JP2010114208A - 冷却装置および接合システム - Google Patents

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Abstract

【課題】接合システムのスループットを向上させる。
【解決手段】基板を保持する基板保持部材を冷却する冷却装置であって、冷却の対象となる基板保持部材よりも低い温度を維持する冷却部と、当該基板保持部材に密着して、冷却部に熱的に結合させる熱伝導部とを備える。熱伝導部は、冷却の対象となる基板保持部材に密着する表面を有する弾性膜を含んでもよい。また、弾性膜は、冷却の対象となる基板保持部材の重量により弾性変形して、当該基板保持部材に表面を密着させてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、冷却装置および接合システムに関する。
各々に素子、回路等が形成された半導体基板を積層した積層型半導体装置がある(特許文献1参照)。基板を貼り合わせる場合には、互いに平行に保持された一対の基板を、半導体回路の線幅精度で精密に位置決めして積層した後、基板全体に加熱、加圧して接合させる。このため、一対の基板を位置決めする位置決め装置(特許文献2参照)と、加熱加圧して接合を恒久的に保持する加熱加圧装置(特許文献3参照)とを組み合わせた接合装置が用いられる。
接合装置等において基板を取り扱う場合は、基板を保護すると共に、基板全体を均一に加圧する目的で、基板ホルダが用いられる場合がある(特許文献4参照)。接合装置に装填された基板は、基板ホルダに保持された状態で処理され、処理後に基板ホルダからとり外して搬出される。基板ホルダは、接合装置の内部で繰り返し使用される。
特開平11−261000号公報 特開2005−251972号公報 特開2007−115978号公報 特開2004−128249号公報
接合装置において、高い精度が要求される位置決め装置は、室温に近い温度環境に管理して使用される。一方、基板ホルダは、加熱加圧装置において基板と共に数百度まで加熱される。このため、一旦使用された基板ホルダは、次に使用されるまでの間に、位置決め装置の温度管理を阻害しない程度の温度まで冷却される。しかしながら、基板ホルダを十分に冷却するには時間がかかるので、接合装置のスループットを低下させる要因のひとつになっている。
上記課題を解決すべく、本発明の第1の形態として、基板を保持する基板保持部材を冷却する冷却装置であって、冷却の対象となる基板保持部材よりも低い温度を維持する冷却部と、当該基板保持部材に密着して、当該基板保持部材を冷却部に熱的に結合させる熱伝導部とを備える冷却装置が提供される。
また、本発明の第2の形態として、上記の冷却装置と、素子を形成された一対の基板を相互に位置合わせする位置合わせ装置と、一対の基板を加熱しつつ加圧して接合する接合装置とを備え、位置合わせ装置により位置合わせされた一対の基板を、接合装置により接合した後、接合された一対の基板を冷却装置により冷却する接合システムが提供される。
更に、本発明の第3の形態として、上記の冷却装置と、素子を形成された一対の基板を個別に保持する一対の基板保持部材と、一対の基板を相互に位置合わせする位置合わせ装置と、一対の基板を加熱しつつ加圧して接合する接合装置とを備え、一対の基板保持部材に保持された一対の基板を位置合わせ装置により位置合わせし、一対の基板保持部材により保持されたまま一対の基板を接合装置により接合した後、一対の基板保持部材を冷却装置により冷却する接合システムが提供される。
上記の発明の概要は、発明の全ての特徴を列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。以下に記載する実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせ全てが発明の解決に必須であるとは限らない。
図1は、接合システム100の全体構造を模式的に示す平面図である。接合システム100は、共通の筐体101の内部に形成された常温部102および高温部202を含む。
常温部102は、筐体101の外部に面して、複数の基板カセット111、112、113と、制御盤120とを有する。制御盤120は、接合システム100全体の動作を制御する制御部を含む。また、制御盤120は、接合システム100の電源投入、各種設定等をする場合にユーザが外部から操作する操作部を有する。更に、制御盤120は、配備された他の機器と接合システム100とを接続する接続部を含む場合もある。
基板カセット111、112、113は、接合システム100において接合される基板180、あるいは、接合システム100において貼り合わされた基板180を収容する。また、基板カセット111、112、113は、筐体101に対して脱着自在に装着される。これにより、複数の基板180を接合システム100に一括して装填できる。また、接合システム100において接合された基板180を一括して回収できる。
なお、接合システム100に装填される基板180は、単体のシリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、ガラス基板等の他、それらに素子、回路、端子等が形成されたものでもよい。また、装填された基板180が、既に複数のウエハを積層して形成された積層基板である場合もある。
常温部102は、筐体101の内側にそれぞれ配された、プリアライナ130、アライナ140、冷却装置150およびホルダストッカ160と、一対のロボットアーム171、172とを備える。プリアライナ130は、アライナ140に基板を装填する場合に、高精度であるが故に狭いアライナ140の調整範囲にそれぞれの基板180が装填されるように、個々の基板180の位置を仮合わせする。これにより、アライナ140における基板180の位置決めは迅速且つ確実に完了する。
アライナ140は、上ステージ141、下ステージ142、温度センサ149および干渉計144を含む。上ステージ141および下ステージ142は、基板180単独または基板180を保持した基板ホルダ190を搬送する。
また、アライナ140の周囲には、断熱壁145およびシャッタ146が配される。断熱壁145およびシャッタ146に包囲された空間は空調機等に連通して精密に温度管理され、アライナ140における位置合わせ精度を維持する。
ホルダストッカ160は、複数の基板ホルダ190を収容して待機させる。また、ホルダストッカ160には、冷却装置150も配される。
一対のロボットアーム171、172のうち、基板カセット111、112、113に近い側に配置されたロボットアーム171は、基板カセット111、112、113、プリアライナ130およびアライナ140の間で基板180を搬送する。
基板カセット111、112、113から遠い側に配置されたロボットアーム172は、アライナ140、冷却装置150およびエアロック220の間で基板180および基板ホルダ190を搬送する。また、ロボットアーム172は、ホルダストッカ160に対する基板ホルダ190の搬入および搬出も担う。
更に、ロボットアーム172は、接合する基板180および基板ホルダ190の一方を裏返す機能も有する。なお、ロボットアーム171、172、230は、真空吸着、静電吸着等により基板ホルダ190を吸着して保持する。また、基板ホルダ190は、例えば静電吸着により基板180を吸着して保持する。
高温部202は、断熱壁210、エアロック220、ロボットアーム230および複数の加圧部240を有する。断熱壁210は、高温部202を包囲して、高温部202の高い内部温度を維持すると共に、高温部202の外部への熱輻射を遮断する。これにより、高温部202の熱が常温部102に及ぼす影響を抑制できる。
ロボットアーム230は、加圧部240のいずれかとエアロック220との間で基板180および基板ホルダ190を搬送する。エアロック220は、常温部102側と高温部202側とに、交互に開閉するシャッタ222、224を有する。
基板180および基板ホルダ190が常温部102から高温部202に搬入される場合、まず、常温部102側のシャッタ222が開かれ、ロボットアーム172が基板180および基板ホルダ190をエアロック220に搬入する。次に、常温部102側のシャッタ222が閉じられ、高温部202側のシャッタ224が開かれる。
続いて、ロボットアーム230が、エアロック220から基板180および基板ホルダ190を搬出して、加圧部240のいずれかに装入する。加圧部240は、基板ホルダ190に挟まれた状態で加圧部240に搬入された基板180を熱間で加圧する。これにより基板180は恒久的に接合される。
高温部202から常温部102に基板180および基板ホルダ190を搬出する場合は、上記の一連の動作を逆順で実行する。これらの一連の動作により、高温部202の内部雰囲気を常温部102側に漏らすことなく、基板180および基板ホルダ190を高温部202に搬入または搬出できる。
図2aから図2eまでは、接合システム100における基板180および基板ホルダ190の状態の変遷を示す図である。以下、図2aから図2eまでを参照しつつ、接合システム100の動作を説明する。
図2aに示すように、接合システム100が稼動を開始する当初、貼り合わせの対象となる基板180の各々は個別に、例えば基板カセット111、112に収容されている。基板ホルダ190も、ホルダストッカ160に各々個別に収容されている。
接合システム100が稼動を開始すると、まず、ロボットアーム172により、1枚の基板ホルダ190がホルダストッカ160から取り出され、ロボットアーム172に接近した下ステージ142上に搭載される。基板ホルダ190を搭載した下ステージ142は、ロボットアーム171に接近する。
ロボットアーム171は、基板カセット111、112から基板180を一枚ずつ搬送し、プリアライナ130においてプリアライメントした後に、下ステージ142上の基板ホルダ190に載せる。これにより、基板180は、図2bに示すように、一枚ずつ基板ホルダ190に保持される。
基板180を保持した基板ホルダ190が1枚目である場合、下ステージ142は再びロボットアーム172に接近する。ロボットアーム172は、基板180を保持した基板ホルダ190を裏返して、上ステージ141に保持させる。基板ホルダ190が2枚目である場合は、図2cに示すように、1枚目の基板180に対向するように、下ステージ142に搭載させたままとする。次いで、干渉計144により位置を監視しつつ下ステージ142を移動させて、上ステージに保持された基板180に対して位置合わせする。
アライナ140において位置決めされた基板180および基板ホルダ190は、図2dに示すように、側面に形成された溝191に嵌められた複数の止め具192により連結されて、位置決めされた状態を維持する。連結された一対の基板180および基板ホルダ190は、接合基板組立体19を形成して一体に搬送され、加圧部240に装入される。
接合基板組立体19は、ロボットアーム172によりエアロック220に搬送される。エアロック220に搬送された接合基板組立体19は加圧部240に装入される。加圧部240において加熱および加圧されることにより、基板180は互いに接合されて一体になる。
その後、接合基板組立体19は高温部202から取り出され、図2eに示すように、ロボットアーム172により基板180および基板ホルダ190に分離される。貼り合わせた状態で分離された基板180は、下ステージ142を経由してロボットアーム171により搬送され、例えば基板カセット113に収容されて蓄積される。分離された基板ホルダ190は、ロボットアーム172によりホルダストッカ160に戻される。
上記のような一連の動作を繰り返すことにより、基板カセット111、112に収容された基板180は貼り合わされて、基板カセット113に順次収容される。これに対して、基板ホルダ190は、接合システム100の内部で繰り返し使用される。
図3は、加圧部240の構造を模式的に示す図である。加圧部240は、一対のプレス部材246と、プレス部材246の各々に設けられた加熱部242および予備冷却部244とを有する。
プレス部材246は、互いに対向する押圧面を接近させることにより、間に挟んだ接合基板組立体19を加圧する。加熱部242は、例えば電熱線により発生した熱を、基板ホルダ190に接したプレス部材246を介して伝えることにより基板180を加熱する。
予備冷却部244は、例えば、外部に配置された図示されていない熱交換器に連通する冷却水循環路を有して、加圧後の基板180および基板ホルダ190を冷却する。これにより、加圧後に常温部102に戻す基板180および基板ホルダ190からの輻射熱を抑制し、常温部102の温度管理を容易にする。
既に説明したように、アライナ140を包囲した断熱壁145およびシャッタ146の内側は温度管理されている。このため、高温部202から搬出された基板180および基板ホルダ190をアライナ140に装填する場合には、管理目標温度まで冷却されていることが求められる。そこで、基板ホルダ190の使用間隔を短縮する目的で、ホルダストッカ160上に配された冷却装置150は、高温部202から搬出された基板180および基板ホルダ190を積極的に冷却する。
図4は、接合基板組立体19を冷却する冷却装置150の構造を模式的に示す断面図である。また、図5は、同じ冷却装置150の分解斜視図である。冷却装置150は、本体152およびトッププレート153を含む冷却プレート15と、冷却プレート15の上に配された弾性シート159とを有する。
冷却プレート15において、本体152は、上面に彫り込まれた流路151を有する。トッププレート153の下面は、本体152に対して液密に装着され、流路151の上面を封止する。これにより、流路151に冷却媒体を流通させることができる。
流路151には、図示されていないポンプにより、水等の冷却媒体が流れる。冷却媒体は、図示していない熱交換器と流路151とを循環する。トッププレート153の上面に配された弾性シート159は、トッププレート153の上面に密着する。
上記のような冷却装置150には、例えば、接合基板組立体19が搭載される。図2dに示したように、接合基板組立体19においては、接合された一対の基板180と、それを挟む一対の基板ホルダ190が止め具192により連結されている。これにより、基板180および基板ホルダ190は、相互に密着している。
冷却装置150に搭載された接合基板組立体19において、下側の基板ホルダ190の下面は、自重により弾性シート159を弾性変形させ、全体に弾性シート159に密着している。既に説明した通り、弾性シート159の下面は、トッププレート153に密着している。
トッププレート153の下面は、流路151を流れる冷却媒体に接するので、接合基板組立体19の熱は、弾性シート159およびトッププレート153を介して冷却媒体に効率よく伝えられる。
トッププレート153は、金属等の熱伝導率の高い材料により形成される。また弾性シート159は、シリコンゴム、グラファイトシート等の、耐熱性を有し、且つ、弾性を有する材料により形成される。これにより、基板ホルダ190は、弾性シート159を介してトッププレート153の上面に密着する。
なお、弾性シート159の材料がシリコンゴム等である場合、材料自体の熱伝導率は金属に比較すると低い。しかしながら、弾性シート159により、基板ホルダ190の冷却装置150に対する密着性が向上されるので、基板180および基板ホルダ190の冷却効率が高くなる。
図6は、冷却装置150の他の形態を模式的に示す縦断面図である。図示のように、冷却装置150は、それぞれが本体152、トッププレート153および弾性シート159を有する一対の冷却装置150を含む。
下側の冷却装置150は、弾性シート159介してし、接合基板組立体19の下側の基板ホルダ190に接する。また、上側の冷却装置150も、弾性シート159介してし、上側の基板ホルダ190に接する。
更に、上側の冷却装置150は、加圧部材157により上から下方に向かって押圧される。これにより、基板ホルダ190の裏面は、弾性シート159に強く押しつけられ、基板ホルダ190およびトッププレート153がより密着される。従って、基板ホルダ190および冷却装置150の間の熱抵抗が一層小さくなり、接合基板組立体19は、より効率よく冷却される。また、接合基板組立体19を両面から冷却するので、部材の熱膨張による偏った変形を避けることもできる。
なお、上記の説明では、接合基板組立体19を一括して冷却したが、基板180を取り外した後に、基板ホルダ190あるいは基板180を個別に冷却してもよい。
このように、弾性シート159を備えた冷却装置150は、基板180および基板ホルダ190を、高い冷却速度で冷却できる。従って、加圧部240において高温まで加熱された基板ホルダ190であっても、迅速に室温に近い温度にすることができ、短い周期でアライナ140に再装填することができる。これにより、基板ホルダ190の利用効率を向上させ、接合システム100全体のスループットを向上させることができる。
なお、冷却装置150は、接合システム100の筐体101の内部において、加圧部240の近傍に配されることが好ましい。これにより、加圧部240で加熱された基板ホルダ190の輻射熱が常温部102に与える影響を最小限にとどめることができる。
図7は、冷却装置150のまた他の形態を模式的に示す縦断面図である。なお、図7は、冷却装置150に、図2dに示した形態の接合基板組立体19を搭載した状態で描かれる。
図示のように、この冷却装置150は、図5およじ図6に示した冷却装置150に比較するとトッププレート153が省略され、弾性シート159の下面が、本体152の内部を流通する冷却媒体に直接に触れている。これにより、基板180および基板ホルダ190の熱は、効率よく冷却媒体に伝えられる。
なお、図7に示した形態の冷却装置150を2基用いて、図6に示したように、冷却対象となる接合基板組立体19を挟んで冷却してもよい。これにより、より迅速に、基板180および基板ホルダ190を目標温度まで冷却できる。
図8は、冷却装置150の更に他の形態を模式的に示す縦断面図である。この冷却装置150は、本体152から、付勢部材158により支持された複数の熱伝導ブロック155を備える。
複数の熱伝導ブロック155の各々は、それぞれに対応した付勢部材158により、個別に弾性的に支持されている。従って、基板180および基板ホルダ190を搭載された場合に、その重量に抗して基板ホルダ190に個別に押しつけられる。
また、冷却媒体を流通させる流路151は、熱伝導ブロック155のそれぞれの内部を通過すると共に相互に連結される。また、複数の熱伝導ブロック155相互の間で、流路151は屈曲している。これにより、流路151が、熱伝導ブロック155の個別の昇降を妨げることがない。また、熱伝導ブロック155が個別に昇降した場合も、冷却媒体の流通を妨げることがない。
このような構造により、基板ホルダ190の下面に不陸がある場合も、それぞれの熱伝導ブロック155が個別に押しつけられ、基板ホルダ190の熱を効率よく冷却媒体に伝播させ、接合基板組立体19全体を迅速に冷却させる。なお、熱伝導ブロック155の各々の上面に弾性シート159を設けて、熱伝導ブロック155および基板ホルダ190の密着性をより向上させてもよい。
図9は、図8に示す冷却装置150の斜視図である。図示のように、熱伝導ブロック155は、全体として略円形をなす冷却装置150に対して、それぞれ同心円状に配置された環状の上面を有する。
即ち、冷却装置150において、冷却対象となる基板180および基板ホルダ190に接する部材は、その一方の面が高温の基板ホルダ190に接するので、ドーム状またはすり鉢状に変形する場合がある。このような変形が生じた場合、基板180および基板ホルダ190と冷却装置150との間に間隙が生じ、冷却効率が部分的に低下する場合がある。これに対して、同心円状に配置されて個別に昇降する熱伝導ブロック155を備えた冷却装置150は、熱伝導ブロック155が個別に基板ホルダ190に密着して、基板180および基板ホルダ190を効率よく冷却する。
このように、冷却装置150は、加圧部240で加熱された基板180および基板ホルダ190を迅速に冷却することができる。これにより、加圧部240における予備冷却の時間を短縮して、加圧部240の稼動効率を向上させることができる。また、それにより、接合システム100全体のスループットを向上させることもできる。更に、基板ホルダ190自体の利用効率も向上させることができるので、接合システム100に装備する基板ホルダ190の数を削減することもできる。
なお、ここまでは、基板180と基板ホルダ190とを併せて冷却する例を挙げて説明した。しかしながら、基板ホルダ190の熱容量は、基板180に比較すると遥かに大きい。そこで、基板180および基板ホルダ190を分離した上で個別に冷却する構造としてもよい。このような構造により、接合に供した基板180を接合後に回収するまでのスループットを向上させることができる。
また、基板ホルダ190は、高い強度および高い剛性を有して熱衝撃に対して強いので、基板ホルダ190を単独で冷却する場合は冷却速度を相当に高くすることができる。これにより、接合システム100における基板ホルダ190の利用率を一層向上させることができる。
上記実施の形態では、接合システム100を例に挙げて冷却装置150を説明した。しかしながら、冷却装置150の使用は接合システムに100に限られるわけではない。即ち、例えば、ドーパントの注入、拡散のために加熱したウエハ、アニール等の加熱処理のために高温になったウエハ等を、ウエハにおける拡散、転写等が収まった温度領域から室温まで冷却する場合にも好ましく使用することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
接合システム100の構造を模式的に示す平面図である。 基板180および基板ホルダ190の形態を示す図である。 基板180および基板ホルダ190の形態を示す図である。 基板180および基板ホルダ190の形態を示す図である。 基板180および基板ホルダ190の形態を示す図である。 基板180および基板ホルダ190の形態を示す図である。 加圧部240の構造を模式的に示す縦断面図である。 冷却装置150の構造と作用を模式的に示す縦断面図である。 冷却装置150の分解斜視図である。 冷却装置150の他の形態を模式的に示す縦断面図である。 冷却装置150のまた他の形態を模式的に示す縦断面図である。 冷却装置150の更に他の形態を模式的に示す縦断面図である。 図8に示す冷却装置150の斜視図である。
符号の説明
15 冷却プレート、19 接合基板組立体、100 接合システム、101 筐体、102 常温部、111、112、113 基板カセット、120 制御盤、130 プリアライナ、140 アライナ、141 上ステージ、142 下ステージ、144 干渉計、145、210 断熱壁、146、222、224 シャッタ、149 温度センサ、150 冷却装置、151 流路、152 本体、153 トッププレート、155 熱伝導ブロック、157 加圧部材、158 付勢部材、159 弾性シート、160 ホルダストッカ、171、172、230 ロボットアーム、180 基板、190 基板ホルダ、191 溝、192 止め具、202 高温部、220 エアロック、240 加圧部、242 加熱部、244 予備冷却部、246 プレス部材

Claims (11)

  1. 基板を保持する基板保持部材を冷却する冷却装置であって、
    冷却の対象となる基板保持部材よりも低い温度を維持する冷却部と、
    当該基板保持部材に密着して、当該基板保持部材を前記冷却部に熱的に結合させる熱伝導部と
    を備える冷却装置。
  2. 前記熱伝導部は、冷却の対象となる基板保持部材に密着する表面を有する弾性膜を含む請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記弾性膜は、冷却の対象となる基板保持部材の重量により弾性変形して、当該基板保持部材に表面を密着させる請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記弾性膜は、冷却の対象となる基板保持部材と前記冷却部との間に挟まれて前記冷却部に裏面を密着させる請求項2に記載の冷却装置。
  5. 前記弾性膜は、冷却の対象となる基板保持部材の重量により弾性変形して、前記冷却部に裏面を密着させる請求項2に記載の冷却装置。
  6. 前記弾性膜は、前記冷却部を流通する冷却媒体に裏面を接する請求項2に記載の冷却装置。
  7. 前記冷却部は、
    前記弾性膜に表面を接する板状部材と、
    前記板状部材の裏面に接する冷却媒体を流通させる冷媒路と
    を有する冷却プレートを含む請求項2に記載の冷却装置。
  8. 前記熱伝導部は、
    冷媒を流通させる冷媒路を有し、個別に変位する複数の熱伝導ブロックと、
    前記熱伝導ブロックを、冷却対象となる基板保持部材に向かって個別に付勢する付勢部材と
    を含む請求項2に記載の冷却装置。
  9. 前記複数の熱伝導ブロックは、冷却の対象となる基板に対して密着する環状の密着面をそれぞれ有し、前記密着面は互いに同心円状に配される請求項8に記載の冷却装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載された冷却装置と、
    素子を形成された一対の基板を相互に位置合わせする位置合わせ装置と、
    前記一対の基板を加熱しつつ加圧して接合する接合装置と
    を備え、前記位置合わせ装置により位置合わせされた前記一対の基板を、前記接合装置により接合した後、接合された前記一対の基板を前記冷却装置により冷却する接合システム。
  11. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載された冷却装置と、
    素子を形成された一対の基板を個別に保持する一対の基板保持部材と、
    前記一対の基板保持部材に個別に保持された前記一対の基板を相互に位置合わせする位置合わせ装置と、
    前記一対の基板保持部材に個別に保持された前記一対の基板を加熱しつつ加圧して接合する接合装置と
    を備え、前記一対の基板保持部材に保持された前記一対の基板を前記位置合わせ装置により位置合わせし、前記一対の基板保持部材により保持された前記一対の基板を前記接合装置により接合した後、前記一対の基板保持部材を前記冷却装置により冷却する接合システム。
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