JP4603455B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、動画像及び静止画像を撮像する体撮像装に関する。
従来、動画像の解像度(動解像度)を向上させる方法として固体撮像素子のフレームレートを上げて撮影する方法が一般的である。ただし、単純にフレームレートを高くすると固体撮像素子から読み出す映像信号のデータレートもフレームレートに比例して高くなり、出力信号のノイズ増加や固体撮像素子の消費電力の増加など撮像特性に悪影響を与える可能性がある。そのため、できるだけ効率よく動解像度を改善する方法として、放送をはじめとする動画像システムでは、いわゆるインターレース方式が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
このインターレース方式は、固体撮像素子の画素からの出力信号に基づくフレーム(フレーム画像)を構成する走査線のうち、偶数ラインの走査線から成る偶数フィールドと、奇数ラインの走査線から成る奇数フィールドとに分け、時間をずらして2種類のフィールドで信号を読み出すことにより、時間方向のサンプリング周波数(例えば59.94fps(Frame Per Second))を、フレーム単位で信号を読み出す場合の周波数(例えば29.97fps)の2倍とし、動解像度の改善を図るものである。
インターレース方式を実現する従来の固体撮像装置は、図14に示すように、例えば、XYアドレス走査型の固体撮像素子100を備えている。この固体撮像素子100は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素102と、画素102の出力信号を読み出すための読出信号を画素102に入力する複数の信号線L31〜L40と、画素102に発生した電荷を出力信号として読み出すための複数の出力信号線O1〜O4と、読み出すべき画素102を選択する垂直走査回路101及び水平走査回路(図14では省略)と、を備える。各信号線L31〜L40は、行方向に配列した画素102からなる画素群を選択するものである。
従来の固体撮像装置は、固体撮像素子100において隣接した2つの行に配列された画素からの出力信号を列ごとに加算して読み出すことにより、奇数フィールド(フィールドNo.1,3,5,…)の画像を生成する。そして、偶数フィールド(フィールドNo.2,4,6,…)では、奇数フィールドで選択した画素から垂直方向に1行シフトして2つの行の組合せを変更してから、同様に、隣接した2つの行に配列された画素からの出力信号を列ごとに加算して読み出している。
具体的には、従来の固体撮像装置は、奇数フィールドでは、垂直走査回路101によって、信号線L31,L32を同時にアクティブにして、図15に示すように、点線で示されるライン(走査線)1401上にサンプリング中心点(標本化点)を有する画素102の組合せ、すなわち、(1a,1b)、(2a,2b)、(3a,3b)、(4a,4b)のペアで示される2つの画素102から出力される信号が加算されて、出力信号線O1,O2,O3,O4に出力される。次に、信号線L33,L34をアクティブにすることによって、走査線1402上に、(1c,1d)、(2c,2d)、(3c,3d)、(4c,4d)のペアで示される2つの画素102の信号を加算して読み出す。次に、信号線L35,L36をアクティブにすることによって、走査線1403上に、(1e,1f)、(2e,2f)、(3e,3f)、(4e,4f)のペアで2つの画素102の信号を加算して読み出す。さらに、信号線L37,L38をアクティブにすることによって、走査線1404上に、(1g,1h)、(2g,2h)、(3g,3h)、(4g,4h)のペアで2つの画素102の信号を加算して読み出す。
また、従来の固体撮像装置は、偶数フィールドでは、同様に、信号線L32,L33を同時にアクティブにして、走査線1411上に、(1b,1c)、(2b,2c)、(3b,3c)、(4b,4c)のペアで2つの画素102の信号を加算して読み出す。次に、信号線L34,L35をアクティブにすることによって、走査線1412上に、(1d,1e)、(2d,2e)、(3d,3e)、(4d,4e)のペアで2つの画素102の信号を加算して読み出す。次に、信号線L36,L37をアクティブにすることによって、走査線1413上に、(1f,1g)、(2f,2g)、(3f,3g)、(4f,4g)のペアで2つの画素102の信号を加算して読み出す。さらに、信号線L38,L39をアクティブにすることによって、走査線1414上に、(1h,1i)、(2h,2i)、(3h,3i)、(4h,4i)のペアで2つの画素102の信号を加算して読み出す。これにより、例えば、生成された奇数フィールド(または偶数フィールド)の画像を構成する走査線の本数は、1フレームの画像を構成する走査線の本数の半分になる。このため、従来の固体撮像装置は、垂直同期周波数を低く抑えることができ、比較的低価格のディスプレイで高い解像度の表示を行なう際に用いることができる。
特開平4−337983号公報(段落0016、図2)
しかしながら、従来のフィールドの生成方法では、1フィールドの画像を構成する走査線の本数が1フレームの画像を構成する走査線の本数の半分であるため、動いている物体(動物体)の垂直方向の解像度が静止物体の垂直方向の解像度の半分になってしまう。また、それに起因して、フィールド内で低域周波数成分に偽信号(モアレ)が発生してしまう。この偽信号の発生を防止するためには、垂直サンプリング周波数での応答がヌルとなる特性を有する光学LPF(Low Pass Filter)を、レンズと固体撮像素子との間に設けなくてはならない。しかし、光学LPFを設けた場合、静止物体の解像度を十分高めることができなくなってしまう。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることのできる体撮像装を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の固体撮像装置は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素と、前記画素から出力信号を読み出すための電圧を印加する複数の信号線と、前記信号線に前記印加電圧を出力する走査回路とを有し、前記信号線、前記複数の画素のうち水平方向に配列した画素からなる画素群に対してそれぞれ2本ずつ設けられ、これら2本の信号線は、前記画素群において、一方が奇数番目の列に配設された各画素に接続され、他方が偶数番目の列に配設された各画素に接続されている固体撮像素子と、この固体撮像素子上に被写体の光学像を結像するレンズと、前記固体撮像素子の出力信号に基づいて所定の信号処理を実行する信号処理装置とを備える固体撮像装置であって、前記固体撮像素子は、前記マトリクス状に配設された各画素上に、緑色フィルタ、青色フィルタ及び赤色フィルタのいずれかを有し、前記各色フィルタは、連続した第1乃至第4の行に並べて配列され、前記第1乃至第4の行は、前記第4の行に続いて前記第1の行が連続するように繰り返し並べて配列され、前記第1の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの一方とが交互に配置され、前記第2の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの他方とが交互に配置され、前記第1の行における緑色フィルタと、前記第2の行における緑色フィルタとが同列に配置され、前記第3の行と前記第4の行には、前記第1の行と前記第2の行とそれぞれ同様に前記各色フィルタが配置され、前記第2の行における緑色フィルタと、前記第3の行における緑色フィルタとが異なる列に配置されており、前記信号処理装置は、前記画素からの出力信号に基づくフレームの奇数番目の走査線から成る奇数フィールドにおいて、所定の列に配列された隣接した2つの画素から成る画素ペアと、この画素ペアが配置された行から1行シフトした行で隣接する列に配置された前記画素ペアと、を前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行し、前記フレームの偶数番目の走査線から成る偶数フィールドにおいて、前記奇数フィールドで選択した前記画素ペアが配置された行から垂直方向に1行シフトした行に配置された前記画素ペアを前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行することとした。
また、本発明の請求項2に記載の固体撮像装置は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素と、前記画素から出力信号を読み出すための電圧を印加する信号線と、垂直方向に配列した画素からの出力信号を転送する複数の垂直転送CCDと、各垂直転送CCDから転送された各出力信号を水平方向の全画素に亘って転送する水平転送CCDとを有し、前記信号線が、前記複数の画素のうち対角線方向に配列した画素からなる画素群に対してそれぞれ2本ずつ設けられ、これら2本の信号線は、前記画素群において、一方が前記画素と前記垂直転送CCDとの間に設けられた転送ゲートを制御するための電圧を印加するものであり、他方が所定の列に配列された隣接した2つの画素からの出力信号を加算するための電圧を印加するものである固体撮像素子と、この固体撮像素子上に被写体の光学像を結像するレンズと、前記固体撮像素子の出力信号に基づいて所定の信号処理を実行する信号処理装置とを備える固体撮像装置であって、前記固体撮像素子は、前記マトリクス状に配設された各画素上に、緑色フィルタ、青色フィルタ及び赤色フィルタのいずれかを有し、前記各色フィルタは、連続した第1乃至第4の行に並べて配列され、前記第1乃至第4の行は、前記第4の行に続いて前記第1の行が連続するように繰り返し並べて配列され、前記第1の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの一方とが交互に配置され、前記第2の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの他方とが交互に配置され、前記第1の行における緑色フィルタと、前記第2の行における緑色フィルタとが同列に配置され、前記第3の行と前記第4の行には、前記第1の行と前記第2の行とそれぞれ同様に前記各色フィルタが配置され、前記第2の行における緑色フィルタと、前記第3の行における緑色フィルタとが異なる列に配置されており、前記信号処理装置は、前記画素からの出力信号に基づくフレームの奇数番目の走査線から成る奇数フィールドにおいて、所定の列に配列された隣接した2つの画素から成る画素ペアと、この画素ペアが配置された行から1行シフトした行で隣接する列に配置された前記画素ペアと、を前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行し、前記フレームの偶数番目の走査線から成る偶数フィールドにおいて、前記奇数フィールドで選択した前記画素ペアが配置された行から垂直方向に1行シフトした行に配置された前記画素ペアを前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行することとした。
かかる構成によれば、固体撮像装置は、信号処理装置によって、奇数フィールドにおいて、奇数番目の列の2つの画素と、当該2つの画素の配置された行から垂直方向に1行シフトした行において偶数番目の列に配置された2つの画素とを選択する4本の入力信号線を同じタイミングでアクティブにする。この場合、各列における2つの画素からの信号を加算した加算データが配置される標本化点を水平方向に結ぶとギザギザの折れ線となるが、水平方向の標本化点の個数は、インターレース方式の従来のフィールド生成方法による個数と同じである。そして、信号処理装置は、奇数フィールドにおいて、同様の処理を有効画素中の画素ペアに亘って実行する。この場合、標本化点を垂直方向に結ぶとギザギザの折れ線となるが、垂直方向の標本化点の個数は、インターレース方式の従来のフィールド生成方法による個数の2倍となる。つまり、標本化点は、奇数フィールドにおいて五の目状に配置される。したがって、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることができる。
また、固体撮像装置は、信号処理装置によって、偶数フィールドにおいて、奇数フィールドで選択した2つの画素から垂直方向に1行シフトした行に配置された2つの画素を選択する4本の入力信号線を同じタイミングでアクティブにする。そして、信号処理装置は、偶数フィールドにおいて、同様の処理を全画素に亘って実行する。この場合も、標本化点の個数は、従来の方法と比べて水平方向に対しては同じ個数であり、垂直方向に対しては2倍の個数となる。
かかる構成によれば、固体撮像装置で、奇数フィールドにおいて、奇数番目の列の2つの画素と、当該2つの画素の配置された行から垂直方向に1行シフトした行において偶数番目の列に配置された2つの画素とを選択するようにして全画素に亘って加算して読み出す場合、固体撮像素子上の各色フィルタの配列によって、緑色フィルタを有する画素、及び青色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算することにより、シアン(C)に関連付けられた信号を生成する。また、緑色フィルタを有する画素、及び赤色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算することにより、イエロー(Y)に関連付けられた信号を生成する。さらに、青色フィルタを有する画素、及び赤色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算することにより、マゼンタ(M)に関連付けられた信号を生成する。同様に、偶数フィールドにおいても、C,Y,Mに関連付けられた信号を生成する。したがって、垂直方向の解像度を向上させつつカラー信号を再生することが可能になる。
また、請求項3に記載の固体撮像装置は、請求項1または請求項2に記載の固体撮像装置において、前記信号処理装置は、前記固体撮像素子の前記緑色フィルタを有する画素、及び前記青色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算した第1の信号と、前記緑色フィルタを有する画素、及び前記赤色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算した第2の信号との和を示す擬似輝度信号と、前記青色フィルタを有する画素、及び前記赤色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算した第3の信号を前記第1の信号から差し引いた差を示す第1の色差信号と、前記第2の信号から前記第3の信号を差し引いた差を示す第2の色差信号と、に基づいて、赤、緑、青の3原色を示す信号を算出し、算出した3原色を示す信号を組み合わせてカラー信号を再生することを特徴とする。
かかる構成によれば、固体撮像装置は、信号処理装置によって、擬似輝度信号と、第1の色差信号と、第2の色差信号とに基づいて、赤、緑、青の3原色を示す信号を算出し、算出した3原色を示す信号を組み合わせてカラー信号を再生する。ここで、例えば、第1の信号に基づく色をシアン(C)、第2の信号に基づく色をイエロー(Y)、第3の信号に基づく色をマゼンタ(M)とすると、擬似輝度信号はC+Y、第1の色差信号はC−M、第2の色差信号はY−Mにそれぞれ関連付けられている。したがって、擬似輝度信号と、第1の色差信号と、第2の色差信号とに基づいて、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色を作り出すことができ、その結果、カラー信号を再生する。
また、請求項4に記載の固体撮像装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の固体撮像装置において、前記固体撮像素子に、光学LPFが被せられ、前記光学LPFは、ヌルポイントが、空間周波数の垂直成分と水平成分との和が、水平サンプリング周波数と等しい垂直サンプリング周波数の正の値の半分より大きく、前記垂直サンプリング周波数以下、且つ、空間周波数の垂直成分と水平成分との和が、前記垂直サンプリング周波数の負の値より大きく、前記垂直サンプリング周波数の負の値の半分以下、且つ、空間周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差が、前記垂直サンプリング周波数の正の値の半分より大きく、前記垂直サンプリング周波数以下、且つ、空間周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差が、前記垂直サンプリング周波数の負の値より大きく、前記垂直サンプリング周波数の負の値の半分以下となる帯域を下限とした高域周波数成分を除去する特性を有することとした。
かかる構成によれば、固体撮像装置は、レンズによって、撮像対象物の光学像を光学LPF(Low Pass Filter)を介して固体撮像素子上に結像する。ここで、光学LPFは、撮像対象物の高域周波数成分を光学的に除去するものであり、例えば、水晶板から構成される場合、その厚さにより除去する周波数帯域が決定される。これによれば、光学LPFの特性は、限られた信号伝送帯域の中で、水平方向及び垂直方向に、低域周波数成分を通過させつつ高域周波数成分も僅かに通過させる、いわゆる斜め45度の通過特性を有する。この特性は、固体撮像素子の出力信号である五の目状に配置された標本化点に基づいた映像信号の伝送帯域に適合させたものであり、この映像信号の伝送帯域に偽信号が入ることを防止できる。また、この光学LPFは、固体撮像素子に適合させた特性を有するので、静止物体の解像度も高めることができる。
また、請求項5に記載の固体撮像装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の固体撮像装置において、前記信号処理装置は、前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することによりそれぞれ算出された加算データに関連付けて、前記奇数フィールド及び偶数フィールドのうちの一方の標本化点を五の目状に配列し、且つ、他方の標本化点を前記五の目状の4つの頂点で形成される各辺の中点の位置に配列したときに、前記加算データに基づいて、前記奇数フィールドの標本化点及び前記偶数フィールドの標本化点を、前記各フィールド内または前記各フィールド間で内挿により補間した補間データを生成し、生成した補間データと前記加算データとからフレームを生成することとした。
かかる構成によれば、固体撮像装置は、信号処理装置によって、各フィールド内または各フィールド間で、前記加算データを内挿により補間した補間データを生成する。例えば、フィールド内で補間する場合、五の目状に配置された加算データのうち、五の目状の4つの頂点で形成される各辺の中点の位置を、補間により生成された標本化点として、その左右または/及び上下の加算データの平均値が補間データの値となる。また、フィールド間で補間する場合、連続する奇数フィールド(または偶数フィールド)にそれぞれ五の目状に配置された各加算データの標本化点の位置を、偶数フィールド(または奇数フィールド)において、補間により標本化点として生成し、当該位置における奇数フィールド(または偶数フィールド)の加算データの平均値が補間データの値となる。したがって、補間により生成された標本化点を含めると、各フィールドの光学像の標本化点が倍増し、垂直方向の解像度を向上させることができる。
また、請求項6に記載の固体撮像装置は、請求項5に記載の固体撮像装置において、前記信号処理装置は、前記複数の画素からの出力信号を前記奇数フィールド及び偶数フィールドから合わせて1秒間に120回の割合で読み出し、読み出した出力信号の標本化点に関連付けられた加算データと、生成した補間データとから構成されたフレームを1秒間に120コマ生成することとした。
かかる構成によれば、固体撮像装置は、信号処理装置によって、固体撮像素子から信号を読み出すレートを120Hzとしつつ、読み出した標本化点に関連付けられた加算データと、生成した補間データとから構成されるフレーム画像を120Hzで出力する。つまり、1秒間に120枚のフレームを生成する。この場合、インターレース方式で従来のフィールド生成方法に用いられている読出レートとしながらも、出力時のフレームレートを2倍に高めることができる。
請求項1に記載の発明によれば、信号線が、水平方向に配列した画素からなる画素群に対して2本設けられているので、光学像の標本化点を各フィールドにおいて五の目状に配置されるようにして、固体撮像素子の各画素から出力信号を加算して読み出すことができる。その結果、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、信号線が、対角線方向に配列した画素からなる画素群に対して2本設けられているので、光学像の標本化点を各フィールドにおいて五の目状に配置されるようにして、固体撮像素子の各画素から出力信号を加算して読み出すことが可能になる。その結果、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることができる。
請求項または請求項に記載の発明によれば、標本化点は、各フィールドにおいて五の目状に配置される。すなわち、水平方向の標本化点の個数は、インターレース方式の従来のフィールド生成方法による個数と同じであり、垂直方向の標本化点の個数は、従来の方法による個数の2倍となる。その結果、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることができる。
請求項1または請求項2に記載の発明によれば、画素上の色フィルタの配列によって、垂直方向の解像度を向上させつつ、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)にそれぞれ関連付けられた信号を生成できる。
請求項3に記載の発明によれば、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)で構成される擬似輝度信号、第1の色差信号、第2の色差信号に基づいて、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色を作り出すことができ、その結果、カラー信号を再生することができる。
請求項4に記載の発明によれば、光学LPFの特性は、固体撮像素子の出力信号である五の目状に配置された標本化点に基づいた映像信号の伝送帯域に適合させて斜め45度の通過特性を有するので、映像信号の伝送帯域に偽信号が入ることを防止できる。また、光学LPFは、固体撮像素子に適合させた特性を有するので、動物体に限らず静止物体の解像度を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、各画素から読み出されて加算された加算データを内挿により補間した補間データを生成するので、補間により生成された標本化点を含めると、各フィールドの光学像の標本化点が倍増し、垂直方向の解像度を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、1秒間に120コマのフレーム画像を生成するので、このフレーム画像にフリッカ(flicker)が生じる場合に、60Hzの周波数で現れることになり、これが電力周波数と同程度であることから、このフィールド画像を観察する観察者の感じるちらつきを、例えば蛍光灯のちらつき程度に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
参考例の形態)
[固体撮像装置の構成]
図1は、参考例の形態の固体撮像装置の構成図である。この固体撮像装置1は、図1に示すように、レンズ(凸レンズ)2と、固体撮像素子3と、光学LPF4と、信号処理装置5とを備え、2次元画像を撮像するものである。なお、3次元の立体画像を撮像するものでもよい。
レンズ2は、光学LPF4を介して固体撮像素子3上に撮像対象物の光学像を結像するものである。
固体撮像素子3は、信号処理装置5によって駆動され、撮像対象物の光学像を撮像して信号処理装置5に出力するものである。
光学LPF(Low Pass Filter)4は、固体撮像素子3に被せられたプリフィルタ(前置低域通過フィルタ)であり、撮像対象物の高域周波数成分を光学的に除去するものである。この光学LPF4は、例えば、水晶板から構成され、後記するように、所定の周波数帯域を除去できるようにその厚みが調整されている。
信号処理装置5は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成され、ROM等に記憶された所定のプログラムを実行することにより、固体撮像素子3を駆動し、固体撮像素子3の出力信号に基づいて、後記する所定の信号処理を実行するものである。
[固体撮像素子の構成]
図2は、図1に示した固体撮像素子の一例を示す構成図である。
固体撮像素子3は、XYアドレス走査型であり、2次元映像を撮影するものである。この固体撮像素子3は、図2に示すように、2次元マトリクス状に配列された複数の画素32と、画素32から出力信号を読み出すための読出信号を画素32に入力する複数の入力信号線(信号線)L1〜L20と、画素32に発生した電荷を出力信号として読み出すための複数の出力信号線O1〜O4と、読出信号を出力する垂直走査回路31及び水平走査回路(図2では省略)と、を備える。
各画素32は、例えば、入射した光を光電変換するフォトダイオード(受光部)と、増幅器とを備えている。なお、画素32は実際には数千〜数万個、あるいはそれ以上存在するが、簡便のため10行4列として例示する。
垂直走査回路31は、MOS(Metal-Oxide Semiconductor)スイッチを使用したMOS型のシフトレジスタであり、同様の構成の水平走査回路と共に、XYアドレス走査を行ってフォトダイオード上に発生した電荷の平面情報を時間情報に変換して信号として読み出すものである。
各入力信号線L1〜L20は、水平方向(行方向)に配列した画素32からなる画素群に対して2本設けられている。これら2本の入力信号線は、画素群に対して、一方が奇数番目の列に配設された各画素32に接続され、他方が偶数番目の列に配設された各画素32に接続されている。
出力信号線O1〜O4は、各画素32の増幅器の出力に接続され、例えば、雑音除去回路(MOSトランジスタ)等を介して、図示しない水平走査回路に接続されている。
[信号処理装置の補間処理]
次に、信号処理装置5の補間処理について、図3及び図4を参照(適宜図2参照)して説明する。図3は、図1に示した信号処理装置による信号処理の説明図であり、(a)は入力データ、(b)は出力データを示している。図3において、X,Yは空間座標軸、Tは時間軸を示している。図4は、図1に示した信号処理装置による補間の一例を示す説明図である。
信号処理装置5は、固体撮像素子3の出力信号、すなわち、信号処理装置5への入力信号に基づいて、図3の(a)に示すように、画素32からの出力信号に基づくフレームの奇数番目の走査線から成る第1フィールド(奇数フィールド)の標本化点301〜305を入力信号に含まれるデータ(入力データ)に関連付けて、五の目状に配列する。ここで、五の目状とは、具体的には、原点における標本化点301、X軸上の標本化点302、この標本化点302のx座標の値と同一の値のy座標を有するY軸上の標本化点303、xy座標が標本化点302のx座標の値及び標本化点303のy座標の値とそれぞれ同一である位置の標本化点304、この標本化点304と標本化点301との中点である標本化点305からなる配列のことであり、サイコロの五の目の形に類似した形状である。また、入力データは、後記するように、垂直方向に隣接した2つの画素32(図2参照)の出力信号を加算してそれぞれ算出された加算データである。なお、標本化点は、実際には数千〜数万個、あるいはそれ以上存在するが、簡便のため5個として例示する。
また、信号処理装置5は、フレームの偶数番目の走査線から成る第2フィールド(偶数フィールド)の標本化点311〜314を入力データに関連付けて、第1フィールドから所定時間だけ隔てられたxy座標空間において、前記した五の目状の4つの頂点で形成される各辺の中点の位置に配列する。具体的には、第2フィールドの標本化点311は、第1フィールドの標本化点301と標本化点302の中点に位置し、第2フィールドの標本化点312は、第1フィールドの標本化点301と標本化点303の中点に位置し、第2フィールドの標本化点313は、第1フィールドの標本化点302と標本化点304の中点に位置し、第2フィールドの標本化点314は、第1フィールドの標本化点303と標本化点304の中点に位置する。
さらに、信号処理装置5は、前記した第1フィールド(時刻Tが「0」である第1フィールド)に連続する次の第1フィールドの標本化点321〜325を、第2フィールドから所定時間だけ隔てられたxy座標空間において、入力データに関連付けて、前記した五の目状、具体的には、標本化点301〜305の位置にそれぞれ配列し、以下、同様に連続する次の第1フィールドの標本化点を配列する。なお、第2フィールドは、標本化点311〜314の位置にそれぞれ同様に配列する。
そして、信号処理装置5は、図4に示すように、第1フィールドにおいて、標本化点301〜30及び401〜404に関連付けられた入力データ(加算データ)に基づいて、フィールド内の内挿により補間した補間データを、補間した標本化点331〜334の位置に生成し、生成した補間データと入力データ(加算データ)とからフレームを構成する。
具体的には、信号処理装置5は、五の目状に配置された標本化点を、例えば、タップ数2×2、すなわち、上下左右に平均化して補間処理を行う。この場合、補間された標本化点331には、入力データに関連付けられた標本化点301,302,305,401の位置及びそのデータから補間データが生成される。また、補間された標本化点332には、入力データに関連付けられた標本化点301,303,305,402の位置及びそのデータから補間データが生成される。また、補間された標本化点333には、入力データに関連付けられた標本化点302,304,305,403の位置及びそのデータから補間データが生成される。また、補間された標本化点334には、入力データに関連付けられた標本化点303,304,305,404の位置及びそのデータから補間データが生成される。なお、ここで示した内挿法に限定されず、信号処理装置5の規模に応じてフィルタリングのタップ数を多くすることも可能である。
また、信号処理装置5は、図3の(b)に示すように、第1フィールドの入力データ及び補間データから第1フレームを構成する。
また、信号処理装置5は、同様にして、図3の(a)に示した第2フィールドの標本化点311〜314及びその周囲の標本化点(図示は省略する)の位置及びデータから、図3の(b)に示した補間された標本化点341〜345の位置に補間データを生成し、第2フィールドの入力データ及び補間データから第2フレームを構成する。
さらに、信号処理装置5は、図3の(a)に示した2番目の第1フィールドの標本化点321〜325及びその周囲の標本化点(図示は省略する)の位置及びデータから、図3の(b)に示した補間された標本化点351〜354の位置に補間データを生成し、この第1フィールドの入力データ及び補間データから第3フレームを構成する。
ここで、各画素32からの出力信号を第1フィールド及び第2フィールドから合わせて1秒間に120回の割合で読み出すとすれば、信号処理装置5が生成するフレーム(第1フレーム乃至第3フレーム)の数は1秒間に120コマとなるので、フレームの時間方向のサンプリング周波数は120fps(Frame Per Second)となる。したがって、インターレース方式で従来のフィールド生成方法によって実現できるフレームレートの2倍に高めることができる。
[信号処理装置の読出処理]
次に、信号処理装置5によって、固体撮像素子の各画素から出力される信号の読出処理について図5を参照(適宜図2参照)して説明する。図5は、参考例の形態の固体撮像装置の信号処理装置の読出処理を示す説明図である。
信号処理装置5は、固体撮像素子3において、奇数番目の列の2つの画素32と、当該2つの画素32の配置された行から垂直方向に1行シフトした行において偶数番目の列に配置された2つの画素32とを選択する4本の入力信号線を同じタイミングでアクティブにして加算して読み出すことを全画素32に亘って行うことにより、第1フィールド(フィールドNo.1,3,5,…)の画像を生成する。また、第1フィールドで選択した画素32から垂直方向に1行シフトして2つの行の組合せを変更してから、同様にして、隣接した2つの行に配列された画素32からの出力信号を列ごとに加算して読み出すことにより、第2フィールド(フィールドNo.2,4,6,…)の画像を生成する。
具体的には、信号処理装置5は、第1フィールドでは、垂直走査回路31によって、入力信号線L2,L3,L4,L5を同時にアクティブにして、図5に示すように、点線で囲ったライン(走査線)501上にサンプリング中心点(標本化点)を有する画素32の組合せ、すなわち、(1a,1b)、(2b,2c)、(3a,3b)、(4b,4c)のペアで示される2つの画素32から出力される信号が加算されて、出力信号線O1,O2,O3,O4に出力される。
次に、入力信号線L6,L7,L8,L9をアクティブにすることによって、走査線502上に、(1c,1d)、(2d,2e)、(3c,3d)、(4d,4e)のペアで示される2つの画素32の信号を加算して読み出す。
次に、入力信号線L10,L11,L12,L13をアクティブにすることによって、走査線503上に、(1e,1f)、(2f,2g)、(3e,3f)、(4f,4g)のペアで2つの画素32の信号を加算して読み出す。
さらに、入力信号線L14,L15,L16,L17をアクティブにすることによって、走査線504上に、(1g,1h)、(2h,2i)、(3g,3h)、(4h,4i)のペアで2つの画素32の信号を加算して読み出す。
また、信号処理装置5は、第2フィールドでは、同様に、入力信号線L4,L5,L6,L7を同時にアクティブにして、走査線511上に、(1b,1c)、(2c,2d)、(3b,3c)、(4c,4d)のペアで2つの画素32の信号を加算して読み出す。
次に、入力信号線L8,L9,L10,L11をアクティブにすることによって、走査線512上に、(1d,1e)、(2e,2f)、(3d,3e)、(4e,4f)のペアで2つの画素32の信号を加算して読み出す。
次に、入力信号線L12,L13,L14,L15をアクティブにすることによって、走査線513上に、(1f,1g)、(2g,2h)、(3f,3g)、(4g,4h)のペアで2つの画素32の信号を加算して読み出す。
さらに、入力信号線L16,L17,L18,L19をアクティブにすることによって、走査線514上に、(1h,1i)、(2i,2j)、(3h,3i)、(4i,4j)のペアで2つの画素32の信号を加算して読み出す。
これにより、例えば、生成された偶数フィールド(または奇数フィールド)の画像を構成する走査線の本数は、1フレームの画像を構成する走査線の本数の半分になる。このため、垂直同期周波数を低く抑えることができ、比較的低価格のディスプレイで高い解像度の表示を行なう際に用いることができる。なお、信号処理装置5は、全画素32を読み出すが、図5では、その後の信号処理に用いない画素32(有効画素を除くダミー画素等)に関するサンプリング中心点等を省略している。
図6は、信号処理装置のサンプリング中心点の配置の説明図であり、(a)は参考例、(b)は比較例を示している。
図6の(a)に示すように、参考例の形態におけるサンプリング中心点(標本化点、白丸)を、第1フィールドにおいて水平方向に結ぶと、ギザギザの折れ線(点線)601が形成され、水平方向のサンプリング中心点(標本化点、白丸)の個数は「4個」である(参考例)。また、これらのサンプリング中心点を垂直方向に結ぶと、ギザギザの折れ線(実線)602が形成され、垂直方向のサンプリング中心点(白丸)の個数は「4個」である(参考例)。なお、第2フィールドでは、第1フィールドのサンプリング中心点から垂直方向に1行シフトした位置に同様にサンプリング中心点(標本化点、黒丸)を有する。つまり、信号処理装置5は、第1フィールド及び第2フィールドにおいて、五の目状の位置(サンプリング中心点)を残すように間引いて、固体撮像素子3からの出力信号(加算データ)を読み出す。
一方、図14に示した固体撮像素子100を用いた従来の固体撮像装置では、図6の(b)に示すように、サンプリング中心点(標本化点、白丸)を、第1フィールドにおいて水平方向に結ぶと、直線(点線)603が形成され、水平方向のサンプリング中心点(標本化点、白丸)の個数は「4個」である(比較例)。また、これらのサンプリング中心点を垂直方向に結ぶと、直線(実線)604が形成され、垂直方向のサンプリング中心点(白丸)の個数は「2個」である(比較例)。なお、第2フィールドでは、第1フィールドのサンプリング中心点から垂直方向に1行シフトした位置に同様にサンプリング中心点(標本化点、黒丸)を有する。つまり、従来の固体撮像装置は、フレーム画像の偶数ラインの部分に当たる信号を間引いて読み出して第1フィールドを生成し、同様に奇数ラインを間引いて第2フィールドを生成する。
したがって、参考例の形態では、フィールドの垂直方向のサンプリング中心点(白丸)の個数は、インターレース方式の従来のフィールド生成方法による個数の2倍となり、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることができる。
図7は、映像信号(フィールド画像)の伝送帯域の説明図であり、(a)は参考例、(b)は比較例を示している。図7の(a)に示すように、参考例の形態における映像信号の伝送帯域(参考例)は、傾きが「−1」である直線701よりも下の領域で示される。なお、図7に示したグラフにおいて、横軸は空間周波数(以下、単に周波数という)の水平成分、縦軸は周波数の垂直成分を示している。また、フーリエ変換により生じる負の領域の図示は省略している。
一方、図14に示した固体撮像素子100を用いた従来の固体撮像装置における映像信号の伝送帯域(比較例)は、図7の(b)に示すように、横軸に平行な直線702よりも下の領域で示される。なお、図7の(a),(b)に示したグラフでは、比較例における周波数(水平成分)の最大値を「1」に規格化している。
図7の(a)、(b)を比較すると、両者の映像信号の伝送帯域、すなわち、直線701、直線702と横軸とにそれぞれ挟まれた面積は等しい。これは、本参考例と比較例では、信号処理装置5で読み出す情報量(固体撮像素子で出力する情報量)に差は無いことに相当する。そして、参考例は、図7の(a)に示すように、比較例(直線702)が参考例(直線701)より上回る周波数(水平成分)の高い領域703を削って、周波数(水平成分)の低い領域704を接ぎ足したものに相当する。ここで、領域703と領域704の面積は等しい。
したがって、参考例では、生成されるフィールドが、低域の周波数(水平成分、垂直成分)を中心としながらも、水平方向にも垂直方向にも間引きをしないで形成されたフレームの解像度を実現するような高域の周波数(水平成分、垂直成分)の値(「1」)までを確保することができる。その結果、水平及び垂直方向に敏感な人間の視覚特性に適合した、ちらつきの少ないフィールド画像を提供することができる。
[光学LPFの特性]
図8は、図2に示した光学LPFの特性例であり、(a)は水平、垂直サンプリングキャリア部分の抑圧、(b)はフィールド画像の伝送帯域外の抑圧を示している。
図8に示したグラフにおいて、横軸は周波数の水平成分、縦軸は周波数の垂直成分を示している。また、水平サンプリング周波数をFh、垂直サンプリング周波数をFv(=Fh)とし、ハッチングの領域で示したフィールド画像の信号伝送帯域801は、フィールド内のサンプリング中心点のパターン(図5参照)に基づいている。
光学LPF4(図2参照)は、ヌルポイント802が以下の条件を満たす直線(破線)上に形成されている。すなわち、周波数の垂直成分と水平成分との和が、Fh/2より大きくFh以下、且つ、−Fhより大きく−Fh/2以下であり、且つ、周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差が、Fh/2より大きくFh以下、且つ、−Fhより大きく−Fh/2以下となる帯域を下限とした高域周波数成分を除去する特性を有する。すなわち、この光学LPF4は、伝送帯域が、信号伝送帯域801の特性に合わせて、高域周波数成分を効率的に抑圧するように、斜め方向の帯域を落とすような特性(斜め45度の通過特性)を有する。ここで、ヌルポイント802とは、その周波数における光学LPF4の応答(レスポンス)が「0」になるポイントである。
具体的には、図8の(a)に示すように、ヌルポイント802の位置をフィールド画像の信号伝送帯域801から最も遠ざけた場合、光学LPF4は、ヌルポイント802が以下の条件を満たす4つの直線で表される。すなわち、これらの直線は、周波数の垂直成分と水平成分との和がFhである直線、周波数の垂直成分と水平成分との和が−Fhである直線、周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差がFhである直線、及び、周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差が−Fhである直線から構成される。
また、図8の(b)に示すように、ヌルポイント802の位置をフィールド画像の信号伝送帯域801の境界に一致させた場合、光学LPF4は、ヌルポイント802が以下の条件を満たす4つの直線で表される。すなわち、これらの直線は、周波数の垂直成分と水平成分との和がFh/2である直線、周波数の垂直成分と水平成分との和が−Fh/2である直線、周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差がFh/2である直線、及び、周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差が−Fh/2である直線から構成される。ただし、この場合は、光学LPF4が除去すべき周波数帯域に対して理想的な応答を行うものを想定しているので、現実の特性を考慮すれば、ヌルポイント802は、図8の(a)に示した位置と、図8の(b)に示した位置との間の位置に設定することが好ましい。
このように、光学LPF4は、高域周波数成分を効率的に抑圧するので、高域周波数成分に起因して信号伝送帯域801(映像)に影響を与える偽信号(モアレ)を低減できる。また、光学LPF4は、五の目状のサンプリング中心点(標本化点)に適合させた斜め45度の通過特性を有するので、動物体だけではなく静止物体の解像度も高めることができる。
参考例の形態によれば、固体撮像装置1は、固体撮像素子3の入力信号線L1〜L20が、水平方向に配列した画素32からなる画素群に対して2本設けられているので、各画素32から出力信号を加算して読み出す際に、信号処理装置5によって、各フィールドにおいてサンプリング中心点を五の目状に配置することができて、垂直方向のサンプリング中心点の個数は、従来の方法による個数の2倍となる。その結果、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることができる。
(第の実施形態)
[固体撮像装置の構成]
の実施形態に係る固体撮像装置は、固体撮像素子の各画素にRGBのいずれかの色フィルタを備える単板カラー撮像装置であり、構成要素である信号処理装置の機能が異なる点を除いて、図1に示した固体撮像装置1と同一の構成である。また、第の実施形態に係る固体撮像装置に含まれる固体撮像素子は、図2に示した固体撮像素子3と同一の構成である。したがって、同一の構成には同一の符号を付し、図面及び説明を省略する。また、以下の説明では、信号処理装置5による補間処理の説明を省略する。
[固体撮像装置の信号処理]
図9は、第の実施形態の固体撮像装置の信号処理法を示す説明図であり、(a)は色フィルタの配置、(b)は第1フィールドにおける信号の加算結果、(c)は第2フィールドにおける信号の加算結果を示している。
色フィルタは、例えば、光シールド層、3原色からなる着色層、保護膜、共通電極で構成されるオンチップタイプの色フィルタである。この色フィルタは、図9の(a)に示すように、赤色光のみを透過する赤色フィルタ部(赤色フィルタ)Rと、緑色光のみを透過する緑色フィルタ部(緑色フィルタ)Gと、青色光のみを透過する青色フィルタ部(青色フィルタ)Bとを備える。そして、赤色フィルタ部R、緑色フィルタ部G及び青色フィルタ部Bは、画素32(図2参照)と共に、赤色画素、緑色画素及び青色画素を形成する。
赤色フィルタ部R、緑色フィルタ部G及び青色フィルタ部Bは、図9の(a)に示すように、連続した第1乃至第4の行に並べて配列され、この第1乃至第4の行は、第4の行に続いて第1の行が連続するように繰り返し並べて配列されている。すなわち、第1の行に、緑色フィルタ部Gと青色フィルタ部Bとが交互に配置され、第2の行に、緑色フィルタ部Gと赤色フィルタ部Rとが交互に配置され、第1の行における緑色フィルタ部Gと、第2の行における緑色フィルタ部Gとが同列に配置されている。そして、第3の行と第4の行には、第1の行と第2の行とそれぞれ同様にして、赤色フィルタ部R、緑色フィルタ部G及び青色フィルタ部Bが配置され、さらに、第2の行における緑色フィルタ部Gと、第3の行における緑色フィルタ部Gとが異なる列に配置されている。
信号処理装置5(図2参照)は、固体撮像素子3の緑色フィルタ部Gを有する画素32から出力される信号「G」、及び青色フィルタ部Bを有する画素32から出力される信号「B」を加算して読み出すことにより、シアンを示す信号(第1の信号)「C」を生成する。
また、信号処理装置5は、固体撮像素子3の緑色フィルタ部Gを有する画素32から出力される信号「G」、及び赤色フィルタ部Rを有する画素32から出力される信号「R」を加算して読み出すことにより、イエローを示す信号(第2の信号)「Y」を生成する。
また、信号処理装置5は、固体撮像素子3の青色フィルタ部Bを有する画素32から出力される信号「B」、及び赤色フィルタ部Rを有する画素32から出力される信号「R」を加算して読み出すことにより、マゼンタを示す信号(第3の信号)「M」を生成する。
信号処理装置5は、第1の信号「C」、第2の信号「Y」、及び第3の信号「M」に基づいて、次式(1)〜(3)により、擬似輝度信号Iと、第1の色差信号Prと、第2の色差信号Pbとを生成する。
I=C+Y …(1)
Pr=C−M …(2)
Pb=Y−M …(3)
なお、式(1)〜式(3)で定義した擬似輝度信号Iと、第1の色差信号Prと、第2の色差信号Pbとは、固体撮像素子3の赤色フィルタ部Rを有する画素32から出力される信号「R」、緑色フィルタ部Gを有する画素32から出力される信号「G」、青色フィルタ部Bを有する画素32から出力される信号「B」を用いた場合、次式(4)〜(6)のように、書き換えることができる。また、信号「R」,「G」,「B」と、信号「C」,「Y」,「M」とは、次式(8)〜(11)で示される関係で結ばれている。
I=2G+M=2G+R+B …(4)
Pr=2G−Y=G−R …(5)
Pb=2G−C=G−B …(6)
G+G=2G …(8)
G+R=Y …(9)
G+B=C …(10)
R+B=M …(11)
したがって、信号処理装置5(図2参照)が、図9の(a)に示した色フィルタが装着された固体撮像素子3の出力信号を式(8)〜式(11)に基づいて加算すると、第1フィールドでは図9の(b)に示す信号の組合せ(固体撮像素子3からの入力データ)が読み出される。すなわち、図9の(a)において、1行1列の「G」と2行1列の「G」との加算結果(2G)が、図9の(b)において、1行1列に示されている。なお、図9の(b),(c)における「G」の表記は、「2G=G+G」を意味している。また、図9の(a)において、3行1列の「B」と4行1列の「R」との加算結果(M)が、図9の(b)において、2行1列に示されている。同様に、図9の(a)において、2行2列の「R」と3行2列の「G」との加算結果(Y)が、図9の(b)において、1行2列に示され、図9の(a)において、4行2列の「G」と5行2列の「B」との加算結果(C)が、図9の(b)において、2行2列に示されている。
そして、図9の(b)に示すように、第1フィールドにおいて、隣接する4つの信号「G」、「Y」、「M」、「C」が一組となって一個のユニット901が構成され、このユニット901が水平方向及び垂直方向に配列されている。なお、ユニット901を構成する各要素は、図5に示した第1フィールドのサンプリング中心点(標本化点)における加算信号(加算データ)を示している。そして、信号処理装置5は、「G」−「Y」−「G」−「Y」で示されるライン902を同じタイミングで読み出し、続いて、「M」−「C」−「M」−「C」で示されるライン903を同じタイミングで読み出す。同様に、信号処理装置5は、「G」−「Y」−「G」−「Y」で示されるライン904を同じタイミングで読み出し、続いて、「M」−「C」−「M」−「C」で示されるライン905を同じタイミングで読み出す。
同様に、第2フィールドでは図9の(c)に示す信号の組合せが読み出される。すなわち、図9の(a)において、2行1列の「G」と3行1列の「B」との加算結果(C)が、図9の(c)において、1行1列に示されている。また、図9の(a)において、4行1列の「R」と5行1列の「G」との加算結果(Y)が、図9の(c)において、2行1列に示されている。同様に、図9の(a)において、3行2列の「G」と4行2列の「G」との加算結果(2G)が、図9の(c)において、1行2列に示され、図9の(a)において、5行2列の「B」と6行2列の「R」との加算結果(M)が、図9の(c)において、2行2列に示されている。
そして、図9の(c)に示すように、第2フィールドにおいて、隣接する4つの信号「C」、「G」、「Y」、「M」が一組となって一個のユニット911が構成され、このユニット911が水平方向及び垂直方向に配列されている。なお、ユニット911を構成する各要素は、図5に示した第2フィールドのサンプリング中心点(標本化点)における加算信号(加算データ)を示している。そして、信号処理装置5は、「C」−「G」−「C」−「G」で示されるライン912を同じタイミングで読み出し、続いて、「Y」−「M」−「Y」−「M」で示されるライン913を同じタイミングで読み出す。同様に、信号処理装置5は、「C」−「G」−「C」−「G」で示されるライン914を同じタイミングで読み出し、続いて、「Y」−「M」−「Y」−「M」で示されるライン915を同じタイミングで読み出す。
次に、信号処理装置5が、式(1)〜式(3)で定義された擬似輝度信号Iと、第1の色差信号Prと、第2の色差信号Pbとを生成する処理について図10及び図11を参照(適宜図9参照)して説明する。図10は、図9に示した色の加算結果に基づいた擬似輝度信号及び色差信号の配置を示す説明図であり、(a)は第1フィールドにおける信号配置、(b)は第2フィールドにおける信号配置を示している。また、図11は、図10に示した擬似輝度信号及び色差信号の合成結果の配置を示す説明図である。
まず、図10の(a)を参照して第1フィールドにおける処理を説明する。図10の(a)に示したG1001と、Y1002と、M1003と、C1004とは、図9の(b)に示したユニット901を構成する各信号「G」、「Y」、「M」、「C」をそれぞれ示している。なお、図10の(a),(b)における「G」の表記は、「2G=G+G」を意味している。
信号処理装置5は、G1001とM1003との重心位置において、「G(2G)」と「M」とを加算することにより、式(4)に基づいて擬似輝度信号Iを生成すると共に、Y1002とC1004との重心位置において、「Y」と「C」とを加算することにより、式(1)に基づいて擬似輝度信号Iを生成する。
信号処理装置5は、G1001とY1002との重心位置において、「G(2G)」から「Y」を減算することにより、式(5)に基づいて第1の色差信号Prを生成すると共に、M1003とC1004との重心位置において、「C」から「M」を減算することにより、式(2)に基づいて第1の色差信号Prを生成する。
信号処理装置5は、G1001とC1004との重心位置、すなわち、Y1002とM1003との重心位置において、「G(2G)」から「C」を減算することにより、式(6)に基づいて第2の色差信号Pbを生成するか、または、「Y」から「M」を減算することにより、式(3)に基づいて第2の色差信号Pbを生成する。これらの処理によって、信号処理装置5は、1つのユニット901(図9の(b)参照)から、2つの擬似輝度信号Iと、2つの第1の色差信号Prと、1つの第2の色差信号Pbとを生成する。
信号処理装置5は、同様にして、1つのユニット901(図9の(b)参照)に相当する、図10の(a)に示したG1011と、Y1012と、M1013と、C1014とをそれぞれ用いて、擬似輝度信号Iと、第1の色差信号Prと、第2の色差信号Pbとを生成する。さらに、信号処理装置5は、前記した2つのユニットをまたいで、M1003とG1011との重心位置において、「G(2G)」と「M」とを加算することにより、式(4)に基づいて擬似輝度信号Iを生成すると共に、C1004とY1012との重心位置において、「C」と「Y」とを加算することにより、式(1)に基づいて擬似輝度信号Iを生成する。また、信号処理装置5は、2つのユニットをまたいで、M1003とY1012との重心位置、すなわち、C1004とG1011との重心位置において、「Y」から「M」を減算することにより、式(3)に基づいて第2の色差信号Pbを生成するか、または、「G(2G)」から「C」を減算することにより、式(6)に基づいて第2の色差信号Pbを生成する。
信号処理装置5は、同様にして、G1021と、Y1022と、M1023と、C1024とから成るユニット、及び、G1031と、Y1032と、M1033と、C1034とから成るユニットを用いて、各信号I,Pr,Pbを生成する。
次に、図10の(b)を参照して第2フィールドにおける処理を説明する。図10の(b)に示したC1041と、G1042と、Y1043と、M1044とは、図9の(c)に示したユニット911を構成する各信号「C」、「G」、「Y」、「M」をそれぞれ示している。
信号処理装置5は、C1041とY1043との重心位置において、「C」と「Y」とを加算することにより、式(1)に基づいて擬似輝度信号Iを生成すると共に、G1042とM1044との重心位置において、「G(2G)」と「M」とを加算することにより、式(4)に基づいて擬似輝度信号Iを生成する。
信号処理装置5は、C1041とG1042との重心位置において、「G(2G)」から「C」を減算することにより、式(6)に基づいて第2の色差信号Pbを生成すると共に、Y1043とM1044との重心位置において、「Y」から「M」を減算することにより、式(3)に基づいて第2の色差信号Pbを生成する。
信号処理装置5は、C1041とM1044との重心位置、すなわち、G1042とY1043との重心位置において、「C」から「M」を減算することにより、式(2)に基づいて第1の色差信号Prを生成するか、または、「G(2G)」から「Y」を減算することにより、式(5)に基づいて第1の色差信号Prを生成する。これらの処理によって、信号処理装置5は、1つのユニット911(図9の(c)参照)から、2つの擬似輝度信号Iと、1つの第1の色差信号Prと、2つの第2の色差信号Pbとを生成する。
信号処理装置5は、同様にして、1つのユニット911(図9の(c)参照)に相当する、図10の(b)に示したC1051と、G1052と、Y1053と、M1054とをそれぞれ用いて、擬似輝度信号Iと、第1の色差信号Prと、第2の色差信号Pbとを生成する。さらに、信号処理装置5は、前記した2つのユニットをまたいで、Y1043とC1051との重心位置において、「Y」と「C」とを加算することにより、式(1)に基づいて擬似輝度信号Iを生成すると共に、M1044とG1052との重心位置において、「G(2G)」と「M」とを加算することにより、式(4)に基づいて擬似輝度信号Iを生成する。また、信号処理装置5は、2つのユニットをまたいで、Y1043とG1052との重心位置、すなわち、M1044とC1051との重心位置において、「G(2G)」から「Y」を減算することにより、式(5)に基づいて第1の色差信号Prを生成するか、または、「C」から「M」を減算することにより、式(2)に基づいて第1の色差信号Prを生成する。
信号処理装置5は、同様にして、C1061と、G1062と、Y1063と、M1064とから成るユニット、及び、C1071と、G1072と、Y1073と、M1074とから成るユニットを用いて、各信号I,Pr,Pbを生成する。
信号処理装置5は、第1フィールドにおいてそれぞれ生成した擬似輝度信号I、第1の色差信号Pr及び第2の色差信号Pbと、第2フィールドにおいてそれぞれ生成した擬似輝度信号I、第1の色差信号Pr及び第2の色差信号Pbとを、図10の(a)に示した第2の色差信号Pb1081と、図10の(b)に示した第2の色差信号Pb1082とが重なり合うようにして合成する。これにより、信号処理装置5は、図11に示す配置で、擬似輝度信号I、第1の色差信号Pr及び第2の色差信号Pbを生成する。そして、信号処理装置5は、生成した擬似輝度信号Iと、第1の色差信号Prと、第2の色差信号Pbとに基づいて、式(12)〜(14)の関係から、赤、緑、青の3原色を示す信号「R」,「G」,「B」を算出し、算出した3原色を示す信号を組み合わせてカラー信号を再生する。
R=(I−3Pr+Pb)/4 …(12)
G=(I+Pr+Pb)/4 …(13)
B=(I+Pr−3Pb)/4 …(14)
の実施形態によれば、固体撮像素子3の画素32上にRGBの色フィルタを、前記した繰り返し単位で配列したので、信号処理装置5によって、固体撮像素子3の画素32の出力信号を読み出したときに、「G」、「Y」、「M」、「C」の各信号が均等に生成されるユニット901,911を形成することができる。したがって、この均等に生成された信号に基づいて、擬似輝度信号Iと、第1の色差信号Prと、第2の色差信号Pbとを生成することにより、高精細なカラー映像信号を再生することができる。
また、RGBの色フィルタの色を列ごとに変更した、いわゆるストライプ配列でもカラー信号を再生できるが、そのためには3列必要になる。一方、本実施形態の繰り返し単位によれば、2列でカラー信号を再生できるので、ストライプ配列よりも水平方向の解像度を向上できるとういう有利な効果を奏する。
なお、図9の(a)を参照して説明した繰り返し単位は、赤色フィルタ部Rと青色フィルタ部Bの位置が反対であってもよい。すなわち、第1の行に、緑色フィルタ部Gと赤色フィルタ部Rとが交互に配置され、第2の行に、緑色フィルタ部Gと青色フィルタ部Bとが交互に配置されるようにしてもよい。さらに、この繰り返し単位は、奇数列と偶数列との配置が反対であってもよい。すなわち、それぞれ垂直方向に配置した、隣接した2つの緑色フィルタ部Gと、隣接した赤色フィルタ部R及び青色フィルタ部Bとの位置が反対であってもよい。
以上、参考例の形態および第1の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲でさまざまに実施することができる。例えば、信号処理装置5は、フィールド内で補間処理を行うものとして説明したが、これに限定されるものではなく、フィールド間で補間処理を行うようにしてもよい。この場合の信号処理について図12を参照(適宜図3参照)して説明する。図12は、図1に示した信号処理装置による補間の別の例を示す説明図である。この場合、信号処理装置5は、時刻Tが「0」である第1フィールドの標本化点に関連付けられた入力データ(加算データ)と、これに連続する第1フィールドの標本化点とに関連付けられた入力データ(加算データ)とに基づいて、フィールド間の内挿により補間した補間データを、第2フィールドに生成し、生成した補間データと入力データ(加算データ)とに基づいてフレームを構成する。
具体的には、時刻Tが「0」である第1フィールドの標本化点302(第1フレームを形成する標本化点)と、これに連続する第1フィールドの標本化点322(第3フレームを形成する標本化点)とから、第2フィールドの標本化点342(第2フレームを形成する標本化点)が補間される。また、時刻Tが「0」である第1フィールドの標本化点305(第1フレームを形成する標本化点)と、これに連続する第1フィールドの標本化点325(第3フレームを形成する標本化点)とから、第2フィールドの標本化点345(第2フレームを形成する標本化点)が補間される。以下、同様である。また、同様に、第2フィールドの標本化点と、これに連続する第2フィールドの標本化点とから、第1フィールドの標本化点が補間される。さらに、フィールド内の補間と、フィールド間の補間の両方を用いるようにしてもよい。
また、参考例の形態および第1の実施形態では、固体撮像素子3は、XYアドレス走査型として説明したが、全電荷を同時に転送し、信号を読み出す方式の固体撮像素子で構成してもよい。この場合の固体撮像素子について図13を参照して説明する。図13は、図1に示した固体撮像素子の別の例を示す構成図である。この固体撮像素子3Aは、図13に示すように、2次元マトリクス状に配列された複数の画素32と、垂直転送CCD(Charge Coupled Device)33と、水平転送CCD34と、増幅器35と、各画素32から出力信号を読み出すための電圧を印加する複数の信号線L1〜L26と、各信号線L1〜L26に接続されたパルス線P1〜P4とを備える。
垂直転送CCD33は、垂直方向に配列した画素32からの出力信号を転送するものであり、複数(図では4個)備えられており、信号線L1〜L26のいずれかが接続される図示しない電極が設けられた読取用電圧印加部33aおよびフィールド選択用電圧印加部33bが交互に配置されている。
水平転送CCD34は、各垂直転送CCD33から転送された各出力信号を水平方向の全画素32に亘って転送するものである。
増幅器35は、水平転送CCD34から転送された各出力信号を増幅するものである。
信号線L1〜L26は、対角線方向に配列した画素32からなる画素群に対して2本設けられ、これら2本の信号線は、この画素群に対して、一方が各画素32からの出力信号を読み出すための電圧を印加するものであり、他方が所定の列に配列された隣接した2つの画素からの出力信号を加算するための電圧を印加するものである。なお、所定の列に配列された隣接した2つの画素32から成る画素ペアと、この画素ペアが配置された行から1行シフトした行で隣接する列に配置された画素ペアと、に同時に電圧を印加できるように、これらの画素ペアに対して信号線が4本設けられている。
パルス線P1〜P4は、信号処理装置5に接続され、この信号処理装置5による以下の処理に用いられる。
パルス線P1は、信号線L3,L7,L11,L15,L19,L23に接続されている。このパルス線P1は、画素と垂直転送CCD33との間に設けられた転送ゲート(図示は省略している)を制御するために、垂直転送CCD33の読取用電圧印加部33aの電極に電圧を印加するものである。すなわち、パルス線P1は、画素32から出力信号を読み出すための電圧(Hレベル)を印加する。また、パルス線P1は、画素32から読み出された電荷信号に対する障壁を作るための電圧(Lレベル)を印加する。
パルス線P2は、信号線L2,L6,L10,L14,L18,L22,L26に接続されており、垂直転送CCD33のフィールド選択用電圧印加部33bの電極に、列方向に配列した2つの画素32からの出力信号を加算するための電圧を印加するものである。このパルス線P2は、画素32から読み出された電荷を当該電極の下に蓄積するための電圧(Mレベル)、または、画素32から読み出された電荷に対する障壁を作るための電圧(Lレベル)を印加する。これにより、後記するように、加算すべき2つの画素32の組合せが切り替えられる。つまり、奇数フィールドと偶数フィールドとが切り替えられる。
パルス線P3は、信号線L1,L5,L9,L13,L17,L21,L25に接続されており、パルス線P1と同様なものである。
パルス線P4は、信号線L4,L8,L12,L16,L20,L24に接続されており、パルス線P2と同様なものである。
このような構成の固体撮像素子3Aを用いた固体撮像装置では、第1フィールドの処理を以下のように行う。すなわち、ステップ1において、パルス線P1〜P4において、電圧(Lレベル)を印加し、垂直転送CCD33内に、画素32から読み出す出力信号に対する障壁を作っておく。そして、ステップ2において、パルス線P1において、電圧(Hレベル)を印加し、信号線L3,L7,L11,L15,L19,L23に接続されている画素32からの出力信号を垂直転送CCD33内に読み出す。なお、パルス線P2〜P4において、電圧(Lレベル)の印加を維持しておく。さらに、ステップ3において、パルス線P3において、電圧(Hレベル)を印加し、信号線L1,L5,L9,L13,L17,L21,L25に接続されている画素32からの出力信号を垂直転送CCD33内に読み出す。なお、パルス線P2,P4において、電圧(Lレベル)の印加を維持しておく。
続いて、ステップ4において、パルス線P2において、電圧(Lレベル)の印加を維持しつつ、パルス線P4において、電圧(Mレベル)を印加する。これにより、奇数列(第1列、第3列)では、1行目の画素32からの電荷パケット(フォトダイオードが光量に対応して発生する10万個程度の電子の塊)と、2行目の画素32からの電荷パケットとが図5に示した白丸の位置で加算される。同様に、3行目と4行目、5行目と6行目、…において加算される。また、偶数列(第2列、第4列)では、2行目と3行目、4行目と5行目、6行目と7行目、…において加算される。最後に、ステップ5において、加算された出力信号(電荷パケット)を公知の方法により、水平転送CCD34に転送し、水平転送CCD34から増幅器35を経て外部に出力する。
また、この固体撮像装置では、第2フィールドの処理は、前記したステップ4において、パルス線P4において、電圧(Lレベル)の印加を維持しつつ、パルス線P2において、電圧(Mレベル)を印加する点を除いて、前記したステップ1〜ステップ5と同様である。これにより、図5に示した黒丸の位置で画素32からの出力信号(電荷パケット)が加算される。すなわち、奇数列(第1列、第3列)では、2行目と3行目、4行目と5行目、6行目と7行目、…において加算され、同様に、偶数列(第2列、第4列)では、1行目と2行目、3行目と4行目、5行目と6行目、…において加算される。したがって、固体撮像素子3Aを用いた場合にも、各画素32から出力信号を加算して読み出す際に、信号処理装置5によって、各フィールドにおいてサンプリング中心点を五の目状に配置することができて、垂直方向のサンプリング中心点の個数は、従来の方法による個数の2倍となる。その結果、フィールドの垂直方向の解像度を向上させることができる。
参考例の形態の固体撮像装置の構成図である。 図1に示した固体撮像素子の一例を示す構成図である。 図1に示した信号処理装置による信号処理の説明図であり、(a)は入力データ、(b)は出力データを示している。 図1に示した信号処理装置による補間の一例を示す説明図である。 の実施形態の固体撮像装置の信号処理装置の読出処理を示す説明図である。 図1に示した信号処理装置のサンプリング中心点の配置の説明図であり、(a)は参考例、(b)は比較例を示している。 映像信号の伝送帯域の説明図であり、(a)は参考例、(b)は比較例を示している。 に示した光学LPFの特性例であり、(a)は水平、垂直サンプリングキャリア部分の抑圧、(b)はフィールド画像の伝送帯域外の抑圧を示している。 の実施形態の固体撮像装置の信号処理法を示す説明図であり、(a)は色フィルタの配置、(b)は第1フィールドにおける信号の加算結果、(c)は第2フィールドにおける信号の加算結果を示している。 図9に示した色の加算結果に基づいた擬似輝度信号及び色差信号の配置を示す説明図であり、(a)は第1フィールドにおける信号配置、(b)は第2フィールドにおける信号配置を示している。 図10に示した擬似輝度信号及び色差信号の合成結果の配置を示す説明図である。 図1に示した信号処理装置による補間の別の例を示す説明図である。 図1に示した固体撮像素子の別の例を示す構成図である。 従来の固体撮像装置の構成図である。 従来の固体撮像装置の固体撮像素子の読出処理を示す説明図である。
符号の説明
1 固体撮像装置
2 レンズ
3,3A 固体撮像素子
4 光学LPF
5 信号処理装置
31 垂直走査回路
32 画素
33 垂直転送CCD
34 水平転送CCD
35 増幅器
L 入力信号線

Claims (6)

  1. 2次元マトリクス状に配列された複数の画素と、前記画素から出力信号を読み出すための電圧を印加する複数の信号線と、前記信号線に前記印加電圧を出力する走査回路とを有し、前記信号線が、前記複数の画素のうち水平方向に配列した画素からなる画素群に対してそれぞれ2本ずつ設けられ、これら2本の信号線は、前記画素群において、一方が奇数番目の列に配設された各画素に接続され、他方が偶数番目の列に配設された各画素に接続されている固体撮像素子と、この固体撮像素子上に被写体の光学像を結像するレンズと、前記固体撮像素子の出力信号に基づいて所定の信号処理を実行する信号処理装置とを備える固体撮像装置であって、
    前記固体撮像素子は、前記マトリクス状に配設された各画素上に、緑色フィルタ、青色フィルタ及び赤色フィルタのいずれかを有し、
    前記各色フィルタは、連続した第1乃至第4の行に並べて配列され、
    前記第1乃至第4の行は、前記第4の行に続いて前記第1の行が連続するように繰り返し並べて配列され、
    前記第1の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの一方とが交互に配置され、
    前記第2の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの他方とが交互に配置され、
    前記第1の行における緑色フィルタと、前記第2の行における緑色フィルタとが同列に配置され、
    前記第3の行と前記第4の行には、前記第1の行と前記第2の行とそれぞれ同様に前記各色フィルタが配置され、
    前記第2の行における緑色フィルタと、前記第3の行における緑色フィルタとが異なる列に配置されており
    前記信号処理装置は、
    前記画素からの出力信号に基づくフレームの奇数番目の走査線から成る奇数フィールドにおいて、所定の列に配列された隣接した2つの画素から成る画素ペアと、この画素ペアが配置された行から1行シフトした行で隣接する列に配置された前記画素ペアと、を前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行し、
    前記フレームの偶数番目の走査線から成る偶数フィールドにおいて、前記奇数フィールドで選択した前記画素ペアが配置された行から垂直方向に1行シフトした行に配置された前記画素ペアを前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行する、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 2次元マトリクス状に配列された複数の画素と、前記画素から出力信号を読み出すための電圧を印加する信号線と、垂直方向に配列した画素からの出力信号を転送する複数の垂直転送CCDと、各垂直転送CCDから転送された各出力信号を水平方向の全画素に亘って転送する水平転送CCDとを有し、前記信号線が、前記複数の画素のうち対角線方向に配列した画素からなる画素群に対してそれぞれ2本ずつ設けられ、これら2本の信号線は、前記画素群において、一方が前記画素と前記垂直転送CCDとの間に設けられた転送ゲートを制御するための電圧を印加するものであり、他方が所定の列に配列された隣接した2つの画素からの出力信号を加算するための電圧を印加するものである固体撮像素子と、この固体撮像素子上に被写体の光学像を結像するレンズと、前記固体撮像素子の出力信号に基づいて所定の信号処理を実行する信号処理装置とを備える固体撮像装置であって、
    前記固体撮像素子は、前記マトリクス状に配設された各画素上に、緑色フィルタ、青色フィルタ及び赤色フィルタのいずれかを有し、
    前記各色フィルタは、連続した第1乃至第4の行に並べて配列され、
    前記第1乃至第4の行は、前記第4の行に続いて前記第1の行が連続するように繰り返し並べて配列され、
    前記第1の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの一方とが交互に配置され、
    前記第2の行に、緑色フィルタと、青色フィルタと赤色フィルタのうちの他方とが交互に配置され、
    前記第1の行における緑色フィルタと、前記第2の行における緑色フィルタとが同列に配置され、
    前記第3の行と前記第4の行には、前記第1の行と前記第2の行とそれぞれ同様に前記各色フィルタが配置され、
    前記第2の行における緑色フィルタと、前記第3の行における緑色フィルタとが異なる列に配置されており、
    前記信号処理装置は、
    前記画素からの出力信号に基づくフレームの奇数番目の走査線から成る奇数フィールドにおいて、所定の列に配列された隣接した2つの画素から成る画素ペアと、この画素ペアが配置された行から1行シフトした行で隣接する列に配置された前記画素ペアと、を前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行し、
    前記フレームの偶数番目の走査線から成る偶数フィールドにおいて、前記奇数フィールドで選択した前記画素ペアが配置された行から垂直方向に1行シフトした行に配置された前記画素ペアを前記信号線を介して同時に選択し、選択した画素ペアの配置に関連付けて前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することを有効画素中の前記画素ペアに亘って実行する、
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 前記信号処理装置は、
    前記固体撮像素子の前記緑色フィルタを有する画素、及び前記青色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算した第1の信号と、前記緑色フィルタを有する画素、及び前記赤色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算した第2の信号との和を示す擬似輝度信号と、
    前記青色フィルタを有する画素、及び前記赤色フィルタを有する画素からそれぞれ出力される信号を加算した第3の信号を前記第1の信号から差し引いた差を示す第1の色差信号と、
    前記第2の信号から前記第3の信号を差し引いた差を示す第2の色差信号と、に基づいて、赤、緑、青の3原色を示す信号を算出し、算出した3原色を示す信号を組み合わせてカラー信号を再生する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記固体撮像素子に、光学LPFが被せられ、
    前記光学LPFは、
    空間周波数の垂直成分と水平成分との和が、水平サンプリング周波数と等しい垂直サンプリング周波数の正の値の半分より大きく、前記垂直サンプリング周波数以下、
    且つ、空間周波数の垂直成分と水平成分との和が、前記垂直サンプリング周波数の負の値より大きく、前記垂直サンプリング周波数の負の値の半分以下、
    且つ、空間周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差が、前記垂直サンプリング周波数の正の値の半分より大きく、前記垂直サンプリング周波数以下、
    且つ、空間周波数の垂直成分から水平成分を差し引いた差が、前記垂直サンプリング周波数の負の値より大きく、前記垂直サンプリング周波数の負の値の半分以下となる帯域を下限とした高域周波数成分を除去する特性を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記信号処理装置は、
    前記画素ペアを構成する2つの画素からの出力信号をそれぞれ読み出して加算することによりそれぞれ算出された加算データに関連付けて、前記奇数フィールド及び偶数フィールドのうちの一方の標本化点を五の目状に配列し、且つ、他方の標本化点を前記五の目状の4つの頂点で形成される各辺の中点の位置に配列したときに、
    前記加算データに基づいて、前記奇数フィールドの標本化点及び前記偶数フィールドの標本化点を、前記各フィールド内または前記各フィールド間で内挿により補間した補間データを生成し、生成した補間データと前記加算データとからフレームを生成する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記信号処理装置は、前記複数の画素からの出力信号を前記奇数フィールド及び偶数フィールドから合わせて1秒間に120回の割合で読み出し、読み出した出力信号の標本化点に関連付けられた加算データと、生成した補間データとから構成されたフレームを1秒間に120コマ生成することを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
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