JP2001069324A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001069324A
JP2001069324A JP24465499A JP24465499A JP2001069324A JP 2001069324 A JP2001069324 A JP 2001069324A JP 24465499 A JP24465499 A JP 24465499A JP 24465499 A JP24465499 A JP 24465499A JP 2001069324 A JP2001069324 A JP 2001069324A
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image
ccd
infrared
photographic film
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JP24465499A
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Yoichi Nakamura
洋一 中村
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインCCD等によって画像を読み取るとき
に、可視光を受光する素子が非可視光を受光してしまう
のを防止し、かつ可視光の読取位置と非可視光の読取位
置にずれが生じるのを防止する。 【解決手段】 CCDスキャナ14では、写真フィルム
を所定の速度で搬送しながら、ラインCCD30のCC
Dアレイ70R、70G、70Bによる可視光の受光と
CCDアレイ70IRによる赤外線の受光を交互に行
い、写真フィルム上の略同一位置の可視画像と赤外線画
像の読み込みを行う。また、CCDアレイ70IRによ
って赤外線を受光するときにのみIR−LED76を点
灯させ、CCDアレイ70R、70G、70Bが赤外線
を受光してしまうのを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルム等の
透過原稿を透過した光によって、透過原稿に記録された
画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、写真フィルム等の原稿に記録
された画像をCCD等の光電変換素子を用いて光電的に
読み取り、デジタル画像データとして保存したり、この
デジタル画像データに対して画像の拡縮や各種補正等の
画像処理を施し、画像処理したデータに基づいて変調し
た光ビーム等によって印画紙等の記録材料に画像を形成
する技術が一般化している。
【0003】このような画像読取装置では、CCD等の
光電変換素子によって画像を読み取るときに、有機系色
材によって形成したフィルタを用い、R、G、Bの各色
成分の光を抽出するようにしている。
【0004】近年、光ビーム等によって形成する画像の
高画質化の要求が高まっており、このために、画像読取
装置では、原稿に記録されている画像を低解像度で読み
込むプレスキャンを行い画像読み込み条件を設定した
後、このプレスキャンによって設定した画像読み込み条
件に基づいて高解像度で読み込むファインスキャンを行
うことにより、高精度の画像データを得るようにしてい
る。このとき、光源から原稿に照射される光のムラによ
って読み込んだ画像に生じる濃度ムラを防止するため
に、シェーディング補正を行うようにしている。
【0005】一方、透過原稿である写真フィルムに傷が
生じていたり塵が付着していると、CCD等によって読
み取った画像データに基づいて感光材料などの記録材料
に画像を形成したときに、この記録材料に形成した画像
の仕上がりに影響を与えてしまう。
【0006】一般に、非可視光である赤外線は、写真フ
ィルム等の透過原稿に記録された可視画像の影響を受け
ることなく透過するが、写真フィルムに傷や塵等が付着
しているときには、透過光量が変化することが知られて
いる。
【0007】ここから、特公平6−78991号公報の
発明等では、写真フィルム等の透過原稿を読み取るとき
に、赤外光によって透過原稿上の傷や塵等を検知し、可
視光によって読み込んだ画像データを補正することによ
り、写真フィルムの傷や塵等の影響を受けない適正な画
像データを得るようにしている。
【0008】ところで、画像読取装置では、赤外線カッ
トフィルタを用いて、光源となるランプが発する赤外線
を遮断し、光源が発する赤外線によって写真フィルムが
損傷するのを防止するようにしている。
【0009】また、この赤外線カットフィルタは、例え
ば、ガラス板に金属を蒸着させて形成しているが、R、
G、Bの各色を抽出するためのフィルタには,有機色素
材が用いられているために赤外線を透過してしまう。し
たがって、R、G、Bの各色の画像データを読み込むと
きに、可視光と共に赤外線を照射してしまうと、可視光
を受光するためのCCDが赤外線も合わせて受光してし
まう。
【0010】このために、例えば写真フィルムを一定速
度で搬送しながら、ラインCCD等によって画像を読み
込む画像読取装置では、R、G、Bの各色の画像データ
と赤外線の画像データを別々にスキャンして読み込むよ
うにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、R、
G、Bの各色の画像データと赤外線の画像データを別々
にスキャンして読み込んだ場合、別々に写真フィルムを
搬送するので、画像の読み込み位置にズレが生じてしま
うことがある。
【0012】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、R、G、Bの各色の画像データと赤外線の画像デ
ータを別々にスキャンして読み込むための画像読み込み
位置のずれを防止し、高画質の画像データを得ることが
できる画像読取装置を提案することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、透過原稿を所定速度で搬送しながら、透過
原稿を透過した可視光から透過原稿に形成されている可
視画像を読み取ると共に前記透過原稿を透過した非可視
光を読み取って可視画像を補正する画像読取装置であっ
て、可視光を透過原稿へ向けて発する第1の光源と、非
可視光を透過原稿へ向けて発する第2の光源と、前記透
過原稿を搬送する搬送手段と、前記透過原稿を透過した
前記可視光を受光して電気信号に変換する第1の光電変
換手段と、前記透過原稿を透過した前記非可視光を受光
して電気信号に変換する第2の光電変換手段と、前記搬
送手段によって前記透過原稿を所定の搬送速度で搬送し
ながら、前記第1の光電変換手段と前記第2の光電変換
手段によって透過原稿を透過した前記可視光と非可視光
とを交互に受光すると共に、第2の光電変換手段による
非可視光の受光に同期して前記第2の光源を点灯させる
読取制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、透過原稿を所定の搬送
速度で搬送しながら透過原稿を透過した光を第1及び第
2の光電変換手段によって交互に受光して透過原稿に記
録されている画像を読み込む。また、第2の光電変換手
段によって非可視光を受光するときには、第2の光源を
点灯させる。
【0015】これにより、略同一のライン上を第1の光
電変換手段と第2の光電変換手段によって読み込むこと
ができ、第1の光電変換手段と第2の光電変換手段によ
って読み込む画像の位置がずれるのを防止することがで
きる。
【0016】請求項2に係る発明は、前記読取制御手段
が、前記第1の光電変換手段及び第2の光電変換手段の
受光時間に基づいて前記搬送手段による前記透過原稿の
搬送速度を制御することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、第1の光電変換手段と
第2の光電変換手段の1ラインずつの受光時間に基づい
て原稿フィルムの搬送速度を設定する。例えば、第2の
光源の光量が低く、第2の光電変換手段が所定の受光量
に達するまで時間がかかるときには、搬送速度を下げ
る。
【0018】これにより、第2の光源の光量が低くても
画像読み込み時の解像度を下げることなく、適切な非可
視光の画像データを得ることができ、この非可視光の画
像データに基づいて適切な画像データを得ることができ
る。
【0019】また、透過原稿に記録されている画像の濃
度が濃く、可視光の透過量が低いときには、可視光の受
光時間を長くする。このとき、非可視光の受光時間が短
くて済めば、搬送速度を不必要に下げる必要がない。
【0020】このような本発明に適用される第2の光源
としては、LED等の瞬間的に所定の発光量が得られる
光源を用いることができるが、例えば、所定の光量に達
するまでに時間がかかる光源を用いることもできる。こ
の場合、例えば光軸上に、液晶シャッタなどのように瞬
間的に光路の開閉が可能な開閉手段を配置し、この開閉
手段を第2の光電変換手段の作動に同期させて操作すれ
ば良く、これにより、第2の光電変換手段側から見たと
きに、実質的に第2の光源が同期して非可視光を発光す
るように見せることができる。
【0021】また、第1の光源としてLED等を用いた
ときには、この第1の光源を第1の光電変換手段による
可視光の受光に同期させて、第1の光源の点灯を制御す
るようにしても良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1及び図2には、本実施
の形態に係るデジタルラボシステム10の概略構成を示
している。
【0023】このデジタルラボシステム10は、CCD
スキャナ14、画像処理部16、レーザープリンタ部1
8及びプロセッサ部20と共に、画像読取装置としてC
CDスキャナ14が設けられて構成されている。なお、
図2に示されるように、CCDスキャナ14と画像処理
部16は、入力装置26として一体化されており、レー
ザープリンタ部18とプロセッサ部20は、出力装置2
8として一体化されている。
【0024】CCDスキャナ14は、ネガフィルムやリ
バーサルフィルム等の透過原稿である写真フィルムに記
録されているコマ画像を読み取るためのものであり、例
えば135サイズの写真フィルム、110サイズの写真
フィルム、透明な磁気層が形成された写真フィルム(2
40サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、1
20サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真
フィルムなどのコマ画像を読み取り対象とすることがで
きる。
【0025】CCDスキャナ14は、上記の読み取り対
象の写真フィルムのコマ画像をラインCCD30で読み
取り、A/D変換器32によってA/D変換した後、読
み取った1画像分(1フレーム分)の画像データ(スキ
ャン画像データ)として画像処理部16へ出力する。
【0026】画像処理部16には、CCDスキャナ14
から出力されたスキャン画像データが入力される。ま
た、図1に示されるように、画像処理部16には、デジ
タルカメラ34等での撮影によって得られた画像データ
が入力可能であり、透過原稿に限らず反射原稿等をスキ
ャナ36(フラットベット型)で読み取ることで得られ
た画像データ、コンピュータ等で生成された後、記録媒
体に記録されることによりフロッピディスクドライブ3
8、MOドライブ又はCDドライブ40等を介して入力
される画像データ、及びモデム42を介して通信によっ
て入力される画像データ(画像ファイルデータ)等の読
み込みも可能となっている。なお、以下では、デジタル
ラボシステム10で135サイズの写真フィルム22
(図1参照)を例に説明する。
【0027】画像処理部16は、入力された画像データ
を画像メモリ44に記憶し、色階調処理部46、ハイパ
ー処理部48、ハイパーシャープネス処理部50等で各
種の補正等の画像処理を行って、記録用画像データとし
てレーザープリンタ部18へ出力する。また、画像処理
部16では、画像処理を行った画像データを画像ファイ
ルデータとして記憶媒体(例えばFD、MO、CDな
ど)に記録して外部へ出力したり、通信回線を介して外
部へ出力することも可能となっている。
【0028】なお、入力装置26は、キーボード16K
及びモニタ16Mを備えており、モニタ16Mの表示を
見ながら、キーボード16Kのキー操作によって画像の
取り込み、種々の画像処理が可能となっている。
【0029】レーザープリンタ部18は、画像処理部1
6から入力される記録用画像データを、一旦、画像メモ
リ56に記憶する。また、レーザープリンタ部18は、
R、G、Bのレーザー光源52と共に、例えばポリゴン
ミラー58、fθレンズ60などを用いた光学系を備え
ており、レーザードライバ54を制御し、画像メモリ5
6に記憶している記録用画像データに応じて変調したレ
ーザー光を印画紙62に照射して印画紙62を走査露光
する。これにより、画像メモリ56に記憶された記録用
画像データに応じた画像を印画紙62に記録する。
【0030】プロセッサ部20は、レーザープリンタ部
18で走査露光により画像が記録された印画紙62に対
し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥などの各処理(現
像処理)を施す。これにより、印画紙62に画像が形成
される。
【0031】一方、図1に示されるように、CCDスキ
ャナ14は、フィルムキャリア78を備えており、この
フィルムキャリア78に画像読み込みを行う写真フィル
ム22が装着される。写真フィルム22は、このフィル
ムキャリア78に装着されて所定速度で搬送される。
【0032】ラインCCD30には、R、G、Bの各色
を検出する受光素子が、写真フィルム22の搬送方向と
直交する方向に沿ってそれぞれが直線状に緊密に配置さ
れたCCDアレイ70R、70G、70B(図5参照)
が設けられている。これに加え、ラインCCD30に
は、赤外線の検出用の受光素子を直線状に配置したCC
Dアレイ70IRが設けられている。
【0033】これにより、CCDスキャナ14では、ラ
インCCD30によって、R、G、Bの各色成分の光と
共に赤外線の受光が可能となっている。なお、CCDア
レイ70R、70G、70Bを形成する受光素子には、
有機色素材が塗布されて該当する可視光を透過するフィ
ルタが設けられており、このフィルタを透過した光を蓄
積して電気信号に変換するようになっている。また、C
CDアレイ70IRには、赤外線を透過するフィルタが
設けられており、CCDアレイ70IRは、このフィル
タを透過した赤外線を蓄積して電気信号に変換する。
【0034】CCDスキャナ14は、CCDアレイ70
R、70G、70Bを用い、所定の搬送速度で搬送され
る写真フィルム22の搬送方向と直交する方向に沿って
1ラインずつの画像読み込み(スキャン)が可能である
と共に、CCDアレイ70IRによって写真フィルム2
2を透過した赤外線に基づいた写真フィルム22の赤外
線画像の読み込みが可能となっている。
【0035】図1及び図3に示されるように、CCDス
キャナ14には、メタルハライドランプや、ハロゲンラ
ンプを用いた光源64を備えており、この光源64が焦
点位置に位置するようにリフレクタ66が配設されてい
る。この光源64は、R、G、Bの各色成分を含む可視
光と共に赤外線も発する。このために、CCDスキャナ
14には、フィルムキャリア78と光源64の間に、赤
外線を遮断するIRカットフィルタ68が配置されてい
る。
【0036】これにより、光源64から発せられる赤外
線が遮断され、光源64からは、R、G、Bの各色の光
を含む可視光のみが写真フィルム22に照射される。
【0037】また、写真フィルム22の搬送路を挟んで
光源64と反対側には、ラインCCD30とフィルムキ
ャリア78の間にレンズユニット72が配置されてい
る。写真フィルム22を透過した光は、レンズユニット
72によってラインCCD30に結像され、写真フィル
ム22に記録されているR、G、Bの各色の分解画像が
読み込まれる。なお、ラインCCD30は、従来公知の
一般的構成を用いることができ、本実施の形態では詳細
な説明を省略する。
【0038】ところで、フィルムキャリア78とIRカ
ットフィルタ68の間の光源64からの光軸上には、ダ
イクロイックミラー74が配置されている。図4に示さ
れるように、このダイクロイックミラー70は、可視光
であるR、G、Bの各色成分(Rch、Gch、Bch)の光
の反射率が低いが、非可視光として用いる赤外線(IR
ch)の反射率が高くなっている。すなわち、ダイクロイ
ックミラー74は、R、G、Bに対しては透過率が高く
赤外線に対しては透過率が低い。
【0039】このために、光源64から発せられた可視
光は、ダイクロイックミラー74を透過して写真フィル
ム22に照射される。なお、図4では、Rch、Gch及び
Bchの領域を二点鎖線で示しており、ダイクロイックミ
ラー74では、この領域の反射率が低くなっている。
【0040】一方、図1及び図3に示されるように、C
CDスキャナ14には、このダイクロイックミラー74
に対向し、第2の光源としてIR−LED76が配置さ
れている。このIR−LED76は、赤外線を発する複
数の発光素子を備えており、IR−LED76が駆動さ
れることにより、所定の光量の赤外線がダイクロイック
ミラー74に照射される。
【0041】ダイクロイックミラー74に照射された赤
外線は、ダイクロイックミラー74が赤外線の反射率が
高いために、このダイクロイックミラー74によって写
真フィルム22へ向けて反射される。これにより、ライ
ンCCD30に設けているCCDアレイ70IRによっ
て写真フィルム22を透過した赤外線の画像が読取可能
となっている。なお、ダイクロイックミラー74は、例
えば、レンズユニット72の光軸に対して約45°に傾
けられており、赤外線の光軸が光源64から発せられる
可視光の光軸と一致するように反射するようにしてい
る。
【0042】CCDスキャナ14には、画像読取補正部
80が設けられている。図5に示されるように、この画
像読取補正部80では、ラインCCD30のCCDアレ
イ70R、70G、70B、70IRから出力される
R、G、Bの各色及び赤外線の電気信号がアンプ82を
介してA/D変換器32に入力される。A/D変換器3
2の出力は、フレームメモリ84に入力され、このフレ
ームメモリ84に1コマ分のR、G、B及びIRの画像
データが記憶される。
【0043】一方、画像読取補正部80には、補正処理
回路88が設けられており、この補正処理回路88にフ
レームメモリ84が接続されている。また、補正処理回
路88には、メモリ90A、90Bが接続されている。
メモリ90Aには、光源64のシェーディング補正値が
予め測定されて記憶されており、メモリ90Bには、I
R−LED76のシェーディング補正値が予め測定され
て記憶されている。
【0044】なお、メモリ90A、90Bに記憶される
シェーディング補正値の設定、シェーディング補正値に
基づいた画像データのシェーディング補正及び赤外線の
画像でデータに基づいたR、G、Bの各色の画像データ
の補正は、従来公知の方法を用いることができ、本実施
の形態では詳細な説明を省略する。
【0045】補正処理回路88では、フレームメモリ8
4に記憶されたR、G、Bの各色の画像データをメモリ
90Aに記録されているシェーディング補正値に基づい
て補正すると共に、赤外線の画像データをメモリ90B
に記憶しているシェーディング補正値に基づいて補正す
る。
【0046】また、補正処理回路88では、シェーディ
ング補正したR、G、Bの各色の画像データを、シェー
デング補正した赤外線の画像データに基づいて補正す
る。これにより、写真フィルム22の画像コマ部分に生
じている傷や、画像コマ部分に付着している塵や埃等を
除いた画像データを生成する。この補正処理回路88の
出力が画像処理部16の画像メモリ44に写真フィルム
22の1コマ分の画像データとして入力される。一方、
CCDスキャナ14には、内部の各機器等の作動を制御
する制御回路92が設けられており、この制御回路92
には、同期信号発生回路94が接続されている。制御回
路92は、同期信号発生回路94によって生成した同期
信号に基づいてCCDスキャナ14の作動を制御する。
制御回路92は、ラインCCD30のCCDアレイ70
R、70G、70B、70IRを含む画像読取補正部8
0に設けているA/D変換器、補正処理回路88などの
作動を同期信号発生回路94から出力される同期信号に
基づいて制御している。これによりラインCCD30の
CCDアレイ70R、70G、70B、70IRのそれ
ぞれは、制御回路92から同期信号に基づいて出力され
る制御信号に応じて受光を開始し、また、受光した光量
に応じた電気信号を出力する。すなわち、CCDアレイ
70R、70G、70B、70IRには、所謂CCDシ
ャッタが形成されており、制御信号に基づいてCCDシ
ャッタを開放して写真フィルム22を透過した光の受光
を開始し、また、制御信号に基づいてCCDシャッタを
閉じると共に、受光した光量に応じた電気信号を出力す
る。制御回路92には、IR−LED76を駆動する駆
動回路96と、写真フィルム22の搬送用のモータ(搬
送モータ100)を駆動する駆動回路98及び光源64
を点灯する点灯回路102が接続されている。
【0047】制御回路92は、点灯回路102を作動さ
せて光源64を点灯させると共に、駆動回路98によっ
て搬送モータ100を駆動して、所定の搬送速度で写真
フィルム22を搬送しながら、ラインCCD30のCC
Dアレイ70R、70G、70Bを制御して、R、G、
Bの各色の画像データの読み込みを行う。また、制御回
路92は、ラインCCD30のCCDアレイ70IRを
制御して赤外線の画像データを読み込むときに、このC
CDアレイ70IRの作動に同期させて駆動回路96を
動作させ、IR−LED76の点灯(オン/オフ)を制
御する。
【0048】このとき、図6に示されるように、制御回
路92は、CCDアレイ70R、70G、70BとCC
Dアレイ70IRを交互に動作させ、R、G、Bの各色
の光と赤外線を交互に受光する。また、制御回路92
は、CCDアレイ70IRによって赤外線を受光すると
きに、IR−LED76を点灯させ、CCDアレイ70
R、70G、70Bによって可視光を受光するときに、
IR−LED76を消灯させるようにしている。
【0049】これにより、CCDスキャナ14では、C
CDアレイ70R、70G、70Bで、R、G、Bの各
色の光を受光するときに、赤外線が受光されないように
している。
【0050】一方、制御回路92は、一回のスキャンで
R、G、Bの各色の画像データのみを所定の解像度で読
み込むときの写真フィルム22の搬送速度を速度v0
した時に、R、G、Bの画像データの読み込みに加えて
赤外線の画像データを交互に読み込むときに、写真フィ
ルム22の搬送速度を速度v1に(v0>v1)に下げる
ようにしている。
【0051】例えば、図6に示されるように、可視光
(R、G、Bの光)の1ライン分の受光時間t1と、赤
外線の1ライン分の受光時間t2が同じとき(t1
2)には、速度v1を速度v0の1/2(v1=v0
2)としている。これにより、CCDスキャナ14で
は、速度v0で搬送したときと同様の解像度が得られる
ようにしている。
【0052】以下に本実施の形態の作用として、CCD
スキャナ14による画像データの読み込みを説明する。
【0053】デジタルラボシステム10では、CCDス
キャナ14で写真フィルム22に記録されている画像を
読み込むときには、先ず、写真フィルム22をフィルム
キャリア78に挿入して装填する。この後に、画像処理
部16のキーボード16Kのキー操作などによって画像
読み込みの開始を指示する。これにより、CCDスキャ
ナ14では、光源64を点灯させると共に写真フィルム
22を一定速度で搬送し、各コマ画像のプレスキャンを
実行する。このプレスキャンでは、各コマ毎に、写真フ
ィルム22を透過した光をラインCCD30によって読
み込む。これにより、コマ毎のR、G、Bのプレスキャ
ン画像データが読み込まれる。
【0054】CCDスキャナ14では、プレスキャンに
よって読み込んだ画像データ(プレスキャン画像デー
タ)に基づいて、ファンスキャンを行う時の読取条件を
コマ毎に設定する。また、プレスキャンによって読み込
まれた画像データは、例えば、モニタ16Mに表示され
る。
【0055】フィルムキャリア78に装填された写真フ
ィルム22の全コマに対してプレスキャンが終了する
と、次にファインスキャンを開始する。このファインス
キャン時には、例えば、プレスキャンと逆方向へ写真フ
ィルム22を搬送し、写真フィルム22の各コマを透過
した光をラインCCD30によって読み込む。
【0056】ところで、CCDスキャナ14では、写真
フィルム22を所定の速度v1で搬送しながら、赤外線
と可視光を交互に読み込む。すなわち、図6に示される
ように、CCDスキャナ14では、写真フィルム22の
コマが所定の位置に達すると、先ず、IR−LED78
を点灯させて、写真フィルム22に赤外線を照射すると
共に、写真フィルム22を透過した赤外線をラインCC
D30のCCDアレイ70IRによって受光する。
【0057】CCDアレイ70IRで所定の時間t2
間、赤外線を受光すると、IR−LED76を消灯し、
CCDアレイ70IRの各受光素子で受光した光量に応
じた電気信号を出力すると共に、ラインCCD30のC
CDアレイ70R、70G、70Bによって、写真フィ
ルム22を透過した可視光を時間t1の間受光する。こ
のとき、IR−LED76が消灯し、また、光源64か
ら発せられた光は、IRカットフィルタ74を透過して
写真フィルム22に照射されるので、CCDアレイ70
R、70G、70Bのそれぞれの受光素子は、写真フィ
ルム22を透過した該当する色の光を該当する色の光を
受光する。
【0058】このようにして、CCDアレイ70R、7
0G、70Bのそれぞれで、所定の時間t1の間、写真
フィルム22を透過した光を受光すると、それぞれの受
光素子から受光量に応じた電気信号を出力させると共
に、IR−LED76を点灯させ、CCDアレイ70I
Rによって、次の1ライン分の赤外線の受光を開始す
る。
【0059】CCDスキャナ14では、このようにして
赤外線の画像データとR、G、Bの画像データを交互に
読み込みながら、ラインCCD30からの出力をA/D
変換器32によってA/D変換した後に、フレームメモ
リ84に記憶する。これにより、写真フィルム22の1
コマ分のファインスキャンが終了すると、フレームメモ
リ84には、この1コマ分の画像データが格納される。
【0060】CCDスキャナ14に設けられている画像
読取補正部80では、1コマ分の画像データのファイン
スキャンが終了すると、補正処理回路88での処理を開
始する。
【0061】補正処理回路88は、先ず、フレームメモ
リ84に格納された画像データと共に、メモリ90A、
90Bに記憶されているシェーディング補正値を読み込
み、R、G、B及び赤外線の画像データのシェーディン
グ補正を行う。これにより、光源の光量ムラが生じてい
ない画像データが得られる。
【0062】次に補正処理回路88では、R、G、Bの
各色の画像データを赤外線の画像データに基づいて補正
する。
【0063】すなわち、写真フィルム22に傷が生じて
いたり塵や埃が付着していない状態では、写真フィルム
22を透過する赤外線は一定となる。このために、フレ
ームメモリ84に記憶される赤外線の画像データは、各
画素が一定のデータとなる。これに対して、写真フィル
ム22に傷が生じていたり塵や埃等が付着していると、
赤外線の透過量が変化し、対応する画素のデータが変化
する。
【0064】補正処理回路88では、赤外線の画像デー
タの変化している画素に対応した位置のR、G、Bの各
色の画素を、周囲の画素によって補間する。これによ
り、読み込んだ画像データが写真フィルム22の傷や写
真フィルム22に付着している塵や埃等によって変化し
てしまうのを防止することができる。
【0065】読取データ補正部80で補正されたR、
G、Bの各色の画像データは、CCDスキャナ14から
画像処理部16に出力され、画像処理部16の画像メモ
リ44に格納される。
【0066】このように、CCDスキャナ14では、
R、G、Bの各色の画像データを読み込むときに、IR
−LED76を消灯すると共に、光源64から発せられ
る赤外線をIRカットフィルタ68によって遮断し、C
CDアレイ70R、70G、70Bに赤外線を含まない
光が照射されるようにしている。これにより、CCDア
レイ70R、70G、70Bの各受光素子には、写真フ
ィルム22に記録された画像に応じた適切な光が受光さ
れる。
【0067】したがって、CCDスキャナ14では、写
真フィルム22に記録された画像に応じた適切な画像デ
ータを読み込むことができる。
【0068】一方、CCDスキャナ14では、赤外線の
画像データとR、G、Bの各色の画像データを1ライン
ずつ交互に読み込むので、略同じライン上の画像データ
を読み込むことができる。これにより、赤外線の画像デ
ータとR、G、Bの各色の画像データの間での読み込み
位置がずれてしまうのを確実に防止することができる。
【0069】したがって、CCDスキャナ14では、赤
外線の画像データに基づいてR、G、Bの各色の画像デ
ータを正確に補正することができ、写真フィルム22に
生じている傷や、写真フィルム22に付着している塵や
埃がR、G、Bの各色の画像データ上に現われることが
なく、高品質の画像読み込みが可能となる。なお、本実
施の形態では、赤外線を受光した後に可視光を受光する
ようにしたが、可視光を受光した後に、赤外線を受光す
るようにしても良い。
【0070】一方、CCDスキャナ14では、可視光の
受光時間t1と赤外線の受光時間t2を同じにしたが、C
CDアレイ70R、70G、70Bによる可視光の受光
時間やCCDアレイ70IRによる赤外線の受光時間を
換えたときには、可視光の受光時間と赤外線の受光時間
に基づいて搬送速度v1を設定すれば良い。
【0071】例えば、図7に示されるように、光源64
の光量が低かったり、写真フィルム22のコマ画像の濃
度が高いために、CCDアレイ70R、70G、70B
で受光する光量が低いときには、受光時間を長くするこ
とにより適切な画像データが得られる。このとき、赤外
線の受光時間t2に対して可視光の受光時間t3を長くす
る(t2<t3)。この場合、1ライン分の受光時間t3
で可視光のみを受光しながらスキャンして所定の解像度
を得るための搬送速度を速度vとした時に、可視光及び
赤外線をそれぞれ受光時間t3、t2で交互に受光すると
きの搬送速度v 2を、v2=v*t3/(t2+t3)、と
すれば良い。
【0072】これにより、非可視光の受光時間を必要以
上に長くして、CCDアレイ70IRの受光量が多くな
りすぎたり、受光素子が飽和してしまうのを防止するこ
とができると共に、コマ画像の読取時間が長くなるのを
抑えることができる。
【0073】また、例えば赤外線を発するIR−LED
76の光量が低い時には、赤外線の受光時間を長くすれ
ば、解像度を下げることなく所定のレベルの適切な赤外
線画像データを得ることができる。
【0074】なお、本実施の形態では、第2の光源とし
てIR−LED76とダイクロイックミラー74を設け
たが、ダイクロイックミラー74に換えてダイクロイッ
クプリズム等の他の偏向手段を設けても良く、また、第
2の光源としては、瞬間的にオン/オフの切替えが可能
であれば任意の構成を用いることができる。
【0075】また、以上説明した本実施の形態では、第
1及び第2の光電変換手段としてラインCCDを用いた
が、エリアCCDなどの他の構成を用いることができ
る。エリアCCDを用いるときには、写真フィルム22
をコマ送り搬送して、画像コマをエリアCCDに対向す
る位置に停止させて、画像読込みを行うようにすれば良
い。
【0076】さらに、本実施の形態では、第2の光源と
してIR−LED76を用いたが、第2の光源の構成
は、これに限定するものではなく、点灯を開始してから
発光量が安定するまでに時間がかかるハロゲンランプ等
を用いることができる。
【0077】図8には、第2の光源の一例としてハロゲ
ンランプ(「光源110」とする)を用いたCCDスキ
ャナ112を示している。このCCDスキャナ112で
は、光源110から発せられてリフレクタ114によっ
て集光した光をダイクロイックミラー74に照射し、写
真フィルム22へ向けて反射するようにしている。この
光源110は、光源64と同様にR、G、Bの各色の成
分を含む可視光と共に、非可視光である赤外線を発す
る。
【0078】このCCDスキャナ112には、光源11
0とダイクロイックミラー74の間に、液晶シャッタ1
16を配置している。液晶シャッタ116は、画像読取
補正部80から出力される駆動信号が、駆動回路118
に入力されることにより、光源110から発せられる光
の光路を開閉するようになっている。
【0079】CCDスキャナ112では、光源64と共
に光源110を点灯させて写真フィルム22の画像読み
込みを行う。このとき、図9に示されるように、CCD
スキャナ112では、CCDアレイ70R、70G、7
0Bによって写真フィルム22を透過した光を受光する
ときには、液晶シャッタ116を閉じ、CCDアレイ7
0IRによって写真フィルム22を透過した光を受光す
るときに、液晶シャッタ116を開放する。
【0080】このように構成することにより、CCDア
レイ70R、70G、70Bによって、R、G、Bの各
色の光を受光するときに、赤外線を受光してしまうのを
防止できる。
【0081】また、本実施の形態では、第1の光源とし
てハロゲンランプ等を用いた光源64を適用したが、第
1の光源は、R、G、Bの各色成分を含む可視光を発す
るものであれば、任意の光源を適用することができる。
【0082】図10には、第1の光源としてLEDを用
いたスキャナ120の概略を示している。このCCDス
キャナ120は、第1及び第2の光源としてLED12
2を用いている。このLED122は、非可視光である
赤外線を発する発光素子によって形成されたLEDアレ
イ124IRと、R、G、Bのそれぞれの色の光を発す
る発光素子によって形成されたLEDアレイ124R、
124G、124Bを一体にしている。
【0083】LED122は、画像読取補正部80から
出力されて駆動回路126に入力される制御信号に基づ
いてLEDアレイ124R、124G、124B及びL
EDアレイ124IRの点灯が制御される。
【0084】CCDスキャナ120では、LED122
の点灯を制御しながら、写真フィルム22の画像読み込
みを行う。このとき、図11に示されるように、CCD
スキャナ112では、CCDアレイ70R、70G、7
0Bによって写真フィルム22を透過した光を受光する
ときには、LEDアレイ124R、12G、124Bを
点灯すると共にLEDアレイ124IRを消灯し、CC
Dアレイ70IRによって写真フィルム22を透過した
光を受光するときに、LEDアレイ124IRを点灯す
る。
【0085】このように構成しても、CCDアレイ70
R、70G、70Bによって、R、G、Bの各色の光を
受光するときに、赤外線を受光してしまうのを防止でき
る。また、可視光を発する第1の光源であるLEDアレ
イ124R、124G、124Bと非可視光を発する第
2の光源であるLEDアレイ124IRの光軸を一致さ
せているので、ダイクロイックミラー74などの偏向手
段を用いる必要がなくなり、光源の構成を簡略化するこ
とができる。
【0086】なお、本実施の形態では、デジタルラボシ
ステム10に設けるCCDスキャナ14に本発明を適用
して説明したが、CCDスキャナ14は、単体で用いら
れるものであっても良く、また、本発明は、写真フィル
ムに限らず種々の透過原稿に記録された画像を読み込む
種々の構成の画像読取装置に適用することができる。
【0087】また、本実施の形態では、非可視光として
赤外線を用いたが、赤外線に限らず紫外線を用いても良
い。この場合、紫外線を発する光源と可視光を発する光
源と併設して、透過原稿を透過した紫外線の画像データ
を検出するようにすれば良い。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
2の光電変換手段によって非可視光を受光するときにの
み、第2の光源を点灯させ、第1及び第2の光電変換手
段によって交互に可視光と非可視光を受光して画像読み
込みを行うことにより、可視光の画像読み込み位置と非
可視光の画像読み込み位置にずれが生じるのを防止でき
ると共に、透過原稿に記録された画像に応じた画像デー
タを得ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したデジタルラボシステム
と、デジタルラボシステムに設けたCCDスキャナを示
す概略構成図である。
【図2】本実施の形態に適用したデジタルラボシステム
の外観を示す概略図である。
【図3】本実施の形態に適用したCCDスキャナの要部
を示す概略構成図である。
【図4】ダイクロイックミラーの波長に対する反射率の
概略を示す線図である。
【図5】CCDスキャナの概略構成を示す機能ブロック
図である。
【図6】可視光と非可視光の読み込みタイミングの一例
を示す線図である。
【図7】可視光と非可視光の読み込みタイミングの他の
一例を示す線図である。
【図8】第2の光源の他の一例を示すCCDスキャナの
要部の概略構成図である。
【図9】図8に示すCCDスキャナでの可視光と非可視
光の読み込みタイミングの一例を示す線図である。
【図10】第1の光源の他の一例を示すCCDスキャナ
の要部の概略構成図である。
【図11】図10に示すCCDスキャナでの可視光と非
可視光の読み込みタイミングの一例を示す線図である。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 14 CCDスキャナ(画像読取装置) 22 写真フィルム(透過原稿) 30 ラインCCD(第1の光電変換手段) 64 光源(第1の光源) 68 IRカットフィルタ(第1の光源) 70R、70G、70B CCDアレイ(第1の光電
変換手段) 70IR CCDアレイ(第2の光電変換手段) 74 ダイクロイックミラー(第2の光源) 76 IR−LED(第2の光源) 80 画像読取補正部 88 補正処理回路 92 制御回路(読取制御手段) 100 搬送モータ(搬送手段) 110 光源(第2の光源) 112、120 CCDスキャナ(画像読取装置) 116 液晶シャッタ(第2の光源) 122 LED(第1及び第2の光源) 124R、124G、124B LEDアレイ(第1
の光源) 124IR LEDアレイ(第2の光源)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過原稿を所定速度で搬送しながら、透
    過原稿を透過した可視光から透過原稿に形成されている
    可視画像を読み取ると共に前記透過原稿を透過した非可
    視光を読み取って可視画像を補正する画像読取装置であ
    って、 可視光を透過原稿へ向けて発する第1の光源と、 非可視光を透過原稿へ向けて発する第2の光源と、 前記透過原稿を搬送する搬送手段と、 前記透過原稿を透過した前記可視光を受光して電気信号
    に変換する第1の光電変換手段と、 前記透過原稿を透過した前記非可視光を受光して電気信
    号に変換する第2の光電変換手段と、 前記搬送手段によって前記透過原稿を所定の搬送速度で
    搬送しながら、前記第1の光電変換手段と前記第2の光
    電変換手段によって透過原稿を透過した前記可視光と非
    可視光とを交互に受光すると共に、第2の光電変換手段
    による非可視光の受光に同期して前記第2の光源を点灯
    させる読取制御手段と、 を含むことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記読取制御手段が、前記第1の光電変
    換手段及び第2の光電変換手段の受光時間に基づいて前
    記搬送手段による前記透過原稿の搬送速度を制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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