JP4594465B2 - ワーク位置決め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動化、省力化設備における搬送治具上のワーク位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動化、省力化設備における搬送治具上のワーク位置決めは、搬送治具上のワークを上から下へと位置決め押さえ板で押しつけ固定する方式が一般的であった。
【0003】
図5ないし図8に基づいて従来のワーク位置決め装置及びその位置決め動作を説明する。図5は従来のワーク位置決め装置の平面図、図6はそのワーク位置決め装置の側面図である。ワークを載置した搬送治具1の下部に受け台2が設けられ、搬送治具1の上部に上下動可能な位置決め押さえ板3が配置されている。
【0004】
図7はこのワーク位置決め装置のワーク位置決め動作前の状態を示す図、図8は位置決め動作後の状態を示す図である。ワーク4の位置決めに際して、まずワーク4を載置した搬送治具1が、図7に示すように受け台2上で静止し、上方から位置決め押さえ板3が下降してくる。そして図8に示すように搬送治具1を介して、ワーク4を受け台2と位置決め押さえ板3との間で固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来は、搬送治具1を介して、ワーク4を受け台2と位置決め押さえ板3との間で位置決め固定するため、搬送治具1とワーク4の間での位置のばらつきが生じ、ワーク固定において位置決め(固定)精度に影響する。そしてワーク4の固定にばらつきがあると、製品の品質、信頼性に影響し、不良の原因となる。
【0006】
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、ワークの位置決め精度を向上させることができるワーク位置決め装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の手段は、搬送治具上のワークを位置決めするワーク位置決め装置であって、
前記搬送治具に小孔を形成し、
前記搬送治具の上方に上下動可能に設けられた位置決め押さえ板と、前記搬送治具の下方に設けられた真空吸着ユニットを備え、
前記真空吸着ユニットに吸着筒が設けられており、
前記搬送治具の小孔に被さるようにワークが前記搬送治具上方に載置され、
前記搬送治具の小孔が前記吸着筒と対向する位置で搬送治具を停止すると、
前記真空吸着ユニットの吸着筒を前記搬送治具に対して相対的に突き上げて、当該吸着筒が前記小孔に嵌合し、吸着筒がワークに当りワークが搬送治具上方に浮き、前記吸着筒を通してワークを吸着固定するとともに、
その吸着固定されたワークは、前記搬送治具に対して相対的に下降した前記位置決め押さえ板に押圧されて、前記搬送治具を介さずに前記吸着筒と位置決め押さえ板により挟持固定されて所定の作業を行い、その後、前記吸着筒を下げて前記ワークの挟持を解除する構成になっていることを特徴とするものである。
【0008】
また第2の手段は、第1の手段において、前記搬送治具がベルト状の搬送治具であることを特徴とするものである。
さらに第3の手段は、第1または第2の手段において、当該ワーク位置決め装置は超音波溶着固定装置に用いるワーク位置決め装置であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明においては、固定の位置決め押さえ板に対して、搬送治具の下部に配置された真空吸着ユニットの吸着筒が搬送治具の小孔から突き上げ動作し、ワークを吸着固定する。そして、吸着筒と位置決め押さえ板との間でワークを位置決めするようになっている。
【0010】
搬送治具を介さずに、吸着筒を通してワークを吸着固定するとともに、吸着筒と位置決め押さえ板により挟持固定しているため、ワークの固定が確実で、ワークの位置決め精度を向上するこができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係るワーク位置決め装置の平面図、図2はそのワーク位置決め装置の側面図である。ワークを載置したベルト状の搬送治具1の下部に多数の吸着筒12を有する真空吸着ユニット11を設け、搬送治具1の上部に固定された位置決め押さえ板3を配置する。
【0012】
図3はワーク位置決め動作前の状態を示す図、図4は位置決め動作後の状態を示す図である。ワーク位置決めに際して、まずワーク4を載置した搬送治具1が、図3に示すように真空吸着ユニット11上であって、吸着筒12と小孔1aが対向する位置で停止する。搬送治具1の小孔1aよりも吸着筒12の径が小さくなっており、これにより吸着筒12が搬送治具1の小孔1aに嵌合することができる。
【0013】
図3の状態から真空吸着ユニット11を上昇させると、吸着筒12がワーク4に当たり、ワーク4が搬送治具1の上方に浮く。このとき図4に示すように、搬送治具1の小孔1aに吸着筒12が嵌合し、小孔1aに被さるワーク4が吸着筒12に吸着固定される。ワーク4は位置決め押さえ板3に押圧され、吸着筒12と位置決め押さえ板3により挟持固定される。
位置決め押さえ板の下降により搬送治具が下方に撓み、搬送治具の下部に配置された真空吸着ユニットの吸着筒が搬送治具の小孔に嵌合してワークを吸着固定し、吸着筒と位置決め押さえ板との間でワークを位置決めすることもできる。
【0014】
従って、搬送治具1を介することなくワーク4の位置決めを行うことができ、搬送治具1とワーク4間の位置のばらつきの影響を無くすことができる。
【0015】
本発明は、ワイヤボンディングの超音波溶着固定装置、ダイボンディングの搭載チップ固定装置等に採用して品質の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、ワークの位置決め精度を上げ、延いては製品の品質、信頼性を向上させることができる。また、汎用性の高い装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るワーク位置決め装置の平面図である。
【図2】そのワーク位置決め装置の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るワーク位置決め装置のワーク位置決め動作前の状態を示す図である。
【図4】そのワーク位置決め装置の位置決め動作後の状態を示す図である。
【図5】従来のワーク位置決め装置の平面図である。
【図6】そのワーク位置決め装置の側面図である。
【図7】そのワーク位置決め装置におけるワーク位置決め動作前の状態を示す図である。
【図8】そのワーク位置決め装置の位置決め動作後の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 搬送治具
1a 小孔
3 位置決め押さえ板
4 ワーク
11 真空吸着ユニット
12 吸着筒
Claims (3)
- 搬送治具上のワークを位置決めするワーク位置決め装置であって、
前記搬送治具に小孔を形成し、
前記搬送治具の上方に上下動可能に設けられた位置決め押さえ板と、前記搬送治具の下方に設けられた真空吸着ユニットを備え、
前記真空吸着ユニットに吸着筒が設けられており、
前記搬送治具の小孔に被さるようにワークが前記搬送治具上方に載置され、
前記搬送治具の小孔が前記吸着筒と対向する位置で搬送治具を停止すると、
前記真空吸着ユニットの吸着筒を前記搬送治具に対して相対的に突き上げて、当該吸着筒が前記小孔に嵌合し、吸着筒がワークに当りワークが搬送治具上方に浮き、前記吸着筒を通してワークを吸着固定するとともに、
その吸着固定されたワークは、前記搬送治具に対して相対的に下降した前記位置決め押さえ板に押圧されて、前記搬送治具を介さずに前記吸着筒と位置決め押さえ板により挟持固定されて所定の作業を行い、その後、前記吸着筒を下げて前記ワークの挟持を解除する構成になっていることを特徴とするワーク位置決め装置。 - 請求項1記載のワーク位置決め装置において、前記搬送治具がベルト状の搬送治具であることを特徴とするワーク位置決め装置。
- 請求項1または2記載のワーク位置決め装置において、当該ワーク位置決め装置は超音波溶着固定装置に用いるワーク位置決め装置であることを特徴とするワーク位置決め装置。
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JP2001113434A JP2001113434A (ja) | 2001-04-24 |
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- 1999-10-15 JP JP29414599A patent/JP4594465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0584682A (ja) * | 1991-03-29 | 1993-04-06 | Hitachi Ltd | 真空チヤツク装置 |
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