JP2926592B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2926592B2
JP2926592B2 JP7302224A JP30222495A JP2926592B2 JP 2926592 B2 JP2926592 B2 JP 2926592B2 JP 7302224 A JP7302224 A JP 7302224A JP 30222495 A JP30222495 A JP 30222495A JP 2926592 B2 JP2926592 B2 JP 2926592B2
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wafer
processing
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tweezers
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正己 飽本
修 平河
義雄 木村
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Tokyo Electron Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、半導体製造装置等の
処理システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】当業者に周知の如く、IC等の半導体装
置の製造には、シリコンのような半導体単結晶のウエハ
ー(以下、単にウエハーと略称)の被処理基板にトラン
ジスタ等の素子を形成するために、多数の微細加工部が
含まれるが、その中で、当該ウエハーの被処理基板の表
面に所定のレジストパターンを形成するPEP(photoe
ngraving process)処理部は加工部において極めて重要
な地位を占めている。
【0003】蓋し、該PEP処理部で形成されるレジス
トパターンはエッチングマスク等として使用され、現今
の微細加工技術の基礎を成すものであるからである。
【0004】而して、該PEP処理部におけるレジスト
パターンの形成は、例えば、特開昭52−27367号
公報発明に示されている如く、ウエハーの表面にフォト
レジスト液を薄膜状に塗布して均一な膜厚のフォトレジ
スト膜を形成する処理部と、その後該フォトレジスト膜
の所定領域を選択的に露光する処理部と、これに続いて
露光されたフォトレジスト膜を現像して所望のレジスト
パターンを形成する処理部とから成るものである。
【0005】このうち露光処理部は、例えば、ステップ
・アンド・リピード・アライナー(通常ステッパーと称
される)等の露光装置を用いて行われ、他方、ウエハー
の表面にフォトレジスト膜を形成する処理部は、例え
ば、以下に説明する装置を用いて行われ、これらは前段
の徃処理部と後段の復処理部等シリーズ式に行われてい
る。
【0006】即ち、図9のフローチャートは、かかるシ
リーズ式の一般にトラック方式と称されるフォトレジス
ト膜形成処理部での処理システムの態様を示しており、
該フォトレジスト膜形成処理部は図示する様に、前段か
ら後段にかけてそれぞれ予備加熱部4、冷却部5、塗布
部6、加熱部8の処理部をシリーズ的に行う複数の処理
ステーションを有している。
【0007】而して、表面にフォトレジスト膜を形成す
る被処理基板のウエハー1は、カセット2に収納され、
一枚ずつ取り出されてフォトレジスト膜形成装置に導入
され、ベルト保持搬送機構3により順次各処理ステーシ
ョンに搬送され、所定の各処理を施されるようにされて
いる。
【0008】予備加熱処理部4に於いて、被処理基板の
ウエハー1は加熱により水分を除去され、予備加熱され
た該ウエハー1は、次段の冷却処理部5で冷却された
後、塗布処理部6に送られ、該塗布処理部6では、例え
ば、スピンナーコーター(spinner coater)等の塗布装
置により、その表面に所定のフォトレジスト液が設定薄
膜厚層に均一に塗布される。
【0009】次に、フォトレジスト液を塗布されたウエ
ハー1は、ウォーキングビーム方式の搬送機構7を介し
て加熱処理部8に送られて加熱処理されることにより、
該ウエハー1に塗布されたフォトレジスト液は膜状に安
定化処理される。
【0010】そして、該加熱部8での加熱処理を終了
し、表面に所定のフォトレジスト膜が形成されたウエハ
ー9は、ベルト保持搬送機構3により、処理済みの被処
理基板のウエハー収納用のカセット10に収納される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述の如く、
従来のフォトレジスト膜形成システムにあってはそれぞ
れの処理部のステーションがシリーズ式に配置され、処
理されるべき被処理基板のウエハー1はこれらの各ステ
ーションを所定の順序で、且つ、前送り方式の一方通行
態様で必ず通り、設計による本来的な処理の必要性の有
無に関係なく、当該処理を受けなければならないように
されている。
【0012】したがって、予め一旦設定された処理順序
を任意に変更することは出来ず、又、ある処理ステーシ
ョンだけを選択的に通過させることも不可能である欠点
があった。
【0013】ところで、ウエハー1に半導体素子を形成
するに必要な処理部はその順序をも含めて、該ウエハー
1に形成されるICの機能,目的等の種類によってそれ
ぞれ異なるものである。
【0014】又、ウエハー1はカセット2から所定の処
理部に搬送するに、前送り方式の紐ベルトコンベヤ等の
ベルト保持搬送機構3により当該処理部に搬送されるた
め、搬送中に不可避的にズレ等を生じてパーティクル等
の製品精度に重大な影響を与え、塵埃付着が発生する虞
があった。
【0015】その場合、一対のベルトに各相対速度差を
生じさせてウエハーのアライメント調整等を行おうとす
ると、該パーティクルがより生じ易いという欠点があ
る。
【0016】したがって、処理すべきウエハーの種類に
応じ、フォトレジスト膜形成装置に設けられた複段の処
理ステーションのうち、所望の処理ステーションを単一
のステーションのみの場合を含めてどの順序で使用する
かを任意に独立的に変更出来るフォトレジスト膜形成装
置等の被処理基板処理装置の現出が強く望まれている。
【0017】而して、上述のような問題点は単に被処理
基板としての半導体ウエハーのみに在るものではない。
【0018】そして、被処理基板のウエハー収納カセッ
トから所定の処理部のステーションに該被処理基板を取
り出して転移するに、例えば、アメリカ特許第4,77
5,281号明細書に示されている様な保持搬送機構と
して前後方向、及び、上下方向に変位することが出来る
ピンセットを有するシステムも開発されているが、かか
るシステム技術においては2方向の変位の自由度しかな
く、被処理基板の所定の処理部のステーションにセンタ
リングし、アライメントを調整して最適姿勢,最適状態
で、しかも、最短距離で搬出入することが出来ないとい
う不具合があった。
【0019】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくウエハー等の被処理基板の所定の複数の処理部へ
の搬出入の問題点を解決すべき技術的課題とし、搬入さ
れるウエハーの被処理基板に対する複数処理部を必要に
応じ選択的に変更可能で各処理のスループット性等が高
く出来るようにして各種機械装置製造産業における加工
技術利用分野に益する優れた基板処理装置を提供せんと
するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い、先述特
許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前
述課題を解決するために、被処理基板の収納カセットを
有する該被処理基板に対する搬出入機構部に複数の処理
部に対して被処理基板を搬送する搬送機構を配設されて
いる搬送経路が接続して中央で横方向に直線状に延設さ
れている基板処理装置において、上記複数の処理部が該
搬送経路の一方側に沿って相隣って配設された熱処理部
と他方側に沿って相隣って配設された非熱処理部がそれ
ぞれ対設され、該処理部の少くとも1つに複数の被処理
基板処理機構部が積層状にして配設され、上記搬送経路
に縦方向(X)と横方向(Y)と上下方向(Z)と旋回
方向(θ)の4方向変位自在な重畳式であって被処理基
板を1枚保持するピンセットを複数具備する前記搬送機
構が配設され、該搬送機構と、上記搬出入機構部との間
にバッファ機能を有する待機機構が配設され、而して上
記複数の処理部のうちそれぞれ複数の熱処理部と非熱処
理部とが上記中央で横方向に直線状に延設された搬送経
路を挟んで間隙を介して対設されていることを特徴とす
る基板処理装置とした技術的手段を講じたものである。
【0021】
【作用】而して、処理前のウエハーの被処理基板を所定
の収納カセットにセットしておき、該収納カセットに対
し搬出入機構部に於いて複数のピンセットが縦方向
(X)と横方向(Y)、そして、上下方向(Z)、更に
は、旋回方向(θ)の4方向に相互に変位自在にされて
収納カセットより被処理基板を取り出し、該搬出入機構
部に隣接されて設けられている搬送経路との接続部にて
インターフェース機能を有する待機機構を介し該搬送経
路の保持搬送機構に他の上記同様の変位が自在にされた
ピンセットにバトンタッチ的に転移させるようにし、こ
の間、保持搬送機構にあっては被処理基板のセンタリン
グやアライメントが行われて保持搬送機構にて被処理基
板のウエハーが次段の処理部に最適姿勢でセットされる
ようにされ、而して、該搬送経路に於ける保持搬送機構
は所定の移動機構により該搬送経路の両側に設けられ、
且つ、熱的に分離されている複段の処理部の上下積層等
されているステーションに相互独立的に所定に搬入さ
れ、最適姿勢にて当該ステーションに於いて、加熱処理
等の所定の同一処理が成され、設計によっては複数種の
異なる処理がスループットを含めてなされ、次いで、該
搬送経路の保持搬送機構より所定のプログラムに従い、
次段の処理部のステーションに転移され、その間、保持
搬送機構においては所定数複数のピンセットの支持装置
が負圧式等の3つの支点を有して3点支持により被処理
基板に傷や歪が生ぜず、又、微細な塵埃等が付着しない
ようにし、又、上記カセットからの被処理基板を保持搬
送機構のピンセットに対してバトンタッチするように搬
出入機構部に上述同様の変位機能を有する他のピンセッ
トが設けられて該バトンタッチがスムーズに行われるよ
うにし、更には、当該搬送経路の延長搬送経路が付設さ
れたり、更に、増設された複段の処理ユニットの系にお
いては所望の処理がバッファ機能を有するインターフェ
ース機構等によってスムーズにシリーズ的に、或いは、
パラレル的に、又、両者が組合わされ所望にプログラム
に従ってスループット的に成されるようにされ、当該複
段の処理部のステーションに対し相互独立的に、又、相
互排反的に、且つ、選択的に処理が設計通りに成される
ようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、この出願の発明の実施しよ
うとする形態を実施例の態様として被処理基板としての
半導体ウエハーに対するフォトレジスト膜塗布現像装置
を有する処理系について図1〜図8を参照して説明すれ
ば以下の通りである。
【0023】図1に示す実施例は、フォトレジスト膜塗
布現像装置100の態様を示すものであり、中央一側寄
り(図中上部)には本体基台101が設けられており、
該本体基台101の中央部には、矢印Y方向(横方向)
に被処理基板としてのウエハーWの搬送経路の通路10
2が装置100の中央で横方向に直線状に延設されてお
り、その一方の側には、未処理の該ウエハーWを加熱し
て水分等を除去するためのHMDS(ヘキサメチルジシ
ラザン)処理を伴うか、又は、単に加熱する予備加熱ス
テーション103、そして、これに併設して予備加熱さ
れたウエハーWを冷却するための冷却ステーション10
4、更に、例えば、フォトレジスト液を塗布した後の該
ウエハーWを加熱し、乾燥したフォトレジスト膜を形成
するために用いる垂直方向にそれぞれ2枚の図示しない
加熱装置を有する第一、及び、第二の加熱ステーション
105,106が相隣って側方に通路102に沿って設
けられている。
【0024】又、通路102の他側には、予備加熱、及
び、冷却処理を終了したウエハーWの表面に、例えば、
フォトレジスト液を塗布するために用いる第一、及び、
第二の塗布ステーション107,108が互いに相隣っ
て通路102に沿って設けられている。
【0025】尚、当該図1では、予備加熱ステーション
103、及び、冷却ステーション104、第一,第二の
加熱ステーション105,106が図示の都合上、平面
的に配置されているように記載されているが、これは便
宜上のもので、実際には、例えば、冷却ステーション1
04の上に予備加熱ステーション103の加熱装置が上
下に2段設けられた積層構造とされている。
【0026】而して、該通路102には、その内側を、
例えば、ボールスクリュー等の図示しない駆動機構によ
ってY方向(横方向)に移動するハンドリング手段、例
えば、ウエハーWを所定のステーションに移送する保持
搬送機構としてのウエハー保持搬送機構110が設けら
れており、該保持搬送機構110は搬送機構としてのキ
ャリッジ111を有し、該キャリッジ111にはバキュ
ーム式のピンセット、例えば、ウエハーWを吸着保持す
るための所定数複数の、例えば、2つのピンセット11
2,113が上下に重畳的に配設されて取り付けられて
いる。
【0027】該ピンセット112,113はそれぞれ相
互独立にX方向(縦方向)、Y方向(横方向)に移動自
在である共に同時に選択的にZ方向(垂直方向)にも平
行移動が可能で、更に、所定角度θ方向(平面方向)に
も旋回動することが出来るようにされている。
【0028】而して、該ピンセット112,113のか
かる上下左右の平行移動、及び、旋回動を可能とするた
め、キャリッジ111にはステッピングモータとこれに
連結されたボールスクリュー等の図示しない適宜の駆動
機構が設けられている。
【0029】そして、ピンセット112,113は、一
方のピンセットでウエハーWを保持して所定の処理ステ
ーションに最適姿勢でセンタリングし、アライメント調
整して搬送セットするようにし、当該処理ステーション
に処理済ウエハーWがあった時、他方のピンセットで該
処理済ウエハーWをピックアップしてバックセットする
ようにされている。
【0030】そして、本体基台101の図上左側には、
ウエハー搬出入機構部120が設けられており、処理前
のウエハーWB を収容するウエハーカセット122、及
び、処理後のウエハーWF を収容するウエハーカセット
123が設けられ、又、ウエハーWの裏面を吸着して保
持するための他のピンセット121を装備している。
【0031】該他のピンセット121は、上記ピンセッ
ト112,113と同様の構成によりX方向(縦方
向),Y方向(横方向),Z方向(上下方向)に平行移
動、及び、θ方向(旋回方向)の旋回動が相互独立的に
選択的に可能されており、処理前のウエハーWB をウエ
ハーカセット122から取り出し、又、処理後のウエハ
ーWF をそれぞれプログラムに従いバトンタッチ的に処
理済み用のウエハーカセット123に収納するようにさ
れている。
【0032】又、搬出入機構部120のピンセット12
1は、処理前のウエハーWB を保持搬送機構110のピ
ンセット112,113にバトンタッチ的に転移し、
又、処理後のウエハーWF を該ピンセット112,11
3から同じくバトンタッチ的に受け取るようにされてお
り、かかるバトンタッチ的な受渡しを可能とする待機機
構としての後述インターフェース機構30が通路102
と搬出入機構部120との境界部に設けられている。
【0033】そして、保持搬送機構110のピンセット
112,113は、各処理ステーション103〜108
との間でウエハーWの受渡しをシリーズ的に、或いは、
パラレル的に、又、これらを組合せ的に、更にはスルー
プット的に自在に行うようにされており、これによっ
て、該ウエハーWは設定のプログラムの順序に従い、各
処理ステーション103〜108での所定の処理を受け
ることが出来るようにされている。
【0034】尚、保持搬送機構110の動作は、全て図
示しない制御システムによって所定に管理制御されるよ
うになっている。
【0035】したがって、該制御システムのプログラム
を変更することによって、ウエハーWの各処理ステーシ
ョン103〜108に於ける処理をシリーズ的に、パラ
レル的に、順次、又、それらの組合せ的に、或いは、ス
ループット的に、そして、独立的に、排反的に任意に設
定することが出来、即ち、各処理ステーション103〜
108に於ける処理のいくつかのみを独立して行うこと
も、処理の順序を変更することも可能である。
【0036】而して、図2〜5には図示の都合上、共通
的にピンセット112,113,121の機構を詳細に
示してあるが、図に於いて、21は平面視フォーク状の
ピンセット本体であり、その一側面に3つの支点22,
23,24が三角形配置的に突設して形成されウエハー
Wはこれらの支点22,23,24によって三点支持さ
れて保持搬送され、ピンセット本体21の上部に、例え
ば、0.3mm程度の微小間隔を介して浮設状に支持さ
れ、ウエハーWの表面へのゴミ等のパーティクルの付着
を防止することが出来るようにされている。
【0037】これらの支点22,23,24のうちの特
に支点24には、その微小頂面に開口して真空吸着のた
めの図示しない吸引口が設けられ図示しないバキューム
装置に接続されている。
【0038】勿論、他の支点22,23についても同様
の機構にすることは設計変更の範囲内である。
【0039】又、ピンセット本体21の長手方向前後部
にはウエハーWのセンタリング、及び、又は、アライメ
ントのために、該ウエハーWの周縁に対応した円弧状の
ガイド部材25と、これとは反対側のストッパ部材26
とが設けられており、該ウエハーWは、先ず、図3に示
す状態で支点22,23,24上に載置されるが、この
状態では、ウエハーWはセンタリングやアライメントさ
れておらず、真空吸着状態にもされていない。
【0040】この姿勢状態で、図4に示す様に、ピンセ
ット本体21をストッパ部材26に向けて相対的に水平
に移動させて該ウエハーWのオリエンテーションフラッ
トWa をストッパ部材26に当接させる。
【0041】その後、更にピンセット本体21の水平移
動を続けることにより、ウエハーWはピンセット本体2
1の3つの支点22,23,24上を軽くスライドし、
最終的にはガイド部材25に当接してセンタリングさ
れ、アライメント調整され、上部の微小頂面の吸引口を
介しての負圧吸引によって停止保持状態にする。
【0042】したがって、もし、図3の状態で該ウエハ
ーWの位置がピンセット本体21の中央部からズレてい
たとしても、該ウエハーWは図4に示す様に、ガイド部
材25に案内されることによって、図5に示す様に、ピ
ンセット本体21の中央の所定位置にセンタリング、及
び、アライメントされて静的に保持状態にすることが出
来る。
【0043】図6には、通路102とウエハー搬出入機
構部120との境界部に設けられた前記待機機構として
のインターフェース機構30が示されており、該インタ
ーフェース機構30はピンセット121とピンセット1
12,113との間でバトンタッチ的に受渡しされるウ
エハーWを一時待機させるバッファ機能を有し、適宜の
真空吸着機構により該ウエハーWを保持する保持部材3
1と、該保持部材31を昇降させるための、例えば、エ
アシリンダ等の駆動装置32とから成っている。
【0044】而して、搬出入機構部120のピンセット
121が図示位置にウエハーWを搬送して来ると、保持
部材31が駆動装置32を介して上昇し、該ウエハーW
を持ち上げて真空吸着を介して保持し、次に、レジスト
膜塗布現像装置100側のウエハー保持搬送機構110
が、図示の待機機構としてのインターフェース機構30
の位置に移動する。
【0045】次に、保持部材31が駆動装置32により
下降すると、保持部材31に保持されているウエハーW
はピンセット112、又は、113にバトンタッチ的に
載置される。
【0046】そして、ピンセット112,113からピ
ンセット121への該ウエハーWのバトンタッチ的な受
渡しについても、上述プロセスと同様にして行われる。
【0047】上述構成において、レジスト膜塗布現像装
置100によって、ウエハーWの表面にフォトレジスト
膜を形成する処理を順を追って説明する。
【0048】尚、各処理部に於ては、前記制御システム
に入力されて予め記憶されたプログラムに基づいて処理
される。
【0049】先ず、搬出入機構部120の待機機構のピ
ンセット121によりカセット122から処理前のウエ
ハーWB を1枚取り出し、インターフェース機構30の
位置まで搬送する。
【0050】そして、搬送されてきたウエハーWB は、
該インターフェース機構30を介して、通路102の入
口に待機している保持搬送機構110の一つのピンセッ
ト、例えば、ピンセット112に渡されてアライメン
ト,センタリングされて静的に吸着保持され、予備加熱
ステーション103に所定にセットされ予備加熱処理に
供される。
【0051】尚、1つのカセット122に同一種のウエ
ハーWB のみが収納されている場合には、該カセット1
22に適宜のIDコードを表示し、該IDコードを読取
って製造部のプログラムを選択するようにしても良い。
【0052】以下、予備加熱ステーション103、冷却
ステーション104、第一の塗布ステーション107、
第一の加熱ステーション105での各処理がこの順序で
なされるように選択された場合について説明する。
【0053】先ず、1つ目の、即ち、最初のウエハーW
を受取ったピンセット112を予備加熱ステーション1
03に向って移動させ、該ウエハーWを予備ステーショ
ン103に所定にセンタリングし、アライメントされた
姿勢の静止状態でセット保持し、その内部に設けられた
図示しないヒータプレート上に載置して予備加熱処理す
る。
【0054】この間、該ウエハーWは待機機構121、
保持搬送機構110により前述した如く縦方向(X),
横方向(Y),上下方向(Z),旋回方向(θ)に所定
に選択的に変位されて処理部に最適状態で保持セットさ
れるように位置姿勢を調整される。
【0055】又、この時、ウエハーWをヒータプレート
上に直接接触させず、ピンセット121の3つの支点2
2,23,24による三点支持を介しての移載により
0.3mm程度浮かせる姿勢にセットするとゴミ付着の
パーティクル対策が良好である。
【0056】この間にピンセット121を移動させて2
番目のウエハーWをカセット122から取り出し、待機
機構としてのインターフェース機構30に待機させてお
き、最初のウエハーWを予備加熱ステーション103に
搬入し終った後、保持搬送機構110は該インターフェ
ース機構30から2番目のウエハーWをピンセット11
2で受取り、該ピンセット112上に吸着保持し、予備
加熱ステーション103での最初のウエハーWの処理が
終了するまでそのまま待機する。
【0057】そして、最初のウエハーWの予備加熱処理
が終了すると、保持搬送機構110は以下の動作を行
う。
【0058】即ち、先ず、該ウエハーWを保持していな
いピンセット113を移動させることにより、予備加熱
処理が終了した最初のウエハーWを予備加熱ステーショ
ン103から取り出す。
【0059】このようにして予備加熱処理ステーション
103を空にした後、2番目のウエハーWを保持してい
るピンセット112を作動させ、該2番目のウエハーW
を予備加熱ステーション103にセットする。
【0060】次いで、ピンセット112,113をY方
向,θ方向,Z方向に相互独立的に選択的に移動し、冷
却ステーション104に移動し、ウエハーWを保持した
ピンセット113をX方向に動作し、この最初のウエハ
ーWを冷却ステーション104にセットする。
【0061】上述動作から、2つのピンセット112,
113を設けた利点が充分に生かされることになる。
【0062】蓋し、ピンセットが1つしかない場合に
は、保持搬送機構110は先ず最初のウエハーWを予備
加熱ステーション103から取り出し、これを冷却ステ
ーション104にセットし、その後にインターフェース
機構30から2番目のウエハーWを受け取ってこれを予
備加熱ステーション103にセットする動作を行わなけ
ればならないからである。
【0063】尚、上述の動作が行われている間に、搬出
入機構部120では、ピンセット121により次に処理
する3番目のウエハーWをインターフェース機構30に
待機させておく。
【0064】次に、保持搬送機構110はインターフェ
ース機構30から3番目のウエハーWをピンセット11
2に保持して、冷却ステーション104での処理が終了
するまで待機させる。
【0065】そして、最初のウエハーWの冷却部が終了
した時、保持搬送機構110はウエハーWを保持してい
ない方のピンセット113で冷却ステーション104内
のウエハーWを取り出し、次にプログラムされたフォト
レジスト膜の塗布処理部のための通路102の反対側の
第一の塗布ステーション107に搬入セットする。
【0066】この塗布処理の間に予備加熱ステーション
103に於ける2番目のウエハーWの予備加熱処理が終
了したら、保持搬送機構110はウエハーWを保持して
ない方のピンセット113によって該ウエハーWを予備
加熱ステーション103から取り出す。
【0067】そして、ピンセット112により保持して
いる3番目のウエハーWを予備加熱ステーション103
にセットすると同時に、ピンセット113に保持してい
る2番目のウエハーWを冷却ステーション104に搬入
セットする。
【0068】この動作は、上述した態様と同じである。
【0069】尚、もし、最初のウエハーWの冷却部が終
了する前に、2番目のウエハーWの予備加熱処理が終了
する場合には、次のような処理動作を行うようにプログ
ラムすることも可能である。
【0070】即ち、先ず3番目の未処理のウエハーWを
ピンセット112により保持した状態で、ピンセット1
13により2番目のウエハーWを予備加熱ステーション
103から取り出し、続いて、ピンセット112に保持
されている3番目のウエハーWを予備加熱ステーション
103にセットした後、待機する。
【0071】そして、冷却0ステーション104に於け
る最初のウエハーWの冷却処理が終了した後、該最初の
ウエハーWをピンセット112、又は、113で取り出
し、第一の塗布ステーション107に搬入セットする。
【0072】該塗布ステーション107でのフォトレジ
スト液の塗布は、例えば、当業者に周知のレジスト液滴
下スピンコーティング装置等により行う。
【0073】而して、第一の塗布ステーション107に
於いて最初のウエハーWに対するフォトレジスト液の塗
布処理が終了した時点で保持搬送機構110はピンセッ
ト113により該ウエハーWを第一の塗布ステーション
107から取り出す。
【0074】続いて、Y方向に沿って図上右側に移動
し、取り出した最初のウエハーWを第一の加熱ステーシ
ョン105に搬入セットして加熱処理する。
【0075】この加熱処理を行っている間に冷却ステー
ション104内での2番目のウエハーWの冷却処理が終
了すると、保持搬送機構110は該ウエハーWをピンセ
ット113にて取り出し、更に、第一の塗布ステーショ
ン107に搬入セットしてフォトレジスト液の塗布処理
を開始する。
【0076】而して、第一の加熱ステーション105に
於いて最初のウエハーWの処理が終了し、所望のフォト
レジスト膜が形成されると、保持搬送機構110は該最
初のウエハーWをピンセット113にて取り出す。
【0077】続いて、該保持搬送機構110は図上Y方
向左側に移動し、ピンセット113に保持したウエハー
Wをインターフェース機構(待機機構)30にバトンタ
ッチ的に渡す。
【0078】該インターフェース機構(待機機構)30
での待機中、該ウエハーWを直接載置部に接触させず、
前述した如く、わずか3mm程度に浮かせた姿勢状態に
載置することがゴミ付着のパーティクル防止対策に有効
である。
【0079】又、待機するインターフェース機構(待機
機構)30はキャリアカセットにより構成すると、更に
有利である。
【0080】このようにして処理済のウエハーWF がイ
ンターフェース機構(待機機構)30に待機されると、
搬出入機構部120のピンセット121が該ウエハーW
F を受取り、処理済み用のカセット123に搬送して収
納する。
【0081】以上述べた一連の処理動作は、カセット1
22内の未処理のウエハーWB が無くなるまで続けられ
る。
【0082】尚、上述の処理動作説明では第一の塗布ス
テーション107と第一の加熱ステーション105とを
用いたが、これらの代りに、第二の塗布ステーション1
08、及び、第二の加熱ステーション106を使用して
処理しても良い。
【0083】又、フォトレジスト膜の塗布部、及び/又
は、加熱部が他の処理部に比べて時間がかかる場合に
は、2つの塗布ステーション107,108、及び/又
は、2つの加熱ステーション105,106を同時に使
用することも可能であり、待機機構30部位から所望の
処理部にスループット的に移送して処理することも可能
である。
【0084】ところで、上述のフォトレジスト膜形成部
を実施する際、プログラムされたプロセスが適切なもの
であるか否かを確認するために、1枚のテストウエハー
Wについて試しに処理を行ってみるのが普通であり、こ
の場合、試しの処理が終了したテストウエハーWT を、
検査のためにカセット123から取り出す必要がある
が、この取り出しを容易にするため、図7に示す様に、
カセット123の基部に引出し可能なレシーバ40を設
け、該レジーバ40の一旦には取手41を設け、内部に
はウエハー載置台42を設けておき、試しの処理を終了
したテストウエハーWT は、ピンセット121によって
開口部43から挿入され、該載置台42に載せられる。
【0085】したがって、該テストウエハーWT はレシ
ーバ40を図示のように引出すことにより容易に取り出
すことが出来る。
【0086】尚、設計変更的には保持搬送機構110の
ピンセットは必ずしも2つである必要はなく、3つ以上
であっても良い。
【0087】以上の動作説明から明らかなように、上述
実施例の処理装置によれば、ウエハーWの表面にフォト
レジスト膜を形成するために必要な複数の処理部を、そ
の順序をも含めて任意に組合せて最良の処理をプログラ
ムすることが出来る。
【0088】したがって、処理すべきウエハーWの種類
に応じて最も効率の良い処理部の組合せプロセスを選択
し、最良のスループット性をも得ることが可能となる。
【0089】又、保持搬送機構110が2つ等の所定数
複数のピンセット112,113を有してそれぞれ独立
の動作をすることから、各処理の自由度が高く、例え
ば、次部のステーションにウエハーWが存在している
と、その部のウエハーWの入替えが出来ないといった不
都合さがない。
【0090】又、予備加熱ステーション103と冷却ス
テーション104とを上下に積層配置することにより、
設置のために必要な床面積も節減されるというメリッが
ある。
【0091】而して、上述の実施例の装置は、所定のパ
ターンで露光されたフォトレジスト膜を現像し、レジス
トパターンを形成する装置としても当業者は何ら困難性
なく使用することが出来る。
【0092】その場合、塗布ステーション107,10
8に現像液を塗布する装置も設けられることが出来る。
【0093】そして、現像装置は、例えば、変速回転中
のウエハーW上に現像液をジェット状に噴射させて現像
する構成とすることも可能である。
【0094】更に、2つの塗布ステーション107,1
08のいずれか一方をフォトレジスト液の塗布に用い、
他方の現像液の塗布に用いることにより、フォトレジス
ト膜の形成、及び、現像の両方を行う装置して使用する
ことが出来る。
【0095】その際、通路102の図上右端にも図6に
示すインターフェース機構30を設け、露光装置との間
で被処理基板のウエハーWの受渡しを行えるようにする
ことにより、フォトレジスト膜塗布処理から現像処理ま
でを一貫した連続プロセスとしてシリーズ的に、或い
は、任意にパラレル的に、更にはスループット的に自在
に処理することが可能である。
【0096】尚、処理ユニットを複数連接したい場合に
は、通路102の延長線に次の通路が形成されるように
構成し、その接続部にウエハーWの待機機構、例えば、
キャリアステーションを設けると良い。
【0097】因みに、図8に示す様に、カセット12
2,123内のウエハーWを搬出、或いは、カセット1
22,123内へ搬入するアーム120aを有する搬出
入機構部120と、インターフェース機構30でウエハ
ーWの受渡しを行う保持搬送機構110aを有する第一
の処理系150により上述したような動作で各処理を行
う。
【0098】例えば、該第一処理系150に、保持搬送
機構110aを間にしてHMDS(ヘキサメチルジシラ
ザン)処理ステーション151、第一の加熱ステーショ
ン152、第一の冷却ステーション153、第一層目の
フォトレジスト液を回転塗布する第一の塗布ステーショ
ン154、第二層目のフォトレジスト液を回転塗布する
第二の塗布ステーション155を設け、これらの各ステ
ーションに選択的に、独立的に、或いは、排反的にウエ
ハーWを搬送して処理を行い、更に、複数の処理ステー
ション、例えば、第二の加熱ステーション156、第二
の冷却ステーション157、露光部での光乱反射を紡糸
するためにフォトレジスト膜上面にCEL膜等の表面被
覆層を塗布形成する第三の塗布ステーション158等を
それぞれ対向配置し、且つ、これらの各ステーションに
ウエハーWを搬送する保持搬送機構110bを備えた第
二の処理系159を設け、該第二の処理系159、及
び、第一の処理系150の間に待機機構160を配置さ
せ、該待機機構160にはウエハーW1枚を載置出来る
載置台161を設け、インターフェース機構(待機機
構)30に於けるウエハーWの受渡しと同様に、該載置
台161を利用して、第一の処理系150の保持搬送機
構110aと第二の処理系159の保持搬送機構110
bとの間でウエハーWの受渡しを行うようにすることが
出来、かかる待機機構160の構成は、載置台161を
設けずに図示しないバッファ用カセットを設け、該バッ
ファ用カセットにより複数枚のウエハーWを待機出来る
構造としても良い。
【0099】尚、該バッファ用カセットにより、保持搬
送機構110a、及び、保持搬送機構110bの作業量
の差があっても、一方の保持搬送機構が待機する時間を
少くすることが可能となる。
【0100】このように、待機機構160を介して搬送
機構を2系統にすることにより、複段の処理部の処理ス
テーションの増設に容易に対応出来ると共に、高スルー
プット処理が可能となる。
【0101】而して、上記搬送機構は2系統に限定する
ものではなく、2系統以上としても良く、待機機構の増
設に伴って適宜に増加させることが出来る。
【0102】上述実施例では、製造装置としてフォトレ
ジスト膜の塗布現像処理に適用した態様について説明し
たが、この出願の発明はこれに限定するものではなく、
例えば、エッチング処理,CVD処理,アッシング処理
等でも同様に行うことが出来る。
【0103】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にウエハー等の被処理基板のフォトレジスト膜塗布処理
部や現像処理部等の処理を行う装置において該被処理基
板に対する処理前、処理後の収納カセットを装備する被
処理基板の搬出入機構部から所定の複数段の処理部に接
続する搬送経路に該搬送経路に設けた被処理基板の保持
搬送機構のピンセットが縦方向(X),横方向(Y),
上下方向(Z)のみならず、旋回方向(θ)の4方向の
変位を選択的に相互独立的に自在に行う自由度を有する
被処理基板に対する保持搬送機構を有していることによ
り該被処理基板の処理を行う条件によって最適処理部に
対し被処理基板を直接的に、又、スループット的に付与
することが出来ることから、結果的に各処理部での処理
が最適条件で行え、結果的に処理された製品の性能が著
しく高くなり、製品の信頼性も著しく向上するという優
れた効果が奏される。
【0104】加えて、各処理部にあっては、スループッ
ト性等も向上し、処理能率が著しくアップするという優
れた効果が奏される。
【0105】したがって、処理装置において、設計段階
から複数プログラムに基づく複数の処理部のステーショ
ンを搬送経路の両側に上下方向積層する等して設けてお
いても、収納カセットから被処理基板保持搬送機構が該
収納カセットからの被処理基板を取り出して選択的に相
互独立的に、或いは、相互排反的に所望の処理部のステ
ーションと直接,間接に接続させることが出来ることか
ら、目的とする製品に対する最適処理が行われるという
優れた効果が奏される。
【0106】又、被処理基板の搬出入機構部において、
搬送経路の保持搬送機構に対する待機機構が設けられ保
持搬送機構同様に、縦方向(X),横方向(Y),上下
方向(Z)、及び、旋回方向(θ)の4方向が選択的に
相互独立的に変位自在な待機機構を設けることにより設
計通りに収納カセットからの、又、カセットに対する被
処理基板の取り出しや収納が最適条件で行うことが出
来、したがって、移送中の被処理基板の損傷や歪や塵埃
付着等が確実に防止されるという優れた効果が奏され
る。
【0107】更に、複数の処理ステーションを通路10
2に沿ってその両側に配設しているため、該両側の各ス
テーションは所定の間隔を介して相対向して熱的に離隔
されているため、熱管理や熱制御,メンテナンスがし易
く、したがって、保持搬送機構110の動作プログラム
を変更する際の自由度が極めて高く、そのため、処理プ
ログラムの変更が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例のウエハーに対する
フォトレジスト膜塗布現像装置の模式平面図である。
【図2】図1のピンセットの模式側面図である。
【図3】図1のピンセットの作動前の平面図である。
【図4】同、作動中の平面図である。
【図5】同、作動後の平面図である。
【図6】インターフェースの壁側面図である。
【図7】図1のカセットの構造模式断面図である。
【図8】他の実施例の模式平面図である。
【図9】従来技術に基づくウエハーに対するフォトレジ
スト膜塗布装置の模式平面図である。
【符号の説明】
W(1) 被処理基板(ウエハー) 122,123 (収納)カセット 120 搬出入機構部 103,108 処理部(ステーション) 102 搬送経路 100 保持機構 112 第一の保持搬送機構 113 第二の保持搬送機構 22〜24 支点 30 待機機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 義雄 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 テ ル九州株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−107678(JP,A) 特開 昭61−123150(JP,A) 特開 昭63−13322(JP,A) 特開 昭61−184841(JP,A) 特開 昭61−278149(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/68 H01L 21/027

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理基板の収納カセットを有する該被処
    理基板に対する搬出入機構部に複数の処理に対して被
    処理基板を搬送する搬送機構を配設されている搬送経路
    が接続して中央で横方向に直線状に延設されている基板
    処理装置において、上記複数の処理が該搬送経路の一
    方側に沿って相隣って配設された熱処理と他方側に沿
    って相隣って配設された非熱処理がそれぞれ対設さ
    れ、該処理の少くとも1つに複数の被処理基板処理
    部が積層状にして配設され、上記搬送経路に縦方向
    (X)と横方向(Y)と上下方向(Z)と旋回方向
    (θ)の4方向変位自在な重畳式であって被処理基板を
    1枚保持するピンセットを複数具備する前記搬送機構が
    配設され、該搬送機構と、上記搬出入機構部との間に
    ッファ機能を有する待機機構が配設され、而して上記複
    数の処理のうちそれぞれ複数の熱処理と非熱処理
    とが上記中央で横方向に直線状に延設された搬送経路を
    挟んで間隙を介して対設されていることを特徴とする基
    板処理装置。
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