JPH0817724A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH0817724A
JPH0817724A JP17330294A JP17330294A JPH0817724A JP H0817724 A JPH0817724 A JP H0817724A JP 17330294 A JP17330294 A JP 17330294A JP 17330294 A JP17330294 A JP 17330294A JP H0817724 A JPH0817724 A JP H0817724A
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unit
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resist
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JP17330294A
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Tadashi Sasaki
忠司 佐々木
Masaya Asai
正也 浅井
Masami Otani
正美 大谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化学増幅レジストの反応時間を精度よくコン
トロールすることができる基板処理装置を提供する。 【構成】 複数枚の半導体ウエハ等の基板Wを保管する
基板保管部1と、基板Wに所要の処理を施す基板処理部
2と、基板処理部2と本装置に連設される露光装置との
間で基板Wを受け渡しするインターフェイス機構部4と
を備え、基板処理部2でレジストが塗布された基板W
を、露光後、インターフェイス機構部4上に設けられた
熱処理装置50により加熱/冷却処理して化学増幅レジ
ストの化学反応を完結させた後、基板Wを現像処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光処理された基板を
加熱処理してレジストの反応を促進し、その後に基板を
現像処理する基板処理装置に係り、特に、外部の露光装
置と現像処理部との間で、基板を受け渡しするインター
フェイス機構部に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体ウエハの製造においては、
高集積回路化にともないますます回路パターンを微細化
する技術が要求されてきている。そのため、従来のレジ
ストを用いた半導体ウエハ製造方法とは異なり、化学増
幅レジストと呼ばれるレジストを用いた半導体ウエハ製
造方法が行われている。これは、化学増幅レジストが塗
布された基板を露光し、その後、基板を加熱することに
より、レジストの化学反応を促進するものである。すな
わち、化学増幅レジストに光を照射すると、触媒作用を
持つ物質が生成されてレジスト膜中に3次元分布する。
つまりレジスト膜中にパターンが潜伏した状態ができあ
がる。そして、露光後に基板を加熱することにより、前
記触媒によって現像液に対する溶解速度変化を引き起こ
す化学反応が活性化される。その基板を現像することに
よりレジスト膜上にパターンが浮かび上がる。
【0003】上記の化学増幅レジストを用いた半導体ウ
エハ製造装置として、図11に示すような装置が知られ
ている。この装置は、基板を収納するカセットCを載置
したインデクサIDを備えた基板収納部100と、基板
に所定の処理を施す基板処理部101と、基板処理部1
01と本装置に連設される露光装置102との間で、基
板を受け渡すインターフェイス機構部IFとから構成さ
れている。なお、化学増幅レジストは、大気中に含まれ
ているアルカリ性や酸性等のガス雰囲気にさらされる
と、不必要な化学反応をしてしまい品質に悪影響を及ぼ
すので、装置全体はエアーフィルタ等を備えたクリーン
ベンチに覆われている。
【0004】インデクサID上のカセットCから取り出
された基板は、搬送路TRを介して第1加熱部HP
1 と、この下方に配備された第1冷却部CP1 とに順次
搬入され、まず、基板とレジストとの密着性を良くする
ための熱処理が施される。つぎに、熱処理された基板
は、スピンコータ部SCに搬入され、基板表面に均一に
レジスト膜が形成される。レジスト膜が形成された基板
は、第2加熱部HP2 と、この下方に配備された第2冷
却部CP2 とに搬入されて熱処理された後、インターフ
ェイス機構部IFを介して露光装置102に搬入され、
露光処理が施される。露光された基板は、再び、インタ
ーフェイス機構部IFを介して基板処理部101の第3
加熱部HP3 に搬入されて加熱処理されることにより、
上記したように、現像液に対する溶解速度変化を引き起
こす化学反応がレジスト膜内で活性化される。そして、
第3加熱部HP3 の下方に配備された第3冷却部CP3
で基板が冷却されて化学反応が停止される。その後、基
板は現像部SDに搬入されて現像処理されることによ
り、基板表面にパターンが浮かび上がる。最後に、処理
された基板がインデクサID上のカセットC内に収納さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の化
学増幅レジストは、パターンニングの精度を維持するた
めに、露光後の加熱処理時間を精度よくコントロールさ
れる必要性がある。しかしながら、従来の装置は、以下
のような理由で、上記の時間を精度よくコントロールす
ることができないという問題点がある。
【0006】すなわち、基板処理部101側に露光後の
基板を熱処理する第3加熱部HP3と第3冷却部CP3
とを設けているので、基板処理部101側の装置が故障
すると、インターフェイス機構部IF上に露光された基
板が長時間放置される。露光されたレジスト膜の化学反
応は室温中でも若干進むので、基板がインターフェース
機構部IFに長く放置されると、前記化学反応時間がト
ータル的に長くなる。また、正常な場合でも、基板処理
部101側での各処理時間は必ずしも同じではないの
で、基板処理部101側での基板の順送り時間(タクト
タイム)は一番長い処理時間に合わせられることにな
る。その結果、第3加熱部HP3 で加熱処理された基板
が第3冷却部CP3 で冷却されるまでの時間が幾分長く
なり、その分だけレジスト膜の化学反応の停止処理が遅
れ、結果として前記化学反応時間が長くなる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、露光後の基板の加熱処理時間(化学増
幅レジストの反応時間)を精度よくコントロールするこ
とができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次のような構成をとる。すなわち、露光処
理された基板を、加熱処理してレジストの反応を促進
し、その後に基板を現像処理する基板処理装置におい
て、基板にレジストを塗布するレジスト塗布手段と、露
光後の基板を現像する現像手段とを備えた基板処理部
と、前記基板処理部と装置外部との間で、基板を受け渡
しするインターフェイス機構部と、前記インターフェイ
ス機構部に設けられ、前記装置外部で露光された基板を
加熱する加熱手段と、前記加熱手段で加熱された基板を
冷却する冷却手段と、を備えたものである。
【0009】
【作用】本発明の基板処理装置によれば、基板処理部に
備えられたレジスト塗布手段によって基板はその表面に
レジストが塗布される。そして、レジストが塗布された
基板は、インターフェイス機構部によって基板処理部か
ら装置外部に受け渡される。装置外部で露光処理された
基板は、インターフェイス機構部に受け取られ、このイ
ンターフェイス機構部に設けられた加熱手段により基板
が加熱処理されてレジスト膜の化学反応が促進される。
そして、加熱処理された基板は、インターフェイス機構
部に設けられた冷却手段により冷却処理されてレジスト
膜の化学反応が停止される。冷却後、基板は、インター
フェイス機構部から基板処理部に受け渡され、現像手段
により現像処理される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係るインターフェイス機
構部を備えた基板処理装置の一実施例の平面図、図2は
インターフェイス機構部を示す斜視図であり、図3はイ
ンターフェイス機構部の下段を示す平面図である。
【0011】基板処理装置は、大別すると、複数枚の半
導体ウエハ等の基板Wを保管する基板保管部1と、基板
Wに後述する所要の処理を施す基板処理部2と、基板処
理部2と本実施例装置に連設される露光装置3との間で
基板Wを受け渡しするインターフェイス機構部4とを備
え、装置全体はエアーフィルタ等を備えたクリーンベン
チに覆われて構成されている。以下、各部の構成を説明
する。
【0012】基板保管部1は、その上に複数個のカセッ
トCを載置するインデクサIDと、各カセットCと所定
の基板受け渡し位置P1 との間で基板Wを搬送する第1
ロボット12とを設けて構成されている。カセットC内
には基板Wを多段に収納できるようになっている。第1
ロボット12は、インデクサIDに並設された搬送経路
1 に沿って移動自在に設けられ、その上端に基板Wを
支持する第1アーム12aを備えている。この第1アー
ム12aは、昇降自在に、かつその長手方向に伸縮自在
に構成されている。第1ロボット12はカセットCに対
向する状態で第1アーム12aを伸長させるとともに上
昇させることにより、カセットC内の所望の基板Wを受
け取り、第1アーム12aを収縮させることにより、カ
セットC内から基板Wを取り出す。また、第1ロボット
12は、基板受け渡し位置P1 で受け取った処理済み基
板Wを所定のカセットCに収納するものである。
【0013】基板処理部2には、その中央部に前記搬送
経路Y1 に直交する搬送経路Xが配備されている。この
搬送経路Xに沿って第2ロボット21が移動自在に設け
られている。第2ロボット21は、基板受け渡し位置P
1 と基板処理部2との間で、また基板処理部2と基板受
け渡し部P2 との間で基板Wを搬送する。第2ロボット
21は、その上端に基板Wを支持する第2アーム21a
を備えている。この第2アーム21aは昇降するととも
にその長手方向に伸縮し、かつ回動自在に構成されてい
る。第2ロボット21は、基板受け渡し位置P1 に対向
する状態で第2アーム21aを伸縮させるとともに昇降
させることにより、基板受け渡し位置P1 から基板Wを
受け取り、あるいは処理済み基板Wを基板受け渡し位置
1 に受け渡すものである。また、第2ロボット21
は、第2アーム21aを回転させ、後述する例えば第1
加熱部HP1 に対向する状態で第2アーム21aを伸縮
させるととに昇降させることにより、第1加熱部HP1
に対して基板搬入、あるいは搬出するものである。
【0014】搬送経路Xの側方(図1の上方)に、基板
保管部1から搬送されてきた基板Wを加熱する第1加熱
部HP1 と、第1加熱部HP1 の下方に設けられ、第1
加熱部HP1 で加熱された基板Wを冷却する第1冷却部
CP1 と、後述するスピンコータ部SCでレジスト膜が
形成された基板Wを加熱する第2加熱部HP2 と、第2
加熱部HP2 の下方に設けられ、第2加熱部HP2 で加
熱された基板Wを冷却する第2冷却部CP2 とが設けら
れている。
【0015】搬送経路Xを挟んで第1加熱部HP1 と対
向する位置に、第1加熱部HP1 と第1冷却部CP1
で熱処理された基板Wの表面にレジスト液を滴下した
後、基板Wを回転して均一な膜厚のレジスト膜を形成す
るスピンコータ部SCが、また、搬送経路Xを挟んで第
2加熱部HP2 と対向する位置に、露光装置3で露光処
理された基板Wを現像する基板現像部SDがそれぞれ設
けられている。
【0016】インターフェイス機構部4は、図2に示す
ように、上下方向に2段に構成されている。その上段の
搬送経路Xの延長上に、基板処理部2に対して基板Wの
受け渡しを行う基板受け渡し部P2 が設けられている。
基板受け渡し部P2 には、上段側の床41の上面から突
出された複数個の支持ピン42がある。この支持ピン4
2の上端に第2ロボット21により搬送されてきた基板
Wを受け渡し、あるいは、支持ピン42の上端に支持さ
れた基板Wを第2ロボット21が受け取って基板処理部
2側に搬送する。
【0017】基板受け渡し部P2 を挟んで搬送経路Xと
対向する位置に、基板受け渡し部P2 と後述する熱処理
装置50とバッファ用カセットBFCとの間で基板Wを
受け渡しする第3ロボット43が設けられている。第3
ロボット43は、その上端に基板Wを支持する第3アー
ム43aを備えている。この第3アーム43aは上記し
た第2ロボット21の第2アーム21aと同じ構成であ
るので、ここでの説明は省略する。第3ロボット43の
側方(図1では上側)に露光装置3で露光処理された基
板Wを熱処理(加熱/冷却)する熱処理装置50が、ま
た、第3ロボット43を挟んで熱処理装置50と対向す
る位置に、熱処理装置50で熱処理された基板Wを待機
させておくためのバッファ用のカセットBFCがそれぞ
れ設けられている。
【0018】インターフェイス機構部4の下段には、前
記搬送経路Xと直交する方向に搬送経路Y2 が配備され
ている。この搬送経路Y2 に沿って第4ロボット44が
移動自在に設けられている。第4ロボット44は、基板
受け渡し部P2 と後述する各テーブル45,46との間
で基板Wを搬送する。第4ロボット44は、その上端に
基板Wを支持する第4アーム44aを備え、この第4ア
ーム44aは、インターフェイス機構部4の下段から上
段にわたって昇降するとともにその長手方向に伸縮し、
かつ回動自在に構成されている。
【0019】また、インターフェイス機構部4の下段に
は、図2、図3に示すように、搬送経路Y2 を挟んで基
板現像部SDと対向する位置に、露光装置3に基板Wを
受け渡すための露光送り用テーブル45と、露光装置3
で露光処理された基板Wを受け取るための露光戻り用テ
ーブル46とがそれぞれ設けられている。各テーブル4
5,46それぞれには、その上面から突出された複数個
の支持ピン47があり、この支持ピン47の上端に基板
Wが支持される。また、各テーブル45,46には、基
板センタリング機構48が備えられている。基板センタ
リング機構48は、支持ピン47を挟んで対向配備され
た一対のガイド板47aが、それぞれ遠近移動するよう
に構成されている。各ガイド板47aの対向する端縁は
基板Wに合わせて円弧状に形成されており、各ガイド板
47aが接近した時に、各ガイド板47aが基板Wの外
周縁に当接して、基板Wを各テーブル45,46の中心
上に心合わせ位置決めするようになっている。
【0020】露光装置3には、基板処理部2でレジスト
膜が形成された基板Wを露光処理する露光処理部Bと、
露光処理部Bと上記した各テーブル45,46との間で
基板Wを搬送する第5ロボット30とが備えられてい
る。
【0021】次に、熱処理装置50の構成を、図4〜図
10を参照して説明する。図4は熱処理装置50の斜視
図、図5は加熱装置51の平面図、図6は図5のA−A
矢視断面図、図7は加熱状態を示す図5のA−A矢視断
面図、図8は冷却装置52の平面図、図9は図8のB−
B矢視断面図、図10は冷却状態を示す図8のB−B矢
視断面図である。
【0022】熱処理装置50は、露光処理された基板W
を加熱することによりレジスト膜内の化学反応を促進さ
せる本発明の加熱手段に相当する加熱装置51と、加熱
装置51の下方に設けられ、加熱装置51で加熱された
基板Wを冷却することにより化学反応を停止させる本発
明の冷却手段に相当する冷却装置52とから構成されて
いる。
【0023】加熱装置51は、図5,図6に示すよう
に、基板支持板53と、この基板支持板53に埋め込ま
れたヒータ53aと、基板支持板53の下方に設けら
れ、図示しない駆動機構によりその上端が上下運動をす
るベローズ54と、ベローズ54の上面に設けられ、基
板支持板53に穿設された3つの貫通孔53bのそれぞ
れに挿通されるピン55とから構成されている。ベロー
ズ54の上面がその上下運動の最上点に位置したとき、
図6に示すように、ピン55の上端は基板支持板53の
上面に突出し、この状態で上記した第3ロボット43に
よって、加熱装置51に対する基板Wの搬入搬出が行わ
れる。一方、ベローズ54の上面がその上下運動の最下
点に位置したとき、図7に示すように、ピン55の上端
は貫通孔53a内に没入し、ピン55の上端に支持され
た基板Wが、基板支持板53上に移載されて加熱処理さ
れる。
【0024】冷却装置52は、基板支持板56と、この
基板支持板56の下面に取り付けられた冷却槽57と、
冷却槽57の下方に設けられた、図示しない駆動機構に
より昇降されるベローズ58と、このベローズ58の上
面に立設支持され、基板支持板56および冷却槽57に
穿設された3つの貫通孔56a,57aにそれぞれ挿通
されるピン59とから構成されている。冷却槽57は、
冷却水で満たされる内部空洞を備え、この内部空洞に連
通接続された配管58a,58bを介して冷却水を供給
/排出するように構成されている。
【0025】ベローズ58の上面がその上下運動の最上
点に位置したとき、図9に示すように、ピン59の上端
は基板支持板56の上面に突出し、この状態で上記した
第3ロボット43によって、冷却装置52に対する基板
Wの搬入搬出が行われる。一方、ベローズ58の上面が
その上下運動の最下点に位置したとき、図10に示すよ
うに、ピン59の上端は貫通孔56a内に没入し、ピン
59の上端に支持された基板Wが、基板支持板56上に
移載されて冷却処理される。
【0026】上記実施例においては、冷却装置52を基
板支持板56の下面に冷却槽を取り付ける構成とした
が、これのかわりに、例えば基板支持板56にペルチエ
素子を埋め込む構成とすることもできる。
【0027】次に、上述した構成を備えた基板処理装置
の動作を説明する。
【0028】(1) まず、第1ロボット12を搬送経
路Y1 に沿って移動させ、所定のカセットCに対向する
ように第1アーム12aを設定する。その後、第1アー
ム12aを伸縮作動させることにより、カセットC内か
ら所望の基板Wを取り出す。基板Wを支持した第1ロボ
ット12を、搬送経路Y1 に沿って移動させることによ
り、基板受け渡し位置P1 に基板Wを搬送する。この位
置P1 で第1ロボット12から第2ロボット21へ基板
Wを受け渡し、第2ロボット21によって第1加熱部H
1 に基板Wを搬入する。第1加熱部HP1 に搬入され
た基板Wは、ここで、基板表面とレジストとの密着性を
良くするためにHMDS(Hexa MethylDi Silazan)雰
囲気下で加熱処理される。加熱後、第2ロボット21に
より第1加熱部HP1 から基板Wを取り出し、第1冷却
部CP1 に搬入する。ここで、高温になった基板Wが冷
却される。
【0029】(2) つぎに、第2ロボット21により
第1冷却部CP1 から基板Wを取り出し、スピンコータ
部SCに搬入する。ここで、基板Wの表面にレジスト液
が滴下された後回転され、基板Wの表面に均一なレジス
ト膜が形成される。
【0030】(3) つぎに、第2ロボット21により
スピンコータ部SCから基板Wを取り出し、第2加熱部
HP2 に搬入する。ここで、レジスト膜が形成された基
板Wは乾燥される。乾燥後、第2ロボット21により第
2加熱部HP2 から基板Wを取り出し、第2冷却部CP
2 に搬入する。ここで、高温になった基板Wが冷却され
る。冷却後、第2冷却部CP2 から基板Wを取り出した
第2ロボット21は、インターフェイス機構部4の基板
受け渡し部P2 に基板Wを搬送する。これで、一旦基板
処理部2での処理が終わり、基板Wはインターフェイス
機構部4を介して露光装置3に搬送される。
【0031】次に、インターフェイス機構部4による基
板処理部2と露光装置3との間の基板W受け渡し動作を
説明する。
【0032】(4) まず、第4ロボット44を搬送経
路Y2 に沿って前進させ、基板受け渡し部P2 の支持ピ
ン42上に支持された基板Wの下方に第4アーム44a
を挿入する。その後、第4アーム44aを上昇させるこ
とにより、支持ピン42から基板Wを受け取る。基板W
を支持した第4ロボット44は、第4アーム44aを後
退させるとともに下降させ、インターフェイス機構部4
の下段側に基板Wを搬送する。つぎに、第4アーム44
aを露光送り用テーブル45に対向するように回転さ
せ、停止後、第4アーム44aを前進させ、テーブル4
5の上方に位置した状態で、第4アーム44aを下降さ
せることにより、テーブル45上の支持ピン47上に基
板Wを移載する。第4アーム44aを後退させた後、基
板センターリング機構48を作動させ、基板Wのセンタ
ーリングを行う。
【0033】(5) つぎに、第5ロボット30によっ
て、テーブル45でセンターリングされた基板Wが受け
取られ、露光装置3の露光処理部Bに搬送される。ここ
で、レジストが形成された基板Wに、露光光が照射され
ることにより、触媒作用を持つ物質がレジスト膜内に生
成され、レジスト膜中にパターンが潜伏した状態ができ
あがる。
【0034】(6) 露光後、第5ロボット30によっ
て、露光済みの基板Wは露光戻り用テーブル46に搬送
される。そして、第4ロボット44を駆動させ、上記し
た逆の手順で、基板Wを再び基板受け渡し部P2 に搬送
する。そして、第3ロボット43を駆動し、基板受け渡
し部P2 の支持ピン42上に支持された基板Wの下方に
第3アーム43aを挿入する。その後、第3アーム43
aを上昇させることにより、支持ピン42から基板Wを
受け取る。第3アーム43aを熱処理装置50の加熱装
置51に対向するように回転させた後、第3アーム43
aを前進させ、基板Wを加熱装置51に搬入する。ここ
で、露光処理された基板Wが高温(略110 °C)に加熱
されることにより、現像液に対する溶解速度変化を引き
起こす化学反応がレジスト膜内で促進される。その後、
第3ロボット43を駆動させ基板Wを冷却装置52に搬
入する。ここで、加熱された基板Wが冷却されることに
より、化学反応が停止される。その後、第3ロボット4
3を駆動させ基板Wを基板受け渡し部P2 に移動させ
る。
【0035】なお、この際、基板処理部2の処理能力の
相違、あるいは基板処理部2に故障が発生したりして時
間差が生じた場合等、基板Wを一旦待機させる必要があ
る場合には、第3ロボット43により基板Wをバッファ
用カセットBFCに収納する。
【0036】(7) 第2ロボット21を駆動させて基
板受け渡し部P2 から基板Wを受け取り、現像処理部S
Dに搬入する。ここで、露光処理された基板Wが現像処
理される。最後に、第2ロボット21、第1ロボット1
2を介して、インデクサID上のカセットC内に処理済
み基板Wが収納される。
【0037】以上のように、インターフェイス機構部4
上に熱処理装置50を設け、基板処理部2側のタクトタ
イムに関係なく露光後の基板Wを加熱/冷却処理してい
るので、露光後の基板Wに対して加熱冷却の時間(レジ
スト膜の化学反応時間)を管理し易い。また、インター
フェイス機構部4上に熱処理装置50を設けているの
で、基板処理部2に故障が発生しても露光後に基板Wが
室温で長時間放置されることなく、露光処理された基板
Wを速やかに加熱/冷却処理して、化学増幅レジストの
化学反応を完結させることができる。
【0038】なお、上記実施例では、インデクサIDを
設けてその上に基板を収納するカセットCを配備した
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
図1に鎖線で示すように、インターフェイス機構部4の
上段の搬送経路Y2 に沿って複数個のカセットCを設
け、ここを基板Wの保管部にしてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、インターフェイス機構部上に露光後の基板を
加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱された基板を冷却
する冷却手段とを備えたので、基板処理部側の処理時間
(タクトタイム)に関係なく露光後の基板Wを加熱/冷
却処理することができ、その結果、化学増幅レジストの
反応時間を精度よくコントロールすることができる。ま
た、基板処理部に故障が発生しても、化学増幅レジスト
の化学反応をインターフェイス機構部で速やかに完結す
ることができるので、露光後の基板が長時間室温にさら
されることにより、前記化学反応が不測に長くなること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターフェイス機構部を備えた
基板処理装置の一実施例の平面図である。
【図2】インターフェイス機構部の斜視図である。
【図3】インターフェイス機構部の下段を示す平面図で
ある。
【図4】熱処理装置の斜視図である。
【図5】加熱装置の平面図である。
【図6】図5のA−A矢視断面図である。
【図7】加熱状態を示す図5のA−A矢視断面図であ
る。
【図8】冷却装置の平面図である。
【図9】図8のB−B矢視断面図である。
【図10】冷却状態を示す図8のB−B矢視断面図であ
る。
【図11】従来の半導体製造装置を示した図である。
【符号の説明】
1 … 基板保管部 2 … 基板処理部 3 … 露光装置 4 … インターフェイス機構部 50 … 熱処理装置 51 … 加熱装置 52 … 冷却装置 W … 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 正美 京都府京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日本スクリーン製造株式会社洛西工場 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光処理された基板を、加熱処理してレ
    ジストの反応を促進し、その後に基板を現像処理する基
    板処理装置において、 基板にレジストを塗布するレジスト塗布手段と、露光後
    の基板を現像する現像手段とを備えた基板処理部と、 前記基板処理部と装置外部との間で、基板を受け渡しす
    るインターフェイス機構部と、 前記インターフェイス機構部に設けられ、前記装置外部
    で露光された基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段
    で加熱された基板を冷却する冷却手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
JP17330294A 1994-06-30 1994-06-30 基板処理装置 Pending JPH0817724A (ja)

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