JP6542109B2 - エアブリーザ - Google Patents
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Description
図1は第1実施形態のエアブリーザ10の装着対象となる機器100を示す側面断面図である。
本実施形態の機器100は減速機である。機器100は、機器100の外殻となる筐体102の内部に、遊星歯車減速機構等の減速機構104を収めている。機器100は、モータ106に連結されて用いられ、モータ106から伝達される動力を減速機構104により減速して出力軸108から出力する。機器100の内部には潤滑剤が封入されている。
機器100は筐体102に通気用の開口部110(以下、機器開口部110という)を有する。機器開口部110は、機器100の内部の潤滑剤の出し入れにも用いられる。
ブリーザ本体12は、図2、図3に示すように、機器開口部110に挿通される軸部24と、機器100の外部空間114に配置される頭部26とを有する。以下、機器開口部110の中心軸線CLに沿った方向を軸方向Xとし、その中心軸線CLに直交する方向を径方向Yとして、各構成要素の位置関係を説明する。機器開口部110の中心軸線CLはブリーザ本体12の軸部24の中心軸線でもある。また、エアブリーザ10の軸方向Xの一方側となる外部空間114側を上側(図中上側)とし、他方側となる内部空間112側を下側(図中下側)とする。
蓋体14は、図2、図4に示すように、有底筒状を呈し、ブリーザ本体12から軸方向Xに離れる側(軸方向Xの上側)からブリーザ本体12を覆う天壁部30と、天壁部30の外周部に接続される外周壁部32とを有する。外周壁部32はブリーザ本体12の一部となる第1突出部44や第2突出部50(いずれも後述する)を径方向Y外側から覆う。
ブリーザ本体12は、図2、図3、図5に示すように、つば部28の外周部に二つの本体側連結部34を有する。本体側連結部34はつば部28を貫通する孔部34aを有する。
蓋体14は、図2、図4、図6に示すように、外周壁部32の先端部に本体側連結部34に連結される二つの蓋体側連結部36を有する。蓋体側連結部36は、ブリーザ本体12に向けて軸方向Xに突出する腕部36aと、腕部36aの先端部に形成される爪部36bとを有する。腕部36aは本体側連結部34の孔部34aに挿通され、爪部36bは本体側連結部34の孔部34aの周縁部に係止される。ブリーザ本体12及び蓋体14は、蓋体側連結部36の爪部36bが、本体側連結部34の孔部34aの周縁部に係止されることにより着脱可能に連結される。
第1蓋体側接触面48aのブリーザ本体12側の端部には、図2、図6に示すように、ブリーザ本体12側に軸方向Xに向かうにつれて弾性部材16から離れる方向に傾斜するガイド面48dが形成される。ガイド面48dはブリーザ本体12側に向かって凸となる円弧状に形成される。ガイド面48dは、ブリーザ本体12に対して蓋体14を軸方向Xに近づけるように相対移動させることで蓋体14及びブリーザ本体12を連結させるとき、ブリーザ本体12の配置部46に配置される弾性部材16と接触する。このとき、弾性部材16は、蓋体14の相対移動量が大きくなるほど、ガイド面48d及び第2蓋体側接触面48bとの接触により第2本体側接触面46bに近づく方向(径方向Y)に押し潰される。これにより、蓋体14をブリーザ本体12に連結させつつ、蓋体14とブリーザ本体12との間で弾性部材16を径方向Yに挟み易くなる。
通気路18は、機器100の内部空間112に連通され、ブリーザ本体12の内部に形成される内側通路52と、機器100の外部空間114に連通され、ブリーザ本体12と蓋体14との間に形成される外側通路54とを有する。
外側通路54は、図2、図7、図8に示すように、機器100の外部空間114側から内部空間112側にかけて、第1突出部44の径方向外側の第1空間54aと、第1突出部44と第2突出部50の間の第2空間54bと、収容凹部40内の第3空間54cとを順に有する。
キャップ22は、図2に示すように、ブリーザ本体12の筒状部42に被せられるキャップ本体60と、キャップ本体60の通孔60c(後述する)を覆い塞ぐ膜状のフィルタ20とを備える。キャップ本体60は、有底筒状を呈し、筒状部42の先端開口を上側から覆う頂壁部60aと、筒状部42を外周側から覆う筒状の側壁部60bとを有する。頂壁部60aには、ブリーザ本体12の収容凹部40の内部空間と筒状部42の内部空間とを連通し、通気路18の一部となる通孔60cが形成される。
図9は第2実施形態のエアブリーザ10の側面断面図であり、図10はエアブリーザ10の正面断面図である。
第2実施形態のブリーザ本体12、蓋体14及び弾性部材16は、第1実施形態と比べて、種々の点で相違している。また、第1実施形態ではフィルタ20がキャップ22に取り付けられる例を説明したが、第2実施形態ではフィルタ20が弾性部材16に取り付けられる。以下、これらの詳細を説明する。
図9、図11に示すように、ブリーザ本体12は、第1実施形態と同様、軸部24と、頭部26と、本体側連結部34とを備える。また、ブリーザ本体12は、ブリーザ本体12の上面38の中央から蓋体14に向けて突出する第3突出部68と、第3突出部68を外周側から取り囲む本体側凹部70とを有する。
図9、図10、図12に示すように、蓋体14は、第1実施形態と同様、天壁部30と、外周壁部32と、蓋体側連結部36とを備える。また、蓋体14は、蓋体14の下面48からブリーザ本体12側に向けて軸方向Xに突出する第4突出部74と、第4突出部74に囲まれた第1蓋体側凹部76と、第1蓋体側凹部76の底面に形成される第2蓋体側凹部78とを有する。
弾性部材16の側壁部16bのブリーザ本体12側の先端部16eはブリーザ本体12側に向かうにつれて肉厚が薄くなるように形成される。弾性部材16の先端部16eは、ブリーザ本体12の第3突出部68と蓋体14の第1蓋体側凹部76との間に挟まれる。
図9に示すように、通気路18は、第1実施形態と同様、ブリーザ本体12の内部に形成される内側通路52と、ブリーザ本体12と蓋体14との間に形成される外側通路54とを有する。
Claims (14)
- 機器の開口部に装着されるエアブリーザ本体と、
前記エアブリーザ本体に装着される蓋体と、を備え、
前記エアブリーザ本体及び前記蓋体は金属製であり、
前記エアブリーザ本体と前記蓋体との間に挟まれる弾性部材を更に備え、
前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の一方は他方に向けて突出する第1突出部を有し、
前記第1突出部の先端部には前記弾性部材が配置される配置部が設けられることを特徴とするエアブリーザ。 - 前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の一方は、前記第1突出部よりも前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方側に近い位置まで突出する第2突出部を有することを特徴とする請求項1に記載のエアブリーザ。
- 前記第2突出部は筒状であり、
前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方は、前記第2突出部の径方向外側と内側の空間を連通する凹部を有することを特徴とする請求項2に記載のエアブリーザ。 - 前記第1突出部は筒状であり、該第1突出部の径方向外側と内側の空間を連通する切欠が周方向の一部に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエアブリーザ。
- 前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の一方は、前記第1突出部よりも前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方側に近い位置まで突出する筒状の第2突出部を有し、
前記エアブリーザ本体及び前記蓋体の他方は、前記第2突出部の径方向外側と内側の空間を連通する凹部を有し、
前記切欠と、前記凹部が前記第2突出部を径方向にまたぐ位置とは、周方向にずれた位置に設けられることを特徴とする請求項4に記載のエアブリーザ。 - 機器の開口部に装着されるエアブリーザ本体と、
前記エアブリーザ本体に装着される蓋体と、を備え、
前記エアブリーザ本体及び前記蓋体は金属製であり、
前記エアブリーザ本体と前記蓋体との間に挟まれる弾性部材を更に備え、
前記エアブリーザ本体は、前記機器の内部空間と外部空間を連通する通気路の一部が内部に形成される筒状部を有し、
前記通気路の一部となる通孔を有し、前記筒状部に着脱可能に装着されるキャップと、
前記通孔を覆い塞ぐように前記キャップに取り付けられ、前記通気路を通る空気を通す一方で液体を遮るフィルタとを更に備えることを特徴とするエアブリーザ。 - 前記蓋体は、前記キャップに向けて突出し、前記筒状部からの前記キャップの離脱を規制する離脱規制部を有することを特徴とする請求項6に記載のエアブリーザ。
- 機器の開口部に装着されるエアブリーザ本体と、
前記エアブリーザ本体に装着される蓋体と、を備え、
前記エアブリーザ本体及び前記蓋体は金属製であり、
前記エアブリーザ本体と前記蓋体との間に挟まれる弾性部材を更に備え、
前記エアブリーザ本体は、前記蓋体に向けて突出する第3突出部を有し、
前記蓋体は、前記エアブリーザ本体に向けて突出する筒状の第4突出部と、当該第4突出部に囲まれた第1蓋体側凹部と、を有し、
前記弾性部材は、前記第3突出部と前記第1蓋体側凹部との間に配置されることを特徴とするエアブリーザ。 - 前記第1蓋体側凹部の底面には第2蓋体側凹部が形成され、
前記第4突出部には、前記第2蓋体側凹部の内部空間と前記第4突出部の径方向外側の空間とを連通する第1切欠が形成されることを特徴とする請求項8に記載のエアブリーザ。 - 前記エアブリーザ本体は、前記第3突出部の径方向外側に設けられ、前記蓋体に向けて突出する筒状の第5突出部を有し、
前記第5突出部には、径方向外側と内側の空間を連通する第2切欠が形成され、
前記第1切欠と前記第2切欠とは、周方向にずれた位置に設けられることを特徴とする請求項9に記載のエアブリーザ。 - 前記弾性部材は、前記機器の内部空間と外部空間を連通する通気路の一部となる通孔を有し、
前記通孔を覆い塞ぐように前記弾性部材に取り付けられ、前記通気路を通る空気を通す一方で液体を遮るフィルタを更に備えることを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載のエアブリーザ。 - 前記エアブリーザ本体は、本体側連結部を有し、
前記蓋体は、前記本体側連結部に連結される蓋体側連結部を有し、
前記弾性部材は、前記エアブリーザ本体から離れる方向に前記蓋体を付勢することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のエアブリーザ。 - 前記エアブリーザ本体と前記蓋体は、前記本体側連結部及び前記蓋体側連結部の一方が他方に対して係止されることにより着脱可能に連結されることを特徴とする請求項12に記載のエアブリーザ。
- 前記弾性部材は、前記開口部の中心軸線に対して直交する方向に前記蓋体を付勢すること請求項1から13のいずれかに記載のエアブリーザ。
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