JP2008155378A - 印刷方法、及び、印刷装置 - Google Patents

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直樹 須藤
Hiroichi Nunokawa
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Abstract

【課題】ブラックインクで形成されるドットの位置ずれを減らす。
【解決手段】第1インク吐出工程では、媒体の搬送方向に所定ピッチで形成された複数のノズルを有するブラックノズル群と搬送方向に前記所定ピッチよりも広い他の所定ピッチで形成された複数のノズルを有するカラーノズル群とを有するヘッドを、搬送方向とは交差する第1方向に移動させつつ、ノズルからインクを吐出させる。このとき、ブラックノズル群が有する複数のノズルからブラックインクを吐出させるとともにカラーノズル群が有する複数のノズルからカラーインクを吐出させる。搬送工程では、媒体を搬送方向に搬送する。第2インク吐出工程では、搬送方向とは交差し第1方向とは反対の第2方向にヘッドを移動させつつ、前記ノズルからインクを吐出させる。このとき、ブラックノズル群からブラックインクを吐出させずに、カラーノズル群からカラーインクを吐出させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷方法、及び、印刷装置に関する。
ブラックインクを吐出するブラックノズル列とカラーインクを吐出するカラーノズル列とを有し、ブラックインクとカラーインクとを用いた多色印刷が行えるインクジェットヘッド(以下、単にヘッドともいう。)、及び、このヘッドを有するプリンタが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
この文献に記載されたヘッドは、ブラックインクを吐出するブラックノズル列を1列有し、カラーインクを吐出するカラーノズル列を1列有している。カラーノズル列は、シアンインクを吐出する複数のノズルを有するシアンノズルブロックと、マゼンタインクを吐出する複数のノズルを有するマゼンタノズルブロックと、イエローインクを吐出する複数のノズルを有するイエローノズルブロックとを有する。
特開2001−328281号公報
前述した構造のヘッドを用い、用紙の搬送方向についてノズルピッチ(隣り合うノズル同士の間隔)よりも狭い間隔でドットを形成する場合には、いわゆる双方向印刷が有効である。これは、画像を高速で印刷できるからである。なお、双方向印刷とは、ヘッドの往路方向への移動時と復路方向への移動時のそれぞれでインクを吐出して行う印刷を意味する。
しかしながら、双方向印刷を行った場合、往路方向への移動時に吐出されたインクと復路方向への移動時に吐出されたインクとの間でヘッド移動方向の位置がずれてしまうことがあった。すなわち、形成されるドットの位置がヘッド移動方向にずれてしまうことがあった。この場合、画像によっては、ドットの位置ずれが画質に大きな影響を与えることがあった。特に、ブラックで印刷されるテキスト画像や線画像については、ドットの位置ずれが文字や線のがたつきとなり得る。このため、ドットの位置ずれが画質に大きな影響を与えてしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ブラックインクで形成されるドットの位置ずれを減らすことにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、
(A)媒体の搬送方向に所定ピッチで形成された複数のノズルを有するブラックノズル群と前記搬送方向に前記所定ピッチよりも広い他の所定ピッチで形成された複数のノズルを有するカラーノズル群とを有するヘッドを、前記搬送方向とは交差する第1方向に移動させつつ、前記ノズルからインクを吐出させる第1インク吐出工程であって、
前記ブラックノズル群が有する前記複数のノズルからブラックインクを吐出させるとともに前記カラーノズル群が有する前記複数のノズルからカラーインクを吐出させる第1インク吐出工程と、
(B)前記媒体を前記搬送方向に搬送する搬送工程と、
(C)前記搬送方向とは交差し前記第1方向とは反対の第2方向に前記ヘッドを移動させつつ、前記ノズルからインクを吐出させる第2インク吐出工程であって、
前記ブラックノズル群から前記ブラックインクを吐出させずに、前記カラーノズル群から前記カラーインクを吐出させる第2インク吐出工程と、
(D)を有する印刷方法である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
すなわち、(A)媒体の搬送方向に所定ピッチで形成された複数のノズルを有し、ブラックインクを吐出する第1ブラックノズル列と、(B)前記搬送方向に前記所定ピッチで形成された複数のノズルであって、前記第1ブラックノズル列を構成する前記複数のノズルに対し、前記搬送方向にずれた位置に形成された複数のノズルを有し、前記ブラックインクを吐出する第2ブラックノズル列と、(C)前記搬送方向に前記所定ピッチで形成された複数のノズルであって、前記第2ブラックノズル列を構成する前記複数のノズルと前記搬送方向における位置が揃えられた複数のノズルを有し、前記搬送方向に隣接する所定数のノズルによるグループ毎に、異なる色のカラーインクを吐出するカラーノズル列と、(D)を有するインクジェットヘッドを実現できることが明らかとされる。
このようなインクジェットヘッドによれば、第1ブラックノズル列及び第2ブラックノズル列を用いることにより、ヘッドの一方向への移動時にブラックインクによるドットを形成できる。このため、ブラックインクで形成されるドットの位置ずれを抑制することができる。
かかるインクジェットヘッドであって、前記第2ブラックノズル列が有する前記複数のノズルは、前記第1ブラックノズル列が有する前記複数のノズルに対して、前記所定ピッチの1/2だけ前記搬送方向にずれた位置に形成されていることが好ましい。
このようなインクジェットヘッドによれば、第1ブラックノズル列及び第2ブラックノズル列を用いることにより、カラーノズル列の2倍の解像度で画像を印刷でき、制御が容易になる。
かかるインクジェットヘッドであって、前記カラーノズル列は、シアンインクを吐出するシアングループと、マゼンタインクを吐出するマゼンタグループと、イエローインクを吐出するイエローグループとを有することが好ましい。また、前記マゼンタグループ及び前記イエローグループは、前記シアングループと同じ数のノズルで構成されていることが好ましい。
このようなインクジェットヘッドによれば、少ない数のノズル列であっても、カラー印刷ができる。
かかるインクジェットヘッドであって、前記シアングループは、前記マゼンタグループ及び前記イエローグループよりも、前記搬送方向の上流側の位置に設けられていることが好ましい。また、前記イエローグループは、前記シアングループ及び前記マゼンタグループよりも、前記搬送方向の下流側の位置に設けられていることが好ましい。
このようなインクジェットヘッドによれば、シアンインクによるドットを形成した後にマゼンタインクやイエローインクによるドットを形成できる。また、イエローインクによるドットを最後に形成できる。これにより、画質を高めることができる。
かかるインクジェットヘッドであって、前記第2ブラックノズル列が有する複数のノズルは、前記第1ブラックノズル列が有する前記複数のノズルに対し、印刷解像度の整数倍に相当する距離だけ、前記搬送方向と直交する交差方向へずれた位置に形成されていることが好ましい。
このようなインクジェットヘッドによれば、第1ブラックノズル列からのインクの吐出と第2ブラックノズル列からのインクの吐出とを同期して行わせることができ、制御が容易になる。
かかるインクジェットヘッドであって、前記カラーノズル列が有する複数のノズルは、前記第2ブラックノズル列が有する前記複数のノズルに対し、印刷解像度の整数倍に相当する距離だけ、前記搬送方向と直交する交差方向へずれた位置に形成されていることが好ましい。
このようなインクジェットヘッドによれば、第2ブラックノズル列からのインクの吐出とカラーノズル列からのインクの吐出とを同期して行わせることができ、制御が容易になる。
かかるインクジェットヘッドであって、前記第2ブラックノズル列が有する複数のノズルは、前記第1ブラックノズル列を構成する前記複数のノズルに対し、印刷解像度の整数倍に相当する距離だけ、前記搬送方向と直交する交差方向へずれた位置に形成され、前記カラーノズル列が有する複数のノズルは、前記第2ブラックノズル列が有する前記複数のノズルに対し、印刷解像度の整数倍であって前記第1ブラックノズル列が有する前記複数のノズルから前記第2ブラックノズル列が有する複数のノズルまでの距離よりも広い距離だけ、前記交差方向へずれた位置に形成されていることが好ましい。
このようなインクジェットヘッドによれば、第1ブラックノズル列からのインクの吐出、第2ブラックノズル列からのインクの吐出、及び、カラーノズル列からのインクの吐出を同期して行わせることができ、制御が容易になる。また、ブラックインクとカラーインクとの混色を抑制できる。
また、次の印刷方法を実現できることも明らかとされる。
すなわち、(A)媒体の搬送方向に所定ピッチで形成された複数のノズルを有するブラックノズル群と前記搬送方向に前記所定ピッチよりも広い他の所定ピッチで形成された複数のノズルを有するカラーノズル群とを有するヘッドを、前記搬送方向とは交差する第1方向に移動させつつ、前記ノズルからインクを吐出させる第1インク吐出工程であって、前記ブラックノズル群が有する前記複数のノズルからブラックインクを吐出させるとともに前記カラーノズル群が有する前記複数のノズルからカラーインクを吐出させる第1インク吐出工程と、(B)前記カラーノズル群が有する前記複数のノズルと前記媒体との相対位置が前記搬送方向へずれるように、前記媒体を搬送させる搬送工程と、(C)前記搬送方向とは交差し前記第1方向とは反対の第2方向に前記ヘッドを移動させつつ、前記ノズルからインクを吐出させる第2インク吐出工程であって、前記ブラックノズル群から前記ブラックインクを吐出させずに、前記カラーノズル群から前記カラーインクを吐出させる第2インク吐出工程と、(D)を有する印刷方法を実現できることも明らかにされる。
このような印刷方法によれば、ブラックインクによるドットは、第1方向へのヘッドの移動時に吐出された第1吐出動作によって形成される。このため、ブラックインクによるドットについては、ドットの位置ずれを減らすことができる。また、カラーインクによるドットについては、第1吐出動作と第2吐出動作とにより、ドットを形成できる。このため、ブラックインクやカラーインクの用途に適したドットの形成が行える。
かかる印刷方法であって、前記搬送工程では、前記他の所定ピッチよりも短い距離だけ前記媒体を搬送させることが好ましい。
このような印刷方法によれば、カラーインクによるドットを、ノズルピッチよりも狭い間隔で形成できる。
かかる印刷方法であって、前記他の所定ピッチは、前記所定ピッチの偶数倍のピッチであることが好ましい。
このような印刷方法によれば、ドットの形成を効率よく行うことができる。
かかる印刷方法であって、前記カラーノズル群は、前記ブラックノズル群よりもホームポジションに近い側に配置され、前記第1方向は、前記ホームポジションから離れる方向であり、前記第2方向は、前記ホームポジションに近付く方向であることが好ましい。
このような印刷方法によれば、媒体上の或る領域にブラックインクとカラーインクとを重ね打ちする場合に、ブラックインクの上にカラーインクが重ねられる状態になる。このため、重ね合わせ後の色調を揃えることができる。
かかる印刷方法であって、前記カラーノズル群は、前記搬送方向に隣接する所定数のノズルによるグループを複数有し、前記グループ毎に異なる色のカラーインクを吐出することが好ましい。また、カラーノズル群は、シアンインクを吐出するシアングループと、マゼンタインクを吐出するマゼンタグループと、イエローインクを吐出するイエローグループとを有することが好ましい。
このような印刷方法によれば、少ないノズル群の数でもカラー印刷ができる。
また、次の印刷装置を実現できることも明らかとされる。
すなわち、(A)媒体の搬送方向に所定ピッチで形成された複数のノズルを有するブラックノズル群と、前記搬送方向に前記所定ピッチよりも広い他の所定ピッチで形成された複数のノズルを有するカラーノズル群とを有するヘッドと、(B)前記搬送方向とは交差する第1方向と前記搬送方向と交差し前記第1方向とは反対の第2方向とに、前記ヘッドを移動させるヘッド移動部と、(C)前記媒体を前記搬送方向に搬送する媒体搬送部と、(D)前記ヘッドによるインクの吐出、前記ヘッド移動部による前記ヘッドの移動、及び、前記媒体搬送部による前記媒体の搬送を制御するコントローラであって、前記ヘッドを前記第1方向に移動させつつ、前記ブラックノズル群が有する前記複数のノズルからブラックインクを吐出させるとともに前記カラーノズル群が有する前記複数のノズルからカラーインクを吐出させること、前記媒体を搬送させること、及び、前記第2方向に前記ヘッドを移動させつつ、前記ブラックノズル群から前記ブラックインクを吐出させずに、前記カラーノズル群から前記カラーインクを吐出させること、を行うコントローラと、(E)を有する印刷装置を実現できることも明らかにされる。
===第1実施形態===
<印刷システム100の構成>
図1に示すように、印刷システム100は、プリンタ1と、コンピュータ110と、表示装置120と、入力装置130と、記録再生装置140とを有している。プリンタ1は印刷装置に相当し、用紙S、布、フィルム等の媒体に向けてインクを吐出することで画像を印刷する。コンピュータ110は、プリンタ1と通信可能に接続されている。コンピュータ110には、アプリケーションプログラムやプリンタドライバ等のコンピュータプログラムがインストールされている。そして、コンピュータ110は、その画像に応じた印刷データをプリンタ1に出力する。表示装置120は、液晶表示装置120等で構成される。入力装置130は、情報を入力するための装置である。記録再生装置140は、フレキシブルディスクドライブ装置等である。
<コンピュータ110の構成>
コンピュータ110は、ホスト側コントローラ111を有している。ホスト側コントローラ111は、コンピュータ110における各種の制御を行うものであり、表示装置120、入力装置130、及び、記録再生装置140が通信可能に接続されている。このホスト側コントローラ111は、インタフェース部112と、CPU113と、メモリ114とを有する。インタフェース部112は、プリンタ1との間でデータの受け渡しを行う。CPU113は、コンピュータ110の全体的な制御を行うための演算処理装置である。メモリ114は、CPU113が使用するコンピュータプログラムを格納する領域や作業領域等を確保する。CPU113は、メモリ114に格納されているコンピュータプログラムに従って各種の制御を行う。
印刷データは、プリンタ1が解釈できる形式のデータであって、各種のコマンドデータ及びドット形成データを有する。コマンドデータとは、プリンタ1に特定の動作の実行を指示するためのデータである。また、ドット形成データは、用紙Sの上に形成されるドットに関するデータ(ドットの色や大きさ等のデータ)であり、単位領域毎に定められる。ここで、単位領域とは、用紙S等の媒体上に仮想的に定められた矩形状の領域であり、ドットが形成され得る仮想領域に相当する。
<プリンタ1の構成>
次に、プリンタ1の構成について説明する。プリンタ1は、用紙搬送機構20、キャリッジ移動機構30、ヘッドユニット40(ヘッド41,ヘッド制御部50)、プリンタ側コントローラ60、及び、駆動信号生成回路70を有する。
用紙搬送機構20は、媒体としての用紙Sを印刷可能な位置に送り込んだり、この用紙Sを搬送方向に搬送したりするものである。従って、用紙搬送機構20は、媒体を搬送方向へ搬送する媒体搬送部に相当する。この用紙搬送機構20は、例えば、用紙Sを搬送するための搬送ローラ21と、搬送ローラ21を回転させるための搬送モータ22を有する。なお、用紙搬送機構20に関し、用紙Sを搬送できればこの構成に限定されない。
キャリッジ移動機構30は、ヘッドユニット40が取り付けられたキャリッジCRをキャリッジ移動方向に移動させるためのものである。ここで、キャリッジ移動方向は、用紙Sの搬送方向と交差する交差方向であり、一側から他側への移動方向と他側から一側への移動方向とが含まれる。このプリンタ1におけるキャリッジ移動方向は、用紙Sの搬送方向と直交する方向に定められる。そして、キャッピング部材CAP(すなわちホームポジション)から遠ざかる方向が第1方向に相当し、キャッピング部材CAPに近付く方向が第2方向に相当する。
例示したキャリッジ移動機構30は、キャリッジCRに接続されたタイミングベルト31と、タイミングベルト31を移動させるための一対のプーリー32と、一方のプーリー32に回転軸が接続された駆動モータ33とを有する。そして、ヘッドユニット40は、インクを吐出するヘッド41を有するので、キャリッジ移動機構30はヘッド41を移動させるヘッド移動部に相当し、キャリッジ移動方向はヘッド41が移動するヘッド移動方向に相当する。なお、キャリッジ移動機構30に関し、キャリッジCR(ヘッド41)を移動できれば、この構成に限定されない。
ヘッドユニット40は、用紙Sへ向けてインクを吐出するヘッド41と、このヘッド41の動作を制御するヘッド制御部50とを有する。ヘッド41は図示しないピエゾ素子(駆動素子の一種)を有し、ピエゾ素子の変形によって、ノズルからインクを吐出させる。なお、ヘッド41については後で説明する。ヘッド制御部50は、プリンタ側コントローラ60からのヘッド制御信号に基づき、駆動信号生成回路70から生成された駆動信号(COM_A,COM_B)の必要部分をピエゾ素子に印加する。ピエゾ素子は、印加された部分に応じて変形する。
プリンタ側コントローラ60は、プリンタ1が有する各部を制御する。例えば、用紙搬送機構20、キャリッジ移動機構30、ヘッド41、ヘッド制御部50、及び、駆動信号生成回路70を制御する。このプリンタ側コントローラ60は、インタフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、制御ユニット64とを有する。インタフェース部61は、コンピュータ110との間でデータの受け渡しを行う。CPU62は、プリンタ1の全体的な制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU62は、メモリ63に記憶されているコンピュータプログラムに従い、各制御対象部を制御する。例えば、CPU62は、制御ユニット64を介して用紙搬送機構20やキャリッジ移動機構30を制御する。また、CPU62は、ヘッド41の動作を制御するためのヘッド制御信号をヘッド制御部50に出力したり、駆動信号を生成させるための制御信号を駆動信号生成回路70に出力したりする。この制御信号はDAC値とも呼ばれ、駆動信号の波形を定めるための波形情報に相当する。そして、このプリンタ側コントローラ60及びヘッド制御部50は、ヘッド41からインクを吐出させるための制御をするコントローラを構成する。
駆動信号生成回路70は、プリンタ側コントローラ60からの制御信号に基づき、駆動信号を生成する。この駆動信号は、前述したように、必要部分が選択的にピエゾ素子に印加される。そして、印加された部分に応じてピエゾ素子が変形することで、対応するノズルからインクが吐出される。
<ヘッド41について>
図2に示すように、ヘッド41は、ケース411とノズルプレート412とを有している。そして、ケース411は、ケース本体411aとフランジ部411bとを有している。ケース本体411aは直方体状をしており、その内部に前述したピエゾ素子が収容されている。フランジ部411bは、ケース本体411aにおける基端部の側面に、側方へ張り出した状態で設けられている。このフランジ部411bは、キャリッジCRへの取り付け時に用いられる。ノズルプレート412は、ケース本体411aの先端面に取り付けられている。このヘッド41が有するノズルプレート412は、長方形状をしており、複数のノズルNzが形成されている。そして、ピエゾ素子は、それぞれのノズルNzに対応して設けられている。すなわち、1つのノズルNzに対して1つのピエゾ素子が設けられている。このため、インクの吐出をノズルNz毎に制御することができる。
図2及び図3に示すように、ノズルプレート412には、複数のノズルNzを有するノズル列が3つ設けられている。3つのノズル列のうち、1つがブラックインクを吐出する第1ブラックノズル列BK1であり、他の1つがブラックインクと吐出する第2ブラックノズル列BK2である。また、残りの1つが、カラーインクを吐出するカラーノズル列CLである。これらのノズル列は、所定ピッチで形成された複数のノズルNzを有する。この例における各ノズル列BK1,BK2,CLは、ノズルプレート412の長辺方向に1/180インチピッチで形成された、180個のノズルNzを有する。なお、図3では、図示の都合上、1つのノズル列が45個のノズルNzを有する構成を示している。そして、ヘッド41のキャリッジCRへの取り付け方向は、ノズル列の方向(すなわち、同じノズル列に属する複数のノズルNzの形成方向)が用紙Sの搬送方向に揃うように定められる。従って、各ノズル列の方向は、用紙Sの搬送方向に相当する。
図4にも示すように、第2ブラックノズル列BK2が有する複数のノズルNzは、第1ブラックノズル列BK1が有する複数のノズルNzに対して、ノズルプレート412の長辺方向(用紙Sの搬送方向)へずれた位置に形成されている。このヘッド41では、1/360インチピッチずれた位置に形成されている。言い換えれば、第1ブラックノズル列BK1のノズルピッチ(符号dpで示す。)に対して、1/2ピッチ(符号1/2dpで示す。)ずれた位置に形成されている。これにより、ヘッド41がキャリッジCRに取り付けられた状態において、第1ブラックノズル列BK1は第2ブラックノズル列BK2に対し、1/2ピッチだけ搬送方向の上流側に配置される。また、第1ブラックノズル列BK1と第2ブラックノズル列BK2とは、キャリッジCRの移動方向へ間隔を空けて設けられている。このため、第1ブラックノズル列BK1が有する複数のノズルNz、及び、第2ブラックノズル列BK2が有する複数のノズルNzは、千鳥状に配置されたノズル群(便宜上、ブラックノズル群ともいう。)を構成する。そして、ブラックノズル群が有する各ノズルNzは、ノズルプレート412の長辺方向(用紙Sの搬送方向)に対して1/360インチピッチで形成される。この構成により、ブラックノズル群が有する各ノズルNzからインクを吐出すると、各ブラックノズル列BK1,BK2のノズルピッチよりも細かいピッチでドットを形成できる。
カラーノズル列CLが有する複数のノズルNzは、ノズルプレート412の長辺方向において、第2ブラックノズル列BK2と同じ位置に形成されている。そして、第2ブラックノズル列BK2とカラーノズル列CLとはノズルピッチが同じである。このため、第2ブラックノズル列BK2から吐出されたインクとカラーノズル列CLから吐出されたインクは、用紙Sの搬送方向側における同じ位置に着弾する。また、このカラーノズル列CLが有する複数のノズルNzは、用紙Sの搬送方向に隣接する所定数毎にグループ分けされている。そして、グループ毎に異なる色のカラーインクを吐出させる。具体的には、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、及び、イエローインク(Y)からなる3種類のカラーインクを吐出させる。このため、カラーノズル列CLが有する複数のノズルNzは、シアンインクを吐出させるシアングループCGと、マゼンタインクを吐出するマゼンタグループMGと、イエローインクを吐出するイエローグループYGとを構成する。このように、カラーノズル列CLを、シアングループCG、マゼンタグループMG、及び、イエローグループYGによって構成し、それぞれのグループからシアンインク、マゼンタインク、及び、イエローインクを吐出するようにすると、1列という少ない数のカラーノズル列CLであってもカラー印刷を行うことができる。また、カラーノズル列CLは、180個のノズルNzを有するので、カラーノズル列CLが有する複数のノズルNzは、それぞれ同じ数である60個毎に3つのグループに分けられる。言い換えれば、マゼンタグループMGに属する複数のノズルNz及びイエローグループYGに属する複数のノズルNzは、シアングループCGに属する複数のノズルNzと同じ数で構成される。なお、図示の都合上、図3では、それぞれのグループが15個のノズルNzを有する構成を示している。これにより、後述する搬送処理(S40,図5参照。)での搬送量を揃えることができ、制御が簡素化される。
ヘッド41がキャリッジCRに取り付けられた状態で、シアングループCGは、マゼンタグループMGやイエローグループYGよりも、用紙Sの搬送方向における上流側に位置する。また、イエローグループYGは、シアングループCGやマゼンタグループMGよりも、用紙Sの搬送方向における下流側に位置する。すなわち、カラーノズル列CLが有する各グループは、搬送方向の上流側からシアングループCG、マゼンタグループMG、イエローグループYGの順で配置されている。これは、混色の影響の大きいシアンインクとイエローインクについて、用紙Sへの着弾に大きな時間差を与えるためである(後述する。)。加えて、カラーノズル列CLは、ブラックノズル群(第1ブラックノズル列BK1,第2ブラックノズル列BK2)よりも、キャッピング部材CAP(すなわちホームポジション)に近い側に配置されている。これは、ブラックインクとカラーインクとを重ね打ちする場合において、ブラックインクを先に、カラーインクを後に着弾させるためである(後述する。)。
次に、ノズルプレート412の短辺方向(キャリッジ移動方向)における、各ノズル列の配置について説明する。まず、第1ブラックノズル列BK1と第2ブラックノズル列BK2とに関し、第2ブラックノズル列BK2が有する複数のノズルNzは、第1ブラックノズル列BK1を構成する複数のノズルNzに対し、印刷解像度の整数倍に相当する距離だけノズルプレート412の短辺方向に離れている。なお、図7(B)や図8(B)に示すモデルでは、印刷解像度の2倍に相当する距離だけ離れている。これにより、第2ブラックノズル列BK2に対応するピエゾ素子の駆動タイミングを、第1ブラックノズル列BK1に対応するピエゾ素子の駆動タイミングに揃えることができ、制御が容易になる(後述する。)。
次に、第2ブラックノズル列BK2とカラーノズル列CLとに関し、カラーノズル列CLが有する複数のノズルNzもまた、第2ブラックノズル列BK2を構成する複数のノズルNzに対し、印刷解像度の整数倍に相当する距離だけノズルプレート412の短辺方向に離れている。なお、図7(B)や図8(B)に示すモデルでは、印刷解像度の5倍に相当する距離だけ離れている。これにより、カラーノズル列CLに対応するピエゾ素子の駆動タイミングを、第2ブラックノズル列BK2に対応するピエゾ素子の駆動タイミングに揃えることができ、制御が容易になる(後述する。)。
また、このヘッド41において、第2ブラックノズル列BK2を構成する複数のノズルNzとカラーノズル列CLが有する複数のノズルNzの間隔は、第1ブラックノズル列BK1を構成する複数のノズルNzと第2ブラックノズル列BK2が有する複数のノズルNzの間隔よりも広く定められている。これは、ブラックインクによる混色の影響を軽減するためである(後述する。)。
<印刷動作について>
次に、前述した構成を有するプリンタ1の印刷動作を説明する。プリンタ1は、コンピュータ110からの印刷データを受信することで、印刷動作を開始する。この印刷動作において、プリンタ側コントローラ60は種々の処理を行う。なお、以下に説明される各処理は、プリンタ側コントローラ60が、メモリ63に記憶されたコンピュータプログラム実行することで行われる。従って、このコンピュータプログラムは、プリンタ側コントローラ60に各処理を実行させるためのコードを有する。
図5に示すように、プリンタ側コントローラ60は、印刷データ中の印刷命令を受信すると(S10)、給紙動作(S20)、ドット形成動作(S30)、搬送動作(S40)、排紙判断(S50)、排紙動作(S60)、及び、印刷終了判断(S70)を行う。
給紙動作は、印刷対象となる用紙Sを移動させ、印刷開始位置(所謂頭出し位置)に位置決めする動作である。この給紙動作において、プリンタ側コントローラ60は、搬送モータ22を駆動するための制御を行う。これにより、搬送ローラ21が回転して用紙Sを搬送する。
ドット形成動作は、用紙Sにドットを形成するための動作である。このドット形成動作において、プリンタ側コントローラ60は、駆動モータ33を駆動するための制御をしたり、駆動信号生成回路70に対して駆動信号を生成させる制御をしたり、ヘッド41を駆動するための制御をしたりする。これにより、ヘッド41はキャリッジCRとともに移動し、ノズルNzからインクが吐出される。このようなドット形成動作は、ヘッド41を移動させながらノズルNzからインクを吐出させるインク吐出動作に相当する。この実施形態では、ヘッド41が、キャッピング部材CAPから離れる第1方向へ移動しているとき、第1インク吐出動作を行う。この第1インク吐出動作は、第1インク吐出工程に相当する。そして、ブラックノズル群(第1ブラックノズル列BK1及び第2ブラックノズル列BK2)からブラックインクを吐出させ、カラーノズル群(カラーノズル列CL)からカラーインクを吐出させる。一方、ヘッド41が、キャッピング部材CAPに近付く第2方向へ移動しているとき、第2インク吐出動作を行う。この第2インク吐出動作は、第2インク吐出工程に相当する。そして、ブラックノズル群からはブラックインクを吐出させないで、カラーノズル群からカラーインクを吐出させる。
搬送動作は、用紙Sを搬送方向へ移動させる動作であり、搬送工程に相当する。この搬送動作において、プリンタ側コントローラ60は、搬送モータ22を駆動するための制御を行う。これにより、搬送ローラ21が回転し、用紙Sを搬送方向へ搬送する。この搬送動作により、次回のドット形成動作において、今回のドット形成動作によって形成されたドットとは異なる位置、すなわち搬送方向へずれた位置に、ドットを形成することができる。この実施形態では、第1インク吐出動作の後であって第2インク吐出動作の前に行われる搬送動作(便宜上、第1搬送動作(第1搬送工程)ともいう。)と、第2インク吐出動作の後であって第1インク吐出動作の前に行われる搬送動作(便宜上、第2搬送動作(第2搬送工程)ともいう。)とで、搬送量が異なっている。第1搬送動作では、カラーノズル列CLのノズルピッチよりも小さいピッチで用紙Sを搬送する。これにより、第2ドット形成動作において、第1ドット形成動作ではカラーインクによるドットを形成できなかった領域に、カラーインクによるドットが形成できる。第2搬送動作では、カラーノズル列CLが有する各グループ(シアングループCG,マゼンタグループMG,イエローグループYG)の幅に対応する量で用紙Sを搬送する。
排紙判断は、印刷対象となっている用紙Sに対する排出の要否を判断する動作である。排紙動作は、用紙Sを排出させる処理であり、先程の排紙判断で「排紙する」と判断されたことを条件に行われる。この排紙処理において、プリンタ側コントローラ60は、搬送モータ22を駆動する制御を行う。これにより、搬送ローラ21が回転し、用紙Sが排紙される。印刷終了判断は、印刷を続行するか否かの判断である。この印刷終了判断で、印刷を続行しないと判断した場合には、プリンタ側コントローラ60は、一連の処理を終了する。一方、印刷を続行すると判断した場合には、プリンタ側コントローラ60は、給紙動作に戻って新たな用紙Sへの印刷制御を行う。
このように、用紙Sへの画像の印刷は、ドット形成動作と搬送動作とを繰り返し行うことでなされる。ノズルNzから吐出されたインクが用紙Sに着弾すると、用紙Sの上にはドットが形成される。これにより、用紙Sの表面には、キャリッジ移動方向に沿った複数のドットからなるドット列が形成される。これらのドット形成動作と搬送動作とが繰り返し行われるため、ドット列は搬送方向に複数形成される。そして、画像は、複数のドット列によって構成されているといえる。
<印刷動作の具体例について>
次に、カラー印刷時の具体例に基づき、印刷動作を詳しく説明する。説明の便宜上、この具体例では、図6等に示すように、1つのノズル列あたりのノズルの数を15個としている。これに伴い、カラーノズル列CLが有する各グループ(シアングループCG,マゼンタグループMG,イエローグループYG)は、それぞれ5個のノズルNzで構成される。そして、ノズルNzを示す番号に関し、用紙搬送方向の下流側(図6における上側)ほど若い番号を付している。また、図6では、各ノズルNzを搬送方向の上流側へ移動させているように記載されているが、プリンタ1では用紙Sが搬送方向の下流側へ搬送されている。すなわち、図6では、用紙Sと各ノズルNzの相対位置が示されている。さらに、図7Bや図8Bに示す正方形状の領域は単位領域である。これらの図において、単位領域の大きさは1辺が1/360インチとなっている。すなわち、この具体例では、キャリッジ移動方向に360dpiであって搬送方向に360dpiの解像度で印刷が行われる。
給紙処理において、用紙Sは、シアングループCGが有する1番目のノズルC1に単位領域群L1が臨む位置まで、搬送される。ここで、単位領域群L1とは、複数の単位領域のうち、搬送方向の最下流に位置する複数の単位領域を意味する。なお、他の単位領域群も同様である。例えば、単位領域群L2とは、搬送方向の最下流から2番目に位置する複数の単位領域を意味する。なお、給紙処理において、第2ブラックインク列が有する21番目のノズルK21は、搬送方向の位置がノズルC1と同じであるため、ノズルC1と同じく単位領域群L1に臨む。
この状態から、1パス目のドット形成動作が行われる。このときヘッド41は、図7Aに示すように、プリンタ1の一端側であるキャッピング部材CAP側(ホームポジション側)から、プリンタ1の他端側へと移動する。すなわち、キャッピング部材CAPから遠ざかる第1方向へと移動する。第1方向への移動時において、第1ブラックノズル列BK1は、第2ブラックノズル列BK2及びカラーノズル列CLよりも、ヘッド41の進行方向の前方に位置する。同様に、第2ブラックノズル列BK2は、カラーノズル列CLよりも、ヘッド41の進行方向の前方に位置する。前述したように、第1方向への移動時には、第1インク吐出動作が行われる。この第1インク吐出動作では、各ブラックノズル列BK1,BK2(ブラックノズル群)及びカラーノズル列CL(カラーノズル群)のそれぞれが有するノズルNzからインクを吐出させる。このため、ブラックインクによるドットとカラーインクによるドットを同じ単位領域に重ね打ちする場合、先にブラックインクによるドットが形成され、その後、カラーインクによるドットが形成される。図7Bに示す例では、ドットの形成対象となる単位領域群L1〜L10のうち、奇数番目の単位領域群L1,L3,…について、ブラックインクによるドットが形成された後に、シアンインクによるドットが形成される。このように、ブラックインクとカラーインクとを同じ単位領域に重ね打ちする場合において、ブラックインクを先にカラーインクを後に着弾させると、順番を逆にした場合よりも良好な発色が得られる。これは、ドットの色に関し、後に着弾させたインクの方がより強い影響を与えるためと考えられる。
この第1インク吐出動作において、第1ブラックノズル列BK1が有する各ノズルNzと第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzのキャリッジ移動方向の間隔は、印刷解像度の整数倍に定められている。この構成により、第1ブラックノズル列BK1が有する各ノズルNzが或る単位領域に臨むと、第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzは他の単位領域に臨む。図7Bの例において、第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzは、第1ブラックノズル列BK1が有する各ノズルNzが或る単位領域に臨んだタイミングで、進行方向の2つ手前の単位領域に臨む。このため、第1ブラックノズル列BK1が有する各ノズルNzと第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzについて、インクを吐出させるための制御のタイミングを揃えることができる。例えば、共通のタイミング信号(ドット形成データをラッチするためのラッチ信号)を用いて制御を行うことができる。その結果、インク吐出のための制御の簡素化が図れる。同様に、第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzとカラーノズル列CLが有する各ノズルNzのキャリッジ移動方向の間隔についても、印刷解像度の整数倍に定められている。この構成により、第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzが或る単位領域に臨むと、カラーノズル列CLが有する各ノズルNzは他の単位領域に臨む。図7Bの例において、カラーノズル列CLが有する各ノズルNzは、第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzが或る単位領域に臨んだタイミングで、進行方向の5つ手前の単位領域に臨む。このため、第2ブラックノズル列BK2が有する各ノズルNzとカラーノズル列CLが有する各ノズルNzについても、インク吐出のための制御の簡素化が図れる。
さらに、このヘッド41では、第2ブラックノズル列BK2からカラーノズル列CLまでのキャリッジ移動方向の間隔を、第1ブラックノズル列BK1から第2ブラックノズル列BK2までのキャリッジ移動方向の間隔よりも広くしている。このようなレイアウトを採ることにより、第1ブラックノズル列BK1及び第2ブラックノズル列BK2から吐出されるブラックインクについては、用紙Sへの着弾タイミングの時間差を短くし、カラーインクについてはブラックインクが着弾した後、必要な時間を確保した後に用紙Sへ着弾させている。すなわち、ブラックインクについては用紙Sへの吸収を同時期に行わせつつ、カラーインクについてはブラックインクとの混色をできるだけ抑制している。これは、画質を高めるためである。
1パス目のドット形成動作(第1インク吐出動作)が終了すると、第1搬送動作が行われる。この第1搬送動作では、カラーノズル列CLのノズルピッチよりも小さいピッチで用紙Sが搬送される。これにより、カラーノズル列CLが有する各ノズルNzは、第1インク吐出動作にてカラーインクによるドットが形成されなかった単位領域群に臨む。この具体例では、図6に示すように、カラーノズル列CLのノズルピッチは2・D(D:印刷解像度)であり、用紙Sは、その半分の1・Dだけ搬送される。これにより、図8Bに示すように、シアングループCGのノズルC1〜C5が、ドットの形成対象となる単位領域群L1〜L10のうち、偶数番目の単位領域群L2,L4,…に臨む。
第1搬送動作が終了すると、2パス目のドット形成動作が行われる。このとき、図8Aに示すように、ヘッド41は、プリンタ1の他端側からキャッピング部材CAP側へと移動する。言い換えれば、キャッピング部材CAPに近付く第2方向へと移動する。そして、第2方向への移動時には、第2ドット形成動作が行われる。この第2ドット形成動作では、ブラックインクの吐出は行われず、カラーインクの吐出が行われる。これにより、第1インク吐出動作ではカラーインクによるドットを形成できなかった領域に、カラーインクによるドットが形成される。例えば、偶数番目の単位領域群L2,L4,…にドットが形成される。ここで、偶数番目の単位領域群L2,L4,…には、先に行われた第1インク吐出動作にてブラックインクによるドットが形成されている。このため、ブラックインクによるドットとカラーインクによるドットを重ね打ちする場合には、ブラックインクによるドットが形成された後にカラーインクによるドットが形成される。従って、第1インク吐出動作にてブラックインクによるドットとカラーインクによるドットが重ね打ちされた奇数番目の単位領域群L1,L3,…と、第1インク吐出動作にてブラックインクによるドットが形成され、第2インク吐出動作にてカラーインクによるドットが重ねて形成された偶数番目の単位領域群L2,L4,…とで、色合いを揃えることができる。その結果、画質の向上が図れる。
ところで、このプリンタ1において、第1ブラックノズル列BK1及び第2ブラックノズル列BK2で構成されるブラックノズル群は、搬送方向におけるノズルピッチ(所定ピッチに相当する。)が1/360インチである。一方、カラーノズル列CLで構成されるカラーノズル群は、搬送方向におけるノズルピッチ(他の所定ピッチに相当する。)が1/180インチである。すなわち、カラーノズル群のノズルピッチは、ブラックノズル群のノズルピッチの2倍である。これに伴い、第1搬送動作において、用紙Sは、カラーノズル群のノズルピッチの1/2に相当する距離だけ搬送されている。そして、1回の第1インク吐出動作に対して、第1搬送動作及び第2インク吐出動作は、1回行われる。その結果、ヘッド41の無用な移動(例えば、インクの吐出を伴わない移動)を行わなくても各単位領域群にドットを形成でき、画像の印刷を効率よく行うことができ、制御が容易になる。
2パス目のドット形成動作(第2インク吐出動作)が終了すると、第2搬送動作が行われる。この第2搬送動作では、カラーノズル列CLが有する1つのグループの幅に対応する距離だけ用紙Sが搬送される。これにより、搬送方向における上流側から2番目のグループは、先の第2インク吐出動作でカラーインクによるドットが形成された領域(つまり、搬送方向における最上流のグループが、先の第1インク吐出動作でドットを形成した領域)に臨む。また、搬送方向における最上流のグループ及び対応する複数のブラックノズルNzは、用紙Sにおける次の対象領域に臨む。この具体例では、図6に示すように、第2搬送動作にて9・Dだけ用紙Sが搬送される。これにより、マゼンタグループMGのノズルM1〜M5が、ドットの形成対象となる単位領域群L1〜L10のうち、奇数番目の単位領域群L1,L3,…に臨む。また、ブラックノズル群が有するノズルK21〜K30がドットの形成対象となる単位領域群L11〜L20に臨む。さらに、シアングループCGのノズルC1〜C5が、ドットの形成対象となる単位領域群L11〜L20のうち、奇数番目の単位領域群L11,L13,…に臨む。
第2搬送動作が終了すると、3パス目のドット形成動作が行われる。このとき、ヘッド41は第1方向へ移動するので、第1ドット形成動作が行われる。この第1ドット形成動作では、ノズルK21〜K30が単位領域群L11〜L20にブラックインクによるドットを形成し、ノズルC1〜C5が奇数の単位領域群L11,L13,…にシアンインクによるドットを形成し、ノズルM1〜M5が奇数の単位領域群L1,L3,…にマゼンタインクによるドットを形成する。これにより、単位領域群L1〜L10のうち、奇数番目の単位領域群L1,L3,…については、マゼンタインクによるドットが形成される。また、単位領域群L11〜L20のうち、奇数番目の単位領域群L11,L13,…については、ブラックインクによるドットとシアンインクによるドットが形成され、偶数番目の単位領域群L12,L14,…については、ブラックインクによるドットが形成される。
3パス目のドット形成動作(第1インク吐出動作)が終了すると、第1搬送動作が行われる。この第1搬送動作でも、用紙Sは1・Dだけ搬送される。これにより、マゼンタグループMGのノズルM1〜M5は、ドットの形成対象となる単位領域群L1〜L10のうち、偶数番目の単位領域群L2,L4,…に臨む。また、シアングループCGのノズルC1〜C5は、ドットの形成対象となる単位領域群L11〜L20のうち、偶数番目の単位領域群L12,L14,…に臨む。
第1搬送動作が終了すると、4パス目のドット形成動作が行われる。このとき、ヘッド41は第2方向へと移動するため、第2ドット形成動作が行われる。この第2ドット形成動作では、ブラックインクの吐出は行われず、カラーインクの吐出が行われる。この具体例において、偶数番目の単位領域群L2,L4,…にはマゼンタインクによるドットが形成され、単位領域群L12,L14,…にはシアンインクによるドットが形成される。
以後は、同様に搬送動作とドット形成動作が繰り返し行われる。簡単に説明すると、第2搬送動作が行われることで、イエローグループYGが奇数番目の単位領域群L1,L3,…に臨み、マゼンタグループMGが奇数番目の単位領域群L11,L13,…に臨む。そして、5パス目のドット形成動作では、対応する各単位領域群にドットが形成される。続いて、第2搬送動作と6パス目のドット形成動作とが行われ、カラーインクによるドットが偶数番目の単位領域群に形成される。
このような手順で印刷を行うことにより、文字や数字等のテキスト画像や線画像の印刷に多用されるブラックインクについては、奇数番目のパスにおいて、カラーインクよりも高い解像度(具体例では360dpi)でドットが形成され、偶数パス目ではドットは形成されない。このため、テキスト画像の画質を向上させることができる。これは、ドットの着弾位置のずれが抑制されたためと考えられる。例えば、図9Aに示すように、第1方向への移動時だけでブラックインクによるドットを形成すると、ドットの形成位置のばらつきが抑制されてテキスト画像を高い画質で印刷できる。一方、図9Bの参考例のように、ヘッド41の第1方向への移動時と第2方向への移動時のそれぞれでドットを形成した場合には、第1方向への移動中に形成されたドットと第2方向への移動中に形成されたドットの位置が移動方向にばらつき、全体的に歪んだ画像となってしまう。このように、この印刷方法を採ることでテキスト画像の画質を高めることができる。
また、以上の手順で印刷を行うことで、或る単位領域にドットを重ね打ちして色を表現する場合に、ドットの形成順序が規則的になる。すなわち、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクの順でドットが形成されることになる。これにより、単位領域毎の色のばらつきを抑制することができる。また、これらのインクの中で、イエローインクは、最も混色の影響を受けやすいが、重ね打ちの最後にドットが形成されている。この点でも、混色の影響を抑制することができる。さらに、イエローインクへの混色に関し、最も影響を与えるブラックインクについてはドットの形成順序を1番目に定め、2番目に影響を与えるシアンインクについてはドットの形成順序を2番目に定めている。この点でも、混色の影響を抑制することができる。
ところで、ヘッド41が有するブラックノズル群は、用紙Sの搬送方向に対して1/360インチピッチという、カラーノズル列CLのノズルピッチよりも細かなピッチで形成されている。加えて、用紙Sの搬送方向の全体に亘って同じ種類のインクを吐出させている。このため、ブラックインクの単色印刷では、一般的な構成のヘッド(色ごとに1つのノズル列を割り当てたヘッド)よりも、高い解像度の画像を高速で印刷できる。特に、ブラックインクを用いたテキスト印刷では、その効果が顕著である。
===その他の実施形態===
前述の実施形態は、印刷装置としてのプリンタ1について記載されているが、その中には、印刷方法や制御用プログラムの開示も含まれている。また、液晶表示装置120の画素を形成する際の印刷方法(画素形成方法及び工程)といった、インクジェット応用技術の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<ノズル列の構成について>
前述した実施形態では、ブラックノズル群が2つのブラックノズル列で構成され、カラーノズル群が1つのカラーノズル列CLで構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、ブラックノズル群を、ノズルNzの形成位置が搬送方向に1/4ピッチずつずれた4つのブラックノズル列で構成し、カラーノズル群を、ノズルNzの形成位置が搬送方向に1/2ピッチずつずれた2つのカラーノズル列CLで構成してもよい。また、カラーノズル列CLに関し、ライトシアンインクやライトマゼンタインクを含めた5種類のインクを吐出させる構成としてもよいし、レッドインクやバイオレットインクを吐出させてもよい。また、第1ブラックノズル列BK1と第2ブラックノズル列BK2を入れ替えてもよい。すなわち、第1ブラックノズル列BK1をカラーノズル列CLに近い側に配置し、第2ブラックノズル列BK2をカラーノズル列CLから遠い側に配置してもよい。
<カラーノズル群のノズルピッチについて>
カラーノズル群のノズルピッチは、ブラックノズル群のノズルピッチの偶数倍(2n倍;nは1以上の自然数)であることが好ましい。ヘッド41の無用な移動をなくすことができ、画像の印刷が効率よく行うことができるからである。ここで、nが2以上の場合には、搬送動作において、カラーノズル群が有する複数のノズルNzと用紙Sとの相対位置がカラーノズル群のノズルピッチの1/2nに相当する距離だけ搬送方向へずれるように、用紙Sを搬送させる。そして、第1方向へヘッド41を移動させつつカラーインクのみを吐出させる他の第2インク吐出動作を、前述した第2インク吐出動作と交互に行うことにより、ヘッド41の無用な移動をなくすことができ、画像の印刷が効率よく行うことができる。
<印刷方法について>
印刷方法に関し、ヘッド41の第1方向への移動時にブラックインクとカラーインクを吐出し、第2方向への移動時にカラーインクを吐出していれば、他の印刷方法であってもよい。例えば、カラーノズル列CLに関し、複数のノズルNzで1つの単位領域群を担当するような印刷方法を採用してもよい。
印刷システムの構成を説明するブロック図である。 ヘッドをノズル側から見た斜視図である。 ノズルプレートに設けられたノズルの配置、及び、吐出されるインクの種類を説明するための図である。 各ノズル列が有するノズルの位置関係を説明するための部分拡大図である。 印刷動作を説明するためのフローチャートである。 印刷動作をモデル化して説明する図である。 図7Aは第1インク吐出動作を模式的に説明する図である。図7Bは第1インク吐出動作でドットが形成される単位領域を模式的に説明する図である。 図8Aは第1インク吐出動作を模式的に説明する図である。図8Bは第1インク吐出動作でドットが形成される単位領域を模式的に説明する図である。 図9Aは印刷されたテキスト文字を説明する図である。図9Bは参考例のテキスト文字を説明する図である。
符号の説明
1 プリンタ,20 用紙搬送機構,21 搬送ローラ,22 搬送モータ,
30 キャリッジ移動機構,31 タイミングベルト,32 プーリー,
33 駆動モータ,40 ヘッドユニット,41 ヘッド,411 ケース,
411a ケース本体,411b フランジ部,412 ノズルプレート,
50 ヘッド制御部,60 プリンタ側コントローラ,
61 インタフェース部,62 CPU,63 メモリ,
64 制御ユニット,70 駆動信号生成回路,100 印刷システム,
110 コンピュータ,111 ホスト側コントローラ,
112 インタフェース部,113 CPU,114 メモリ,
120 表示装置,130 入力装置,140 記録再生装置,
S 用紙,CR キャリッジ,CAP キャッピング部材,Nz ノズル,
BK1 第1ブラックノズル列,BK2 第2ブラックノズル列,
CL カラーノズル列,CG シアングループ,MG マゼンタグループ,
YG イエローグループ

Claims (7)

  1. (A)媒体の搬送方向に所定ピッチで形成された複数のノズルを有するブラックノズル群と前記搬送方向に前記所定ピッチよりも広い他の所定ピッチで形成された複数のノズルを有するカラーノズル群とを有するヘッドを、前記搬送方向とは交差する第1方向に移動させつつ、前記ノズルからインクを吐出させる第1インク吐出工程であって、
    前記ブラックノズル群が有する前記複数のノズルからブラックインクを吐出させるとともに前記カラーノズル群が有する前記複数のノズルからカラーインクを吐出させる第1インク吐出工程と、
    (B)前記媒体を前記搬送方向に搬送する搬送工程と、
    (C)前記搬送方向とは交差し前記第1方向とは反対の第2方向に前記ヘッドを移動させつつ、前記ノズルからインクを吐出させる第2インク吐出工程であって、
    前記ブラックノズル群から前記ブラックインクを吐出させずに、前記カラーノズル群から前記カラーインクを吐出させる第2インク吐出工程と、
    (D)を有する印刷方法。
  2. 請求項1に記載の印刷方法であって、
    前記搬送工程では、
    前記他の所定ピッチよりも短い距離だけ前記媒体を搬送させる、印刷方法。
  3. 請求項2に記載の印刷方法であって、
    前記他の所定ピッチは、
    前記所定ピッチの偶数倍のピッチである、印刷方法。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の印刷方法であって、
    前記カラーノズル群は、
    前記ブラックノズル群よりもホームポジションに近い側に配置され、
    前記第1方向は、
    前記ホームポジションから離れる方向であり、
    前記第2方向は、
    前記ホームポジションに近付く方向である、印刷方法。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載の印刷方法であって、
    前記カラーノズル群は、
    前記搬送方向に隣接する所定数のノズルによるグループを複数有し、前記グループ毎に異なる色のカラーインクを吐出する、印刷方法。
  6. 請求項5に記載のインクジェットヘッドであって、
    前記カラーノズル群は、
    シアンインクを吐出するシアングループと、マゼンタインクを吐出するマゼンタグループと、イエローインクを吐出するイエローグループとを有する、印刷方法。
  7. (A)媒体の搬送方向に所定ピッチで形成された複数のノズルを有するブラックノズル群と、前記搬送方向に前記所定ピッチよりも広い他の所定ピッチで形成された複数のノズルを有するカラーノズル群とを有するヘッドと、
    (B)前記搬送方向とは交差する第1方向と前記搬送方向と交差し前記第1方向とは反対の第2方向とに、前記ヘッドを移動させるヘッド移動部と、
    (C)前記媒体を前記搬送方向に搬送する媒体搬送部と、
    (D)前記ヘッドによるインクの吐出、前記ヘッド移動部による前記ヘッドの移動、及び、前記媒体搬送部による前記媒体の搬送を制御するコントローラであって、
    前記ヘッドを前記第1方向に移動させつつ、前記ブラックノズル群が有する前記複数のノズルからブラックインクを吐出させるとともに前記カラーノズル群が有する前記複数のノズルからカラーインクを吐出させること、
    前記媒体を搬送させること、及び、
    前記第2方向に前記ヘッドを移動させつつ、前記ブラックノズル群から前記ブラックインクを吐出させずに、前記カラーノズル群から前記カラーインクを吐出させること、
    を行うコントローラと、
    (E)を有する印刷装置。
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