JP4603717B2 - 情報処理装置、分散印刷システム、分散印刷制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、分散印刷システム、分散印刷制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置、分散印刷システム、分散印刷制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、特に、複数のページからなる文書データを、複数の印刷装置を用いて分散して印刷を行うために用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、多値高品位印刷が可能なカラーレーザビームプリンタのプリンタドライバは、1つのジョブのPDLデータをアプリケーションから生成するに当り、同一ジョブ内で印刷モードを変更することをデフォルト設定としてサポートしていなかった。これは、印刷モードを変えるとカラーの色味が必然的に変わってしまい、同一ジョブ内での同一色の色見が不統一となってしまう問題があるからである。
【0003】
一方、ユーザーからの依頼に応えて短時間で多量の文書を印刷するPOD(Print On Demand)市場では、ネットワーク上に複数の高速印刷装置を接続し、ユーザーが所有するパソコン(以下、クライアントPCと表す)からの印刷データを、複数の印刷装置で印刷すべく分散処理することで多量印刷を高速に実行する分散印刷システム(クラスタリング プリントシステム)が注目を浴びている。
【0004】
これは、ジョブ内のカラーページをバブルジェット(登録商標)プリンタまたはカラーレーザプリンタで印刷し、モノクロページは高速モノクロプリンタで印刷する分散印刷を行い、印刷終了後に印刷結果をページ順にソートして、文書印刷を行うようにしたものである。
【0005】
この分散処理を司るのが分散サーバ上で起動するクラスタリングユーティリティソフトウェアであり、最終工程のページ順ソートを容易にできるようにするために、カラーページに白紙を挿入して、モノクロプリンタでモノクロページを印刷させる等の多彩なペーパハンドリング機能を提供している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の分散印刷システムにおける1つのジョブのPDLデータを生成する方法は、PSファイルまたはPDFファイルといった標準的PDLデータをあらかじめクライアントPC上で生成して、それを直接分散サーバへ送信するか、クライアントPCのアプリ上から分散印刷システム内の代表プリンタ(一般的にはカラープリンタ)のプリンタドライバただ1つを使用してジョブのPDLデータを生成し、分散サーバへ送信するかのどちらかであった。
【0007】
このため、従来の分散印刷システムの場合には、文書/表モードで印刷すると写真画像の階調性が落ち、写真モードで印刷するとテキストデータの解像度が落ちるという問題があった。
【0008】
また、カラープリンタでは、上述のように色見の変更を嫌ってジョブ内での印刷モードの変更を敢えて行わなかったので、ページ毎に最良の画質が得らない問題点があった。
【0009】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、ページ単位のオブジェクトに応じた印刷を行うことが可能な分散印刷システムを提供できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、複数のページからなる印刷文書を、ネットワークに接続された複数の印刷装置で分散して印刷するように制御する情報処理装置において、前記複数の印刷装置の機能に関する印刷装置機能情報、及び前記複数のページからなる印刷文書のページ単位のオブジェクト情報に基づいて、各印刷装置で分散して印刷するための複数のジョブにジョブを分割し、分割した各ジョブに対して印刷装置ごとの相異なる複数種のプリンタドライバを用いることによりページ記述言語による印刷データを複数生成し、各プリンタドライバを用いて生成した前記複数の印刷データを1つのジョブとしてセーブする印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段によりセーブされたジョブに基づいて、前記各印刷装置に対応する印刷データをそれぞれの印刷装置で印刷すべく出力する印刷データ出力手段と、
を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の分散印刷システムは、前記の何れかに記載の情報処理装置と、少なくとも1つ以上のモノクロ印刷装置と、少なくとも1つ以上のカラー印刷装置とを有することを特徴としている。
【0012】
本発明の分散印刷制御方法は、複数のページからなる印刷文書を、ネットワークに接続された複数の印刷装置で分散して印刷する分散印刷制御方法において、前記複数の印刷装置の機能に関する印刷装置機能情報、及び前記複数のページからなる印刷文書のページ単位のオブジェクト情報に基づいて、各印刷装置で分散して印刷するための複数のジョブにジョブを分割し、分割した各ジョブに対して印刷装置ごとの相異なる複数種のプリンタドライバを用いることによりページ記述言語による印刷データを複数生成し、各プリンタドライバを用いて生成した前記複数の印刷データを1つのジョブとしてセーブする印刷データ生成処理と、前記印刷データ生成処理によりセーブされたジョブに基づいて、前記各印刷装置に対応する印刷データをそれぞれの印刷装置で印刷すべく出力する印刷データ出力処理と、を行うことを特徴とする。
【0013】
本発明のコンピュータプログラムは、前記分散印刷制御方法の各処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記コンピュータプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の情報処理装置、分散印刷システム、分散印刷制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明に係る分散印刷システムの第1の実施の形態に適用するのに好適なカラーレーザプリンタとクライアントPC(本発明の情報処理装置に相当する。)の構成を、図1〜3を参照しながら説明する。なお、ここでは、カラー印刷を行うカラーレーザプリンタについて説明するが、モノクロプリンタについてもその構成はカラーレーザプリンタの印刷色を黒一色に限定したものに等しいので、その説明については省略する。また、適用するカラープリンタは、カラーレーザプリンタに限られるものではなく、インクジェットプリンタやLEDプリンタ等、他のプリント方式のものであっても良いことは言うまでもない。
【0016】
図1は、カラーレーザプリンタの構成を示す断面図である。
図1において、カラーレーザプリンタ1600は、ユーザー側から送られるプリンタ言語で記述されたコードデータやイメージデータを受け、これらのデータに基づいて1ページ分のマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの多値画像データを生成するコントローラ1000と、前記コントローラ1000から入力される多値画像データに応じて変調したレーザビームを走査することにより形成した潜像を、記録用紙1528に転写した後定着させるという一連の電子写真プロセスによる記録を行う印刷部1500とを備えて構成される。
【0017】
そして、コントローラ1000と印刷部1500は、インタフェース信号線1200によって接続されている。主なインタフェース信号として、/RDY、/PRNT、/TOP、/LSYNC、VDO7〜VDO0、VCLKがあり、以下これらについて簡単に説明する。
【0018】
/RDY信号は、コントローラ1000に対して印刷部1500から送出される信号であって、印刷部1500が後述する/PRNT信号を受ければいつでもプリント動作を開始できる状態、またはプリント動作を継続できる状態にあることを示す信号である。
【0019】
/PRNT信号は、印刷部1500に対してコントローラ1000から送出される信号であって、プリント動作の開始、またはプリント動作の継続を指示する信号である。
【0020】
/TOP信号は、副走査(垂直走査)方向の同期信号であって、コントローラ1000に対して印刷部1500から送出される信号である。
【0021】
/LSYNC信号は、主走査(水平走査)方向の同期信号であって、コントローラ1000に対して印刷部1500から送出される信号である。
【0022】
VDO7〜VDO0信号は、印刷部1500に対してコントローラ1000から送出される画像信号であって、印刷部1500が印字すべき画像濃度情報を示す。VDO7が最上位、VDO0が最下位の8ビットで表わされる。印刷部1500では、VDO7〜VDO0信号がFFHで現像中のトナー色の最大濃度で印字し、00Hで印字しない。これらは転送同期信号VCLKに同期して送出される。
【0023】
次に、図1及び図2を参照しながら印刷部1500の動作を説明する。
印刷部1500は、コントローラ1000から/PRNT信号を受け取ると、不図示の駆動手段により、感光ドラム1506及び転写ドラム1508を図1に付した矢印方向に回転させる。
【0024】
続いて、ローラ帯電器1509の帯電を開始し、感光ドラム1506上の電位が所定の値になるよう均一に帯電させる。
【0025】
次に、給紙ローラ1511によって、給紙カセット1510から記録用紙1528を転写ドラム1508に給紙する。転写ドラム1508は、中空の支持体上に誘電体シートを張ったもので、感光ドラム1506と同速で矢印方向に回転する。
【0026】
この転写ドラム1508に記録用紙1528が供給されると、転写ドラム1508の支持体上に設けられたグリッパ1512によって記録用紙1528が保持され、吸着ローラ1513及び吸着用帯電器1514により記録用紙1528を転写ドラム1508に吸着させる。
【0027】
同時に、現像装置の支持体1515を回転させ、支持体1515に支持された4つの現像装置1516M、1516C、1516Y、1516Bkのうち、第1のトナーであるマゼンタのトナーが入った現像装置1516Mを感光ドラム1506に対向させる。なお、1516Cはシアンのトナーが入った現像装置、1516Yはイエローのトナーが入った現像装置、1516Bkはブラックのトナーが入った現像装置である。
【0028】
そして、印刷部1500は、転写ドラム1508に吸着された記録用紙1528の先端を検出器1517によって検出し、所定のタイミングで垂直同期信号/TOPを発生してコントローラ1000に送出する。
【0029】
コントローラ1000は、印字ページに対する最初の/TOP信号を受け取ると、プリンタRAM1003(図3参照)内のページメモリに格納されている画像データのうち、第1の印字色であるマゼンタのデータを所定のタイミングで読み出す。読み出された8ビットの画像データD7〜D0は、画像信号VDO7〜VDO0としてVCLK信号に同期してパルス幅変調回路1501に入力され、パルス幅変調回路1501でパルス幅変調され、光学ユニット1518に送出される。
【0030】
図2は、光学ユニット1518の構成を詳細に示した断面図である。
図2に示すように、コントローラ1000より出力されたVDO7〜VDO0信号はパルス幅変調回路1501に入力され、レベルに応じたパルス幅(256段階)のレーザ駆動信号VDOとなり、レーザドライバ1502に送出される。このレーザ駆動信号VDOのパルス幅に応じて現像時におけるトナーの付着量が調節でき、それにより、各色256階調の濃淡が再現される。
【0031】
そして、前記レーザ駆動信号VDOに応じて駆動されるレーザダイオード1503からのレーザビームは、不図示のモータにより図2に付した矢印方向に回転駆動する回転多面鏡1504で偏向され、光路上に配置された結像レンズ1505を経て、感光ドラム1506上を主走査方向に走査し、感光ドラム1506上に潜像を形成する。
【0032】
このとき、ビームディテクタ1507は、レーザビームの走査開始点を検出し、この検出信号から主走査の画像書き出しタイミングを決定するための水平同期信号である/LSYNC信号が生成される。
【0033】
以上述べた主走査の動作が繰り返されて1ページ分のマゼンタの潜像が感光ドラム1506上に形成されていく。
【0034】
図1に戻り、感光ドラム1506上に形成された潜像は、前記マゼンタのトナーが入った現像装置1500Mによって現像され、マゼンタのトナー像となる。このマゼンタのトナー像は、転写用帯電器1519により回転する転写ドラム1508に吸着されている記録用紙1528に転写される。
【0035】
この際、転写されずに感光ドラム1506上に残ったトナーはクリーニング装置1525によって除去される。以上の動作により、記録用紙1528上に1ページ分のマゼンタのトナー像が形成される。
【0036】
そして、現像装置の支持体1515を回転させて、第2のトナーであるシアンのトナーが入った現像装置1516Cを感光ドラム1506に対向させる。続いて、マゼンタのときと同様に、転写ドラム1508に吸着されたまま回転する記録用紙1528の先端を検出器1517で検出し、垂直同期信号/TOPを発生してコントローラ1000に送出する。
【0037】
これを受けてコントローラ1000は、前記プリンタRAM1003からシアンのデータを所定のタイミングで読み出す。以下、同様の動作により、記録用紙1528上にはマゼンタのトナー像に重ねてシアンのトナー像が転写される。
【0038】
更に、同様にして第3のトナーであるイエロー、第4のトナーであるブラックのトナー像が記録用紙1528上に重ねて転写され、フルカラーのトナー像となる。
【0039】
前記4色のトナー像が全て転写された記録用紙1528は、分離帯電器1520を経て、分離爪1521によって転写ドラム1508から剥がされ、搬送手段1522により定着装置1523に供給される。また、このとき、転写ドラムクリーニング装置1526によって転写ドラム1508表面の清掃が行なわれる。
【0040】
記録用紙1528上のトナー像は、定着装置1523で加熱、加圧されることによって熔融固着され、最終的なカラー出力画像となる。そして記録の終了した記録用紙は排紙トレイ1524に排紙される。なお、1530は上述した操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLCD表示器等が配されている。このような構成のカラーレーザプリンタ1600の動作は、一般に外部ホストコンピュータにより制御される。
【0041】
図3は、ホストコンピュータとカラーレーザプリンタ1600を使用した場合のシステムのブロック図である。なお、図3では、図1に示したカラーレーザプリンタ1600の印刷部1500の詳細を省略しているが、その構成は図1と同じである。
【0042】
図3において、ホストコンピュータ3000は、ホストコンピュータ制御ユニット2000と、前記ホストコンピュータ制御ユニット2000と通信可能に接続されるキーボード(KB)3001、CRTディスプレイ(CRT)3002、及び外部メモリ3003とを備えて構成される。
【0043】
ホストコンピュータ制御ユニット2000は、CPU2001と、前記CPU2001とシステムバス2002を介して通信可能に接続される各デバイス2003〜2008とを備えて構成される。
【0044】
CPU2001は、各デバイス2003〜2008を総括的に制御する機能を有する。具体的には、例えば、ROM2004のプログラム用ROMに記憶された文書処理プログラム等に基づいて、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行する。
【0045】
また、このROM2004のフォント用ROMには、前記文書処理を行う際に使用するフォントデ−タ等が記憶され、ROM2004のデ−タ用ROMには、前記文書処理等を行う際に使用する各種デ−タ(例えば、オーバレイフォームデータ、背景イメージデータ、外字等)が記憶される。
【0046】
2003はRAMで、CPU2001の主メモリ,ワークエリア等として機能する。
2005はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)3001や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。
【0047】
2006はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)3002の表示を制御する。
【0048】
2007はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)等の外部メモリ3003とのアクセスを制御する。
【0049】
2008はネットワークコントローラ(NWC)で、ネットワーク4001を介してプリンタ1600に接続され、前記プリンタ1600に印刷指示を行ったり、不図示の他ホストコンピュータに接続してデータの送受信を行ったりする機能を有する。
【0050】
なお、CPU2001は、例えばRAM2003上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT3002上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU2001は、CRT3002上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
【0051】
一方、プリンタ1600のコントローラ1000は、プリンタCPU1001と、前記プリンタCPU1001とシステムバス1002を介して通信可能に接続される各デバイス1003〜1008とを備えて構成される。
【0052】
プリンタCPU1001は、ROM1004のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等に基づいて、各デバイス1003〜1008とのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース1006を介して接続される印刷部1500のパルス幅変調回路1501に出力情報としての画像信号を出力する。
【0053】
また、このROM1004のフォント用ROMには、前記出力情報を生成する際に使用するフォントデ−タ等が記憶され、ROM1004のデ−タ用ROMには、ホストコンピュ−タ3000上で利用されるオーバレイフォームや、外字情報等が記憶されている。
【0054】
また、プリンタCPU1001は、ネットワークコントローラ(NWC)1005を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能となっており、プリンタ1600内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。
【0055】
1003はRAMで、プリンタCPU1001の主メモリ、ワークエリア、ページメモリ等として機能し、図示しない増設ポートに接続される拡張用RAMモジュールによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM1003は、出力情報展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。
【0056】
1007は画像生成部(RIP)で、プリンタCPU1001が演算により印刷データを生成するのを補助するハードウェアである。印刷データの拡大縮小、回転、色変換、重ね合わせなどを論理回路により高速処理する機能を持つ。
【0057】
また、1530は上述した操作パネルで、操作のためのスイッチおよびLCD表示器等が配されている。なお、このような構成のコントローラ1000に、さらに図示しないNVRAMを設け、操作パネル1530からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0058】
次に、本実施の形態のベースとなる分散印刷システムについて図4及び図5を参照しながら説明する。
【0059】
図4は、本実施の形態のベースとなる分散印刷システムの構成を示すブロック図である。
図4において、分散印刷システム5000は、クライアントPC5001と、前記クライアントPC5001と通信可能に接続され、クライアントPC5001からPDLデータを受信する分散サーバ5002と、前記分散サーバ5002とネットワーク4001を介して通信可能に接続され、分散サーバ5002からPDLデータを受信して印刷を行うネットワークプリンタ群5003とを備えて構成される。
【0060】
このような構成の分散印刷システム5000は、クライアントPC5001上の印刷ジョブを各ページの印刷オブジェクトに応じて分配し、カラーページはカラープリンタ1600−Bを用い、モノクロページはモノクロプリンタ1600−A1、A2を用いて印刷させるようにする。以下、本実施の形態の分散印刷システム5000の大まかな処理の流れについて説明する。
【0061】
まず、ユーザーがアプリケーションデータを用いて印刷する場合には、クライアントPC5001上で所望のアプリケーションを起動し、代表的なプリンタ(ここではカラープリンタ1600−B)のプリンタドライバ5011を用いてPDLデータを生成し、分散サーバ5002へ転送する。
【0062】
次いで、分散サーバ5002では、専用ソフトウェアが起動し、クライアントPC5001から受け取ったPDLデータをネットワーク4001に接続された各種プリンタ1600−A1、A2、Bに分散印刷できるようプリンタ単位でページ再編集を行い、クラスタプリントデータとして、各プリンタ1600−A1、A2、BへPDLデータを送信する。
【0063】
また、分散サーバ5002は、一度クライアントから受信したPDLデータをセーブする機能を有し、分散サーバ5002へのコマンド入力で何度でもリプリント可能となる。
【0064】
一方、ユーザーがPDFファイルをダイレクトに分散印刷システム5000に入力する場合には、クライアントPC5001上のプリント設定手段5012が起動して、印刷データの面付け処理など印刷の仕上げ処理に関する設定行い、分散サーバ5002へ仕上げ情報を付加したPDFデータを送信する。
【0065】
この場合、分散サーバ5002は、PDFデータをPDLデータに変換し、ネットワーク4001に接続された各種プリンタに分散印刷できるよう、プリンタ単位でページ再編集を行い、クラスタプリントデータとして、各プリンタへPDLデータを送信する。
【0066】
また、クライアントPC5001上のプリント設定手段5012は、分散サーバ5002内に格納されたジョブを読み込むことも可能であり、過去に印刷した展開済みのジョブと新しいジョブとをマージ(1つに統合)して印刷する機能も有している。
【0067】
次に、図5を参照しながら分散サーバ5002の内部機能についてより詳細に説明する。
図5は、分散サーバ5002の構成を詳細に記載した分散印刷システム5000のブロック図である。
【0068】
複数のクライアントPC5001−A、B、Cからの印刷ジョブをクライアントインターフェース管理部5021が受信し、入力ジョブ管理部5022で順次キューイングする。
【0069】
ジョブスケジューリング管理部5023は、優先ジョブの先出し処理、夜間集中印刷等の処理スケジュールを司る。
【0070】
ラスタライズ処理部5024は、印刷データをラスタライズすることでサムネイル画像を生成してクライアントへフィードバックしたり、ダイレクト入力したPDFデータをイメージデータへラスタライズしたりすることが可能である。
画像圧縮部5025は、ラスタライズしたイメージデータの圧縮、及びPDLデータに添付された大容量イメージデータ部の圧縮を行う。
【0071】
出力ジョブ管理部5026は、ジョブ内の印刷オブジェクトに応じてページ単位に印刷データを適応プリンタに割り当て、PDLデータを分割する。また、必要に応じて、異なるプリンタからの出力をソートするための間紙を入れるように、PDLデータを修正する。
【0072】
出力デバイス管理部5027は、印刷に使用する各プリンタのフィニッシング、ソートを指定し、実際にプリントを実行するものである。メモリ5028、HDD5029は、データの保存、ワーク部として機能する。
【0073】
この分散印刷システムは、以上のような分散印刷システム5000をベースとして、クライアントPC上でアプリデーションから印刷ページ毎に印刷させるプリンタのプリンタドライバを呼び出し、プリンタ毎のPDLデータを生成する。これにより、分散印刷システム下において、写真データは階調重視の印刷を行うことができ、モノクロテキストデータは解像度重視の印刷を行うことができる。
【0074】
(第1の実施の形態)
次に、本件発明の情報処理装置、分散印刷システム、分散印刷制御方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びコンピュータ・プログラムの第1の実施の形態を説明する。
図6は、第1の実施の形態における分散印刷システムの構成を説明するブロック図である。なお、上述した分散印刷システム5000と同一機能を有するものについては図4と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0075】
図6において、分散印刷システム1は、例えばユーザーが所有するパソコンである情報処理装置としてのクライアントPC2と、クラスタリングサーバとしての分散サーバ5002と、前記分散サーバ5002とネットワーク4001を介して通信可能に接続されるネットワークプリンタ群5003とを備えて構成される。
【0076】
なお、図中、プリンタデバイス群5003内の1600−A1と1600−A2はモノクロプリンタ、1600−Bはカラープリンタであり、これらプリンタ1600−A1、A2、Bが印刷装置を構成する。
【0077】
クライアントPC2は、ユーティリティソフトウェアにより構成される分散印刷制御手段5と、モノクロプリンタ1600−A1、1600−A2に対応するプリンタドライバA3と、カラープリンタ1600−Bに対応するプリンタドライバB4と、プリント設定手段5012とを備えて構成される。
【0078】
前記分散印刷制御手段5は、印刷するアプリケーションデータのページ単位の印刷形態(テキスト、グラフィクス、写真、モノクロまたはカラー)を表す印刷オブジェクト情報に応じて、予め記憶されているプリンタ1600−A1、A2、Bの中から印刷に使用するプリンタを指定し、アプリケーションから受け取ったデータを、前記印刷オブジェクト情報に対応した第1及び第2のプリンタドライバ3、4にページ単位で出力する。
【0079】
そして、カラーページはカラープリンタ用の第2のプリンタドライバ4を用い、モノクロページはモノクロプリンタ用の第1のプリンタドライバ3を用いて印刷オブジェクト情報に応じた印刷データとしてのPDLデータを生成し、前記生成したPDLデータを分散サーバ5002へ送信する。このように、分散印刷制御手段5は、アプリケーションからのデータを各プリンタドライバ3、4へ引き渡す機能を有する。
【0080】
次に、図7を用いて、分散印刷制御手段5のより詳細な機能説明を行う。
図7は、図6に示した分散印刷制御手段5の具体的な機能を示した分散印刷システム1のブロック図である。なお、図7においては、図6に示した幾つかのブロックを省略している。
【0081】
クライアントPC2上で動作するユーティリティソフトウェアにより構成される分散印刷制御手段5は、ジョブ分割制御手段6と、印刷モード選択手段7と、ネットワークプリンタ情報入力手段8と、多重PDLデータ生成手段9とを備えている。
【0082】
ジョブ分割制御手段6は、アプリケーションデータである印刷ジョブの印刷ページ毎の印刷オブジェクト情報に基づいて、各印刷ページをネットワーク4001に接続されたプリンタデバイス群5003のうち、どのプリンタで印刷させるかを決定し、印刷プリンタ毎にジョブを分割する機能を有する。なお、前記印刷オブジェクト情報は、具体的には、例えば、印刷ページの印刷色がカラー、モノクロのうちのどちらであるかを特定し、さらに、印刷する内容が、テキスト、CG、写真のうちのどれであるかを特定するための情報である。
【0083】
印刷モード選択手段7は、印刷ジョブを印刷するプリンタ毎に、第1及び第2プリンタドライバ3、4に設定する印刷モードの値を決定する機能を有する。
ネットワークプリンタ情報入力手段8は、クライアントPC2に接続されたポインティングデバイスまたはキーボードを介して入力された種々の情報のうち、ネットワーク4001に接続された使用可能なネットワークプリンタデバイス群5003の機能に関する情報を分散印刷制御手段5へ登録する機能を有している。
【0084】
多重PDLデータ生成手段9は、例えば、印刷ジョブの印刷に第1のプリンタ1600−A1、第2のプリンタ1600−A2、第3のプリンタ1600−Bを使用するとした場合に、ジョブ分割制御手段6により定められた第1のプリンタ1600−A1での印刷ページ分を、印刷モード選択手段7で定められた印刷モードにより、第1のプリンタドライバ3を用いてPDLデータを生成する。
【0085】
同様に、ジョブ分割制御手段6により定められた第3のプリンタ1600−Bでの印刷ページ分を、印刷モード選択手段7で定められた印刷モードにより、第2のプリンタドライバ4を用いてPDLデータを生成し、それらPDLデータをマージしてクラスタライング分散サーバ5002へ転送する機能を有する。
【0086】
次に、分散印刷制御手段5の具体的な動作を図8のフローチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは、50ページ文書を1部印刷するという印刷ジョブの場合について説明する。そして、印刷ジョブ内のページ単位の印刷オブジェクトの内容は、5、10、15、20、25ページのみカラー写真印刷で、その他はモノクロテキスト印刷であるとする。
【0087】
印刷処理が開始されると、ステップS101において、アプリケーションは、アプリケーションデータである印刷ジョブをジョブ分割制御手段6に出力する。
【0088】
次に、ステップS102において、ネットワークプリンタ情報入力手段8は、例えばユーザーの操作によって予め入力されたプリンタの機能に関する情報からモノクロ印刷はモノクロ印刷用の第1のプリンタ1600Aで印刷可能であり、カラー印刷はカラー印刷用の第3のプリンタ1600Bで印刷可能であるということを認識し、使用可能なプリンタの機能に関する情報をジョブ分割制御手段6へ送信する。このように、ステップS102で印刷装置情報入力手段が構成される。
【0089】
次に、ステップS103において、ジョブ分割制御手段6は、使用可能なプリンタの機能に関する情報により、5、10、15、20、25ページをカラープリンタジョブとし、1〜4、6〜9、11〜14、16〜19、21〜24、26〜50ページをモノクロプリンタジョブとすることを決定する。
【0090】
次に、ステップS104において、印刷モード選択手段7は、カラーオブジェクトが写真画像であることと、モノクロオブジェクトがテキストであることにより、カラープリンタジョブは全ページを第3のプリンタ1600Bの写真モード印刷方式により印刷し、モノクロプリンタジョブは全ページを第1のプリンタ1600Aのテキストモード印刷方式により印刷することを決定する。このように、ステップS103とステップS104で印刷装置指定手段が構成される。
【0091】
次に、ステップS105において、多重PDLデータ生成手段9は、カラープリンタジョブに対しては第2のプリンタドライバ4を写真モードにして、PDLデータを生成する。同様に、モノクロプリンタジョブに対しては、第1のプリンタドライバ3をテキストモードにしてPDLデータを生成する。このように、ステップS105で印刷データ生成手段が構成される。
【0092】
次に、ステップS106において、多重PDLデータ生成手段9は、モノクロプリンタ向けPDLデータ、カラープリンタ向けPDLデータ及びページ情報を1つのジョブとして分散サーバ5002へ出力する。このように、ステップS106で印刷データ出力手段が構成される。
【0093】
以上のように、本実施の形態では、分散印刷システム1のクライアントPC2上でアプリケーションからページ毎に印刷させるプリンタのプリンタドライバ3、4を呼び出し、プリンタ毎にPDLデータを生成するようにしたので、分散印刷システム下においても写真データは階調重視の印刷を行うことができ、テキストデータは解像度重視の印刷を行うことができる。
【0094】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の分散印刷システムの第2の実施の形態について説明する。
【0095】
図9は、本実施の形態の分散印刷システムのブロック図である。また、図10は、図9に示した分散印刷制御手段13の具体的な機能を示した分散印刷システムのブロック図である。なお、図10においては、図9に示した幾つかのブロックを省略している。
【0096】
また、本実施の形態は、分散印刷制御手段13が、上述のプリンタの機能に関する情報を自動入力して印刷するプリンタを指定する構成としたものであるので、分散印刷制御手段13のみが第1実施の形態と異なる構成になる。したがって、図9、図10において、第1実施の形態と同一機能を有するものについては図6、図7と同一の符号を付し、説明を省略する。
【0097】
分散印刷システム11は、例えばユーザーが所有するパソコンである情報処理装置としてのクライアントPC12と、分散サーバとしての分散サーバ5002と、前記分散サーバ5002とネットワーク4001を介して通信可能に接続されるネットワークプリンタ群5003とを備えて構成される。
【0098】
クライアントPC2は、ユーティリティソフトウェアにより構成される分散印刷制御手段13と、モノクロプリンタ1600−A1、1600−A2に対応する第1のプリンタドライバ3と、カラープリンタ1600−Bに対応するプリンタ第2のドライバ4と、プリント設定手段5012とを備えている。
【0099】
前記分散印刷制御手段13は、印刷するアプリケーションデータのページ単位の印刷形態(テキスト、グラフィクス、写真、モノクロまたはカラー)を表す印刷オブジェクト情報に応じて、予め記憶されているプリンタ1600−A1、A2、Bの中から印刷に使用するプリンタを指定し、アプリケーションから受け取ったデータを、前記印刷オブジェクト情報に対応した第1及び第2のプリンタドライバ3、4にページ単位で出力する。
【0100】
そして、カラーページはカラープリンタ用の第2のプリンタドライバ4を用い、モノクロページはモノクロプリンタ用の第1のプリンタドライバ3を用いて印刷オブジェクト情報に応じた印刷データとしてのPDLデータを生成し、前記生成したPDLデータを分散サーバ5002へ送信する。このように、分散印刷制御手段13は、アプリケーションからのデータを各プリンタドライバ3、4へ引き渡す機能を有している。
【0101】
次に、図10を参照しながら分散印刷制御手段13の詳細な機能説明を行う。
図10において、分散印刷システム11のクライアントPC12上で動作するユーティリティソフトウェアで構成される分散印刷制御手段分散印刷制御手段13は、ジョブ分割制御手段6と、印刷モード選択手段7と、多重PDLデータ生成手段9と、ネットワークプリンタ情報入力手段14と、使用プリンタ選択手段15とを備えている。
【0102】
ネットワークプリンタ情報入力手段14は、例えば、プリンタデバイス群5003の第1のプリンタ1600−A1、第2のプリンタ1600−A2、第3のプリンタ1600−Bの機能に関する情報を、各プリンタ1600−A1、A2、Bからネットワーク4001を介して自動で入力する機能を持ち、使用可能なネットワークプリンタデバイス群5003の機能に関する情報テーブルを作成して記憶する機能を有する。
【0103】
使用プリンタ選択手段15は、ネットワークプリンタ情報入力手段14からの使用可能なネットワークプリンタデバイス群5003の機能に関する情報とジョブ分割制御手段6からの印刷ジョブの印刷オブジェクト情報に基づいて、どのプリンタを印刷に使用するかを自動選択する機能を有している。なお、クライアントによりプリンタを任意に選択可能にしてもよい。なお、前記印刷オブジェクト情報の具体的な内容は、上述の第1の実施の形態で説明したものと同じであるので説明を省略する。
【0104】
次に、分散印刷制御手段14の具体的な動作を、図11のフローチャートを参照しながら説明する。なお、印刷ジョブの内容は第1実施の形態と同じであるとする。
【0105】
印刷処理が開始されると、ステップS201において、アプリケーションは、アプリケーションデータである印刷ジョブを分散印刷制御手段6に出力する。
【0106】
次に、ステップS202において、ネットワークプリンタ情報入力手段14は、各プリンタ1600−A1、A2、Bから取得した前記プリンタの機能に関する情報から、モノクロ印刷はモノクロ印刷用の第1のプリンタ1500Aで印刷可能であり、カラー印刷はカラー印刷用の第3のプリンタ1500Bで印刷可能であるということを認識し、使用可能なネットワークプリンタデバイス群5003の機能に関する情報を使用プリンタ選択手段15へ送信する。このように、ステップS202で印刷装置情報入力手段が構成される。
【0107】
次に、ステップS203において、使用プリンタ選択手段15は、ネットワークプリンタ情報入力手段14からの使用可能なネットワークプリンタデバイス群5003の機能に関する情報とジョブ分割制御手段6からの印刷ジョブの印刷オブジェクト情報に基づいて、どのプリンタを印刷に使用するかを選択し、選択結果をジョブ分割制御手段6に送信する。
【0108】
次に、ステップS204において、ジョブ分割制御手段6は、使用プリンタ選択手段15からの情報により、5、10、15、20、25ページをカラープリンタジョブとし、1〜4、6〜9、11〜14、16〜19、21〜24、26〜50ページをモノクロプリンタジョブとすることを決定する。
【0109】
次に、ステップS205において、印刷モード選択手段7は、カラーオブジェクトが写真画像であることと、モノクロオブジェクトがテキストであることにより、カラープリンタジョブは全ページをカラー印刷用の第3のプリンタ1500Bの写真モード印刷方式により印刷する。また、モノクロプリンタジョブは全ページをモノクロ印刷用の第1のプリンタ1500Aのテキストモード印刷方式により印刷することを決定する。このように、ステップS203、S204、S205で印刷装置指定手段が構成される。
【0110】
次に、ステップS206において、多重PDLデータ生成手段9は、カラープリンタジョブに対しては第2のプリンタドライバ4を写真モードにしてPDLデータを生成する。同様に、モノクロプリンタジョブに対しては第1のプリンタドライバ3をテキストモードにしてPDLデータを生成する。このように、ステップS206で印刷データ生成手段が構成される。
【0111】
次に、ステップS207において、多重PDLデータ生成手段9は、モノクロプリンタ向けPDLデータ、カラープリンタ向けPDLデータ及びページ情報を1つのジョブとして分散サーバ5002へ出力する。このように、ステップS207で印刷データ出力手段が構成される。
【0112】
以上のように構成したので、本実施の形態の分散印刷システムでは、第1実施の形態の効果に加え、ネットワークプリンタ情報入力手段14が各プリンタ1600−A1、A2、Bの機能に関する情報を自動入力し、さらに、使用プリンタ選択手段15が印刷に使用するプリンタを自動的に選択することができる。これにより、ユーザーによるモード設定の手間をより軽減することができるようになる。
【0113】
なお、前述した第1及び第2の実施の形態では、クライアントPC2及び分散サーバ5002をそれぞれ1台ずつ設けた場合について説明したが、これらは1台であっても複数台であってもよい。
【0114】
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0115】
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0116】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることは言うまでもない。
【0117】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、分散印刷システム下においてもページ単位のオブジェクトに応じた印刷を行うことができる。
【0119】
また、本発明の他の特徴によれば、複数の印刷装置から印刷装置の機能に関する情報を自動的に入力するようにしたので、ユーザーの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散印刷システムの第1の実施の形態に好適なカラーレーザプリンタの構成を示す断面図である。
【図2】本実施の形態に好適なカラーレーザプリンタの光学ユニットの構成を詳細に示した断面図である。
【図3】本実施の形態に好適なホストコンピュータとカラーレーザプリンタを使用した場合のシステムのブロック図である。
【図4】本実施の形態のベースとなる分散印刷システムのブロック図である。
【図5】本実施の形態の前提となる分散印刷システムに用いられる分散サーバの構成例を詳細に示したブロック図である。
【図6】本実施の形態の分散印刷システムのブロック図である。
【図7】本実施の形態の情報処理装置に設けられている分散印刷制御手段の構成例を詳細に示したブロック図である。
【図8】本実施の形態の分散印刷制御手段の動作を説明するフローチャートである。
【図9】本発明の分散印刷システムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図10】第2の実施の形態の情報処理装置に設けられている分散印刷制御手段手段の構成例を詳細に示したブロック図である。
【図11】第2の実施の形態の分散印刷制御手段手段の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1、11 分散印刷システム
2、12 クライアントPC
3、4 プリンタドライバ
5、13 分散印刷制御手段
6 ジョブ分割制御手段
7 印刷モード選択手段
8、14 ネットワークプリンタ情報入力手段
9 多重PDLデータ生成手段
15 使用プリンタ選択手段
1600 プリンタ
5002 分散サーバ
5003 ネットワークプリンタ群

Claims (13)

  1. 複数のページからなる印刷文書を、ネットワークに接続された複数の印刷装置で分散して印刷するように制御する情報処理装置において、
    前記複数の印刷装置の機能に関する印刷装置機能情報、及び前記複数のページからなる印刷文書のページ単位のオブジェクト情報に基づいて、各印刷装置で分散して印刷するための複数のジョブにジョブを分割し、分割した各ジョブに対して印刷装置ごとの相異なる複数種のプリンタドライバを用いることによりページ記述言語による印刷データを複数生成し、各プリンタドライバを用いて生成した前記複数の印刷データを1つのジョブとしてセーブする印刷データ生成手段と、
    前記印刷データ生成手段によりセーブされたジョブに基づいて、前記各印刷装置に対応する印刷データをそれぞれの印刷装置で印刷すべく出力する印刷データ出力手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記複数の印刷装置の機能に関する情報をユーザーが入力するための印刷装置情報入力手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記複数の印刷装置の機能に関する情報をネットワーク上から収集して入力する印刷装置情報入力手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記印刷データ生成手段は、前記複数のページからなる印刷文書のうち、モノクロページはモノクロ印刷装置で印刷するように、カラーページはカラー印刷装置で印刷するように、前記ページ記述言語による印刷データを生成することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記モノクロ印刷装置向けのページ記述言語データと、前記カラー印刷装置向けのページ記述言語データと、ページ情報とを1つのジョブとして、前記ネットワーク上に接続された分散サーバに出力する分散印刷制御手段を有することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の情報処理装置と、少なくとも1つ以上のモノクロ印刷装置と、少なくとも1つ以上のカラー印刷装置とを有することを特徴とする分散印刷システム。
  7. 複数のページからなる印刷文書を、ネットワークに接続された複数の印刷装置で分散して印刷する分散印刷制御方法において、
    前記複数の印刷装置の機能に関する印刷装置機能情報、及び前記複数のページからなる印刷文書のページ単位のオブジェクト情報に基づいて、各印刷装置で分散して印刷するための複数のジョブにジョブを分割し、分割した各ジョブに対して印刷装置ごとの相異なる複数種のプリンタドライバを用いることによりページ記述言語による印刷データを複数生成し、各プリンタドライバを用いて生成した前記複数の印刷データを1つのジョブとしてセーブする印刷データ生成処理と、
    前記印刷データ生成処理によりセーブされたジョブに基づいて、前記各印刷装置に対応する印刷データをそれぞれの印刷装置で印刷すべく出力する印刷データ出力処理と、
    を行うことを特徴とする分散印刷制御方法。
  8. 前記複数の印刷装置の機能に関する情報をユーザーが入力するための印刷装置情報入力処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の分散印刷制御方法。
  9. 前記複数の印刷装置の機能に関する情報をネットワーク上から収集して入力する印刷装置情報入力処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の分散印刷制御方法。
  10. 前記印刷データ生成処理において、前記複数のページからなる印刷文書のうち、モノクロページはモノクロ印刷装置で印刷するように、カラーページはカラー印刷装置で印刷するように、前記ページ記述言語による印刷データを生成することを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の分散印刷制御方法。
  11. 前記モノクロ印刷装置向けのページ記述言語データと、前記カラー印刷装置向けのページ記述言語データと、ページ情報とを1つのジョブとして、前記ネットワーク上に接続された分散サーバに出力するための分散印刷制御処理を行うことを特徴とする請求項10に記載の分散印刷制御方法。
  12. 請求項7〜11の何れか1項に記載の分散印刷制御方法の各処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 請求項12に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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