JP4593007B2 - 載置装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、載置装置に関し、更に詳しくは、ウエハ等の被処理体を載置し、所定の温度に設定することができる載置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置あるいは検査装置は、ウエハ等の被処理体を載置して所定の処理を行うための載置装置を具備している。例えば、プローブ装置等の検査装置の場合には、被処理体の検査に伴って発熱するために載置装置を介して被処理体を冷却したり、あるいは被処理体の種類によっては載置装置を介して被処理体を高温に設定したり低温に設定したりして検査を行うことがある。そのために、載置装置は、被処理体を冷却したり、被処理体を所定の温度に設定するための温度調節機構を備えている。
【0003】
従来の載置装置は、トッププレート、冷却ジャケット、ヒータ及びボトムプレートとを備え、冷却する場合には冷却ジャケットを用いてトッププレートを冷却してトッププレート上の被処理体を所定の温度まで冷却し、加熱する場合にはヒータを用いて冷却ジャケット、トッププレートを加熱してトッププレート上の被処理体を所定の温度まで加熱するようにしている。ところが、被処理体の低温特性と高温特性を検査する場合には、スループットを低下させないためにトッププレート上の被処理体を迅速に加熱、冷却を行わなくてはならない。そのためには冷却ジャケットの冷却能力及びヒータの加熱能力を大きくする必要があるが、この要求を満たすとそれだけ冷却ジャケット及びヒータの容量が大きくなって温度応答性が悪くなる。
【0004】
温度応答性を高めた載置装置としては、例えば特公平7−111994号公報に記載の試料載置台がある。この試料載置台はペルチエ効果を発現する熱交換素子と熱交換ジャケットを用いて被処理体の温度を制御するもので、上述の冷却ジャケット及びヒータを用いた場合と比較すれば温度応答性に優れている。また、例えば特開平11−173774号公報にはヒートパイプを利用した温度制御装置が記載され、また、特開2000−172347号公報にはヒートパイプと熱電モジュールを用いた温度制御装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公平7−111994号公報に記載の試料載置台の場合には、熱交換ジャケットを循環させる熱媒体(エチレングリコール水溶液)を冷却用、加熱用として用いるため、同一の熱媒体を加熱、冷却するにはそれ相応の時間が必要であり、一枚の被処理体を高温と低温の間で目的温度まで迅速に温度変化させることが難しく、スループットを高めることが難しい。また、特開平11−173774号公報に記載の温度制御装置の場合にはヒートパイプとフィンが上下に分割された円形プレートを用い、加熱流体または冷却流体をフィン側に通し、ヒートパイプを介して高温あるいは低温の目的温度まで変化させなくてはならないため、これらの流体として沸点が高く、融点の低い有機熱媒体を使用せざるを得ず、使用後の有機熱媒体を廃棄する場合には環境への負荷が伴う。また、特開2000−172347号公報にはヒートパイプ、フィン、熱電モジュール及び冷却板(ジャケット)を用い、熱電モジュールとヒートパイプ及びフィンとの間で熱交換を行う構造で複雑で熱容量が大きくなる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、環境への負担を軽減することが可能であると共に、被処理体を載置台上に密着させて被処理体を迅速に昇降温させて高温及び低温での処理にダイナミックに対応することができる載置装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の載置装置は、被処理体を載置する載置体と、この載置体上の被処理体の温度を調節する温度調節機構と、上記載置体上の被処理体を真空吸着する吸着手段と、を備え、上記温度調節機構を介して上記載置体上の被処理体を加熱あるいは冷却して所定の温度に設定する載置装置において、上記載置体内に上記温度調節機構の加熱、冷却能を補充する熱電ユニットを設け、且つ、上記温度調節機構は、上記載置体内に設けられた熱交換器と、この熱交換器に加熱用の熱媒体を供給する第1熱媒体供給手段と、この熱媒体供給手段からの熱媒体を冷却用の熱媒体に切り替えて上記熱交換器に供給する第2熱媒体供給手段と、を有し、また、上記吸着手段は、上記載置体内の上記熱交換器を上下方向に貫通して上記載置体の載置面で開口する複数の排気路と、上記複数の排気路と連通し且つ上記載置体の径方向に形成された複数の排気路を有するシート状部材と、を有し、上記シート状部材が上記熱交換器の下面側に配置されていることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項2に記載の載置装置は、請求項1に記載の発明において、上記加熱用及び冷却用の熱媒体が水であることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の請求項3に記載の載置装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記熱電ユニットは、上記載置体内全体に配列されたペルチエ効果を発現する複数対の熱電素子と、対をなす熱電素子の下端同士を接続するように配列された複数の電極と、対をなして隣合う熱電素子の上端同士を互いに接続するように配列された複数の電極と、を有し、一体化してなることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の請求項4に記載の載置装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記載置体は、窒化アルミニウムによって形成されたトッププレートを有することを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項5に記載の載置装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記熱電ユニットの外周に配置されたリング状の支持部材を介して上記熱電ユニットを挟持したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。
本実施形態の載置装置1は、例えば図1に示すように、ウエハWを載置する載置体2と、この載置体2の温度を調節する温度調節機構3と、載置体2を基台4Aを介して昇降させる昇降体4とを備え、載置体2上のウエハWを加熱あるいは冷却して所定の検査温度に設定するように構成され、プローブ装置のプローバ室(図示せず)内に配置されている。この載置装置1は、図示しないX、Y方向への駆動機構を介してX、Y方向に移動可能に構成されていると共に昇降体4を介してZ方向に昇降可能に構成され、また、載置体2がθ方向で所定範囲内でθ方向に正逆回転可能に構成されている。更に、載置装置1の上方にはプローブカード(図示せず)が配置され、検査時には従来公知のように載置装置1がアライメント機構(図示せず)と協働して載置体2上のウエハWとプローブカードのプローブとを位置合わせした後、ウエハWとプローブとを接触させてウエハWの電気的特性検査を繰り返し行う。
【0014】
上記載置体2は、図1に示すように、例えば窒化アルミニウム等の熱伝導性に優れ且つ硬度の高いセラミックによって円形状に形成されたトッププレート2Aと、このトッププレート2Aより大径に形成され且つ断熱性に優れた材料(例えば、ロスナボード(日光化成(株)製の断熱材の商品名)等の断熱材)からなるボトムプレート2Bと、ボトムプレート2Bの外周縁に配置され且つ断熱性に優れた材料(例えば、セプラ(新日産ダイヤモンド工業(株)製の超耐熱性ポリイミド成形品の商品名)等の耐熱材料)からなる支持リング2Cと、この支持リング2Cと同一内外径に形成され且つトッププレート2Aの外周縁部を押さえる支持リング2Cと同一材質の押さえリング2Dとを備え、全体として中空の円盤状に形成されている。この載置体2の内部には熱電ユニット5及び温調ジャケット6が重ねて収納され、熱電ユニット5及び温調ジャケット6を介してトッププレート2Aの温度を所定温度に設定する。また、トッププレート2Aとボトムプレート2B間には例えば複数の円柱部材7が熱電ユニット5及び温調ジャケット6を貫通して互いに所定間隔を空けて分散配置され、これらの円柱部材7を介してトッププレート2Aを全領域で支持している。また、載置体2内には昇降ピン(図示せず)が内蔵され、ウエハWの受け渡しを行う際に昇降ピンが昇降するようになっている。このように押さえリング2Dを介してトッププレート2Aとボトムプレート2Bとで熱電ユニット5及び温調ジャケット6を拘束することなく挟持し、熱電ユニット5及び温調ジャケット6が温度の影響で膨張収縮してもそれぞれの役割を確実に果たすことができ、しかも熱電ユニット5及び温調ジャケット6を簡単に載置体2内に収納することができる。
【0015】
上記熱電ユニット5は、例えば図1に示すように、載置体2内全体に均等に分散させて配列されたペルチエ効果を発現する複数対の熱電素子5A、5Bと、隣合う熱電素子5A、5Bの上端同士、下端同士を交互に接続する複数の電極5C、5Cとを有している。熱電素子5Aは柱状に形成され、これ自体がペルチエ素子として機能すると共に温調ジャケット6の熱伝達機能をも有している。全ての熱電素子5A、5Bは電極5C、5Cを介して導通し、終端が一対の接続端子(図示せず)として形成されている。一対の終端接続端子は極性が可変の直流電源に接続され、直流電圧の印加方向によってプラス端子とマイナス端子に交互に変化する。これらの終端接続端子のプラス、マイナスの極性変化に即して熱電素子5A、5Bは上端が発熱すれば下端が吸熱し、上端が吸熱すれば下端が発熱するように変化する。熱電素子5A、5Bとしては従来公知のものを用いることができる。
【0016】
本実施形態では、熱電素子5A、5Bは温調ジャケット6による加熱、冷却能を補う機能を有しているため、温度調節機構3の熱媒体として有機溶剤を使用せず、水を使用することができる。例えば、温調ジャケット6の加熱、冷却能を熱電素子5A、5Bによって±50℃前後を補充することができるため、温調ジャケット6で例えば水を80℃まで加熱した温水を使用すれば、熱電素子5A、5Bの発熱で更に温度を50℃高めて130℃まで加熱することができる。逆に、温調ジャケット6で例えば水を0℃まで冷却した冷却水を使用すれば、熱電素子5A、5Bの吸熱で更に温度を50℃低くして−50℃まで冷却することができる。このように熱媒体として水を使用しても水のみでは達成し得ない検査温度であっても熱電ユニット5の働きで補うことができる。また、温調ジャケット6は薄い中空状に形成され、後述のようにこの内部に温水または冷却水を循環させて加熱または冷却を行う。また、電極5Cは電極基板として一体化すると共に、上下の電極基板で熱電素子5A、5Bを挟み込み熱電ユニット5として一体化することにより、熱電ユニット5が熱容量の小さな一枚の薄いプレート状に形成され、熱電ユニット5の取扱い上の利便性が向上する。
【0017】
上記トッププレート2Aと上側の電極5Cの間には絶縁材(例えば、ポリイミド)からなる絶縁シート8が介在していると共に温調ジャケット6と下側の電極5Cの間には同一の絶縁シート8が介在し、上下の絶縁シート8、8を介してトッププレート2Aと電極5Cの間及び温調ジャケット6と電極5C間をそれぞれ電気的に絶縁している。これらの絶縁シート8に熱電素子5A、5Bの電極5Cを配列して一体化し、上下の絶縁シート8、8で熱電ユニット5を挟み込むことによって熱電ユニット5を絶縁シート8、8と一体化することにより、熱電ユニット5と絶縁シート8、8が一枚の薄いプレート状に形成され、熱電ユニット5の取扱い上の利便性が向上する。また、トッププレート2Aと絶縁シート8の間及び温調ジャケット6と絶縁シート8の間にはそれぞれ熱伝導性物質(例えば、熱伝導グリース)9、9が介在し、この熱伝導グリース9、9によってそれぞれの微細な凹凸空間を埋めて熱伝達性を高めている。このように熱電ユニット5は絶縁シート8、8によって挟まれ、全体として薄い円板状に形成されている。
【0018】
上記押さえ部材2Dの上端内周縁には押さえ爪2Eが形成されていると共にトッププレート2Aの上面外周縁部には段部2Fが形成され、押さえリング2Dの押さえ爪2Eでトッププレート2Aの段部2Fを押さえている。また、ボトムプレート2Aの外周縁部、支持リング2C及び押さえリング2Dにはそれぞれ周方向等間隔を空けて貫通孔が形成され、これらの貫通孔に装着された締結部材10でボトムプレート2B、支持リング2C及び押さえリング2Dを締め付け、押さえ爪2Eを介してトッププレート2Aをボトムプレート2Bに向けて押圧している。この結果、トッププレート2Aとボトムプレート2Bとで熱電ユニット5及び温調ジャケット6を挟持している。従って、トッププレート2Aとボトムプレート2Bは単に熱電ユニット5及び温調ジャケット6を挟持する構造であるため、これら熱電ユニット5及び温調ジャケット6は熱変形してもトッププレート2Aとボトムプレート2Bに拘束されることがなく、それぞれの機能が損なわれることはない。
【0019】
更に、図1に示すように上記トッププレート2Aには棒状の温度センサ11が例えば2箇所に装着され、これらの温度センサ11を介してトッププレート2Aの温度を検出する。この温度センサ11は図1に示すようにボトムプレート2B、温調ジャケット6及び熱電ユニット5を貫通し、その上端がトッププレート2Aの下面に形成された孔内でトッププレート2Aと接触してその温度を測定している。いずれか一方の温度センサ11が故障しても他の温度センサ11を介してトッププレート2Aの温度を確実に測定することができる。
【0020】
上記温度調節機構3は、図2に示すように、上述したように温調ジャケット6と、この温調ジャケット6の入口管6A、出口管6Bを介してその内部に加熱用の熱媒体としての温水または冷却用の熱媒体としての冷却水を供給する温水供給手段12及び冷却水供給手段13とを備え、コントローラ(図示せず)に予め登録されたプログラムに従ってウエハWを加熱する時には温水供給手段12が駆動し、ウエハWを冷却する時には冷却水供給手段13が駆動するようになっている。
入口管6A、出口管6Bにはそれぞれ弁6C、6Dが設けられている。
【0021】
上記温水供給手段12は、図2に示すように、所定温度(例えば、80〜90℃)の温水を作る温水槽12Aと、温水槽12Aと温調ジャケット6の入口管6Aを連結する往路管12Bと、温水槽12Aと温調ジャケット6の出口管6Bを連結する復路管12Cとを備えている。往路管12Bには上流側から下流側に弁12D、ポンプ12E、逆止弁12F及び電磁弁12Gが順次設けられている。復路管12Cには上流側から下流側に電磁弁12H、逆止弁12I及び弁12Jが順次設けられている。更に、往路管12Aのポンプ12Eと逆止弁12Fの間と、復路管12Cの逆止弁12Iと弁12Jの間とが短絡管12Kで連結され、この短絡管12Kには電磁弁12Lが設けられている。また、図2において、12Mは可変絞りで、可変絞り12Mを介して温水流量を適宜制御する。そして、例えば温水槽12A内で約80℃の温水を作り、ポンプ12Eを介して温水槽12Aの温水を供給すると、温水は往路管12B及び入口管6Aを経由して温調ジャケット6内に流入して載置体2の加熱に供される。載置体2内で温度低下した温水は出口管6B及び復路管12Cを経由して温水槽12A内に戻り、所定の温度に調整される。温水供給を止める時には、往路管12Bの電磁弁12G及び復路管12Cの電磁弁12Hが付勢されると共に短絡管12Kの電磁弁12Lが消勢されて温水の循環路が短絡管12Kを介して短絡し、往路管12B、短絡管12K及び復路管12Cを循環し、温調ジャケット6には到達しない。この間に冷却水供給手段13が駆動して載置体2を冷却する。
【0022】
また、冷却水供給手段13は、所定温度の冷却水を作るチラー13Aと、チラー13Aと温調ジャケット6の入口管6Aを連結する往路管13Bと、温水槽13Aと温調ジャケット6の出口管6Bを連結する復路管13Cとを備えている。往路管13Bには上流側から下流側に弁13D、逆止弁13E及び電磁弁13Fが順次設けられている。復路管13Cには上流側から下流側に電磁弁13G、逆止弁13H及び弁13Iが順次設けられている。更に、往路管13Aの弁13Dと逆止弁13Eの間と、復路管13Cの逆止弁13Hと弁13Iの間とが短絡管13Jで連結され、この短絡管13Jには電磁弁13Kが設けられている。従って、温水供給手段12の往路管12B及び復路管12Cと冷却水供給手段13の往路管13B及び復路管13Cはそれぞれ温調ジャケット6の入口管6A及び出口管6Bでそれぞれ合流している。そして、例えばチラー13A内で0℃の冷却水を作り、チラー13Aの冷却水を供給すると、冷却水は往路管13B及び入口管6Aを経由して温調ジャケット6内に流入して載置体2の冷却に供される。載置体2内で温度上昇した冷却水は出口管6B及び復路管13Cを経由してチラー13A内に戻り、所定の温度に調整される。冷却水供給を止める時には、往路管13Bの電磁弁13F及び復路管13Cの電磁弁13Gが付勢されると共に短絡管13Jの電磁弁12Kが消勢されて冷却水が短絡管13Jを介して短絡し、往路管13B、短絡管13J及び復路管13Cを循環する。この間に温水供給手段12が駆動して載置体2を加熱する。
【0023】
また、本実施形態の載置装置1ではウエハWを真空吸着する吸着手段14に特別の工夫が施されている。即ち、この吸着手段14は、図1、図3の(a)、(b)に示すように、トッププレート2Aに形成された複数の第1排気路14Aと、これらの第1排気路14Aに対応して円柱部材7にそれぞれ形成された第2排気路14Bと、これらの第2排気路14Bに連通する複数(例えば、4本)の第3排気路14Cが径方向に形成されたシート状部材14Dと、このシート状部材14Dの複数の第3排気路14Cと連通するマニホールド14E(図1では省略)とを有している。シート状部材14Eは例えばシリコンゴム等のシール部材として使用する合成ゴムによって形成され、ボトムプレート1Bと温調ジャケット6の間に介装され、接着剤を介して両者1B、6にそれぞれ貼着されている。図3の(a)に示すように4本の第3排気路14Cはシート状部材14Dの表面にそれぞれ長さを異にして形成されている。このように第3排気路14Cをシート状部材14Dに設けたため、ボトムプレート2Bと温調ジャケット6間の隙間が狭くてもシート状部材14Dを装着することができ、第3排気路14Cを確実に形成することができる。しかも、シート状部材14Dをボトムプレート2B及び温調ジャケット6に貼着してあるため、第3排気路14C内を減圧にしてもシート状部材14Dは弾性変形することなく第3排気路14Cを確実に確保することができる。
【0024】
次に、動作について説明する。プローブ装置において、まず、図示しない搬送機構を介して載置体2のトッププレート2A上にウエハWを載置すると、吸着手段14が働き、トッププレート2A上のウエハWを吸着して固定する。ウエハWを受け取った載置装置1はアライメント機構と協働してウエハWとプローブの位置合わせを行う。例えばウエハWの高温検査を行う場合には、位置合わせの間に温度調節機構3の温水供給手段12が選択されて駆動すると共に熱電ユニット5の各熱電素子5A、5Bの上端で発熱すると共に下端で吸熱する。
【0025】
温水供給手段12が駆動すると、電磁弁12G、12Hが図2に示す状態で往路管12B及び復路管12Cを開放すると共に電磁弁12Lが付勢されて短絡管12Kを閉止する。この際、温調ジャケット6の弁6C、6D及び弁12D、12Jは開放されている。温水供給手段12のポンプ12Eが駆動すると、例えば、温水槽12A内で80℃に加熱された温水が往路管12B及び入口管6Aを経由して載置装置1内の温調ジャケット6内に流入する。これにより温調ジャケット6が熱電ユニット5を介して載置体2のトッププレート2Aを加熱すると共に温調ジャケット6の加熱作用と相俟って熱電ユニット5が温調ジャケット6の加熱能を補ってトッププレート2Aを例えば130℃前後まで加熱する。この際、熱電ユニット5及び温調ジャケット6は熱容量が小さく、トッププレート2Aは熱伝導性に優れた材料を使用しているため、トッププレート2Aは例えば92.5℃/分の昇温速度で昇温し、短時間で目的温度(130℃)に達する。これによりトッププレート2A上のウエハWを130℃まで加熱して高温検査を行う。130℃に達したか否かは2箇所の温度センサ11を介して確実に知ることができる。検査時には載置体2が昇降体4を介してオーバドライブしてウエハWとプローブが所定の針圧で接触するが、この際、ウエハWのいずれの箇所でプローブの針圧が作用しても載置体2のトッププレート2Aはそれ自体の硬度が高い上に熱電素子5A、5Bで支持されているため、針圧によってトッププレート2Aが弾性変形することがなくプローブが検査位置から位置ずれする虞がない。
【0026】
ウエハWの高温検査が終了した後、引き続きウエハWの低温検査を行う場合には、冷却水供給手段13が温水供給手段12から自動的に切り替わって駆動する。即ち、温水の供給を停止する時には電磁弁12G、12Hを付勢して図2に示す状態から切り替わって往路管12B及び復路管12Cを閉止すると共に、電磁弁12Lを消勢して短絡管12Kが開放し、温水が短絡管12Kを経由して温水槽13Aを循環する。一方、図2に示すように冷却水供給手段13の電磁弁13F、13Gを消勢して往路管13B及び復路管13Cを開放すると共に、電磁弁13Kを付勢して短絡管13Jを閉止する。これにより冷却水が往路管13B及び入口管6Aを経由して温調ジャケット6内に流入する。これにより温調ジャケット6が温水から冷却水に自動的に切り替わると共に、熱電ユニット5も冷却側に切り替わって載置体2のトッププレート2Aを冷却すると共に温調ジャケット6の冷却作用と相俟って熱電ユニット5が温調ジャケット6の冷却能を補ってトッププレート2Aを例えば130℃から−55℃前後まで冷却する。この際、トッププレート2Aは例えば−20.56℃/分で降温速度で降温し、短時間で目的温度(−55℃)に達し、高温検査から低温検査に速やかに切り替えることができる。
【0027】
以上説明したように本実施形態によれば、載置体2内に熱電ユニット5を設けると共に、熱電ユニット5及び温調ジャケット6をそれぞれの外周に配置された支持リング2C及び押さえリング2Dのを介して挟持しているため、熱電ユニット5及び温調ジャケット6に温度変形(膨張、収縮)があってもこれら両者5、6はそれぞれの役割を確実には果たし、温調ジャケット3による加熱、冷却能を熱電ユニット5によって捕捉することができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、熱電ユニット5は、載置体2内全体に配列されたペルチエ効果を発現する複数対の熱電素子5A、5Bと、隣合う熱電素子5A、5Bの上端同士、下端同士を交互に接続して配列された複数の電極5Cとを有し、一体化したため、電極5Cの取扱いの利便性が向上し、熱電ユニット5の組み込みを確実且つ迅速に行うことができ、しかも熱電ユニット5の熱容量が小さく、温度調節機構3による加熱、冷却能を熱電ユニット5によって確実に捕捉することができ、ウエハWを短時間で目的温度まで昇降温することができ、高温検査と低温検査間で迅速な切り替えを行うことができる。
【0029】
また、本実施形態によれば、温度調節機構3は、載置体2内で熱電ユニット5の下側に設けられた温調ジャケット6と、この温調ジャケット6に温水を供給する温水供給手段12と、この温水供給手段12からの温水を冷却水に切り替えて温調ジャケット6に供給する冷却水供給手段13とを有するため、従来のように熱媒体として有機溶剤を使用しないため、環境に対する負荷がなく環境に優しく、しかも温調ジャケット6の温水と冷却水を迅速に切り替えてウエハWを迅速に目的温度まで昇降温することができる。
【0030】
また、本実施形態によれば、吸着手段14は径方向の第3排気路14Cが形成されたシート状部材14Dを有するため、載置体2内の狭い隙間にシート状部材14Dを装着するだけで排気路14Cを形成することができる。
【0031】
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではなく、必要に応じて本発明の各構成要素を設計変更することができ、使用材料も適宜選択することができる。例えば、上記実施形態では熱電素子5Aでトッププレート2Aを支持することができるため、トッププレート2Aを支持する円柱部材7を設けなくても良い。また、上記実施形態では温度調節機構の熱媒体として水を用いたが、水に代えて有機溶媒等を熱媒体として用いることにより昇降温を迅速に行うことができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、環境への負担を軽減することが可能であると共に、被処理体を載置台上に密着させて被処理体を迅速に昇降温させて高温及び低温での処理にダイナミックに対応することができる載置装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の載置装置の一実施形態の要部を示す断面図である。
【図2】図1に示す温調ジャケットに温水または冷却水を供給するための手段を示す構成図である。
【図3】本発明の載置装置に用いられる吸着手段を示す図で、(a)はその要部を示す平面図、(b)はその断面図である。
【符号の説明】
1 載置装置
2 載置体
2A トッププレート
2C 支持リング(リング状の支持部材)
2D 押さえリング(リング状の支持部材)
3 温度調節機構
5 熱電ユニット
5A 熱電素子
5B 熱電素子
5C 電極
6 温調ジャケット(熱交換器)
12 温水供給手段(第1熱媒体供給手段)
13 冷却水供給手段(第2熱媒体供給手段)
14 吸着手段
14C 第3排気路(排気路)
14D シート状部材
Claims (5)
- 被処理体を載置する載置体と、この載置体上の被処理体の温度を調節する温度調節機構と、上記載置体上の被処理体を真空吸着する吸着手段と、を備え、上記温度調節機構を介して上記載置体上の被処理体を加熱あるいは冷却して所定の温度に設定する載置装置において、上記載置体内に上記温度調節機構の加熱、冷却能を補充する熱電ユニットを設け、且つ、上記温度調節機構は、上記載置体内に設けられた熱交換器と、この熱交換器に加熱用の熱媒体を供給する第1熱媒体供給手段と、この熱媒体供給手段からの熱媒体を冷却用の熱媒体に切り替えて上記熱交換器に供給する第2熱媒体供給手段と、を有し、また、上記吸着手段は、上記載置体内の上記熱交換器を上下方向に貫通して上記載置体の載置面で開口する複数の排気路と、上記複数の排気路と連通し且つ上記載置体の径方向に形成された複数の排気路を有するシート状部材と、を有し、上記シート状部材が上記熱交換器の下面側に配置されていることを特徴とする載置装置。
- 上記加熱用及び冷却用の熱媒体が水であることを特徴とする請求項1に記載の載置装置。
- 上記熱電ユニットは、上記載置体内全体に配列されたペルチエ効果を発現する複数対の熱電素子と、対をなす熱電素子の下端同士を接続するように配列された複数の電極と、対をなして隣合う熱電素子の上端同士を互いに接続するように配列された複数の電極と、を有し、一体化してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の載置装置。
- 上記載置体は、窒化アルミニウムによって形成されたトッププレートを有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の載置装置。
- 上記熱電ユニットの外周に配置されたリング状の支持部材を介して上記熱電ユニットを挟持したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の載置装置。
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