JP4079718B2 - ビードへのスティフナーの装着方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、円筒状をしたスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着するようにしたスティフナーの装着方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビードへのスティフナーの装着方法・装置としては、例えば特開平3−164232号公報に記載されているようなものが知られている。このものは、円筒状のドラムと、該ドラムに設けられ、収縮しているとき、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーが周囲に巻き付けられ、膨張することで、該巻き付けられたスティフナーを基端を中心として円筒状から略鍔状に拡開させ、ビードの外周に装着するブラダとを備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の装着方法・装置を用いてビードにスティフナーを装着すると、ビードに対するスティフナーの軸方向装着位置が周方向で部分的に変化し、高精度での装着が困難であるという問題点がある。その理由は、以下の通りである。
【0004】
即ち、一般に、スティフナーは押出機から帯状に押出された直後に前記ドラム、ブラダの周囲に巻き付けられるが、ここで、前記スティフナーは基端が最も厚肉で、先端に向かうに従い薄肉となっているため、押出機の口金から押出されるとき、前述した肉厚差により基端側と先端側とで押出し速度に差が発生し、通常、押出し直後の帯状のスティフナーは厚肉である基端側に向かって湾曲してしまうのである。
【0005】
したがって、このように湾曲しているスティフナーをドラム、ブラダの周囲にそのまま巻き付けると、スティフナーは蛇行してしまうが、このように蛇行したスティフナーをブラダの膨張によりビードに装着すると、前述のように軸方向装着位置が部分的に変化してしまうのである。なお、押出し後、巻き付け前にスティフナーの湾曲を機械的に修正することも考えられるが、高温で軟弱な帯状ゴムであるため、非常に困難であり、必要に応じて作業者が手作業で行うのが現状である。
【0006】
この発明は、ビードに対するスティフナーの軸方向装着位置を高精度で一定にすることができるビードへのスティフナーの装着方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、第1に、周方向に離れて設置されるとともに、軸方向に延びることで全体として円筒状を呈している複数の揺動羽根の周囲に、先端に向かうに従い薄肉となるとともに、その基端部で揺動羽根に近接する側に弧状突起が挿入される環状凹みが形成される一方、該環状凹みより反揺動羽根側に舌片部が設けられたスティフナーを巻き付ける工程と、揺動手段により、これら揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、その先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を同期揺動させ、これにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させて、該スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が各揺動羽根の基端で同一円上に形成された弧状突起に当接するまで滑らせ、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正した後、前記揺動羽根を軸線に垂直な位置から所定角度だけ越えるまで揺動手段によりさらに揺動させて、スティフナーの舌片部をビードの外周に係止させることにより、スティフナーをビードの外周に装着する工程とを備えたビードへのスティフナーの装着方法において、前記舌片部をビードの外周に係止させる際、前記舌片部をビード外周の所定位置に導くガイド部材を接離手段によってビードに当接させるようにしたビードへのスティフナーの装着方法により達成することができる。
【0008】
第2に、周方向に離れて設置され、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーが周囲に巻き付けられるとき、軸方向に延びて全体として円筒状を呈する複数の揺動羽根と、各揺動羽根の基端に形成され、同一円上に位置するとともに、スティフナーの基端面が当接可能な弧状突起と、前記揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、先端を半径方向外側に移動させることで、該揺動羽根を軸線に垂直な位置から所定角度だけ越えるまで同期揺動させることができる揺動手段とを備え、その基端部で揺動羽根に近接す る側に、前記弧状突起が挿入される環状凹みが形成される一方、該環状凹みより反揺動羽根側に舌片部が設けられた前記スティフナーをビードの外周に装着する際、揺動羽根を同期揺動させることにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させて、該スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が弧状突起に当接するまで滑らせ、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正した後、前記揺動羽根を軸線に垂直な位置から所定角度だけ越えるまでさらに揺動させて、スティフナーの舌片部をビードの外周に係止させるようにしたビードへのスティフナーの装着装置において、前記舌片部をビード外周の所定位置に導くガイド部材と、該ガイド部材をビードに接近離隔させる接離手段とを設け、前記舌片部をビードの外周に係止させる際、ガイド部材を接離手段によりビードに当接させるようにしたビードへのスティフナーの装着装置により達成することができる。
【0009】
第3に、周方向に離れて設置されるとともに、軸方向に延びることで全体として円筒状を呈している複数の揺動羽根の周囲に、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーを巻き付ける工程と、揺動手段により、これら揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、その先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させ、これにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する工程とを備え、前記スティフナーの略鍔状への拡開時に、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が、各揺動羽根の基端で同一円上に形成された弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着方法において、揺動手段を構成する単一の付与機構から第1、第2移動機構に移動力を付与し、該第1移動機構により揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させる一方、該第2移動機構により揺動羽根の先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させるようにしたビードへのスティフナーの装着方法により、達成することができる。
【0010】
第4に、周方向に離れて設置され、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーが周囲に巻き付けられるとき、軸方向に延びて全体として円筒状を呈する複数の揺動羽根と、各揺動羽根の基端に形成され、同一円上に位置するとともに、スティフナーの基端面が当接可能な弧状突起と、前記揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる揺動手段とを備え、前記揺動羽根の揺動により、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する際、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着装置において、前記揺動手段は、揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させる第1移動機構と、揺動羽根の先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる第2移動機構と、これら第1、第2移動機構に移動力を付与する単一の付与機構とを備えたビードへのスティフナーの装着装置により、達成することができる。
【0011】
第5に、周方向に離れて設置されるとともに、軸方向に延びることで全体として円筒状を呈している複数の揺動羽根の周囲に、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーを巻き付ける工程と、揺動手段により、これら揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、その先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させ、これにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する工程とを備え、前記スティフナーの略鍔状への拡開時に、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が、各揺動羽根の基端で同一円上に形成された弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付 け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着方法において、基端面が弧状突起に当接しているスティフナーを押出し手段により弧状突起の先端側に押出すことで、スティフナーを弧状突起から離脱させるようにしたビードへのスティフナーの装着方法により、達成することができる。
【0012】
第6に、周方向に離れて設置され、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーが周囲に巻き付けられるとき、軸方向に延びて全体として円筒状を呈する複数の揺動羽根と、各揺動羽根の基端に形成され、同一円上に位置するとともに、スティフナーの基端面が当接可能な弧状突起と、前記揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる揺動手段とを備え、前記揺動羽根の揺動により、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する際、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着装置において、基端面が弧状突起に当接しているスティフナーを弧状突起の先端側に押出すことで、スティフナーを弧状突起から離脱させる押出し手段をさらに設けたビードへのスティフナーの装着装置により、達成することができる。
【0013】
前記請求項1、2に係る発明においては、各揺動羽根の基端に、同一円上に位置するとともに、スティフナーの基端面が当接可能な弧状突起を形成し、スティフナーの略鍔状への拡開時にスティフナーを揺動羽根上においてその基端面が弧状突起に当接するまで滑らせるようにしたので、スティフナーが押出し時に肉厚差によって湾曲し、これにより、揺動羽根に対するスティフナーの巻き付けに蛇行が生じていても、このような蛇行は弧状突起によって矯正され、スティフナーの基端における真円度が向上する。この結果、ビードに対してスティフナーが装着されたとき、該スティフナーの基端の軸方向装着位置を高精度で一定にすることができる。また、ビードに対するスティフナーの舌片部の係止(装着)位置を高精度とすることができる。
【0014】
さらに、請求項3、4に係る発明においては、構造を簡単とし、製作費を安価とすることができる。
また、請求項5、6に係る発明においては、スティフナーを揺動羽根(弧状突起)から確実に離脱させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、2、3において、11は固定フレーム12に固定され中心軸が水平な円筒状の外筒であり、この外筒11の内周には軸方向に延びる複数、ここでは10本のガイドレール13が周方向に等距離離れて敷設されている。14は前記固定フレーム12に回転可能に支持されるとともに、図示していない駆動モータにより駆動回転される主軸であり、この主軸14は外筒11の中心軸上に配置されるとともに、その軸方向一端部(先端部)には該主軸14と同軸で、一側に向かうに従い大径となった円錐台状のスライド基台15が固定されている。
【0016】
前記スライド基台15の外周には該スライド基台15の母線に平行な複数、ここでは前記ガイドレール13と同数のガイドレール18が周方向に等距離離れて敷設されている。19は複数(ガイドレール18と同数)の略半径方向に延びるスライドアームであり、これらのスライドアーム19の半径方向内端には前記ガイドレール18に摺動可能に係合するスライドベアリング20がそれぞれ固定されている。
【0017】
これらスライドアーム19の半径方向外端部にはそれぞれ短リンク21の一端部がピン23を介して回動可能に連結され、これら短リンク21の他端には断面が弧状を呈している揺動羽根22の基端部が固定されている。この結果、これら揺動羽根22は周方向に等距離離れて複数(ガイドレール18と同数だけ)設置されることになる。
【0018】
前記主軸14の軸方向中央部には略円筒状をしたスライドシリンダ25が軸方向に移動可能に外嵌され、このスライドシリンダ25内には該スライドシリンダ25と前記主軸14とにより囲まれたシリンダ室26が形成されている。27は前記主軸14の軸方向中央部外周に固定されるとともに、前記シリンダ室26内に収納されたリング状のピストンであり、このピストン27は前記シリンダ室26を軸方向一側の一側室26aと軸方向他側の他側室26bとに区画する。
【0019】
前記スライドシリンダ25の外周にはリング状の支持リング29が固定され、この支持リング29の一端部には複数(スライドアーム19と同数)の連結リンク30の他端部が回動可能に連結されている。これら連結リンク30は周方向に等距離離れて配置されるとともに、その一端部は前記スライドアーム19の半径方向内端部に回動可能に連結されている。
【0020】
この結果、前記スライドシリンダ25が軸方向一側に向かって移動すると、スライドアーム19は支持リング29、連結リンク30に押されてガイドレール18にガイドされながら軸方向一側にスライドシリンダ25とほぼ等速(連結リンク30の揺動によりスライドシリンダ25より僅かに遅い速度)で移動するが、このとき、ガイドレール18が傾斜しているので、スライドアーム19は徐々に半径方向外側に向かって移動する。
【0021】
33はスライドシリンダ25より軸方向他側の主軸14に固定された固定部材であり、この固定部材33の半径方向外端部には前記主軸14の中心軸に平行に延びる複数(スライドアーム19と同数)のラック34が固定され、これらのラック34の半径方向外側面にはラック歯が形成されている。これらラック34と前記外筒11との間には該ラック34に平行で対をなすラック35がそれぞれ配置され、これらラック35の半径方向外側面にはガイドレール13に摺動可能に係合するスライドベアリング36が取付けられた中間部材37が固定され、一方、半径方向内側面にはラック歯が形成されている。
【0022】
40は前記支持リング29の外周にブラケット41を介して回転可能に支持された複数(ラック34、35と同数)のピニオンであり、これらのピニオン40は周方向に等距離離れて配置されるとともに、前記ラック34、35に噛み合っている。この結果、前記スライドシリンダ25が軸方向一側に向かって移動すると、ラック35はガイドレール13にガイドされながらスライドシリンダ25の2倍の速度で該スライドシリンダ25と同一方向に移動する。
【0023】
43は複数(スライドアーム19と同数)の傾斜機構としての傾斜シリンダであり、これら傾斜シリンダ43のヘッド側は前記ラック35の一端にピン42を介して回動可能に連結されている。これら傾斜シリンダ43のピストンロッド44の先端には長リンク45の他端部が固定され、これら長リンク45の一端部にはそれぞれ短リンク46の一端部がピン47を介して回動可能に連結されている。また、これら短リンク46の他端には揺動羽根22の中央部が固定されている。そして、スライドシリンダ25が軸方向他側限まで移動しているとき、揺動羽根22は図1の上半分に示すように軸方向に延びて全体として円筒状を呈している。
【0024】
50は固定フレーム12、主軸14の一側に設置された支持フレームであり、この支持フレーム50には主軸14の軸線と同軸の弧状をしたスライダ51が周方向に等距離離れて複数支持され、これらのスライダ51は図示していない移動手段により半径方向に同期して移動される。これらスライダ51には円環状をしたビードBを半径方向内側から支持する弧状の受け52がそれぞれ固定され、これら受け52により支持されたとき、ビードBは主軸14と同軸となる。
【0025】
また、前述のように揺動羽根22全体が円筒状を呈しているとき、図示していない押出機から押出された直後の帯状ゴムが、回転している揺動羽根22に供給されて周囲に巻き付けられ、円筒状のスティフナーSが形成されるが、ここで、前記スティフナーSは基端が最も厚肉で、先端に向かうに従い薄肉となっているため、押出機の口金から押出されるとき、前述した肉厚差により基端側と先端側とで押出し速度に差が発生し、通常、押出し直後の帯状のスティフナーSは厚肉である基端側に向かって湾曲してしまうのである。このため、揺動羽根22の周囲に巻き付けられたスティフナーSは蛇行してしまうことが多い。
【0026】
この状態でスライドシリンダ25を軸方向一側に移動させてラック35をスライドシリンダ25の2倍の速度で同一方向に移動させると、長リンク45は該ラック35に押されてラック35とほぼ等速で軸方向一側に移動するが、このとき、前述のようにスライドアーム19はスライドシリンダ25とほぼ等速で軸方向一側に移動するため、前記長リンク45とスライドアーム19との速度差により、長リンク45はピン42を中心として半径方向外側に揺動する。
【0027】
この結果、揺動羽根22はその基端がビードBの外周近傍まで移動するとともに、その先端が半径方向外側に移動し、これにより、該揺動羽根22はピン23を中心として前述の軸方向に延びた状態から徐々に軸線に垂直となるまで半径方向外側に同期揺動する。この結果、前記揺動羽根22に巻き付けられているスティフナーSは円筒状から略鍔状に拡開するとともに、揺動羽根22上を半径方向内側に向かって若干滑り縮径する。
【0028】
55は各揺動羽根22の基端外面に形成された周方向に延びる弧状突起であり、これら弧状突起55は同一円上に位置するとともに、揺動羽根22が軸方向に延びているとき、半径方向外側に向かって揺動羽根22に垂直に突出している。この結果、前述のようなスティフナーSの滑りは該スティフナーSの基端面が弧状突起55に当接したとき停止される。
【0029】
これにより、前述のように揺動羽根22に対するスティフナーSの巻き付けに蛇行が生じていても、このような蛇行は弧状突起55によって矯正され、スティフナーSの基端における真円度が向上する。この結果、ビードBに対してスティフナーSが装着されたとき、該スティフナーSの軸方向装着位置を高精度で一定にすることができる。また、これら揺動羽根22は剛体から構成されているので、スティフナーSの定長精度、ジョイント精度を向上させることもできる。
【0030】
ここで、前記スティフナーSの基端部で揺動羽根22に近接する側には、前記弧状突起55が挿入される連続環状の環状凹みHが形成されており、この結果、環状凹みHより反揺動羽根22側に位置するスティフナーSの基端部には基端方向に向かって突出する連続環状の舌片部Zが形成される。そして、このような環状凹みHを前述の位置に形成すれば、ビードBとスティフナーSとの間にカーカスプライの側端部を介装するための間隙を、簡単な構造で確実に形成することができる。
【0031】
また、前述のように揺動羽根22が、図3に実線で示す、軸線に垂直な位置まで同期揺動した後、前記傾斜シリンダ43を作動してピストンロッド44を突出させると、揺動羽根22は前記垂直位置から、所定角度(ここでは20度)だけ越える位置(図3に仮想線で示す位置)まで一側に揺動して弧状突起55がビードBに接近するが、このとき、スティフナーSもビードBに接近し、該スティフナーSの舌片部ZがビードBの外周に係止される。このようにしてスティフナーSは容易かつ確実にビードBに係止(装着)されるが、このとき、スティフナーSはゴムの復元力によって、図3に仮想線で示すように、揺動羽根22より大きく一側に倒れ込む。
【0032】
57は受け52より一側の支持フレーム50に取付けられた接離手段としての複数(スライダ51と同数)のシリンダであり、これらのシリンダ57は周方向に等距離離れて配置されている。これらシリンダ57のピストンロッド58の先端には弧状のガイド部材59が固定され、これらガイド部材59は前記シリンダ57のピストンロッド58が突出したり引っ込んだりすることにより、受け52に支持されたビードBに接近離隔する。
【0033】
そして、これらガイド部材59がシリンダ57のピストンロッド58の突出により、図3に実線で示す位置から仮想線で示す位置まで接近してビードBに当接した後、前述のように揺動羽根22が垂直位置から一側に揺動すると、スティフナーSの舌片部ZはビードBに接近するが、このとき、前記ガイド部材59は該舌片部ZをビードB外周の所定位置に正確に導く。これにより、ビードBに対するスティフナーSの舌片部Zの係止(装着)位置が高精度となる。
【0034】
前述したスライド基台15、ガイドレール18、スライドアーム19、スライドベアリング20、短リンク21、連結リンク30は全体として、揺動羽根22の基端をビードBの外周近傍まで移動させる第1移動機構62を構成し、また、前述したガイドレール13、固定部材33、ラック34、35、スライドベアリング36、中間部材37、ピニオン40、ブラケット41、長リンク45、短リンク46は全体として、揺動羽根22の先端を半径方向外側に移動させることで、該揺動羽根22を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる第2移動機構63を構成する。
【0035】
そして、これら第1、第2移動機構62、63はスライドシリンダ25、ピストン27、支持リング29からなる単一の付与機構64から移動力を付与されて前述のように作動しており、これにより、構造が簡単となるとともに、製作費が安価となる。前述した第1、第2移動機構62、63、付与機構64は全体として、揺動羽根22の基端をビードBの外周近傍まで移動させながら、先端を半径方向外側に移動させることで、該揺動羽根22を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる揺動手段65を構成する。
【0036】
68は各揺動羽根22の基端部内面に連結部材69を介して取付けられたシリンダであり、これらのシリンダ68のピストンロッド70の先端には揺動羽根22を貫通する押出し部材71が固定されている。そして、前述のようにしてスティフナーSがビードBに装着された後、揺動羽根22がビードB、スティフナーSから離脱する際、シリンダ68のピストンロッド70を突出させることで、押出し部材71を揺動羽根22の外面から突出させスティフナーSを揺動羽根22(弧状突起55)から押し離す。
【0037】
前述したシリンダ68、連結部材69、押出し部材71は全体として、基端面が弧状突起55に当接しているスティフナーSを弧状突起55の先端側に押出すことで、スティフナーSを揺動羽根22(弧状突起55)から離脱させる押出し手段73を構成し、このような押出し手段73を設ければ、スティフナーSを揺動羽根22(弧状突起55)から確実に離脱させビードBに対する装着を継続させることができる。
【0038】
次に、この発明の一実施形態の作用について説明する。
今、シリンダ室26の他側室26bに高圧流体が供給されてスライドシリンダ25が、図1の上半分に示すように、他側限まで移動しているとする。このとき、傾斜シリンダ43のピストンロッド44は引っ込んでいるため、揺動羽根22は軸方向に延びて全体として円筒状を呈している。一方、支持フレーム50側においては、ビードBが搬入された後、スライダ51が移動手段により受け52と共に半径方向外側に同期移動し、これにより、ビードBは受け52によって半径方向内側から支持される。
【0039】
次に、主軸14を駆動モータにより回転させることで、円筒状の揺動羽根22、揺動手段65を一体回転させるとともに、押出機から押出された直後の帯状ゴムを揺動羽根22に供給してその周囲に巻き付ける。これにより、揺動羽根22の周囲には円筒状のスティフナーSが形成されるが、このスティフナーSには基端側と先端側とで肉厚に差があるため、蛇行してしまうことが多い。
【0040】
次に、シリンダ室26の一側室26aに高圧流体を供給すると、スライドシリンダ25は軸方向一側に向かって移動する。この結果、スライドアーム19は支持リング29、連結リンク30に押されてガイドレール18にガイドされながら軸方向一側にスライドシリンダ25とほぼ等速で移動するが、このとき、ガイドレール18が傾斜しているので、スライドアーム19は前記軸方向一側への移動とともに、徐々に半径方向外側に向かって移動する。これにより、揺動羽根22はその基端がビードBの外周近傍まで移動する。
【0041】
一方、前記スライドシリンダ25の軸方向一側への移動によりラック34、35に噛み合っているピニオン40が回転しながらスライドシリンダ25と等速で同一方向に移動するが、このピニオン40の回転移動によりラック35、長リンク45はガイドレール13にガイドされながらスライドシリンダ25の2倍の速度で該スライドシリンダ25と同一方向に移動する。このようにスライドアーム19の移動速度より長リンク45の移動速度が大であるため、長リンク45はピン42を中心として半径方向外側に揺動するとともに、揺動羽根22はピン23を中心として軸方向に延びた状態から徐々に軸線に垂直となるまで半径方向外側に同期揺動する。
【0042】
これにより、揺動羽根22に巻き付けられているスティフナーSは円筒状から略鍔状に拡開するが、このとき、スティフナーSは先端側程大きく拡径されるため、ゴムの復元力により揺動羽根22上を半径方向内側に向かって若干滑り縮径する。そして、このような滑りは、スティフナーSの基端面、詳しくは環状凹みHの底面が弧状突起55に圧接したとき停止される。
【0043】
この結果、揺動羽根22に対するスティフナーSの巻き付けに蛇行が生じていても、このような蛇行は弧状突起55により矯正されてスティフナーSの基端における真円度が向上し、これにより、ビードBに対してスティフナーSが装着されたとき、該スティフナーSの軸方向装着位置を高精度で一定にすることができる。このときの状態が図3に実線で示されている。
【0044】
次に、シリンダ57を作動してピストンロッド58を突出させると、ガイド部材59はビードBに接近して当接する。その後、傾斜シリンダ43を作動してピストンロッド44を突出させると、揺動羽根22は長リンク45に押されて垂直位置から所定角度だけ越える位置まで一側に揺動する。これにより、弧状突起55、スティフナーSがビードBに接近し、該スティフナーSの舌片部ZがビードBの外周に係止される。
【0045】
このとき、スティフナーSの舌片部Zは、ガイド部材59の他側面によってガイドされるため、ビードB外周の所定位置に正確に導かれる。このようにしてスティフナーSはビードBに係止(装着)されるが、このとき、スティフナーSの基端面(環状凹みHの底面)とビードBとの間には弧状突起55によって所定幅の間隙が形成され、また、スティフナーSはゴムの復元力によって揺動羽根22より大きく一側に倒れ込む。このように弧状突起55はスティフナーSとビードBとの間に間隙を形成する役割も果たすが、スティフナーSにサイズ変更があった場合にも、弧状突起55をそのまま使用し続けることも可能で、作業が容易となる。
【0046】
次に、シリンダ室26の他側室26bに高圧流体を供給し、スライドシリンダ25、揺動羽根22を軸方向他側に移動させる。このとき、シリンダ68を作動してピストンロッド70を突出させ、押出し部材71を揺動羽根22の外面から突出させる。これにより、弧状突起55に基端面が圧接していたスティフナーSは、押出し部材71により弧状突起55の先端側に押出されて該弧状突起55(揺動羽根22)から確実に離脱される。この結果、スティフナーSはビードBに装着された状態を維持する。
【0047】
そして、前述したスライドシリンダ25の軸方向他側への移動により、スライドアーム19は軸方向他側へ移動するとともに半径方向内側へ移動し、一方、長リンク45は軸方向他側へ移動するとともに半径方向内側へ揺動する。その後、傾斜シリンダ43のピストンロッド44を引っ込める。これにより、揺動羽根22は軸方向に延びる初期位置に復帰する。
【0048】
このとき、スライダ51、受け52を半径方向内側に移動させて、スティフナーSが装着されたビードBを受け52から図示していない搬送手段に受け渡し、タイヤ成形ドラムまで搬送する。その後、該成形ドラムにおいてビードBとスティフナーSとの間隙にカーカスプライの側端部を侵入させ、これにより、カーカスプライの側端を可能な限り半径方向内側に留めるとともに、剛性差の少ないビードBの回りで終了させ、プライ端セパレーションを抑制するようにしている。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ビードに対するスティフナーの軸方向装着位置を高精度で一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示す正面断面図であり、上半分はスティフナー巻付け時の状態、下半分はビードへのスティフナー装着時の状態を示している。
【図2】 図1のI−I矢視図である。
【図3】 揺動羽根が垂直位置にあるときの揺動羽根近傍の正面断面図である。
【符号の説明】
22…揺動羽根 43…傾斜機構
55…弧状突起 57…接離手段
59…ガイド部材 62…第1移動機構
63…第2移動機構 64…付与機構
65…揺動手段 73…押出し手段
S…スティフナー H…環状凹み
B…ビード Z…舌片部
Claims (6)
- 周方向に離れて設置されるとともに、軸方向に延びることで全体として円筒状を呈している複数の揺動羽根の周囲に、先端に向かうに従い薄肉となるとともに、その基端部で揺動羽根に近接する側に弧状突起が挿入される環状凹みが形成される一方、該環状凹みより反揺動羽根側に舌片部が設けられたスティフナーを巻き付ける工程と、揺動手段により、これら揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、その先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を同期揺動させ、これにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させて、該スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が各揺動羽根の基端で同一円上に形成された弧状突起に当接するまで滑らせ、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正した後、前記揺動羽根を軸線に垂直な位置から所定角度だけ越えるまで揺動手段によりさらに揺動させて、スティフナーの舌片部をビードの外周に係止させることにより、スティフナーをビードの外周に装着する工程とを備えたビードへのスティフナーの装着方法において、前記舌片部をビードの外周に係止させる際、前記舌片部をビード外周の所定位置に導くガイド部材を接離手段によってビードに当接させるようにしたことを特徴とするビードへのスティフナーの装着方法。
- 周方向に離れて設置され、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーが周囲に巻き付けられるとき、軸方向に延びて全体として円筒状を呈する複数の揺動羽根と、各揺動羽根の基端に形成され、同一円上に位置するとともに、スティフナーの基端面が当接可能な弧状突起と、前記揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、先端を半径方向外側に移動させることで、該揺動羽根を軸線に垂直な位置から所定角度だけ越えるまで同期揺動させることができる揺動手段とを備え、その基端部で揺動羽根に近接する側に、前記弧状突起が挿入される環状凹みが形成される一方、該環状凹みより反揺動羽根側に舌片部が設けられた前記スティフナーをビードの外周に装着する際、揺動羽根を同期揺動させることにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させて、該スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が弧状突起に当接するまで滑らせ、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正した後、前記揺動羽根を軸線に垂直な位置から所定角度だけ越えるまでさらに揺動させて、スティフナーの舌片部をビードの外周に係止させるようにしたビードへのスティフナーの装着装置において、前記舌片部をビード外周の所定位置に導くガイド部材と、該ガイド部材をビードに接近離隔させる接離手段とを設け、前記舌片部をビードの外周に係止させる際、ガイド部材を接離手段によりビードに当接させるようにしたことを特徴とするビードへのスティフナーの装着装置。
- 周方向に離れて設置されるとともに、軸方向に延びることで全体として円筒状を呈している複数の揺動羽根の周囲に、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーを巻き付ける工程と、揺動手段により、これら揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、その先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させ、これにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する工程とを備え、前記スティフナーの略鍔状への拡開時に、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が、各揺動羽根の基端で同一円上に形成された弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着方法において、揺動手段を構成する単一の付与機構から第1、第2移動機構に移動力を付与し、該第1移動機構により揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させる一方、該第2移動機構により揺動羽根の先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂 直となるまで同期揺動させるようにしたことを特徴とするビードへのスティフナーの装着方法。
- 周方向に離れて設置され、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーが周囲に巻き付けられるとき、軸方向に延びて全体として円筒状を呈する複数の揺動羽根と、各揺動羽根の基端に形成され、同一円上に位置するとともに、スティフナーの基端面が当接可能な弧状突起と、前記揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる揺動手段とを備え、前記揺動羽根の揺動により、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する際、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着装置において、前記揺動手段は、揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させる第1移動機構と、揺動羽根の先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる第2移動機構と、これら第1、第2移動機構に移動力を付与する単一の付与機構とを備えたことを特徴とするビードへのスティフナーの装着装置。
- 周方向に離れて設置されるとともに、軸方向に延びることで全体として円筒状を呈している複数の揺動羽根の周囲に、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーを巻き付ける工程と、揺動手段により、これら揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、その先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させ、これにより、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する工程とを備え、前記スティフナーの略鍔状への拡開時に、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が、各揺動羽根の基端で同一円上に形成された弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着方法において、基端面が弧状突起に当接しているスティフナーを押出し手段により弧状突起の先端側に押出すことで、スティフナーを弧状突起から離脱させるようにしたことを特徴とするビードへのスティフナーの装着方法。
- 周方向に離れて設置され、先端に向かうに従い薄肉となったスティフナーが周囲に巻き付けられるとき、軸方向に延びて全体として円筒状を呈する複数の揺動羽根と、各揺動羽根の基端に形成され、同一円上に位置するとともに、スティフナーの基端面が当接可能な弧状突起と、前記揺動羽根の基端をビードの外周近傍まで移動させながら、先端を半径方向外側に移動させることで、揺動羽根を軸線にほぼ垂直となるまで同期揺動させる揺動手段とを備え、前記揺動羽根の揺動により、揺動羽根に巻き付けられている円筒状のスティフナーを略鍔状に拡開させてビードの外周に装着する際、スティフナーを揺動羽根上においてその基端面が弧状突起に当接するまで滑らせることにより、揺動羽根への巻き付け時に生じたスティフナーの蛇行を矯正するようにしたビードへのスティフナーの装着装置において、基端面が弧状突起に当接しているスティフナーを弧状突起の先端側に押出すことで、スティフナーを弧状突起から離脱させる押出し手段をさらに設けたことを特徴とするビードへのスティフナーの装着装置。
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