JPWO2010047161A1 - ビード製造方法および製造装置 - Google Patents

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Abstract

ビードフィラーを弾性変形可能な円周上複数のばね部材を利用して起立させることにより、円周上均一で形状が安定し、ユニフォミティの良好なビード製造方法およびビード製造装置を提供する。そのために、支持ベース11に回転可能に支持され外周に円周方向に間隔を有して配設された弾性変形可能なばね部材25の両端部を枢動可能に保持しばね部材に環状のビードフィラー30を巻き付けるようにしたフォーマ16と、ばね部材をフォーマの放射方向に湾曲させる作動手段21と、フォーマの一端側に配設されビードコア40を保持するビードコア保持部44とによって構成した。

Description

本発明は、底辺が短く他の二辺が長い帯状のビードフィラーを起立させてビードコアの外周に嵌着するようにしたビード製造方法および製造装置に関するものである。
自動車の空気入りタイヤに用いられるビードは、一般に、底辺が短く他の二辺が長い略三角形をなす帯状のビードフィラーを起立させ、ビードフィラーの短辺をビードコアの外周に嵌着するようになっている。この種のビード製造装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載されたビード製造装置は、ビードリング(ビードコア)の外周面に、帯状のエーペックス(ビードフィラー)を、円周上複数のセグメントの外周に環状に巻き付け、各セグメントをリンク機構によって倒伏姿勢から起立姿勢に変化させ、ビードクランパに保持されたビードリングの外周に、起立姿勢に変化されたエーペックスの底辺を嵌着するようになっている。
特開平6−106654号公報
特許文献1に記載のビード製造装置においては、帯状のビードフィラーを、セグメントによって底辺側および先端側を一気に起立させる構成である。この場合、肉厚の薄い先端側のほうが引き延ばされる率が大きくなるため、セグメントによって底辺側および先端側を一気に起立させる従来の構成では、先端部程形状が安定せず、ユニフォミティが劣ることになる。この結果、上記のように製造されたビードを生タイヤに組み込んで加硫成形すると、タイヤ本体に悪影響を与え、タイヤユニフォミティに問題を生ずる恐れがある。
また、帯状のビードフィラーを、エアーバック(ブラダ)を用いて起立させることも従来行われているが、エアーバック方式は、長期の使用によってエアーバックが破損する恐れがあり、耐久性に問題があった。
本発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、ビードフィラーを弾性変形可能な円周上複数の板ばね(ばね部材)を利用して起立させることにより、円周上均一で形状が安定し、ユニフォミティの良好なビード製造方法およびビード製造装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係るビード製造方法の発明の特徴は、底辺が短く他の二辺が長い帯状のビードフィラーを起立させてビードコアの外周に嵌着するようにしたビード製造方法にして、前記帯状のビードフィラーの一方の長辺を環状に巻き付ける円周方向に間隔を有して配置された弾性変形可能な円周上複数の板ばねを備え、該板ばね部材を湾曲させることにより、前記ビードフィラーを起立させて前記ビードフィラーの短辺を前記ビードコアの外周に嵌着するようにしたことである。
請求項2に係るビード製造装置の発明の特徴は、底辺が短く他の二辺が長い帯状のビードフィラーを起立させてビードコアの外周に嵌着するようにしたビード製造装置にして、支持ベースと、該支持ベースに回転可能に支持され外周に円周方向に間隔を有して配設された弾性変形可能な複数のばね部材の両端部を枢動可能に保持し該ばね部材に環状の前記ビードフィラーを巻き付けるようにしたフォーマと、前記ばね部材を前記フォーマの放射方向に湾曲させる作動手段と、前記フォーマの一端側に配設され前記ビードコアを保持するビードコア保持部とによって構成したことである。
請求項3に係るビード製造装置の発明の特徴は、請求項2において、前記フォーマは、前記支持ベースに回転可能に支持された回転軸と、該回転軸に取付けられ前記ばね部材の一端を枢動可能に保持する第1回転ディスクと、該第1回転ディスクに対して前記回転軸の回転軸線方向に接近離間可能でかつ前記ばね部材の他端を枢動可能に保持する第2回転ディスクとを備え、前記作動手段は、前記第2回転ディスクを前記第1回転ディスクに対して前記回転軸の軸線方向に相対移動させるように構成されていることである。
請求項4に係るビード製造装置の発明の特徴は、請求項2または請求項3において、前記ばね部材を、前記回転軸の放射方向に弾性変形可能な長方形状の板ばねによって構成したことである。
請求項5に係るビード製造装置の発明の特徴は、請求項4において、前記板ばねの長手方向の板厚を変化させ、板厚の大きな部位の弾性変形をしにくくしたことである。
請求項6に係るビード製造装置の発明の特徴は、請求項2ないし請求項5のいずれか1項において、前記複数のばね部材の外周を、伸縮性に富む弾性部材によって前記フォーマの全周隙間なく覆うようにしたことである。
請求項1に係るビード製造方法の発明によれば、帯状のビードフィラーの一方の長辺を環状に巻き付ける円周方向に間隔を有して配置された弾性変形可能な円周上複数の板ばねを備え、板ばね部材を湾曲させることにより、ビードフィラーを起立させてビードフィラーの短辺をビードコアの外周に嵌着するようにしたので、板ばねの湾曲動作によって起立されるビードフィラーを、底辺側より先端側に向けて順次伸ばしていくことができる。これによって、ビードコアの外周に嵌着されるビードフィラーを、円周上均一で安定した形状とすることができ、ユニフォミティが良好となるビード製造方法を実現することができる。
請求項2に係るビード製造装置の発明によれば、支持ベースに回転可能に支持され外周に円周方向に間隔を有して配設された弾性変形可能な複数のばね部材の両端部を枢動可能に保持しばね部材に環状のビードフィラーを巻き付けるようにしたフォーマと、ばね部材をフォーマの放射方向に湾曲させる作動手段と、フォーマの一端側に配設されビードコアを保持するビードコア保持部とによって構成したので、ばね部材の湾曲動作によって起立されるビードフィラーを、底辺側より先端側に向けて順次伸ばしていくことができる。これによって、ビードコアの外周に嵌着されるビードフィラーを、円周上均一で安定した形状とすることができ、ビードコアに嵌着されたビードフィラーのユニフォミティが良好となる。しかも、ばね部材を使用しているので、従来のブラダを用いた場合のように、使用につれて破損する恐れも少なく、ビード製造装置の耐久性を向上することができる。
請求項3に係るビード製造装置の発明によれば、フォーマは、支持ベースに回転可能に支持された回転軸と、回転軸に取付けらればね部材の一端を枢動可能に保持する第1回転ディスクと、第1回転ディスクに対して回転軸の回転軸線方向に接近離間可能でかつばね部材の一端を枢動可能に保持する第2回転ディスクとを備え、作動手段は、第2回転ディスクを第1回転ディスクに対して回転軸の軸線方向に相対移動させるように構成されているので、作動手段による第1回転ディスクに対する第2回転ディスクの相対移動によって、ばね部材をフォーマの放射方向に的確に湾曲させることができる。
請求項4に係るビード製造装置の発明によれば、ばね部材は、回転軸の放射方向に弾性変形可能な長方形状の板ばねによって構成されているので、作動手段の作動によって、板ばねをフォーマの放射方向に容易にかつ的確に湾曲させることができる。
請求項5に係るビード製造装置の発明によれば、板ばねの長手方向の板厚を変化させ、板厚の大きな部位の弾性変形をしにくくしたので、板ばねの湾曲によって起立されるビードコアに接触する板ばね部分を垂直に近い状態に保持することが可能となり、ビードフィラーのユニフォミティをより良好にすることができる。
請求項6に係るビード製造装置の発明によれば、複数のばね部材の外周を、伸縮性に富む弾性部材によってフォーマの全周隙間なく覆うようにしたので、複数のばね部材相互の隙間を埋めることができ、ビードフィラーの起立動作を全周に亘って均一な力で安定的に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態を示すビード製造装置の全体を示す外観図である。 図1の2−2線に沿って切断したビード製造装置の断面図である。 図2の一部を拡大した拡大図である。 図2の作動状態を示す図である。 板ばねを湾曲した状態を示すビード製造装置の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示すビード製造装置の断面図である。 図6に示した板ばねの詳細を示す図である。 本発明の第3の実施の形態を示すビード製造装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はビード製造装置10の外観図、図2はビード製造装置10の断面図を示す。ビード製造装置10は、図2に示すように、支持ベース11を備え、支持ベース11に円筒状の回転軸12が軸受13を介して水平な軸線の回りに回転可能に支持されている。回転軸12の後端部にはプーリ14が取付けられ、プーリ14はベルト15を介して図略のモータに連結されている。
回転軸12には、フォーマ16が取付けられている。フォーマ16は、回転軸12の先端部に固定された円板状の第1回転ディスク17と、この第1回転ディスク17に対して回転軸12の軸線方向に接近離間可能な円板状の第2回転ディスク18と、後述する構成の板ばね25を備えている。第1回転ディスク17には、円周上複数のガイドバー19が回転軸12の軸線と平行に取付けられ、これらガイドバー19に第2回転ディスク18がガイドブッシュ20を介して摺動可能にガイドされている。第2回転ディスク18には、作動手段を構成する円周上複数の作動用シリンダ装置21のピストンロッド22が連結されている。第2回転ディスク18は作動用シリンダ装置21の作動により、第1回転ディスク17に対して接近離間する方向にガイドバー19に沿って進退されるようになっている。なお、作動用シリンダ装置21は、支持ベース11に設置された取付けプレート23に設置されている。
また、フォーマ16は、第1回転ディスク17および第2回転ディスク18の外周に配設されたばね部材を構成する円周上多数の板ばね25を備えている。板ばね25は、肉厚が一様な長方形状をなし、その長手方向長さは、後述するビードフィラー30の長辺の長さの数倍(例えば、3〜4倍)に設定されている。板ばね25は、フォーマ16の放射方向に弾性変形できるように、図1に示すように、フォーマ16の同一円周上に接線方向に向けて僅かな隙間を有して並設されている。
具体的には、第1回転ディスク17は、ビードフィラー30の長辺の長さに相当する軸方向長さの外周面17aを備えており、第1回転ディスク17の外周先端部には、板ばね25と同数の支持ブラケット31が円周方向に間隔を有して取付けられている。各支持ブラケット31には、保持ピン32がフォーマ16の同一円周上に接線方向に向けて支持されている。保持ピン32には、図3に詳細図示するように、板ばね25の一端に形成された円弧支持部25aが係止され、板ばね25は保持ピン32によって一端を枢動可能に保持されている。
また、第2回転ディスク18の外周には、板ばね25と同数の支持ブラケット33が円周方向に間隔を有して取付けられている。各支持ブラケット33には、保持ピン34が保持ピン32と同一の円周上にかつ保持ピン32と互いに平行に支持されている。保持ピン34には、図3に詳細図示するように、板ばね25の他端に形成された円弧支持部25bが係止され、板ばね25は保持ピン34によって他端を枢動可能に保持されている。
これにより、板ばね25の他端を枢動可能に保持する第2回転ディスク18を、作動用シリンダ装置21により、第1回転ディスク17に対して接近する方向に前進させることにより、各板ばね25は、図4および図5に示すように、フォーマ16の放射方向外方に円弧状に湾曲されるようになる。
板ばね25の第1回転ディスク17側の外周面には、ビードフィラー30が装着される。ビードフィラー30は、一辺(底辺)が短く他の二辺が長い略三角形に押出成形によって成形された帯状のゴムからなり、底辺をフォーマ16の前端側に向けて一方の長辺が板ばね25の外面に接するように板ばね25の一端側に巻き付けられる。板ばね25の外面に巻き付けられたビードフィラー30は所定長さに切断され、その両端部が互いに圧接されて一体接合され、環状のビードフィラー30が作成される。
フォーマ16の前端面、すなわち、第1回転ディスク17の先端面には、円周上複数のガイドレール41が放射方向に取付けられ、これらガイドレール41にそれぞれ摺動ブロック42が放射方向に摺動可能に案内されている。各摺動ブロック42には、ビードコア保持体43がそれぞれ取付けられ、これらビードコア保持体43の外面によってビードコア40をフォーマ16と同心的に保持する拡縮可能なビードコア保持部44を構成している。
回転軸12内には、摺動軸45がガイドブッシュ46を介して、回転軸12の軸線方向に摺動可能に支持されている。摺動軸45の後端部には、拡縮手段を構成する拡縮用シリンダ装置47のピストンロッド48が連結されている。拡縮用シリンダ装置47は、支持ベース11に設置された取付けプレート49に取付けられている。摺動軸45の先端部は、第1回転ディスク17の中心部を貫通してフォーマ16の前方に突出され、その突出端に、連結ブロック50が取付けられている。連結ブロック50の外周部には、リンク部材51を介して各摺動ブロック42がそれぞれ連結され、摺動軸45の摺動によりリンク部材51を介して各摺動ブロック42が同期して放射方向に移動され、ビードコア保持部44を径方向に拡縮するようになっている。
次に、上記した実施の形態に係るビード製造装置10によってビードを製造する方法について説明する。通常は、作動用シリンダ装置21のピストンロッド22が後退端位置に保持され、フォーマ16の第2回転ディスク18は第1回転ディスク17に対して離間した後退端位置に位置されている。これにより、多数の板ばね25は、図1および図2に示すように、直線状に伸びきった状態に保持されている。一方、拡縮用シリンダ装置47のピストンロッド48は前進端位置に保持され、リンク部材51を介して摺動ブロック42を径方向内方に作動しており、ビードコア保持体43の外面によって構成されるビードコア保持部44の径が縮小された状態に保持されている。
この状態において、ビードコア保持部44の外周にビードコア40が搬入され、しかる後、拡縮用シリンダ装置47のピストンロッド48が後退されることにより、リンク部材51を介して摺動ブロック42が径方向外方に移動され、ビードコア保持部44の径が拡大される(図2および図4の状態)。これにより、ビードコア保持部44上にビードコア40がフォーマ16と同心的にクランプされる。このときのビードコア40は、その外周が板ばね25の一端側の枢動位置(保持ピン32)に接近した位置に位置決めされる。
一方、帯状のビードフィラー30が図略の供給装置により、フォーマ16の外周を構成する板ばね25上に供給される。すなわち、ビードフィラー30は、底辺がビードコア40に対応する板ばね25の一端側に向けて一方の長辺が板ばね25の外面に接するように板ばね25の周りに供給される。供給されたビードフィラー30の一端は図略のクランプ装置によってクランプされ、その状態で、図略のモータによって回転軸12とともにフォーマ16が回転される。
フォーマ16の回転によってビードフィラー30が板ばね25の周りに巻き付けられる。ビードフィラー30が所定量送り出され、フォーマ16を1周すると、ビードフィラー30が図略の切断手段により切断される。その後、図略の接合手段によってビードフィラー30の両端部が互いに圧接されて一体接合され、環状のビードフィラー30が作成される。これにより、ビードフィラー30は、その底辺がビードコア保持部44に保持されたビードコア40の外周に接近した位置(保持ピン32)に保持される。
続いて、作動用シリンダ装置21が作動されてピストンロッド22が前進され、第2回転ディスク18が第1回転ディスク17に対して接近移動される。これによって、第1回転ディスク17および第2回転ディスク18に両端を枢動可能に保持された板ばね25が放射方向外方に向かって徐々に湾曲するように弾性変形される。第2回転ディスク18が図4に示すように前進端位置まで前進されると、板ばね25が略半円状に湾曲され、この板ばね25の湾曲に従って板ばね25に接触するビードフィラー30が板ばね25に対してほぼ直角となる角度に起立され、その底辺がビードコア40の外周に嵌着される。この際、ビードフィラー30は、板ばね25の湾曲によって起立されるので、引き延ばされる率が異なる底辺(内周)側および先端(外周)側が一気に起立されるのではなく、底辺側から先端側に向けて順次伸ばされて起立されるようになる。
このように、板ばね25の湾曲動作を利用して、ビードフィラー30を底辺側より先端側に向けて順次伸ばしていくようにしたので、ビードコア40の外周に嵌着されるビードフィラー30は、円周上均一で安定した形状となり、ユニフォミティが良好となる。また、板ばね25を、フォーマ16(第1および第2回転ディスク17、18)に両端部を枢動可能に保持したので、作動用シリンダ装置21による第1回転ディスク17に対する第2回転ディスク18の相対移動によって、板ばね25を的確に湾曲させることができ、しかも、従来のエアーバック(ブラダ)を用いた場合のように、使用につれて破損する恐れも少ないので、耐久性を著しく向上することができる。
図6および図7は、本発明の第2の実施の形態を示すもので、第1の実施の形態と異なる点は、板ばね25の長手方向の板厚を変化させることにより、板ばね25の弾性変形を所望の形状となるようにし、ビードコア40の外周に嵌着されるビードフィラー40の形状をさらに安定化できるようにしたことである。なお、板ばね25の板厚を変化した以外は、第1の実施の形態と同じであるので、第1の実施の形態と同一の部品については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
すなわち、第2の実施の形態においては、図7に示すように、板ばね25の板厚を、帯状のビードコア30が巻き付けられる部位25cにおいては厚くすることにより、この厚肉部位25cにおける弾性変形を他の部分に比較して変形しにくくしている。これによって、板ばね25の弾性変形が所望の形状となり、ビードフィラー30の拡張軌跡を自在にコントロールできるようになる。その結果、図6に示すように、第2回転ディスク18が前進端まで前進された際に、ビードコア40に接触する厚肉部位25cをフォーマ16の回転軸線に対して垂直に近い状態に保持することが可能となり、ビードフィラー30のユニフォミティをより良好にできるようにしている。
図8は、本発明の第3の実施の形態を示すもので、フォーマ16の放射方向外方に湾曲される板ばね25の隙間をなくするように、多数の板ばね25を伸縮性に富むリング状の弾性体60によりフォーマ16の全周に亘って被覆したものである。
かかる第3の実施の形態によれば、弾性体60によって、板ばね25間の隙間をなくするようにしたので、ビードフィラー30の全周を押圧することができるようになり、ビードフィラー30の起立動作を安定的に行うことができる。また、板ばね25を弾性体60によって被覆することにより、板ばね25の枚数を削減することも可能となる。
上記した実施の形態においては、ばね部材として板ばね25を用いた例について述べたが、本発明のばね部材は、必ずしも板ばね25に限定されるものではなく、例えば、棒状のばね部材を用いることも可能であり、また、伸縮性に富む弾性部材内に棒状のばね部材を埋設して用いることもできる。
以上、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で種々の形態を採り得るものである。
本発明に係るビード製造方法および製造装置は、ビードフィラーをビードコアの外周に嵌着して自動車用タイヤに用いるビードを製造するのに適している。
10…ビード製造装置、11…支持ベース、12…回転軸、16…フォーマ、17…第1回転ディスク、18…第2回転ディスク、21…作動手段(作動用シリンダ装置)、25…ばね部材(板ばね)、25c…厚肉部位、30…ビードフィラー、32、34…保持ピン、40…ビードコア、44…ビードコア保持部、60…弾性体。

Claims (6)

  1. 底辺が短く他の二辺が長い帯状のビードフィラーを起立させてビードコアの外周に嵌着するようにしたビード製造方法にして、
    前記帯状のビードフィラーの一方の長辺を環状に巻き付ける円周方向に間隔を有して配置された弾性変形可能な円周上複数の板ばねを備え、該板ばね部材を湾曲させることにより、前記ビードフィラーを起立させて前記ビードフィラーの短辺を前記ビードコアの外周に嵌着するようにしたことを特徴とするビード製造方法。
  2. 底辺が短く他の二辺が長い帯状のビードフィラーを起立させてビードコアの外周に嵌着するようにしたビード製造装置にして、
    支持ベースと、該支持ベースに回転可能に支持され外周に円周方向に間隔を有して配設された弾性変形可能な複数のばね部材の両端部を枢動可能に保持し該ばね部材に環状の前記ビードフィラーを巻き付けるようにしたフォーマと、前記ばね部材を前記フォーマの放射方向に湾曲させる作動手段と、前記フォーマの一端側に配設され前記ビードコアを保持するビードコア保持部とによって構成したことを特徴とするビード製造装置。
  3. 請求項2において、前記フォーマは、前記支持ベースに回転可能に支持された回転軸と、該回転軸に取付けられ前記ばね部材の一端を枢動可能に保持する第1回転ディスクと、該第1回転ディスクに対して前記回転軸の回転軸線方向に接近離間可能でかつ前記ばね部材の他端を枢動可能に保持する第2回転ディスクとを備え、前記作動手段は、前記第2回転ディスクを前記第1回転ディスクに対して前記回転軸の軸線方向に相対移動させるように構成されていることを特徴とするビード製造装置。
  4. 請求項2または請求項3において、前記ばね部材を、前記回転軸の放射方向に弾性変形可能な長方形状の板ばねによって構成したことを特徴とするビード製造装置。
  5. 請求項4において、前記板ばねの長手方向の板厚を変化させ、板厚の大きな部位の弾性変形をしにくくしたことを特徴とするビード製造装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれか1項において、前記複数のばね部材の外周を、伸縮性に富む弾性部材によって前記フォーマの全周隙間なく覆うようにしたことを特徴とするビード製造装置。
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