JP4603739B2 - モータ式駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、例えば、洗濯機や食洗機等の貯水槽用の排水弁を開閉するための駆動源として好適に採用され得るモータ式駆動装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、中心軸回りの所定角度範囲で回動可能に配設された出力部材に対して、電気モータによる回転駆動力を減速歯車列等の減速手段を介して及ぼしめて、出力部材に連結される駆動対象を初期位置から作動位置に向かって、初期位置への返戻方向に及ぼされる付勢力に抗して駆動変位せしめると共に、かかる駆動対象を作動位置へ保持せしめ、更に駆動対象の作動位置から初期位置への返戻作動を許容するモータ式駆動装置が知られており、例えば、家庭用洗濯機や食洗機における排水弁、換気扇のシャッタ等を駆動対象として、それらを開閉作動せしめる駆動源としての利用が検討されている。
【0003】
ところで、家庭用電化製品等では、近年の静音化の要求に対応して作動音を如何に抑えるかが重要なポイントとなってきており、家庭用洗濯機や食洗機,換気扇等に用いられるモータ式駆動装置においても、駆動対象である排水弁やシャッタ等の作動音を抑えるために、洗濯槽のブレーキ作動と連動せしめられる排水弁等のように作動位置から初期位置への返戻作動に緊急性が要求されるような場合を除いて、駆動対象の返戻作動の速度を抑えて緩やかな作動を実現せしめることが要求されるようになってきた。
【0004】
ところが、従来では、駆動対象の返戻作動の速度を簡易な構造で抑えるようにしたモータ式駆動装置が提案されておらず、特に、電気モータへの通電状態を維持することによって駆動対象を初期位置から作動位置に駆動変位せしめると共に該作動位置へ保持し続ける一方、電気モータへの通電を中止することによって駆動対象が作動位置から初期位置に返戻作動せしめられるようにした、単純なオン/オフ作動タイプのモータ式駆動装置において、駆動対象の穏やかな返戻作動を簡単な構造で実現せしめ得るものは、未だ、実現されてはいなかったのである。
【0005】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、初期位置に向かう付勢力が及ぼされた駆動対象を電気モータへの通電によって初期位置から作動位置に駆動変位させて該作動位置に保持し続けると共に、電気モータへの通電の中止によって駆動対象の付勢力に基づく初期位置への返戻作動を許容するようにしたモータ式駆動装置において、駆動対象の返戻時における緩やかな作動を実現せしめ得る、新規な構造のモータ式駆動装置を提供することにある。
【0006】
【解決手段】
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される各構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用することが出来る。また、本発明の態様および技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
【0007】
すなわち、モータ式駆動装置に関する本発明の第一の態様は、(a)通電により一方向に回転作動せしめられるロータピニオンを備えた電気モータと、(b)中心軸回りの所定角度範囲で往復回動可能に配設されて、所定の駆動対象が連結されると共に、回動方向の一端側に設定された初期位置に向かう付勢力が及ぼされる回動式出力部材と、(c)該電気モータのロータピニオンに噛合されて、該電気モータの回転駆動力を前記回動式出力部材に及ぼしめて、該回動式出力部材を前記初期位置に向かう付勢力に抗して該初期位置と反対の回動方向他端側に向かって回動せしめる減速歯車列と、(d)該減速歯車列による前記回動式出力部材への駆動力の伝達経路上に設けられて、該回動式出力部材が前記初期位置と反対の回動方向他端側に設定された作動位置に達した際に、前記電気モータにおいて回転作動し続ける前記ロータピニオンから該回動式出力部材への回転駆動力の伝達をコントロールして、該回動式出力部材を前記初期位置に戻る方向の付勢力に抗して該作動位置に保持せしめる回動位置保持手段と、(e)前記減速歯車列において前記電気モータのロータピニオンと共に回転せしめられる主動側軸と従動側軸を、同一中心軸上で相対回転可能に配設すると共に、該従動側軸に巻き付けた第一の連結コイルスプリングの一端部を該主動側軸に係止して、該主動側軸の該電気モータによる回転駆動力を該従動側軸に巻き締められた該第一の連結コイルスプリングによって該従動側軸に伝達せしめる一方、該第一の連結コイルスプリングの他端部を自由回転可能な第一のフライホイルに係止して、前記電気モータの作動停止により該主動側軸の回転が停止した際に該第一のフライホイルの慣性回転に基づいて該第一の連結コイルスプリングを該従動側軸から緩ませて該主動側軸に対する該従動側軸の相対回転を許容するクラッチ手段と、(f)前記第一のフライホイルに対して、前記主動側軸による回転駆動方向での回転作動時よりも、それと反対方向の回転作動時において大きな回転抵抗力を及ぼすワンウェイタイプの抵抗手段とを、有することを、特徴とする。
【0008】
このような本態様に従う構造とされたモータ式駆動装置においては、電気モータへの通電により、電気モータの回転駆動力が減速歯車列とクラッチ手段を介して回動式出力部材に及ぼされて、駆動対象の連結された回動式出力部材が初期位置から作動位置に向かって駆動変位せしめられると共に、回動位置保持手段により該作動位置に保持せしめられることとなる。また一方、かかる状態下で電気モータへの通電を中止することにより、クラッチ手段における第一のフライホイルの慣性回転に基づいて該クラッチ手段が断状態とされて、電気モータのディテントトルクの回動式出力部材への伝達が解除され、回動式出力部材が作動位置から初期位置に向かう付勢力によって返戻作動せしめられることとなる。
【0009】
そこにおいて、第一のフライホイルは、ワンウェイタイプの抵抗手段の回転抵抗力に基づいて断状態に長時間に亘って、或いは電気モータからの回転駆動力が再び及ぼされるまでの間、連続的に保持され得ることから、回動式出力部材が比較的に長い時間をかけて緩やかに低速で返戻作動することも許容され得るのであり、その結果、回動式出力部材の返戻作動完了時の当接音や衝撃等を抑えることが可能となるのである。
【0010】
なお、本態様において採用される電気モータは、特に限定されるものでなく、従来から公知のDCモータの他、同期モータや誘導モータ等のACモータが、何れも採用可能である。また、回動式出力部材は、電気モータから及ぼされる回転駆動力を駆動対象に要求される直線方向の駆動力や回転方向の駆動力等として出力し得る各種構造のものが、駆動対象に応じて採用されることとなり、例えば中心軸回りに回動せしめれられる円板やプーリ、アームなどが適宜に採用され得る。更にまた、減速歯車列は、採用する電気モータの出力や駆動対象の駆動に要求される作動力や速度、更には許容される配設スペースなどを考慮して、歯車列の段数やギヤ比などが任意に設定可能であることは、勿論である。
【0011】
また、本発明の第二の態様は、前記第一の態様に従う構造とされたモータ式駆動装置において、前記クラッチ手段により前記主動側軸に対する前記従動側軸の相対回転が許容されて、前記付勢力による前記回動式出力部材が前記初期位置に返戻作動せしめられる際に、該回動式出力部材の返戻作動に抵抗力を及ぼす返戻作動抵抗手段を設けたことを、特徴とする。このような本態様においては、回動式出力部材の返戻作動の速度を抑えるための抵抗手段が組み込まれることから、例えば回動式出力部材に連結された駆動対象等によって及ぼされる返戻方向の付勢力が大きい場合にも、駆動対象側にオイルダンパ等の返戻速度調節手段を別途設けることなく、回動式出力部材の返戻作動を緩やかに行わせることが可能となるのである。なお、本態様における抵抗手段は、例えば、後述する本発明の第三の態様に係る第二の連結コイルスプリングを利用して摺動型の抵抗手段を構成したり、或いは、減速歯車列によって回転作動せしめられる遠心力を利用したガバナ機構からなる摺動型の抵抗手段を構成すること等によって、有利に実現され得る。
【0012】
また、本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に従う構造とされたモータ式駆動装置において、前記回動式出力部材を、前記減速歯車列の最終歯車軸に対して中心軸回りに相対回動可能に組み付けると共に、該最終歯車軸に第二の連結コイルスプリングを外挿せしめて、該第二の連結コイルスプリングの一端部を該回動式出力部材に係止することにより、該最終歯車軸の該回転駆動力を該最終歯車軸に巻き締められた該第二の連結コイルスプリングによって該回動式出力部材に伝達せしめると共に、該回動式出力部材が前記作動位置に達した際に該第二の連結コイルスプリングの他端部が当接せしめられる当接部を設け、該当接部への該第二の連結コイルスプリングの他端部の当接により該第二の連結コイルスプリングを該最終歯車軸から緩ませて、連続回転せしめられる該最終歯車軸に対して該回動式出力部材を連続的に継断せしめて該回動式出力部材が該作動位置に保持されるようにすることにより前記回動位置保持手段を構成したことを、特徴とする。このような本態様においては、通電状態に維持された電気モータによって連続回転せしめられる最終歯車軸の回転駆動力を、回動式出力部材に対して、該回動式出力部材を作動位置に保持せしめるための保持力として有利に及ぼしめる機構が、少ない部品点数と簡単な構造によって実現され得るのである。
【0013】
また、本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れかの態様に従う構造とされたモータ式駆動装置において、前記第一のフライホイルから伝達される回転駆動力によって該第一のフライホイルと共に回転せしめられる第二のフライホイルを設けると共に、該第二のフライホイルの回転中心軸に対してねじりコイルばねを巻き付けて、該ねじりコイルばねの一端部を該第二のフライホイルの回転中心軸を支持する固定部材に係止することによって構成されて、前記主動側軸による回転駆動方向での回転を許容するが、それと反対方向の回転を該ねじりコイルばねが該第二のフライホイルの回転中心軸に巻き締められることにより阻止するワンウェイクラッチによって前記ワンウェイタイプの抵抗手段を構成したことを、特徴とする。このような本態様においては、ねじりコイルばねの締付力による回転抵抗力が、第一のフライホイルに対して慣性回転せしめられた位置から戻り方向への抵抗力として及ぼされるのであり、それ故、クラッチ手段を長い時間に亘って断状態に維持するためのワンウエイタイプの抵抗手段が、少ない部品点数と簡単な構造で有利に実現され得るのである。また、本態様に係るモータ式駆動装置においては、第一のフライホイルと連動回転せしめられる第二のフライホイルが並設されることにより、第一のフライホイルに対して、少ないスペースで大きな慣性力を容易に設定することが可能となる。更にまた、本態様においては、互いに反対方向に回転せしめられることにより慣性力を発揮する第一のフライホイルと第二のフライホイルを採用したことにより、洗濯機等の振動が及ぼされる場合における特定回転方向への共振現象に起因する作動不良が軽減乃至は回避されて、作動の安定化が図られ得るといった利点もある。
【0014】
さらに、前記第一乃至第四の態様を含む、本発明に従う構造とされたモータ式駆動装置は、例えば、洗濯機や食洗機における貯水槽の排水弁を開閉操作せしめるための駆動装置や、換気扇のシャッタを開閉操作せしめるための駆動装置として、特に好適に採用されることとなり、それによって、連続的な通電によって排水弁やシャッタを開作動させて開作動位置に保持せしめると共に、通電を中止することによって排水弁やシャッタを緩やかに閉作動させることが可能となり、作動音の低減が効果的に実現され得るのである。
【0015】
【発明の実施形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0016】
先ず、図1乃至4には、本発明の一実施形態としての洗濯機における排水弁の開閉駆動用のモータ式駆動装置10が示されている。このモータ式駆動装置10は、洗濯機本体に取りつけられる中空箱体構造のハウジング12を有しており、電気モータ14,減速歯車列16,回動式出力部材としての出力部材18が、ハウジング12に組み込まれている。そして、電気モータ14の回転駆動力を減速歯車列16を介して出力部材18に伝達し、出力部材18を中心軸回りで一方向に回転駆動せしめることにより、出力部材18を、付勢力に抗して回転駆動せしめるようになっている。なお、以下の説明において、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向をいうものとする。
【0017】
より詳細には、ハウジング12は、全体として略箱形状を有するハウジング本体20と、ハウジング本体20の開口部に重ね合せられて該開口部を覆蓋する蓋体22から構成されており、それらハウジング本体20と蓋体22が相互に固着されることにより、中空箱体構造をもって形成されている。また、ハウジング本体20の底部には、段差部が設けられており、ハウジング本体20の一部が深底部とされていると共に、かかる深底部には、電気モータ14が収容配置されている。
【0018】
この電気モータ14は、交流同期モータであって、ロータ24と円環形状のコイル26が巻回されたステータ28を備えている。ロータ24は、円環ブロック形状の永久磁石30に出力軸32が固定された構造とされており、出力軸32の中心孔34において、ステータ28の中心軸上に立設されたロータ支軸36に回転可能に外挿されている。また、出力軸32には、係止爪38が設けられており、かかる係止爪38の近くには、係止爪38に対してロータ24の回転方向一方向で係止される係止部材40が一軸回りで揺動可能に配設されている。そして、これら係止爪38と係止部材40によって、ロータ24の回転方向を規定する逆転防止機構が構成されている。また、永久磁石30の外周面には、周方向に交互に複数対のN磁極とS磁極が設定されている。
【0019】
一方、コイル26は、電気絶縁材で形成されて糸巻き形状を有するボビン42に対してワイヤが巻回された構造とされている。また一方、ステータ28は、それぞれ強磁性材からなる上側ステータ部材44と下側ステータ部材46によって構成されている。上側ステータ部材44は、全体として薄肉円環板形状を有しており、その内周縁部には、周方向に所定距離を隔てて複数の突出部48が形成されており、それぞれ、軸方向一方(図1中の下方)の側に屈曲されている。一方、下側ステータ部材46は、全体として浅底の有底円筒形状を有しており、底壁部から切り起こされた複数の突出片50が、同一円周上で周方向に所定距離を隔てて突設されている。そして、これら上側ステータ部材44と下側ステータ部材46がコイル26を上下に挟むようにして固定的に組み付けられることによって、ステータ28がコイル26に固定されており、かかる固定状態下において、上側ステータ部材44に設けられた複数の突出部48と下側ステータ部材46に設けられた複数の突出片50は、コイル26の内周面上において、周方向で相互に離隔して同一円周上に位置せしめられている。このようにコイル26の内周面上において、周方向に所定距離を隔てて位置せしめられた上側ステータ部材44の複数の突出部48と下側ステータ部材46の複数の突出片50によって、複数の磁極部が形成されており、それら複数の磁極部がロータ24の外周面に設けられた磁極に対して径方向で離隔して対向位置せしめられている。これにより、コイル26への通電によって、ステータ28とロータ24の両磁極部間に作用する磁力の作用に基づいてロータ24に回転駆動力が及ぼされるようになっている。
【0020】
また、減速歯車列16は、クラッチ手段としての回転力継断機構52,1番車54,2番車56,3番車58および4番車60を含んで構成されている。回転力継断機構52は、主動側軸としての回転駆動軸62,第一の連結コイルスプリング64,第一のフライホイル66,従動側軸としての連繋回転軸68を含んで構成されている。回転駆動軸62は、駆動歯車70を有しており、かかる駆動歯車70が出力軸32に固設されたロータピニオンとしての出力ピニオン72に噛合されている。また、回転駆動軸62の上面中央部分には、ボス部74と、かかるボス部74を囲むように固設された円筒部76が同心的に設けられている。一方、連繋回転軸68は、全体として中実ロッド形状を有しており、軸方向下端面に開口する凹所78に回転駆動軸62に設けられたボス部74が内挿配置されて、同一中心軸上で回転駆動軸62に対して相対回転可能に配設されている。また一方、第一のフライホイル66は、金属等の高比重材によって形成された浅底の逆カップ形状とされており、上底部中央部分に形成された貫通孔80において、連繋回転軸68に外挿されて、連繋回転軸68の軸方向中央部分に形成された段差面82に載置された状態で配設されている。更に、第一のフライホイル66には、連結歯車84が設けられている。また、連繋回転軸68には、ばね鋼等によって形成された第一の連結コイルスプリング64が外挿配置されている。この第一の連結コイルスプリング64は、外力が及ぼされていない状態下で、コイル内径寸法が連繋回転軸68の外径寸法よりも所定寸法小さくされており、連繋回転軸68に外挿された状態下で、第一の連結コイルスプリング64自身の弾性に基づいて第一の連結コイルスプリング64が略全長に亘って連繋回転軸68に巻きつけられている。また、第一の連結コイルスプリング64は、その一方の端部が回転駆動軸62の円筒部76に固定されていると共に、他方の端部が第一のフライホイル66の上底部から下方に突出するように設けられた筒壁部86に固定されている。なお、回転力継断機構52の支軸87は、上側ステータ部材44と蓋体22の間に跨って配設されており、ロータ支軸36に平行とされている。
【0021】
1番車54は、同軸上に一体形成された1番歯車88と1番ピニオン90を備えており、1番歯車88が連繋回転軸68の軸方向上端部に固設された伝達歯車92に噛合されている。2番車56は、同軸上に一体形成された2番歯車94と2番ピニオン96を備えており、2番歯車94が1番ピニオン90に噛合されている。3番車58は、同軸上に一体形成された3番歯車98と3番ピニオン100を備えており、3番歯車98が2番ピニオン96に噛合されている。4番車60は、最終歯車軸としての軸部102の下端部に4番歯車104が一体形成された構造とされており、軸部102の軸方向下端部に形成された凹所106に対して、上側ステータ部材44に固設された突起108が内挿されると共に、軸部102の上端部が蓋体22に形成された貫通孔110に挿通されることにより、一軸回りに回転可能に配設されている。また、4番歯車104は3番ピニオン100に噛合されている。なお、これら1乃至3番車54,56,58は、何れも、ポリオキシメチレンやポリアミド等の合成樹脂材によって形成されている。また、1乃至3番車54,56,58の支軸112,114,116は、それぞれ、上側ステータ部材44と蓋体22の間に跨って固定的に配設されており、互いに平行とされている。
【0022】
また、4番車60の軸部102の上端部には、出力部材18が配設されている。この出力部材18は、硬質の合成樹脂材等の硬質材によって形成されており、全体として長手板形状を有していると共に、その外周縁部には、補強用のリブが設けられている。また、出力部材18の長手方向一方の端部には、貫通孔118が形成されていると共に、他方の端部には、連結部120が一体形成されており、かかる連結部120に駆動対象としての排水弁が連結されている。そして、出力部材18は、貫通孔118において、4番車60の軸部102の上端部に相対回転可能な状態で外挿されている。また、出力部材18は、軸部102の上端面に重ね合せられてボルト固定されたワッシャ122によって、軸部102からの抜け落ちが防止されている。更に、軸部102には、回動位置保持手段を構成する第二の連結コイルスプリング124が巻きつけられており、その一方の端部は出力部材18の貫通孔118を囲んで下方に向って突設された筒壁部126に固定されていると共に、他方の端部は、固定されていない。
【0023】
また、ハウジング12内には、ワンウェイタイプの抵抗手段としてのワンウェイクラッチ機構128が配設されている。ワンウェイクラッチ機構128は、回転中心軸130,第二のフライホイル132およびねじりコイルばね134を含んで構成されている。回転中心軸130は、全体として厚肉の段付円筒形状を有していると共に、その軸方向上端部には、連動歯車136が一体形成されており、かかる連動歯車136に対して第一のフライホイル66の連結歯車84が噛合されている。それによって、第一のフライホイル66の回転駆動力が回転中心軸130に伝達されるようになっている。また、回転中心軸130における連動歯車136の上方には、第二のフライホイル132が固定されている。更に、回転中心軸130の軸方向下端部には、ねじりコイルばね134が巻きつけられており、その一方の端部が、上側ステータ部材44に固定的に設けられた固定部材としての突起138に固定されている。なお、回転中心軸130の支軸142は、上側ステータ部材44と蓋体22の間に跨って配設されており、1乃至3番車54,56,58の支軸112,114,116と、互いに平行とされている。
【0024】
次に、このような構造とされたモータ式駆動装置10の作動について説明する。先ず、電気モータ14に電源が接続されていない状態において、図5に示されているように、出力部材18は、初期位置に位置せしめられている。そして、モータ式駆動装置10に電源が接続されると、電気モータ14のコイル26に通電されて、ロータ24が回転せしめられることとなり、出力ピニオン72に噛合された駆動歯車70を有する回転駆動軸62が連繋回転軸68に巻きつけられた第一の連結コイルスプリング64を巻き締める方向に回転駆動せしめられることとなる。その際、第一の連結コイルスプリング64には、第一のフライホイル66の慣性力が作用することから、加速時だけでなく、定速回転時においても、第一の連結コイルスプリング64には、巻締め方向の力が及ぼされることとなる。その結果、回転駆動軸62と連繋回転軸68が、第一の連結コイルスプリング64を介して相互に実質的に一体的に連結された状態となって、回転駆動せしめられることとなる。それによって、出力ピニオン72の回転駆動力が連繋回転軸68に固設された伝達歯車92から1番車54、2番車56、3番車58および4番車60を介して、出力部材18に伝達されることとなり、出力部材18が作動位置に向って回転駆動せしめられることとなる。ここにおいて、本実施形態では、回転駆動軸62が、連繋回転軸68に巻きつけられた第一の連結コイルスプリング64を巻き締める方向に回転駆動せしめられている場合には、第二のフライホイル132が固設された回転中心軸130は、回転中心軸130に巻きつけられたねじりコイルばね134を緩める方向に回転駆動せしめられるようになっている。
【0025】
そして、出力部材18が作動位置まで回転駆動せしめられると、図6に示されているように、第二の連結コイルスプリング124の他方(固定されていない側)の端部が、蓋体22に突設された当接部140に当接せしめられて、第二の連結コイルスプリング124の締め付けが緩むこととなり、出力部材18が付勢力によって逆方向、即ち、初期位置に向って回転駆動せしめられるが、また直ぐに第二の連結コイルスプリング124が軸部102に巻き締められることとなり、それによって、出力部材18が再び作動位置に向って回転駆動せしめられることとなる。即ち、本実施形態では、出力部材18は、作動位置付近で僅かに微小振動しながら、作動位置に保持されるようになっている。
【0026】
また、電気モータ14への給電が中止されると、出力部材18は付勢力によって初期位置に向って回転駆動せしめられることとなる。そこにおいて、本実施形態では、電気モータ14への給電が中止されると、電気モータ14のロータ24が磁力の作用で瞬間的に停止されることとなり、かかる停止の瞬間において、回転力継断機構52に制動力が及ぼされることとなる。即ち、かかる制動力が逆転力となって、第一の連結コイルスプリング64に対して締め付け方向とは反対方向に作用することとなり、第一の連結コイルスプリング64が連繋回転軸68から緩むようになる。特に、本実施形態では、第一の連結コイルスプリング64の一方の端部が第一のフライホイル66の筒壁部86に固定されていることから、第一のフライホイル66の慣性モーメントの作用で第一の連結コイルスプリング64を緩める力が一層有利に得られる。そして、第一の連結コイルスプリング64が緩むことによって連繋回転軸68がフリー状態となり、伝達歯車92に電気モータ14のディテントトルクが及ぼされることもなく、出力部材18が付勢力によって初期位置に向って回転駆動せしめられることとなる。ここにおいて、本実施形態では、第一の連結コイルスプリング64を緩める方向に第一のフライホイル66が回転駆動せしめられると、第一のフライホイル66の連結歯車84に噛合された連動歯車136を備えた回転中心軸130は、ねじりコイルばね134を巻き付ける方向に回転駆動せしめられることとなり、それによって、ねじりコイルばね134の回転中心軸130を締めつける力によって、回転が阻止せしめられて、第一の連結コイルスプリング64は、緩んだ状態に維持されるようになっている。そして、出力部材18は、第二の連結コイルスプリング124と筒壁部126との摺動抵抗により、時間的に緩やかに返戻作動せしめられる。このことから明らかなように、本実施形態では、第二の連結コイルスプリング124と筒壁部126によって返戻作動抵抗手段が構成されている。
【0027】
このような構造とされたモータ式駆動装置10においては、出力部材18の返戻作動時において、第一のフライホイル66の慣性力によって第一の連結コイルスプリング64が緩められる方向に回転せしめられた際に、回転中心軸130がねじりコイルばね134を巻き締める方向に回転せしめられることから、ねじりコイルばね134の巻締め力によって、回転中心軸130の回転駆動が阻止されることとなり、それによって、第一の連結コイルスプリング64が緩んだ状態で維持されて、出力部材18を第二の連結コイルスプリング124と筒壁部126の摺動抵抗によって、時間的に緩やかに返戻作動せしめることが出来るのである。
【0028】
また、本実施形態では、出力部材18に連結された駆動対象が排水弁のみとされていることから、モータ式駆動装置10に要求される駆動力を小さくすることが可能となり、更に、出力部材18の返戻作動、即ち、駆動対象の返戻作動を時間的に緩やかにすることが出来るのである。
【0029】
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
【0030】
例えば、前記実施形態では、電気モータ14として交流同期モータが採用されていたが、本発明において、採用される交流同期モータのコイルの数等の具体的構造は、かかる実施形態の記載等によって、何等、限定されるものではない。また、減速歯車列の構造や各歯車対の減速比の他、減速歯車列を構成する歯車の数等は、前記実施形態のものに限定されるものではない。
【0031】
加えて、前記実施形態では、本発明を洗濯機の排水弁の開閉のための駆動源に適用したものの一具体例を示したが、本発明は、その他、例えば、換気扇のシャッタの開閉のための駆動源や食洗機の排水弁の駆動源等に適用することも可能である。
【0032】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたモータ式駆動装置においては、回動式出力部材を長い時間で緩やかに初期位置に返戻作動させることが許容されるのであり、それ故、例えば洗濯機や食洗機の排水弁や換気扇のシャッタ等の駆動装置に適用することにより、作動に際しての当接音や振動が効果的に低減され得て作動の静音化が実現され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのモータ式駆動装置の組立説明図である。
【図2】図1に示されたモータ式駆動装置の内部構造を説明する平面図である。
【図3】図1に示されたモータ式駆動装置の平面図である。
【図4】図1に示されたモータ式駆動装置の側面図である。
【図5】図1に示されたモータ式駆動装置を構成する出力部材が初期位置に位置せしめられている状態を示す平面図である。
【図6】図1に示されたモータ式駆動装置を構成する出力部材が回動保持位置に位置せしめられている状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 モータ式駆動装置
14 電気モータ
16 減速歯車列
18 出力部材
52 回転力継断機構
62 回転駆動軸
64 第一の連結コイルスプリング
66 第一のフライホイル
68 連繋回転軸
72 出力ピニオン
124 第二の連結コイルスプリング
128 ワンウェイクラッチ機構

Claims (5)

  1. 通電により一方向に回転作動せしめられるロータピニオンを備えた電気モータと、
    中心軸回りの所定角度範囲で往復回動可能に配設されて、所定の駆動対象が連結されると共に、回動方向の一端側に設定された初期位置に向かう付勢力が及ぼされる回動式出力部材と、
    該電気モータのロータピニオンに噛合されて、該電気モータの回転駆動力を前記回動式出力部材に及ぼしめて、該回動式出力部材を前記初期位置に向かう付勢力に抗して該初期位置と反対の回動方向他端側に向かって回動せしめる減速歯車列と、
    該減速歯車列による前記回動式出力部材への駆動力の伝達経路上に設けられて、該回動式出力部材が前記初期位置と反対の回動方向他端側に設定された作動位置に達した際に、前記電気モータにおいて回転作動し続ける前記ロータピニオンから該回動式出力部材への回転駆動力の伝達をコントロールして、該回動式出力部材を前記初期位置に戻る方向の付勢力に抗して該作動位置に保持せしめる回動位置保持手段と、
    前記減速歯車列において前記電気モータのロータピニオンと共に回転せしめられる主動側軸と従動側軸を、同一中心軸上で相対回転可能に配設すると共に、該従動側軸に巻き付けた第一の連結コイルスプリングの一端部を該主動側軸に係止して、該主動側軸の該電気モータによる回転駆動力を該従動側軸に巻き締められた該第一の連結コイルスプリングによって該従動側軸に伝達せしめる一方、該第一の連結コイルスプリングの他端部を自由回転可能な第一のフライホイルに係止して、前記電気モータの作動停止により該主動側軸の回転が停止した際に該第一のフライホイルの慣性回転に基づいて該第一の連結コイルスプリングを該従動側軸から緩ませて該主動側軸に対する該従動側軸の相対回転を許容するクラッチ手段と、
    前記第一のフライホイルに対して、前記主動側軸による回転駆動方向での回転作動時よりも、それと反対方向の回転作動時において大きな回転抵抗力を及ぼすワンウェイタイプの抵抗手段とを、
    有することを特徴とするモータ式駆動装置。
  2. 前記クラッチ手段により前記主動側軸に対する前記従動側軸の相対回転が許容されて、前記付勢力による前記回動式出力部材が前記初期位置に返戻作動せしめられる際に、該回動式出力部材の返戻作動に抵抗力を及ぼす返戻作動抵抗手段を設けた請求項1に記載のモータ式駆動装置。
  3. 前記回動式出力部材を、前記減速歯車列の最終歯車軸に対して中心軸回りに相対回動可能に組み付けると共に、該最終歯車軸に第二の連結コイルスプリングを外挿せしめて、該第二の連結コイルスプリングの一端部を該回動式出力部材に係止することにより、該最終歯車軸の該回転駆動力を該最終歯車軸に巻き締められた該第二の連結コイルスプリングによって該回動式出力部材に伝達せしめると共に、該回動式出力部材が前記作動位置に達した際に該第二の連結コイルスプリングの他端部が当接せしめられる当接部を設け、該当接部への該第二の連結コイルスプリングの他端部の当接により該第二の連結コイルスプリングを該最終歯車軸から緩ませて、連続回転せしめられる該最終歯車軸に対して該回動式出力部材を連続的に継断せしめて該回動式出力部材が該作動位置に保持されるようにすることにより前記回動位置保持手段を構成した請求項1又は2に記載のモータ式駆動装置。
  4. 前記第一のフライホイルから伝達される回転駆動力によって該第一のフライホイルと共に回転せしめられる第二のフライホイルを設けると共に、該第二のフライホイルの回転中心軸に対してねじりコイルばねを巻き付けて、該ねじりコイルばねの一端部を該第二のフライホイルの回転中心軸を支持する固定部材に係止することによって構成されて、前記主動側軸による回転駆動方向での回転を許容するが、それと反対方向の回転を該ねじりコイルばねが該第二のフライホイルの回転中心軸に巻き締められることにより阻止するワンウェイクラッチによって前記ワンウェイタイプの抵抗手段を構成した請求項1乃至3の何れかに記載のモータ式駆動装置。
  5. 洗濯機や食洗機における貯水槽の排水弁を開閉操作せしめる請求項1乃至4の何れかに記載のモータ式駆動装置。
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