JP2003347181A - 基板処理装置、基板処理方法および塗布・現像装置 - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法および塗布・現像装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対して所定の処理を行う基板処理装置
において、載置部上で処理された基板と次の基板との入
れ替えに要する時間を短くしてスループットの向上を図
ること 【解決手段】 例えば被処理基板を載置するための基板
載置部の上方に処理前の基板を例えば基板搬送手段から
受け取り待機させる基板待機手段を設け、更には処理後
の基板を基板搬送手段に受け渡すと共に、基板待機手段
から前記処理前の基板を受け取って基板載置部上に載置
する基板昇降部とを備えた構成とする。この場合、先に
搬入されて処理されている基板の処理が終わる前に次の
基板を基板待機手段に搬入しておくことができる。この
ため基板載置部に基板が搬入されるのを待っている時間
が低減されてスループットの低下を抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対して所定
の処理を行う基板処理装置、基板処理方法および塗布・
現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造工程の一つであるフォ
トレジスト工程においては、例えば半導体ウェハの表面
にレジストを塗布し、レジストを所定のパターンで露光
し、現像してレジストパターンを形成している。このよ
うな処理は、一般にレジストの塗布・現像を行う塗布・
現像装置に、露光装置を接続したシステムを用いて行わ
れる。
【0003】前記システムの一例について図9を用いて
説明すると、システム1は被処理基板例えば半導体ウェ
ハ(以下ウェハという)Wに対して例えば塗布および現
像などの処理を行うためのプロセスステーション10
と、露光処理を行うための露光ステーション11とを備
えており、プロセスステーション10と露光ステーショ
ン11との間にはインターフェースステーション12が
設けられている。またプロセスステーション10には複
数のウェハWが収納されたカセットを搬入出するための
カセットステーション13が接続されている。前記イン
ターフェースステーション12には、レジスト膜が形成
された露光前のウェハWを露光ステーション11の雰囲
気温度に予め調整しておくための基板処理装置例えば冷
却装置14が設けられており、更にはこの冷却装置14
にて冷却されたウェハWを露光ステーション11の搬送
系に受け渡すための搬入ステージ15と、露光後のウェ
ハWを受け取るための搬出ステージ16と、プロセス処
理部10に搬入出するための受け渡しステージ17およ
び冷却装置14の間でウェハWを搬送するための一枚の
搬送アーム18を有する搬送手段が設けられている。
【0004】前記冷却装置14は図10に示すように、
その内部に例えば図示しない冷却手段を含むクーリング
プレート19を備えており、このクーリングプレート1
9を上下に貫通するようにしてウェハWを裏面側から支
持した状態で昇降可能な図示しない昇降ピンが突没自在
に設けられている。ここで搬送アーム18によりプロセ
スステーション10の受け渡しステージ17から搬送さ
れてくるレジスト膜のベーク処理を終えたウェハWは、
この搬送アーム18と前記昇降ピンとの協働作用により
クーリングプレート19に載置されて所定の温度に冷却
された後、当該搬送アーム18により取り出されて搬入
ステージ15に搬送される。また露光処理を終え搬出ス
テージ16に置かれたウェハWは前記搬送アーム18に
より受け渡しステージ17を介してプロセス処理部10
に戻されて現像処理が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のシ
ステムにおいては、搬送アーム18が温調済みのウェハ
Wを露光ステーション11に渡してプロセスステーショ
ン10から次のウェハWを取ってくるまでの間はクーリ
ングプレート19にウェハWが載置されておらず、ウェ
ハWの温調が行われていない。即ち、搬送アーム18が
露光ステーション11に温調済みのウェハWを搬入して
いるとき、あるいは次に温調するウェハWをプロセスス
テーション10から受け取ってくる間は、冷却装置14
はウェハWの搬入待ちの状態となってしまい、この間冷
却装置14が実質的に作業をしていないこととなる。ま
たプロセスステーション10にてレジスト膜が形成さ
れ、ベーク処理されたウェハWは冷却装置14にて先行
するウェハWの冷却処理が終了しても、搬送アーム18
が冷却後のウェハWを冷却装置14から搬入ステージ1
5に搬送し、この搬送アーム18が受け取りにくるまで
例えば受け渡しステージ17にて待機していなければな
らない。このような待ち時間が積算されると時間のロス
が大きくなってシステム全体のスループットの低下の要
因となる懸念がある。また搬送アーム18の数を2枚に
増やせば受け渡しステージ17からウェハWを受け取っ
た後、このウェハWと冷却後のウェハWとを入れ替えで
きるので搬入待ちの時間を少なくすることはできるが、
搬送手法が複雑化してコスト高になってしまう場合があ
る。
【0006】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、載置部上で処理された基板と次の基板と
の入れ替えに要する時間を短くしてスループットの向上
を図ることのできる基板処理装置およびその方法を提供
することにあり、更にこの基板処理装置を用いることに
より装置全体のスループットを向上させることのできる
塗布・現像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の基板処理装置
は、基板載置部に基板を載置して所定の処理を行う基板
処理装置において、基板載置部の上方に設けられ、処理
前の基板を外部から受け取る基板待機手段と、基板載置
部上の処理後の基板を上昇させて外部の搬送手段に受け
渡すと共に、相対的に下降した基板待機手段から前記処
理前の基板を受け取り、下降して基板載置部上に載置す
る基板昇降部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】前記基板待機手段は、例えば基板を支持す
る横方向に開閉自在な一対のアームを備え、この一対の
アームは基板を基板昇降部に受け渡した後、基板昇降部
の下降時に当該基板と干渉しないように開く構成であっ
てもよい。また一対のアームは、例えば下に向かうにつ
れて内側寄りになるように傾斜した斜面部と、この斜面
部の下端から内側に水平に突出した水平面部とを備え、
中心位置の合っていない基板の周縁部が斜面部に案内さ
れて水平面部に落とし込まれて基板の位置合わせ行うよ
うに構成してもよい。更にまた、基板載置部は温度調整
部を備えており、基板に対して行われる処理は基板を所
定温度に調整する処理であってもよい。更には基板載置
部に載置された基板の温度を調整している間に、例えば
基板待機手段が次に温調する他の基板を外部から受け取
るようにしてもよい。
【0009】本発明の基板処理装置によれば、次に処理
する処理前の基板を受け取る基板待機手段を設けること
により、先に搬入されて処理されている基板の処理が終
わる前に次の基板を搬入しておくことができる。このた
めウェハWの搬入待ちとなっている時間が低減されてス
ループットの低下を抑えることができる。
【0010】本発明の塗布・現像装置は、複数枚の基板
を収納したカセットが載置されるカセットステーション
と、前記カセットから搬出された基板にレジスト液を塗
布する塗布ユニット、及び露光後の基板を現像する現像
ユニットを含むプロセスステーションと、このプロセス
ステーションと露光ステーションとの間に介在するイン
ターフェースステーションと、を備えた塗布・現像装置
において、前記インターフェースは、請求項4または5
に記載の基板処理装置と、露光ステーション側の搬送系
に受け渡すための搬出ステージと、プロセスステージで
レジスト膜が形成された基板を受け取って前記基板処理
装置に受け渡し、基板処理装置で温調された基板を受け
取って前記搬出ステージに受け渡す搬送手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0011】本発明の基板処理方法は、基板載置部に基
板を載置して所定の処理を行う基板処理方法において、
処理前の基板を基板待機手段が外部から受け取った後、
下降して基板昇降部に基板を渡す工程と、次いで基板昇
降部が下降して、前記基板を基板載置部に載置する工程
と、基板載置部に載置された前記基板に対して所定の処
理を行う工程と、前記基板を基板昇降部に渡した後に、
次の基板を基板待機手段が外部から受け取って待機させ
る工程と、前記所定の処理がされた後、基板昇降部が上
昇してこの処理後の基板を外部に渡す工程と、処理後の
基板が外部に渡された後、基板待機手段が下降して、待
機していた次の基板を基板昇降部に渡す工程と、次いで
基板昇降部が下降して、前記次の基板を基板載置部に載
置する工程と、基板載置部に載置された前記次の基板に
対して所定の処理を行う工程と、を含むことを特徴とす
る。また基板載置部に載置された基板に対して所定の処
理を行っている間に、基板待機手段が次の基板を外部か
ら受け取るようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の基板処理装置の実施の形
態について説明する前に、この基板処理装置が組み込ま
れるレジストパターン形成システムの一部である塗布・
現像装置の一例の全体について図1および図2を用いて
説明する。図1及び図2中、21は例えば25枚の被処
理基板であるウェハWが収納されたカセットC例えばF
OUPカセットを搬入出するためのカセットステーショ
ンであり、このカセットステーション21には前記カセ
ットCを載置する載置部21aと、カセットCからウェ
ハWを取り出すための受け渡し手段22とが設けられて
いる。カセットステーション21の奥側には、例えばカ
セットステーション21から奥を見て例えば右側には塗
布・現像系のユニットU1が、左側、手前側、奥側には
加熱・冷却系等のユニットを多段に積み重ねた棚ユニッ
トU2,U3,U4が夫々配置されていると共に、塗布
・現像系ユニットU1と棚ユニットU2,U3,U4と
の間でウェハWの受け渡しを行うための搬送アームMA
が設けられている。但し図1では便宜上受け渡し手段2
2、ユニットU2及び搬送アームMAは描いていない。
【0013】塗布・現像系のユニットU1においては、
例えば上段には2個の現像ユニット23が、下段には2
個の塗布ユニット24が設けられている。棚ユニットU
2,U3,U4においては、加熱ユニット、冷却ユニッ
ト、ウェハWの受け渡しユニット、疎水化処理ユニット
等が上下に割り当てされている。
【0014】この搬送アームMAや塗布・現像系ユニッ
トU1等が設けられている部分を処理ステーションS1
と呼ぶことにすると、当該処理ステーションS1はイン
タ−フェイスステーションS2を介して露光ステーショ
ンS3と接続されている。インタ−フェイスステーショ
ンS2は基板搬送手段である搬送アーム3を有する搬送
手段により処理ステーションS1の受け渡しユニット2
5と、露光ステーションS3側の搬入ステージ26およ
び搬出ステージ27との間でウェハWの受け渡しを行う
ものである。またインタ−フェイスステーションS2に
は、後述する本発明の基板処理装置4が設けられてお
り、露光処理前のウェハWを所定の温度に調整する処理
が行われる。
【0015】この装置のウェハWの流れについて説明す
ると、先ず外部からウェハWが収納されたカセットCが
載置部21aに載置され、受け渡し手段22によりカセ
ットC内からウェハWが取り出され、棚ユニットU3の
棚の一つである受け渡し台を介して搬送アームMAに受
け渡される。次いで棚ユニットU3の一の棚の処理部内
にて例えば疎水化処理が行われた後、塗布ユニット24
にてレジスト液が塗布される。塗布膜が形成されたウェ
ハWは、加熱ユニットで加熱された後、ユニットU4に
設けられた冷却ユニットで冷却されて熱の粗取りがなさ
れる。続いてユニットU4に設けられた受け渡しユニッ
ト25(図2では棚ユニットU4の中に設けられている
受け渡しユニット25を示してある)を介して、搬送ア
ーム3がウェハWを受け取り、基板処理装置4にて例え
ば所定の温度に調整される。しかる後、ウェハWは搬送
アーム3により搬入ステージ26に受け渡されて露光ス
テーションS3内の搬送系により搬入され、ここでパタ
−ンに対応するフォトマスクを介して露光が行われる。
また搬送アーム3は、露光処理後のウェハWを搬出ステ
ージ27から受け取り、受け渡しユニット25を介して
処理ステーションS1の搬送アームMAに受け渡され
る。
【0016】この後ウェハWは例えば加熱ユニットで所
定温度に加熱された後、例えば冷却ユニットで所定温度
に冷却され、続いて現像ユニット23に送られて現像処
理がなされてレジスト膜のマスクパターンが形成され
る。しかる後ウェハWは載置部21a上のカセットC内
に戻される。
【0017】前記基板処理装置4は、本発明の基板処理
装置の一実施の形態をなすものであり、以下にこの基板
処理装置4について図3を用いて説明する。図中40
は、被処理基板例えばウェハWを載置するための基板載
置部であるクーリングプレート(冷却板)である。クー
リングプレート40には、ウェハWの裏面にパーティク
ルが付着しないようにするために、ウェハWの裏面がク
ーリングプレート40の表面から例えば0.1mm程度
浮かせた状態になるようにしてウェハWを裏面側から支
持するための突起部42が設けられている。またクーリ
ングプレート40の例えば内部には、温度調整部として
の冷却部41例えば冷媒通流路が設けられており、この
冷却部41の温調作用によりクーリングプレート40の
表面が冷却され、その表面とウェハWとの僅かな隙間を
介して輻射熱によりウェハWの温度が例えば23℃に正
確に調整される。なおこのように露光前のウェハWを所
定の温度に調整するのは、露光されるウェハWの温度が
処理毎にばらつきがあると、ウェハWの熱伸縮によりウ
ェハWが僅かではあるが変形してしまい、その露光処理
にばらつきが生じてしまうことによるものである。
【0018】またクーリングプレート40には、基板昇
降部である基板支持ピン44がクーリングプレート40
を上下方向に貫通して設けられており、昇降機構45に
よりウェハWの裏面を下方向から支持した状態で突没自
在なように構成されている。そしてウェハWを搬入出す
る際には、基板支持ピン44と例えば上述の搬送アーム
3との協働作用によりウェハWがクーリングプレート4
0から搬出されるように構成されている。
【0019】またクーリングプレート40の上方側に
は、次に温度調整する処理前のウェハWを搬送アーム3
から受け取って保持するための開閉自在な一対のアーム
5a、5bを備えた基板待機手段5が設けられている。
当該アーム5a、5bは、夫々ウェハWの一縁側および
他縁側の周縁部を裏面側から支持するための水平面部5
0a、50bを備えている。この水平面部50a、50
bは例えば同じ高さ位置に設定されており、ここでウェ
ハWは略水平姿勢で保持されるように構成されている。
更に水平面部50a、50bの表面には、下に向かうに
つれて内側よりに傾斜し、ウェハWがこの傾斜に沿って
落とし込まれて水平面部50a、50bの所定の位置に
載置させるように作用するアライメント(位置合せ)用
の斜面部51a、51bがウェハWの周縁の外方側を囲
むようにして夫々形成されている。
【0020】更に前記アーム5a、5bは、夫々支持部
材52a、52bと接続されており、これら支持部材5
2a、52bの一端側は開閉機構53により水平方向に
開閉できるように構成されている。即ち、この支持部材
52a、52bが開閉機構53より横方向に移動するこ
とにより、水平面部50a、50bが左右方向の所定の
位置に設定可能なように構成されている。更には、前記
開閉機構53は昇降機構54に組み合わせて設けられて
おり、水平面部50a、50bがウェハWを略水平姿勢
に保持した状態で昇降可能なように構成されている。更
にまた、基板処理装置4は図示しない制御部を備えてお
り、この制御部は例えば搬送アーム3の動作に合わせて
昇降機構45、開閉機構53、昇降機構54、更には冷
却部41の動作を制御する機能を有する。
【0021】上述のような基板処理装置4を用いてウェ
ハWを温調する工程について図5、図6を用いて説明す
る。先ず図5(a)に示すように、基板待機部5のアー
ム5a、5bがウェハWを受け入れ可能な状態でクーリ
ングプレート40の上方側に設定されると共に、基板支
持ピン44が昇降機構45により上昇位置に設定されて
待機されている。ここで図5(b)に示すように、プロ
セスステーションS1にてレジスト膜が形成されてベー
ク処理がなされたウェハWが、搬送アーム3により搬送
されて基板待機部5の上方側に進入し、次いで搬送アー
ム3と基板待機部5との協働作用によりウェハWが搬送
アーム3から基板待機部5に渡される。
【0022】ここで搬送アーム3から基板待機部5にウ
ェハWが渡されるときの様子について図7を用いて詳し
く説明する。但し、ここでは基板受け部50のアライメ
ント機能についても併せて述べるため、例えばウェハW
が搬送アーム3の搬送精度やウェハWの受け取り先のユ
ニットのセンタリング精度が悪かったなどの理由により
搬送アーム3上の所定の位置に保持されていない状態で
搬入された場合を想定して説明する。なお、この場合の
所定の位置に設定されていないとは、例えばウェハWの
中心が予定とする中心位置から外れて保持されているこ
とを意味する。先ず搬送アーム3から基板待機部5にウ
ェハWが渡される際に、ウェハWを保持した搬送アーム
3が下降していくと、この例では図の左側方向に寄って
いるウェハWが下降していくと、ウェハWの周縁部と斜
面部51aとが接触する。ここでウェハWは斜面部51
aの傾斜面に沿って横方向(図の右側方向)に移動して
所定の載置位置に近づきながら下降していく。そして搬
送アーム3が更に下降して基板待機部5の水平面部50
a、50bを通過したときに、搬送アーム3から基板待
機部5の水平面部50a、50bの所定の位置にウェハ
Wが載置される。なお、図7においては、発明を分かり
易くするため、斜面部51a、51bなどを実際よりも
大きく記載している。
【0023】続いて説明を図5に戻すと、図5(c)に
示すように、上述のようにして基板待機部5がウェハW
を受け取った後、搬送アーム3が後退すると、先に図5
(a)に示すように、基板支持ピン44が昇降機構45
により上昇して上昇位置に設定されて待機されている。
次いで図5(d)に示すように、基板待機部5が昇降機
構54によりウェハWを保持した状態で下降して、前記
上昇位置にある基板支持ピン44のピン先端高さを通過
するときに基板受け部50上のウェハWが基板支持ピン
44に渡される。続いて図5(e)に示すように、基板
待機部5の各受け部50a、50bが左右に開くように
して水平移動し、ウェハWと干渉しないように例えばウ
ェハWの外周縁よりも外側の位置に設定される。更に続
いて図5(f)に示すように、基板支持ピン44が下降
してクーリングプレート40にウェハWが載置され、ウ
ェハWの温度調整(冷却処理)が開始される。一方、基
板待機部5は上昇して上昇位置に設定される。そして図
6(g)に示すように、アーム5a、5bが閉じるよう
にして水平移動し、既述の図5(a)に示したウェハW
の受け入れ可能な状態に設定される。
【0024】ここで次のウェハWが棚ユニットU4の受
け渡しユニット25に載置されると、例えば搬送アーム
3が受け渡しユニット25から当該ウェハ(温調前のウ
ェハ)Wを受け取り、図6(h)(i)に示すように基
板待機部5に受け渡す。この温調前のウェハWは、例え
ば先に搬入されたウェハWが所定の温度に調整されて搬
出されるまでの間、ここで待機状態になる。なお搬送ア
ーム3が受け渡しユニット25に温調前のウェハWを受
け取りに行くタイミングは、クーリングプレート40に
てウェハWが所定の温度に温調された後であってもよ
く、搬送アーム3は露光後のウェハWを例えばインター
フェースステーションS3内の図示しない周辺露光部を
介して受け渡しユニット25に受け渡す作業や、プロセ
スステーションS1および露光ステーションS2での処
理のタイミングがずれたときに図示しないバッファカセ
ット内にウェハWを一旦保管する作業なども行うため、
温調前のウェハWの搬送のタイミングはこれらの作業の
タイミング等を考慮して決められる。いずれにしても搬
送アーム3は、温調前のウェハWを受け渡した後、温調
後のウェハWを次のようにして基板処理装置4から受け
取る。即ち、図6(j)に示すように、基板支持ピン4
4が上昇してウェハWを上昇位置に設定する。続いて図
6(k)に示すように、搬送アーム3が基板支持ピン4
4上の前記ウェハWの下方側に進入し、基板支持ピン4
4と搬送アーム3との協働作用によりウェハWが搬送ア
ーム3に渡されて搬出される。こうしてウェハWが搬出
されると、図6(l)に示すように、上述の図5(c)
に示した状態と同じとなり、再度(d)からの動作が行
われてウェハWの繰り返し処理が行われる。
【0025】上述の実施の形態においては、次に温調す
るウェハWを受け取って待機させる基板待機手段5を設
ける構成とすることにより、先に搬入されたウェハWの
温調処理を行っているときであっても、次の温調前のウ
ェハWを搬入しておくことができ、更には搬送アーム3
が別の場所で作業例えば温調済みのウェハWを別の場所
に移送している間にこの温調前のウェハWをクーリング
プレート40に載置して温調を開始することができる。
即ち、先に搬入されたウェハWの温調処理が終わるのを
待ってから、更には温調済みのウェハWを搬送アーム3
により別の場所に移してから次のウェハWを取ってきて
クーリングプレート40に載置するといったウェハWの
搬入出における余分な動作を少なくすることができる。
このため基板処理装置4がウェハWの搬入待ちとなって
いる時間が減るのでスループットの低下を抑えることが
できる。
【0026】更に本例においては、次に温調するウェハ
Wをクーリングプレート40の上方側で待機させる構成
とすることにより、上述のように先に搬入されたウェハ
Wの処理が終了する前に次の温調前のウェハWを搬入す
ることができると共に、この場合には先に搬入されたウ
ェハWに対する冷却部41の温調動作の輻射熱により、
次に温調するウェハWもある程度冷却しておくことがで
きる。このためウェハWがクーリングプレート40に載
置されてから所定の温度に達するまでの時間を短縮する
ことができる。このため既述した搬入出における余分な
動作の低減作用と温調時間の短縮作用が相俟って高いス
ループットを実現できる。
【0027】更にまた、本実施の形態においては、基板
待機手段5にアライメント機能を設けたことにより、セ
ンターリング精度が高くなったので、クーリングプレー
ト40の所定の場所にウェハWを載置することができ
る。即ち、処理毎にウェハWを高い精度でクーリングプ
レート40の所定の位置、つまり同じ位置に載置するこ
とができるので、ウェハWの処理毎の温調精度を均一に
することができる。
【0028】本発明においては、基板待機手段5は、一
対のアーム5a、5bを設ける構成に限られず、図8に
示すように、例えば既述の水平面部および斜面部と同様
の構成である2組目の一対のアーム5c、5dを設けた
構成であってもよい。このような構成であっても、例え
ばクーリングプレート40上でウェハWが温調されてい
る間に1組目のアーム5a、5bが他のウェハWを受け
取り、続いて2組目の2のアーム5c、5dが更に他の
ウェハWを受け取る。そしてクーリングプレート40か
らウェハWが搬出されると1組目のアーム5a、5bが
前記他のウェハWをクーリングプレート40上に載置し
た後、アーム5c、5dを跨ぐようにしてその上方側に
移動し、その次のウェハWを受け取ることができ、上述
の場合と同様の効果を得ることができる。
【0029】また本発明においては、ウェハWの温調設
定を例えばクリーンルームよりも高い温度に設定し、冷
却部41によりウェハWを加熱するようにしてもよい。
更に本発明の基板処理装置4は、インターフェースステ
ーションS2に設ける構成に限られず、例えば棚ユニッ
トU1、U2、U3、U4のいずれかに設けるようにし
てもよい。この場合であっても上述の場合と同様の効果
を得ることができるし、冷却部41をオーブンプレート
にしてもよい。更にまた、本発明は被処理基板に半導体
ウエハ以外の基板、例えばLCD基板、フォトマスク用
レチクル基板の処理にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、載置部上
で処理された基板と次の基板との入れ替えに要する時間
を短くすることができるので、基板処理装置あるいは塗
布・現像装置のスループットの向上を図ることのでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布・現像装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の塗布・現像装置を示す平面図である。
【図3】本発明の基板処理装置を示す縦断面図である。
【図4】本発明の基板処理装置の基板待機手段を示す斜
視図である。
【図5】本発明の基板処理装置を用いた基板の処理の工
程を示す説明図である。
【図6】本発明の基板処理装置を用いた基板の処理の工
程を示す説明図である。
【図7】前記基板処理装置の基板待機手段のアライメン
ト作用を示す説明図である。
【図8】本発明の基板処理装置の他の基板待機手段を示
す説明図である。
【図9】従来の基板処理装置を組み込んだ塗布・現像装
置の一例を示す平面図である。
【図10】従来の基板処理装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
W ウェハ S1 処理ステーション S2 インターフェースステーション S3 露光ステーション 40 クーリングプレート 41 冷却部 44 基板支持ピン 5 基板待機手段 5a、5b アーム 50a、50b 水平面部 51a、51b 斜面部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板載置部に基板を載置して所定の処理
    を行う基板処理装置において、 基板載置部の上方に設けられ、処理前の基板を外部から
    受け取る基板待機手段と、 基板載置部上の処理後の基板を上昇させて外部の搬送手
    段に受け渡すと共に、相対的に下降した基板待機手段か
    ら前記処理前の基板を受け取り、下降して基板載置部上
    に載置する基板昇降部と、を備えたことを特徴とする基
    板処理装置。
  2. 【請求項2】 基板待機手段は、基板を支持する横方向
    に開閉自在な一対のアームを備え、この一対のアームは
    基板を基板昇降部に受け渡した後、基板昇降部の下降時
    に当該基板と干渉しないように開くことを特徴とする請
    求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 一対のアームは、下に向かうにつれて内
    側寄りになるように傾斜した斜面部と、この斜面部の下
    端から内側に水平に突出した水平面部とを備え、中心位
    置の合っていない基板の周縁部が斜面部に案内されて水
    平面部に落とし込まれて基板の位置合わせ行うように構
    成したことを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 基板載置部は温度調整部を備えており、
    基板に対して行われる処理は基板を所定温度に調整する
    処理であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 基板載置部に載置された基板の温度を調
    整している間に、基板待機手段が次に温調する他の基板
    を外部から受け取ることを特徴とする請求項4記載の基
    板処理装置。
  6. 【請求項6】 複数枚の基板を収納したカセットが載置
    されるカセットステーションと、 前記カセットから搬出された基板にレジスト液を塗布す
    る塗布ユニット、及び露光後の基板を現像する現像ユニ
    ットを含むプロセスステーションと、 このプロセスステーションと露光ステーションとの間に
    介在するインターフェースステーションと、を備えた塗
    布・現像装置において、 前記インターフェースは、請求項4または5に記載の基
    板処理装置と、露光ステーション側の搬送系に受け渡す
    ための搬出ステージと、プロセスステージでレジスト膜
    が形成された基板を受け取って前記基板処理装置に受け
    渡し、基板処理装置で温調された基板を受け取って前記
    搬出ステージに受け渡す搬送手段と、を備えたことを特
    徴とする塗布・現像装置。
  7. 【請求項7】 基板載置部に基板を載置して所定の処理
    を行う基板処理方法において、 処理前の基板を基板待機手段が外部から受け取った後、
    下降して基板昇降部に基板を渡す工程と、 次いで基板昇降部が下降して、前記基板を基板載置部に
    載置する工程と、 基板載置部に載置された前記基板に対して所定の処理を
    行う工程と、 前記基板を基板昇降部に渡した後に、次の基板を基板待
    機手段が外部から受け取って待機させる工程と、 前記所定の処理がされた後、基板昇降部が上昇してこの
    処理後の基板を外部に渡す工程と、 処理後の基板が外部に渡された後、基板待機手段が下降
    して、待機していた次の基板を基板昇降部に渡す工程
    と、 次いで基板昇降部が下降して、前記次の基板を基板載置
    部に載置する工程と、基板載置部に載置された前記次の
    基板に対して所定の処理を行う工程と、を含むことを特
    徴とする基板処理方法。
  8. 【請求項8】基板載置部に載置された基板に対して所定
    の処理を行っている間に、基板待機手段が次の基板を外
    部から受け取ることを特徴とする請求項7記載の基板処
    理方法。
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