JP2009101687A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009101687A
JP2009101687A JP2008259966A JP2008259966A JP2009101687A JP 2009101687 A JP2009101687 A JP 2009101687A JP 2008259966 A JP2008259966 A JP 2008259966A JP 2008259966 A JP2008259966 A JP 2008259966A JP 2009101687 A JP2009101687 A JP 2009101687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording
ejection port
scanning
color ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008259966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5570107B2 (ja
Inventor
Wakako Yamamoto
和歌子 山本
Hidehiko Kanda
英彦 神田
Hirokazu Tanaka
宏和 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008259966A priority Critical patent/JP5570107B2/ja
Publication of JP2009101687A publication Critical patent/JP2009101687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5570107B2 publication Critical patent/JP5570107B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
    • B41J19/145Dot misalignment correction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/14Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction
    • B41J19/142Character- or line-spacing mechanisms with means for effecting line or character spacing in either direction with a reciprocating print head printing in both directions across the paper width
    • B41J19/147Colour shift prevention

Abstract

【課題】インクジェット記録において、記録ヘッドの往復走査で重なり順序が異なることに起因した色むらを低減する。
【解決手段】往復走査で重ねる2種類のインクの吐出口列の配列が、往復走査のそれぞれで主滴とサテライトの着弾位置が異なる(ドット面積が大きくなる)場合が先になるような吐出順序とするような配列順序とする。これにより、往復走査による重なり順序の違いに応じて異なる色となる、部分とドットの面積を、上記とは逆の配列順序の場合と較べて小さくすることができる。その結果、往復走査でそれぞれ記録が行われる領域間の色味の違いを少なくし、記録画像の色むらを低減することができる。
【選択図】図13

Description

本発明は、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関し、詳しくは往復双方向の走査で記録を行う際に生ずることのある色むらの低減に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等のOA機器が広く普及しており、これら機器で作成された情報を出力するためのプリンタ等、様々な記録装置が提供されている。これら記録装置の中でも、インクジェット方式の記録ヘッドを走査して記録を行うシリアルタイプのインクジェット記録装置は、比較的低コストで高速かつ高画質な画像を記録することができるものとして広く普及している。
このようなシリアル記録装置において高速記録を可能とする技術の一つとして双方向記録が知られている。双方向記録は、記録ヘッドの往方向の走査および復方向の走査の両方で記録を行うものである。また、この双方向記録の態様は、往復走査それぞれの1回の走査で記録を完成させるものと、往復走査の複数回の走査で記録を完成させるものがある。後者は、いわゆるマルチパス記録の一態様として知られている。
上記マルチパス記録は、複数回の走査で記録を完成する単位である単位領域を、複数回の走査でそれぞれ異なるノズルによって記録を行うものである。具体的には、記録ヘッドにおけるノズルを複数のグループに分け、走査ごとに1つのグループに対応した量の記録媒体搬送を行うことにより順次異なるグループを対応付けて複数回の走査を行うものである。この記録方式によれば、ノズルごとの吐出量や吐出方向などのばらつきを複数回の走査に分散させることができ、上記ばらつきによる濃度むらを目立たなくすることができる。
以上のように、双方向記録によれば、単純な比較として一つの方向の走査でのみ記録を行う片方向記録に比べて約2倍の記録速度を得ることができる。さらに、マルチパス記録を併せて実行することにより、高速でかつ高画質の記録を行うことが可能となる。
しかしながら一方で、双方向記録では、各色インクの吐出順序に起因した色むらないし濃度むらを生じ得ることも知られている。
図1は、この双方向記録による色むらを説明する図であり、記録ヘッドから吐出されるシアンインクおよびマゼンタインクそれぞれが記録媒体上に着弾した様子を示している。図1(a)に示すドット3501は、往方向走査において先行して吐出されるマゼンタインクによって記録媒体上に形成されるドットを示す。図1(b)に示すドット3502は、往方向の同じ走査において上記マゼンタインクの後から吐出されるシアンインクによって記録媒体上に形成されるドットを示す。すなわち、マゼンタインクを吐出する記録ヘッドあるいは吐出口列とシアンインクを吐出する記録ヘッドあるいは吐出口列の配列が上記往方向においてマゼンタ、シアンの順序で配列している。このとき、往方向走査では、先ずマゼンタインクが吐出され、次にシアンインクが吐出される。そして、これらそれぞれのインクによって形成されるドットは、重ならないとき上記ドット3501、3502のように同じ面積(着弾面積)となる。しかし、例えばブルーのドットを記録する場合、これらインクは重なるように吐出されて形成されるドットの着弾面積は単独のドットと異なることがある。
図1(c)は、同図の+X方向の往方向に記録ヘッドを走査しながら、先ずマゼンタインクを吐出し、次にシアンインクを吐出してドット記録する様子を示す図である。図1(c)において、3503は、先行して吐出されたマゼンタインクと後続のシアンインクが重なって形成された部分のブルーのドット(メインドット)を示す。これに対し、3504は、後続のシアンインクが先行のマゼンタインクと重なることによって、メインドット周囲に形成されるシアン色の部分を示す。このように、マゼンタインク、シアンインクの順にインクを吐出すると、先に吐出されたマゼンタインクと後から吐出されたシアンインクとによってブルーのドットが形成されるとともに、このドットの周囲に後から吐出されたシアンインク単独の領域が形成される。このような現象は、アルミナ、シリカ等の金属酸化物を含む塗膜層を基材上に形成した用紙(コート紙)に対して、染料インクを用いて記録を行った場合に顕著に現れる現象である。つまり、先に吐出されたマゼンタインクは、記録媒体に先に着弾し、記録媒体の表層(塗膜層)に浸透定着する。一方、後から吐出されたシアンインクは、その一部がマゼンタインクの定着した領域に浸透定着してブルーのドットを形成するが、マゼンタインクの定着した領域に浸透できない一部のシアンインクはその領域の周囲に浸透定着することになる。以上のようにして、異なる色のインクが重なるように吐出してドットを形成すると、着弾面積の広がりによって重なりの順序に応じた色味の違いが生じる。上記の例では、+X方向の走査で、マゼンタインク、シアンインクの順序で重ねて記録すると、シアン色の強いブルー色になる。一方、−X方向の走査でシアンインク後にマゼンタインクを重ねて記録すると、マゼンタ色の強いブルー色になる。
以上のように、双方向記録を行うと、往走査と復走査でインクの打ち込み(吐出)順序が逆転することによる色味の違いが発生し、記録画像全体で色むらが発生することがある。例えば、往復走査それぞれの1回の走査で記録を完成させる方式では、往、復走査それぞれで完成する領域全体の色味が異なり、そのような色味の違いが走査領域ごとに交互に表れる。また、マルチパス記録においても、単位領域の記録を完成する走査回数によっては単位領域ごとに交互に色味が異なる濃度むらないし色むらを生じる。
以上のような往復走査のインクの重なり順序が異なることによる色むらを解決する一構成としていわゆる対称ヘッドが知られている(特許文献1、特許文献2)。例えば、シアン、マゼンタの吐出口列ないし記録ヘッドをそれぞれ主走査方向において2つ設け、それらを対称に配置したものが知られている。そして、シアン、マゼンタそれぞれについて往方向と復方向で別の吐出口列ないし記録ヘッドを用いることによりインクの重なり順序が往復どの方向でも同じくなるようにしたものである。
特開2001−171151号公報 特開2005−001336号公報
しかしながら、上記従来の技術では1つの色について少なくとも対称配置の2つの吐出口列ないし記録ヘッドを設けることから、記録ヘッドの全体が大きくなり、また、それによって装置の大型化やコスト増などを招くといった問題がある。すなわち、対称ヘッドの構成は、往復走査による重なり順序の違いを解消できるものの、そのための追加の吐出口列ないし記録ヘッドを必要とするという本質的な問題を有している。
本発明は、このような追加の構成を採用することなく、重なり順序の違いに起因にした色むらを低減するものである。すなわち、本発明は、異なる色のインクを重ねて形成されるドットにおいて、重なり順序が異なるのに応じて生じる、色の異なる部分に着目し、この色の異なる部分の色の違いを少なくするかあるいは実質的に無くすことによって画像全体の色むらを低減する。
また、サテライトだけでなく、図1にて上述したとおりインクを重ねて吐出する場合に後から吐出されるインクのドットは広がって大きく形成される。この大きく広がって形成される部分も、往復走査で重なり順序が異なることに応じて異なる色となる。図1に示す例では、ドット3504のうちドット3503を除いた部分が、往復走査で重なり順序が異なることに応じて異なる色の部分である。
本発明は、以上のような往復走査で重なり順序が異なることに応じて色が異なる部分に着目し、この部分の色の違いを少なくしまたは実質的に無くすものである。すなわち、本発明は、この色の違いの低減または除去によって記録画像の色むらを低減することができるインクジェット記録装置およびその記録方法を提供することを目的とする。
そのために本発明では、第1の色のインクを吐出するための第1の吐出口列と第2の色のインクを吐出するための第2の吐出口列を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドの第1方向の走査では第1の色のインク、第2の色のインクの順にインクを吐出し、前記記録ヘッドの第2方向の走査では第2の色インク、第1の色のインクの順にインクを吐出して記録媒体上に画像の記録を行うインクジェット記録装置において、前記第1方向の走査では、前記第1の色のインクの着弾面積は前記第2の色のインクの着弾面積よりも大きく、前記第2方向走査では、前記第2の色のインクの着弾面積は前記第1の色のインクの着弾面積よりも大きいことを特徴とする。
他の形態では、第1の色のインクを吐出するための第1、第2の吐出口列、および第2の色のインクを吐出するための第3、第4の吐出口列がこの順に所定方向に配列された記録ヘッドを、記録媒体上の所定領域に対して複数回走査させて記録を行うインクジェット記録装置において、前記所定領域に対して奇数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列のうち前記第1、第4の吐出口列のみを用いて記録を行い、前記所定領域に対して偶数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列を用いて記録を行うことを特徴とする。
さらに他の形態では、第1の色のインクを吐出するための第1の吐出口列と第2の色のインクを吐出するための第2の吐出口列を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドの第1方向の走査では第1の色のインク、第2の色のインクの順にインクを吐出し、前記記録ヘッドの第2方向の走査では第2の色インク、第1の色のインクの順にインクを吐出して記録媒体上に画像の記録を行うインクジェット記録装置において、前記第1方向の走査では、前記第1の色のインクの吐出量は前記第2の色のインクの吐出量よりも大きく、前記第2方向走査では、前記第2の色のインクの吐出量は前記第1の色のインクの吐出量よりも大きいことを特徴とする。
また、第1の色のインクを吐出するための第1の吐出口列と第2の色のインクを吐出するための第2の吐出口列を有する記録ヘッドを用い、該記録ヘッドの第1方向の走査では第1の色のインク、第2の色のインクの順にインクを吐出し、前記記録ヘッドの第2方向の走査では第2の色インク、第1の色のインクの順にインクを吐出して記録媒体上に画像の記録を行うインクジェット記録方法において、前記第1方向の走査では、前記第1の色のインクの着弾面積は前記第2の色のインクの着弾面積よりも大きく、前記第2方向走査では、前記第2の色のインクの着弾面積は前記第1の色のインクの着弾面積よりも大きいことを特徴とする。
他の形態では、第1の色のインクを吐出するための第1、第2の吐出口列、および第2の色のインクを吐出するための第3、第4の吐出口列がこの順に所定方向に配列された記録ヘッドを、記録媒体上の所定領域に対して複数回走査させて記録を行うインクジェット記録方法において、前記所定領域に対して奇数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列のうち前記第1、第4の吐出口列のみを用いて記録を行い、前記所定領域に対して偶数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列を用いて記録を行うことを特徴とする。
以上の構成によれば、往復走査による重なり順序の違いに応じて、往復走査間で異なる色の部分の面積を小さくすることができる。その結果、往復走査でそれぞれ記録が行われる領域間の色味の違いを少なくし、記録画像の色むらを低減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るシリアル型のインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。シリアル型のインクジェット記録装置では、記録ヘッドを主走査方向に移動させながらインク吐出を行う主走査と、記録媒体を主走査方向と交差する副走査方向へと搬送する副走査を繰り返しながら、記録媒体に画像を記録していく。
図2において、101はインクカートリッジを示す。このインクカートリッジ101は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)のインクがそれぞれ個別に貯留されたインク収納容器である。また、100は、上記C、M、Y、Bk4色のインクをそれぞれ吐出する複数の吐出口(ノズルともいう)の列を一体に配設した記録ヘッドを示す。詳細には、記録ヘッド100は、C、M、Y、Bk4色のインクについて、それぞれ複数(例えば512個)の吐出口を配列した1つの吐出口列を記録ヘッドの主走査方向に配列したものである。106は、上記記録ヘッド100を一体に備えるとともに、インクカートリッジ101を着脱可能に装着するキャリッジを示す。このキャリッジ106は、キャリッジモータの駆動力により、主走査方向に平行に設けられたガイドシャフト107に沿って往復移動を行うことができる。
103は、不図示の駆動モータの駆動力によって回転する搬送ローラを示す。この搬送ローラ103は、これに対向する補助ローラ104と共に記録媒体Pを挟持しつつ、キャリッジ106の往復動作に応じて間欠的に回転し、記録媒体Pを副搬送方向yに一定量搬送する。また、105は搬送ローラ103側へ記録媒体Pを給送する一対の給紙ローラを示す。この一対の給紙ローラ105は記録媒体Pを挟持しつつ回転し、搬送ローラ103及び補助ローラ104と共に記録媒体Pを副走査方向(y方向)へと搬送する。
非記録時にホームポジションhに待機しているキャリッジ106は、記録開始命令が入力されると、x方向に移動して記録ヘッド100の走査を行う。そして、この走査の間に記録ヘッドの各色の複数の吐出口からそれぞれの色のインクを吐出して記録を行う。一走査分の記録データに基づく記録動作が終了するとキャリッジ106は元のホームポジション側に戻り、また、記録媒体Pを一定量搬送する。そして、再びx方向へと移動して記録ヘッドの記録走査を行う。以上の動作を繰り返すことにより、記録媒体の全体に記録を行うことができる。
図3は、図2に示したインクジェット記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。図2において、メインバスライン2005には、画像入力部2003、画像信号処理部2004、および中央制御部CPU2000といったソフト系処理手段が接続されている。さらに、メインバスライン2005には、操作部2006、回復系制御回路2007、ヘッド温度制御回路2014、ヘッド駆動制御回路2015、キャリッジ駆動制御回路2016、記録媒体の搬送制御回路2017などのハード系処理手段が接続されている。
CPU2000は、ROM2001とRAM2002に格納されるプログラムやデータを用いて、図12にて後述する処理を含めた本記録装置の制御およびデータ処理を実行し、また、動作を制御する。すなわち、ROM2001には、画像入力部2003、画像信号処理部2004、ヘッド駆動制御回路2015等の各ユニットを制御するためのプログラムが格納されている。RAM2002は、各種データを処理するためのワークエリアとして機能する。CPU2000は、ROM2001に格納されているプログラムに従って、メインバスライン2005を介して、上記各ユニットを制御する。
画像入力部2003には、インクジェット記録装置と接続される不図示のホスト装置(例えば、ホストコンピュータ、デジタルカメラ)から転送される画像データが入力される。画像信号処理部2004は、CPU2000の制御の下、画像入力部2003に入力された画像データを2値化処理し、2値画像データを生成する。ヘッド駆動制御回路2015は、CPU2000の制御の下、記録ヘッド100の各吐出口からインクを吐出させるために設けられた電気熱変換素子の駆動を制御する。詳しくは、ヘッド駆動制御回路2015は、画像信号処理部2004において生成された2値画像データに基づき電気熱変換素子を駆動する。これにより、2値画像データが示す画像が記録媒体に形成されることになる。なお、ここでは、吐出エネルギーを発生する素子として電気熱変換素子を用いる場合について説明するが、この発生素子は電気熱変換素子に限られるものではない。例えば、発生素子として圧電素子(ピエゾ素子)を用いる形態であってもよい。
回復系制御回路2007は、ROMに格納されている回復動作を行うためのプログラムに従って回復系モータ2008を駆動し、インクジェット記録装置の回復動作を制御する。すなわち、回復系モータ2008は、回復系制御回路2007からの制御信号に基づいて、記録ヘッド100とこれに対向可能な位置に設けられたクリーニングブレード2009、キャップ2010、および吸引ポンプ2011を駆動する。
記録ヘッド100は、電気熱変換素子が設けられている基板を有する。この基板には、記録ヘッド100の温度を測定するためのダイオードセンサ2012と、記録ヘッドの温度を調整するための保温ヒータが設けられている。ヘッド温度制御回路2014は、ダイオードセンサ2012により得られたヘッド温度に基づいて保温ヒータの動作を制御し、これにより記録ヘッドの温度を調整する。
以上、図2および図3に示した本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置における往復走査による色むらないし濃度むらの低減に関するいくつかの実施形態を以下に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1の実施形態は、異なるインクを吐出してそれぞれのインクドットが重なるように記録を行う場合に、先に吐出されるインクについて、そのサテライトが単独で形成されるようにするものである。これによって、先に吐出されるインクの着弾面積と後から吐出されるインクの着弾面積とをほぼ等しくする。本実施形態によれば、往復走査それぞれで、先に吐出されたインクの着弾面積と後から吐出されたインクの着弾面積とをほぼ等しくすることが出来、全体的に観察される色の違いが平均化され、往復走査で完成するそれぞれの領域間での色味の差が小さくなる。以下、これについて具体的に説明する。
図4は、記録ヘッド100における第1の色としてのマゼンタ(M)インクの吐出口列2307、2308(第1の吐出口列)と、第2の色としてのシアン(C)インクの吐出口列2305、2306(第2の吐出口列)の配列を示す図である。なお、同図では、図示の簡略化のため吐出口(ノズル)数が9個の場合を示している。また、他のインク色であるイエロー(Y)およびブラック(Bk)の吐出口列については図示を省略している。さらに、各色の吐出口列は、吐出口の間隔が1/600インチである。そして、各吐出口からは、1滴あたり約2pl(主滴とサテライト(副滴)を合わせた量)のインク滴を吐出周波数15KHzで吐出する。また、記録ヘッド100の走査速度は、上記吐出周波数で主走査方向にインク滴を600dpi間隔に記録する、約25インチ/秒である。図4に示す記録ヘッドでは、往(+X)方向の走査でMインク、Cインクの順で重なるように、Cインクの吐出口列2305、2306とMインクの吐出口列2307,2308が主走査方向に配列されている。
また、Cインクの吐出口列2305と吐出口列2306は、相互に、Yで示す記録紙の搬送方向(副走査方向)に1200dpi間隔でずれて配置されており、それぞれのインク吐出口列は共通の液室(不図示)を介してインクが吐出されるようになっている。Mインクの吐出口列2307と吐出口列2308も、Cインクの吐出口列と同様に、Y方向に1200dpi間隔でずれた配置であり、それぞれのインク吐出口列は共通液室を介してインクが吐出されるようになっている。
図5(a)は、Cインクの吐出口列2305、2306を拡大した図面であり、図5(b)は図5(a)のC−C’線に沿う断面図である。
図5(a)、(b)において、1は基板、2はヒータ、4はオリフィスプレートである。また、インク流路10は基板1とオリフィスプレート4との間に形成され、複数のインク流路10の間には隔壁9が設けられている。また、基板1にインク供給口8が形成されている。ヒータ2は、吐出口2301、2302それぞれと対向するように基板1に設けられており、ヒータ2の表面には保護膜などが形成されている。インクは、インク流路10と連通する共通液室(不図示)からインク流路10を介して各吐出口2301、2302へと供給されるようになっている。
ここで、図5(b)を参照して、吐出口2301、2302それぞれから吐出される主滴とサテライトの吐出方向の特性について説明する。
まず、各吐出口のヒータが駆動されると、吐出口2301、2302それぞれの主滴が図中のAで示す鉛直下向き方向に吐出される。各吐出口から主滴が吐出された後、各吐出口のヒータ近傍にインク供給口8からインクが供給(リフィル)されるため、インク供給口8は、一時的にインクの無い空洞の状態となる。そうすると、各吐出口にリフィルされたインクがインク供給口8方向に僅かに引っ張られるようになる。各吐出口のインク液面は主滴が吐出された後で振動している状態にあるが、リフィルされたインクがインク供給口8方向に引っ張られる影響で、その振動の方向が鉛直下向きのA方向から各吐出口のインクが引っ張られる方向へと変化する。すなわち、インク液面は吐出口とインク供給口とを結ぶ方向へと変化する。主滴に続くサテライトは、このようなインク液面の振動の状態で吐出されることになるため、吐出口2301のサテライトは、図中のB方向で示す、鉛直下向きA方向から復方向(−X)方向側に傾いた方向に吐出されることになる。また、吐出口2302のサテライトは、図中のC方向で示す、鉛直下向きA方向から往方向(X)方向側に傾いた方向に吐出される。以上のように、各吐出口から吐出される主滴は鉛直下向きA方向に吐出されるが、サテライトに関しては、鉛直下向きA方向に吐出されず、B方向またはC方向に向けて吐出されることになる。
なお、Mインクの吐出口列2307、2308に関しても、Cインクの吐出口列と同じ記録ヘッドの構成となっており、また主滴、サテライトの吐出方向の特性も同じものとなっている。
図6(a)および(b)は、シアンの吐出口列2305の吐出口2301から、往方向走査で吐出を行ったときの主滴とサテライトの着弾位置関係を示す図である。詳しくは、往方向走査で吐出口2301から位置X1を通過した瞬間に吐出を行ったときの、記録媒体P上に着弾した主滴およびサテライトによるドット群の様子を示している。記録ヘッド100が約25インチ/秒で走査されているとき、吐出速度の関係から主滴2101とサテライト2102は主走査方向の位置X1から往走査方向にずれて着弾する。これは、サテライト2102が主滴2101よりも吐出速度が遅く、主滴2101よりもさらに往路方向にずれて着弾するためである。しかし、本実施形態の記録ヘッド100の吐出口列2305の各吐出口2301は、上述したように吐出口2301から吐出されるサテライトは復方向(−X)方向側に傾いた方向に吐出される吐出特性を有している。このため、結果的に主滴2101とサテライト2102は重なって着弾し同一のドットを形成する。
図7(a)および(b)は、吐出口列2305の吐出口2301を用いた、復方向走査を行う場合の主滴とサテライトの着弾位置関係を示す図であり、図6(a)および(b)と同様の図である。詳しくは、往方向と同じ速度の復方向走査で吐出口2301から位置X3を通過した瞬間に吐出を行ったときの、記録媒体P上に着弾した主滴およびサテライトによるドット群の様子を示している。
復方向の場合、主滴2201とサテライト2202は往方向の場合と同様に復走査方向にずれて着弾し別々のドットを形成する。この場合、サテライト2202は主滴2201よりも吐出速度が遅く、また、吐出口2301から吐出されるサテライトは復方向側に傾いた方向に吐出される吐出特性を有しているため、サテライト2202は、主滴2201よりもさらに復路方向にずれて着弾する。すなわち、復方向では、主滴とサテライトは着弾位置が相互にずれた位置となる。
このように、シアンの吐出口列2305は、その往路走査において、主滴とサテライトとが重なって着弾するが、復路走査においては、主滴とサテライトがずれた位置に着弾することとなる。なお、マゼンタの吐出口列2307についても、往路走査、復路走査において、主滴とサテライトの着弾位置関係は図6、7の場合と同様となる。
図8(a)および(b)は、シアンの吐出口列2306の吐出口2302から、往方向走査で吐出を行ったときの主滴とサテライトの着弾位置関係を示す図である。これら図に示すように、上述したとおり吐出口2302から吐出されるサテライトは往方向側に傾いた方向に吐出される吐出特性を有しているため、往方向走査で、サテライト3302は、主滴3301よりもさらに往方向にずれて着弾する。すなわち、往方向走査では、吐出口列2305の復走査の場合(図7(a)および(b))と同じように、主滴とサテライトは着弾位置が相互にずれた位置となる。
一方、図9(a)および(b)は、吐出口列2306の吐出口2302から、復方向走査で吐出を行ったときの主滴とサテライトの着弾位置関係を示す図である。復方向走査では、吐出口列2304の往走査の場合(図6(a)および(b))と同じように、主滴とサテライトは重なって着弾する。
このように、シアンの吐出口列2306は、その往路走査において、主滴とサテライトとがずれた位置に着弾するが、復路走査においては、主滴とサテライトが重なって着弾することとなる。なお、マゼンタの吐出口列2308についても、往路走査、復路走査において、主滴とサテライトの着弾位置関係は図8、9の場合と同様となる。
図10は、図4に示した記録ヘッド100を用いて1回の走査で画像を完成させる記録動作を説明する図である。また、図11は、上記記録動作の各走査で用いる記録データのマスク処理に用いるマスクパターンを示す図である。さらに、図12は本実施形態の記録動作を示すフローチャートである。
図11に示すマスクパターンから明らかなように、シアン、マゼンタは1回の走査で総ての記録データが記録される。すなわち、図12において、ステップ1601で記録動作が起動されると、ステップ1602で給紙が行われる。次に、ステップ1603で記録データの有無を判別し、記録データがある場合はステップ1604でこれから往路方向に記録するデータの読み込みを行う。そして、ステップ1605で、図10に示すように、1走査目の往方向走査でマゼンタ、シアンなどそれぞれの記録データに基づき、吐出口列に対応した幅の領域(1)の記録を完成する。次に、ステップ1606で、吐出口列の長さに対応した量、具体的には12ドット/600dpi分だけ副走査方向に記録媒体を搬送する。この搬送の後、ステップ1607で、復路方向に記録するデータの読み込みを行う。そして、ステップ1608で、図10に示す2走査目の復方向走査でマゼンタ、シアンそれぞれについて記録データに基づき、それぞれの吐出口列に対応した領域(2)の記録を完成する。すなわち、奇数回走査で記録を完成する。
さらに同様の動作を繰り返す。すなわち、ステップ1609で副走査方向に記録媒体を搬送し、ステップ1603において記録データの有無を判別し、記録データがある場合は上記同様の動作を行い、記録データがない場合はステップ1610で排紙を実施し、記録動作を終了する。
本発明の第1の実施形態は、上述のようなシアン、マゼンタのインクを用いた記録動作において、シアンインクの吐出口列2305、2306のうち、吐出口列2305のみを用いる。また、マゼンタンインクの吐出口列2307、2308のうち、吐出口列2308のみを用いる。
図13(a)および(b)は、吐出口列2305と吐出口列2308を用いてシアン、マゼンタのインクによる記録を行う場合に、それぞれ往方向走査および復方向走査で形成されるドットを示す図である。
上述の記録動作において、往方向(第1方向)の走査では、マゼンタインク、シアンインクの順で吐出される。この場合、マゼンタインクは吐出口列2308のみから吐出されるため、図8(a)および(b)に示したように、主滴とサテライトが異なる位置に着弾する。また、その後吐出されるシアンインクは吐出口列2305のみから吐出されるため、図6(a)および(b)に示したように、主滴とサテライトが重なって着弾する。すなわち、最初に主滴とサテライトによるマゼンタのドットが互いに離れた位置に形成される。そして、その後シアンの主滴とサテライトは、マゼンタの主滴によるドットに重なるように形成される。その結果、図13(a)に示すように、シアンとマゼンタが重なってブルー色のメインドット2503が形成されるとともに、該メインドット周囲のシアン色の領域2501と、マゼンタ色のサテライトドット2502とが形成される。
一方、復方向(第2方向)の走査では、図4に示した吐出口列の配列によって、シアンインク、マゼンタインクの順で吐出される。この場合、シアンインクは吐出口列2305のみから吐出されるため、図7(a)および(b)に示したように、主滴とサテライトが異なる位置に着弾する。また、その後吐出されるマゼンタインクは吐出口列2308のみから吐出されるため、図9(a)および(b)に示したように、主滴とサテライトが重なって着弾する。すなわち、最初に主滴とサテライトによるシアンのドットが互いに離れた位置に形成される。そして、その後マゼンタの主滴とサテライトは、シアンの主滴によるドットに重なるように形成される。その結果、図13(b)に示すように、シアンとマゼンタが重なってブルー色のメインドット2507が形成されるとともに、該メインドット周囲のマゼンタ色の領域2505と、シアン色のサテライトドット2506とが形成される。
このように、本発明の実施形態によれば、先に吐出されるインクのサテライトがメインドットから離れて着弾するようにし、また、後から吐出されるインクのサテライトがメインドット内に着弾するようにしている。
異なるインクを順に吐出して記録を行う場合、後から吐出されたインク単独の領域がメインドットの周囲に形成され、後から吐出されるインク色の色味が強く認識されてしまう。しかし、本発明の実施形態では、先に吐出されるインクのみ、そのサテライトをメインドットからずらして形成することにより、後から吐出されるインクの色味の影響を軽減することが出来る。その結果、往復走査でそれぞれ記録が行われる領域間の色味の違いを少なくし、記録画像の色むらを低減することができる。
本実施形態の記録ヘッド100は、異なるインクそれぞれについて、共通液室から供給されるインクを吐出する2列の吐出口列を備える構成となっている。そして、往路走査、復路走査ともに、先に吐出されるインクのサテライトが記録ヘッドの進行方向に傾いて吐出され、後から吐出されるインクのサテライトが進行方向と逆方向に傾いて吐出されるような、吐出口列の組み合わせを使用して記録を行うようにしている。これにより、本発明の実施形態では、先に吐出されるインクのサテライトがメインドットから離れて着弾するようにし、また、後から吐出されるインクのサテライトがメインドット内に着弾させることが出来、記録画像の色むらを低減することが可能となる。
しかし、本実施形態のための記録ヘッドの構成は、上記のような、それぞれのインク色で共通液室を有する2列の吐出口列が備えられているものに限られない。すなわち、先に吐出されるインクのサテライトがメインドットから離れて着弾し、後から吐出されるインクのサテライトがメインドット内に着弾する構成となっていれば良い。例えば、先に吐出されるインクの吐出口列が記録ヘッドの進行方向に傾いて形成されていて、後から吐出されるインクの吐出口列が進行方向と逆方向に傾いて形成されている場合であってもよい。この場合、それぞれの吐出口列から吐出される主滴とサテライトはともに傾いた吐出方向特性を有する。しかし、主滴とサテライトの吐出速度の関係から、先に吐出されるインクのサテライトがメインドットから離れて着弾し、後から吐出されるインクのサテライトがメインドット内に着弾するようになる。
また、本実施形態においては、メインドット周囲の領域(後から吐出されるインク色)の面積と、サテライトドット(先に吐出されるインク色)の面積とが等しくなるように記録ヘッドの吐出制御をすることで、記録画像の色むらを最も低減できる。つまり、メインドットとサテライトドットの合計面積を先に吐出されるインクの着弾面積、メインドットと該メインドット周囲の領域の合計面積を後から吐出されるインクの着弾面積と定義する。この場合、先に吐出されるインクの着弾面積と後から吐出されるインクの着弾面積とをほぼ等しくする構成が好適である。
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態は、複数回走査で記録を完成するマルチパス記録に本発明を適用した例に係るものである。偶数回走査で記録を完成するマルチパス記録の場合、往復走査それぞれの回数は等しい。従って、この偶数回走査で記録が完成するそれぞれの領域間で往復走査によって生じる色味は同じものとなる。しかし、奇数回走査で記録を完成するマルチパス記録の場合、1回多く実行される走査が往方向走査か復方向走査かによって記録を完成するそれぞれの領域間で色みの違いを生じる。本実施形態は、奇数回走査のマルチパス記録に本発明を適用したものである。装置および記録ヘッドは、第1実施形態と同じものである。
図14は、3回の走査で記録媒体上の所定領域の画像を完成させる3パス記録の記録動作を説明する図である。また、図15(a)〜(c)は、本実施形態の3パス記録で用いるマスクを示す図である。図15(a)、(b)および(c)に示すパターンは相互に補完関係にある間引きパターンを示している。
図14に示すように、1走査目では、シアン、マゼンタの各吐出口列について、図15(a)に示すマスクを用いて生成された記録データに基づき、往方向に走査しながら吐出口列のそれぞれの3つの吐出口に対応した領域(1)の記録を行う。次に、2走査目では、領域(1)について、図15(b)に示すマスクを用いて生成した記録データに基づき復方向走査によって記録を行う。さらに、3走査目では、領域(1)について、図15(c)に示すマスクを用いて生成した記録データに基づき往方向走査によって記録を行う。
図16(a)〜(c)は、領域(1)についてそれぞれ図14に示す1走査目〜3走査目の記録結果を示す図である。また、図17(a)〜(c)は、領域(2)についてそれぞれ図14に示す2走査目〜4走査目の記録結果を示す図であり、図18(a)〜(c)は、領域(3)についてそれぞれ図14に示す3走査目〜5走査目の記録結果を示す図である。
1走査目で領域(1)の画像は、図16(a)に示すように往方向走査のドットが形成される。マゼンタとシアンの吐出口列は、図15(a)〜(c)に示すように相互に排他的なマスクによって記録がされるため、別の画素にドットが形成され、マゼンタのインクドットとシアンのインクドットとが同じ走査で重なることはない。これは、以下の各走査でも同様である。図では、この走査で記録されるシアンの画素を横シマで、マゼンタの画素を縦シマで表している。
次に、2走査目では、領域(1)の記録画像は、図16(b)に示すように往方向走査のドットに加えて復方向走査のドットが形成される。この走査で記録されたシアンの画素を横シマで、この走査で記録されたマゼンタの画素を縦シマで表す。また、領域(2)について、図17(a)に示すように、復方向走査によるドットが形成される。この走査で記録されたシアンの画素を横シマで、この走査で記録されたマゼンタの画素を縦シマで表す。
さらに3走査目では、領域(1)の記録画像は、図16(c)に示すように、往方向走査のドットと復方向走査のドットに加えて、往方向走査のドットが形成され、この領域(1)の記録が完成する。この走査で記録されたシアンの画素を横シマで、この走査で記録されたマゼンタの画素を縦シマで表す。また、領域(2)の記録画像は、図17(b)に示すように、復方向走査のドットに加えて、往方向走査のドットが形成される。この走査で記録されたシアンの画素を横シマで、この走査で記録されたマゼンタの画素を縦シマで表す。さらに、領域(3)の記録画像は、図18(a)に示すように、往方向走査のドットが形成される。この走査で記録されたシアンの画素を横シマで、この走査で記録されたマゼンタの画素を縦シマで表す。以降同様にして、領域(2)、(3)、(4)、・・・の記録が往復による3回の走査で完成する。
以上の3パス記録では、図15(a)〜(c)に示すマスクのパターンから明らかなように、第1実施形態のように同じ走査でマゼンタインクとシアンインクが重なることはない。しかし、別の走査であるが同じ方向の走査でマゼンタインクとシアンインクが重なる場合がある。例えば、図15(a)に示すマゼンタのマスクパターンと図15(c)に示すシアンのマスクパターンは同じである。従って、この場合、1走査おいた異なる2つの走査で同じ方向でマゼンタインクとシアンインクが重なる。そして、順次記録が完成する隣接する領域間ではこの方向が逆になる。本発明は、2種類のインクが走査方向の等しい2回の走査で記録される場合にも第1実施形態で上述したのと同様の効果がある。
本実施形態では、上述したように、異なる2回の往方向走査でマゼンタ、シアンの順で重なる画素、または異なる2回の復方向走査でシアン、マゼンタの順で重なる画素が、各領域で全体の1/3存在する。例えば、図16(c)に示す領域(1)では、異なる2回の往方向走査でマゼンタ、シアンの順で重なるドットが全体の1/3存在する。同様に、図17(c)に示す領域(2)では、異なる2回の復方向走査でシアン、マゼンタの順で重なるドットが全体の1/3存在する。また、図18(c)に示す領域(3)では、領域(1)と同様、異なる2回の往方向走査でマゼンタ、シアンの順で重なるドットが全体の1/3存在する。従って、第1の実施形態のように、先に吐出されるインクのサテライトを単独で着弾させることにより、これらの記録領域において、全体の1/3の画素で、色味の違いを低減する効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、3回の記録走査で画像を完成させる場合について説明したが、これに限定されることは無い。例えば、記録走査方向の往復動作を3回以上の奇数回繰り返して画像を完成させるマルチパス記録についても同様の効果を得ることができることはもちろんである。なお、本実施形態において、記録走査方向の往復動作を偶数回繰り返して画像を完成させるマルチパス記録については、画像中の色むらの影響が無い。この点から、所定方向に配列するマゼンタンインクの吐出口列2307、2308(第1の吐出口列、第2の吐出口列)、シアンインクの吐出口列2305、2306(第3の吐出口列、第4の吐出口列)の4列の吐出口列を用いて記録を行う。
(第3実施形態)
上述した第1実施形態および第2実施形態では、2色のインクが重なるように記録する場合について説明したが、本実施形態では1回の走査で3色のインクが重なるように記録を行う場合について説明する。
図19は、本実施形態の記録ヘッドにおける3種類のインクの吐出口列の配列の一例を示す図である。具体的には、第1および第2実施形態で示したシアンインクの吐出口列2305,2306と、マゼンタインクの吐出口列2307,2308に加え、イエローインクの吐出口列2603、2604の配列を示している。
イエローインクの吐出口列2603、2604は、シアン、マゼンタインクの吐出口列と同じ記録ヘッドの構成となっており、また主滴、サテライトの吐出方向の特性も同じものとなっている。
以上の3種類のインクを吐出する吐出口列においては、そのうち2種のインクの吐出口列について、第1、第2の実施形態のように、先に吐出されるインクの着弾面積と後から吐出されるインクの着弾面積とをほぼ等しくする、記録制御を実行することができる。しかし、その他の1種のインクの吐出口列については、上述の2種のインクの吐出口列に対して着弾面積とを揃えるような、記録制御を実行することができず、記録画像中にその他1種のインクの色味の影響が現れるおそれがある。
そこで、本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエローの3種のインクのうち、シアン、マゼンタのインクについて、第1、第2の実施形態のように、先に吐出されるインクの着弾面積と後から吐出されるインクの着弾面積とをほぼ等しくする。すなわち、シアン、マゼンタに較べて視認性の低いイエローインクは、シアン、マゼンタインクと着弾面積が異なっても、記録画像中の色味の影響が比較的低いため、シアン、マゼンタインクをその着弾面積とをほぼ等しくすることができる。
図19に示すように、本実施形態の記録ヘッド100は、図4に示した記録ヘッドのシアンインクの吐出口列2305、2306およびマゼンタンインクの吐出口列2307、2308に加えて、イエローの吐出口列2603、2604をさらに備えたものである。イエローの吐出口列2603、2604は、各列の吐出口2601,2602が1/600インチ間隔で配列されており、吐出口列2603と吐出口列2604とは1/1200インチだけずれた構成になっている。
本実施形態では、図19に示す記録ヘッドを用いる構成において、シアンインクの吐出口列2305、2306のうち、吐出口列2305のみを用い、マゼンタンインクの吐出口列2307、2308のうち、吐出口列2308のみを用いる。イエローの吐出口列については、吐出口列2603、2604のうちの一方の吐出口列のみを用いるようにしても良いし、イエローの記録データを吐出口列2603、2604に振り分けて、両吐出口列を用いるようにしても良い。
以上のように本実施形態によれば、シアン、マゼンタ、イエローそれぞれについて2列の吐出口列を有する記録ヘッドを用いて記録を行う場合に、シアン、マゼンタの吐出口列に対して第1実施形態の記録制御を行う。これにより、各色のインクの打ち込み順序が往復走査によって異なること起因したバンド状の色むらを低減することができる。
なお、本実施形態では、それぞれの吐出口列が等しい吐出量2plである場合について説明を行ったが、2pl以外の吐出量でもよい。また、各吐出口列が異なる吐出量を吐出する場合においても同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態では、第2実施形態で説明したように、記録走査を3回以上の奇数回繰り返して画像を完成させる構成においても同様に効果を得ることができる。
(第4実施形態)
上述した第1〜第3実施形態は、先に吐出されるインクの着弾面積と、後から吐出されるインクの着弾面積とをほぼ等しくすることにより、往復走査によるインクドットの重なり順序の違い応じた色ないし濃度の異なる部分の面積を小さくするものであった。これに対し、本発明の第4の実施形態は、先に吐出されるインクの吐出量が後から吐出されるインクの吐出量よりも多くなるように、後から吐出されるインクの吐出量を減少させることで、濃度の異なる部分の面積を小さくするかあるいは実質的に無くすものである。
例えば、図1(c)に示したように、先ずマゼンタインクを吐出し、次にシアンインクを吐出してドット記録する場合、メインドットの周囲にシアン色のドットの周縁部分3504が生じる。この部分によって、走査の方向ごとにその記録する領域の色味の違いを生じ画像全体の色むらとなる。
本実施形態では、図1(a)〜(c)に示す例において、往(+X)方向走査では、後から吐出されるシアンインクの吐出量を減少させる。一方、復(‐X)方向走査では、後から吐出されるマゼンタインクの吐出量を減少させる。これにより、後から吐出されたインクの領域がメインドット周囲に形成されても、その領域の面積を小さくすることができる。すなわち、上記色の異なる周縁部分が小さくなることで、記録画像中に発生する色むらを低減することが可能になる。
なお、後から吐出されるインク吐出量の制御に代えて、先行インクの吐出量を増大させる制御としてもよい。要は、吐出される2種類のドットを重ねた結果として、重なりに応じて異なる色ないし濃度となる部分がより小さくなるようなドット面積を実現するように吐出量を定めればよい。例えば、上述の実施形態のように主滴とサテライトのドットがそれぞれ形成される場合は、このようなサテライトの面積も考慮して吐出量を定めることができる。
以上における吐出量制御は、上述した各実施形態で用いた電気熱変換素子に電圧パルスを印加して熱エネルギーを発生させてインクを吐出する方式では、上記パルスのパルス幅などパルス波形を制御することによって行うことができる。また、ピエゾ方式の記録ヘッドにあっては、ピエゾ素子に印加する電圧を制御することによって吐出量を変化させることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態における異なる色のインクは、シアン、マゼンタなどのインクを例に示したが、これに限られず、染料や顔料などの色材の濃度が異なるインクも本明細書では異なる色のインクに含まれる。このような色材濃度の異なるインクを往復走査で重ねて記録する場合にも本発明を適用できることは、以上の説明からも明らかである。
ただし、異なるインクを重ねて記録する場合に、後から吐出されるインク単独の領域がメインドット周囲に形成される現象は、コート紙に染料インクを用いて記録を行ったときに、特に顕著に生じる現象である。従って、先に吐出されるインクの着弾面積と後から吐出されるインクの着弾面積とをほぼ等しくする本発明は、上述のコート紙および染料インクを用いる場合に効果的である。
本発明が解決しようとする課題の説明において、後から着弾したドットの径が広がる現象を説明する図である。 本発明の実施形態に適用されるインクジェット記録装置の概略説明図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1、第2の実施形態における、記録ヘッドの構成を示す図である。 本発明の第1、第2の実施形態に係る、往復でサテライトの出方が異なる記録ヘッドの構成を示す図である。 本発明の第1〜3の実施形態における吐出口列2305の吐出口2301を用いて、往路で吐出を行ったときの、記録媒体上に着弾したドット群の様子を示す図である。 本発明の第1〜3の実施形態における吐出口列2305の吐出口2301を用いて、復路で吐出を行ったときの、記録媒体上に着弾したドット群の様子を示す図である。 本発明の第1〜3の実施形態における吐出口列2306の吐出口2302を用いて、往路で吐出を行ったときの、記録媒体上に着弾したドット群の様子を示す図である。 本発明の第1〜3の実施形態における、吐出口列2306の吐出口2302を用いて、復路で吐出を行ったときの、記録媒体上に着弾したドット群の様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態における、記録動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態における、間引きパターンを模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録動作を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において、記録媒体上に着弾したドットの様子を示す図である。 本発明の第2の実施形態における、記録動作を示す図である。 本発明の第2の実施形態における、間引きパターンを模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態において、画像領域(1)の記録画像を示す図である。 本発明の第2の実施形態において、画像領域(2)の記録画像を示す図である。 本発明の第2の実施形態において、画像領域(3)の記録画像を示す図である。 本発明の第3の実施形態における記録ヘッドの構成を示す図である。
符号の説明
100 記録ヘッド
2000 CPU
2001 ROM
2002 RAM
2304、2305、2603、3804、3805 吐出口列
2301、2302、2601、3801、3802 吐出口

Claims (11)

  1. 第1の色のインクを吐出するための第1の吐出口列と第2の色のインクを吐出するための第2の吐出口列を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドの第1方向の走査では第1の色のインク、第2の色のインクの順にインクを吐出し、前記記録ヘッドの第2方向の走査では第2の色のインク、第1の色のインクの順にインクを吐出して記録媒体上に画像の記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記第1方向の走査では、前記第1の色のインクの着弾面積は前記第2の色のインクの着弾面積よりも大きく、前記第2方向の走査では、前記第2の色のインクの着弾面積は前記第1の色のインクの着弾面積よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1方向の走査で前記第1の吐出口列から吐出される第1の色のインクの主滴および副滴は、前記記録媒体上で別々のドットを形成し、
    前記第1方向の走査で前記第2の吐出口列から吐出される第2の色のインクの主滴および副滴は、前記記録媒体上で同一のドットを形成し、
    前記第2方向の走査で前記第1の吐出口列から吐出される第1の色のインクの主滴および副滴は、前記記録媒体上で同一のドットを形成し、
    前記第2方向の走査で前記第1の吐出口列から吐出される第2の色のインクの主滴および副滴は、前記記録媒体上で別々のドットを形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1の吐出口列から吐出される第1の色のインクの副滴は、前記第1方向に傾いて吐出され、
    前記第2の吐出口列から吐出される第2の色のインクの副滴は、前記第2方向に傾いて吐出されることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録媒体上の所定領域に対して前記記録ヘッドを奇数回走査させて画像を完成させることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記記録媒体はコート紙であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 第1の色のインクを吐出するための第1、第2の吐出口列、および第2の色のインクを吐出するための第3、第4の吐出口列がこの順に所定方向に配列された記録ヘッドを、記録媒体上の所定領域に対して複数回走査させて記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記所定領域に対して奇数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列のうち前記第1、第4の吐出口列のみを用いて記録を行い、
    前記所定領域に対して偶数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列を用いて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 前記第1の吐出口列と前記第2の吐出口列は共通の液室を介して供給される前記第1の色のインクを吐出する吐出口列であり、
    前記第3の吐出口列と前記第4の吐出口列は共通の液室を介して供給される前記第2の色のインクを吐出する吐出口列であることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記記録媒体はコート紙であることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  9. 第1の色のインクを吐出するための第1の吐出口列と第2の色のインクを吐出するための第2の吐出口列を有する記録ヘッドを備え、該記録ヘッドの第1方向の走査では第1の色のインク、第2の色のインクの順にインクを吐出し、前記記録ヘッドの第2方向の走査では第2の色のインク、第1の色のインクの順にインクを吐出して記録媒体上に画像の記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記第1方向の走査では、前記第1の色のインクの吐出量は前記第2の色のインクの吐出量よりも大きく、
    前記第2方向の走査では、前記第2の色のインクの吐出量は前記第1の色のインクの吐出量よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 第1の色のインクを吐出するための第1の吐出口列と第2の色のインクを吐出するための第2の吐出口列を有する記録ヘッドを用い、該記録ヘッドの第1方向の走査では第1の色のインク、第2の色のインクの順にインクを吐出し、前記記録ヘッドの第2方向の走査では第2の色のインク、第1の色のインクの順にインクを吐出して記録媒体上に画像の記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記第1方向の走査では、前記第1の色のインクの着弾面積は前記第2の色のインクの着弾面積よりも大きく、
    前記第2方向の走査では、前記第2の色のインクの着弾面積は前記第1の色のインクの着弾面積よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録方法。
  11. 第1の色のインクを吐出するための第1、第2の吐出口列、および第2の色のインクを吐出するための第3、第4の吐出口列がこの順に所定方向に配列された記録ヘッドを、記録媒体上の所定領域に対して複数回走査させて記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記所定領域に対して奇数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列のうち前記第1、第4の吐出口列のみを用いて記録を行い、
    前記所定領域に対して偶数回走査させて記録を行う場合、前記第1、第2、第3、第4の吐出口列を用いて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
JP2008259966A 2007-10-04 2008-10-06 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Expired - Fee Related JP5570107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008259966A JP5570107B2 (ja) 2007-10-04 2008-10-06 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007261264 2007-10-04
JP2007261264 2007-10-04
JP2008259966A JP5570107B2 (ja) 2007-10-04 2008-10-06 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009101687A true JP2009101687A (ja) 2009-05-14
JP5570107B2 JP5570107B2 (ja) 2014-08-13

Family

ID=40522890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008259966A Expired - Fee Related JP5570107B2 (ja) 2007-10-04 2008-10-06 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7806512B2 (ja)
JP (1) JP5570107B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018530461A (ja) * 2015-10-14 2018-10-18 船井電機株式会社 バンディングを低減させるイメージング装置および方法
JP2019166802A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8289571B2 (en) * 2008-07-10 2012-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Bidirectional multi-pass inkjet printer suppressing density unevenness based on interval between scans
JP6790530B2 (ja) * 2016-07-12 2020-11-25 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11207999A (ja) * 1998-01-22 1999-08-03 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法及びこれに用いるインクジェット記録用インク
JP2007015270A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2007118300A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Canon Inc インクジェット記録装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001171151A (ja) 1999-12-22 2001-06-26 Canon Inc インクジェット記録装置
JP4566396B2 (ja) 2000-11-30 2010-10-20 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
JP3884993B2 (ja) 2001-06-07 2007-02-21 キヤノン株式会社 画像記録装置および画像記録方法
JP4208652B2 (ja) 2003-06-13 2009-01-14 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11207999A (ja) * 1998-01-22 1999-08-03 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法及びこれに用いるインクジェット記録用インク
JP2007015270A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2007118300A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Canon Inc インクジェット記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018530461A (ja) * 2015-10-14 2018-10-18 船井電機株式会社 バンディングを低減させるイメージング装置および方法
JP2019166802A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7806512B2 (en) 2010-10-05
JP5570107B2 (ja) 2014-08-13
US20090091599A1 (en) 2009-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4182123B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP3884993B2 (ja) 画像記録装置および画像記録方法
JP4763886B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP2007301770A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2011037178A (ja) 流体噴射装置、及び、流体噴射方法
EP1790485B1 (en) Inkjet recording device and inkjet recording method
JP4566396B2 (ja) インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
JP4566397B2 (ja) インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法
JP5570107B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP4979485B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2006256009A (ja) インクジェット記録方法
JP2011098455A (ja) 液体吐出装置
JP2007038671A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2018176611A (ja) インクジェットプリンタ及び印刷方法
US8177328B2 (en) Ink jet printing apparatus and ink jet printing method
JP2009045800A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP2005169950A (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP5560679B2 (ja) 流体噴射装置、及び、流体噴射方法
JP4262246B2 (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JP5832138B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP4958997B2 (ja) インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP4603844B2 (ja) パターン形成装置およびパターン形成方法
JP2001096731A (ja) インクジェット記録方法および装置
JPH07132620A (ja) カラーインクジェット記録方法
JP2003311936A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置ならびにインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5570107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees