JP5387444B2 - 搬送装置および基板接合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置および基板接合装置に関する。
各基板に対して複数種類の処理をする処理装置は、基板を搭載して搬送する複数の搬送部を備える。複数の搬送部は、搬送区間に応じて分担が割り当てられる(特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特許第2859849号公報
基板に形成される装置の精度が高くなるにつれて、基板自体の取り扱いにも高い精度が求められる。しかしながら、搬送部のそれぞれは予め割り当てられた区間で基板を搬送するに過ぎず、搬送部および基板の各々において変化する状態を忖度することはなかった。
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の第一態様として、素子を形成された基板を搬送する搬送装置であって、基板を搭載する複数の搭載部と、複数の搭載部の温度を個別に測定する測温部と、測温部の測定結果に応じて、複数の搭載部のいずれかを選択して基板を搭載させる制御部とを備える搬送装置が提供される。
また、本発明の第二態様として、素子を形成された基板および基板を保持する基板保持部材を互いに積層した状態で搬送する搬送装置であって、基板および基板保持部材を搭載する複数の搭載部と、複数の搭載部の温度を個別に測定する測温部と、測温部の測定結果に応じて、複数の搭載部のいずれかを選択して基板および基板保持部材を搭載させる制御部とを備える搬送装置が提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
基板接合装置100全体の模式的水平断面図である。 基板接合装置100全体の模式的縦断面図である。 加圧装置170の模式的縦断面図である。 冷却装置180の模式的縦断面図である。 環境ローダ160の平面図である。 環境ローダ160の平面図である。 フォーク162の斜視図である。 基板102の状態を示す図である。 基板102の状態を示す図である。 基板102の状態を示す図である。 基板102の状態の変遷を示す図である。 単一の積層体106の温度遷移を示すダイアグラムである。 複数の積層体106の温度遷移を示すダイアグラムである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、基板接合装置100の模式的水平断面図である。また、図2は、基板接合装置100の模式的縦断面図である。図1および図2で共通の要素には同じ参照番号を付す。以下、これら図面を参照して、基板接合装置100全体の構造を説明する。
基板接合装置100は、断熱壁112により仕切られた室温部98および高温部99を有する筐体110の内部に主に形成される。室温部98には、大気ローダ120、アライナ130、基板プリアライナ142、ホルダプリアライナ144、ホルダプリアライナ144およびホルダストッカ146が配される。高温部99には、環境ローダ160、加熱加圧装置170および冷却装置180が配される。室温部98および高温部99は、ロードロック150を介して結合される。
なお、筐体110の外部には、制御部114が配される。制御部114は、以下に説明する基板接合装置100の各部の動作を統括して制御する。また、基板接合装置100を動作させる場合の操作部となる。更に、制御部114は、基板接合装置100の動作状態を表示する表示部にもなる。
室温部98は、筐体110の外部と同じ大気圧環境にある。室温部98において、筐体110の外側の一面には、複数のFOUP(Front Opening Unified Pod)116が外側から装着される。FOUP116は、筐体110に対して個別に取り外しできる。また、FOUP116の各々は複数の基板102を収容する。
よって、FOUP116を基板接合装置100に装着することにより、複数の基板102を一括して基板接合装置100に装填できる。また、後述するように基板102を接合して形成された積層型基板108は、FOUP116に回収されて一括して搬出される。
室温部98の内部において、FOUP116の前方(図中では上方)に、大気ローダ120が配される。大気ローダ120は、フォーク122、支持アーム124およびフォールディングアーム126を有する。フォーク122は、支持アーム124に支持され、支持アーム124の伸縮に応じて進退する。また、大気ローダ120は、基板接合装置100の底面に配されたガイドレール121に沿って移動する。
これにより、大気ローダ120は、ガイドレール121に沿って移動しつつ、フォールディングアーム126を伸縮させて、周囲に配されたFOUP116、アライナ130、基板プリアライナ142、ホルダプリアライナ144、ホルダストッカ146およびロードロック150の相互の間で、基板102および基板ホルダ104の少なくとも一方を搬送する。
基板プリアライナ142は、大気ローダ120により、FOUP116から取り出された基板102が1枚ずつ搬入される。基板プリアライナ142は、搬入された基板102を回転または移動させた後に大気ローダ120に搭載し直すことにより、大気ローダ120に対する基板102の搭載位置と、大気ローダ120に対するノッチの向きを調整する。
これにより、基板102は大気ローダ120のフォーク122に対して一定の精度で位置合わせされる。よって、後述するように基板102を基板ホルダ104に搭載する場合に、極端に大きな位置ずれが生じることが防止される。
ホルダプリアライナ144は、大気ローダ120により、ホルダストッカ146から取り出された基板ホルダ104を1枚ずつ搬入される。ホルダプリアライナ144は、搬入された基板ホルダ104を予め定めた位置に載置させる。これにより、プリアライメントされた基板102が搬入された場合に、基板102および基板ホルダ104の相対位置を、一定の精度で位置合わせできる。
なお、ホルダストッカ146は、複数の基板ホルダ104を収容して待機させる。基板ホルダ104の各々は、セラミックス、金属等の曲げ剛性が高い材料により形成され、基板102の面積よりも広い平坦な保持面を有する。また、基板ホルダ104は、当該保持面に基板102を吸着させる静電チャック、真空チャック等の基板保持機構を有する。
これにより、基板ホルダ104は、基板102を一枚ずつ保持して脆い基板102を保護し、基板接合装置100における基板102の取り扱いを容易にする。なお、少なくとも基板接合装置100が稼働している期間は、基板ホルダ104が、基板接合装置100の外部に取り出されることはない。
アライナ130は、剛硬なフレーム132に支持された下ステージ134および上ステージ136を有する。上ステージ136は、フレーム132の天面に下向きに固定される。下ステージ134は、駆動部131を介してフレーム132の底面から支持される。駆動部131は、図中に矢印X、Yにより示す水平方向に、下ステージ134を移動させる。また、下ステージ134は、図示していない駆動部により、水平面に対して揺動すると共に、矢印Zで示す方向に昇降もする。
ホルダプリアライナ144において搭載された基板102を保持した基板ホルダ104は、大気ローダ120によりアライナ130に搬入される。アライナ130においては、それぞれが基板102を保持した基板ホルダ104が、下ステージ134および上ステージ136に搭載される。
下向きの上ステージ136には、大気ローダ120が基板ホルダ104を反転させた上で保持させる。これにより、アライナ130において、一対の基板102および基板ホルダ104が互いに対向する。
アライナ130は、下ステージ134を移動または揺動させることにより、一対の基板102を相互に位置合わせする。位置合わせされた一対の基板102は、下ステージ134および上ステージ136の間で一対の基板ホルダ104に挟まれて仮接合される。位置合わせして仮接合された一対の基板102は、これを挟む一対の基板ホルダ104と共に、再び大気ローダ120に搬送されてロードロック150に搬入される。
なお、アライナ130は、筐体110に対して、防振脚138を介して支持される。これにより、大気ローダ120、ロードロック150、環境ローダ160、加熱加圧装置170等の動作により生じる振動が、アライナ130の位置合わせ精度に与える影響が抑制される。また、筐体110内において室温部98は温度管理され、例えば室温に保たれる。これにより、アライナ130の位置合わせ精度が維持される。
ロードロック150は、大気圧環境の室温部98側と、真空環境の高温部99側とに、個別に開閉するシャッタ152、154を有する。シャッタ152、154は、室温部98およびロードロック150の間と、高温部99およびロードロック150の間とをそれぞれ気密に遮蔽する。また、ロードロック150の内部は、排気して真空環境にすることも、大気を導入して大気圧環境に戻すこともできる。これにより、室温部98の大気圧環境と高温部99の真空環境とをそれぞれ維持しつつ、室温部98および高温部99の間で基板102および基板ホルダ104を受け渡しできる。
高温部99の略中央には、環境ローダ160が配される。環境ローダ160は、フォーク162、262、アーム164、264、共通支持部168、フォールディングアーム166および支柱169を有する。
一対のフォーク162、262は、共通支持部168を介して、フォールディングアーム166の一端に共通に支持される。フォールディングアーム166の他端は、支柱169の上端に、回動可能に支持される。支柱169は、筐体110に対して固定される。このような構造により、環境ローダ160は、周囲に配されたロードロック150、加熱加圧装置170および冷却装置180の相互の間で、積層体106を搬送できる。
なお、環境ローダ160は、仮接合された一対の基板102と、それを挟む一対の基板ホルダ104とを含む積層体106を搬送する。このため、当該積層体106の搬送が、アライナ130からロードロック150までの短距離に限られる大気ローダ120に比較すると、環境ローダ160の耐荷重は大きい。
高温部99において、環境ローダ160の周囲には、ロードロック150、複数の加熱加圧装置170および冷却装置180が配される。また、ロードロック150、加熱加圧装置170および冷却装置180の間は、気密壁156により相互に気密に連結される。更に、気密壁156の内部は、真空ポンプ118に結合される。
これにより、気密壁156の内側を排気して、加熱加圧装置170および冷却装置180を真空環境下で稼働させることができる。よって、加熱加圧装置170において基板102が加熱された場合に、基板102が熱酸化することが防止される。
以下、環境ローダ160、加熱加圧装置170および冷却装置180について、それぞれの個別の図面を参照して説明する。以下の説明において、図1および図2と共通な要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
図3は、環境ローダ160を単独で示す平面図である。環境ローダ160は、フォーク162、262、アーム164、264、共通支持部168、フォールディングアーム166および支柱169を有する。
一対のフォーク162、262は、互いに反対の方向を向いてアーム164、264の先端に支持される。アーム164、264の後端は、共通支持部168により回動自在に、共通に支持される。なお、一対のフォーク162、262のそれぞれは、測温部161、261を備える。
共通支持部168は、フォールディングアーム166の一端に支持される。フォールディングアーム166の他端は、支柱169の上端に、回動可能に支持される。支柱169は、図2に示したように、筐体110に対して固定される。
図4は、環境ローダ160の動作を説明する平面図である。図示のように、図3では畳まれていたフォールディングアーム166は、中間にヒンジを有して、支柱169から共通支持部168までの距離を伸縮させることができる。アーム164、264は、共通支持部168を回転軸として水平に回転するので、環境ローダ160は、一対のフォーク162、262のいずれかを選択的に差し出すことができる。
よって、図1および図2に示した基板接合装置100において、環境ローダ160は、周囲に配されたロードロック150、加熱加圧装置170および冷却装置180の相互の間で、積層体106を搬送して搬入または搬出できる。また、積層体106を搬送する場合は、一対のフォーク162、262のいずれをも使用できる。
図5は、フォーク162を単独で拡大した斜視図である。なお、既に説明したように、一方のフォーク162は、他方のフォーク262と共通の構造を有する。
アーム164の一端に支持されたフォーク162は、二股になった部分に、それぞれ一対の吸着部163および給電部165を有する。吸着部163は、例えば減圧源に結合されて、搭載された積層体106を吸着する。これにより、搬送中の加速または減速により積層体106がフォーク162からずれることが防止される。
給電部165は、基板ホルダ104に設けられた静電チャックの端子に接して電圧を印加する。これにより、基板ホルダ104は個別に基板102を保持するので、基板102および基板ホルダ104の搬送中のずれが防止される。
更に、フォーク162は測温部161を備える。測温部161は、例えば熱電対により形成される。これにより、測温部161は、フォーク162自体の温度を測定する温度センサとして使用される。また、フォーク162に積層体106を搭載した場合には、搭載した積層体106の温度を検出する温度センサとしても使用できる。
搭載した積層体106の温度を測定する場合、測温部161を積層体に直接に接触させて温度を測定してもよい。また、積層体106を搭載したことによりフォーク162自体に生じた温度変化を検知して積層体106の温度を推測してもよい。
なお、上記の例では、測温部161としての熱電対を例示したが、温度センサの形態が熱電対に限られるわけではない。例えば、気密壁156により形成された真空室内に放射温度計等の非接触型温度計を配して、複数のフォーク122の温度を計測してもよい。この場合は、フォーク162には測温部161は搭載されない。
図6は、加熱加圧装置170単独の構造を模式的に示す縦断面図である。加熱加圧装置170は、一対の冷却プレート174、一対の加熱プレート176および1対の断熱プレート178を有する。また、単一のシリンダ172およびピストン173により形成された駆動部を有する。
断熱プレート178、冷却プレート174および加熱プレート176の一方は、枠体179の底面から順次積層して固定される。搬入口171から搬入された積層体106は、この加熱プレート176の上に載置される。
断熱プレート178、冷却プレート174および加熱プレート176の他方は、枠体179の天面から垂下されたシリンダ172およびピストン173の下端に、加熱プレート176を下層にして積層した状態で吊り下げられる。よって、シリンダ172に押されてピストン173が降下した場合、加熱プレート176の下面が、積層体106の上面に当接して圧下する。
加熱プレート176はヒータ177を有する。これにより、一対の加熱プレート176間に積層体106を挟んだ場合に、基板ホルダ104を介して基板102が加熱される。
冷却プレート174は冷媒路175を有する。ヒータ177の動作が停止した後に冷媒路175に冷媒を流通させることにより、冷却プレート174は加熱プレート176を冷却する。
断熱プレート178は、加熱プレート176または冷却プレート174の影響が枠体179に伝わることを抑制する。なお、加熱加圧装置170は真空環境で使用されるので、断熱プレート178により、加熱プレート176および冷却プレート174は効率よく加熱プレート176を冷却する。
なお、加熱加圧装置170に積層体106が装填された状態で、冷却プレート174を動作させた場合は、加熱プレート176と共に、積層体106も冷却される。ただし、冷却する対象が大きくなるので冷却速度は遅くなる。
このような加熱加圧装置170は、既に位置合わせして仮接合された積層体106を加熱しつつ加圧することにより、基板102の接合を恒久的な本接合とする。これにより本接合された基板102は、基板102自体を破壊しない限り剥がせない。
また、加熱加圧装置170は、ある積層体106に対する加熱、加圧が済んだ後に、冷却プレート174を用いて加熱プレート176を急速に室温まで冷却できる。これにより、次の積層体106が室温で搬入された場合に、積層体106と加熱プレート176との温度差を小さくして、基板102の位置合わせがずれることを防止する。
図7は、冷却装置180単独の構造を模式的に示す縦断面図である。冷却装置180は、一対の冷却プレート184および一対の断熱プレート188を有する。また、単一のシリンダ182およびピストン183により形成された駆動部を有する。
断熱プレート188および冷却プレート184の一方は、枠体189の底面から順次積層して固定される。搬入口181から搬入された積層体106は、冷却プレート184の上に載置される。
断熱プレート188および冷却プレート184の他方は、枠体189の天面から垂下されたシリンダ182およびピストン183の下端に、冷却プレート184を下にして積層した状態で吊り下げられる。よって、シリンダ182に押されてピストン183が降下した場合、積層体106は、一対の冷却プレート184の間に挟まれる。
冷却プレート184は冷媒路185を有する。冷媒路185に冷媒を流通させることにより、冷却プレート184は、基板ホルダ104を介して基板102を室温まで冷却する。
断熱プレート188は、冷却プレート184の影響が枠体189に伝わることを抑制する。冷却装置180は真空環境で使用されるので、断熱プレート188により、冷却プレート184は効率よく積層体106を冷却する。
このような冷却装置180により、加熱加圧装置170において加熱された積層体106は、冷却されて再び室温に戻される。よって、ロードロック150から搬出されて室温部98に戻された場合に、積層体106の温度が室温部98の温度に影響を与えることがなく、アライナ130等の精度を劣化させることが防止される。
なお、下側の冷却プレート184の上面には、複数の弾性支持部186が配される。これにより、下側の冷却プレート184の上に載置された時点では、積層体106が冷却プレート184に接していない。
しかしながら、ピストン183が降下して一対の冷却プレート184に挟まれた場合、弾性支持部186が弾性変形するので、積層体106の両面が一対の冷却プレート184に略同時に接する。これにより、積層体106の表裏を同じ条件で冷却して、冷却速度の相違により基板102に応力が作用することを防止できる。
図8、図9、図10および図11は、基板接合装置100における基板102の状態の変遷を示す図である。以下、図8、図9、図10および図11を参照しつつ基板接合装置100の動作を説明する。
まず、接合に供される基板102を、FOUP116に収容して基板接合装置100に装填する。接合に供される基板102は、互いに同じ仕様である場合も、互いに異なる仕様である場合もある。また、接合に供される基板102自体が、既に接合により形成された積層構造を有する場合もある。
基板接合装置100においては、まず、大気ローダ120が、ホルダストッカ146から基板ホルダ104を搬出して、ホルダプリアライナ144に搬入する。ホルダプリアライナ144において、基板ホルダ104は、例えば案内部材等により案内されて、予め定められた位置に載置される。
次に、大気ローダ120は、FOUP116から基板102を搬出して基板プリアライナ142に搬送する。基板プリアライナ142は、基板102に形成されたノッチ等を指標にして、基板102の大気ローダ120に対する搭載方向および搭載位置を補正する。更に、大気ローダ120は、基板102をホルダプリアライナ144に搬送する。
大気ローダ120は、ホルダプリアライナ144において所定の位置に載置された基板ホルダ104に対して基板102を保持させる。基板ホルダ104は、静電チャック等の保持機構により、基板102を保持する。こうして、図8に示すように、基板102を保持した基板ホルダ104が用意される。基板102を保持した基板ホルダ104は、少なくとも2組用意される。
続いて、大気ローダ120は、各々が基板102を保持した基板ホルダ104を、アライナ130に順次搬送する。例えば、最初に搬送される基板ホルダ104は、大気ローダ120により反転されて上ステージ136に保持される。
また、次に搬入された基板ホルダ104は、そのままの向きで下ステージ134に保持される。これら基板ホルダ104に保持された基板102は、図9に示すように、アライナ130により相互に位置合わせして仮接合され、積層体106を形成する。
なお、アライナ130において仮接合された一対の基板102はまだ接着されていないので、図10に示すように、基板ホルダ104の溝101にクリップ103を嵌めて、位置合わせした状態を保存するようにしてもよい。
次に、大気ローダ120は、積層体106をアライナ130から搬出して、ロードロック150に搬入する。このとき、シャッタ154は閉じ、ロードロック150の内部は、高温部99の真空環境から遮断されている。
次に、ロードロック150内に積層体106を置いた状態で、シャッタ152も閉じてロードロック150を気密に封鎖する。この状態でロードロック150の内部を排気して、真空環境とする。続いて、シャッタ154を開き、ロードロック150を高温部99内の真空環境と連通させる。これにより、環境ローダ160は、積層体106をロードロックから搬出できる。
次に、環境ローダ160は、積層体106をいずれかの加熱加圧装置170に搬入する。加熱加圧装置170は、積層体106を加熱、加圧して、基板102を恒久的に接着させる。こうして、一対の基板102は、図11に示すように、積層型基板108となる。
次に、環境ローダ160は、加熱加圧装置170から積層体106を搬出して、冷却装置180に搬入する。冷却装置180において、積層体106は室温まで冷却される。冷却された積層体106は、再び環境ローダ160によりロードロック150に搬入される。
積層体106を搬入されたロードロック150は、高温部99側のシャッタ154を閉じ、ロードロック150の内部を大気圧に戻した後、室温部98側のシャッタを開く。これにより、大気ローダ120が、積層体106を室温部98側に搬出できる。
搬出された積層体106は、例えば、ホルダプリアライナ144において、積層型基板108と基板ホルダ104とに分離される。分離された基板ホルダ104は、ホルダストッカ146に戻される。また、分離された積層型基板108は、搬出用のFOUP116に回収される。
図12は、上記のような基板接合装置100の一連の動作のうち、高温部99に搬入されてから搬出されるまでの積層体106の温度履歴を示すダイアグラムである。接合装置の動作の種類は、図中に凡例を示す。また、ハッチングにより塗られた領域の上縁は、積層体106の温度を示す。ただし、温度および経過時間はいずれも相対値を示す。
まず、給気期間301にロードロック150の内部を大気圧にした上で、装入期間302に、大気ローダ120がロードロック150に積層体106を搬入する。続いて、大気ローダ120側のシャッタ152が閉鎖され、減圧期間303にロードロック150内が排気される。ロードロック150内が高温部99の内部と同じ真空度に達した時点で搬送期間304が始まり、環境ローダ160が積層体106を加熱加圧装置170に搬入する。
加熱加圧装置170は、加熱プレート176に積層体106を挟んだ状態で、加熱期間305を開始する。これにより、積層体106の温度は上昇する。次いで、積層体106の温度が予め定められた温度に到達した時点で加圧期間306が開始される。積層体106が加圧されている加圧期間306の間、積層体106の温度は略一定に保たれる。
ついで、予め定められた加圧期間306を過ぎると、加熱プレート176が停止して、冷却プレート174が加熱プレート176を冷却する自己冷却期間307が始まる。これにより、加熱プレート176に挟まれた積層体106の温度も低下する。
続いて、自己冷却期間307が終わると、冷却プレート174による積極的な冷却は終わり、放冷期間308となる。ただし、放冷期間308の長さは一定ではなく、また、常に存在するわけではない。
例えば、冷却装置180が他の積層体106を冷却していて、加熱加圧装置170から積層体106を搬出できないような場合には、放冷期間308が生じ、更にそれが長くなる場合がある。放冷期間308においても、冷却速度こそ低下するものの、積層体106の温度は徐々に低下する。
次に、冷却装置180が使用可能になると、環境ローダ160は、搬送期間309に、積層体106を加熱加圧装置170から冷却装置180に搬送する。冷却装置180は、搬入された積層体106を冷却プレート184で挟み、強制冷却期間310を開始する。
冷却装置180により積層体106の温度が室温まで低下すると、再び搬送期間311となり、環境ローダ160は、積層体106を冷却装置180からロードロック150に搬送する。本接合された積層体106を搬入されたロードロック150は、環境ローダ160側のシャッタ154を閉じた上で給気期間312を開始し、ロードロック150内を大気圧まで戻す。
ロードロック150の内部が大気圧に戻ると、大気ローダ120側のシャッタ152が開かれ、大気ローダ120が積層体106を搬出する。搬出された積層体106は、例えばホルダプリアライナ144において、積層型基板108と基板ホルダ104とに分離される。分離された積層型基板108は、大気ローダ120により搬送されて、FOUP116に回収される。分離された基板ホルダ104は、ホルダストッカ146に収容され、次の使用まで待機する。
上記のような積層体106に対するシーケンスにおいて、環境ローダ160が搬送する積層体106の温度は変化する。即ち、自己冷却期間307の直後に、放冷期間308無しに加熱加圧装置170から搬出された積層体106は、温度が高い。なお、ここででは、積層体106の温度が図中に示す閾値温度Tよりも高い状態を高温状態とする。
一方、図示のように、放冷期間308が続くと積層体106の温度は徐々に低下し、図示のシーケンスでは、閾値温度Tと略等しくなった時点で搬出されている。しかしながら、何らかの事情で放冷期間308がこれよりも長くなった場合、積層体106の温度は、閾値温度Tよりも低い低温状態になる。なお、室温部98側からロードロック150を介して搬入された直後、および、冷却装置180から搬出された直後の積層体106の温度は、室温部98において管理された室温と同じであり、低温状態であることはいうまでもない。
なお、放冷期間308が長く、冷却装置180に搬入された時点の積層体106の温度が低い場合は、冷却装置180における強制冷却期間310も短くなる。しかしながら、冷却装置180は、比較的高い冷却速度で積層体106を冷却するので、強制冷却期間310の絶対的な時間の差は小さい。
ところで、高温部99の内部は真空に保たれているので、輻射以外の熱伝導は生じ難い。しかしながら、環境ローダ160のフォーク162、262は搬送する積層体106に直接に接触する。このため、フォーク162、262と積層体106の間に温度差があると、両者の間に熱伝導が生じる。
これにより、積層体106の温度の方が高い場合は、フォーク162、262が加熱され、それに応じて積層体106の温度が低下する。また、積層体106の温度の方が低い場合は、フォーク162、262が冷却され、その分、積層体106の温度が上昇する。このため、フォーク162、262が支持したことにより、積層体106に温度分布が生じる場合がある。
ここで、積層体106を加熱加圧装置170へ搬入する搬送期間304について検討する。積層体106を支持するフォ−ク162、262のいずれかと積層体106との温度差が大きいと、積層体106の下面がフォ−ク162、262により加熱または冷却され、基板102の位置決めに影響が生じる場合がある。よって搬送期間304において積層体106を支持するフォーク162、262は、積層体106の温度により近い温度を有するもの使用することが好ましい。
次に、積層体106を冷却装置180へ搬入する搬送期間309について検討する。積層体106を支持するフォ−ク162、262の温度が積層体106の温度よりも低ければ、積層体106の冷却が促進される。ただし、既に説明した通り、冷却装置180の冷却速度は高いので、基板接合装置100全体のスループット短縮への寄与は限定的になる。
更に、積層体106を高温部99側からロードロック150に搬入する搬送期間311について検討する。積層体106を支持するフォ−ク162、262のいずれかと積層体106との温度差が大きいと、冷却装置180において、室温部98の温度と同じ温度に冷却された積層体106の温度が変化してしまう。このため、ロードロック150から室温部98側に搬出された場合に、室温部98の温度管理の負荷が大きくなる。よって、搬送期間311において積層体106を支持するフォーク162、262は、積層体106の温度により近い温度を有するものが使用されることが好ましい。
これらを総合的に勘案すると、搬送期間304、309、311の各々において積層体106を支持するフォーク162、262は、積層体106の温度により近い温度を有するものを選択することが有利になる。ただし、既に説明した通り、使用状況によりフォ−ク162、262の温度は変化する。そこで、制御部114は、測温部161、261によりフォ−ク162、262の各々の温度を検知して、使用するフォ−ク162、262の選択を判断する。
なお、フォーク162、262が加熱される場合の熱源は積層体106なので、フォーク162、262の温度範囲は、加熱加圧装置170の加熱温度と室温との間になる。よって、フォーク162、262は、低温状態の積層体106よりも高く、且つ、高温状態の積層体106よりも低い温度を有する。
図12に示した例では、一対のフォーク162、262に温度差がある場合に、積層体106が低温状態にある搬送期間304、311ではより温度が低いものが選択され、積層体106が高温状態にある搬送期間309ではより温度が高いものが選択される。
なお、一対のフォーク162、262に温度差がない場合は、搬送すべき積層体106のより近くに位置するフォーク162、262を選択する。これにより、基板接合装置100のスループットを向上させることができる。
なお、搬送期間304、309、311の各々に使用されるフォーク162、262は、厳密には、基板102または積層型基板108の温度に基づいて選択される。しかしながら、基板102または積層型基板108の熱容量に比較すると、基板ホルダ104の熱容量は圧倒的に大きい。よって、積層体106において表面に位置する基板ホルダ104の温度に基づいて使用するフォーク162、262を選択してもよい。
積層体106の温度は、基板接合装置100に設定された各部の処理時間により予測できる。即ち、高温部99に搬入されるまでの積層体106は、室温部98で管理されている温度と同じ温度を有する。加熱加圧装置170における加熱期間305、加圧期間306および自己冷却期間307のスケジュールは予め定められているので、自己冷却期間307直後の積層体106の温度も予測できる。放冷期間308後の積層体106の温度も放冷期間308の長さから予測し得る。
しかしながら、積層体106の温度を測定してより精密な制御をしてもよい。即ち、フォーク162、262の温度を測定する測温部161、261として放射温度計等を用いた場合は、それを利用して積層体106の温度を測定することもできる。
図13は、基板接合装置100の高温部99における複数の積層体401〜408の熱履歴を示すダイアグラムである。図示のように、高温部99には、複数の積層体401〜408が順次搬入され、次々に本接合される。
図1および図2に示した基板接合装置100の高温部99には、単独の処理時間が最も長い加熱加圧装置170が3基配される。一方、搬送時間が短い環境ローダ160と単独の処理時間が短い冷却装置180とは、それぞれ1基ずつが高温部99に配される。
このため、図示のように、複数の積層体106を搬入された高温部99では、例えば、積層体401が冷却装置180で冷却されている間は、他の積層体402加熱加圧装置170から積層体106を搬出できない。このため、加熱加圧装置170における放冷器官308の長さが変化すると共に、加熱加圧装置170から搬出される積層体402〜408が温度互いに異なる。
図示の例では、タイミングAに最初に高温部99に搬入された積層体401は、放冷期間308無しに冷却装置180に搬送される。このため、加熱加圧装置170から冷却装置180までの搬送期間309は、高温状態の積層体401が搬送される。従って、搬送期間309に積層体401を支持するフォーク162、262は、より温度の高いものが選択される。
タイミングBに2番目に搬入される積層体402は、積層体401が搬出された後に直ちに給気されたロードロック150に搬入される。ロードロック150から加熱加圧装置170に搬入された積層体402は直ちに加熱加圧されて本接合される。しかしながら、加熱および加圧が終了した後は、冷却装置180が積層体401の冷却から開放されるまで、積層体402を格納して放冷させる。このため、積層体402の温度は徐々に降下するが、冷却装置180に搬入される時点では依然として高温状態にある。
タイミングCに3番目に搬入される積層体403は、積層体402が搬出された後に直ちに給気されたロードロック150に搬入される。ロードロック150が排気された後に加熱加圧装置170に搬入された積層体403は直ちに加熱加圧されて本接合される。しかしながら、積層体401、402からの冷却装置180の開放を待つ時間は重畳され、加熱加圧装置170における放冷器官308は更に長くなる。このため、冷却装置180に搬入される時点では、積層体403は低温状態になる。よって、積層体403の搬送期間309は、低温状態のフォーク162、262により積層体403が支持される。
積層体404が搬入されるタイミングDは、加熱加圧装置170による積層体404の本接合が終了した後、比較的短時間で積層体404を冷却装置180に搬入できるように、高温部99に対する搬入時間を遅くしている。これにより、放冷期間308が短縮され、冷却装置180に搬入される積層体404は、高温状態になる。従って、搬送期間309に積層体404を支持するフォークは、高温状態のものが選択される。
以下、積層体405以降は、いずれの積層体405、406、407、408に対しても概ね同じシーケンスが実行され、搬送器官309の積層体408はいずれも高温状態となる。よって、搬送期間309は、高温状態のフォーク162、262が繰り返し使用される。このため、高温状態のフォーク162、262の温度も、高温状態で安定する。
ただし、例えば、基板102を補充する目的でFOUP116を交換するような場合には、基板接合装置100の稼働が中断する。このような場合、当初は高温状態であったフォーク162、262が低温状態に遷移する場合がある。このような状態の変化は、フォーク162、262に設けた測温部161、261を介して制御部114に検知される。
なお、上記の例は、一対の基板102を接合する場合に、一対の基板ホルダ104を用いる場合について説明した。しかしながら、基板ホルダ104を用いることなく、基板102を直接に積層して加熱加圧する基板接合装置においても、基板102の温度に応じてフォーク162、262を選択することにより、基板102の位置合わせ精度が維持される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を、後の処理で用いる場合でない限り、任意の順序で実現しうることに留意されたい。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
98 室温部、99 高温部、100 基板接合装置、101 溝、102 基板、103 クリップ、104 基板ホルダ、106、401、402、403、404、405、406、407、408 積層体、108 積層型基板、110 筐体、112 断熱壁、114 制御部、116 FOUP、118 真空ポンプ、120 大気ローダ、121 ガイドレール、122、162、262 フォーク、124、164、264 アーム、126、166 フォールディングアーム、130 アライナ、131 駆動部、132 フレーム、134 下ステージ、136 上ステージ、138 防振脚、142 基板プリアライナ、144 ホルダプリアライナ、146 ホルダストッカ、150 ロードロック、152、154 シャッタ、156 気密壁、160 環境ローダ、161、261 測温部、163 吸着部、165 給電部、168 共通支持部、169 支柱、170 加圧装置、171、181 搬入口、172、182 シリンダ、173、183 ピストン、174、184 冷却プレート、175、185 冷媒路、176 加熱プレート、177 ヒータ、178、188 断熱プレート、179、189 枠体、180 冷却装置、186 弾性支持部

Claims (26)

  1. 互いに位置合わせされて重ね合わされ、それぞれに素子が形成された少なくとも二つの半導体基板を有する積層体を搬送する搬送装置であって、
    前記積層体を搭載する複数の搭載部と、
    前記積層体の温度を測定する測温部と、
    を備え、
    前記複数の搭載部のうち、前記積層体の温度に応じて、前記積層体を搭載する搭載部を選択する制御部を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記測温部は、前記複数の搭載部のそれぞれの温度を測定し、
    前記制御部は、前記温度と前記積層体の温度との差に応じて、前記搭載部を選択する請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記制御部は、前記温度と前記積層体の温度との差が小さい前記搭載部を選択する請求項に記載の搬送装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の搭載部のうち前記測温部による測定結果が等しい前記搭載部が複数あった場合、前記半導体基板に対する距離が近いことを条件にして、前記複数の搭載部から使用すべき前記搭載部を選択する請求項2または3に記載の搬送装置。
  5. 前記測温部は、前記搭載部に配された熱電対を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記測温部は、前記搭載部の温度を非接触で測定する請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  7. 前記測温部は、放射温度計を含む請求項に記載の搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記搭載部に搭載される前に前記半導体基板に対して処理された内容に基づいて、前記基板の温度を予測する請求項1から7のいずれか一項に記載の搬送装置。
  9. 前記制御部は、前記測温部を用いて、前記搭載部に搭載される前記積層体の温度を測定する請求項1から8のいずれか一項に記載の搬送装置。
  10. 互いに位置合わせされて重ね合され、それぞれに素子が形成された少なくとも二つの半導体基板を有する積層体を搬送する搬送装置であって、
    前記積層体を搭載する複数の搭載部と、
    前記複数の搭載部の温度を測定する測温部と、
    を備え、
    記複数の搭載部のうち、前記測温部により測定された前記温度に応じて、前記積層体を搭載する搭載部を選択する制御部を備えることを特徴とする搬送装置。
  11. 前記半導体基板と他の半導体基板とを互いに位置合わせして重ね合わせる位置合わせ部と、
    互いに重ね合された前記半導体基板および前記他の半導体基板を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送された前記半導体基板および前記他の半導体基板を互いに接合する接合部と、
    を備え、
    前記搬送装置は、請求項1から10のいずれか一項に記載の搬送装置である基板接合装置。
  12. 前記接合部は、
    真空環境に配され、前記半導体基板および前記他の半導体基板を加熱する加熱装置と、
    前記真空環境を大気環境と結合し、加熱された前記半導体基板および前記他の半導体基板、および、加熱される前の前記半導体基板および前記他の半導体基板がそれぞれ配置されるロードロックと、を有し、
    前記搬送装置は、前記加熱装置前記ロードロックの間で前記半導体基板および前記他の半導体基板を搬送する請求項11に記載の基板接合装置。
  13. 前記接合部は、前記加熱装置により加熱された前記半導体基板および前記他の半導体基板を冷却する冷却装置を有し、
    前記搬送装置は、前記加熱装置、前記冷却装置、および、前記ロードロックの間で前記半導体基板および前記他の半導体基板を搬送する請求項12に記載の基板接合装置。
  14. 互いに位置合わせされて重ね合されてそれぞれに素子が形成された少なくとも二つの半導体基板を有する積層体を保持する基板保持部材を搬送する搬送装置であって、
    前記積層体および前記基板保持部材を搭載する複数の搭載部と、
    前記積層体または前記基板保持部材の温度を測定する測温部と、
    を備え、
    前記複数の搭載部のうち、前記測温部により測定された前記温度に応じて、前記基板保持部材を搭載する搭載部を選択する制御部を備えることを特徴とする搬送装置。
  15. 前記測温部は、前記複数の搭載部のそれぞれの温度を測定し、
    前記制御部は、前記複数の搭載部のうち、前記温度と前記積層体または前記基板保持部材の温度との差に応じて、前記搭載部を選択する請求項14に記載の搬送装置。
  16. 前記測温部は、前記複数の搭載部のそれぞれの温度を測定し、
    前記制御部は、前記複数の搭載部のうち、前記温度と前記積層体または前記基板保持部材の温度との差が小さい前記搭載部を選択する請求項15に記載の搬送装置。
  17. 前記制御部は、前記複数の搭載部のうち前記測温部による測定結果が等しい前記搭載部が複数あった場合、前記基板保持部材に対する距離が近いことを条件にして、前記複数の搭載部から使用すべき前記搭載部を選択する請求項15または16に記載の搬送装置。
  18. 前記測温部は、前記搭載部に配された熱電対を含む請求項15から17のいずれか一項に記載の搬送装置。
  19. 前記測温部は、前記搭載部の温度を非接触で測定する請求項15から17のいずれか一項に記載の搬送装置。
  20. 前記測温部は、放射温度計を含む請求項19に記載の搬送装置。
  21. 前記制御部は、前記搭載部に搭載される前に前記半導体基板に対して処理された内容に基づいて、前記基板保持部材の温度を予測する請求項15から20のいずれか一項に記載の搬送装置。
  22. 前記制御部は、前記測温部を用いて、前記搭載部に搭載される前記基板保持部材の温度を測定する請求項15から21のいずれか一項に記載の搬送装置。
  23. 素子が形成された半導体基板を保持する基板保持部材を搬送する搬送装置であって、
    前記半導体基板が保持された基板保持部材を搭載する複数の搭載部と、
    前記複数の搭載部の温度を測定する測温部と、
    前記複数の搭載部のうち、前記測温部により測定された前記温度に応じて、前記基板保持部を搭載する搭載部を選択する制御部を備えることを特徴とする搬送装置。
  24. 前記基板保持部材に保持された前記半導体基板と他の半導体基板とを互いに位置合わせして重ね合わせる位置合わせ部と、
    互いに重ね合された前記半導体基板および前記他の半導体基板を前記基板保持部材に保持した状態で搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により搬送された前記半導体基板および前記他の半導体基板を前記基板保持部材により保持された状態で互いに接合する接合部と、
    を備え、
    前記搬送装置は、請求項15から23のいずれか一項に記載の搬送装置である基板接合装置。
  25. 前記接合部は、
    真空環境に配され、前記半導体基板および前記他の半導体基板を前記基板保持部材に保持した状態で加熱する加熱装置と、
    前記真空環境を大気環境と結合し、加熱された前記半導体基板および前記他の半導体基板、および、加熱される前の前記半導体基板および前記他の半導体基板がそれぞれ配置されるロードロックと、を有し、
    前記搬送装置は、前記加熱装置前記ロードロックの間で前記半導体基板および前記他の半導体基板を前記基板保持部材に保持した状態で搬送する請求項24に記載の基板接合装置。
  26. 前記接合部は、前記加熱装置により加熱された前記半導体基板および前記他の半導体基板を前記基板保持部材に保持した状態で冷却する冷却装置を有し、
    前記搬送装置は、前記加熱装置、前記冷却装置、および、前記ロードロックの間で前記半導体基板および前記他の半導体基板を前記基板保持部材に保持した状態で搬送する請求項25に記載の基板接合装置。
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