JP2003318245A - 基板搬送機構及び基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送機構及び基板搬送方法

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JP2003318245A
JP2003318245A JP2002122366A JP2002122366A JP2003318245A JP 2003318245 A JP2003318245 A JP 2003318245A JP 2002122366 A JP2002122366 A JP 2002122366A JP 2002122366 A JP2002122366 A JP 2002122366A JP 2003318245 A JP2003318245 A JP 2003318245A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱・冷却処理装置における冷却板のウェハ
搬送の信頼性を向上する。 【解決手段】 冷却板90に,ウェハWの保持機構92
を設ける。保持機構92は,ウェハWをX方向負方向側
から保持する第1の保持部材93と,X方向正方向側か
ら保持する第2の保持部材94,95を有する。第1の
保持部材93の固定された直動ガイド96には,並進板
101が固定され,並進板101には,直動シャフト9
9,100がX方向に向けて固定されている。直動シャ
フト99,100は,第2の保持部材94,95が取り
付けられた各ブラケット97,98に連結されており,
ブラケット97,98は,それぞれ直動シャフト99,
110に連動して回動できる。直動ガイド96をX方向
正方向側に移動させ,第1の保持部材93,第2の保持
部材94,95によってウェハWを載置位置P3で保持
してから,ウェハWを搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板搬送機構及び
基板搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造におけるフォトレ
ジスト処理工程が行われる塗布現像処理装置おいては,
半導体ウェハ(以下,「ウェハ」)の表面にレジスト液
を塗布した後の加熱処理であるプリベーキングや,パタ
ーンの露光を行った後の加熱処理であるポストエクスポ
ージャーベーキング,現像処理後の加熱処理であるポス
トベーキング等の種々の加熱処理と,各加熱処理直後に
行われる冷却処理が行われている。すなわち,フォトレ
ジスト処理工程においては,加熱,冷却処理が1セット
で行われている。かかる一連の処理を行うにあたって
は,従来から塗布現像処理システムが用いられ,各加熱
・冷却処理等が行われる処理装置間のウェハの搬送は,
システム内に設置された搬送装置によって行われてい
る。
【0003】上述の1セットの加熱,冷却処理は,ウェ
ハ処理のスループット,熱履歴の均一性等に鑑みて,加
熱処理,冷却処理の双方を行うことのできる加熱・冷却
処理装置で行われている。かかる加熱・冷却処理装置
は,通常図14に示すようにケーシング150内にウェ
ハWを載置し冷却する冷却板151と,ウェハWを載置
し加熱する熱板152とを備えている。例えば熱板15
2には,所定パターンのヒータ(図示せず)が内蔵され
ており,ウェハWを所定位置に載置することにより,ウ
ェハ面内において均一な温度で加熱することができる。
【0004】冷却板151は,他の搬送装置の搬送アー
ムKとの受け渡し位置から熱板152上まで進退自在で
あり,ウェハWを熱板152との間で授受することがで
きる。冷却板151と熱板152には,それぞれウェハ
Wを受け渡すための昇降ピン153,154が設けられ
ている。昇降ピン153は,冷却板152に設けられた
スリット155内を,昇降ピン154は,熱板151に
設けられた貫通孔156内を上下動することによって,
ウェハの裏面を支持してウェハWを昇降できる。
【0005】そして,加熱・冷却処理が行われる際に
は,搬送アームKによって搬送されたウェハWが昇降ピ
ン153を介して冷却板151上に載置され,その後冷
却板151が熱板152上まで移動して,昇降ピン15
4を介してウェハが熱板152上に載置される。熱板1
52に載置されたウェハWは,所定時間,所定温度で加
熱処理される。その後,ウェハWが冷却板151に受け
渡され,ウェハWが所定時間冷却処理される。その後ウ
ェハWは,昇降ピン153を介して搬送アームKに受け
渡され,次の処理装置に搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような加熱・冷却
処理装置におけるウェハの搬送は,複数回に渡るウェハ
の受け渡しや移動を伴うものであり,ウェハ搬送の信頼
性の確保が重要である。つまり,冷却板151上のウェ
ハがずれて,熱板152や搬送アームKにウェハが正確
に受け渡されないと,熱板152では,適切な加熱位置
にウェハが載置されず適正な加熱処理が行われず,搬送
アームKでは,ウェハが所定の位置で保持されず,適正
な搬送が行われなくなる。また,スループットの向上等
の観点から,冷却板151の急発進,急停止の要請があ
り,その際にウェハWが大きくずれて冷却板151上か
ら落下するようなことがあると,ウェハ処理が滞り,か
えってスループットの低下を招くおそれがある。
【0007】かかる問題を解決するために,例えば冷却
板上に,複数の固定ピンと当該固定ピンにウェハを押し
つける押圧部材とを設けて,ウェハを冷却板上の所定位
置に固定してからウェハを搬送することが提案できる。
しかしながら,かかる場合ウェハを一方向から押圧する
ので,ウェハを適切に所定位置に導き固定ピンに押しつ
けるためには,例えば押圧部材に所定幅を持たせて,押
圧部材とウェハとの接触面積を広くする必要がある。し
たがって,押圧部材の形状が限定される。また,押圧部
材とウェハとの接触面積が広いので,ウェハ温度に悪影
響を与えかねない。さらに,ウェハを一方向から押すの
で,ウェハが固定ピンに接触する際の衝撃が比較的大き
く,ウェハが破損することがある。また,ウェハの受け
渡し時には,押圧部材がウェハから後退し,ウェハが固
定ピンに接触した状態になる。そして,その状態で,ウ
ェハが昇降ピンによって昇降されるので,ウェハの側面
が固定ピンに引っかかって,ウェハの受け渡しが正確に
行われないことがある。
【0008】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,冷却板等の載置台上において,ウェハ等の基板
の保持部材と基板との接触面積を小さくし,かつ載置台
による基板の受け渡しを正確に行うことのできる基板搬
送機構及び基板搬送方法を提供することをその目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,基板を載置板上の所定の載置位置に載置し,当該載
置板を移動させることによって,基板を所定位置まで搬
送する基板搬送機構であって,前記載置板上を所定方向
に移動し,載置板上の基板の一の側面側から基板を保持
する第1の保持部材と,前記第1の保持部材の移動に連
動し,前記一の側面の逆側面側から基板を保持する複数
の第2の保持部材と,を備え,前記第1の保持部材と前
記第2の保持部材による基板の保持によって,載置板上
の基板が前記載置位置に保持されることを特徴とする基
板搬送機構が提供される。
【0010】この発明によれば,搬送中の基板が第1及
び第2の保持部材により保持されるので,搬送中の基板
の落下,ずれが防止でき,基板搬送の信頼性が向上され
る。例えば基板の落下によって処理装置を停止すること
がなくなるので,処理装置の稼働率を向上できる。ま
た,基板が所定の載置位置に保持されるので,基板の受
け渡しを所望の位置で行うことができ,例えば受け渡し
先である処理部に正確に受け渡され,当該処理部におい
て適正な処理を行うことができる。また,基板が複数方
向から移動する保持部材によって保持されるので,各保
持部材と基板との接触を点で行うことができ,基板との
接触面積を小さくすることができる。この結果,例えば
保持部材との接触による基板の温度変動を抑制できる。
また,保持部材の形状の自由度が増え,設計しやすくな
る。さらに,基板の受け渡し時に,総ての保持部材が基
板から退避して,保持部材と基板とを非接触の状態にす
ることができるので,例えば受け渡し時の基板の昇降を
基板の位置をずらさずに行うことができる。また,基板
を両側から確実に保持するので,載置板の高速移動して
も基板搬送の信頼性が確保される。なお,載置板には,
基板の裏面の一部,例えば基板裏面の外周部を保持して
基板を載置するものも含まれる。
【0011】前記第1の保持部材と前記第2の保持部材
とは,連動機構によって連動しており,前記連動機構
は,前記第1の保持部材と一体となって前記所定方向に
直線状に移動する直動部材と,前記直動部材の直線移動
に連動して自ら回転し,前記第2の保持部材を前記載置
板上の基板に向けて回動させる回動部材と,を備えてい
てもよい。
【0012】かかる場合,基板の一の側面側を保持する
ために第1の保持部材を前記所定方向に動かすと,前記
直動部材が直線状に動き,この直動部材の直線運動によ
って回動部材が回転し,例えば当該回動部材に取り付け
られた第2の保持部材が回動して基板の逆側面側を保持
できる。つまり,第1の保持部材を動かすことによっ
て,基板を所定の載置位置に保持したり,その保持を解
除したりすることができる。したがって,第1の保持部
材の動作を制御するだけで,基板の保持やその解除動作
を制御できる。なお,前記第2の保持部材は,前記回動
部材に取り付けられていてもよい。
【0013】前記第2の保持部材は,二箇所に設けら
れ,前記回動部材は,前記載置位置の前記逆側面側の外
方に配置され,前記直動部材は,載置板の両側端部に配
置されていてもよい。かかる場合,載置板上で行われる
基板の受け渡しを,前記回動部材や直動部材が妨げるこ
とがない。
【0014】前記連動機構は,前記第1の保持部材と前
記直動部材とを接続する接続部材を備えていてもよく,
また,前記回動部材は,前記載置板に垂直に設けられた
回転軸を中心に回転するものであってもよい。
【0015】前記直動部材と前記回動部材との連結部に
は,前記第2の保持部材と基板との接触を緩衝する弾性
体が取り付けられていてもよい。第2の保持部材と基板
との接触部に強い力が加わることがある。本発明では,
弾性体により第2の保持部材と基板との接触圧を緩和
し,基板の破損を防止できる。
【0016】前記第2の保持部材は,複数箇所に設けら
れていてもよく,かかる場合,一箇所にかかる基板との
接触圧力を小さくすることができるので,基板の破損を
より確実に防止できる。また,基板をより確実に保持で
きるので,基板搬送の信頼性も向上する。前記第1の保
持部材と第2の保持部材は,前記載置板上の基板の外周
を等間隔に保持できるように配置されていてもよい。
【0017】前記載置板は,基板を載置し加熱する加熱
板と同じ熱処理装置内に設けられており,前記載置板
は,前記加熱板上の受け渡し位置と,前記熱処理装置外
の他の搬送装置がアクセスできる熱処理装置内の受け渡
し位置まで基板を搬送できるものであってもよい。ま
た,前記基板搬送機構は,前記載置板に基板を冷却する
機能を有していてもよい。基板が加熱板上の所定位置で
受け渡されないと,例えば基板が加熱板上の所望の位置
に載置されず,適切な加熱処理を行うことができない。
また,基板が他の搬送装置に所定位置で受け渡されない
と,例えば他の搬送装置が基板を所望の位置で保持する
ことができず,基板を適切に搬送できない。本発明によ
れば,第1,第2の保持部材により基板を所定の載置位
置に保持した状態で,受け渡し位置まで搬送できるの
で,加熱板と他の搬送装置に対して適正な位置で基板を
受け渡すことができる。
【0018】前記第1の保持部材と第2の保持部材の材
質には,基板よりも柔らかい材質が用いられていてもよ
い。この場合,基板と第1又は第2の保持部材との接触
時の衝撃が緩和されるので,基板の破損をより確実に防
止できる。
【0019】請求項12の発明によれば,請求項1〜1
1のいずれかに記載の基板搬送機構を用いた基板搬送方
法であって,前記載置板の移動中は,前記第1の保持部
材と第2の保持部材によって基板を保持し,基板を受け
渡す際に,前記第1の保持部材と第2の保持部材による
基板の保持を解除することを特徴とする基板搬送方法が
提供される。この基板搬送方法によれば,搬送中の基板
を所定の載置位置で保持し固定し,基板の落下,ずれを
防止できる。また,基板の受け渡し時には,基板の保持
を解除し,基板の受け渡しを円滑に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる基
板搬送機構を備えた塗布現像処理システム1の平面図で
あり,図2は,塗布現像処理システム1の正面図であ
り,図3は,塗布現像処理システム1の背面図である。
【0021】塗布現像処理システム1は,図1に示すよ
うに,例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部か
ら塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセ
ットDに対してウェハWを搬入出したりするカセットス
テーション2と,塗布現像処理工程の中で枚葉式に所定
の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステ
ーション3と,この処理ステーション3に隣接して設け
られている露光装置(図示せず)との間でウェハWの受
け渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した
構成を有している。
【0022】カセットステーション2では,載置部とな
るカセット載置台5上の所定の位置に,複数のカセット
DをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在とな
っている。そして,このカセット配列方向(X方向)と
カセットDに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z
方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体7が
搬送路8に沿って移動自在に設けられており,各カセッ
トDに対して選択的にアクセスできるようになってい
る。
【0023】ウェハ搬送体7は,ウェハWの位置合わせ
を行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送
体7は後述するように処理ステーション3側の第3の処
理装置群G3に属するアドヒージョン装置31やエクス
テンション装置32に対してもアクセスできるように構
成されている。
【0024】処理ステーション3では,他の搬送装置と
しての主搬送装置13が中心部に配置されている。主搬
送装置13は,例えばウェハWの外周部を保持する複数
の搬送アーム13aを備えている。主搬送装置13の周
辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を構
成している。該塗布現像処理システム1においては,4
つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されてお
り,第1及び第2の処理装置群G1,G2は塗布現像処
理システム1の正面側に配置され,第3の処理装置群G
3は,カセットステーション2に隣接して配置され,第
4の処理装置群G4は,インターフェイス部4に隣接し
て配置されている。さらにオプションとして破線で示し
た第5の処理装置群G5を背面側に別途配置可能となっ
ている。主搬送装置13は,これらの処理装置群G1,G
2,G3,G4,G5に配置されている後述する各種処理装置
に対して,ウェハWを搬入出可能である。なお,処理装
置群の数や配置は,任意に選択可能である。
【0025】第1の処理装置群G1では,図2に示すよ
うに2種類のスピンナ型の液塗布処理装置,例えばウェ
ハWに対してレジストを塗布して処理するレジスト塗布
装置15と,ウェハWに現像液を供給して処理する現像
処理装置16が下から順に2段に配置されている。第2
の処理装置群G2の場合も同様に,レジスト塗布装置1
7と,現像処理装置18とが下から順に2段に積み重ね
られている
【0026】第3の処理装置群G3では,図3に示すよ
うにウェハWを冷却処理するクーリング装置30,レジ
スト液とウェハWとの定着性を高めるためのアドヒージ
ョン装置31,ウェハWを待機させるエクステンション
装置32,レジスト塗布後の加熱処理を行うプリベーキ
ング装置33,34及び現像処理後の加熱処理を行うポ
ストベーキング装置35,36等が下から順に例えば7
段に重ねられている。
【0027】第4の処理装置群G4では,例えばクーリ
ング装置40,載置したウェハWを自然冷却させるエク
ステンション・クーリング装置41,エクステンション
装置42,本実施の形態にかかる基板搬送機構を備えた
熱処理装置としての加熱・冷却処理装置43,44,4
5,ポストベーキング装置46,47等が下から順に例
えば8段に積み重ねられている。
【0028】インターフェイス部4の中央部には,ウェ
ハ搬送体50が設けられている。このウェハ搬送体50
は,第4の処理装置群G4に属するエクステンション・
クーリング装置41,エクステンション装置42,周辺
露光装置51及び露光装置(図示せず)に対してアクセ
スできるように構成されている。
【0029】ここで,加熱・冷却処理装置43,44,
45の構成について,加熱・冷却処理装置43を例に採
って説明する。加熱・冷却処理装置43は,露光処理後
の加熱処理を行うポストエクスポージャーベーキング
と,その直後の冷却処理を行うものである。
【0030】加熱・冷却処理装置43は,図4及び図5
に示すようにケーシング61内に加熱部62と冷却部6
3とを有している。ケーシング61の冷却部63側の側
面には,主搬送装置13によってウェハWを搬入出する
ための搬入出口64が設けられている。
【0031】加熱部62は,上下動自在な蓋体65と,
蓋体65の下側に位置し当該蓋体65と一体となって処
理室Sを形成する熱板収容部66とからなっている。
【0032】蓋体65は,中心部に向かって次第に高く
なる略円錐状の形態を有し,頂上部には排気管70が接
続され,処理室S内の雰囲気は,排気管70から排気さ
れる。
【0033】熱板収容部66は,外周の略円筒状のケー
ス80,ケース80内に配置された略円筒状の内側ケー
ス81,内側ケース81内に固着された断熱性の良好な
サポートリング82,このサポートリング82に支持さ
れた円盤状の加熱板としての熱板83を有している。内
側ケース81の上面には,吹き出し口81aが設けら
れ,処理室S内に向けて例えば空気や不活性ガス等を吹
き出すことが可能である。
【0034】熱板83の内部には,給電により発熱する
ヒータ84が内蔵されていると共に,例えば3つの貫通
孔85が形成されている。各貫通孔85には,ウェハW
の裏面を支持し昇降する第1の昇降ピン86がそれぞれ
挿入されている。例えばこれら各貫通孔85と内側ケー
ス81の底板81bとの間には,第1の昇降ピン86の
外周を覆う筒状のガイド87が設けられている。このガ
イド87によって,外部雰囲気が各貫通孔85を通じて
処理室S内に流入することを防止している。第1の昇降
ピン86は,例えばシリンダ等を備えた昇降機構88に
より上下動する。第1の昇降ピン86は,熱板83の上
方の所定位置,つまり後述する冷却板との受け渡し位置
P1でウェハWを水平姿勢で支持できる。また,第1の
昇降ピン86は,熱板83上の加熱位置P2にウェハW
を載置することができる。なお,前記第1の昇降ピン8
6の先端部分のみが弾性体である例えば耐熱性ゴムで形
成されている。
【0035】冷却部63には,ウェハWを載置して冷却
することができ,かつ載置したウェハWを熱板83まで
搬送できる冷却板90と,冷却部63側の第2の昇降ピ
ン91が備えられている。
【0036】冷却板90は,図6に示すように略長方形
で厚みのある平板形状をなしている。ウェハWは,冷却
板90上面の所定の載置位置P3に載置される。冷却板
90には,ウェハW側面を3点で保持して,ウェハWを
載置位置P3に保持する保持機構92が設けられてい
る。保持機構92は,第1の保持部材93,2つの第2
の保持部材94,95,第1の保持部材93が取り付け
られた直動ガイド96,各第2の保持部材が取り付けら
れた回動部材としてのブラケット97,98,直動ガイ
ド96とブラケット97,98とを連動させるための2
本の直動部材としての直動シャフト99,100及び接
続部材としての並進板101等で主に構成されている。
【0037】第1の保持部材93は,冷却板90の後部
側(図6に示すX方向負方向側)からウェハW側面を保
持するものであり,第2の保持部材94,95は,冷却
板90の先端部側(図6に示すX方向正方向側)からウ
ェハW側面を保持するものである。第1の保持部材93
と第2の保持部材94,95は,ウェハWよりも柔軟性
のある樹脂,例えばポリベンダイミダゾール(クラリア
ントジャパン社の登録商標)からなる。
【0038】第1の保持部材93は,載置位置P3より
冷却板90の後部側であって,例えば載置位置P3の中
心を通るX方向の中心線J上に設けられている。第1の
保持部材93は,直動ガイド96に取り付けられてお
り,直動ガイド96は,冷却板90上の中心軸J上に設
けられたレール102に沿って移動自在である。第1の
保持部材93は,X方向に移動自在であり,ウェハWの
側面をX方向負方向側から保持することができる。
【0039】第2の保持部材94,95は,載置位置P
3よりも冷却板90の先端部側に設けられた回動部材と
してのブラケット97,98にそれぞれ固定されてい
る。ブラケット97,98は,冷却板90の両側端部付
近にそれぞれ配置されており,例えば第2の保持部材9
4の固定されたブラケット97は,冷却板90のY方向
正方向側(図6の右側),第2の保持部材95の固定さ
れたブラケット98は,冷却板90のY方向負方向側
(図6の左側)に配置されている。
【0040】各ブラケット97,98は,略方形板状に
形成されている。例えばブラケット97,98の載置位
置P3よりの角付近には,冷却板90に立設されたピン
103が貫通しており,ブラケット97,98は,冷却
板90に対して回動自在になっている。第2の保持部材
94,95は,ブラケット97,98の中心軸J側に互
いに対向するように取り付けられている。第2の保持部
材94と第2の保持部材95は,例えば中心線Jに対し
て等距離に設けられ,載置位置P3上のウェハWを保持
する位置も,中心線Jに対して対称の位置になる。
【0041】ブラケット97,98は,各ブラケット9
7,98にそれぞれ連結された直動シャフト99,10
0と,並進板101を介して,直動ガイド96に連動し
ている。
【0042】並進板101は,例えばY方向に長い板形
状を有している。並進板101は,直動ガイド96に固
定されており,直動ガイド96の移動に伴ってX方向に
並進する。並進板101の両端は,冷却板90の両側端
部外方まで延びている。
【0043】2本の直動シャフト99,100は,冷却
板90の両側端部にそれぞれ配置される。各直動シャフ
ト99,100の後端部99a,100a側(X方向負
方向側)は,並進板101の両端にそれぞれ固定されて
おり,先端部99b,100b側(X方向正方向側)
は,各ブラケット97,98にそれぞれ連結されてい
る。これにより,直動シャフト99,100は,並進板
101と共にX方向に直線移動し,その直線運動は,ブ
ラケット97,98において回転運動に変換される。し
たがって,第2の保持部材94,95は,第1の保持部
材93の直線運動に連動して回動する。
【0044】直動シャフトと各ブラケットとの連結部に
ついて直動シャフト99とブラケット97の連結部を例
に採って説明すると,例えばブラケット97における中
心軸Jの反対側,つまり冷却板90の側端部側には,図
7及び図8に示すように凸状の貫通部97aが設けられ
ている。貫通部97aには,直動シャフト99の先端部
99b側が移動自在に貫通しており,直動シャフト99
とブラケット97の貫通部97aとが滑り対偶になって
いる。例えば貫通部97aが直径5mm程度であるのに
対し,直動シャフト99は,直径3mm程度である。直
動シャフト99には,貫通部97aを挟むように第1ス
トッパ104と第2ストッパ105とが設けられてい
る。直動シャフト99の後端部99a側の第2ストッパ
105と貫通部97aとの間には,弾性体としての例え
ばバネ106が設けられている。したがって,図7に示
すように直動シャフト99がX方向正方向側に移動した
際には,第2ストッパ105がバネ106を押し,バネ
106の付勢によって押されたブラケット97が冷却板
90の内側方向,つまり反時計回りに回動する。このと
きの回動角度は,例えば10°程度に設定される。ま
た,図8に示すように直動シャフト99がX方向負方向
側に移動した際には,第1ストッパ104に押されてブ
ラケット97は,冷却板90の外側方向,つまり時計回
りに回動する。なお,直動シャフト100とブラケット
98との連結部も,直動シャフト99側と同様の構成を
有しており,ブラケット98の貫通部98aに直動シャ
フト100が貫通し,上述の第1ストッパ104,第2
ストッパ105及びバネ106が同様に設けられてい
る。ここで用いる弾性体は,スポンジ,ゴム等であって
もよい。また,
【0045】第1の保持部材93がX方向正方向に移動
し,平面から見て載置位置P3の外縁部に接触すると,
第2の保持部材94,95も同時に載置位置P3の外縁
部に接触するように各保持部材93,94,95の位置
が調整されている。したがって,第1の保持部材93及
び第2の保持部材94,95が3点でウェハWを保持し
た時に,ウェハWが載置位置P3上に位置合わせされ
る。
【0046】直動ガイド96には,例えば図示しないモ
ータ等が設けられており,当該モータの電源は,制御部
110によって制御されている。したがって,制御部1
10によって直動ガイド96のX方向の移動距離,移動
タイミングが制御でき,例えば制御部110の処理プロ
グラムに従って第1の保持部材93と第2の保持部材9
4,95が動かされる。なお,直動ガイド96の駆動源
としてシリンダを用いてもよい。
【0047】一方,冷却板90には,冷却板90の先端
部から中央部付近まで達する2本のスリット120,1
21が形成されている。このスリット120,121に
より,冷却板90が熱板83上まで移動した際に,熱板
83上に突出している第1の昇降ピン86との干渉を回
避できる。また,第2の昇降ピン91は,図4に示すよ
うに例えばシリンダ等を備えた昇降機構122により上
下動する。第2の昇降ピン91は,冷却部63にある冷
却板90の上方の主搬送装置13との受け渡し位置P4
でウェハWを水平姿勢で支持すると共に,冷却板90上
の載置位置P3にウェハWを載置することができる。な
お,前記第2の昇降ピン91の先端部分のみが弾性体で
ある例えば耐熱性ゴムで形成されている。
【0048】冷却板90は,X方向に延びる移動レール
123に沿って移動する移動ガイド124に取り付けら
れており,加熱部62,冷却部63間を移動できる。ま
た,冷却板90の内部には,冷却管90aが内蔵されて
おり,この冷却管90aを流れる冷却水によって,冷却
板90は,所定の冷却温度に維持され,冷却板90に載
置されるウェハWを所定温度に冷却できる。なお,本実
施の形態における基板搬送機構は,冷却板90と保持機
構92で構成される。また,本実施の形態における連動
機構は,ブラケット97,98,直動シャフト99,1
00,並進板101,直動ガイド96で構成される。
【0049】本実施の形態にかかる加熱・冷却処理装置
43は,以上のように構成されており,次にその作用等
について説明する。先ず露光装置において露光処理が終
了したウェハWが,第4の処理装置郡G4に属する加熱
・冷却処理装置43内に搬入される。
【0050】ウェハWの搬入は,主搬送装置13によっ
て搬入出口64から行われ,ウェハWは,冷却板90上
の受け渡し位置P4で予め上昇して待機していた第2の
昇降ピン91に受け渡される。次いで,第2の昇降ピン
91が下降し,ウェハWが冷却板90上に載置される。
ウェハWが冷却板90上に載置されると,制御部110
により直動ガイド96が作動し,図9に示すように第1
の保持部材93がX方向正方向側に移動する。このと
き,直動ガイド96の移動に伴い,並進板101,直動
シャフト99,100がX方向正方向側に移動する。そ
して,この直動シャフト99,100の移動によってブ
ラケット97,98がそれぞれ冷却板90の内側に回動
し,第2の保持部材94,95もウェハWに向けて回動
する。こうして,第1の保持部材93及び第2の保持部
材94,95によって,冷却板90上のウェハWが載置
位置P3に誘導され,ウェハWが載置位置P3に位置し
た時に,ウェハWが3点で保持される。
【0051】続いて,冷却板90がX方向正方向の熱板
83側に移動する。冷却板90が熱板83上の受け渡し
位置P1まで移動すると,図10に示すように直動ガイ
ド96がゆっくり後退し,第1の保持部材93,第2の
保持部材94,95が,ウェハWからゆっくり離れて,
ウェハWの保持が解除される。ウェハWの保持が解除さ
れると,第1の昇降ピン86がウェハWを持ち上げる。
ウェハWが持ち上げられている間に,冷却板90が冷却
部63側に退避する。その後,蓋体65が下降し,熱板
収容部66と一体となって処理室Sが形成される。続い
て,吹き出し口81aから例えば窒素ガスが噴出され,
蓋体65の排気管70から処理室S内の雰囲気が排気さ
れて,処理室S内に上昇気流が形成されると共に,処理
室S内が窒素ガス雰囲気に維持される。
【0052】その後,第1の昇降ピン86が下降し,ウ
ェハWが熱板83上の加熱位置P2に載置されると,ウ
ェハWの加熱処理が開始される。このように,冷却板9
0の載置位置P3に正確に載置されていたウェハWが,
第1の昇降ピン91によって一旦持ち上げられてそのま
ま下降されるので,ウェハWは,加熱位置P4に正確に
載置される。この後,ウェハWは,所定時間加熱処理さ
れる。所定時間経過後,再び第1の昇降ピン86によっ
てウェハWが上昇し,ウェハWの加熱処理が終了する。
ウェハWの加熱処理が終了すると,蓋体65が上昇し,
処理室Sが開放され,続いて冷却板90が再び加熱部6
2側に移動し,ウェハWと熱板83との間の受け渡し位
置P2に侵入する。そして第1の昇降ピン86が下降
し,ウェハWが冷却板90上に載置される。ウェハWが
冷却板90上に載置されると,図11に示すように直ち
に直動ガイド96が載置位置P3側に移動し,第1の保
持部材93,第2の保持部材94,95によってウェハ
Wが載置位置P3で保持される。
【0053】また,ウェハWが冷却板90上に載置され
た時点で,ウェハWの冷却が開始される。ウェハWが保
持されると,冷却板90が冷却部63側に移動し,そこ
で,ウェハWの温度が所定温度に下がるまで所定時間待
機する。ウェハW温度が所定温度まで低下すると,第1
の保持部材93,第2の保持部材94,95によるウェ
ハWの保持が解除され,第2の昇降ピン91によってウ
ェハWが冷却板90上の受け渡し位置P4まで上昇され
る。このとき,載置位置P3に正確に載置されたウェハ
Wが,第2の昇降ピン91によってそのまま上昇される
ので,ウェハWは,受け渡し位置P4に正確に移動され
る。この受け渡し位置P4に移動されたウェハWは,主
搬送装置13に受け渡され,加熱・冷却装置43から搬
出される。
【0054】以上の実施の形態によれば,冷却板90
に,ウェハWを3点で保持する保持機構92を設けたの
で,冷却板90の移動中にウェハWが載置位置P3から
ずれることが防止される。この結果,冷却板90を高速
移動させても,ウェハWが冷却板90から落下等するこ
とがなくなる。第1の保持部材93,第2の保持部材9
4,95によってウェハWが載置位置P3に正確に載置
できるようにしたので,冷却板90から熱板83へのウ
ェハWの受け渡しも正確な位置で行うことができ,その
結果,ウェハWが熱板83上に適切に載置される。した
がって,ウェハWの加熱処理を適切に行うことができ
る。また,主搬送装置13へのウェハWを受け渡しも正
確に行えるので,例えばウェハWが主搬送装置13上の
適切な位置に載置され,主搬送装置13によるウェハW
の搬送も好適に行うことができる。
【0055】第2の保持部材94,95を,第1の保持
部材93に連動させたので,第1の保持部材93の移動
制御のみでウェハWの保持やその解除を行うことができ
る。
【0056】保持部材93〜95にウェハWよりも柔ら
かい樹脂を用いたので,ウェハWと接触した際のウェハ
Wの欠損を防止できる。さらに,ブラケット97,98
と直動シャフト99,100との間に,バネ106を介
在させたので,第2の保持部材94,95とウェハWと
の接触を緩衝することができる。
【0057】以上の実施の形態においては,第1の保持
部材93の直線運動は,並進板101,直動シャフト9
9,100,ブラケット97,98によって第2の保持
部材94,95の回転運動に変換されていたが,他の機
構を用いて変換してもよい。例えば,図12に示すよう
に直動ガイド96と各直動シャフト99,100が複数
の節で連結されていてもよい。
【0058】この場合,例えば冷却板130の載置位置
P3のX方向負方向側であって,冷却板90の両側端部
付近に,節となるサブブラケット131,132がそれ
ぞれ設けられる。サブブラケット131,132は,ピ
ン133によって冷却板130に対して回転自在であ
る。各サブブラケット131,132には,直動ガイド
96に回転自在に取り付けられたリンク134,135
が回転自在にそれぞれ取り付けられている。また,サブ
ブラケット131と直動シャフト99,サブブラケット
132と直動シャフト100とは,それぞれ回転自在に
連結されている。そして,直動ガイド96がX方向に移
動すると,リンク133,134を介して各サブブラケ
ット131,132が回動し,サブブラケット131,
132の回動すると,直動シャフト99,100がX方
向に移動する。かかる場合においても,直動ガイド96
の移動制御のみで,ウェハWの保持や位置合わせを行う
ことができる。
【0059】以上の実施の形態では,3箇所の保持部材
93,94,95の間隔は,特に限定しなかったが,ウ
ェハWの外周上を等間隔に保持できるように各保持部材
を配置してもよい。なお,保持部材が全部で3箇所の場
合,保持部材は,ウェハWの外周上を120°間隔で配
置される。このように配置することによって,ウェハW
を保持した際に各保持部材にかかる力関係が均等にな
り,ウェハWを正確な位置で保持できる。なお,第2の
保持部材の数は,必ずしも2つである必要ななく,2つ
以上であってもよい。
【0060】上記実施の形態では,第1の保持部材と第
2の保持部材とを機械的に連動させたが,第1の保持部
材と,第2の保持部材とを電気的に連動させて,ウェハ
Wの側面を保持させてもよい。かかる場合,図13に示
すように例えば第1の保持部材140と第2の保持部材
141,142をソレノイド143によってウェハWに
対して進退自在にする。ソレノイド143は,例えば制
御部144により制御され,ウェハWを載置位置P3で
保持する際には,第1の保持部材140,第2の保持部
材141,142を突出させ,ウェハWを3点で押さえ
る。そして,ウェハWの受け渡しを行う際には,第1の
保持部材140,第2の保持部材141,142を後退
させて,保持を解除する。かかる場合においても,ウェ
ハWを3点で保持し,固定することができるので,ウェ
ハWの搬送時の落下等を防止できる。
【0061】以上の実施の形態では,本発明における載
置板を,冷却板90に適用したが,冷却板に限られず,
本実施の形態の加熱・冷却処理装置43と同様の構成を
有し,冷却機能のない載置板や搬送装置の搬送アーム等
に適用してもよい。
【0062】なお,本発明の実施の形態の一例について
説明したが,本発明はこの例に限らず種々の態様を採り
うるものである。例えば基板を上記ウェハWに限定せ
ず,方形の他の基板,たとえばLCD基板を搬送する搬
送機構及び搬送方法に対しても適用可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば,搬送中の基板の保持を
確実に行うことができるので,基板搬送の信頼性が向上
できる。また,搬送する基板の位置合わせが正確に行わ
れるので,基板の受け渡しを正確かつ確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における加熱・冷却処理装置を備
えた塗布現像処理システムの平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面図である。
【図4】加熱・冷却処理装置の縦断面を示す説明図であ
る。
【図5】図4の加熱・冷却処理装置の平面説明図であ
る。
【図6】冷却板の平面説明図である。
【図7】ブラケットと直動シャフトの連結部の構成を示
す説明図である。
【図8】ブラケットと直動シャフトの連結部の構成を示
す説明図である。
【図9】冷却部においてウェハを保持した様子を平面か
ら示した説明図である。
【図10】加熱部においてウェハの保持を解除した様子
を平面から示した説明図である。
【図11】加熱部においてウェハを保持した様子を平面
から示した説明図である。
【図12】保持機構の他の構成例を示す冷却板の平面説
明図である。
【図13】ソレノイドを用いた保持部材を備えた冷却板
の平面説明図である。
【図14】従来の加熱・冷却処理装置の平面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム 43 加熱・冷却処理装置 90 冷却板 92 保持機構 93 第1の保持部材 94,95 第2の保持部材 96 直動ガイド 97,98 ブラケット 99,100 直動シャフト 101 並進板 W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 DA01 FA01 FA07 FA12 FA14 FA15 GA02 GA10 GA14 GA15 GA32 GA42 GA47 GA48 GA49 HA02 HA33 HA57 KA01 KA11 LA06 LA15 MA02 MA04 MA07 MA24 MA26 MA30 NA04 5F046 CD01 CD04 CD06 KA04 KA07 KA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を載置板上の所定の載置位置に載置
    し,当該載置板を移動させることによって,基板を所定
    位置まで搬送する基板搬送機構であって,前記載置板上
    を所定方向に移動し,載置板上の基板の一の側面側から
    基板を保持する第1の保持部材と,前記第1の保持部材
    の移動に連動し,前記一の側面の逆側面側から基板を保
    持する複数の第2の保持部材と,を備え,前記第1の保
    持部材と前記第2の保持部材による基板の保持によっ
    て,載置板上の基板が前記載置位置に保持されることを
    特徴とする,基板搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記第1の保持部材と前記第2の保持部
    材とは,連動機構によって連動しており,前記連動機構
    は,前記第1の保持部材と一体となって前記所定方向に
    直線状に移動する直動部材と,前記直動部材の直線移動
    に連動して自ら回転し,前記第2の保持部材を前記載置
    板上の基板に向けて回動させる回動部材と,を備えたこ
    とを特徴とする,請求項1に記載の基板搬送機構。
  3. 【請求項3】 前記第2の保持部材は,前記回動部材に
    取り付けられていることを特徴とする,請求項2に記載
    の基板搬送機構。
  4. 【請求項4】 前記第2の保持部材は,二箇所に設けら
    れ,前記回動部材は,前記載置位置の前記逆側面側の外
    方に配置され,前記直動部材は,載置板の両側端部に配
    置されていることを特徴とする,請求項2又は3のいず
    れかに記載の基板搬送機構。
  5. 【請求項5】 前記連動機構は,前記第1の保持部材と
    前記直動部材とを接続する接続部材を備えていることを
    特徴とする,請求項2,3又は4のいずれかに記載の基
    板搬送機構。
  6. 【請求項6】 前記回動部材は,前記載置板に垂直に設
    けられた回転軸を中心に回転することを特徴とする,請
    求項2,3又は4のいずれかに記載の基板搬送機構。
  7. 【請求項7】 前記直動部材と前記回動部材との連結部
    には,前記第2の保持部材と基板との接触を緩衝する弾
    性体が取り付けられていることを特徴とする,請求項
    2,3,4,5又は6のいずれかに記載の基板搬送機
    構。
  8. 【請求項8】 前記第1の保持部材と第2の保持部材
    は,前記載置板上の基板の外周を等間隔に保持できるよ
    うに配置されていることを特徴とする,請求項1,2,
    3,4,5,6又は7のいずれかに記載の基板搬送機
    構。
  9. 【請求項9】 前記載置板は,基板を載置し加熱する加
    熱板と同じ熱処理装置内に設けられており,前記載置板
    は,前記加熱板上の所定位置と,前記熱処理装置外の他
    の搬送装置がアクセスできる熱処理装置内の所定位置ま
    で基板を搬送できることを特徴とする,請求項1,2,
    3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の基板搬送
    機構。
  10. 【請求項10】 前記載置板に,基板を冷却する冷却機
    能を有することを特徴とする,請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8又は9のいずれかに記載の基板搬送機
    構。
  11. 【請求項11】 前記第1の保持部材と第2の保持部材
    の材質には,基板よりも柔らかい材質が用いられている
    ことを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,
    7,8,9又は10のいずれかに記載の基板搬送機構。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の基
    板搬送機構を用いた基板搬送方法であって,前記載置板
    の移動中は,前記第1の保持部材と第2の保持部材によ
    って基板を保持し,基板を受け渡す際に,前記第1の保
    持部材と第2の保持部材による基板の保持を解除するこ
    とを特徴とする,基板搬送方法。
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