JPH09319533A - 情報処理装置及びその方法及びプリンタシステム及び該システムの制御方法 - Google Patents
情報処理装置及びその方法及びプリンタシステム及び該システムの制御方法Info
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- JPH09319533A JPH09319533A JP8138340A JP13834096A JPH09319533A JP H09319533 A JPH09319533 A JP H09319533A JP 8138340 A JP8138340 A JP 8138340A JP 13834096 A JP13834096 A JP 13834096A JP H09319533 A JPH09319533 A JP H09319533A
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Abstract
ープ化した仮想プリンタを作成しておき、その仮想プリ
ンタを構成するプリンタを用いることで、ユーザの所望
する特色を持つ最適なプリンタに出力データの分割を自
動的に行うことができる情報処理装置及びその方法及び
プリンタシステム及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 複数のプリンタを所望するプリンタ毎に
グループ化して仮想プリンタ2bを生成する指示を行
う。指示に従って、複数のプリンタをグループ化した仮
想プリンタ2bとして管理する。管理された仮想プリン
タ2bのいずれかを指定し、指定する仮想プリンタ2b
に属する各プリンタに、出力すべきデータを分配する。
Description
管理する情報処理装置及びその方法及びプリンタシステ
ム及び該システムの制御方法に関するものである。
タシステムにおいて、例えば、ある情報処理装置上で作
成された出力データを分割して各プリンタに出力するこ
とができる。このような出力を行うことで出力データの
印刷速度の向上を図ることができる。また、出力データ
の出力をプリンタシステムに属する高解像度の印刷能力
を持つプリンタに限定して行うことで、記録品質の良い
出力データを高速で印刷することができる。そして、実
際に出力データを各プリンタに分割して出力する場合に
は、共有されている各プリンタの処理状態や処理能力を
判断し、その判断に基づいて出力データの分割を手作業
で設定していた。
来のプリンタシステムでは、手作業による出力データの
分割の設定が面倒であるばかりでなく、共有されている
各プリンタの処理状態に応じた適切な出力データの分割
が困難であった。本発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ユーザの所望する特色を持つプリンタを
グループ化した仮想プリンタを作成しておき、その仮想
プリンタを構成するプリンタを用いることで、ユーザの
所望する特色を持つ最適なプリンタに出力データの分割
を自動的に行うことができる情報処理装置及びその方法
及びプリンタシステム及びその制御方法を提供すること
を目的としている。
めの本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。
即ち、複数のプリンタを管理する情報処理装置であっ
て、前記複数のプリンタを所望するプリンタ毎にグルー
プ化する指示を行う指示手段と、前記指示手段の指示に
従って、前記複数のプリンタをグループ化して管理する
管理手段と、前記管理手段で管理されたグループのいず
れかを指定する指定手段と、前記指定手段が指定するグ
ループに属する各プリンタに、出力すべきデータを分配
する分配手段とを備える。
るグループに属する各プリンタの利用状態と処理能力を
獲得する獲得手段を更に備え、前記獲得手段の獲得結果
に基づいて、前記分配手段は前記グループに属する各プ
リンタに前記出力すべきデータを分配する。グループに
属する各プリンタの利用状態と処理能力に基づいて、出
力すべきデータを分配することで、最適な出力データの
分配を行うことができるからである。
管理されているグループ毎に、各グループに属する各プ
リンタに優先度を設定する設定手段を更に備える。優先
度を設定することで、ユーザが所望するプリンタから出
力データを出力させることができるからである。また、
好ましくは、前記指定手段が指定するグループに属する
各プリンタに優先度が設定されている場合、前記分配手
段は、前記獲得結果と該優先度に基づいて該グループに
属する各プリンタに前記出力すべきデータを分配する。
グループに属する各プリンタの記録品質に基づいて、前
記優先度を設定する。また、好ましくは、前記設定手段
は、前記グループに属する各プリンタの処理能力に基づ
いて、前記優先度を設定する。また、好ましくは、前記
管理手段は、カラープリンタをグループ化して管理す
る。
クロプリンタをグループ化して管理する。また、好まし
くは、前記管理手段は、高速印刷が可能なプリンタをグ
ループ化して管理する。また、好ましくは、前記管理手
段は、高解像度印刷が可能なプリンタをグループ化して
管理する。
クロプリンタとカラープリンタをグループ化して管理す
る。また、好ましくは、前記指定手段が指定するグルー
プに属する各プリンタに出力すべきデータにカラーデー
タが含まれるか否かを判定する判定手段を更に備え、前
記判定手段の判定結果に基づいて、前記分配手段は、モ
ノクロデータを前記グループに属するモノクロプリンタ
に分配し、カラーデータを該グループに属するカラープ
リンタに分配する。出力すべきデータに、カラーデータ
がふくまれているか否かを判定することで、自動的にモ
ノクロデータとカラーデータを、それぞれモノクロプリ
ンタ、カラープリンタに分配させて出力させることがで
きるからである。
情報処理方法は以下の構成を備える。即ち、複数のプリ
ンタを管理する情報処理方法であって、前記複数のプリ
ンタを所望するプリンタ毎にグループ化する指示を行う
指示工程と、前記指示工程の指示に従って、前記複数の
プリンタをグループ化して管理する管理工程と、前記管
理工程で管理されたグループのいずれかを指定する指定
工程と、前記指定工程が指定するグループに属する各プ
リンタに、出力すべきデータを分配する分配工程とを備
える。
るグループに属する各プリンタの利用状態と処理能力を
獲得する獲得工程を更に備え、前記獲得工程の獲得結果
に基づいて、前記分配工程は前記グループに属する各プ
リンタに前記出力すべきデータを分配する。また、好ま
しくは、前記管理工程によって管理されているグループ
毎に、各グループに属する各プリンタに優先度を設定す
る設定工程を更に備える。
るグループに属する各プリンタに優先度が設定されてい
る場合、前記分配工程は、前記獲得結果と該優先度に基
づいて該グループに属する各プリンタに前記出力すべき
データを分配する。また、好ましくは、前記設定工程
は、前記グループに属する各プリンタの記録品質に基づ
いて、前記優先度を設定する。
グループに属する各プリンタの処理能力に基づいて、前
記優先度を設定する。また、好ましくは、前記管理工程
は、カラープリンタをグループ化して管理する。また、
好ましくは、前記管理工程は、モノクロプリンタをグル
ープ化して管理する。
印刷が可能なプリンタをグループ化して管理する。ま
た、好ましくは、前記管理工程は、高解像度印刷が可能
なプリンタをグループ化して管理する。また、好ましく
は、前記管理工程は、モノクロプリンタとカラープリン
タをグループ化して管理する。
るグループに属する各プリンタに出力すべきデータにカ
ラーデータが含まれるか否かを判定する判定工程を更に
備え、前記判定工程の判定結果に基づいて、前記工程手
段は、モノクロデータを前記グループに属するモノクロ
プリンタに分配し、カラーデータを該グループに属する
カラープリンタに分配する。
プリンタシステムは以下の構成を備える。即ち、複数の
プリンタから構成されるプリンタシステムであって、前
記複数のプリンタを所望するプリンタ毎にグループ化す
る指示を行う指示手段と、前記指示手段の指示に従っ
て、前記複数のプリンタをグループ化して管理する管理
手段と、前記管理手段で管理されたグループのいずれか
を指定する指定手段と、前記指定手段が指定するグルー
プに属する各プリンタに、出力すべきデータを分配する
分配手段とを備える。
るグループに属する各プリンタの利用状態と処理能力を
獲得する獲得手段を更に備え、前記獲得手段の獲得結果
に基づいて、前記分配手段は前記グループに属する各プ
リンタに前記出力すべきデータを分配する。また、好ま
しくは、前記指定手段が指定するグループに属する各プ
リンタに出力すべきデータにカラーデータが含まれるか
否かを判定する判定手段を更に備え、前記判定手段の判
定結果に基づいて、前記分配手段は、モノクロデータを
前記グループに属するモノクロプリンタに分配し、カラ
ーデータを該グループに属するカラープリンタに分配す
る。
プリンタシステムの制御方法は以下の構成を備える。即
ち、複数のプリンタから構成されるプリンタシステムの
制御方法であって、前記複数のプリンタを所望するプリ
ンタ毎にグループ化する指示を行う指示工程と、前記指
示工程の指示に従って、前記複数のプリンタをグループ
化して管理する管理工程と、前記管理工程で管理された
グループのいずれかを指定する指定工程と、前記指定工
程が指定するグループに属する各プリンタに、出力すべ
きデータを分配する分配工程とを備える。
るグループに属する各プリンタの利用状態と処理能力を
獲得する獲得工程を更に備え、前記獲得工程の獲得結果
に基づいて、前記分配工程は前記グループに属する各プ
リンタに前記出力すべきデータを分配する。また、好ま
しくは、前記指定工程が指定するグループに属する各プ
リンタに出力すべきデータにカラーデータが含まれるか
否かを判定する判定工程を更に備え、前記判定工程の判
定結果に基づいて、前記分配手段は、モノクロデータを
前記グループに属するモノクロプリンタに分配し、カラ
ーデータを該グループに属するカラープリンタに分配す
る。
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
複数のプリンタを管理する情報処理のプログラムコード
が格納されたコンピュータ可読メモリであって、前記複
数のプリンタを所望するプリンタ毎にグループ化する指
示を行う指示工程のコードと、前記指示工程の指示に従
って、前記複数のプリンタをグループ化して管理する管
理工程のコードと、前記管理工程で管理されたグループ
のいずれかを指定する指定工程のコードと、前記指定工
程が指定するグループに属する各プリンタに、出力すべ
きデータを分配する分配工程のコードとを備える。
適な実施形態を詳細に説明する。 <実施形態1>図1は本発明の実施形態を実現するプリ
ンタシステムの構成を示すブロック図である。
り、CPU1aで動作する様々なアプリケーションを使
って、プリンタに出力する出力データ1bを作成し、ネ
ットワーク回線を介して共有されているサーバPC2上
の仮想プリンタ2bに出力データの出力を要求する。2
はサーバPCであり、本発明で説明される処理を実行す
る動作プログラムを実行するものである。実行する際に
は、記憶装置2h(ハードディスク、FD、ROM等の
記憶媒体)にファイルとして格納されている動作プログ
ラムをメモリ2g(RAM)にロードし、CPU2aに
対して種々の命令を実行させることになるが、概念的に
CPU2a上で実行されているものとする。
タ作成処理部2cで実行される処理によって、サーバP
C2のサーバOS2eやネットワークアダプタ4を介し
て共有されたネットワーク回線上の物理プリンタ3(図
のプリンタ1、プリンタ2)をまとめた論理プリンタと
いえる。仮想プリンタ作成処理部2cで実行される処理
は、動作プログラムの1つである。例えば、図3の
(a)に示す「9.仮想プリンタの作成」ダイアログを
使って、ユーザが所望する特色を持つ物理プリンタ3
(例えば、カラー印刷を行う物理プリンタ等)毎にグル
ープ化した物理プリンタ3群を仮想プリンタ2bとして
作成し、その作成された仮想プリンタ2bを用いて、通
常の物理プリンタと同じような印刷処理を振る舞うよう
な印刷処理をクライアントPC1に対して実行する。
分配処理も動作プログラムの1つであり、仮想プリンタ
2bに対してクライアントPC1から出力された出力デ
ータ1bを、一旦記憶装置2hに印刷キューとして格納
する。次に、仮想プリンタ2aの優先度や、各物理プリ
ンタ3(実施形態1では、プリンタ1とプリンタ2)の
動作状況を判断して各物理プリンタに分配する最適なペ
ージ数を決定する。
に貯えられ、実際にサーバPC2に接続されている物理
プリンタ3(プリンタ1)の印刷キュー3aや、サーバ
OS2eやネットワークアダプタ4を介して接続されて
いる物理プリンタ3(プリンタ2)の印刷キュー3bと
して、各プリンタ1、2に分配される。その後、プリン
タ1、2から通知される印刷結果を、仮想プリンタ2b
からの印刷結果として、クライアントPC1に通知され
る。
デバイス(P.D.)であり、これらの操作を操作する
ことによって、本発明で説明される処理の実行や各種設
定を行う。2jは表示装置であり、本発明で説明される
処理の実行や各種設定を行うためのウインドウを表示し
たり、本発明で説明される処理によって実行される印刷
処理の経過状態を表示する。
を実行するために、サーバPC2の表示装置2jに表示
される「6.仮想プリンタ設定」ダイアログについて、
図2を用いて説明する。図2は実施形態1のサーバPC
2の表示装置2jに表示される「6.仮想プリンタ設
定」ダイアログの表示例を示す図である。
定」ダイアログには、ユーザが指示できるコマンドとし
て、“作成”、“追加”、“修正”、“削除”、“終
了”からなるメニューコマンドを有している。そして、
それぞれのコマンドはキーボード2i、P.D.2kを
操作することで、所望のコマンドの選択・実行がなされ
る。
は、上述した「9.仮想プリンタの作成」ダイアログを
使って作成された仮想プリンタ2bを示すアイコンとそ
の名称、物理プリンタ3を示すアイコンとその名称が表
示されいる。また、仮想プリンタ2bと物理プリンタ3
を区別するために、物理プリンタ3を示すアイコンには
影がついている。
が「7.1物理プリンタ」と「printerA」であ
るアイコンが物理プリンタ3を示しており、共有されて
いる実際に接続されているプリンタである。一方、アイ
コンの名称が「モノクロ印刷」、「高速印刷」、「7.
カラー印刷」であるアイコンが仮想プリンタ2bとそを
示しており、この仮想プリンタ2bの名称がクライアン
トPC1に対しては共有プリンタの名称となる。
ンタ2bとして「7.カラー印刷」を示すアイコンが選
択された状態(図2に示すように、アイコンの後ろに矩
形の影が入っている状態)で“修正”メニューコマンド
を選択、あるいは「7.カラー印刷」を示すアイコンを
P.D.2kを使ってダブルクリックした時に表示され
る、「7.カラー印刷」に登録されている物理プリンタ
3を一覧する仮想プリンタウインドウである。
トルバーには、仮想プリンタ2bを示すアイコンの名称
が表示され、ここでは“カラー印刷”という文字列が表
示される。また、「7.カラー印刷」に登録されている
物理プリンタ3として、3種類の物理プリンタ3が登録
されていることが図から判断される。一方、“作成”メ
ニューコマンドを選択した場合は、図3の(a)に示す
ような「9.仮想プリンタの作成」ダイアログが表示さ
れる。「9.仮想プリンタの作成」ダイアログでは、仮
想プリンタの名称や仮想プリンタの特色となる優先度を
設定することができる。
た場合は、図2に示すようなプルダウンメニューが表示
される。ここには、現在利用可能な物理プリンタ3の名
称が列挙されている。そして、列挙されている物理プリ
ンタ3のいずれかを選択すると、図3の(b)に示すよ
うな「10.プリンタ登録」ダイアログが表示される。
「10.プリンタ登録」ダイアログでは、物理プリンタ
3の名称、設置場所、物理プリンタ3の能力を示す解像
度(dpi)、単位時間当りのプリント枚数(枚/
分)、カラー(色)の種類数を設定することができる。
ここで、設定された内容は、仮想プリンタウインドウ
(例えば、図2の「8.カラー印刷」)が表示されてい
る状態である場合は、その仮想プリンタウインドウ上に
表示され、仮想プリンタウインドウ上が表示されていな
い状態である場合は、「6.仮想プリンタ設定」ダイア
ログ上に表示される。
た場合は、仮想プリンタウインドウ上で選択されている
物理プリンタを示すアイコン、あるいは「6.仮想プリ
ンタ設定」ダイアログ上で選択されている物理プリンタ
を示すアイコンあるいは仮想プリンタを示すアイコンが
削除される。一方、“ログ”メニューコマンドを選択し
た場合は、図3の(c)に示すような「11.プリント
出力ログ」ウインドウが表示される。ここでは、出力デ
ータの出力を要求したユーザ名や、キュー分配処理部2
dにて、実際に分配された印刷キューの状況等をスプレ
ッドシート上に表示される。
た場合は、表示されている「6.仮想プリンタ設定」ダ
イアログが閉じられる。次に、仮想プリンタ設定処理部
2cで実行される処理について、図4のフローチャート
を用いて説明する。図4は実施形態1の仮想プリンタ設
定処理部で実行される処理の処理フローを示すフローチ
ャートである。
オペレータがキーボード2i、P.D.2kの操作によ
って発行されるイベント(例えば、実施形態1で説明さ
れる処理の起動/終了時に発行されるイベント、あるい
は「6.仮想プリンタ設定」ダイアログのメニューコマ
ンドが選択されることによって発行されるイベント等)
によって処理が振り分けられるイベント駆動型であり、
図中のイベント分岐処理がウインドウシステムを示して
いる。以下、このフローチャートにおいて、イベントの
種別を示すために、発行された各イベントを{イベント
名}という形で表記する。
1を実行する動作プログラムが起動されたならば、{起
動}イベントが通知される。そして、ステップS401
にて、記憶装置2hに格納されているプリンタ情報ファ
イル(図5の(b)で詳述)から、仮想プリンタ構造体
(図5の(a)で詳述)をメモリ2g上に展開し、仮想
プリンタ構造体オブジェクト(以下、プリンタオブジェ
クトと呼ぶ)を復元する。このとき、後述する{作成}
{追加}イベントの処理を実行することで、物理プリン
タ3との連携を実現している。また、「6.仮想プリン
タ設定」ダイアログが表示される。
報ファイルの詳細について、図5の(a)、(b)を用
いて説明する。図5の(a)は実施形態1の仮想プリン
タ構造体の構成を示す図であり、(b)はプリンタ情報
ファイルの構成を示す図である。図5の(b)に示され
るプリンタ情報ファイルは、仮想プリンタ2bに関する
情報を管理する[仮想プリンタ情報]セクションと、そ
の仮想プリンタに登録されている物理プリンタ3に関す
る情報を管理する[物理プリンタ情報]セクションから
構成されている。[仮想プリンタ情報]セクションに
は、上述した「9.仮想プリンタの作成」ダイアログで
作成された内容と、その仮想プリンタ2bに登録されて
いる物理プリンタ3の数を示す物理プリンタ登録数から
構成されいる。また、[物理プリンタ情報]セクション
には、上述した「10.プリンタ登録」ダイアログで登
録された内容から構成されており、物理プリンタ登録数
に応じた数分の[物理プリンタn情報]セクション(n
は自然数)が存在する。
タ構造体は、プリンタ情報ファイルに基づいて、[仮想
プリンタ情報]セクションの内容(図のAが示す部分、
以下、この部分をVirtual_Printer構造
体と呼ぶ)をコード化したものであり、INT Cou
ntの後に、線形リストオブジェクトとして[物理プリ
ンタn情報]セクションの内容(図のBが示す部分、以
下、この部分をPhysical_Printer構造
体と呼ぶ)をコード化した物理プリンタ構造体が、物理
プリンタ登録数分構成されている。尚、1つの物理プリ
ンタ構造体が、次の物理プリンタ構造体の参照するため
の参照アドレス(図のNext Printer)を格
納している。このように、各物理プリンタ構造体が仮想
プリンタ構造体のメンバーとして含んでいる。
プリンタオブジェクトより、現在登録されている物理プ
リンタ3と仮想プリンタ2bの名称を獲得し、それぞれ
を示すアイコンと名称を表示する。また、選択されてい
る仮想プリンタ2bがある場合には、仮想プリンタウイ
ンドウ(例えば、図の「8.カラー印刷」ウインドウ)
も表示される。
タ3の出力結果を定期的にクライアントPC1に通知す
るためのタイマー処理が実行できるように、タイマーを
設定する。ここまでの処理によって、表示装置2jに図
2に示されるような表示状態が得られる。一方、キーボ
ード2i、P.D.2kの操作によって、“作成”メニ
ューコマンドを選択した場合、{作成}イベントが通知
され、ステップS404にて、図3の(a)に示した
「仮想プリンタ作成」ダイアログをオープンする。この
ダイアログの“仮想プリンタ名称”は、任意の文字列を
入力できる入力フィールドであり、80文字までの文字
の入力を受け付ける。ここに、入力する仮想プリンタの
名称が、「6.仮想プリンタ設定」ダイアログに表示さ
れる仮想プリンタ2bを示すアイコンの名称になる。
ックスであり、“品質”あるいは“速度”の項目が選択
可能である。そして、選択されている項目にはチェック
マークが表示される。(図では“品質”が選択されてい
る)。尚、このチェックマークは排他制御されており、
両方を同時に選択することはできない。また、“品質”
あるいは“速度”の項目は、共有されている各物理プリ
ンタ3の印刷品質、あるいは印刷速度に基づいて、出力
データを分配する物理プリンタ3の優先度を決定するも
のであり、“品質”を選択すると各物理プリンタ3の印
刷品質に基づいて出力データが分配される。一方、“速
度”を選択すると各物理プリンタ3の印刷速度に基づい
て出力データが分配される。
下されたならば、このダイアログがクローズされ設定が
無効になる。一方、OKボタンが押下されたならば、各
項目の内容を格納する仮想プリンタ構造体のVirtu
al_Printer構造体がメモリ2g上に確保さ
れ、Virtual_Printer構造体のName
に仮想プリンタの名称が最大80文字分格納され、Qu
alityに品質のON/OFFがブール値で格納さ
れ、Speedに速度のON/OFFがブール値で格納
される。このとき、新規仮想プリンタの作成になるため
物理プリンタ構造体であるPhysical_Prin
ter構造体はメンバーとして存在していない。
リンタ構造体より復元されるプリンタオブジェクトに対
して、プリンタドライバとして印刷結果を通知する機能
を持った仮想プリンタ2bを作成し、これを表すアイコ
ンと登録されている物理プリンタの一覧を示す仮想プリ
ンタウインドウを表示する。一方、キーボード2i、
P.D.2kの操作によって、“追加”メニューコマン
ドを選択した場合、{追加}イベントが通知され、ステ
ップS406にて、図2に示すようなプルダウンメニュ
ーが表示され、現在利用可能な物理プリンタの名称が列
挙される。ここで列挙される物理プリンタ3は、市販さ
れているサーバOS2eによって、共有されているプリ
ンタである。
メニューから物理プリンタ3を選択すると、図3に示し
た「10.プリンタ登録」ダイアログを表示し、そのダ
イアログを用いて物理プリンタ3の特性を登録する。こ
のダイアログの“プリンタ名称”、“設置場所”は任意
の文字列を入力できる入力フィールドであり、80文字
までの文字の入力を受け付ける。このダイアログの“ド
ライバ”はリストボックスになっており、サーバPC2
にインストールされているプリンタドライバが列挙さ
れ、物理プリンタに適切なプリンタドライバを選択でき
る。“解像度”、“枚数”、“カラー”は任意の数値を
入力するフィールドである。
下されたならば、このダイアログがクローズされ設定が
無効になる。一方、OKが押下されたならば、各項目の
設定値を格納する仮想プリンタ構造体の線形リストとな
るPhysical_Printer構造体がメモリ2
g上に確保される。Physical_Printer
構造体Nameには、物理プリンタ3の名称が最大80
文字分格納される。Driverには、インストールさ
れているプリンタドライバの絶対パス名が格納される。
Positionには、物理プリンタ3の設置場所を説
明した文章が最大80文字分格納される。Resolu
tionには、解像度を示すdpi値がINT型の数値
で格納される。Pagesには、毎分のプリント枚数が
INT型の数値で格納される。Colorには、カラー
出力が可能な場合、その出力色数をINT型の数値で格
納される。尚、モノクロの場合、Colorには0が格
納される。
場合には、ステップS406、ステップS407を繰り
返すことで、Physical_Printer構造体
に設定した操作が繰り返され、各Physical_P
rinter構造体の後のNext_Printer
に、Physical_Printer構造体と同じ構
造体のメモリ2g上に確保されたアドレスが格納され
る。更に、登録された物理プリンタ3の数はVirtu
al_Printer構造体のCountに格納され
る。
er構造体によって、物理プリンタ3を示すアイコン
が、仮想プリンタウインドウが表示されている場合は、
仮想プリンタウインドウ上に、仮想プリンタウインドウ
が表示されていない場合は、「6.仮想プリンタ設定」
ダイアログ上に物理プリンタ3を示すアイコンが表示さ
れる。これによって、オペレータは所望の物理プリンタ
3が登録されたことを把握することができる。また、既
に「6.仮想プリンタ設定」ダイアログ上に表示された
物理プリンタ3を、仮想プリンタウインドウにP.D.
2kを操作してドラッグ&ドロップ(アイコンを掴ん
で、仮想アプリンタウインドウ上で離す)することで、
仮想プリンタ2bに登録することもできる。
作によって、“修正”メニューコマンドを選択した場
合、{修正}イベントが通知され、ステップS408に
て、選択されたアイコン(この場合、仮想プリンタ2b
を示すアイコン、あるいは物理プリンタ3を示すアイコ
ン)から、仮想プリンタウインドウまたは「10.プリ
ンタ登録」ダイアログをオープンし内容を修正する。こ
の操作は、選択されたアイコン上でP.D.2kをダブ
ルクリックしても実行される。
択された場合は、仮想プリンタウインドウに加えて、更
に「9.仮想プリンタの作成」ダイアログが表示され、
仮想プリンタ2bの登録内容の修正を行う。実際には、
動作プログラムによって{作成}イベントを発生させ、
作成処理を実行することになる。一方、物理プリンタ3
を示すアイコンが選択された場合、「10.プリンタ登
録」ダイアログが表示され、設定内容の修正を行う。実
際には、動作プログラムによって{追加}イベントを発
生させ、追加処理を実行することになる。
作によって、“削除”メニューコマンドを選択した場
合、{削除}イベントが通知され、ステップS409に
て、選択されている仮想プリンタ2b、あるいは物理プ
リンタ3を削除する。そして、削除した仮想プリンタ2
bあるいは物理プリンタ3に関する情報として、メモリ
2gに確保された領域が解放される。
{タイマー}イベントが通知され、ステップS410に
て、印刷キューを分配した物理プリンタ3からの出力状
況(印刷中、待ち)を取得する。ステップS411に
て、取得した印刷状況を「11.プリント出力ログ」ウ
インドウに示すような形式(状態、文書名、所有者、プ
リンタ名、説明、部数をタブで区切っている)のデータ
に編集し、メモリ2g上に保存する。このデータは、ク
ライアントPC1からの印刷結果を問い合わせる要求に
対する返却データとして、クライアントPC1に通知さ
れる。また、「11.プリント出力ログ」ウインドウが
表示中ならば、「11.プリント出力ログ」ウインドウ
の内容を更新する。一方、キーボード2i、P.D.2
kの操作によって、“ログ”メニューコマンドを選択し
た場合、{ログ}イベントが通知され、ステップS41
2にて、「11.プリント出力ログ」ウインドウを表示
する。次に、ステップS413にて、{タイマー}イベ
ントで取得した出力結果をメモリ2gから取り出し、
「11.プリント出力ログ」の内容を更新する。
作によって、“終了”メニューコマンドを選択した場
合、{終了}イベントが通知され、ステップS414に
て、これまでに設定されたプリンタオブジェクトの実体
である、仮想プリンタ構造体の設定内容をプリンタ情報
ファイルに示す形式のファイルとして、記憶装置2hに
保存する。まず、仮想プリンタとしての設定部分Vir
tual_Printer構造体の内容が[仮想プリン
タ情報]セクションに書き込まれ、物理プリンタとして
の設定部分Physical_Printer構造体の
内容が[物理プリンタ情報]セクションに書き込まれ、
複数の物理プリンタが登録されている場合には、Vir
tual_Printer構造体のCountが示す数
だけ[物理プリンタ情報]セクションの書込が繰り返さ
れる。次に、ステップS415にて、「仮想プリンタ設
定」ダイアログがクローズされ、仮想プリンタ設定処理
部2cで実行される処理が終了する。
処理について、図4のフローチャートを用いて説明す
る。図6は実施形態1のキュー分配処理部で実行される
処理の処理フローを示すフローチャートである。クライ
アントPC1から出力データ1bが送られてきたなら
ば、ステップS601にて、仮想プリンタ2bに対して
の出力であるか否かを判断する。判断の結果、仮想プリ
ンタ2bに対しての出力でない場合(ステップS601
でNO)、つまり、物理プリンタ3に対しての出力の場
合、キュー分配処理は何も行わずに終了する。一方、仮
想プリンタ2bに対しての出力の場合(ステップS60
1でYES)、ステップS602に進む。
印刷キューとして、メモリ2g上に保存する。このと
き、印刷キューの総ページ数を取得し、メモリ2g上の
作業変数に格納する。ステップS603にて、仮想プリ
ンタ2bに登録されている物理プリンタの動作状態(出
力データのスプール状態)を、各物理プリンタ3のプリ
ンタドライバ2fから取得する。ステップS604に
て、各物理プリンタ3の処理能力(Physical_
Printer構造体のPagesに設定されている枚
数/分の値)をもとに、スプールされている出力データ
量をすべて出力し終わるまでの時間であるスプール時間
を算出する。
Printer構造体のQualityに品質を優先す
る情報が設定されているか否かを判断する。品質を優先
する情報が設定されている場合(ステップS605でY
ES)、ステップS607に進む。一方、品質を優先す
る情報が設定されていない場合(ステップS605でN
O)、ステップS606に進む。
によって文字フォントに違いが出ないように、プリンタ
ドライバ2fに対して、各物理プリンタ3にあらかじめ
設定されているデバイスフォントを使用しないように設
定する。次に、ステップS608にて、Physica
l_Printer構造体のResolutionに同
じ解像度が設定されている物理プリンタ3を選定し、選
定された物理プリンタ3の処理比率に応じて印刷キュー
を分配する。尚、解像度が同じ物理プリンタ3がない場
合には、解像度の高い順に処理比率を求め、その処理比
率に応じて印刷キューを各物理プリンタ3に分配する。
al_Printer構造体のSpeedに速度を優先
する情報が設定されているか否かを判断する。速度を優
先する情報が設定されている場合(ステップS607で
YES)、ステップS610に進む。一方、品質を優先
する情報が設定されていない場合(ステップS606で
NO)、ステップS609に進む。
出力データのない物理プリンタ3に対して、ステップS
604で算出したスプール時間分だけの印刷キューを、
スプールしている出力データのない物理プリンタ3の処
理比率に応じて分配する。この時点では、印刷ページが
ばらばらになるため、実際に印刷キューの分配は行わ
ず、各物理プリンタ3のプリンタドライバ2fに送ると
きにまとめて送るようにする。
タに登録された物理プリンタ3全てを対象に、Phys
ical_Printer構造体のPagesに設定さ
れている枚数/分の値をもとに処理能力に応じた処理比
率を求め、ステップS610で分配された印刷キュー以
外の残りの印刷キューを、求めた処理比率に応じて各物
理プリンタ3に分配する。ここで分配された枚数に、ス
テップS610で分配された枚数を加えた印刷キュー
が、プリンタドライバ2fに送る分配された印刷キュー
となる。
ている出力データのない物理プリンタ3に、均等に印刷
キューを分配する。次に、ステップS612にて、分配
が完了した印刷キューを、それぞれのプリンタドライバ
に送る。この結果、クライアントPC1から送られてき
た出力データ1bが、仮想プリンタ2bによって最適に
分配されたページが各物理プリンタ3へ出力される。
ば、プリンタの特色に基づいて、仮想プリンタを作成す
ることで、ユーザが所望する特色に応じた出力データの
出力を自動的に行えることができる。例えば、印刷能力
の高いプリンタを集めた仮想プリンタを作成すること
で、大量のドキュメントを高速に出力できる。また、カ
ラープリンタを集めた仮想プリンタを作成することで、
カラードキュメントを高品質で出力することができる。
て、1つの仮想プリンタにまとめることで、新式のプリ
ンタと同等、またはそれ以上の印刷能力を発揮するプリ
ンタとして利用することができ、資源の有効活用につな
がる。 <実施形態2>実施形態2では、仮想プリンタとして、
カラープリンタとモノクロプリンタの物理プリンタを登
録しておき、クライアントPC1の出力データの内容を
ページ単位で解析し、カラーデータが含まれる場合は、
カラープリンタの印刷キューとして分配し、モノクロデ
ータのみの場合は、モノクロプリンタの印刷キューとし
て分配する処理を行う。これによって、出力データの出
力におけるスループットを向上することができる。
るプリンタシステムは、実施形態1の図1で説明したプ
リンタシステムで実現可能である。そこで、実施形態2
における説明は、図1に示されるプリンタシステムを用
いて説明する。また、実施形態2で説明される処理を実
行することで、表示装置2jに表示される各種ダイアロ
グ、ウインドウは、実施形態1で説明された各種ダイア
ログ、ウインドウとほぼ同様の構成を有し、同じものに
ついては、実施形態1で説明したものを用いて説明し、
異なるものについては、適宜説明を加えている。
置2jに表示される「6.仮想プリンタ設定」ダイアロ
グの表示例を示す図である。図2に示した「6.仮想プ
リンタ設定」ダイアログと異なる点は、仮想プリンタ2
bであるカラー印刷を示すアイコンの仮想プリンタウイ
ンドウの中に、カラープリンタとモノクロプリンタが登
録されている点である。
(c)に相当するものであり、図8の(a)に示される
「9.仮想プリンタの作成」ダイアログには、仮想プリ
ンタの名称を設定することができる。図8の(b)に示
される「10.プリンタ登録」ダイアログは図3の
(b)で説明した「10.プリンタ登録」ダイアログと
同様のものである。図8の(c)に示される「11.プ
リント出力ログ」ダイアログも、図3の(c)で説明し
た「11.プリント出力ログ」ウインドウと同様のもの
であるが、この場合は、仮想プリンタにカラープリンタ
とモノクロプリンタの物理プリンタが登録されているの
で、カラー印刷とモノクロ印刷の印刷状況がスプレッド
シート上に表示される。
部2cで実行される処理は、実施形態1の図4のフロー
チャートで説明した処理と基本的には同じであるが、実
施形態2の仮想プリンタ設定部2cで実行される処理に
用いるプリンタ情報ファイルと、仮想プリンタ構造体
は、実施形態1のそれと多少異なるものを用いる。そこ
で、実施形態2の仮想プリンタ設定処理部2cで実行さ
れる処理の説明は省略る。
造体とプリンタ情報ァイルの詳細について、図9の
(a)、(b)を用いて説明する。図9の(a)は実施
形態2の仮想プリンタ構造体の構成を示す図であり、
(b)はプリンタ情報ファイルの構成を示す図である。
図9の(b)に示されるプリンタ情報ファイルは、実施
形態1の図3の(b)に示されるプリンタ情報ファイル
と同様に[仮想プリンタ情報]セクションと、[物理プ
リンタ情報]セクションから構成されている。特に、実
施形態2の[仮想プリンタ情報]セクションは、実施形
態1の[仮想プリンタ情報]セクションの“品質”と
“速度”の項目を除外したものであり、それ以外は同等
の機能を果たす。また、[物理プリンタ情報]セクショ
ンは、実施形態1の[物理プリンタ情報]セクションと
全く同じものであり、それ以外は同等の機能を果た
す。。
報ファイルは、実施形態1の図3の(a)に示されるプ
リンタ情報ファイルのVirtual_Printer
構造体のQualityとSpeedを除外したもので
あ、それ以外は同等の機能を果たす。このようなプリン
タ情報ファイルと、仮想プリンタ構造体を用いて、実施
形態2の仮想プリンタ設定処理部2cの処理が、実施形
態1の図4のフローチャートに従って実行される。
で実行される処理について、図10のフローチャートを
用いて説明する。図10は実施形態2のキュー分配処理
部で実行される処理の処理フローを示すフローチャート
である。クライアントPC1から出力データ1bが送ら
れてきたならば、ステップS801にて、仮想プリンタ
2bに対しての出力であるか否かを判断する。判断の結
果、仮想プリンタ2bに対しての出力でない場合(ステ
ップS801でNO)、つまり、物理プリンタ3に対し
ての出力の場合、キュー分配処理は何も行わずに終了す
る。一方、仮想プリンタ2bに対しての出力の場合(ス
テップS801でYES)、ステップS802に進む。
印刷キューとして、メモリ2g上に保存する。このと
き、印刷キューの総ページ数を取得し、メモリ2g上の
作業変数に格納する。ステップS803にて、印刷キュ
ーからページ毎にカラーデータが存在するかどうかを検
索し、カラーデータの有無を設定することで、カラーペ
ージ印刷キューとモノクロページ印刷キューを振り分け
る。そして、次の処理のためにキュー分配処理対象の印
刷キューをモノクロページ印刷キューに設定する。ステ
ップS804にて、仮想プリンタ2bに登録されている
物理プリンタの動作状態(出力データのスプール状態)
を、各物理プリンタ3のプリンタドライバ2fから取得
する。
象となる印刷キューを出力する場合に、仮想プリンタ2
に登録されている物理プリンタ3のいずれかに、スプー
ルされている出力データがあるか否かを判断する。スプ
ールされている出力データがある場合(ステップS80
5でYES)、ステップS806に進む。一方、スプー
ルされている出力データがない場合(ステップS805
でNO)、ステップS812に進む。
ューがモノクロページ印刷キューが設定されているた
め、以下、ステップS805〜ステップS808の処理
は、モノクロページ印刷キューに対して行われる。続い
て、ステップS809の判断において、カラーページ印
刷キューが存在する場合は、ステップS805〜ステッ
プS808の処理が、カラーページ印刷キューに対して
行われる ステップS806にて、各物理プリンタ3の処理能力
(Physical_Printer構造体のPage
sに設定されている枚数/分の値)をもとに、スプール
されている出力データ量をすべて出力し終わるまでの時
間であるスプール時間を算出する。
出力データのない物理プリンタ3に対して、ステップS
806で算出したスプール時間分だけの印刷キューを、
スプールしている出力データのない物理プリンタ3の処
理比率に応じて分配する。この時点では、印刷ページが
ばらばらになるため、実際に印刷キューの分配は行わ
ず、各物理プリンタ3のプリンタドライバ2fに送ると
きにまとめて送るようにする。
タに登録された物理プリンタ3全てを対象に、Phys
ical_Printer構造体のPagesに設定さ
れている枚数/分の値をもとに処理能力に応じた処理比
率を求め、ステップS807で分配された印刷キュー以
外の残りの印刷キューを、求めた処理比率に応じて各物
理プリンタ3に分配する。ここで分配された枚数に、ス
テップS807で分配された枚数を加えた印刷キュー
が、プリンタドライバ2fに送る分配された印刷キュー
となる。
タに登録された物理プリンタ3全てを対象に、Phys
ical_Printer構造体のPagesに設定さ
れている枚数/分の値をもとに処理能力に応じた処理比
率を求め、求めた処理比率に応じて印刷キューを各物理
プリンタ3に分配する。次に、ステップS809にて、
印刷キューにカラーページが存在するかどうかを判断す
る。判断の結果、カラーページが存在する場合(ステッ
プS809でYES)、ステップS810に進む。一
方、カラーページが存在しない場合(ステップS809
でNO)、ステップS811に進む。
象の印刷キューをカラーページ印刷キューに変更し、ス
テップS805〜ステップS808の処理を、カラーペ
ージ印刷キューに対して行う。尚、この処理を行う時点
で、カラーページ印刷キューがなくなったことを示す情
報を設定し、ステップS809における判断で、カラー
ページが存在しないと判断されるようにすることで、こ
の処理の無限ループを防ぐことができる。
した印刷キューを、それぞれのプリンタドライバに送
る。この結果、クライアントPC1から送られてきた出
力データ1bが、仮想プリンタ2bによって最適に分配
されたページが各物理プリンタ3へ出力される。以上説
明したように、実施形態1によれば、カラープリンタと
モノクロプリンタが登録される仮想プリンタを作成する
ことで、カラーデータとモノクロデータが混在する出力
データの出力を自動的に行えることができる。
低速なカラープリンタを組み合わせてカラー仮想プリン
タを作成することで、カラーデータを含むドキュメント
をカラーページとモノクロページに分けて出力すること
ができ、印刷のスループットを高速にすることができ
る。尚、実施形態1、2では、ネットワーク回線で共有
される周辺機器をプリンタとしているが、ネットワーク
回線で接続されたプリント出力言語解析能力を持つ周辺
機器、例えば、複合コピー機、複合ファックス機があれ
ば、より自由度のある仮想プリンタを提供することがで
きる。
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器
からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)
に適用してもよい。また、本発明の目的は、前述した実
施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコー
ドを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図11のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も「指示モジュール」、「管理モジュール」、「指定モ
ジュール」および「分配モジュール」の各モジュールの
プログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
タを所望するプリンタ毎にグループ化する指示を行う。
「管理モジュール」は、指示に従って、複数のプリンタ
をグループ化して管理する。「指定モジュール」は、管
理されたグループのいずれかを指定する。「分配モジュ
ール」は、指定するグループに属する各プリンタに、出
力すべきデータを分配する。
ユーザの所望する特色を持つプリンタをグループ化した
仮想プリンタを作成しておき、その仮想プリンタを構成
するプリンタを用いることで、ユーザの所望する特色を
持つ最適なプリンタに出力データの分割を自動的に行う
ことができる情報処理装置及びその方法及びプリンタシ
ステム及びその制御方法を提供できる。
の構成を示すブロック図である。
示される「6.仮想プリンタ設定」ダイアログの表示例
を示す図である。
成」ダイアログを示す図であり、(b)は「10.プリ
ンタ登録」ダイアログを示す図であり、(c)は「1
1.プリント出力ログ」ウインドウを示す図である。
れる処理の処理フローを示すフローチャートである。
成を示す図であり、(b)はプリンタ情報ファイルの構
成を示す図である。
る処理の処理フローを示すフローチャートである。
示される「6.仮想プリンタ設定」ダイアログの表示例
を示す図である。
成」ダイアログを示す図であり、(b)は「10.プリ
ンタ登録」ダイアログを示す図であり、(c)は「1
1.プリント出力ログ」ウインドウを示す図である。
成を示す図であり、(b)はプリンタ情報ファイルの構
成を示す図である。
れる処理の処理フローを示すフローチャートである。
ドを格納した記憶媒体のメモリマップの構造を示す図で
ある。
Claims (31)
- 【請求項1】 複数のプリンタを管理する情報処理装置
であって、 前記複数のプリンタを所望するプリンタ毎にグループ化
する指示を行う指示手段と、 前記指示手段の指示に従って、前記複数のプリンタをグ
ループ化して管理する管理手段と、 前記管理手段で管理されたグループのいずれかを指定す
る指定手段と、 前記指定手段が指定するグループに属する各プリンタ
に、出力すべきデータを分配する分配手段とを備えるこ
とを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】 前記指定手段が指定するグループに属す
る各プリンタの利用状態と処理能力を獲得する獲得手段
を更に備え、 前記獲得手段の獲得結果に基づいて、前記分配手段は前
記グループに属する各プリンタに前記出力すべきデータ
を分配することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
装置。 - 【請求項3】 前記管理手段によって管理されているグ
ループ毎に、各グループに属する各プリンタに優先度を
設定する設定手段を更に備えることを請求項1に記載の
特徴とする情報処理装置。 - 【請求項4】 前記指定手段が指定するグループに属す
る各プリンタに優先度が設定されている場合、前記分配
手段は、前記獲得結果と該優先度に基づいて該グループ
に属する各プリンタに前記出力すべきデータを分配する
ことを特徴とする請求項3に記載の特徴とする情報処理
装置。 - 【請求項5】 前記設定手段は、前記グループに属する
各プリンタの記録品質に基づいて、前記優先度を設定す
ることを特徴とする請求項3に記載の特徴とする情報処
理装置。 - 【請求項6】 前記設定手段は、前記グループに属する
各プリンタの処理能力に基づいて、前記優先度を設定す
ることを特徴とする請求項3に記載の特徴とする情報処
理装置。 - 【請求項7】 前記管理手段は、カラープリンタをグル
ープ化して管理することを特徴とする請求項1に記載の
情報処理装置。 - 【請求項8】 前記管理手段は、モノクロプリンタをグ
ループ化して管理することを特徴とする請求項1に記載
の情報処理装置。 - 【請求項9】 前記管理手段は、高速印刷が可能なプリ
ンタをグループ化して管理することを特徴とする請求項
1に記載の情報処理装置。 - 【請求項10】 前記管理手段は、高解像度印刷が可能
なプリンタをグループ化して管理することを特徴とする
請求項1に記載の情報処理装置。 - 【請求項11】 前記管理手段は、モノクロプリンタと
カラープリンタをグループ化して管理することを特徴と
する請求項1に記載の情報処理装置。 - 【請求項12】 前記指定手段が指定するグループに属
する各プリンタに出力すべきデータにカラーデータが含
まれるか否かを判定する判定手段を更に備え、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記分配手段は、
モノクロデータを前記グループに属するモノクロプリン
タに分配し、カラーデータを該グループに属するカラー
プリンタに分配することを特徴とする請求項11に記載
の情報処理装置。 - 【請求項13】 複数のプリンタを管理する情報処理方
法であって、 前記複数のプリンタを所望するプリンタ毎にグループ化
する指示を行う指示工程と、 前記指示工程の指示に従って、前記複数のプリンタをグ
ループ化して管理する管理工程と、 前記管理工程で管理されたグループのいずれかを指定す
る指定工程と、 前記指定工程が指定するグループに属する各プリンタ
に、出力すべきデータを分配する分配工程とを備えるこ
とを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項14】 前記指定工程が指定するグループに属
する各プリンタの利用状態と処理能力を獲得する獲得工
程を更に備え、 前記獲得工程の獲得結果に基づいて、前記分配工程は前
記グループに属する各プリンタに前記出力すべきデータ
を分配することを特徴とする請求項13に記載の情報処
理方法。 - 【請求項15】 前記管理工程によって管理されている
グループ毎に、各グループに属する各プリンタに優先度
を設定する設定工程を更に備えることを請求項13に記
載の特徴とする情報処理方法。 - 【請求項16】 前記指定工程が指定するグループに属
する各プリンタに優先度が設定されている場合、前記分
配工程は、前記獲得結果と該優先度に基づいて該グルー
プに属する各プリンタに前記出力すべきデータを分配す
ることを特徴とする請求項15に記載の特徴とする情報
処理方法。 - 【請求項17】 前記設定工程は、前記グループに属す
る各プリンタの記録品質に基づいて、前記優先度を設定
することを特徴とする請求項15に記載の特徴とする情
報処理方法。 - 【請求項18】 前記設定工程は、前記グループに属す
る各プリンタの処理能力に基づいて、前記優先度を設定
することを特徴とする請求項15に記載の特徴とする情
報処理方法。 - 【請求項19】 前記管理工程は、カラープリンタをグ
ループ化して管理することを特徴とする請求項13に記
載の情報処理方法。 - 【請求項20】 前記管理工程は、モノクロプリンタを
グループ化して管理することを特徴とする請求項13に
記載の情報処理方法。 - 【請求項21】 前記管理工程は、高速印刷が可能なプ
リンタをグループ化して管理することを特徴とする請求
項13に記載の情報処理方法。 - 【請求項22】 前記管理工程は、高解像度印刷が可能
なプリンタをグループ化して管理することを特徴とする
請求項13に記載の情報処理方法。 - 【請求項23】 前記管理工程は、モノクロプリンタと
カラープリンタをグループ化して管理することを特徴と
する請求項13に記載の情報処理方法。 - 【請求項24】 前記指定工程が指定するグループに属
する各プリンタに出力すべきデータにカラーデータが含
まれるか否かを判定する判定工程を更に備え、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記工程手段は、
モノクロデータを前記グループに属するモノクロプリン
タに分配し、カラーデータを該グループに属するカラー
プリンタに分配することを特徴とする請求項23に記載
の情報処理方法。 - 【請求項25】 複数のプリンタから構成されるプリン
タシステムであって、 前記複数のプリンタを所望するプリンタ毎にグループ化
する指示を行う指示手段と、 前記指示手段の指示に従って、前記複数のプリンタをグ
ループ化して管理する管理手段と、 前記管理手段で管理されたグループのいずれかを指定す
る指定手段と、 前記指定手段が指定するグループに属する各プリンタ
に、出力すべきデータを分配する分配手段とを備えるこ
とを特徴とするプリンタシステム。 - 【請求項26】 前記指定手段が指定するグループに属
する各プリンタの利用状態と処理能力を獲得する獲得手
段を更に備え、 前記獲得手段の獲得結果に基づいて、前記分配手段は前
記グループに属する各プリンタに前記出力すべきデータ
を分配することを特徴とする請求項25に記載のプリン
タシステム。 - 【請求項27】 前記指定手段が指定するグループに属
する各プリンタに出力すべきデータにカラーデータが含
まれるか否かを判定する判定手段を更に備え、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記分配手段は、
モノクロデータを前記グループに属するモノクロプリン
タに分配し、カラーデータを該グループに属するカラー
プリンタに分配することを特徴とする請求項25に記載
のプリンタシステム。 - 【請求項28】 複数のプリンタから構成されるプリン
タシステムの制御方法であって、 前記複数のプリンタを所望するプリンタ毎にグループ化
する指示を行う指示工程と、 前記指示工程の指示に従って、前記複数のプリンタをグ
ループ化して管理する管理工程と、 前記管理工程で管理されたグループのいずれかを指定す
る指定工程と、 前記指定工程が指定するグループに属する各プリンタ
に、出力すべきデータを分配する分配工程とを備えるこ
とを特徴とするプリンタシステムの制御方法。 - 【請求項29】 前記指定工程が指定するグループに属
する各プリンタの利用状態と処理能力を獲得する獲得工
程を更に備え、 前記獲得工程の獲得結果に基づいて、前記分配工程は前
記グループに属する各プリンタに前記出力すべきデータ
を分配することを特徴とする請求項28に記載のプリン
タシステムの制御方法。 - 【請求項30】 前記指定工程が指定するグループに属
する各プリンタに出力すべきデータにカラーデータが含
まれるか否かを判定する判定工程を更に備え、 前記判定工程の判定結果に基づいて、前記分配手段は、
モノクロデータを前記グループに属するモノクロプリン
タに分配し、カラーデータを該グループに属するカラー
プリンタに分配することを特徴とする請求項28に記載
のプリンタシステムの制御方法。 - 【請求項31】 複数のプリンタを管理する情報処理の
プログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリ
であって、 前記複数のプリンタを所望するプリンタ毎にグループ化
する指示を行う指示工程のコードと、 前記指示工程の指示に従って、前記複数のプリンタをグ
ループ化して管理する管理工程のコードと、 前記管理工程で管理されたグループのいずれかを指定す
る指定工程のコードと、 前記指定工程が指定するグループに属する各プリンタ
に、出力すべきデータを分配する分配工程のコードとを
備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13834096A JP3495845B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13834096A JP3495845B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09319533A true JPH09319533A (ja) | 1997-12-12 |
JP3495845B2 JP3495845B2 (ja) | 2004-02-09 |
Family
ID=15219636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13834096A Expired - Fee Related JP3495845B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 情報処理装置及びその方法、プリンタシステム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3495845B2 (ja) |
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