JP4603525B2 - タイヤ成形ドラム - Google Patents

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本発明は、周方向に分割された複数のセグメントからなり、多段階の拡径状態においてセグメント間に生じる周方向のすき間を減じてシート状体の巻回精度を向上しうるタイヤ成形ドラムに関する。
未加硫の生タイヤの製造工程では、例えばインナーライナゴム、サイドウォールゴム、トレッドゴム、カーカスプライ、ベルトプライ等のタイヤ構成部材を形成する際、タイヤ成形ドラムの外表面上で、前記タイヤ構成部材形成用のシート状体を周方向に巻回して円筒状に形成することが行われる。
このタイヤ成形ドラムでは、巻回された円筒状を取り外すため、縮径することが必要であり、そのため従来においては、図7(A)に示すように、タイヤ成形ドラムaを周方向に分割された複数のセグメントbで構成し、各セグメントbを半径方向内外に移動可能に構成している(特許文献1参照)。この構造(便宜上、第1の従来構造という。)では、各セグメントbの半径方向への移動距離を調整することで、多段階に拡径することができ、直径の異なる複数サイズのタイヤにも対応しうるという利点がある。
特開2002−361758号公報
しかし前記第1の従来構造のものは、縮径状態Yrからの拡径量が増すに従い、隣り合うセグメントb、b間の周方向のすき間gが増大する傾向となる。その結果、シート状体を巻回する際、シート状体の厚さが不均一化したり、コード配列密度が不均一化したり、又シート状体に皺などが発生しやすくなるなど巻回精度を損ね、タイヤユニフォミティーを低下させる傾向を招く。
なおタイヤ成形ドラムaでは、図7(B)に示すように、セグメントbを、周方向に交互に配される第1、第2の2種類のセグメントb1、b2で形成したもの(便宜上、第2の従来構造という。)も提案されている。この第2の従来構造では、縮径状態Yrにおいては、第2のセグメントb2が第1のセグメントb1の半径方向内側に後退している。又拡径状態Yeにおいては、第1のセグメントb1、b1間に、第2のセグメントb2が進出して、第1、第2のセグメントb1、b2の外表面が、ドラム軸芯を中心とした同一円弧面上に並ぶことができ、セグメントb1、b2間の周方向のすき間gを減じることができる。しかしこの第2の従来構造では、多段階での拡径は困難であり、例えば前記拡径状態Yeよりも大径な拡径状態となった場合には、第2のセグメントb2が第1のセグメントb1よりも半径方向外方に突出してしまい、外表面の真円性が阻害される。又前記拡径状態Yeよりも小径な拡径状態となった場合には、第2のセグメントb2が第1のセグメントb1よりも半径方向内方に後退してしまい、セグメント間のすき間gを減じることができなくなる。
そこで本発明は、第2のセグメントを、拡縮手段に支持されて半径方向に移動する基部と、半径方向に小距離を自由移動可能にしかも半径方向外方に付勢されて前記基部に取り付く移動セグメント片とを有して形成することを基本として、多段階の拡径状態においてセグメント間に生じる周方向のすき間を低減でき、シート状体の巻回精度を向上しうるタイヤ成形ドラムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、周方向に分割されかつ拡縮手段により半径方向内外へ移動することによって、外表面が縮径した縮径状態と、基準距離を拡径する基準拡径状態および前記基準距離よりも大きい大距離を拡径する大径拡径状態を含む拡径状態との間を移動しうる複数のセグメントからなるセグメント群を具え、かつ前記拡径状態において前記外表面に、タイヤ形成用の1以上のシート状体を周方向に巻回することによりタイヤ構成部材を形成でき、かつ前記縮径状態においてこのタイヤ構成部材を取り外しうるタイヤ成形ドラムであって、
前記セグメント群は、
外表面の周方向両側に、半径方向内方に向かって幅を減じる向きに傾斜する受面を有する第1のセグメントと、
前記縮径状態において該第1のセグメントの半径方向内方に位置し、かつ外表面の周方向両側に、周方向外方に向かって張出しかつ前記受面に沿って傾斜する当面を有する翼部を具える第2のセグメントとからなり、
かつ前記第1、第2のセグメントは周方向に交互に配され、
前記第2のセグメントは、前記拡縮手段に支持されて半径方向に移動する基部と、半径方向に小距離を自由移動可能にしかも半径方向外方に付勢されて前記基部に取り付きかつ前記外表面と前記翼部とを有する移動セグメント片とを具えるとともに、
前記基準拡径状態において、前記第1、第2のセグメントの外表面は、ドラム軸芯からの距離を前記基準距離とした基準円弧面に沿ってのび、
しかも前記大径拡径状態では、この大径拡径状態における前記第1のセグメントの各外表面に外接する仮想円を、前記第2のセグメントの外表面が半径方向外方に越える位置で該第2のセグメントは保持されるとともに、この第2のセグメントの外表面は、前記大径拡径状態において、前記シート状体の巻付けに伴う張力により前記仮想円まで前記付勢に抗して半径方向内方に移動することを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記大径拡径状態において、前記第2のセグメントは、前記当面が、前記第1のセグメントの受面に当接することを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記移動セグメント片は、コイルバネを介して半径方向外方に付勢されることを特徴としている。
本発明は叙上の如く構成しているため、縮径状態においては、前述の第2の従来構造と同様、第2のセグメントが第1のセグメントの半径方向内方に後退することで、ドラム径を大きく縮小でき、タイヤ構成部材を取り外しうる。
又基準拡径状態においては、第1、第2のセグメントは、各外表面が基準円弧面に沿って面一状に並ぶことができ、各外表面が協働して、セグメント間のすき間を減じた真円状の成形面を形成することができる。
又大径拡径状態では、第2のセグメントの外表面は、この大径拡径状態における第1のセグメントの各外表面に外接する仮想円よりも半径方向外方に突出する。しかし、前記第2のセグメントは、拡縮手段に支持されて半径方向に移動する基部に、半径方向に小距離を自由移動可能にしかも半径方向外方に付勢される移動セグメント片を取付けている。従って、前記移動セグメント片は、シート状体の巻付けに伴う張力によって半径方向内方に押し付けられ、前記移動セグメント片の外表面が前記仮想円と面一状に並ぶ位置まで、自動的に後退しうる。従って、前記大径拡径状態においても、シート状体の巻付けに際しては、第1、第2のセグメントの各外表面が協働して、セグメント間のすき間を減じた真円状の成形面を形成することができる。
なお前記基準拡径状態と大径拡径状態との間の中間拡径状態においても、大径拡径状態と同様、シート状体の巻付けに際して、移動セグメント片が自動的に半径方向内方に後退し、各外表面が協働して、セグメント間のすき間を減じた真円状の成形面を形成することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明のタイヤ成形ドラムの基準拡径状態と縮径状態とを略示する周方向の断面図、図2はそのドラム軸芯方向の断面図である。
図1に示すように、本実施形態のタイヤ成形ドラム1は、円周方向に分割された複数のセグメント2からなるセグメント群2Gと、各セグメント2を半径方向内外へ移動させる拡縮手段3とを具え、この拡縮手段3により、前記セグメント2は、その外表面Sが縮径する縮径状態Yrと、外表面Sが拡径する拡径状態Yeとの間を移動しうる。そして前記拡径状態Yeにおいて前記外表面Sに、タイヤ形成用の1以上のシート状体Wを周方向に巻回することによりタイヤ構成部材W0を円筒状に形成でき、かつ前記縮径状態Yrにおいて、この円筒状のタイヤ構成部材W0をタイヤ成形ドラム1から取り外しうる。
なお前記タイヤ成形ドラム1では、前記拡径状態Yeが、ドラム軸芯Jからセグメント2の外表面Sまでの距離が巻付けの基準距離R0となる基準拡径状態Ye0と、ドラム軸芯Jからの距離が前記基準距離R0よりも大きい大距離となる大径拡径状態Ye1とを含む2段階以上の多段階の拡径を可能としている。
次に、前記セグメント群2Gは、周方向に交互に配される第1、第2のセグメント2A、2Bから構成される。そして図3、4に示すように、前記第1のセグメント2Aは、その外表面S1の周方向両側に、半径方向内方に向かって幅を減じる向きに傾斜する受面5を有する。又第2のセグメント2Bは、その外表面S2の周方向両側に、周方向外方に向かって張出しかつ前記受面5に沿って傾斜する当面6を有する翼部7を具える。
そして前記縮径状態Yrにおいては、前記図1、3の如く、第2のセグメント2Bが、前記第1のセグメント2Aの半径方向内方に位置し、これによって第1のセグメント2A、2A間が近接でき、大幅な縮径を可能とする。又前記基準拡径状態Ye0においては、前記図1、4の如く、第2のセグメント2Bが、第1のセグメント2A、2A間に進出し、第1、第2のセグメント2A、2Bの外表面S1、S2は、ドラム軸芯Jからの距離を前記基準距離R0とした基準円弧面Xに沿って延在する。即ち、基準拡径状態Ye0では、各外表面S1、S2が基準円弧面Xに沿って面一状に密に並ぶことができ、各外表面S1、S2が協働して、外表面S1、S2間のすき間gを減じた真円状の成形面1sを形成することができる。
次に、前記拡縮手段3は、本例では、図2に示すように、回転軸8と、前記セグメント2を半径方向外縁で取付ける複数のスライド金具9と、各スライド金具9の一側端を案内手段10を介して半径方向内外に案内する側板11と、各スライド金具9の半径方向内縁に傾斜ガイド手段12を介して係合しドラム軸芯J方向への進退によって前記スライド金具9を半径方向内外に進退させるくさび状の複数の作動金具13とを具える。
各前記作動金具13は、本例では、その半径方向外縁を斜辺とした略直角三角形の板状をなし、前記回転軸8に外挿される摺動筒14に一体に取り付く。なお前記摺動筒14は、前記回転軸8に外挿されることにより、ドラム軸芯J方向に進退移動可能に、かつ前記回転軸8とは一体回転可能に保持される。この摺動筒14の他端(図2では右側端)には、ドラム軸芯J方向にのびる例えばエアシリンダ等である進退具19のロッド19Aが連結される。従って、前記ロッド19Aのストローク量を制御することにより、前記セグメント2の半径方向の移動距離も制御しうる。
又前記スライド金具9は、本例では、その半径方向内縁を斜辺とした略直角三角形の板状をなし、前記第1のセグメント2Aを取付ける第1のスライド金具9Aと、前記第2のセグメント2Bを取付ける第2のスライド金具9Bとからなるとともに、前記ドラム軸芯Jの廻りに放射状に配される。
又前記側板11は、前記回転軸8から半径方向外側にのびる円板状をなし、該回転軸8に一体回転可能に固定される。この側板11は、案内手段10を介して、前記スライド金具9の一側端(図2では左側端)を半径方向内外に案内する。前記案内手段10は、直線ガイドであって、半径方向にのびるレール部16と、このレール部16に係合することによりレール部16に沿って相対移動しうる軸受け部17とから形成される。本例では、レール部16が前記スライド金具9の前記一側端に配されるとともに、軸受け部17が前記側板11の内向き面に配される場合を例示する。
又前記スライド金具9の前記半径方向内縁には、前記作動金具13の半径方向外縁が、傾斜ガイド手段12を介して係合する。この傾斜ガイド手段12も、前記案内手段10と同様、レール部16と軸受け部17とからなる直線ガイドによって形成され、同図には、軸受け部17が、スライド金具9の半径方向内縁に、又レール部16が作動金具13の半径方向外縁に配される場合が例示される。
なお前記第1スライド金具9Aには、第1の傾斜ガイド手段12Aを介して、第1の作動金具13Aが係合し、前記第2のスライド金具9Bには、第2の傾斜ガイド手段12Bを介して、第2の作動金具13Bが係合する。ここで、前記第2の傾斜ガイド手段12Bのドラム軸芯Jに対する傾斜角度α2は、前記第1の傾斜ガイド手段12Aのドラム軸芯Jに対する傾斜角度α1に比して大であり、これにより、前記第2のセグメント2Bの半径方向の移動距離を、第1のセグメント2Aの半径方向の移動距離よりも大に設定しうる。
又前記第2のセグメント2Bは、前記図3の如く、前記第2のスライド金具9B(拡縮手段3)に支持されて半径方向に一体移動しうる基部20と、この基部20に、半径方向に小距離Dを自由移動可能にしかも半径方向外方に付勢されて取り付く移動セグメント片21と、この移動セグメント片21を半径方向外方に付勢する本例ではコイルバネ22aであるバネ手段22とを具える。前記「半径方向に自由移動可能」とは、前記基部20の動きに関係なく、この基部20とは相対的に半径方向に移動しうることを意味する。又前記「小距離D」とは、拡縮の際の基部20の半径方向の移動距離よりも充分に小さい距離を意味し、特に規制されないが、通常4.0mm以下に設定される。
前記基部20は、ピストン状の頭部20aを有し、その半径方向外端には、前記バネ手段22の半径方向内端部を保持する凹部20bを設けている。
又前記移動セグメント片21は、前記成形面1sをなす前記外表面S2と、この外表面S2の周方向両外側に張出す前記翼部7とを具えるとともに、この移動セグメント片21の半径方向内端には、前記頭部20aを半径方向内外に摺動自在に収容保持する摺動孔21aを凹設している。なお前記摺動孔21aの底面には、前記バネ手段22の半径方向外端部を保持する凹部21bが形成される。又移動セグメント片21の例えば半径方向内端には、前記頭部20aの半径方向内面と当接しうるストッパ片21cが取り付く。従って、前記移動セグメント片21は、前記バネ手段22によって付勢され、通常は、前記ストッパ片21cと前記基部20とが当接する進出状態Z1で、前記基部20に保持される。又前記移動セグメント片21に半径方向内方への外力が作用したときには、前記摺動孔21aの底面と前記基部20とが当接する後退状態Z2(図示しない)まで半径方向内方に後退しうる。
ここで、図5、6に示すように、前記基準拡径状態Ye0よりも、さらに半径方向外側に拡径する大径拡径状態Ye1においては、隣り合う前記第1のセグメント2A、2Aの外表面S1の端縁間の周方向間隙L1は、前記基準拡径状態Ye0における周方向間隙L0(図4に示す)よりも拡大する。又前述の如く、前記第2のセグメント2Bの半径方向の移動距離は、第1のセグメント2Aの移動距離よりも大に設定されている。そのため、前記大径拡径状態Ye1においては、第2のセグメント2Bの外表面S2は、第1のセグメント2Aの各外表面S1に外接する仮想円Kを越えて半径方向外方に突出することとなる。
しかしながら、第2のセグメント2Bは、半径方向に移動可能な移動セグメント片21を具える。従って、この大径拡径状態Ye1のタイヤ成形ドラム1に前記シート状体Wを巻回する際、その巻付けに伴う張力により、図6の如く、前記付勢に対向して前記第2のセグメント2Bの外表面S2を前記仮想円Kの位置まで半径方向内方に押し下げることができる。
その結果、この大径拡径状態Ye1においても、シート状体Wの巻付けに際しては、第1、第2のセグメント2A、2Bの各外表面S1、S2が協働して、外表面S1、S2間のすき間gを減じた真円状の成形面1sを形成することが可能となる。又第2のセグメント2Bの押し下げにより、外表面S1、S2間に前記すき間gが確保されるため、前記シート状体Wの巻付けに際して、シート状体Wと前記外表面S1、S2との間に挟まれるエアーを排気することができるという利点も生じる。
なお本例では、前記大径拡径状態Ye1において、第2のセグメント2Aの当面6が、第1のセグメント2Aの受面5と当接することで、第2のセグメント2Bの仮想円Kからの突出量を規制している。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明のタイヤ成形ドラムの基準拡径状態と縮径状態とを略示するドラム軸芯と直角な周方向の断面図である。 基準拡径状態と縮径状態とを略示するドラム軸芯方向の断面図である。 縮径状態における主要部を拡大して示す部分断面図である。 基準拡径状態における主要部を拡大して示す部分断面図である。 大径拡径状態における主要部を拡大して示す部分断面図である。 第2のセグメントの作用を説明する部分断面図である。 (A)、(B)は従来のタイヤ成形ドラムを説明する周方向の断面図である。
符号の説明
1 タイヤ成形ドラム
2 セグメント
2A 第1のセグメント
2B 第2のセグメント
3 拡縮手段
5 受面
6 当面
7 翼部
20 基部
21 移動セグメント片
22a コイルバネ
J ドラム軸芯
K 仮想円
R0 基準距離
S、S1、S2 外表面
W シート状体
W0 タイヤ構成部材
X 基準円弧面
Yr 縮径状態
Ye 拡径状態
Ye0 基準拡径状態
Ye1 大径拡径状態

Claims (3)

  1. 周方向に分割されかつ拡縮手段により半径方向内外へ移動することによって、外表面が縮径した縮径状態と、基準距離を拡径する基準拡径状態および前記基準距離よりも大きい大距離を拡径する大径拡径状態を含む拡径状態との間を移動しうる複数のセグメントからなるセグメント群を具え、かつ前記拡径状態において前記外表面に、タイヤ形成用の1以上のシート状体を周方向に巻回することによりタイヤ構成部材を形成でき、かつ前記縮径状態においてこのタイヤ構成部材を取り外しうるタイヤ成形ドラムであって、
    前記セグメント群は、
    外表面の周方向両側に、半径方向内方に向かって幅を減じる向きに傾斜する受面を有する第1のセグメントと、
    前記縮径状態において該第1のセグメントの半径方向内方に位置し、かつ外表面の周方向両側に、周方向外方に向かって張出しかつ前記受面に沿って傾斜する当面を有する翼部を具える第2のセグメントとからなり、
    かつ前記第1、第2のセグメントは周方向に交互に配され、
    前記第2のセグメントは、前記拡縮手段に支持されて半径方向に移動する基部と、半径方向に小距離を自由移動可能にしかも半径方向外方に付勢されて前記基部に取り付きかつ前記外表面と前記翼部とを有する移動セグメント片とを具えるとともに、
    前記基準拡径状態において、前記第1、第2のセグメントの外表面は、ドラム軸芯からの距離を前記基準距離とした基準円弧面に沿ってのび、
    しかも前記大径拡径状態では、この大径拡径状態における前記第1のセグメントの各外表面に外接する仮想円を、前記第2のセグメントの外表面が半径方向外方に越える位置で該第2のセグメントは保持されるとともに、この第2のセグメントの外表面は、前記大径拡径状態において、前記シート状体の巻付けに伴う張力により前記仮想円まで前記付勢に抗して半径方向内方に移動することを特徴とするタイヤ成形ドラム。
  2. 前記大径拡径状態において、前記第2のセグメントは、前記当面が、前記第1のセグメントの受面に当接することを特徴とする請求項1記載のタイヤ成形ドラム。
  3. 前記移動セグメント片は、コイルバネを介して半径方向外方に付勢されることを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ成形ドラム。
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