JP4594902B2 - 液体吐出装置、及び液体吐出方法 - Google Patents

液体吐出装置、及び液体吐出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4594902B2
JP4594902B2 JP2006151488A JP2006151488A JP4594902B2 JP 4594902 B2 JP4594902 B2 JP 4594902B2 JP 2006151488 A JP2006151488 A JP 2006151488A JP 2006151488 A JP2006151488 A JP 2006151488A JP 4594902 B2 JP4594902 B2 JP 4594902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dots
nozzles
head
nozzle
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006151488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007320110A (ja
Inventor
崇 小阿瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006151488A priority Critical patent/JP4594902B2/ja
Priority to US11/802,832 priority patent/US7571982B2/en
Publication of JP2007320110A publication Critical patent/JP2007320110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4594902B2 publication Critical patent/JP4594902B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/001Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • B41J11/425Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering for a variable printing material feed amount

Description

本発明は、液体吐出装置、液体吐出システム、及び液体吐出方法に関する。
液体吐出装置としてのインクジェットプリンタには、液体滴を吐出させるためのヘッドを複数有するものがある。このような液体吐出装置の中にはヘッドと媒体の相対移動方向の直行方向に複数のヘッドを移動させることができる液体吐出装置がある。そして、このように複数のヘッドを移動させることによって高解像度と低解像度の2種類のドットを形成することができるようにしているものがある。
特開平6−219009号公報 特開2003−118149号公報
液体吐出装置としてのインクジェットプリンタでは、使用状況によっては高解像度で印刷を行いたいときと、高速で印刷を行いたいときがある。このときインク滴の吐出タイミング等を変化させることにより、ヘッドを媒体との相対移動方向の直行方向へと移動させることなく、これらの2つの種類の印刷を使い分けることができれば便利である。つまり、一台の液体吐出装置で、媒体に対して高解像度でドットを形成したり、高速でドットを形成できることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、媒体に対して高速でのドット形成、及び、高解像度でのドット形成を行う液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが所定のピッチで並ぶ第1ノズル列と、
前記媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが前記所定のピッチで並ぶ第2ノズル列であって、前記第1ノズル列の位置に対して前記ノズルの並ぶ方向にずれている第2ノズル列と、
前記媒体と前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列との位置を前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向に相対的に移動させる相対移動機構と、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列の各ノズルに取り付けられた液体吐出部と、
第1モードと第2モードのいずれかのモードでドットを形成するように、前記液体吐出部と前記相対移動機構とを制御する制御部であって、1画素に相当する区間に複数の前記液体滴を吐出することにより前記ドットを形成する制御部を備え、
前記第1モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、前記第1ノズル列のノズルにより形成された第1ドットと前記第2ノズル列のノズルにより形成された第2ドットとが前記ノズルの並ぶ方向に交互に形成されるとともに、前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向について前記第1ドットのドット列と前記第2ドットのドット列が形成され、
前記第2モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、前記第1ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶように第1ドット列が形成されるとともに、前記第2ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶ第2ドット列が前記第1ドット列から前記垂直方向にずれるように形成され、前記垂直方向における第1ドット間の距離が前記第1モードの第1ドット間の距離よりも大きく、
前記相対移動機構は、前記第1ノズル列と第2ノズル列を前記ノズルの並ぶ方向と交差する方向に移動させるノズル列移動機構であり、さらに、前記相対移動機構は、前記第2モードのときにおける前記媒体と前記第1ノズル列との相対移動速度を、前記第1モードのときにおける相対移動速度よりも速くし、
前記第1モードは前記第2モードよりも高解像度でドットを形成するモードである、液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが所定のピッチで並ぶ第1ノズル列と、
前記媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが前記所定のピッチで並ぶ第2ノズル列であって、前記第1ノズル列の位置に対して前記ノズルの並ぶ方向にずれている第2ノズル列と、
前記媒体と前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列との位置を前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向に相対的に移動させる相対移動機構と、
前記第1ノズル列と前記第2ノズル列の各ノズルに取り付けられた液体吐出部と、
第1モードと第2モードのいずれかのモードでドットを形成するように、前記液体吐出部と前記相対移動機構とを制御する制御部と、を備え、
前記第1モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、前記第1ノズル列のノズルにより形成された第1ドットと前記第2ノズル列のノズルにより形成された第2ドットとが前記ノズルの並ぶ方向に交互に形成されるとともに、前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向について前記第1ドットのドット列と前記第2ドットのドット列が形成され、
前記第2モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、前記第1ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶように第1ドット列が形成されるとともに、前記第2ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶ第2ドット列が前記第1ドット列から前記垂直方向にずれるように形成され、前記垂直方向における第1ドット間の距離が前記第1モードの第1ドット間の距離よりも大きい、液体吐出装置。
このようにすることで、媒体に対して高解像度でのドット形成、及び、高速でのドット形成を行うことができる。
かかる液体吐出装置であって、前記相対移動機構は、前記第2モードのときにおける前記媒体と前記第1ノズル列との相対移動速度を、前記第1モードのときにおける相対速度よりも速くすることが望ましい。また、前記相対移動機構は、前記媒体を前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向に搬送させる媒体搬送機構であることが望ましい。また、前記相対移動機構は、前記第1ノズル列と第2ノズル列を前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向に移動させるノズル列移動機構であってもよい。また、前記ノズルの並ぶ方向において、前記第1ノズル列のノズル間の中央に前記第2ノズル列のノズルが位置する状態であることが望ましい。
これにより、媒体に対して高解像度でのドット形成、及び、高速でのドット形成を行うことができる。
第1モードにおいてドットの形成を行うか第2モードにおいてドットの形成を行うかの指示を受けるステップと、
前記第1モードでドットを形成するように指示を受けたとき、第1ノズル列のノズルにより形成された第1ドットと第2ノズル列のノズルにより形成された第2ドットとをノズルの並ぶ方向に交互に形成するとともに、前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向について前記第1ドットのドット列と前記第2ドットのドット列を形成するステップと、
前記第2モードでドットを形成するように指示を受けたとき、前記第1ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶように第1ドット列を形成するとともに、前記第2ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶ第2ドット列を前記第1ドット列から前記垂直方向にずれるように形成するステップと、
を含み、前記垂直方向における第1ドット間の距離が前記第1モードの第1ドット間の距離よりも大きい、液体吐出方法。
このようにすることで、媒体に対して高解像度でのドット形成、及び、高速でのドット形成を行うことができる。
===第1実施形態===
<全体構成について>
図1は、第1実施形態における印刷システムの全体構成のブロック図である。この印刷システム100は、プリンタ1、コンピュータ110、表示装置120、及び入力装置130を備えている。表示装置120は、プリンタ1に高解像度モードで印刷を行わせるか高速印刷モードで印刷を行わせるかをユーザに選択させるために、グラフィカルなユーザインタフェースを提供するために使用される。入力装置は、プリンタ1に高解像度モードで印刷を行わせるか高速印刷モードで印刷を行わせるかをユーザが指示するために使用される。第1実施形態において、プリンタ1は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷するインク吐出型のラインヘッドプリンタである。このプリンタ1の構成については、後に詳述する。
コンピュータ110は、CPU113、メモリ114、インタフェース112、及び記録再生装置140を備えている。CPU113は、プリンタドライバなどの様々なプログラムを実行し、例えば後述するプリンタ1に印刷させる画像について画像処理を行う。メモリ114は、プリンタドライバなどのプログラムやデータを記憶する。また、メモリ114は、ユーザがプリンタ1に高解像度モードで印刷を行わせるか高速印刷モードで印刷を行わせるかを示す情報を記憶する。インタフェース112は、USBやパラレルインタフェースなどのプリンタ1に接続するためのインタフェースである。記録再生装置140は、CD−ROMドライブやハードディスクドライブであって、プログラムやデータを記憶するための装置である。
コンピュータ110は、インタフェース112を介してプリンタ1と通信可能に接続されており、プリンタ1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンタ1に出力する。
コンピュータ110には、プリンタドライバがインストールされている。プリンタドライバは、表示装置120にユーザインタフェースを表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換させるためのプログラムである。プリンタドライバは、アプリケーションから画像データを受け取ると、この画像について印刷を行う解像度に変換する解像度変換処理の機能を有する。また、プリンタドライバは、解像度変換処理がされた画像データについてハーフトーン処理を行う機能も有する。尚、ハーフトーン処理は、画像データを画素ごとに、ドット無し、小ドット、中ドット、大ドットのいずれのサイズであるかを示すデータに変換する処理である。
プリンタドライバは、記録再生装置140としてのCD−ROMドライブからインストールすることもできるし、インターネットを介してインストールすることもできる。プリンタドライバは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
尚、「液体吐出装置」は、媒体に液体滴を吐出する装置を意味し、例えばプリンタ1が該当する。
<プリンタ1の全体構成について>
図2Aは、第1実施形態におけるプリンタ1の断面図である。また、図2Bは、第1実施形態におけるプリンタ1の用紙Sの搬送処理を説明するための斜視図である。以下に、図1も参照しつつ、第1実施形態のプリンタであるラインヘッドプリンタの基本的な構成について説明する。
第1実施形態のプリンタ1は、用紙搬送機構20、ヘッドユニット40、検出器群50、ASIC60、及び駆動信号生成回路70を有する。プリンタ1は、コンピュータ110から印刷データを受信する。そして、受信したデータに基づいてプリンタ1のASIC60がプリンタ1の各部(用紙搬送機構20、ヘッドユニット40、駆動信号生成回路70)を制御し、用紙Sに画像を印刷する。
プリンタ1内の状況は検出器群50によって監視されている。検出器群50は、検出結果をASIC60に出力する。そして、ASIC60は、この検出結果に基づいて、各部を制御する。
用紙搬送機構20は、媒体(例えば、用紙Sなど)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この用紙搬送機構20は、給紙ローラ21と、搬送モータ(不図示)と、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bと、ベルト24とを有する。給紙ローラ21は、用紙挿入口に挿入された用紙Sをプリンタ内に給紙するためのローラである。不図示の搬送モータが回転すると、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bが回転しベルト24が回転する。給紙ローラ21によって給紙された用紙Sは、ベルト24によって、印刷可能な領域(ヘッドと対向する領域)まで搬送される。ベルト24が用紙Sを搬送することによって、用紙Sがヘッドユニット40に対して搬送方向に移動する。印刷可能な領域を通過した用紙Sは、ベルト24によって外部へ排紙される。尚、搬送中の用紙Sは、ベルト24に静電吸着又はバキューム吸着されている。
ヘッドユニット40は、用紙Sにインク滴を吐出するためのものである。ヘッドユニット40は、搬送中の用紙Sに対してインク滴を吐出することによって、用紙Sにドットを形成し、画像を用紙Sに印刷する。第1実施形態におけるプリンタ1はラインヘッドプリンタであり、ヘッドユニット40は後述するように第1ヘッド410〜第6ヘッド460の6つのヘッドを有している。このヘッドユニット40の構成については、後に詳述する。
検出器群50には、ロータリー式エンコーダ(不図示)、紙検出センサ53などが含まれる。ロータリー式エンコーダは、上流側搬送ローラ23Aや下流側搬送ローラ23Bの回転量を検出する。ロータリー式エンコーダの検出結果に基づいて、ASIC60は、用紙Sの搬送量を検出することができる。
ASIC60は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニットである。ASIC60は、プリンタ1内のインタフェース部61に接続され、コンピュータ110と通信可能になっている。ASIC60は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理を行う機能を有する。また、プログラム及びデータを記憶するメモリを含んでいる。そして、メモリに格納されているプログラムに従って、各機構を制御する。
駆動信号生成回路70は、インク滴をノズルから吐出させるために、後述するヘッド内のピエゾ素子417に印加される駆動信号を生成する回路である。駆動信号生成回路70は、ASIC60から出力された波形データに基づいて、駆動信号をヘッドユニット40に出力する。駆動信号については後に説明する。
<ヘッドユニットの構成について>
図1に示すように、ヘッドユニット40には、第1ヘッド410〜第6ヘッド460の6つのヘッドが含まれている。そして、それぞれのヘッドには、後述するように360個のノズルと、このノズルからインク滴を吐出させるためのピエゾ素子417が含まれている。ピエゾ素子417は、一つ一つのノズルに独立したものが取り付けられている。また、ヘッド制御部HCの制御により各ノズルのピエゾ素子417に印加される駆動パルスが選択される。そして、駆動パルスがピエゾ素子417に印加されることにより、個々のノズルからインク滴が吐出される。
図3は、プリンタ1において、ヘッドユニット40における6つのヘッド(第1ヘッド410〜第6ヘッド460)の配置について説明するための図である。プリンタ1内において、用紙Sの搬送方向の垂直方向が第1ヘッド410〜第6ヘッド460のノズル列の方向になるように配置されている。第1ヘッド410〜第6ヘッド460の位置は固定されている。尚、第1実施形態において、第1ヘッド410を第1ノズル列としたとき、第4ヘッド440が第2ノズル列に相当する。また、第2ヘッド420を第1ノズル列としたとき、第5ヘッド450が第2ノズル列に相当する。また、第3ヘッド430を第1ノズル列としたとき、第6ヘッド460が第2ノズル列に相当する。
次に、第1ヘッド410〜第6ヘッド460の配置の概略について説明する。第1実施形態において、第4ヘッド440は、第1ヘッドと用紙Sの搬送方向について大部分が重なり、第4ヘッド440のノズルが第1ヘッド410のノズル間の中央にくるように配置される。また、第5ヘッド450は、第2ヘッド420と用紙Sの搬送方向について大部分が重なり、第5ヘッド450のノズルが第2ヘッド420のノズル間の中央にくるように配置される。また、第6ヘッド460は、第3ヘッド430と用紙Sの搬送方向について大部分が重なり、第6ヘッド460のノズルが第3ヘッドのノズル間の中央にくるように配置される。
このような構成にして、第1ヘッド410〜第6ヘッド460のノズルからインク滴を吐出することによって、用紙Sの全幅の領域(ほぼ3ヘッド分の領域)にドットを形成することができるようになっている。そして、用紙Sを搬送方向に移動させながら、第1ヘッド410〜第6ヘッド460からインク滴を吐出することで用紙Sのほぼすべての領域に画像を形成することができるようになっている。各ヘッドの列方向におけるサイズは約1インチ(約2.54cm)であるので、このとき約3インチ(約7.62cm)の紙幅方向の画像形成が可能となる。
図4は、第1実施形態におけるヘッドユニット40の6つのヘッドの詳細な配置を説明するための図である。図4では、ヘッドユニット40における第1ヘッド410〜第6ヘッド460をプリンタ1の上から見た図となっている。プリンタ1の上部から見た場合、これらヘッドのノズルは他の要素に阻まれて見ることができない。しかし、ここでは、第1ヘッド410のノズル〜第6ヘッド460のノズルとの位置関係が理解しやすいように、ノズルの位置が実線で描かれている。
各ヘッドには、ブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列C、マゼンタインクノズル列M、及びイエローインクノズル列Yが形成されている。各ノズル列は、インクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(第1実施形態では、360個)備えている。各ノズル列の複数のノズルは、紙幅方向に沿って、一定のノズルピッチで並んでいる。ここでは、ノズルピッチは、1/360インチである。各ヘッドのノズルには、図中の左から順に番号が付されている(#1〜#360)。尚、「ノズルピッチ」とは、ノズルの並ぶノズル列方向におけるノズル間距離である。また、図中において、ノズルピッチは「P」(ここでは、Pは1/360インチ)で示される。
第1状態において、ノズル列の方向について、第1ヘッド410のノズル間の中央に第4ヘッド440のノズルがくるように配置されている。より詳細には、ノズル列の方向について第1ヘッド410のノズル#1とノズル#2との間の中央に第4ヘッド440のノズル#1がくるように配置されている。同様に、ノズル列の方向について、第2ヘッド420のノズル間の中央に第5ヘッド450のノズルがくるように配置されている。より詳細には、ノズル列の方向について第2ヘッド420のノズル#1とノズル#2との間の中央に第5ヘッド450のノズル#1がくるように配置されている。また、ノズル列の方向について、第3ヘッド430のノズル間の中央に第6ヘッド460のノズルがくるように配置されている。より詳細には、ノズル列の方向について、第3ヘッド430のノズル#1とノズル#2の間に第6ヘッドのノズル#1がくるように配置されている。
第1ヘッド410の右端のノズル(#360)と第2ヘッドの左端のノズル(#1)とで構成されるノズルピッチは1/360インチである。第2ヘッド420の右端のノズル(#360)と第3ヘッド430の左端のノズル(#1)とで構成されるノズルピッチは1/360である。また第4ヘッド440の右端のノズル(#360)と第5ヘッドの左端のノズル(#1)とで構成されるノズルピッチは1/360インチである。また、第5ヘッド450の右端のノズル(#360)と第6ヘッド460の左端のノズル(#1)とで構成されるノズルピッチは360インチである。
第4ヘッド440の右端のノズル(#360)と第2ヘッド420の左端のノズル(#1)とで構成されるノズルピッチは1/720インチ(P/2)である。第5ヘッド450の右端のノズル(#360)と第3ヘッド430の左端のノズル(#1)とで構成されるノズルピッチは1/720インチ(P/2)である。
このように配置されることによって、第1ヘッド410と第2ヘッド420と第3ヘッド430とで構成される第1ノズル列のノズルピッチは1/360インチとなる。また、第4ヘッド440と第5ヘッド450と第6ヘッド460とで構成される第2ノズル列のノズルピッチは1/360インチとなる。そして、第2ノズル列のノズルは、ノズル列の方向について、第1ノズル列のノズルの間にくるように配置されるので、第1ノズル列のノズルと第2ノズル列のノズルとで構成されるノズルピッチは1/720インチ(P/2)となる。
<駆動信号とドットの形成について>
第1実施形態では、駆動信号に含まれる駆動パルスがピエゾ素子417に選択的に印加される。そして、ヘッド内のインク滴が吐出される。
このような駆動信号は次のようにして生成される。まず、駆動信号生成回路70がASIC60から駆動信号の波形データを受け取る。駆動信号生成回路70は、この波形データをD/A変換し、アナログの電圧信号に変換する。そして、この電圧信号について、所定の電圧になるように電圧増幅を行い、また、所定量のピエゾ素子417を十分駆動できるように電流増幅を行う。このようにして、駆動信号は生成される。
図5は、使用される駆動信号の一例である。駆動信号COMは、周期Tの繰り返し周期で駆動信号生成回路70から出力される。周期Tには、T1〜T5の期間が含まれている。そして、期間T1には第1駆動パルスPS1、期間T2には第2駆動パルスPS2、期間T3には第3駆動パルスPS3、期間T4には第4駆動パルスPS4が含まれている。
期間T5には、駆動パルスは含まれていない。これには例えば次のような理由がある。周期Tはきわめて短い時間である。期間T1〜T4においてピエゾ素子417が振動させられ、インクメニスカス(ノズル面におけるインク表面)も振動させられる。このインクメニスカスの振動が減衰するまでには所定の時間を要する。このため、インクメニスカスの振動を減衰させるための期間として期間T5が設けられている。本実施形態において、期間T5の長さは、期間T1からT4までの長さと同じ長さとしている。しかし、期間T5の長さをこれより長くしてもよいし、短くすることもできる。
駆動パルスの形状は、第2駆動パルスPS2のみが他の駆動パルスと異なっており、駆動パルスPS1、PS3、及びPS4は同じ形状となっている。駆動パルスPS2は、ドットを形成しないときにおいて、ピエゾ素子417を微振動させ、インクを撹拌することでインクの増粘を防止するために使用されるパルスである。駆動パルスPS1、PS3、及びPS4は、インク滴をノズルから吐出させるための駆動パルスである。プリンタ1は、これら駆動パルスのピエゾ素子417への印加の組み合わせにより、小ドット、中ドット、及び大ドットを形成する。
例えば、小ドットを形成するときは、第3駆動パルスPS3をピエゾ素子417に印加して期間Tにおいて1つの液体滴を吐出させる。また、中ドットを形成するときは、第3駆動パルスPS3、第4駆動パルスPS4をピエゾ素子417に印加して期間Tにおいて2つの液体滴を吐出させる。大ドットを形成するときには、駆動パルスPS1、PS3、及びPS4をピエゾ素子417に印加して期間Tにおいて3つの液体滴を吐出させる。このように、期間Tにおける駆動パルスを選択的にピエゾ素子417に印加することによって、複数のサイズのドットを形成することができる。
ASIC60は、コンピュータ110から送信された印刷データに基づいて画素データSIを生成する。そして、この画素データSIに基づいてヘッド制御部HCは各ピエゾ素子417に印加される駆動パルスを選択する。
後述するように、第1実施形態では高解像度モードでの印刷と高速印刷モードでの印刷との2つのモードの印刷があるが、いずれのモードにおいても共通の駆動信号COMが使用される。
<動作について>
次に、第1実施形態におけるプリンタ1の印刷動作について説明する。ここでは、高解像度モードでの印刷動作と高速印刷モードでの印刷動作について説明する。高解像度モードで印刷を行うか高速印刷モードで印刷を行うかは、ユーザがコンピュータ110に指示することにより決められる。そして、メモリ114には、いずれのモードで印刷を行うかを示す情報が記憶されている。この情報は、印刷を行うときコンピュータ110からプリンタ1のASIC60に送られる。
最初に高解像度モードでの印刷について説明する。尚、ここでは、説明のため印刷される画像の全画素に大ドットを形成するものとして説明を行う。但し、印刷される画像によっては、ドットの形成されない画素もある。
高解像度モードで印刷を行うとき、ASIC60は、駆動信号生成回路70に駆動信号COMを生成させるような波形データを出力する。また、ASIC60は、用紙Sを搬送させる際に、後述する高速印刷モードのときの1/2の速度で搬送させるように用紙搬送機構20を制御するようにする。よって、用紙Sは、駆動信号COMの周期Tにおいて、搬送方向に1/720インチ進められる。
図6は、第1実施形態における高解像度モードで印刷が行われたときのドットの配置について説明するための図である。図6では、ヘッドと形成されるドットとの関係の説明を容易にするため、1つのヘッドに1つのノズル列だけが記載されている。また、図6では、同様の理由によりノズル数も減らして記載されている。第1ノズル列のヘッド(ここでは、第1ヘッド410)からインク滴が吐出され形成されたドットは、円形内に「1」が記載されている。また、第2ノズル群のヘッド(ここでは、第4ヘッド440)からインク滴が吐出され形成されたドットは、円形内に「2」が記載されている。また、ここでは、代表として第1ヘッド410のノズルと第4ヘッド440のノズルの配置が示されている。
第1実施形態において用紙Sはノズル列と垂直方向に連続的に搬送される。そして、ヘッドから吐出されたインク滴によってドットが形成され印刷が行われる。第1ヘッド410から吐出されたインク滴によって形成されるドットと、第4ヘッド440から吐出されたインク滴によって形成されるドットは、ノズルが並ぶ方向に交互に並ぶようにインク滴の吐出タイミングが調整されている。
用紙Sは、駆動信号COMの周期Tにおいて搬送方向に1/720インチ進められる。そして、周期Tごとに図6に示すドットが形成される。この結果、第1ドットと第2ドットとがノズルの並ぶ方向について交互に並び、720dpiの印刷が行われる。
ここでは、第1ヘッド410と第4ヘッド440を用いて説明を行っているが、実際は、第1ヘッド410〜第6ヘッド460が使用される。この場合、第1ヘッド410〜第6ヘッド460から吐出されたインク滴で形成されるドットがノズルが並ぶ方向に一列に並ぶようにインク滴の吐出タイミングが調整され、ドットが形成される。このとき、紙幅方向には、ヘッド3個分のドット列が形成可能となるため、紙幅方向に約3インチの画像を形成することができるようになる。
次に高速印刷モードでの印刷動作について説明する。高速印刷モードで印刷を行うとき、用紙Sの搬送速度が高解像度モードのときの2倍にされる。しかしながら、これから説明する高速印刷モードでの印刷は単に高解像度モードにおいて用紙の搬送速度を2倍にしたものではない。
図7は、上述の高解像度モードにおいて、用紙Sの搬送速度を2倍にして印刷が行われたときのドット配置について説明するための図である。この図は、単に高解像度モードにおいて用紙の搬送速度を2倍にしたときの印刷と後述する高速印刷モードでの印刷とを比較するために示した図である。図7に示すように、単に用紙Sの搬送速度を2倍にしただけでは、用紙Sの搬送方向についてドットとドットの間に空白ができてしまう。これは、駆動信号COMの期間T5においてインク滴を吐出しない期間の領域を他の期間において吐出されたインク滴の広がりで埋めることができないためである。このような場合、結果としてノズル列方向の白スジが発生してしまう。よって、本実施形態では、次のようにして白スジが発生しないようにして高速印刷モードでの印刷を行っている。
図8は、第1実施形態における高速印刷モードで印刷を行うときのドットの配置について説明するための図である。図8でも、ヘッドと形成されるドットとの関係の説明を容易にするため、1つのヘッドに1つのノズル列だけが記載されている。また、図8では、同様の理由によりノズル数も減らして記載されている。第1ノズル列のヘッド(ここでも、第1ヘッド410)からインク滴が吐出され形成されたドットは、円形内に「1」が記載されている。また、第2ノズル列のヘッド(ここでは、第4ヘッド440)からインク滴が吐出されたドットは、円形内に「2」が記載されている。
ユーザによって、高速印刷モードでの印刷が選択されると、ASIC60は、駆動信号生成回路70に駆動信号COMを生成させるような波形データを出力する。また、ASIC60は、用紙Sを搬送させる際に、高解像度モードのときの2倍の速度で搬送させるように用紙搬送機構20を制御するようにする。よって、用紙Sは、第2駆動信号COM_2の周期Tにおいて搬送方向に1/360インチ進められる。また、ASIC60は、第1ヘッド410と第4ヘッド440のインク滴の吐出タイミングを高解像度モードのときとは異ならせる。
高速印刷モードでは、図8に示すようなドットの並び方になるようにインク滴の吐出タイミングが調整されている。図8において、第1ノズル列(第1ヘッド410)からインク滴が吐出されて形成されたドット(第1ドット)は、ノズル列の方向に並んでいる。また、第2ノズル列(第4ヘッド440)からインク滴が吐出されて形成されたドット(第2ドット)もノズル列の方向に並んでいる。ただし、ノズル列方向について、第2ドットは、第1ドット間に位置するように形成される。そして、形成される第2ドットのドット列はノズル列の垂直方向について、第1ドットのドット列に対してずれている。
このように印刷が行われることで、ノズル列の垂直方向における第1ドットと次の第1ドットの間隔は、高解像度モードにおけるその間隔よりも広くなっている。そして、高速印刷モードでは用紙Sの搬送速度を高解像度モードのときの2倍の速度としているので、印刷速度を約2倍にすることができる。
ここでは、第1ヘッド410と第4ヘッド440を用いて説明を行っているが、実際は、第1ヘッド410〜第6ヘッド460が使用される。この場合、第1ヘッド410、第2ヘッド420、及び第3ヘッド430から吐出されたインク滴で形成されるドット列が紙幅方向に一列に並ぶようにインクの吐出タイミングが調整され、ドットが形成される。また、第4ヘッド440、第5ヘッド450、及び第6ヘッド460から吐出されたインク滴で形成されるドット列が紙幅方向に一列に並ぶようにインク滴の吐出タイミングが調整され、ドットが形成される。このとき、紙幅方向には、ほぼヘッド3個分のドット列が形成可能となるため、紙幅方向に約3インチの画像を形成することができるようになる。
<第1実施形態の変形例>
図9は、第1実施形態のヘッド構成の変形例を示す図である。第1ヘッド410を第1ノズル列としたとき、第2ヘッド420が第2ノズル列に相当する。また、変形例では、第3ヘッド430を第1ノズル列としたとき、第4ヘッド440が第2ノズル列の役割を担う。また、変形例では、第5ヘッドを第1ノズル列としたとき、第6ヘッド460が第2ノズル列に相当する。
変形例のようにヘッドの配置を構成することによって、第1ヘッド410と第2ヘッド420とが距離的に近い構成となる。また、第3ヘッド430と第4ヘッド440とが距離的に近い構成となる。また、第5ヘッド450と第6ヘッド460とが距離的に近い構成となる。また、第1ヘッド410と第2ヘッド420との相対的な位置関係は、第3ヘッド430と第4ヘッド440との相対的な位置関係と共通する。また、第2ヘッド410と第2ヘッド420との相対的な位置関係は、第5ヘッド450と第6ヘッド460との相対的な位置関係と共通する。よって、第1ヘッド410と第2ヘッド420とを一つのユニットとして製造し、第3ヘッド430と第4ヘッド440の組に使用したり、第5ヘッド450と第6ヘッド460の組に使用したりすることができるという利点がある。
一方、変形例の前に説明した実施形態にはヘッド配置の観点から次の利点がある。変形例の前に説明した実施形態において、上述のようなヘッドの配置構成にすることによって、変形例のときに比して、第1ノズル列のヘッド(第1ヘッド410〜第3ヘッド430)と、このヘッドに重なる第2ノズル列のヘッド(第4ヘッド440〜第6ヘッド460)との間により大きな距離が生ずる。このようにより大きな距離を生ずることによって、第1ノズル列のインク滴がドットを形成してから第2ノズル列のインク滴がドットを形成するまでにより多くの時間を要することとなる。よって、第1ノズル列のインク滴が乾いてから第2ノズル列のインク滴のドットを形成することができる。
===第2実施形態===
<全体構成について>
図10は、第2実施形態における印刷システムのブロック図である。この印刷システム100’は、プリンタ1’、コンピュータ110、表示装置120、及び入力装置130を備えている。第2実施形態において、プリンタ1’は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷するインクジェットプリンタである。
コンピュータ110、表示装置120、及び入力装置130については、第1実施形態のものと同様であるので説明を省略する。次に、第2実施形態におけるプリンタ1’の構成について説明する。
<プリンタ1’の全体構成>
図11Aは、第2実施形態におけるプリンタ1’の斜視図であり、図11Bは、第2実施形態におけるプリンタ1’の断面図である。以下に図10も参照しつつ、第2実施形態のプリンタであるインクジェットプリンタの基本的な構成について説明する。
第2実施形態のプリンタ1’は、用紙搬送機構20’、キャリッジ移動機構30、ヘッドユニット40’検出器群50、ASIC60’、駆動信号生成回路70、及びフラットケーブル90を有する。
用紙搬送機構20’は、媒体としての用紙Sを印刷可能な位置に送り込んだり、この用紙Sを搬送方向に所定の搬送量で搬送させたりするものである。搬送方向は、次に説明するキャリッジ移動方向と交差する方向である。図11A及び図11Bに示すように、用紙搬送機構20’は、搬送モータ22と、搬送ローラ27と、その他用紙の搬送に使用される部位(給紙ローラ21、排紙ローラ25、従動ローラ26)とを含んでいる。搬送モータ22は、用紙Sを搬送方向に搬送させるためのモータであり、その動作は、ASIC60’によって制御される。搬送ローラ27は、搬送モータに接続され、用紙Sを印刷可能な領域まで搬送する。第1実施形態における用紙搬送機構20は連続的に一枚の用紙を搬送させていたが、第2実施形態における用紙搬送機構20’は、用紙Sを断続的に搬送する。
キャリッジ移動機構30は、ヘッドユニット40’が取り付けられたキャリッジCRをキャリッジCRの移動方向に移動させるためのものである。キャリッジ移動機構は、第1ノズル列と第2ノズル列をノズルの並ぶ方向の垂直方向に移動させるノズル移動機構に相当する。尚、ヘッドユニット40’は、第1ヘッド410’と第2ヘッド420’とを有する。
キャリッジ移動機構30は、キャリッジモータ31と、ガイド軸32と、タイミングベルト33と、その他キャリッジCRの移動に使用される部位(駆動プーリー34、アイドラプーリー35)とを含んでいる。そして、キャリッジCRは、キャリッジモータCRが回転することによって、ガイド軸32に沿って移動するようになっている。キャリッジモータ31の回転は、ASIC60’によって制御される。よって、ASIC60’によってキャリッジCRの移動も制御される。
ヘッドユニット40’は、用紙Sにインク滴を吐出するためのものである。ヘッドユニット40’は、後述する第1ヘッド410’と第2ヘッド420’とを有する。第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’は、それぞれ複数のノズル(第2実施形態では各360個)を有する。第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’は、キャリッジCRに設けられているので、キャリッジCRが移動すると、第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’も同じ方向に移動する。そして、第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’が移動中にインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドット列が用紙Sに形成される。
図10に示されるように、ASIC60’と駆動信号生成回路70は、同一の基板CTR上に設けられている。また、インクジェットプリンタ1’は、ヘッドユニット40’を保持するキャリッジCRを移動させながら印刷を行うため、キャリッジCR上のヘッドユニット40を基板CTRに対して移動可能に接続するためにフラットケーブル90を有している。
検出器群50、及び駆動信号生成回路70の構成については第1実施形態のものと同様であるので説明を省略する。
<ヘッドユニット40’の構成>
上述の通り、ヘッドユニット40’は、キャリッジCRに含まれるように構成されている。そして、ヘッドユニット40’には、第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’が含まれている。そして、それぞれのヘッドには、360個のノズルと、このノズルからインク滴を吐出させるためのピエゾ素子417が含まれている。また、ヘッド制御部HC’の制御により各ノズルのピエゾ素子417に印加される駆動パルスが選択される。そして、駆動パルスがピエゾ素子417に印加されることにより、個々のノズルからインク滴が吐出される。
図12は、第2実施形態におけるヘッドユニット40’の2つのヘッドの配置について説明するための図である。図12では、第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’をプリンタ1’の上から見た図となっている。プリンタ1’の上部から見た場合、これらのノズルは他の要素に阻まれて見ることができない。しかし、ここでは、第1ヘッド410’のノズルと第2ヘッド420’のノズルとの関係が理解しやすいように、ノズルの位置が実線で描かれている。尚、第1ヘッド410’が含むノズル列は第1ノズル列に相当し、第2ヘッド420’が含むノズル列は第2ノズル列に相当する。
各ヘッドには、ブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列C、マゼンタインクノズル列M、及びイエローインクノズル列Yが形成されている。各ノズル列は、インクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(第2実施形態では各360個)備えている。各ノズル列の複数のノズルは、用紙Sの搬送方向に沿って一定のノズルピッチで並んでいる。ここでは、ノズルピッチは、1/360インチである。各ヘッドのノズルには、図中の上から順に番号が付されている(#1〜#360)。
第2実施形態における第1ヘッド410’と第2ヘッド420’の配置であるが、第2ヘッド420’は、第1ヘッド410’のノズル間に第2ヘッド420’のノズルがくるように配置される。より詳しくいうと、第1ヘッド410’のノズル#1とノズル#2との間に第2ヘッド420’のノズル#1がくるように配置される。
<動作について>
次に、第2実施形態におけるプリンタ1’の印刷動作について説明する。ここでは、高解像度モードでの印刷動作と高速印刷モードでの印刷動作について説明する。高解像度モードで印刷を行うか高速印刷モードで印刷を行うかは、ユーザがコンピュータ110に指示することによって決められる。そして、メモリ114には、いずれのモードで印刷を行うかを示す情報が記憶されている。この情報は、印刷を行うときコンピュータ110からプリンタ1’のASIC60’に送られる。
最初に高解像度モードでの印刷について説明する。尚、ここでは、説明のため印刷される画像の全画素に大ドットを形成するものとして説明を行う。但し、印刷される画像によっては、ドットの形成されない画素もある。
高解像度モードで印刷を行うとき、ASIC60’は、駆動信号生成回路70に駆動信号COMを生成させるような波形データを出力する。また、ASIC60は、キャリッジCRを移動させるときに、後述する高速印刷モードのときの1/2の速度で移動させるようにキャリッジ移動機構30を制御するようにする。よって、キャリッジCRは、駆動信号COMの周期Tにおいて、移動方向に1/720インチ進められる。
図13は、第2実施形態における高解像度モードで印刷が行われたときのドットの配置について説明するための図である。図13では、ヘッドと形成されるドットとの関係の説明を容易にするため、1つのヘッドに1つのノズル列だけが記載されている。また、図13では、同様の理由からノズル数も減らして記載されている。また、第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’から吐出されたインク滴が形成するドットが円形の実線によって示されている。第1ヘッド410’からインク滴が吐出され形成されたドットは、円形内に「1」が記載されている。また、第2ヘッド420’からインク滴が吐出され形成されたドットは、円形内に「2」が記載されている。また、第2実施形態において、ノズル列の方向に用紙Sが断続的に搬送される。具体的には、キャリッジCRの移動と用紙Sの搬送が交互に行われる。
高解像度モードにおいて、第1ヘッド410’及び第2ヘッド420’のピエゾ素子417には、駆動信号COMが印加される。また、図13に示すように第1ヘッド410’が吐出したインク滴が形成するドット(第1ドット)と第2ヘッド420’が吐出したインク滴が形成するドット(第2ドット)とが、ノズルの並ぶ方向について交互に並ぶようにインク吐出タイミングが調整されている。前述の通り、キャリッジCRは、駆動信号COMの周期Tにおいて移動方向に1/720インチ進められる。そして、周期Tごとに図13に示すドットが形成される。この結果、720dpiの印刷が行われる。
次に、高速印刷モードで印刷を行うときの動作について説明する。ユーザによって、高速印刷モードでの印刷が選択されると、次のような動作にて高速印刷が行われる。
高速印刷モードで印刷を行うとき、ASIC60’は、駆動信号生成回路70に駆動信号COMを生成させるような波形データを出力する。また、ASIC60’は、キャリッジCRを移動させる際に、高解像度モードのときの2倍の速度で移動させるようにキャリッジ移動機構30を制御するようにする。よって、キャリッジCRは、第2駆動信号COM_2の周期Tにおいて、移動方向に1/360インチ進められる。
第2実施形態においても第1実施形態のときと同様に、キャリッジCRの移動速度を単に高解像度モードのときの2倍にしただけではノズル列方向の白スジが発生してしまう。よって、第2実施形態でも、第1ヘッド410’と第2ヘッド420’とのインク滴の吐出タイミングを高解像度モードのときとは異ならせて白スジの発生を抑制している。
図14は、第2実施形態における高速印刷モードで印刷を行うときのドットの配置について説明するための図である。図14でも、ヘッドと形成されるドットとの関係の説明を容易にするため、1つのヘッドに1つのノズル列だけが記載されている。また、図14では、同様の理由によりノズル数も減らして記載されている。第1ノズル列のヘッド(第1ヘッド410’)からインク滴が吐出され形成されたドットは、円形内に「1」が記載されている。また、第2ノズル列のヘッド(第2ヘッド420’)からインク滴が吐出されたドットは、円形内に「2」が記載されている。
高速印刷モードにおけるキャリッジCRの移動速度は、高解像度モードのときの2倍の速度にされている。そして、高速印刷モードでは、図14に示すようなドットの並び方になるようにインク滴の吐出タイミングが調整されている。図14において、第1ノズル列(第1ヘッド410’)からインク滴が吐出されて形成されたドット(第1ドット)は、ノズル列の方向に並んでいる。また、第2ノズル列(第2ヘッド420’)からインク滴が吐出されて形成されたドット(第2ドット)もノズル列の方向に並んでいる。ただし、ノズル列方向について、第2ドットは、第1ドット間に位置するように形成される。そして、形成される第2ドットのドット列は、ノズル列方向の垂直方向について、第1ドットのドット列に対してずれている。
このように印刷が行われることで、ノズル列の垂直方向における第1ドットと次の第1ドットの間隔は、高解像度モードにおけるその間隔よりも広くなっている。そして、高速印刷モードでは、キャリッジCRの移動速度を高解像度モードのときの2倍の速度としているので、印刷速度を約2倍にすることができる。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
また、前述の実施形態では、ヘッドはキャリッジに設けられていた。しかし、キャリッジに着脱可能なインクカートリッジにヘッドが設けられても良い。
===まとめ===
(1)上述の印刷装置としての液体吐出装置は、用紙Sにインク滴を吐出して用紙Sにドットを形成するための複数のノズルが所定のピッチで並ぶ第1ノズル列(第1実施形態において第1ヘッド410,第2ヘッド420,第3ヘッド430。第2実施形態において、第1ヘッド410’)と、用紙Sにインク滴を吐出して用紙Sにドットを形成するための複数のノズルが所定のピッチで並ぶ第2ノズル列(第1実施形態において、第4ヘッド440、第5ヘッド450,第6ヘッド460。第2実施形態において、第2ヘッド420’)であって、第1ノズル列の位置に対してノズルの並ぶ方向にずれている第2ノズル列と、を含む。
また、液体吐出装置は、用紙Sと第1ノズル列及び第2ノズル列との位置をノズルの並ぶ方向の垂直方向に相対的に移動させる相対移動機構(第1実施形態において、用紙搬送機構20。第2実施形態において、キャリッジ移動機構30)と、第1ノズル列と第2ノズル列の各ノズルに取り付けられたピエゾ素子417と、第1モード(高解像度モード)と第2モード(高速印刷モード)のいずれかのモードでドットを形成するように、ピエゾ素子417と相対移動機構とを制御する制御部(ASIC60及びヘッド制御部HC)と、を備える。
そして、第1モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、第1ノズル列のノズルにより形成された第1ドットと第2ノズル列のノズルにより形成された第2ドットとがノズルの並ぶ方向に交互に形成されるとともに、ノズルの並ぶ方向の垂直方向について第1ドットのドット列と第2ドットのドット列が形成される。また、第2モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、第1ドットがノズルの並ぶ方向に並ぶように第1ドット列が形成されるとともに、第2ドットがノズルの並ぶ方向に並ぶ第2ドット列が第1ドット列から垂直方向にずれるように形成され、垂直方向における第1ドット間の距離が第1モードの第1ドット間の距離よりも大きい。
このようにすることで、高解像度モードでの印刷と高速印刷モードでの印刷とを行うことができる。例えば、第1モードで印刷を行うことで高解像度での印刷を行うことができ、第2モードで用紙Sとヘッドとの相対速度を速くすることで高速印刷を行うことができる。
(2)また、相対移動機構は、第2モードのときにおける用紙Sと第1ノズル列との相対移動速度を、第1モードのときにおける相対速度よりも速くする。
このようにすることで、第2モードのときは第1モードのときよりもノズル列と用紙Sとの相対速度が速いので、第2モードのときは第1モードのときよりも速くドットを形成することができる。
(3)また、相対移動機構は、用紙Sをノズルの並ぶ方向の垂直方向に搬送させる用紙搬送機構20(図1)である。
このようにすることで、ラインヘッドプリンタ1のようなプリンタの構成において、第1モード及び第2モードを作り出し、高解像度モードでの印刷と高速印刷モードでの印刷を行うことができる。
(4)また、相対移動機構は、第1ノズル列と第2ノズル列をノズルの並ぶ方向の垂直方向に移動させるキャリッジ移動機構30(図10)であることとしてもよい。
このようにすることで、第2実施形態におけるインクジェットプリンタ1’の様な構成において、第1モード及び第2モードを作り出し、高解像度モードでの印刷と高速印刷モードでの印刷を行うことができる。
(5)また、ノズルの並ぶ方向において、第1ノズル列のノズル間の中央に第2ノズル列のノズルが位置する状態(図4)である。
このようにすることで、ノズルの並ぶ方向について、第1ノズル列のノズルと第2ノズル列のノズルで均等なノズルピッチを構成することができる。
(6)また、前述の構成要素をすべて含む液体吐出装置によれば、記述のほぼ全ての効果を奏するため、本発明の目的が最も有効に達成される。
(7)また、前述の液体吐出装置に、高解像度モード(第1モード)と高速印刷モード(第2モード)のいずれかのモードでドットを形成するかの指示を入力するための入力装置(キーボードなど)を備えた印刷システムを提供することもできる。
(8)また、第1モードにおいてドットの形成を行うか第2モードにおいてドットの形成を行うかの指示を受けるステップと、第1モードでドットを形成するように指示を受けたとき、第1ノズル列のノズルにより形成された第1ドットと第2ノズル列のノズルにより形成された第2ドットとをノズルの並ぶ方向に交互に形成するとともに、ノズルの並ぶ方向の垂直方向について第1ドットのドット列と第2ドットのドット列を形成するステップと、第2モードでドットを形成するように指示を受けたとき、第1ドットがノズルの並ぶ方向に並ぶように第1ドット列を形成するとともに、第2ドットがノズルの並ぶ方向に並ぶ第2ドット列を第1ドット列から垂直方向にずれるように形成するステップと、を含み、垂直方向における第1ドット間の距離が第1モードの第1ドット間の距離よりも大きい液体吐出方法があることはいうまでもない。
第1実施形態における印刷システムの全体構成のブロック図である。 図2Aは、第1実施形態におけるプリンタ1の断面図であり、図2Bは、第1実施形態におけるプリンタ1の用紙Sの搬送処理を説明するための斜視図である。 プリンタ1において、ヘッドユニット40における6つのヘッドの配置について説明するための図である。 第1実施形態におけるヘッドユニット40の6つのヘッドの詳細な配置を説明するための図である。 使用される駆動信号の一例である。 第1実施形態における高解像度モードで印刷が行われたときのドットの配置について説明するための図である。 高解像度モードにおいて、用紙Sの搬送速度を2倍にして印刷が行われたときのドット配置について説明するための図である。 第1実施形態における高速印刷モードで印刷を行うときのドット配置について説明するための図である。 第1実施形態のヘッド構成の変形例を示す図である。 第2実施形態における印刷システムのブロック図である。 図11Aは、第2実施形態におけるプリンタ1’の斜視図であり、図11Bは、第2実施形態におけるプリンタ1’の断面図である。 第2実施形態におけるヘッドユニット40’の2つのヘッドの配置について説明するための図である。 第2実施形態における高解像度モードで印刷が行われたときのドットの配置について説明するための図である。 第2実施形態における高速印刷モードで印刷を行うときのドットの配置について説明するための図である。
符号の説明
1 プリンタ、20 用紙搬送機構、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、
23A 上流側搬送ローラ、23B 下流側搬送ローラ、24 ベルト、
25 排紙ローラ、26 従動ローラ、27 搬送ローラ、
30 キャリッジ移動機構、31 キャリッジモータ、32 ガイド軸、
33 タイミングベルト、34 駆動プーリー、35 アイドラプーリー、
40 ヘッドユニット、50 検出器群、53 紙検出センサ、
60 ASIC、61 インタフェース、70 駆動信号生成回路、
90 フラットケーブル、110 コンピュータ、111、
112 インタフェース、113 CPU、114 メモリ、
120 表示装置、130 入力装置、140 記録再生装置、
410 第1ヘッド、420 第2ヘッド、430 第3ヘッド、
440 第4ヘッド、450 第5ヘッド、460 第6ヘッド、
CR キャリッジ、CTR 基板、S 用紙

Claims (3)

  1. 媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが所定のピッチで並ぶ第1ノズル列と、
    前記媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが前記所定のピッチで並ぶ第2ノズル列であって、前記第1ノズル列の位置に対して前記ノズルの並ぶ方向にずれている第2ノズル列と、
    前記媒体と前記第1ノズル列及び前記第2ノズル列との位置を前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向に相対的に移動させる相対移動機構と、
    前記第1ノズル列と前記第2ノズル列の各ノズルに取り付けられた液体吐出部と、
    第1モードと第2モードのいずれかのモードでドットを形成するように、前記液体吐出部と前記相対移動機構とを制御する制御部であって、1画素に相当する区間に複数の前記液体滴を吐出することにより前記ドットを形成する制御部を備え、
    前記第1モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、前記第1ノズル列のノズルにより形成された第1ドットと前記第2ノズル列のノズルにより形成された第2ドットとが前記ノズルの並ぶ方向に交互に形成されるとともに、前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向について前記第1ドットのドット列と前記第2ドットのドット列が形成され、
    前記第2モードにおいて全画素にドットが形成されるとき、前記第1ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶように第1ドット列が形成されるとともに、前記第2ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶ第2ドット列が前記第1ドット列から前記垂直方向にずれるように形成され、前記垂直方向における第1ドット間の距離が前記第1モードの第1ドット間の距離よりも大きく、
    前記相対移動機構は、前記第1ノズル列と第2ノズル列を前記ノズルの並ぶ方向と交差する方向に移動させるノズル列移動機構であり、さらに、前記相対移動機構は、前記第2モードのときにおける前記媒体と前記第1ノズル列との相対移動速度を、前記第1モードのときにおける相対移動速度よりも速くし、
    前記第1モードは前記第2モードよりも高解像度でドットを形成するモードである、液体吐出装置。
  2. 前記ノズルの並ぶ方向において、前記第1ノズル列のノズル間の中央に前記第2ノズル列のノズルが位置する状態である、請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが所定のピッチで並ぶ第1ノズル列と、前記媒体に液体滴を吐出して前記媒体にドットを形成するための複数のノズルが前記所定のピッチで並ぶ第2ノズル列であって前記第1ノズル列の位置に対して前記ノズルの並ぶ方向にずれている第2ノズル列と、を備える液体吐出装置における液体吐出方法であって、
    第1モードにおいてドットの形成を行うか第2モードにおいてドットの形成を行うかの指示を受けるステップと、
    前記第1モードでドットを形成するように指示を受けたとき、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列をノズルの並ぶ方向と交差する方向に移動させつつ、前記第1ノズル列のノズルにより形成された第1ドットと前記第2ノズル列のノズルにより形成された第2ドットとをノズルの並ぶ方向に交互に形成するとともに、前記ノズルの並ぶ方向の垂直方向について前記第1ドットのドット列と前記第2ドットのドット列を形成するステップと、
    前記第2モードでドットを形成するように指示を受けたとき、前記第1ノズル列と第2ノズル列をノズルの並ぶ方向と交差する方向に移動させつつ、前記第1ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶように第1ドット列を形成するとともに、前記第2ドットが前記ノズルの並ぶ方向に並ぶ第2ドット列を前記第1ドット列から前記垂直方向にずれるように形成するステップと、
    を含み、前記垂直方向における第1ドット間の距離が前記第1モードの第1ドット間の距離よりも大きく、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列がノズルの並ぶ方向と交差する方向に移動する速度は、前記第1モードのときよりも前記第2モードのときの方が速く、前記ドットは1画素に相当する区間に複数の前記液体滴が吐出されることにより形成され、前記第1モードは前記第2モードよりも高解像度でドットを形成するモードである、液体吐出方法。
JP2006151488A 2006-05-31 2006-05-31 液体吐出装置、及び液体吐出方法 Expired - Fee Related JP4594902B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151488A JP4594902B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 液体吐出装置、及び液体吐出方法
US11/802,832 US7571982B2 (en) 2006-05-31 2007-05-25 Liquid ejecting apparatus, liquid ejecting system, and liquid ejecting method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151488A JP4594902B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 液体吐出装置、及び液体吐出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007320110A JP2007320110A (ja) 2007-12-13
JP4594902B2 true JP4594902B2 (ja) 2010-12-08

Family

ID=38853310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006151488A Expired - Fee Related JP4594902B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 液体吐出装置、及び液体吐出方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7571982B2 (ja)
JP (1) JP4594902B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5471112B2 (ja) 2008-11-28 2014-04-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法およびプログラム
JP5471113B2 (ja) * 2008-11-28 2014-04-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法およびプログラム
JP5333312B2 (ja) * 2010-03-29 2013-11-06 ブラザー工業株式会社 記録装置及びプログラム
JP5716360B2 (ja) * 2010-11-16 2015-05-13 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷ヘッド
JP5927775B2 (ja) * 2011-05-12 2016-06-01 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置、及び、画像形成方法
GB2493208A (en) * 2011-07-28 2013-01-30 Ds Smith Packaging Ltd Apparatus and method for producing printed articles
JP2013071311A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Dainippon Screen Mfg Co Ltd インクジェットプリンタおよび印刷方法
JP2014014995A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP6254372B2 (ja) * 2013-06-24 2017-12-27 理想科学工業株式会社 インクジェット印刷装置
JP2016010900A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 セイコーエプソン株式会社 廃液収容体及び液体噴射装置
US20180147834A1 (en) * 2016-11-28 2018-05-31 Semes Co., Ltd. Printing Method Using An Ink Jet Head Unit

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5428375A (en) 1992-05-29 1995-06-27 Simon; Robert J. Multiple print head ink jet printer
JPH09309201A (ja) * 1996-05-20 1997-12-02 Brother Ind Ltd 画像記録装置
DE60041625D1 (de) * 1999-12-28 2009-04-09 Canon Kk Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren und Tintenstrahlaufzeichnungsgerät mit bi-direktionaler Aufzeichnung
JP2001253119A (ja) * 2000-03-13 2001-09-18 Casio Comput Co Ltd 印字装置
DE60125503T2 (de) * 2000-12-22 2007-10-04 Agfa Graphics N.V. Tintenstrahldrucker mit relativ zueinander beweglichen Düsenreihen
US6663222B2 (en) 2000-12-22 2003-12-16 Agfa-Gevaert Ink jet printer with nozzle arrays that are moveable with respect to each other
JP2002347230A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Seiko Epson Corp モノクロ領域とカラー領域とで副走査送りを切り換える印刷
JP2003118149A (ja) 2001-10-10 2003-04-23 Dainippon Screen Mfg Co Ltd インクジェット印刷装置、およびインクジェット印刷装置におけるリカバー方法
JP4415564B2 (ja) 2003-05-09 2010-02-17 コニカミノルタエムジー株式会社 インクジェット記録装置
JP2006007427A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像記録装置
JP3788471B2 (ja) * 2004-07-14 2006-06-21 コニカミノルタエムジー株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP4880259B2 (ja) * 2004-08-06 2012-02-22 キヤノンファインテック株式会社 記録装置、記録システム、記録方法、およびプログラム
JP2005022423A (ja) 2004-10-25 2005-01-27 Canon Inc 液体吐出記録ヘッド
JP2007253337A (ja) 2006-03-20 2007-10-04 Dainippon Screen Mfg Co Ltd インクジェット印刷装置およびその印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007320110A (ja) 2007-12-13
US20080068411A1 (en) 2008-03-20
US7571982B2 (en) 2009-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4594902B2 (ja) 液体吐出装置、及び液体吐出方法
JP4281793B2 (ja) 吐出タイミング調整方法
JP5707828B2 (ja) 液体噴射装置の制御方法
JP4513802B2 (ja) 印刷装置
JP5304517B2 (ja) 流体噴射装置、及び、流体噴射方法
JP2012196820A (ja) 液体噴出装置及び液体噴出方法
JP2010274637A (ja) インク滴吐出制御方法ならびにインクジェット記録装置
JP4983420B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2008149625A (ja) 吐出タイミング調整方法、吐出タイミング調整装置、及び、プログラム
JP5169599B2 (ja) 液体吐出装置
JP5304516B2 (ja) 流体噴射装置、及び、流体噴射方法
JP2008155378A (ja) 印刷方法、及び、印刷装置
JP2007283731A (ja) 液体吐出装置、印刷装置、及び液体吐出方法
JP2007283639A (ja) 液体吐出装置、印刷装置、及び液体吐出方法
JP2009012349A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2007260934A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2009000837A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2007301902A (ja) 液体吐出システム、液体吐出装置、及び液体吐出方法
JP4983421B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2009061621A (ja) 液体噴射装置及び液体噴射方法
JP5035203B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2007296748A (ja) 印刷装置、及び印刷方法
JP2009012348A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP5035204B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP4670966B2 (ja) 印刷装置、及び、印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090203

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4594902

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees