JP4596239B2 - スキャナのための光源光量調整方法と光源光量調整プログラムと光源光量調整システム - Google Patents
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Description
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
図2に示すように、照明光学系20を下部に内蔵するとともに撮像光学系30と光電変換部40を上部に内蔵する筐体10によりフィルムスキャナ1の外観が構築されており、筐体10の中央部に形成されている凹部の下面にフィルムキャリヤユニット50が装着されるベース面10aが形成されている。
R・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの照射光量値をR_led、G_led、B_ledとし、R・CCDセンサ41a、G・CCDセンサ41b、B・CCDセンサ41cそれぞれの受光光量値をR_ccd、G_ccd、B_ccdとして、R光源21aの照射光ビームに含まれているR成分の割合をβrr、G光源21bの照射光ビームに含まれているR成分の割合をβrg、B光源21cの照射光ビームに含まれているR成分の割合をβrbとすると、
R_ccd=βrr・R_led+βrg・G_led+βrb・B_led
が成立する。この式は、R・CCDセンサ41aで取得される光量値にはG光源21bやB光源21cの照射光に含まれているR成分も付加されることを意味している。同様に、R光源21aの照射光ビームに含まれているG成分の割合をβgr、G光源21bの照射光ビームに含まれているG成分の割合をβgg、B光源21cの照射光ビームに含まれているG成分の割合をβgbとし、R光源21aの照射光ビームに含まれているB成分の割合をβbr、G光源21bの照射光ビームに含まれているB成分の割合をβbg、B光源21cの照射光ビームに含まれているB成分の割合をβbbとすると、
G_ccd=βgr・R_led+βgg・G_led+βgb・B_led、
B_ccd=βbr・R_led+βbg・G_led+βbb・B_led
も成立する。
これらの式を行列を用いてまとめると次の第1式が得られる。
ここで、βに関する行列をβ変換行列と名付ける。
第1式を、β変換行列の逆行列を用いてR・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの照射光量値を表すR_led、G_led、B_ledで解くと、次の第2式が得られる。
この第2式は、全光源点灯時のR・CCDセンサ41a、G・CCDセンサ41b、B・CCDセンサ41cそれぞれの受光光量値を表すR_ccd、G_ccd、B_ccdによってR・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの照射光量値を求めることができる式となっているので、この式のβ変換行列の逆行列をα変換行列と置き換えると、CCDセンサ41の受光光量値から各光源21の照射光量値を求めることができる。つまり、α変換行列の各要素の値(β変換行列の逆行列の値)を予め求めておくことで、CCDセンサ41の受光光量値から各光源21の照射光量値を推定することができる。
つまり、上述した関係式を求めるということはα変換行列の各要素の値を求めることである。
βrr=R光源単独点灯時のR値/R光源単独点灯時のR値、
βgr=R光源単独点灯時のG値/R光源単独点灯時のR値、
βbr=R光源単独点灯時のB値/R光源単独点灯時のR値、
βrg=G光源単独点灯時のR値/G光源単独点灯時のG値、
βgg=G光源単独点灯時のG値/G光源単独点灯時のG値、
βbg=G光源単独点灯時のB値/G光源単独点灯時のG値、
βrb=B光源単独点灯時のR値/B光源単独点灯時のB値、
βgb=B光源単独点灯時のG値/B光源単独点灯時のB値、
βbb=B光源単独点灯時のB値/B光源単独点灯時のB値。
例えば、R・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの単独点灯において得られたR値とG値とB値が、
とすると、
そのβ変換行列は、
となる(#09)。
その逆行列であるα変換行列は、
となる(#10)。
上述したように、α変換行列が得られるとその要素をテーブル化して関係式格納部81に格納する(#11)。このようにα変換行列の要素がテーブル化されていると、各CCDセンサ41の受光光量値(測定光量値とも呼ぶことができる)から各光源21の照射推定光量値を簡単な線形演算で求めることができる。
まず、全灯状態(つまり実際のスキャニングの状態)での各CCDセンサ41における目標(受光)光量値から関係式格納部81に格納されているデータを用いて各光源21の目標(照射)光量値を算定する(#20)。算定された目標(照射)光量値に基づいて制御量(各光源への駆動電流量)を決定し、設定する(#21)。設定された制御量で光源21を全灯し、この全灯状態で各CCDセンサの受光光量値として、前述した図6のフローチャートにおけるステップ#03〜#07に示す手順で得られる基準となるR・G・B別の測定光量値を求める(#22)。このステップは、R・CCDセンサ41a、G・CCDセンサ41b、B・CCDセンサ41cのそれぞれの受光光量値は、このフィルムスキャナ1を通じて取得されるカラー画像データを構成するR画像データの画素値(輝度値)、G画像データの画素値、B画像データの画素値に対応していることに基づいている。
60:コントローラ
61:メモリ
80:光源光量調整手段
81:関係式格納部
82:目標光量値設定部
83:制御量決定部
84:推定光量値算定部
85:制御量決定部
Claims (6)
- 少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した、赤色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるR光源と、緑色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるG光源と、青色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるB光源とからなる光源、及びR光電変換センサと、G光電変換センサと、R光電変換センサとからなる光電変換センサからなるスキャナのための光源光量調整方法において、
各前記光源の単独点灯時に各前記光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて全前記光源点灯時の測定光量値から各前記光源の光量値を推定する関係式を求めるステップと、
各前記光源の目標光量値を設定するステップと、
前記目標光量値に適した前記光源に対する制御量を設定するステップと、
全前記光源点灯時に各前記光電変換センサによって取得された測定光量値から前記関係式を用いて各前記光源の推定光量値を算定するステップと、
前記推定光量値と前記目標光量値との差に応じて各前記光源に対する修正制御量を決定するステップと、
からなることを特徴とする光源光量調整方法。 - 前記関係式は、各光源からの照射光が同一色成分の光電変換センサによって取得される同色測定光量値と異なる色成分の光電変換センサによって取得される異色測定光量値とから求められる、光源光量から測定光量値への変換行列の逆行列を用いて定義されていることを特徴とする請求項1に記載の光源光量調整方法。
- 前記修正制御量を決定するステップを複数回行うことで得られた修正制御量と推定光量値の関係から前記目標光量値のための最適な修正制御量を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の光源光量調整方法。
- 前記測定光量値は、前記光源からの光を前記光電変換センサが複数ライン分ラインスキャニングして得られた輝度データに対して平均化フィルタをかけた後平均演算して得られた値であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光源光量調整方法。
- 少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した、赤色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるR光源と、緑色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるG光源と、青色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるB光源とからなる光源、及びR光電変換センサと、G光電変換センサと、R光電変換センサとからなる光電変換センサからなるスキャナのための光源光量調整プログラムにおいて、
各前記光源の単独点灯時に各前記光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて求められた、全前記光源点灯時の測定光量値から各前記光源の光量値を推定する関係式を読み込む機能と、
各前記光源の目標光量値を設定する機能と、
前記目標光量値に適した前記光源に対する制御量を設定する機能と、
全前記光源点灯時に各前記光電変換センサによって取得された測定光量値から前記関係式を用いて各前記光源の推定光量値を算定する機能と、
前記推定光量値と前記目標光量値との差に応じて各前記光源に対する修正制御量を決定する機能と、
をコンピュータに実現させる光源光量調整プログラム。 - 少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した、赤色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるR光源と、緑色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるG光源と、青色成分の光ビームを放射するLED素子列からなるB光源とからなる光源、及びR光電変換センサと、G光電変換センサと、R光電変換センサとからなる光電変換センサからなるスキャナのための光源光量調整システムにおいて、
各前記光源の単独点灯時に各前記光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて求められた、全前記光源点灯時の測定光量値から各前記光源の光量値を推定する関係式を読み出し可能に格納する関係式格納部と、
各前記光源の目標光量値を設定する目標光量値設定部と、
前記目標光量値に適した前記光源に対する制御量を設定する制御量設定部と、
全前記光源点灯時に各前記光電変換センサによって取得された測定光量値から前記関係式を用いて各前記光源の推定光量値を算定する推定光量値算定部と、
前記推定光量値と前記目標光量値との差に応じて各前記光源に対する修正制御量を決定する
制御量決定部と、
からなることを特徴とする光源光量調整システム。
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