JP4385292B2 - カラー画像データの補正方法とこの方法を実施する補正システム - Google Patents

カラー画像データの補正方法とこの方法を実施する補正システム Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した複数の光源と複数の光電変換センサからなるスキャナによって取得されたカラー画像データに対して光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差を補正する技術に関する。
大量の熱を発生することで発光効率が悪いハロゲンランプに代えて、赤色、緑色、青色の複数のLED(発光ダイオード)を光源として採用したスキャナが登場している。各LEDの発光輝度や発光時間はその制御信号によって制御され、スキャニング対象に対して適切な光量が照射される。このようなLED光源タイプのフィルムスキャナとして、LED光源によってスキャニング対象を面状に照射してその透過光量をイメージエリアセンサ(光電変換センサ)で検出して画像データを取得するエリアスキャンスキャナ(例えば、特許文献1参照。)と、LED光源によってスキャニング対象を線状に照射してその主走査方向の透過光量をイメージラインセンサ(光電変換センサ)で検出しながらスキャニング対象を副走査方向に移動させることで画像データを取得するリニアスキャンスキャナ(例えば、特許文献2参照。)が存在する。
このような赤色成分(以下Rと略称する)と緑色成分(以下Gと略称する)と青色成分(以下Bと略称する)のそれぞれに対応するR・G・B光源とR・G・B光電変換センサからなるスキャナによって取得されたカラー画像データには、光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差が含まれることになる。理想的なスキャナを想定するならば、R光源から光ビームを照射されたR・G・B光電変換センサにおいてR光電変換センサのみ応答してR画像データの画素値として受光量に対応する値を作り出し、他のG光電変換センサとB光電変換センサは応答せずにG画像データとB画像データの画素値は0となるはずである(照明光ビームが照射されていない状態での画像データの値を0としている)。しかしながら、実際のスキャナでは、各光源の波長特性は該当する色成分を中心としてある程度広がった波長領域を有しているとともに、各光電変換センサの応答波長特性も該当する色成分を中心としてある程度広がった波長領域を有していることから、R光源から光ビームを照射された場合G光電変換センサとB光電変換センサもある程度応答し、その結果G画像データとB画像データの画素値にもある程度の数値が生じることになる。
このような現象は、G光源又はB光源から光ビームを照射した際にも類似して生じる。しかも、実際のスキャニング時にはR・G・B光源を全て点灯させた状態(これを全光源点灯状態と呼び全灯状態と略称する)で行われるのでそのような誤差は倍加される。従って、実際上、上述したようなスキャナによって取得されたカラー画像データに、R・G・Bの混じり込みによる誤差が入り込むことは避けられない。さらに、上述したようなR・G・B光源とR・G・B光電変換センサに内在する波長特性はスキャナ毎に異なっているため、スキャナ毎に異なる誤差がそのカラー画像データに含まれることになる。なお、このような問題点は、R・G・B以外の色成分を用いたり、R・G・Bにさらなる色成分を加えたりした構成を採用したスキャナにも同様に生じる。
特開平8−22081号公報(段落番号0020−0024、0036、図7) 特開平11−341223号公報(段落番号0010−0017、図3)
上記実状に鑑み、本発明の課題は、少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した複数の光源と複数の光電変換センサからなるスキャナによって取得されたカラー画像データに内在する、上述した光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差を補正する技術を提供することである。
少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した複数の光源と複数の光電変換センサからなるスキャナによって取得されたカラー画像データに対して光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差を補正する本発明による方法は、各光源の単独点灯時に前記各光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて、当該各光源の照射光に含まれる各色成分の光の割合を求めるステップと、前記各光源の照射光に含まれる各色成分の光の割合に基づき、前記各光源の照射光量値から当該各色成分に適応する前記光電変換センサの前記測定光量値に変換する変換行列を規定するステップと、全光源点灯時の前記各光電変換センサの前記測定光量値から各光源の照射光量値を推定する関係式として前記変換行列の逆行列を求めるステップと、前記関係式を利用して前記光電変換センサによって取得された前記誤差を含むカラー画像データから前記誤差を抑制したカラー画像データに変換する補正式を求めるステップと、前記補正式を用いて入力カラー画像データを補正するステップとからなる。
この方法では、まず、使用するスキャナに対して、各光源を順次単独点灯しながら各光源毎に各光電変換センサによって取得されたそれぞれの測定光量値に基づいて、全ての光源を同時に点灯させた状態で各光電変換センサに取得された測定光量値から、各光源のための他の光源からは独立した光量値を推定する関係式を求める。上記関係式において、測定光量値とは光電変換センサに取得されたR・G・B画像データの画素値(輝度値)と考えられ、各光源の光量値とは光電変換センサに入射する光ビームの光量と考えられるので、この関係式を利用して前記光電変換センサによって取得された前記誤差を含むカラー画像データから前記誤差を抑制したカラー画像データに変換する補正式を求めることができる。このような補正式が作成されると、後はこの補正式を利用して入力カラー画像データを補正することで、対象となっているスキャンにおける光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差を簡単に抑制することができる。このような補正処理はスキャニング画像データを画像処理する際の前処理として行うと好都合である。
上記構成では、例えば、R・G・B毎の光源とR・G・B毎の光電変換センサを備えたスキャナの場合、R光源単独点灯時の各R・G・B光電変換センサによって取得された輝度値(画像データの画素値)をR光電変換センサによる輝度値で正規化する工程を、GとBに対しても行い、その結果得られるR・G・B光源の光量をR・G・B光電変換センサによって取得される光量値(光電変換によって得られた測定光量値)に変換する変換行列(3×3)の逆行列を、R・G・B光電変換センサによって取得される光量値から実際のR・G・B光源の光量を求めるための変換行列とすることができる。従ってこの最終的に得られた変換行列を用いた変換式がスキャニング画像データのための補正式となる。なお、このような補正式は、コンピュータ上で扱われる場合、通常予めテーブル化されて用いられることから、本願明細書での補正式なる用語は、数学的な数式及びその関係式の値をテーブル化したもの等を含む広義な用語として用いられている。
使用されるスキャナのための前記補正式の中核となる変換行列の行列要素を求める非常に簡単な方法が本発明で提案されている。すなわち、その変換行列が、(βrr,βrg,βrb)を第1行目の行列要素とし、(βgr,βgg,βgb)を第2行目の行列要素とし、(βbr,βbg,βbb)を第3行目の行列要素とする3行3列行列であるとして、各行列要素が以下のように求められる;
βrr=R光源単独点灯時のR値/R光源単独点灯時のR値、
βgr=R光源単独点灯時のG値/R光源単独点灯時のR値、
βbr=R光源単独点灯時のB値/R光源単独点灯時のR値、
βrg=G光源単独点灯時のR値/G光源単独点灯時のG値、
βgg=G光源単独点灯時のG値/G光源単独点灯時のG値、
βbg=G光源単独点灯時のB値/G光源単独点灯時のG値、
βrb=B光源単独点灯時のR値/B光源単独点灯時のB値、
βgb=B光源単独点灯時のG値/B光源単独点灯時のB値、
βbb=B光源単独点灯時のB値/B光源単独点灯時のB値。
なお、光電変換センサによって取得されるカラー画像データを構成する画素値である輝度データにはどうしてもノイズが含まれるが、そのようなノイズの影響をできるだけ低減するため、本発明の好適な実施形態の1つでは、測定光量値として、光源からの光を光電変換センサが複数ライン分ラインスキャニングして得られた輝度データに対して平均化フィルタをかけた後平均演算した得られた値が用いられる。
本発明では、さらに、上述したスキャニング画像データの補正方法を実施する補正システムも権利の対象としており、そのような補正システムは、各光源の単独点灯時に前記各光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて得られる当該各光源の照射光に含まれる各色成分の光の割合に基づいて規定される前記各光源の照射光量値から当該各色成分に適応する前記光電変換センサの前記測定光量値に変換する変換行列の逆行列を、前記光電変換センサによって取得された前記誤差を含むカラー画像データを前記誤差が抑制されたカラー画像データに変換する補正式として格納する補正式格納部と、前記補正式格納部から引き出された補正式を用いて入力カラー画像データを補正する補正実行部とを備えている。当然ながら、このような補正システムも上述した補正方法で述べたすべての実施態様を備えるとともに、上述した全ての作用効果を得ることができる。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
図1に、本発明による、少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した複数の光源と複数の光電変換センサからなるスキャナによって取得されたカラー画像データに内在する、光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差を補正する技術を採用した写真プリントシステムの一例が模式的に示されている。このシステムは、R・G・B光源とR・G・B光電変換センサとを備えたフィルムスキャナ1として構成されているスキャナと、このフィルムスキャナ1によって取得されたカラー画像データ(以後単に画像データと称する)を処理するコントローラ60と、このコントローラ60によって処理された画像データに基づいて写真プリントを出力する写真プリント装置70から構成されている。
フィルムスキャナ1は、主な構成要素として、照明光学系20、撮像光学系30、ラインCCDセンサを用いた光電変換部40、写真フィルム(以後単にフィルムと称する)2に対する光の照射範囲を決定するとともにフィルム2を光電変換部40によるスキャニングのために副走査方向に搬送するフィルムキャリヤユニット50を備えている。このフィルムキャリヤユニット50は、135フィルムやIX240フィルム(APSフィルム)やブローニフィルムなどのフィルムの種類毎に用意されており、この実施形態では135フィルム用のフィルムキャリヤユニット50が装着されているとする。
照明光学系20は、光源部21と光源部21からの光ビームを調整する平行化レンズ22、ミラー23、NDフィルタ24、ディフューザ25などから構成されている。光源部21は、主に赤色成分(以下単にRと略称する)の光ビームを放射するLED素子列からなるR光源21aと、主に緑色成分(以下単にGと略称する)の光ビームを放射するLED素子列からなるG光源21bと、主に青色成分(以下単にBと略称する)の光ビームを放射するLED素子列からなるB光源21cを備えている。フィルム2からの透過光ビームを処理する撮像光学系30は、ズームレンズユニット31から構成されているが、必要に応じて投射光の方向を変える方向変換光学系が追加される。
撮像光学系30によって導かれた光ビームを光電変換する光電変換部40は、R・G・Bの各色を検出するために割り当てられた、R光電変換センサ41a、G光電変換センサ41b、B光電変換センサ41cを備えており(色成分別に特に区別する必要がない場合には単に光電変換センサ41と呼ぶ)、この実施形態では各光電変換センサ41は多数(例えば5000個)のCCD素子が主走査方向、つまりフィルム2の幅方向に配列されるラインアレイ型のCCDセンサであり、センサ駆動回路42により主走査時に電荷蓄積動作や電荷蓄積時間の制御が行われる。このため、以後光電変換センサはCCDセンサと言い換えることにする。
R・CCDセンサ41aの撮像面にはフィルム2を透過した光の主に赤色成分のみを通過させるカラーフィルタが、G・CCDセンサ41bの撮像面にはフィルム2を透過した光の主に緑色成分のみを通過させるカラーフィルタが、B・CCDセンサ41cの撮像面にはフィルム2を透過した光の主に青色成分のみを通過させるカラーフィルタが設けられており、それぞれ、透過光のうちの青色成分、赤色成分、緑色成分のみを光電変換する。それぞれのCCDセンサ41から出力される各画素信号はサンプルホールドされ各画素信号が連続した画像信号となり、この各画素信号は所定のビット数(例えば12ビット)のデジタル信号に変換される。このようにデジタル信号化された画像信号はカラー画像データ(R・G・B輝度データ)としてコントローラ60に送り込まれる。
このコントローラ60には写真プリント装置70が接続されており、コントローラ60内で処理されたカラー画像データに基づいて生成されたプリントデータを用いて、写真プリント装置70に内蔵されているレーザ露光プリントエンジンやインクジェットプリントエンジンが駆動されることでフィルム2の撮影画像コマに対応する写真プリントが出力される。
次に、フィルムスキャナ1の具体的な構造を図2〜4を用いて説明する。
図2に示すように、照明光学系20を下部に内蔵するとともに撮像光学系30と光電変換部40を上部に内蔵する筐体10によりフィルムスキャナ1の外観が構築されており、筐体10の中央部に形成されている凹部の下面にフィルムキャリヤユニット50が装着されるベース面10aが形成されている。
フィルムキャリアユニット50は、フィルム搬送方向を横断する方向(主走査方向)に延びているスリット状のスキャンゲート52が形成されたケース51を備えるとともに、そのケース51内に、写真フィルム2をフィルム搬送方向(副走査方向)に往復搬送するための複数の圧着型の搬送ローラ53と、ベース面10aに対向している集光レンズ54とを備えている。
照明光学系20は、樹脂成形品で成る上壁部11と、アルミニウム合金で成る側壁部12と、同じくアルミニウム合金で成る底壁部13とでケース状に形成されている。前記上壁部11の内部には、基板にチップ状の多数の赤色の発光ダイオードを主走査方向に直線状に配列して構成されたR光源21aと、基板にチップ状の多数の緑色の発光ダイオードを主走査方向に直線状に配列して構成されたG光源21bと、基板にチップ状の多数の青色の発光ダイオードを主走査方向に直線状に配列して構成されたB光源21cとが取り付けられている。各光源21に対応する位置に各光源21からの光線を平行光線化するように各光源21に焦点位置を設定した平行化レンズ22を取り付けられ、これらの平行化レンズ22を介して送り出された光ビームを合流させるダイクロイック型のミラー23として第1ミラー23aと第2ミラーbが用意されている。
G光源21bからの光ビームを上方に送る縦向き姿勢の第1光軸L1上に平行化レンズ22と第1ミラー23aとが配置され、B光源21cからの光ビームを上方に送る縦向き姿勢の第2光軸L2上に平行化レンズ22と第2ミラー23bとが配置され、R光源21aからの光ビームを水平方向に送る横向き姿勢の第3光軸L3上に平行化レンズ22と前記第1・第2ミラー23a、23bとが位置するようになっている。また、第1光軸L1の延長上で上壁11部の壁面の近傍位置には光線を拡散させて光量の分布を平均化させるディフューザ25が配置されている。つまり、第1、第2、第3光軸L1、L2、L3は、各色の光源21の形成方向(主走査方向)での中央位置で、かつ、基板に垂直となる仮想直線として設定されたものであり、第1光軸L1の延長上方にフィルムキャリヤユニット50の集光レンズ54とスキャンゲート52が位置し、第2光軸L2は第1ミラー23aにおいて第3光軸L3と合流する位置となっている。
図3に示すように、第1光軸L1に沿って上方に送り出される光線の光量を低減する減光フィルタとしてのNDフィルタ24がフィルムキャリヤユニット50の集光レンズ54と向き合うように第1光軸L1上に選択的に位置決め可能に設けられている。このため、NDフィルタ24を支持する作動プレート14と、この作動プレート14に往復作動力を揺動アーム15を介して伝える駆動部としての電気モータ16が配置されている。このNDフィルタ24を図3に示す如く照明光学系20の光路中(第1光軸L1中)の減光位置にセットすることにより、照明光学系20から送り出される光線の光量を大きく減じ、このNDフィルタ24を光路外の待避位置に待避させることにより、照明光学系20からの光ビーム全てを送り出せる。
なお、図3では、フィルム2がスキャンゲート52の近傍位置に存在する状態を示しており、この状態ではNDフィルタ24が待避位置に設定されるべきものであるが、NDフィルタ24よって光量を制限する状態を理解しやすくするため、同図では、NDフィルタ24を制限位置にセットした状態を示している。
前記第1ミラー23aはG光源21bに用いられている緑色の発光ダイオードからの波長(520〜560nm)の光線を透過し、これ以外の光線を反射する性能のものであり、前記第2ミラー23bはR光源21aに用いられている赤色の発光ダイオードからの波長(620〜750nm)の光線を透過し、B光源21cに用いられている青色の発光ダイオードからの波長(400〜480nm)の光線を反射する特性のものを使用している。
このような照明光学系20のレイアウトから、G光源21bから第1光軸L1に沿って送り出される光線は、平行化レンズ22で平行光線化した後に、第1ミラー23aを透過して第1光軸L1に沿って上方に送られ、B光源21cから第2光軸L1に沿って送り出される光線は、平行化レンズ22で平行光線化した後に、第2ミラー23bで反射して第3光軸L3と合流し、R光源21aから第3光軸L3に沿って送り出される光線は、平行化レンズ22で平行光線化した後に第2ミラー23bを透過するものとなり、このように第3光軸L3に沿って送られる青色成分の光ビームと、赤色成分の光ビームとは第1ミラー21aで反射され、第1光軸L1に沿って上方に送られる結果、この第1光軸L1ではR・G・Bの各光ビームが合流した白色の光ビームが送られ、ディフューザ25で拡散され、スキャンゲート52に導かれる。
このフィルムスキャナ1でスキャニングを行う際には、取り込む画像の画素数に基づいてズームレンズ31による拡大率(主走査方向での画素数)を設定し、取り込む画像の画素数に基づいて搬送速度(副走査方向での画素数)を設定した後に、フィルムキャリアユニット50にフィルム2をセットし、フィルム2に対して照明光学系20からの光ビームを照射する状態で、搬送ローラ53の駆動でフィルム2を設定された速度で搬送し、この搬送速度と同期したタイミングで光電変換部40の各CCDセンサ41において主走査方向に沿うライン状に画像を取り込み、画像データ(輝度データ)として取得され、コントローラ60に送り込まれる。送り込まれた画像データ、つまりR画像データとG画像データとB画像データに対しては、前処理を経て種々の画像処理が施される。
コントローラ60は、CPUを中核部材として、種々の動作を行うための機能部をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築しているが、本発明に特に関するものとして、フィルムスキャナ1から送られてくる画像データをメモリ61に展開する画像入力部62と、フィルムキャリアユニット50の搬送ローラ53を含むフィルムスキャナ1のスキャニング動作を制御するスキャナ制御部63と、メモリ61に展開された入力画像データに対し画像入力デバイスに依存しない色再現を実現するための変換などを行う前処理手段80と、この前処理手段80によって前処理された画像データに対して種々の画像処理を施す画像処理部64と、最終的に得られた撮影画像のための画像データを写真プリント装置70に対するプリントデータに変換生成するプリントデータ生成部65などが挙げられる。
前処理手段80の代表的な機能の1つは、前述したR・G・Bの光源21とR・G・BのCCDセンサ41を備えたフィルムスキャナ1によって取得された画像データに内在する、光源21とCCDセンサ41の波長特性に基づく誤差を補正することであり、その目的のために、各光源の単独点灯時に各光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて全光源点灯時の測定光量値から各光源の光量値を推定する関係式を利用して求められるところの、前記光電変換センサによって取得された前記誤差を含むカラー画像データを前記誤差が抑制されたカラー画像データに変換する補正式を格納する補正式格納部81と、前記補正式格納部から引き出された補正式を用いて入力カラー画像データを補正する補正実行部82を備えている。前処理手段80には、その他に、画像入力機器プロファイルなどを利用して色変換を行う機能も用意されているが、それ自体は公知であるので、ここでの説明は省略する。
補正式格納部81に格納される補正式とは、R・G・B光源21a、21b、21c全てを同時に点灯させた状態で各CCDセンサ41(R・CCDセンサ41a、G・CCDセンサ41b、B・CCDセンサ41c)で取得された測定光量値から、R・G・B光源21a、21b、21cそれぞれの光量値、つまりR・G・B光源21a、21b、21cを個別に点灯させた際に取得されるであろう光量値を推定する関係式を利用して、つまりその変換方法を利用して画像データを補正するものであり、色変換の一種である。
この補正式の一例を求める方法を、図6のフローチャートを参照しながら説明する。この補正式を求める原理は次の通りである。
まず、R・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの照射光量値をR_led、G_led、B_ledとし、R・CCDセンサ41a、G・CCDセンサ41b、B・CCDセンサ41cそれぞれの受光光量値をR_ccd、G_ccd、B_ccdとして、R光源21aの照射光ビームに含まれているR成分の割合をβrr、G光源21bの照射光ビームに含まれているR成分の割合をβrg、B光源21cの照射光ビームに含まれているR成分の割合をβrbとすると、
R_ccd=βrr・R_led+βrg・G_led+βrb・B_led
が成立する。この式は、R・CCDセンサ41aで取得される光量値にはG光源21bやB光源21cの照射光に含まれているR成分も付加されることを意味している。同様に、R光源21aの照射光ビームに含まれているG成分の割合をβgr、G光源21bの照射光ビームに含まれているG成分の割合をβgg、B光源21cの照射光ビームに含まれているG成分の割合をβgbとし、R光源21aの照射光ビームに含まれているB成分の割合をβbr、G光源21bの照射光ビームに含まれているB成分の割合をβbg、B光源21cの照射光ビームに含まれているB成分の割合をβbbとすると、
G_ccd=βgr・R_led+βgg・G_led+βgb・B_led、
B_ccd=βbr・R_led+βbg・G_led+βbb・B_led
も成立する。
これらの式を行列を用いてまとめると次の第1式が得られる。
Figure 0004385292
ここで、βに関する行列をβ変換行列と名付ける。
第1式を、β変換行列の逆行列を用いてR・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの照射光量値を表すR_led、G_led、B_ledで解くと、次の第2式が得られる。
Figure 0004385292
この第2式は、全光源点灯時のR・CCDセンサ41a、G・CCDセンサ41b、B・CCDセンサ41cそれぞれの受光光量値を表すR_ccd、G_ccd、B_ccdによってR・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの照射光量値を求めることができる式となっているので、この式のβ変換行列の逆行列をα変換行列と置き換えると、CCDセンサ41の受光光量値から各光源21の照射光量値を求めることができる。さらに、CCDセンサ41の受光光量値は、CCDセンサ41によって取得された上述した誤差を内在する画像データの画素値に対応させることができ、かつ各光源21の照射光量値は、上述した誤差を抑制した画像データの画素値に対応させることができるので、α変換行列の各要素の値(β変換行列の逆行列の値)を予め求めておくことで、フィルムスキャナ1によって取得された上述した誤差を内在する画像データをそのような誤差を抑制した画像データに変換することが可能となる。つまり、上述した第2式は、以下のように、フィルムスキャナ1によって取得された上述した誤差を内在する画像データをそのような誤差を抑制した画像データに変換する変換式に置き換えることができる。なお、R_corとG_corとB_corはそれぞれ各色成分の画像データの補正された画素値であり、R_errとG_errとB_errはそれぞれ各色成分の画像データの修正された画素値である。
Figure 0004385292
このα変換行列の各要素の値を求めるために、まずR・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれに対する初期駆動電流量(ここでは初期制御量とも呼んでいる)をROMから読み出して設定する(#01)。R・G・B光源21a、21b、21cの内の1つの光源(例えばR光源21a)を選択して単独点灯する(#02)。点灯された光源21からの光ビームを各CCDセンサ41で100ライン分スキャニングし(#03)、取得した画像データをメモリ61に展開する(#04)。突出したノイズを抑制するため、メモリ61に展開された画像データ(R・G・B輝度データ)に対して平均値フィルタを用いて平滑化処理を施す(#05)。全画像データの値から暗データの値を差し引いて画素値を光源21による照射光に対応させる(#06)。なお、暗データはスキャナ技術においてよく知られているように、光源非点灯時におけるCCDセンサ41の読取信号値(画像データの画素値)である。この暗データは予め取得しておくが、よく知られているプロセスなのでここでの説明は省略する。そこで得られたR・G・B各画像データに含まれる全画素の値を平均して得られたR値とG値とB値を単独点灯された光源に対する各CCDセンサ41の受光光量値の基準として記憶する(#07)。単独点灯された光源に対する各CCDセンサ41の受光光量値の基準を記憶するルーチンをR・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれに対して実行する(#08)。
記憶されている値群を各光源21の単独点灯時における各CCDセンサ41の受光光量値群として、正規化のための以下の式を用いてβ変換行列の要素を演算する。
βrr=R光源単独点灯時のR値/R光源単独点灯時のR値、
βgr=R光源単独点灯時のG値/R光源単独点灯時のR値、
βbr=R光源単独点灯時のB値/R光源単独点灯時のR値、
βrg=G光源単独点灯時のR値/G光源単独点灯時のG値、
βgg=G光源単独点灯時のG値/G光源単独点灯時のG値、
βbg=G光源単独点灯時のB値/G光源単独点灯時のG値、
βrb=B光源単独点灯時のR値/B光源単独点灯時のB値、
βgb=B光源単独点灯時のG値/B光源単独点灯時のB値、
βbb=B光源単独点灯時のB値/B光源単独点灯時のB値。
例えば、R・G・B光源21a、21b、21cのそれぞれの単独点灯において得られたR値とG値とB値が、
Figure 0004385292

とすると、
そのβ変換行列は、
Figure 0004385292

となる(#09)。
その逆行列であるα変換行列は、
Figure 0004385292

となる(#10)。
上述したように、α変換行列が得られるとその要素をテーブル化して補正式格納部81に格納する(#11)。
上述したようにして予めα変換行列の要素がテーブル化されていると、入力された上述した誤差を内在する画像データをそのような誤差を抑制した光画像データに変換する演算が以下の式で表現される簡単な線形演算ですむ。
Figure 0004385292
上述した実施形態の説明では、スキャナとしてR・G・Bタイプのフィルムスキャナを採用していたが、少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した複数の光源と複数の光電変換センサからなる全てのスキャナに本発明は適用可能である。
本発明による画像データ補正技術を採用した写真プリントシステムの一例を模式的に示す模式図 図1による写真プリントシステムに用いられたフィルムスキャナの外観を示す斜視図 フィルムスキャナの照明光学系を示す断面図 フィルムスキャナの内部要素を説明するための説明図 写真プリントシステムに用いられたコントローラ内に構築された本発明に関係する機能要素を説明する機能ブロック図 全灯状態での各CCDセンサ41の受光光量値から各R・G・B光源の照射光量値を求める関係式を通じて画像データ補正式を作成するためのフローチャートを示す図
符号の説明
1:フィルムスキャナ(スキャナ)
60:コントローラ
61:メモリ
80:画像データ前処理手段
81:補正式格納部
82:補正実行部

Claims (4)

  1. 少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した複数の光源と複数の光電変換センサからなるスキャナによって取得されたカラー画像データに対して光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差を補正する方法において、
    各光源の単独点灯時に前記各光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて、当該各光源の照射光に含まれる各色成分の光の割合を求めるステップと、
    前記各光源の照射光に含まれる各色成分の光の割合に基づき、前記各光源の照射光量値から当該各色成分に適応する前記光電変換センサの前記測定光量値に変換する変換行列を規定するステップと、
    全光源点灯時の前記各光電変換センサの前記測定光量値から各光源の照射光量値を推定する関係式として前記変換行列の逆行列を求めるステップと、
    前記関係式を利用して前記光電変換センサによって取得された前記誤差を含むカラー画像データから前記誤差を抑制したカラー画像データに変換する補正式を求めるステップと、
    前記補正式を用いて入力カラー画像データを補正するステップと、
    からなることを特徴とするカラー画像データ補正方法。
  2. 前記変換行列が、(βrr,βrg,βrb)を第1行目の行列要素とし、(βgr,βgg,βgb)を第2行目の行列要素とし、(βbr,βbg,βbb)を第3行目の行列要素とする3行3列行列であり、各行列要素が以下のように、
    βrr=R光源単独点灯時のR値/R光源単独点灯時のR値、
    βgr=R光源単独点灯時のG値/R光源単独点灯時のR値、
    βbr=R光源単独点灯時のB値/R光源単独点灯時のR値、
    βrg=G光源単独点灯時のR値/G光源単独点灯時のG値、
    βgg=G光源単独点灯時のG値/G光源単独点灯時のG値、
    βbg=G光源単独点灯時のB値/G光源単独点灯時のG値、
    βrb=B光源単独点灯時のR値/B光源単独点灯時のB値、
    βgb=B光源単独点灯時のG値/B光源単独点灯時のB値、
    βbb=B光源単独点灯時のB値/B光源単独点灯時のB値、
    で求められることを特徴とする請求項1に記載のカラー画像データ補正方法。
  3. 前記測定光量値は、前記光源からの光を前記光電変換センサが複数ライン分ラインスキャニングして得られた輝度データに対して平均化フィルタをかけた後平均演算して得られた値であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像データ補正方法。
  4. 少なくとも光の三原色のそれぞれに適応した複数の光源と複数の光電変換センサからなるスキャナによって取得されたカラー画像データに対して光源と光電変換センサの波長特性に基づく誤差を補正するカラー画像データ補正システムにおいて、
    各光源の単独点灯時に前記各光電変換センサによって取得された測定光量値に基づいて得られる当該各光源の照射光に含まれる各色成分の光の割合に基づいて規定される前記各光源の照射光量値から当該各色成分に適応する前記光電変換センサの前記測定光量値に変換する変換行列の逆行列を、前記光電変換センサによって取得された前記誤差を含むカラー画像データを前記誤差が抑制されたカラー画像データに変換する補正式として格納する補正式格納部と、前記補正式格納部から引き出された補正式を用いて入力カラー画像データを補正する補正実行部とを備えたカラー画像データ補正システム。
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