JP2001016413A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001016413A
JP2001016413A JP11185266A JP18526699A JP2001016413A JP 2001016413 A JP2001016413 A JP 2001016413A JP 11185266 A JP11185266 A JP 11185266A JP 18526699 A JP18526699 A JP 18526699A JP 2001016413 A JP2001016413 A JP 2001016413A
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JP11185266A
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Yoichi Nakamura
洋一 中村
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質な画像読取を行うことができる画像読
取装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 エリアCCDスキャナ14では、写真フ
ィルムに対してハロゲンランプ64から赤外光カットフ
ィルタ66で赤外光を除去された可視光が色分解フィル
タ70R、70G、70BによってR、G、Bのコマ画
像データとしてエリアCCD30で読み取られる。さら
に、ミラー68を光路L上に進入させることによって、
赤外光をLED73から照射してコマ画像の赤外光画像
データを得ることが出来る。そこで、画像処理部16で
赤外光画像データに基づいてコマ画像の傷や塵の影響を
受けた不適正画素を検出し、RGB画像データの当該画
素を補間などによって修正する。したがって、高画質な
画像読取を行うことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】原稿を透過した光によって原
稿の画像を読み取る画像読取装置に関し、非可視光を用
いることによって読み取った画像データに対し、キズや
塵埃などによって発生する不適正画素を排除し、画像デ
ータを精度良く読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、写真フィルム等の原稿に記録
されたコマ画像をCCD等の読取センサによって光電的
に読み取り、該読み取りによって得られたデジタル画像
データに対し拡大縮小や各種補正等の画像処理を実行
し、画像処理済のデジタル画像データに基づき変調した
レーザ光により記録材料へ画像を形成する技術が知られ
ている。
【0003】このようにCCD等の読取センサによりコ
マ画像をデジタル的に読み取る技術では、精度の良い画
像読み取りを実現するために、コマ画像を予備的に読み
取り(いわゆるプレスキャン)、コマ画像の濃度等に応
じた読取条件(例えば、コマ画像に照射する光量やCC
Dの電荷蓄積時間等)を決定し、決定した読取条件でコ
マ画像を再度読み取っている(いわゆるファインスキャ
ン)。
【0004】上記画像読取系では、原稿に付着した塵や
キズ等による画像読取への影響を低減させるべく、光源
からの光を拡散して原稿に照射している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように拡散光を原稿に照射するだけでは、原稿の塵やキ
ズによる画像読取に対する影響を完全に除去することは
出来ず、近年の画像読取に対する高画質化の要求に応え
ることが難しくなっている。
【0006】このような要望に応えるために、赤外光を
原稿に照射することによって赤外光画像データを読み取
り、当該画像データにおいて出力が閾値以下の画素をキ
ズや塵埃の付着による不適正画素として検出し、可視光
で読み取った可視光画像データにおいて当該不適正画素
を修正する技術が提案されている(特公平6−7899
1号)。
【0007】上記画像読取装置では、光源としてハロゲ
ンランプを用い、色分解フィルタおよび可視光カット特
性を有するIRフィルタ(赤外線フィルタ)を選択的に
光路上に配置することによって、可視光(R、G、B)
および赤外光を原稿に照射している。この場合には、
R、G、Bの光のみを透過させる色分解フィルタは、赤
外光もカットしなくてはならない。すなわち、赤外光の
全透過/全不透過を制御するのであればフィルタの設計
は容易であるが、色分解を含むと困難になり、フィルタ
が高価になってしまう。
【0008】本発明は、上記不都合を解決するために、
高画質に画像を読み取ることができる画像読取装置を提
供することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、可視光源から発光される画像読取用可視光と発光素
子から発光される不適正画素検出用非可視光を用いて原
稿の画像コマに記録されたコマ画像を読み取り、前記不
適正画素検出用非可視光の照射によって得た不適正画素
の位置における周囲の画素の画像データに基づいて、当
該不適正画素の画像データを修正する画像読取装置であ
って、同一の画像コマに対して前記画像読取用可視光あ
るいは前記不適正画素検出用非可視光を時系列で選択的
に導く切替手段を備えることを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の発明によれば、可視光源
から画像読取用可視光が原稿に照射され、画像コマの可
視光画像データが読み取られる。続いて、切替手段によ
って画像読取用可視光に換えて発光素子から不適正画素
検出用非可視光が原稿に照射され、画像コマの非可視光
画像データが読み取られる。
【0011】ここで、非可視光領域波長では、原稿のコ
マ画像データに対して出力が変化しないが、原稿にキズ
等があるときには、光の散乱によって出力が変化する。
一方、可視光領域波長では、原稿の画像を確実に読み取
ることができるが、原稿上にキズ等があるときには、読
み取った画像データの中に光の散乱成分が含まれ、識別
できなくなる。
【0012】そこで、非可視画像データの出力変化から
コマ画像における不適正画素を検出し、同一コマ画像に
対する可視画像データにおいて不適正画素の画像データ
を当該不適正画素の周囲の画素の画像データに基づいて
修正する。
【0013】このように、画像読取用の可視光以外に不
適正画素検出用の非可視光を原稿に照射することによっ
て、不適正画素を精度良く検出し、不適正画素の可視光
画像データを修正することにより良好な画像読取を行う
ことができる。
【0014】なお、可視光源として可視光と非可視光を
同時に発するハロゲンランプを用いた場合には、非可視
光カットフィルタによって非可視光成分を除去して可視
光とした後、例えば、色分解フィルタによって色分解す
る。すなわち、非可視光カットフィルタによって非可視
光成分が完全に除去されているため、色分解フィルタは
非可視光をカットする必要がない。このため、フィルタ
の設計が容易であり、廉価な色分解フィルタを用いるこ
とができる。
【0015】また、発光素子を選択することにより不適
正画素検出に使用する赤外光の波長を変更できるため、
赤外光の波長を選択する自由度が高くなる。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記原稿のコマ画像はエリアセン
サによって読み取られることを特徴とする。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、原稿を停
止させたまま画像読取用可視光と不適正画素検出用非可
視光を時系列に当該原稿に照射し、コマ画像データを読
み取ることができる。したがって、可視光画像データと
非可視光画像データが精度良く一致し、非可視光画像デ
ータに基づいて可視光画像データの不適正画素を精度良
く修正することができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、前記請求項1ま
たは2記載の発明において、前記切替手段は、前記可視
光源あるいは発光素子のいずれか一方の光源から前記原
稿に至る光路上に進退可能なミラーであり、前記光路上
に進入することによって一方の光源からの光を遮蔽する
と共に他方の光源からの光を反射して原稿に導くことを
特徴とする。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、切替手段
によって可視光源または発光素子のいずれか一方の光源
から原稿までの光路中にミラーを進退させることによっ
て、可視光或いは非可視光を時系列に且つ選択的に原稿
に照射できる。例えば、可視光源から原稿に至る光路に
対してミラーを進退自在に構成し、光路中からミラーを
退避させて可視光源から原稿に可視光を直接照射し、続
いて、可視光源と原稿の間にミラーを進入させることに
よって可視光を遮断すると共に、発光素子から照射され
た非可視光をミラーで反射させて原稿の同一位置(画像
コマ)に照射させる。すなわち、原稿を同一位置に停止
させたまま同一コマ画像について可視光画像データと非
可視光画像データを得ることができる。したがって、非
可視光画像データによって検出された不適正画素につい
て、可視光画像データを精度良く修正することができ
る。この結果、高画質の画像データを得ることができ
る。
【0020】請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜
3のいずれか1項に記載の発明において、前記画像読取
用可視光で読み取った可視光画像データに対する第1の
シェーディング補正データと、前記不適正画素検出用非
可視光で読み取った非可視光画像データに対する第2の
シェーディング補正データを有し、前記可視光画像デー
タが第1のシェーディング補正データによって、前記非
可視光画像データが第2のシェーディング補正データに
よってそれぞれ補正されることを特徴とする。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、画像読取
用可視光で読み取った可視光画像データに対する第1の
シェーディング補正データと、不適正画素検出用非可視
光で読み取った非可視光画像データに対する第2のシェ
ーディング補正データをそれぞれ単独で有するため、不
適正画素検出前に第1と第2のシェーディング補正デー
タによって可視光画像データと非可視光画像データをそ
れぞれシェーディング補正することができる。特に、第
1のシェーディング補正データとは別に、非可視光画像
データ用の第2のシェーディング補正データを有し、当
該第2のシェーディング補正データによって補正された
非可視光画像データに基づいて不適正画素を検出するた
め、検出精度が向上する。この結果、一層精度の良い画
像読取ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本実施形態に
係るディジタルラボシステム10の概略構成が示されて
いる。
【0023】図1に示すように、このディジタルラボシ
ステム10は、エリアCCDスキャナ14、画像処理部
16、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20を
含んで構成されており、エリアCCDスキャナ14と画
像処理部16は、図2に示す入力部26として一体化さ
れており、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20
は、図2に示す出力部28として一体化されている。
【0024】エリアCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるコマ画像を読み取るためのものであり、例えば13
5サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィル
ム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(24
0サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、12
0サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フ
ィルムのコマ画像を読取対象とすることができる。エリ
アCCDスキャナ14は、上記の読取対象のコマ画像を
エリアCCD30で読取り、A/D変換器32において
A/D変換した後、画像データを画像処理部16へ出力
する。
【0025】なお、本実施の形態では、135サイズの
写真フィルム22を適用した場合のディジタルラボシス
テム10として説明する。
【0026】画像処理部16は、エリアCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラ34等での撮影に
よって得られた画像データ、原稿(例えば反射原稿等)
をスキャナ36(フラットベット型)で読み取ることで
得られた画像データ、他のコンピュータで生成され、フ
ロッピディスクドライブ38、MOドライブ又はCDド
ライブ40に記録された画像データ、及びモデム42を
介して受信する通信画像データ等(以下、これらをファ
イル画像データと総称する)を外部から入力することも
可能なように構成されている。
【0027】画像処理部16は、入力された画像データ
を画像メモリ44に記憶し、色階調処理部46、ハイパ
ートーン処理部48、ハイパーシャープネス処理部50
等の各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像デー
タとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、画像
処理部16は、画像処理を行った画像データを画像ファ
イルとして外部へ出力する(例えばFD、MO、CD等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0028】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源52を備えており、レーザドライバ54を制御し
て、画像処理部16から入力された記録用画像データ
(一旦、画像メモリ56に記憶される)に応じて変調し
たレーザ光を印画紙に照射して、走査露光(本実施の形
態では、主としてポリゴンミラー58、fθレンズ60
を用いた光学系)によって印画紙62に画像を記録す
る。また、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18
で走査露光によって画像が記録された印画紙62に対
し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。
これにより、印画紙上に画像が形成される。
【0029】(エリアCCDスキャナの構成)次にエリ
アCCDスキャナ14の構成について説明する。図3に
はエリアCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示さ
れている。
【0030】この光学系は、メタルハライドランプやハ
ロゲンランプ等から成る光源64を備えている。光源6
4が焦点位置に位置するように、放物面状のリフレクタ
24が配設されており、光源64から射出されリフレク
タ24によって反射された光が写真フィルム22方向に
照射される。
【0031】光源64の光射出側には、光源からの出射
光からIR(赤外光)成分を除去するIRカットフィル
タ66、発光ダイオード(以下、LEDという)73か
らの光を反射させて写真フィルム22に照射させるミラ
ー68、色分解フィルタ70R、70G、70Bが光軸
Lに沿って順に配設されている。色分解フィルタ70
R、70G、70Bは、それぞれ独立に光路に対して進
退可能に構成されており、光源64から照射され、IR
カットフィルタ66で赤外光成分をカットされた可視光
を色分解するものである。
【0032】写真フィルム22は、フィルム面が光軸L
と垂直になるように搬送され、所定位置で停止し、コマ
画像を読み取られると画像コマピッチ分搬送される。
【0033】写真フィルム22を挟んで光源64と反対
側には、光軸Lに沿って、写真フィルム22を透過した
光を結像させるレンズユニット72、及び結像位置に設
けられたエリアCCD30が順に配置されている。
【0034】ところで、光源64と写真フィルム22と
の間に配設されたミラー68は、ミラー移動機構80に
よって光路(光軸L)に対して進退可能に構成されてい
る。すなわち、ミラー移動機構80では、光軸Lに対し
て45度の角度をなす一対のレール82を備え、レール
82の溝84にミラー68の幅方向両端が挿入されてい
る。したがって、ミラー68は、溝84に沿って光軸L
に対して45度の方向に移動可能とされている。また、
ミラー移動機構80は、シリンダ86を備え、シリンダ
86のピストンロッド88がミラー68の長手方向一端
に係合している。したがって、シリンダ86を駆動する
ことによって、ピストンロッド88が伸縮してミラー6
8を溝84に沿って移動させ、光路(光軸L)上の位置
と、光路(光軸L)から退避した位置との2位置をとら
せることができる(図4(A)、図4(B)参照)。
【0035】また、光軸Lから外れた位置にIR照射用
のLED73が配設されている。LED73は、プレー
ト76上に複数のLED素子74が二次元的に配置され
ており、各LED素子74から光軸Lと直交する方向に
赤外光を照射可能とされている。
【0036】したがって、ミラー68が光軸L上に配置
されることにより、IR照射用のLED素子74から射
出される赤外光がミラー68の反射面68Aによって反
射され、光軸Lに沿って進み、写真フィルム22を照射
することになる(図4(B)参照)。この際、光源64
からの光は、ミラー68によって遮蔽され、写真フィル
ム22の画像コマに到達することはない。
【0037】このように、ミラー68が光軸L上に進退
することによって、光源64またはLED素子74から
照射された光は、選択的に写真フィルム22を透過し、
レンズユニット72によってエリアCCD30に結像さ
れることになる。
【0038】エリアCCD30は、光を検出する複数の
画素が写真フィルム22の長手方向および幅方向に沿っ
て平面的に並べられており、全画素が受光した光に応じ
て電荷を蓄積する機能を有しており、コマ画像(二次
元)を電気的に読み取ることができる。
【0039】なお、画像処理部16の画像メモリ44に
は、予め可視光(RGB)に対するシェーディング補正
データと、非可視光(赤外光)に対するシェーディング
補正データがそれぞれ記憶されている。
【0040】以下に、第1実施形態の画像読取における
作用について説明する。
【0041】先ず、オペレータがフィルムキャリア78
に写真フィルム22を挿入し、画像処理部16のキーボ
ード16Kによりコマ画像読取開始を指示すると、フィ
ルムキャリア78では、写真フィルム22の画像コマピ
ッチで停止する間欠搬送により、プレスキャンが実行さ
れる。
【0042】この際、シリンダー86を駆動してピント
ンロッド88を縮め、ミラー68が光軸L上から退避し
た状態(図4(A)参照)にしておく。そこで、光源6
4から写真フィルム22に光を照射する。この際、IR
カットフィルタ66によって赤外成分を除去された光
(可視光)は、光軸L上に挿入配置されている色分解フ
ィルタ70Rによって赤色(以下、Rという)の成分の
みが写真フィルム22を透過して、エリアセンサ30に
集光され、R画像データを読み取る。以下、同様にして
可視光のうち、緑色、青色(以下、G、Bという)の成
分のみが写真フィルム22を透過してエリアセンサ30
に集光され、G画像データ、B画像データを読み取る。
【0043】また、エリアCCDスキャナ14によっ
て、コマ画像のみならず、写真フィルム22の画像記録
領域外の各種データを含めて、読み取っていく。なお、
読み取った画像は、モニタ16Mに表示される。
【0044】次に、各コマ画像のプレスキャンの結果に
基づいてファインスキャン時の読取条件を各コマ画像毎
に設定し、該プレスキャンの結果に基づいてファインス
キャン時の読取条件が各コマ画像毎に設定されていく。
【0045】そして、全コマ画像に対するファインスキ
ャン時の読取条件設定が終了すると、写真フィルム22
をプレスキャンとは逆方向に間欠搬送し、各コマ画像の
ファインスキャンを実行する。
【0046】一旦停止した写真フィルム22に対して先
ず、ミラー68を光軸上から退避させておくことによっ
て、プレスキャン時と同様にしてR、G、Bの各画像デ
ータ(以下、RGB画像データという)を読み取る。
【0047】次に、シリンダー86を駆動してピストン
ロッド88を伸ばし、ミラー68を光軸L上に配置す
る。続いて、LED73を発光させることによって、光
軸Lに対して直交する方向に出射された赤外光が光軸L
と45度の角度をなす反射面68Aによって光軸Lに沿
った方向に反射され、写真フィルム22に照射される。
したがって、写真フィルム22を透過した赤外光がエリ
アCCD30に入射する。この結果、赤外光によるコマ
画像データ(以下、赤外光画像データという)を読み取
ることが出来る。
【0048】このとき、写真フィルム22は、プレスキ
ャン時とは逆方向に搬送されているため、最終コマから
1コマ目まで順にファインスキャンが実行されていく。
また、プレスキャン時に、画像の状態(例えば、撮影画
像アスペクト比、アンダー、ノーマル、オーバー、スー
パーオーバー等の撮影状態やストロボ撮影の有無等)を
認識しているため、適正な読取条件で読み取ることがで
きる。
【0049】以上のようにして読み取られたRGB画像
データおよび赤外光画像データは、画像メモリ44に記
憶されているそれぞれのシェーディング補正データによ
ってシェーディング補正される。さらに、画像処理部1
6においてシェーディング補正された赤外光画像データ
において出力が閾値以下である画素を、コマ画像におい
てキズや塵埃の付着がある画素(不適正画素)として検
出し、RGB画像データの当該画素の周囲のデータに基
づいて当該画素を補間などによって修正する。この結
果、画像読取において写真フィルム22についたキズや
塵の影響を回避することができる。
【0050】このようにして本実施形態では、光路Lに
対して45度の角度に反射面68Aが配設されたミラー
68を光路L上に進退させるだけで、写真フィルム22
を停止したまま、同一画像コマのコマ画像データを赤外
光とR、G、Bで読み取ることができる。したがって、
赤外光画像データとRGB画像データの位置が精度良く
一致しているため、赤外光画像データに基づいて検出さ
れた不適正画素について、RGB画像データの修正を高
精度に行うことができる。この結果、高精度の画像読取
ができる。
【0051】また、赤外光あるいはRGBに対する各シ
ェーディング補正データを画像メモリ44に予め設定し
ておき、読み取ったRGB画像データおよび赤外光画像
データをそれぞれシェーディング補正し、シェーディン
グ補正後の画像データに基づいて不適正画素の修正を行
うため、一層精度の高い不適正画素の修正を行うことが
できる。
【0052】さらに、光源64から照射される光に対し
てIRカットフィルタ66で赤外光成分をカットするた
め、色分解フィルタ70R、70G、70Bには赤外光
成分をカットする機能が不要となり、フィルタの設計が
容易になる。したがって、廉価な色分解フィルタを使用
することができる。
【0053】また、LED素子74の選択によって不適
正画素検出に使用する赤外光の波長を変更できるため、
赤外光の波長を選択する自由度が高い。
【0054】なお、本実施の形態では、写真フィルム2
2のように透過フィルムを対象としたが、反射原稿の読
み取りにも適用可能である。
【0055】次に、本発明に係る第2実施形態の画像読
取装置について説明する。第1実施形態と同様の構成要
素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。本実施形態では、エリアCCDスキャナ14の部分
のみが異なるので、そこのみを説明する。
【0056】光源64と写真フィルム22の間には、円
盤状のターレット100が配設されている。ターレット
100上には、色分解フィルタ70R、70G、70B
と共に、IR照射用のLED73が周方向に所定間隔を
おいて配置されている。したがって、ターレット100
を回動して光軸L上に色分解フィルタ70R、70G、
70Bを順次配置することによって写真フィルム22の
画像コマをR、G、Bでそれぞれの画像データとして読
み取ることができる。
【0057】さらに、光軸L上にLED73を位置させ
ることによって、光源64から光が遮蔽されると共に、
LED73から赤外光が写真フィルム22を透過してエ
リアCCD30に入射される。この結果、写真フィルム
22の画像コマの赤外光画像データが読み取られる。
【0058】このようにターレット100を回動して光
軸L上に色分解フィルタ70R、70G、70B、ある
いはLED73を配置するだけで、画像コマのRGB画
像データのみならず、赤外光画像データを読み取ること
が可能となる。
【0059】このようにして得られた赤外光画像データ
およびRGB画像データを第1実施形態と同様にしてシ
ェーディング補正後、赤外光画像データに基づいて不適
正画素を検出し、可視光画像データにおける不適正画素
を修正することによって、キズや塵の影響を回避した画
像読取を行うことができる。
【0060】また、第1実施形態と同様に、IRカット
フィルタ66で赤外光成分をカットした後、色分解フィ
ルタ70R、70G、70Bで色分解を行なうため、色
分解フィルタ70R、70G、70Bが赤外光をカット
する必要はなく、廉価な色分解フィルタを用いることが
できる。
【0061】なお、第1実施形態または第2実施形態に
おいて、エリアCCD30にカラーフィルタを取りつけ
れば、色分解フィルタ70R、70G、70Bを不要と
することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像読取
装置は、非可視光によって不適正画素を検出し、可視光
画像データにおける不適正画素を修正することによっ
て、原稿のキズや塵埃が画像読取へ影響することを回避
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るディジタルラボシ
ステムの概略構成図である。
【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。
【図3】エリアCCDスキャナの光学系の概略構成を示
す斜視図である。
【図4】(A)は本実施の形態に係る可視光照射におけ
る各部材の配置状態を示す側面図、(B)は非可視光照
射における各部材の配置状態を示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るエリアCCDスキ
ャナの光学系の概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ディジタルラボシステム 14 エリアCCDスキャナ 22 写真フィルム(原稿) 30 エリアCCD(エリアセンサ) 64 光源(主光源) 73 LED(発光素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/48 H04N 1/46 A 5C079 Fターム(参考) 5B047 AA05 AB04 BA01 BB04 BC05 BC07 BC09 BC12 BC23 CA19 CB22 DA06 DC09 5B057 BA15 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CD12 CE02 CH11 5C062 AA01 AB03 AB33 AC24 AC72 AD06 AE03 5C072 AA01 BA17 CA03 CA05 CA09 CA11 DA02 DA04 DA09 DA21 EA05 EA08 FB12 QA07 QA11 QA20 UA02 UA20 VA03 WA04 XA10 5C077 LL02 MM03 MP08 PP06 PP32 PP43 PQ22 RR19 SS01 SS03 TT09 5C079 HA09 HB01 JA04 JA16 JA17 JA23 JA25 JA27 LA19 LA31 LA39 MA02 NA02 PA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光源から発光される画像読取用可視
    光と発光素子から発光される不適正画素検出用非可視光
    を用いて原稿の画像コマに記録されたコマ画像を読み取
    り、前記不適正画素検出用非可視光の照射によって得た
    不適正画素の位置における周囲の画素の画像データに基
    づいて、当該不適正画素の画像データを修正する画像読
    取装置であって、 同一の画像コマに対して前記画像読取用可視光あるいは
    前記不適正画素検出用非可視光を時系列で選択的に導く
    切替手段を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿のコマ画像はエリアセンサによ
    って読み取られることを特徴とする請求項1記載の画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段は、前記可視光源あるいは
    発光素子のいずれか一方の光源から前記原稿に至る光路
    上に進退可能なミラーであり、前記光路上に進入するこ
    とによって一方の光源からの光を遮蔽すると共に他方の
    光源からの光を反射して原稿に導くことを特徴とする請
    求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記画像読取用可視光で読み取った可視
    光画像データに対する第1のシェーディング補正データ
    と、前記不適正画素検出用非可視光で読み取った非可視
    光画像データに対する第2のシェーディング補正データ
    を有し、前記可視光画像データが第1のシェーディング
    補正データによって、前記非可視光画像データが第2の
    シェーディング補正データによってそれぞれ補正される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の画
    像読取装置。
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