリーザ。
  3. 前記第2突出部は筒状であり、
    前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方は、前記第2突出部の径方向外側と内側の空間を連通する凹部を有することを特徴とする請求項に記載のエアブリーザ。
  4. 前記第1突出部は筒状であり、該第1突出部の径方向外側と内側の空間を連通する切欠が周方向の一部に形成されることを特徴とする請求項からのいずれかに記載のエアブリーザ。
  5. 前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の一方は、前記第1突出部よりも前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方側に近い位置まで突出する筒状の第2突出部を有し、
    前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方は、前記第2突出部の径方向外側と内側の空間を連通する凹部を有し、
    前記切欠と、前記凹部が前記第2突出部を径方向にまたぐ位置とは、周方向にずれた位置に設けられることを特徴とする請求項に記載のエアブリーザ。
  6. 機器の開口部に装着されるエアブリーザ本体と、
    前記エアブリーザ本体に装着される蓋体と、を備え、
    前記エアブリーザ本体及び前記蓋体は金属製であり、
    前記エアブリーザ本体と前記蓋体との間に挟まれる弾性部材を更に備え
    前記エアブリーザ本体は、前記機器の内部空間と外部空間を連通する通気路の一部が内部に形成される筒状部を有し、
    前記通気路の一部となる通孔を有し、前記筒状部に着脱可能に装着されるキャップと、
    前記通孔を覆い塞ぐように前記キャップに取り付けられ、前記通気路を通る空気を通す一方で液体を遮るフィルタとを更に備えることを特徴とするエアブリーザ。
  7. 前記蓋体は、前記キャップに向けて突出し、前記筒状部からの前記キャップの離脱を規制する離脱規制部を有することを特徴とする請求項に記載のエアブリーザ。
  8. 機器の開口部に装着されるエアブリーザ本体と、
    前記エアブリーザ本体に装着される蓋体と、を備え、
    前記エアブリーザ本体及び前記蓋体は金属製であり、
    前記エアブリーザ本体と前記蓋体との間に挟まれる弾性部材を更に備え
    前記エアブリーザ本体は、前記蓋体に向けて突出する第3突出部を有し、
    前記蓋体は、前記エアブリーザ本体に向けて突出する筒状の第4突出部と、当該第4突出部に囲まれた第1蓋体側凹部と、を有し、
    前記弾性部材は、前記第3突出部と前記第1蓋体側凹部との間に配置されることを特徴とするエアブリーザ。
  9. 前記第1蓋体側凹部の底面には第2蓋体側凹部が形成され、
    前記第4突出部には、前記第2蓋体側凹部の内部空間と前記第4突出部の径方向外側の空間とを連通する第1切欠が形成されることを特徴とする請求項に記載のエアブリーザ。
  10. 前記エアブリーザ本体は、前記第3突出部の径方向外側に設けられ、前記蓋体に向けて突出する筒状の第5突出部を有し、
    前記第5突出部には、径方向外側と内側の空間を連通する第2切欠が形成され、
    前記第1切欠と前記第2切欠とは、周方向にずれた位置に設けられることを特徴とする請求項に記載のエアブリーザ。
  11. 前記弾性部材は、前記機器の内部空間と外部空間を連通する通気路の一部となる通孔を有し、
    前記通孔を覆い塞ぐように前記弾性部材に取り付けられ、前記通気路を通る空気を通す一方で液体を遮るフィルタを更に備えることを特徴とする請求項から10のいずれかに記載のエアブリーザ。
  12. 前記エアブリーザ本体は、本体側連結部を有し、
    前記蓋体は、前記本体側連結部に連結される蓋体側連結部を有し、
    前記弾性部材は、前記エアブリーザ本体から離れる方向に前記蓋体を付勢することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のエアブリーザ。
  13. 前記エアブリーザ本体と前記蓋体は、前記本体側連結部及び前記蓋体側連結部の一方が他方に対して係止されることにより着脱可能に連結されることを特徴とする請求項12に記載のエアブリーザ。
  14. 前記弾性部材は、前記開口部の中心軸線に対して直交する方向に前記蓋体を付勢すること請求項1から13のいずれかに記載のエアブリーザ。
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