JP4596589B2 - ベッドにおける被介護者吊り移動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、介護者が身体の不自由な被介護者をベッドから車椅子などに移動する際に、介護者の肉体的負担を軽減するために、被介護者を吊って体重を支えて移動する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
障害者擁護施設や介護老人ホームなどの介護施設における身体の不自由な人の介護において、体重が50〜70kgもある被介護者をベッドから車椅子などへ往復移動させるのは介護者にとって肉体的負担は大きいものがある。
近年、老人人口の増加にしたがい、ホームに受け入れる老齢者数が増加し、この増加に対してホームの介護者の数が追いつかず、介護者一人当たりの被介護者数が増々増えつつあり、その分介護者にとっては仕事量が増加して負担が益々大きくなっている。
現在、介護者は殆どが体力的に弱い女性であり、このために数ヶ月乃至数年で殆どの者が腰痛に罹ってしまう。たとえ体力的に優れた人でも10年間介護の仕事を続けることができない過酷な実態がある。
【0003】
このために、少しでも介護者の肉体的負担を軽減しようとして各種の介護装置が提案されている。
例えば、特開平7−237899に示されているような、移動式クレーン装置が提供されている。この装置では転倒しないようにするため移動台の幅を大きくとらなければならず、室内に用いるものとしては全体として大掛かりなものとなってしまい、格納するために大きなスペースを用意しなければならない難点がある。
【0004】
また、その装置を各ベッドへ移動することは室内の狭い場所では容易なことではなく、その移動にも多くの時間を要していた。
上記の事情から介護者は大変に忙しい上に、さらに同じようなサービス(例えば、食事や集団リハビリなど)を同時的に行う場合が多く、その時には短時間に集中して仕事をこなさなくてはならない。このため、一人の被介護者を移動させるための時間はたとえ数分、数秒であっても被介護者の数が多くなると予定時間に間に合わなくなる場合も多々あった。
このために、移動式の装置が各部屋毎に配備されていも、実際にはそれを使用する余裕のないのが現状であって、せっかく置いてある装置が有効に使用されずに邪魔物扱いされているのが実情である。
【0005】
また、特開平3−94752に示されているような天井や床面への固定式介護装置も提供されている。しかし、その装置は狭い室内の有効利用などのためにベッドを移動したり、増設したりしたい場合などには即応できない難点がある。
特に、それらの装置はいずれも、介護者の負担を軽減するという点では、被介護者の体重を支えられれば充分なのに、水平移動も機械的にしてしまう構造になっているので、それが移動時間を増加させる要因になっている。
そのために、このような装置も、室内に設置されていたとしても、被介護者の移動に時間がかかるので使用されずに放置されていることが多い。そして、装置を使用せずに、手っ取り早く被介護者を抱いて移動しているのが実情である。
【0006】
さらにこれまでの装置は、不要となった時に、狭い室内に大きな空間を占拠し、ベッド数を増やそうとしても障害となり、また各種の介護サービス作業を行うにしても円滑な作業を妨げる要因となっていた。
また、被介護者は身体が不自由であっても、できるだけリハビリすることが機能回復の近道であるが、これまでの移動装置にはリハビリ機能がなく、ベッドにその装置が設置されていても、それを使用しての自発主的なリハビリが行えなかった。
これまのベッド上の生活は、症状の悪化を助長するような暗さと無気力さが漂い、被護者に積極的に生きる喜びを感じさせ回復を早めようとするための配慮が欠けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、被介護者を吊って体重を支え、介護者への体重負担だけを軽減し、水平移動は被介護者を抱いて極めて短時間に手っ取り早く状況判断で自由に移動でき、併せて症状の度合いに応じて自主的にリハビリが行え、不要な時には簡単にベッド側面下に格納できる吊り移動装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の被介護者吊り移動装置発明は、ベッドBの側面フレーム1の中間部位に軸受部4を有するホルダー2を設けて、該ホルダー2に、上部半径方向に水平軸棒3bを突設した逆L字型回転支柱3の垂直軸3aの下部を、前記垂直軸3aと前記軸受部4との間に設けた回動機構4aを介して前記水平軸棒3b垂直軸3aを中心として回動自在に保持する。
前記ホルダー2には、前記側面フレーム1に対して前記垂直軸3aが直立状態と前記側面フレーム1に添って略水平状態とになるように、前記垂直軸3aを保持した前記軸受部4の下部に設けた枢支部16aを前記ホルダー2に設けた枢支部15aに枢支して、該枢支部15aを中心として回動可能とする転倒機構8と、前記側面フレーム1に対して前記垂直軸3aを直立状態に保持可能とする直立保持機構9とを備える。
【0009】
前記水平軸棒3bには滑車5を取着してロープ6を吊り、そのロープ6の先端部には被介護者Cを載せるブランコ型の帯席7を着脱可能に吊るとともに基端部はベッドBの下部に設けたウインチ12に巻き着け、そのウインチ12の駆動モーター11からそのモーター11の電源回路に組込だフットスイッチ14を導出して足踏み動作により前記帯席7の昇降制御ができるようにして成るものである
【0010】
請求項2に記載の被介護者吊り移動装置は、ベッドBの側面フレーム1の中間部位に軸受部4を設けて、該軸受部4に、上部半径方向に水平軸棒3bを突設した逆L字型回転支柱3の垂直軸3aの下部を、前記垂直軸3aと前記軸受部4との間に設けた回動機構4aを介して前記水平軸棒3bを垂直軸3aを中心として回動自在に保持する。
前記軸受部4には、前記側面フレーム1に対して前記垂直軸3aが直立状態と前記側面フレーム1に添って略水平状態とになるように、前記垂直軸3aを保持した前記軸受部4の下部をベッドBの底面に向けて直角に折り曲げて該折り曲げられた部分に枢支部16を設けるとともに該枢支部16をベッドB底面のフレームに設けた枢支部15に枢支して、該枢支部15を中心として回動可能とする転倒機構8と、前記側面フレーム1に対して前記垂直軸3aを直立状態に保持可能とする直立保持機構9とを備える。
前記直立保持機構(9)は、ベッド(B)の側面フレーム(1)には、回転支柱(3)の垂直軸(3a)を略水平状態から直立状態へと回動させたとき、前記回転支柱(3)の垂直軸(3a)が直立状態となったら軸受部(4)側の一部が突き当たって停止する垂直ストッパー(17)を有し、前記ベッド(B)の側面フレーム(1)と前記垂直軸(3a)を受ける軸受部(4)との間には、レバー(25)の操作によりその垂直軸(3a)の逆戻り転倒を停止可能とするとともに該レバー(25)の操作により前記垂直軸(3a)の逆戻り転倒の停止を解除可能とする固定・解除機構(27)を設けて成る。
前記水平軸棒3bには滑車5を取着してロープ6を吊り、そのロープ6の先端部には被介護者Cを載せるブランコ型の帯席7を着脱可能に吊るとともに基端部はベッドBの下部に設けたウインチ12に巻き着け、そのウインチ12の駆動モーター11からそのモーター11の電源回路に組込だフットスイッチ14を導出して足踏み動作により前記帯席7の昇降制御ができるようにして成るものである。
【0011】
請求項3に記載の被介護者吊り移動装置は、上記発明の構成において、前記直立保持機構9が、ベッドBの側面フレーム1には、回転支柱3の垂直軸3aを略水平状態から直立状態へと回動させたとき、前記回転支柱3の垂直軸3aが直立状態となったら軸受部4側の一部が突き当たって停止する垂直ストッパー17を有し、前記ベッドBの側面フレーム1と前記垂直軸3aを受ける軸受部4との間には、レバー18の操作によりその垂直軸3aの逆戻り転倒を停止可能とするとともに該レバー18の操作により前記垂直軸3aの逆戻り転倒の停止を解除可能とする固定・解除機構19を設けて成るものである。
【0012】
さらにまた、上記構成において、前記回転支柱3の垂直軸3aの中間高さ部位に手摺棒20 又はプレート23を水平に取着して成るものである。
【0013】
またさらに、上記構成において、前記回転支柱3に吊られたロープ6先端部に設けられた係脱具10に、リハビリ用吊り輪21又は照明灯22が吊れるようにして成るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のベッドにおける被介護者吊り移動装置の実施の形態を、図の実施例で以下詳しく説明する。
【0015】
本発明は、図1に示すように、ベッドBの側面フレーム1の中間部位に垂直軸3aを垂直状態に直立保持する直立保持機構9とその垂直軸3aを側面フレーム1に沿って垂直状態から略水平状態に転倒できるように転倒機構8を備えた軸受部4を有するホルダー2を設ける。
そして、中間に間隔を置いて2個の滑車5,5を取着した水平軸棒3bを上部半径方向に突設した逆L字型回転支柱3の垂直軸3aの下部を、前記垂直軸3a又は前記軸受部4に設けた回動機構4aを介して前記水平軸棒3bが垂直軸3aを中心として回動自在に前記ホルダー2に保持させる。
前記回動機構4aにはベアリングなどを用いて、抵抗なく円滑に軸回転できるようにすると良い。
【0016】
前記水平軸棒3bの滑車5,5には2本のロープ6,6を吊り、図2に示すように、それらのロープ6,6の先端部にはフック状の係脱具10,10を介して被介護者Cを載せるブランコ型の帯席7を着脱可能に吊るとともにロープ6,6の基端部はベッドBの下部に設けたウインチ12に巻き着ける。
そして、前記ウインチ12の駆動モーター11の電源回路に延長電気コード13を介してそのウインチ12の駆動操作をするフットスイッチ14を設ける。そのスイッチ14のオンオフで前記帯席7の昇降制御ができるようにする。
【0017】
前記帯席7は、図1では2個の滑車5,5に2本のロープ6,6で吊られた態様を示しているが、他に1個の滑車5にロープ6の先が二股に分かれてブランコ型を成す帯席7を吊る態様や、3個の滑車5に3本のロープ6,6を掛けてその先に三股に分かれた帯席7を吊る態様も可能である。
【0018】
図4に示すように、前記転倒機構8aとしては、ホルダー2のベッドBの側面フレーム1への取着部側に設けた枢支部15aにホルダー2の軸受部4側に設けた枢支部16が枢着され、回転支柱3を直立状態(図4の(イ)に示す)と略水平状態(図4の(ロ)に示す)とに回動してその回転支柱3が転倒できるようにした形態が可能である。
【0019】
また別の形態の前記転倒機構8は、図5に示すように、ベッドB底面のフレームに設けた枢支部15に軸受部4の折り曲げられた部分に設けた枢支部16が枢着され、回転支柱3を直立状態と略水平状態(図3に示す)とに擺動して転倒できるようにする。
【0020】
そして、図3に示すように、垂直軸3aを転倒させたら前記水平軸棒3bを動させてベッドB端部の手摺支柱Tの下部に水平に添わせ格納される。ロープ6から外した帯席7は箱に入れてベッドBの下などに収納しておけば良い。
前記垂直軸3aには、中間部位に長さ調節機構(図省略)を設けてその全体の長さを伸縮調整できるようにしても良い。
【0021】
そして、図4に示すように、前記直立保持機構9は、ホルダー2のベッドBの側面フレーム1への取着部側には、回転支柱3の垂直軸3a略水平状態から直立状態へと回動させたとき、前記回転支柱3の垂直軸3aが直立状態となったらホルダー2の軸受部4側の一部が突き当たって停止する垂直ストッパー17を有し、前記ホルダー2のベッドBの側面フレーム1への取着部側と該ホルダー2の軸受部4側との間には、該軸受部4に設けたレバー18の押し引き操作により、該レバー18の一部と該軸受部4とで前記垂直ストッパー17を挟んで固定することでその垂直軸3aの逆戻り転倒を停止可能とするとともに該レバー18の引き戻し操作により前記垂直軸3aの逆戻り転倒の停止を解除可能とする固定・解除機構19を設けたものが可能である。
【0022】
前記転倒機構8及び直立保持機構9は、他にも各種形態が可能であり、他の一例としては、図5に示すように、垂直軸3aの軸受部4の下部を直角に折り曲げ(折曲部分を符号26で示す)て、その折り曲げられた部分をベッドの底面側に回転可能に支持して成る転倒機構8と、その垂直軸3aの逆戻りを停止させ且つレバー25の操作により垂直軸3aの逆戻りを停止する垂直ストッパー兼固定・解除機構27を設けた形態も可能である。
【0023】
そして、回転支柱3が不用で邪魔な時には、図3に示すように、回転支柱3を転倒させて、ベッドB端部の手摺支柱Tの下部に水平に格納されば良い。
そのベッドBでのリハビリ用として、図6に示すように、前記回転支柱3の垂直軸3aの中間高さ部位に手摺棒20を水平に着脱可能に設けたり、また前記回転支柱3に吊られたロープ6先端部に設けられた係脱具10にリハビリ用吊り輪21を設けたりすることももできる。
さらに、図7に示すように、ベッドBでのリハビリ用として、図6に示すように、前記回転支柱3の垂直軸3aの中間高さ部位にプレート23を水平に設け、また回転支柱3に吊られたロープ6先端部に設けられた係脱具10に照明灯22を高さ調節可能に吊れるようにすることもできる。
【0024】
【使用方法及び作用】
次に使用方法を図2で説明する。
まず、回転支柱3の垂直軸3aをホルダー2の軸受部4に直立させて、その軸受部4を垂直ストッパー17に突き当て、固定・解除機構19のレバー18を固定状態に掛ける。
そして、帯席7を被介護者Cの股に通し、ロープ6を緩めて繰り出し、その先端を下げて帯席7の両端をフック状の係脱具10,10で連結する。
そして、フットスイッチ14の引き上げボタンを足で押してロープ6,6をウインチ12に巻き上げて被介護者Cを回転支柱3に吊り上げて体重を支える(図2のベッド上の一点鎖線に示す)。
【0025】
この状態で介護者Aが被介護者Cを抱えて引き寄せる。すると回転支柱3の垂直軸3aは回動機構4aによって引き寄せられるままに回転する。
そして、被介護者Cが車椅子Kの上まで至ったら、回転を停止させ、抱いたままフットスイッチ14の下ろしボタンを足で押してウインチ12を逆転、巻き戻しして被介護者Cを車椅子Kの座席に降ろす。
このとき足腰に体重が掛からずに、且つこの間の水平移動時間は、ほんの数秒間で素早く行える。
そして、帯席7両端をロープ6,6の係脱具10,10を外して分離いる。被介護者Cからは帯席7を外さずにそのままにしておく。
【0026】
用事が済んでベッドBに戻る時には、外したままになっている帯席7の両端をロープ6,6の係脱具10,10に接続して、ベッドBから降ろした時の上記手順と逆手順を行ってベッド上に被介護者Cを戻す。
【0027】
ベッドB上では、手摺棒20を設けた態様では、捕まり運動を、またロープ6にリハビリ用吊り輪21を装着しておけば、単独で何時でも自主的にぶら下がり運動などのリハビリを行うことができる。
また、ベッドB上を照明灯22で明るくして、プレート23上で読書、食事や軽い手作業などの趣味性のある生活を楽しむための生活機能を付加することもできる。
【0028】
そして、身体機能が回復して、自力移動ができるようになったら、回転支柱3は簡単に転倒できるので、固定・解除機構19のレバー18を解除して回転支柱3を倒し、図3に示すように、目立たないようにベッドBの横に格納し、帯席7などは箱などに入れてベッドBの下に格納して置けば良い。そして再度必要となったときに直立させて、すぐに使用することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上のようで回転支柱3に被介護者を吊って体重を支えて介護者への体重負担だけを軽減し、水平移動は被介護者を抱いた介護者が状況判断で自由に行える。しかも短時間に手っ取り早く楽に被介護者を移動させることが可能となった。
また、その際に、抱いて移動を行うのでスキンシップが保持され、機械を介在させても人間味が損なわれることきない。
【0030】
さらに、リハビリ器具など各種器具を取り着ければ、ベッドBの上で、障害の度合いに応じてリハビリ運動が自発的に行えるようになった。そして、一つのベッドBで、介護のランク、即ち全介助、半介助、虚弱自立までの障害度に対応して自立支援しつつ介護を行うことが可能とり、また、ベッド上の生活において、環境を明るくし、読書や手芸など肉体的には軽いものではあるが、人間としての精神的、文化的な生活を回復し、積極的に生きる喜びを味わえるようになった。
しかも、全体として、簡単な構造なので安価に製造提供できる利点がある。
【0031】
特に本発明は、機能が回復したり、使用者が変わったりして不要となったら、何時でも簡単に倒してベッドBの側面下に格納することができるので、これまでの装置のように、いつまでも目障りになったり、格納空間を占拠したり、また介護作業の障害となったりすることはすべて解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転支柱が直立状態を示す斜視図。
【図2】被介護者を移動する状態を示す斜視図。
【図3】回転支柱がベッドに格納された状態を示す斜視図。
【図4】(イ)が、回転支柱が直立状態、(ロ)が、回転支柱が水平状態を示す、ホルダーの要部を示す斜視図。
【図5】ホルダーの要部を示す斜視図。
【図6】リハビリ機能を設けた形態を示す斜視図。
【図7】生活機能を設けた形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ベッドの側面フレーム
2 ホルダー
3 回転支柱
3b 水平軸
3a 垂直軸
4 軸受部
4a 回動機構
5 滑車
6 ロープ
7 帯席
8 転倒機構
9 直立保持機構
10 係脱具
11 モーター
12 ウインチ
13 延長電気コード
14 フットスイッチ
15 枢支部
16 枢支部
17 垂直ストッパー
18 レバー
19 固定・解除機構
20 手摺棒
21 リハビリ用吊り輪
22 照明電灯
23 プレート
24 回転環
25 レバー
26 屈曲部分
27 垂直ストッパー兼固定・解除機構
A 介護者
B ベッド
C 被介護者
K 車椅子

Claims (5)

  1. ベッド(B)の側面フレーム(1)の中間部位に軸受部(4)を有するホルダー(2)を設けて、該ホルダー(2)に、上部半径方向に水平軸棒(3b)を突設した逆L字型回転支柱(3)の垂直軸(3a)の下部を、前記垂直軸(3a)と前記軸受部(4)との間に設けた回動機構(4a)を介して前記水平軸棒(3b)を垂直軸(3a)を中心として回動自在に保持し、
    前記ホルダー(2)には、前記側面フレーム(1)に対して前記垂直軸(3a)が直立状態と前記側面フレーム(1)に添って略水平状態とになるように、前記垂直軸(3a)を保持した前記軸受部(4)の下部に設けた枢支部(16a)を前記ホルダー(2)に設けた枢支部(15a)に枢支して、該枢支部(15a)を中心として回動可能とする転倒機構(8)と、前記側面フレーム(1)に対して前記垂直軸(3a)を直立状態に保持可能とする直立保持機構(9)とを備え、
    前記水平軸棒(3b)には滑車(5)を取着してロープ(6)を吊り、そのロープ(6)の先端部には被介護者(C)を載せるブランコ型の帯席(7)を着脱可能に吊るとともに基端部はベッド(B)の下部に設けたウインチ(12)に巻き着け、そのウインチ(12)の駆動モーター(11)からそのモーター(11)の電源回路に組込だフットスイッチ(14)を導出して足踏み動作により前記帯席(7)の昇降制御ができるようにして成るベッドにおける被介護者吊り移動装置。
  2. ベッド(B)の側面フレーム(1)の中間部位に軸受部(4)を設けて、該軸受部(4)に、上部半径方向に水平軸棒(3b)を突設した逆L字型回転支柱(3)の垂直軸(3a)の下部を、前記垂直軸(3a)と前記軸受部(4)との間に設けた回動機構(4a)を介して前記水平軸棒(3b)を垂直軸(3a)を中心として回動自在に保持し、
    前記軸受部(4)には、前記側面フレーム(1)に対して前記垂直軸(3a)が直立状態と前記側面フレーム(1)に添って略水平状態とになるように、前記垂直軸(3a)を保持した前記軸受部(4)の下部をベッド(B)の底面に向けて直角に折り曲げて該折り曲げられた部分に枢支部(16)を設けるとともに該枢支部(16)をベッド(B)底面のフレームに設けた枢支部(15)に枢支して、該枢支部(15)を中心として回動可能とする転倒機構(8)と、前記側面フレーム(1)に対して前記垂直軸(3a)を直立状態に保持可能とする直立保持機構(9)とを備え、
    前記直立保持機構(9)が、ベッド(B)の側面フレーム(1)には、回転支柱(3)の垂直軸(3a)を略水平状態から直立状態へと回動させたとき、前記回転支柱(3)の垂直軸(3a)が直立状態となったら軸受部(4)側の一部が突き当たって停止する垂直ストッパー(17)を有し、前記ベッド(B)の側面フレーム(1)と前記垂直軸(3a)を受ける軸受部(4)との間には、レバー(25)の操作によりその垂直軸(3a)の逆戻り転倒を停止可能とするとともに該レバー(25)の操作により前記垂直軸(3a)の逆戻り転倒の停止を解除可能とする固定・解除機構(27)を設けて成り、
    前記水平軸棒(3b)には滑車(5)を取着してロープ(6)を吊り、そのロープ(6)の先端部には被介護者(C)を載せるブランコ型の帯席(7)を着脱可能に吊るとともに基端部はベッド(B)の下部に設けたウインチ(12)に巻き着け、そのウインチ(12)の駆動モーター(11)からそのモーター(11)の電源回路に組込だフットスイッチ(14)を導出して足踏み動作により前記帯席(7)の昇降制御ができるようにして成るベッドにおける被介護者吊り移動装置。
  3. 直立保持機構(9)が、
    ベッド(B)の側面フレーム(1)には、回転支柱(3)の垂直軸(3a)を略水平状態から直立状態へと回動させたとき、前記回転支柱(3)の垂直軸(3a)が直立状態となったら軸受部(4)側の一部が突き当たって停止する垂直ストッパー(17)を有し、
    前記ベッド(B)の側面フレーム(1)と前記垂直軸(3a)を受ける軸受部(4)との間には、レバー(18)の操作によりその垂直軸(3a)の逆戻り転倒を停止可能とするとともに該レバー(18)の操作により前記垂直軸(3a)の逆戻り転倒の停止を解除可能とする固定・解除機構(19)を設けて成る請求項1に記載のベッドにおける被介護者吊り移動装置。
  4. 回転支柱(3)の垂直軸(3a)の中間高さ部位に手摺棒(20)又はプレート(23)を水平に取着して成る請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のベッドにおける被介護者吊り移動装置。
  5. 回転支柱(3)に吊られたロープ(6)先端部に設けられた係脱具(10)に、リハビリ用吊り輪(21)又は照明灯(22)が吊れるようにして成る請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載のベッドにおける被介護者吊り移動装置。
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