JP2926213B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

Info

Publication number
JP2926213B2
JP2926213B2 JP7302225A JP30222595A JP2926213B2 JP 2926213 B2 JP2926213 B2 JP 2926213B2 JP 7302225 A JP7302225 A JP 7302225A JP 30222595 A JP30222595 A JP 30222595A JP 2926213 B2 JP2926213 B2 JP 2926213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
substrate
tweezers
processing
processed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7302225A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08255824A (ja
Inventor
満 牛島
正己 飽本
修 平河
義雄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP7302225A priority Critical patent/JP2926213B2/ja
Publication of JPH08255824A publication Critical patent/JPH08255824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2926213B2 publication Critical patent/JP2926213B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、半導体製造装置等の
基板の処理システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】当業者に周知の如く、IC等の半導体装
置の製造には、例えば、被処理基板としてのシリコンの
ような半導体単結晶のウエハー(以下、単にウエハーと
略称)にトランジスタ等の素子を形成するために、多数
の微細加工処理が含まれるが、その中で、当該ウエハー
の表面に所定のレジストパターンを形成するPEP(ph
otoengraving process) 工程は加工処理において極めて
重要な工程である。
【0003】蓋し、該PEP処理で形成されるレジスト
パターンはエッチングマスク等として使用され、現今の
電子機器に於ける回路形成等の重要な微細加工技術の基
礎を成すものであるからである。
【0004】而して、PEP処理に於けるレジストパタ
ーンの形成は、例えば、特開昭52−27367号公報
発明に示されている如く、ウエハーの表面にフォトレジ
スト液を薄膜状に塗布して均一な膜厚のフォトレジスト
膜を形成する処理と、その後該フォトレジスト膜の所定
領域を選択的に露光する処理と、これに次いで露光され
たフォトレジスト膜を現像して所望のレジストパターン
を形成する処理とから成る。
【0005】このうち露光処理は、例えば、ステップ・
アンド・リピード・アライナー(通常ステッパーと称さ
れる)等の露光装置を用いて行われるが、ウエハーの表
面にフォトレジスト膜を形成する工程は、例えば、以下
に説明する装置を用いて行われ、これらは前段の徃工程
と後段の復工程等シリーズ式に行われている。
【0006】図9のフローチャートは、かかるシリーズ
タイプの一般にトラック方式と称されているフォトレジ
スト膜形成装置での処理手順の態様を示しており、該フ
ォトレジスト膜形成装置は図示する様に、そのストレー
ト状の搬送路に於いて前段から後段にかけてそれぞれ予
備加熱部4、冷却部5、塗布部6、加熱部8の処理部を
シリーズ的に行う複数の処理ステーションを有してい
る。
【0007】而して、表面にフォトレジスト膜を形成す
るウエハー1は処理前の収納用のカセット2に収納さ
れ、一枚ずつ取り出されてフォトレジスト膜形成装置に
導入され、ツインタイプの紐ベルト式のベルト保持搬送
機構3により順次各処理ステーションに搬送され、所定
の処理を施されるようにされている。
【0008】先ず、予備加熱部4に於いて、ウエハー1
は予備加熱により水分を除去され、予備加熱された該ウ
エハー1は、次段の冷却部5で冷却された後、塗布部6
に送られ、該塗布部6では、例えば、スピンナーコータ
ー(spinner coater) 等の塗布装置により、その表面に
所定のフォトレジスト液が設定薄膜厚層に均一に塗布さ
れる。
【0009】次に、フォトレジスト液を塗布されたウエ
ハー1は、ウォーキングビーム方式の搬送機構7を介し
て加熱部8に送られて加熱されることにより、該ウエハ
ー1に塗布されたフォトレジスト液は膜状に形成されて
安定化される。
【0010】そして、該加熱部8での加熱処理を終了
し、表面に所定のフォトレジスト膜が形成されたウエハ
ー9は、ベルト保持搬送機構3により、処理済みのウエ
ハー収納用のカセット10に収納される。
【0011】而して、上述の如く、従来のフォトレジス
ト膜形成装置にあってはそれぞれの処理部のステーショ
ンがシリーズ式等に配置され、処理されるべきウエハー
1はこれらの各ステーションを所定の順序で、且つ、ベ
ルト保持搬送機構3により前送り方式の一方通行態様で
必ず通り、設計によって処理の本来的な必要の有無に関
係なく当該処理を受けなければならないようにされてい
る。
【0012】このため、該ベルト保持搬送機構3により
「押せ押せ」式に一方的に前送されるウエハー1はその
搬送中に処理工程に対するセンタリングや最適アライメ
ント調整が成されず、したがって、処理工程にセットさ
れる姿勢が最適にはされず、リセットする必要等が生じ
る不具合があり、作業が煩瑣となるマイナス点があるの
みならず、搬送中のベルトずれ等により傷,歪発生やパ
ーティクル付着の虞がある不都合さがあり、そのうえ、
予め一旦設定された処理順序を任意に変更することは出
来ず、又、ある処理ステーションだけを選択的に通過さ
せることも不可能である欠点があった。
【0013】ところで、ウエハー1に半導体素子を形成
するに必要な処理はその順序をも含めて、該ウエハー1
に形成されるICの機能,目的等の種類によって異なる
ものである。
【0014】それにもかかわらず、従来のフォトレジス
ト膜形成装置では、ある処理が不要なウエハーについて
も総ての処理を経ざるを得ないため、上述不都合が重な
るデメリットがあり、又、所謂スループット性を向上す
る妨げとなっている難点があった。
【0015】又、ウエハー1は収納カセット2から所定
の処理部に搬送するに、前送り方式のツインタイプの紐
ベルトコンベヤ等のベルト保持搬送機構3により処理部
に搬送されるため、搬送中に不可避的にずれ等を生じて
パーティクル等のウエハー1にとって最も好ましくない
塵埃付着が発生する虞もあった。
【0016】特に、一対のベルトの相対速度を変化させ
て処理部へのアライメントのため該ウエハー1を変位さ
せるようにすると該パーティクル発生等がより生じ易い
ネックがあった。
【0017】したがって、処理すべきウエハー1の種類
に応じ、フォトレジスト膜形成装置に設けられた複段の
処理ステーションのうち、所望の処理ステーションを単
一のステーションのみの場合を含めてどの順序で使用す
るかを決め、所望のアライメント,センタリングをして
任意に独立的に変更出来るフォトレジスト膜形成装置等
の処理装置の現出が望まれている。
【0018】そして、2段等の複数のウエハー1の収納
カセットから所定の処理工程のステーションにウエハー
1を取出して転移するに、例えば、アメリカ特許第4,
775,281号明細書に示されている様な保持搬送機
構として前後方向、及び、上下方向に変位することが出
来るピンセットを有するシステムも開発されているが、
かかるシステム技術においては該ピンセットが上述の如
く前後方向,上下方向の2方向の変位の自由度しかな
く、ウエハー1の複数の所定の処理のうちの任意の所望
のステーションにセンタリングし、アライメントを調整
して最適姿勢で、しかも、最短距離で最適タイミングで
搬出入することが出来ないという不具合があった。
【0019】したがって、該ウエハー1を所定の処理工
程のステーション部位で更めてセンタリングやアライメ
ント調整をせねばならず、したがって、その際周辺のフ
レームに衝突,摺接して損耗したり、変形したりする虞
があり、そのうえ、時間遅れ等が生じ、能率低下を招く
欠点があった。
【0020】更に、予めセットされたユニットの処理系
に他のユニット系を増設する場合にはこれらの問題はよ
り更に増加するマイナス点があった。
【0021】又、収納カセットから処理工程のステーシ
ョンへストレートにシリーズ的にウエハー1を搬送する
ことから、保持搬送機構に常に該ウエハー1が一定姿勢
で保持され、したがって、他の処理や処理に対する予備
作業等が出来ず、作業能率が著しく制約されるという難
点もあった。
【0022】そして、当該問題点は単に基板としてのウ
エハーにのみ在るのではなく、該ウエハーに均等な基板
に共通な問題でもあった。
【0023】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくウエハー等の基板の所定の複数の処理工程への搬
出入に際しての問題点を解決すべき技術的課題とし、収
納カセットから搬出される基板のセットされる複数の処
理を必要に応じ選択的に任意に変更が可能で、各処理の
スループット性も高く出来、しかも、基板の搬送プロセ
スでのアライメント調整やセンタリングが可能で系内で
の処理能率が向上出来るようにして電子装置製造産業に
おける加工技術利用分野に益する優れた基板処理装置を
提供せんとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い先述特許
請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は、前述
課題を解決するために、第1の発明は被処理基板を複数
枚収納するカセットを配置自在に構成された搬出入機構
部部と、該搬出入機構部部に設けられ該カセットに対し
て被処理基板を1枚毎に搬出入するピンセットと、該搬
出入機構部部から延設される直線状の搬送路と、該搬送
路の一方側に沿って設けられ、相隣る複数の熱処理部
と、他方側に沿って設けられ、相隣る複数の液処理部と
上記搬送路に設けられ該複数の処理部に対して上記被処
理基板を搬入出する搬送機構とを具備する基板処理装置
であって、該搬送機構に重畳式に設けられ、前記被処理
基板を1枚毎支持或いは保持する複数のピンセットの上
記被処理基板に対する受渡しの動作を選択自在にするイ
ンターフェース機構と、これらのピンセットには該ピン
セットを一体として動作を選択自在による搬送機構の被
処理基板支持動作選択時に該ピンセット上に支持される
被処理基板の位置合わせを行うアライメント機能とを具
備した基板処理装置とし、第2の発明は上記アライメン
ト機能は、被処理基板の周緑部に対応するガイド部材
と、該ガイド部材に被処理基板を押圧するストッパ部材
とを有する基板処理装置とし、第3の発明は上記ストッ
パ部材はピンセット上に支持される被処理基板を該ピン
セットの先端方向から内方向に向かって、移動自在にさ
せるようにされている基板処理装置とし、第4の発明は
基板の収納カセットを有する搬出入機構部から複数の処
理工程への搬送路が接続して延設されている処理装置に
おいて、該搬送路に沿って移動自在に配設した基板搬送
通路と上記搬出入機構部の間にバッファ機能を有するイ
ンターフェース機構が介設され、且つ搬出入機構部に該
被処理基板に対するアライメント機能が付設されている
ピンセットを有する基板処理装置とし、第5の発明は上
記ピンセットの複数の支持点上に基板を微小高さ真空吸
着を介して浮設状態にして載置支持させ基板を相対移動
させて位置合わせし、該位置合わせの状態を保持して上
記処理部に搬出入するようにした技術的手段を講じたも
のである。
【0025】
【作用】而して、ウエハー等の基板の、例えば、フォト
レジスト膜塗布,現像等の所定の処理を行うに際し、処
理前の該基板を所定の収納カセットにセットしておき、
該収納カセットに対し搬出入機構部に於いてピンセット
等が縦方向(X)と横方向(Y)、そして、上下方向
(Z)、更には旋回方向(θ)の4方向に一体的、或い
は、各々独立的に変位自在とされて当該収納カセットよ
り基板を取出し、該搬出入機構部に隣接されて設けられ
ている搬送路との接続部にてバッファ機能を有するイン
ターフェース機構を介し該搬送路の搬送機構の所定数の
ピンセットの1つにバトンタッチ的に転移させ、この
間、該ピンセットにより基板のセンタリングやアライメ
ントが行われてその姿勢が保持されパーティクル等の発
生がないようにされ、該保持搬送機構に基板が次段の処
理工程に最適姿勢でセットされるようにされ、他のピン
セットには他の基板が独立に設定姿勢で保持され、而し
て、該搬送路に於ける保持搬送機構は所定のインターフ
ェースの待機機構により該搬送路の両側に設けられ、且
つ、熱的に分離されている複段の熱処理工程、及び、液
処理工程の上下積層等されている各ステーションに相互
独立的、或いは、排反的に所定にシリーズ的,パラレル
的、或いは、スループット的に搬入セットされ、最適姿
勢にて当該ステーションに於いて加熱処理等所定の処理
が成され、次いで、該搬送路の保持搬送機構により所定
のプログラムに従い、次段の処理工程のステーションに
上述同様に転移され、その間、保持搬送機構においては
ピンセット等の支持機構が設定微小高さの浮設状態の3
つの支点を有して3点支持等によりウエハーに傷や歪等
が生ぜず、又、微細な塵埃等が付着しないようにされ、
スムーズにシリーズ的に、又、パラレル的に、更にはこ
れらの組合せ的に所望にプログラムに従ってスループッ
ト的に所定の保持姿勢で処理が成されるようにされ、当
該複段の処理工程のステーションに於いて基板に対し相
互独立的に、相互排反的に、且つ、選択的に処理が設計
通りに成されるようにしたものである。
【0026】
【発明が実施しようとする形態】次に、この出願の発明
が実施しようとする形態を基板としてのウエハーに対す
るフォトレジスト膜塗布現像装置を有する処理系の実施
例の態様として図1〜図8に基づいて説明すれば以下の
通りである。
【0027】図1に示す実施例はウエハーWに対するフ
ォトレジスト膜の塗布現像装置100の態様を示すもの
であり、中央一側寄り(図中上部)には本体基台101
が設けられており、該本体基台101の中央部には、矢
印Y方向(横方向)にウエハーの搬送路としての通路1
02が延設されており、その両側の一方の側には、未処
理のウエハーWを加熱して水分等を除去するためのHM
DS(ヘキサメチルジシラザン)処理を伴うか、又は、
単に加熱する予備加熱ステーション103、そして、こ
れに併設して予備加熱されたウエハーWを冷却するため
の冷却ステーション104、更に、例えば、フォトレジ
スト液を塗布した後の該ウエハーWを加熱し、乾燥した
フォトレジスト膜を形成するために用いる垂直方向にそ
れぞれ2枚の図示しない加熱装置を有する第一、及び、
第二の加熱ステーション105,106が通路102に
沿って設けられている。
【0028】又、通路102の他方には、予備加熱処
理、及び、冷却処理を終了したウエハーWの表面に、例
えば、フォトレジスト液を塗布するために用いる第一、
及び、第二の塗布ステーション107,108が相隣っ
て設けられている。
【0029】尚、当該図1では、予備加熱ステーション
103、及び、冷却ステーション104、第一,第二加
熱ステーション105,106が図示の都合上平面的に
配置されているように示されているが、これは便宜上の
もので、実際には例えば、冷却ステーション104の上
に予備加熱ステーション103の加熱装置等が上下に2
段設けられて積層構造とされている。
【0030】而して、該通路102には、その内側を、
例えば、ボールスクリュー等の図示しない駆動機構によ
ってY方向(横方向)に移動するハンドリング手段、例
えば、ウエハーWを所定のステーションに移送する保持
搬送装置110が設けられており、該保持搬送装置11
0は搬送機構としてのキャリッジ111を有し、該キャ
リッジ111にはピンセット、例えば、ウエハーWを吸
着保持するための2つのピンセット112,113が上
下に相互に次述の如く独立的に挙動自在に重畳されて取
付けられている。
【0031】該ピンセット112,113は一体的に、
或いは、それぞれ相互独立にX方向(縦方向)、Y方向
(横方向)にキャリッジ111を介して移動自在である
と共に同時にZ方向(垂直方向)には平行移動が可能
で、更に、所定角度θ方向(平面方向)に旋回動するこ
とが出来るようにされている。
【0032】ピンセット112,113のかかる平行移
動、及び、旋回動を可能とするため、キャリッジ111
にはステッピングモータとこれに連結されたボールスク
リュー等の図示しない適宜の駆動機構が設けられてい
る。
【0033】そして、ピンセット112,113は、両
者の一方のピンセットでウエハーWを保持して対応する
所定の処理ステーションに最適姿勢でセット前にセンタ
リング,アライメント調整して所定タイミングで搬送セ
ットし、当該処理ステーションに処理済ウエハーWがあ
った時は、他方のピンセットで該処理済ウエハーWをピ
ックアップしてバックセットするように多機能化されて
いる。
【0034】そして、本体基台101の図上左側には、
ウエハー搬出入機構部120が設けられており、処理前
のウエハーWB を収容するウエハーカセット122、及
び、処理後のウエハーWF を収容するウエハーカセット
123が設けられ、又、ウエハーWの裏面を吸着して保
持するための待機機構としてのピンセット121を装備
している。
【0035】該ピンセット121は、前記ピンセット1
12,113と同様の構成によりX方向(縦方向),Y
方向(横方向),Z方向(上下方向)に平行移動、及
び、θ方向(旋回方向)の旋回動が一体的に、或いは、
相互独立に挙動可能にされており、処理前のウエハーW
B をウエハーカセット122から取出し、又、処理済の
ウエハーWF をそれぞれプログラムに従いバトンタッチ
的にウエハーカセット123を収納するようにされてい
る。
【0036】又、搬出入機構部120のピンセット12
1は、処理前のウエハーWB を搬送装置110のピンセ
ット112,113にバトンタッチ的に転移し、又、処
理後のウエハーWF を該ピンセット112,113から
同じくバトンタッチ的に受け取るようにされており、か
かるバトンタッチ的な受渡しを可能とする後述インター
フェース機構30がバッファ機能を有して通路102と
搬出入機構部120との境界部に設けられている。
【0037】そして、搬送装置110のピンセット11
2,113は、各処理ステーション103〜108との
間でウエハーWの受渡しをシリーズ的に、パラレル的
に、或いは、これらの組合せ的に、又、スループット的
に自在に行うようにされており、これによって、該ウエ
ハーWは設定のプログラムの順序に従い、各処理ステー
ション103〜108での所定の処理を受けることが出
来るようにされている。
【0038】尚、保持搬送機構110の動作は、全て図
示しない制御システムによって管理制御されるようにな
っている。
【0039】したがって、該制御システムのプログラム
を変更することによって、ウエハーWの各処理ステーシ
ョン103〜108に於ける処理をシリーズ的に、パラ
レル的に、順次、或いは、スループット的に、そして、
独立的に、相互排反的に任意に設定することが出来、即
ち、各処理ステーション103〜108に於けるウエハ
ーWに対する処理のいくつかのみを独立して行うこと
も、組合せて行うことも、処理の順序を変更することも
可能である。
【0040】而して、図2〜5には図示の都合上共通的
にピンセット112,113,121の機構を詳示して
あるが、図に於いて、21は平面視フォーク状のピンセ
ット本体であり、そのフォーク部の一側面に3つの真空
吸引式の支点22,23,24が三角形状に配置されて
突設され、ウエハーWはこれらの支点22,23,24
によって吸着され三点支持されてその姿勢を保持搬送さ
れ、該ウエハーWに対するこれらの支点22,23,2
4を介しての三点支持によって浮設状にされ、ピンセッ
ト本体21の表面のウエハーWへのゴミの付着を防止す
ることが出来る。
【0041】勿論、他の支点22,23についても同様
の機構にすることは設計変更の範囲内である。
【0042】又、ウエハーWのセンタリング、及び又
は、姿勢調整のためにアライメント装置として該ウエハ
ーWの周縁に対応した円弧状のガイド部材25と、これ
とは反対側のウエハーWのオリエンテーションフラット
Wa に対するバー状のストッパ部材26とが設けられて
おり、ウエハーWは、先ず、図3に示す状態で支点2
2,23,24上に載置支持され、この状態では、該ウ
エハーWは吸着支持やセンタリングやアライメントはさ
れていない。
【0043】次いで、図4に示す様に、ピンセット本体
21をストッパ部材26に向けて水平に移動させてウエ
ハーWの周縁に形成されたオリエンテーションフラット
Waをストッパ部材26に当接させる。
【0044】その後、更にピンセット本体21の水平移
動を続けることにより、該ウエハーWはピンセット本体
21の支点22,23,24上を軽くスライドし、最終
的にはガイド部材25に当接してセンタリングされ、設
定姿勢状態にアライメント調整をされて停止アライメン
ト姿勢を保持する。
【0045】したがって、もし、図3の状態でウエハー
Wの位置がピンセット本体21の中央部からずれていた
としても、該ウエハーWは図4に示す様に、ガイド部材
25に案内されることによって、図5に示す様に、ピン
セット本体21の中央の所定位置にセンタリング、及
び、設定姿勢状態にアライメントし、該アライメント姿
勢を保持することが出来る。
【0046】図6には、通路102とウエハー搬出入機
構部120との境界部に設けられた前記インターフェー
ス機構30が示されており、該インターフェース機構3
0はピンセット121とピンセット112,113との
間でバトンタッチ的に受渡しされけるウエハーWを一時
待機させるバッファ機能をも有し、支持機構により該ウ
エハーWを保持する保持部材31と、該保持部材31を
昇降させるための、例えば、エアシリンダ等の駆動装置
32とから成っている。
【0047】搬出入機構部120の待機機構のピンセッ
ト121が図示位置にウエハーWを搬送してくると、保
持部材31が駆動装置32を介して設定ストローク上昇
し、該ウエハーWを持ち上げて保持し、次に、レジスト
塗布現像装置100側のウエハー保持搬送機構110
が、図示のインターフェース機構30の位置に移動して
来る。
【0048】そして、保持部材31が駆動装置32によ
り加工すると、該保持部材31に保持されているウエハ
ーWはピンセット112、又は、113にバトンタッチ
的に転移載置される。
【0049】そして、ピンセット112,113からピ
ンセット121への該ウエハーWのバトンタッチ的な受
渡しについても、上述プロセスと同様にして行われる。
【0050】上述構成において、レジスト塗布現像装置
100によって、ウエハーWの表面にフォトレジスト膜
を形成する処理を順を追って説明する。
【0051】尚、各処理は、前記制御システムの予め設
定されたプログラムに基づいて処理される。
【0052】先ず、搬出入機構部120のピンセット1
21により収納カセット122から処理前のウエハーW
B を1枚取出し、インターフェース機構30の位置まで
搬送する。
【0053】そして、搬送されてきた該ウエハーWB
は、該インターフェース機構30を介して、通路102
の入口に待機している保持搬送機構110の一つのピン
セット、例えば、ピンセット112にバトンタッチ的に
渡されて保持され、予備加熱ステーション103にセッ
トされて予備加熱処理に供される。
【0054】尚、1つのカセット122に同一種のウエ
ハーWB のみが収納されている場合には、カセット12
2にIDコードを表示し、該IDコードを適宜に読取っ
て製造工程のプログラムを選択するようにしても良い。
【0055】以下、予備加熱ステーション103、冷却
ステーション104、第一の塗布ステーション107、
第一の加熱ステーション105での処理がこの順序でな
されるように選択された場合について説明する。
【0056】先ず、1枚目の、即ち、最初のウエハーW
を受取ったピンセット112を予備加熱ステーション1
03に向って移動させ、該最初のウエハーWを予備加熱
ステーション103に所定にセンタリングし、アライメ
ントされた姿勢状態でセットし、その内部に設けられた
図示しないヒータプレート上に載置して予備加熱処理す
る。
【0057】この間、該ウエハーWは待機機構のピンセ
ット121、保持搬送機構110のピンセット112,
113により前述した如く縦方向(X),横方向
(Y),上下方向(Z),旋回方向(θ)に一体的に、
或いは、相互独立的に所定に変位されて当該処理に最適
状態でセンタリング,アライメントされてセットされる
ように該処理のステーションにセットされる前に、即
ち、セットプロセス中に位置姿勢を調整される。
【0058】又、この時、ウエハーWをヒータプレート
上に直接接触的に転移させず、ピンセット121の3つ
の支点22,23,24による三点支持を介しての移載
支持により設定高さ、例えば、0.3mm程度浮かせた
状態でセットするとウエハーWに対するゴミ付着防止対
策が良好である。
【0059】この間にピンセット121を移動させて2
番目のウエハーWを収納カセット122から取出し、イ
ンターフェース機構30に待機させておき、最初のウエ
ハーWを予備加熱ステーション103に搬入し終った
後、保持搬送機構110はインターフェース機構30か
ら2番目のウエハーWをピンセット112で受取り、該
ピンセット112上に保持し、予備加熱ステーション1
03での該最初のウエハーWの処理が終了するまでその
まま待機する。
【0060】そして、最初のウエハーWの予備加熱処理
が終了すると、保持搬送機構110は以下の動作を行
う。
【0061】即ち、先ず、ウエハーWを保持していない
ピンセット113を移動させることにより、予備加熱処
理が終了した最初のウエハーWを予備加熱ステーション
103から取出す。
【0062】このようにして予備加熱ステーション10
3を空にした後、2番目のウエハーWを保持しているピ
ンセット112を作動させ、該2番目のウエハーWを予
備加熱ステーション103にセットする。
【0063】次いで、ピンセット112,113をY方
向,θ方向,Z方向に移動し、冷却ステーション104
に移動し、ウエハーWを保持したピンセット113をX
方向に動作し、この最初のウエハーWを冷却ステーショ
ン104にセットする。
【0064】上述動作から、2つのピンセット112,
113を設けた利点が生かされる。
【0065】即ち、ピンセットが1つしかない場合に
は、保持搬送機構110は先ず最初のウエハーWを予備
加熱ステーション103から取出し、これを冷却ステー
ション104にセットし、その後にインターフェース機
構30から2番目のウエハーWを受け取ってこれを予備
加熱ステーション103にセットする動作を行わなけれ
ばならないからである。
【0066】尚、上述の動作が行われている間に、搬出
入機構部120では、ピンセット121により次に処理
する3番目のウエハーWをインターフェース機構30に
待機させておく。
【0067】この間、各ピンセット112,113はア
ライメントされたウエハーの姿勢を保持状態にして挙動
する。
【0068】次に、保持搬送機構110はインターフェ
ース機構30から3番目のウエハーWをピンセット11
2に保持してそのバッファ機能により冷却ステーション
104での処理が終了するまで待機させる。
【0069】そして、最初のウエハーWの冷却工程が終
了した時、保持搬送機構110はウエハーWを保持して
いない方のピンセット113で冷却ステーション104
内のウエハーWを取出し、次にプログラムされたフォト
レジスト膜の塗布処理のための通路102の反対側の第
一の塗布ステーション107にセットする。
【0070】この塗布処理の間に予備加熱ステーション
103に於ける2番目のウエハーWの処理が終了した
ら、保持搬送機構110はウエハーWを保持していない
方のピンセット113によって該ウエハーWを予備加熱
ステーション103から取出す。
【0071】そして、ピンセット112に保持している
3番目のウエハーWを予備加熱ステーション103にセ
ットすると同時に、ピンセット113に保持している2
番目のウエハーWを冷却ステーション104にセットす
る。
【0072】この動作は、上述した通りの態様と同じで
ある。
【0073】尚、もし、最初のウエハーWの冷却工程が
終了する前に、2番目のウエハーWの予備加熱処理が終
了する場合には、次のような処理動作を行うようにプロ
グラムすることも可能である。
【0074】即ち、先ず3番目の未処理のウエハーWを
ピンセット112に保持した状態で、ピンセット113
により2番目のウエハーWを予備加熱ステーション10
3から取出し、続いて、ピンセット112に保持されて
いる3番目のウエハーWを予備加熱ステーション103
にセットした後、待機する。
【0075】そして、冷却ステーション104に於ける
最初のウエハーWの冷却処理が終了した後、該最初のウ
エハーWをピンセット112、又は、113で取出し、
第一の塗布ステーション107にセットする。
【0076】該ステーション107でのフォトレジスト
液の塗布は、例えば、当業者に周知のレジスト液滴下ス
ピンコーティング装置により行う。
【0077】而して、第一の塗布ステーション107に
於いて最初のウエハーWに対するフォトレジスト液の塗
布処理が終了した時、保持搬送機構110はピンセット
113により該ウエハーWを第一の塗布ステーション1
07から取出す。
【0078】続いて、該保持搬送機構110をY方向に
沿って図上右側に移動し、取出した最初のウエハーWを
第一の加熱ステーション105にセットして所定の加熱
処理を行う。
【0079】この加熱処理を行っている間に冷却ステー
ション104内での2番目のウエハーWの冷却処理が終
了したら、保持搬送機構110は該ウエハーWをピンセ
ット113にて取出し、更に、第一の塗布ステーション
107にセットしてフォトレジスト液の塗布を開始す
る。
【0080】このようにして、ピンセット112,11
3により時間的に直接各々単独に、或いは、重複してア
ライメント姿勢を保持状態にして複数処理がなされる。
【0081】而して、第一の加熱ステーション105に
於いて最初のウエハーWの処理が終了し、所望のフォト
レジスト膜が形成されたら、保持搬送機構110は該最
初のウエハーWをピンセット113にて取出す。
【0082】続いて、該保持搬送機構110は図上Y方
向の左側に移動し、ピンセット113に保持したウエハ
ーWをインターフェース機構30に渡す。
【0083】該インターフェース機構30での待機中、
該ウエハーWを直接載置部に接触させず、前述した如
く、わずかに浮かせて載置することがウエハーWに対す
るゴミ付着防止対策上有効である。
【0084】又、待機するインターフェース機構30は
キャリアカセットを具備することにより構成すると、更
に有利である。
【0085】このようにして処理済のウエハーWF がイ
ンターフェース機構30に待機されると、搬出入機構部
120のピンセット121が該ウエハーWF をバトンタ
ッチ的に受取り、カセット123に収納する。
【0086】このようにしてインターフェース機構30
が在ることにより、保持搬送機構110は複数の処理機
能を具備することが可能である。
【0087】以上述べた一連の処理動作は、カセット1
22内の未処理のウエハーWB が無くなるまで続けられ
る。
【0088】尚、上述の動作説明では第一の塗布ステー
ション107と第一の加熱ステーション105とを共に
用いたが、これらの代りに、第二の塗布ステーション1
08、及び、第二の加熱ステーション106を共に使用
しても良い。
【0089】又、フォトレジスト液の塗布処理、及び/
又は、加熱処理が他の処理に比べて処理時間が長くかか
る場合には、2つの塗布ステーション107,108、
及び/又は、2つの加熱ステーション105,106を
同時に使用することも可能であり、ピンセット121部
位から所望の処理工程にスループットで移送して処理す
ることも可能である。
【0090】ところで、上述のフォトレジスト膜形成工
程を実施する際、プログラムされたプロセスが適切なも
のであるか否かを確認するために、1枚のウエハーWに
ついて試しに処理を行ってみるのが普通であり、この場
合、試しの処理が終了したテストウエハーWT を、検査
のためにカセット123から取出す必要があるが、この
取出しを容易にするため、図7に示す様に、該カセット
123の基部に引出し可能なレシーバ40を設け、該レ
シーバ40の一端には取手41を設け、内部にはウエハ
ー載置台42を設けておき、試しの処理を終了したテス
トウエハーWTが、ピンセット121によって開口部4
3から挿入され、該載置台42に載せられる。
【0091】したがって、テストウエハーWT はレシー
バ40を図示のように引出すことにより容易に取出すこ
とが出来る。
【0092】尚、設計変更的には保持搬送機構110の
ピンセットは必ずしも2つである必要はなく、3つ以上
であっても良い。
【0093】以上の動作説明から明らかなように、上述
実施例の処理装置によれば、ウエハーWの表面にフォト
レジスト膜を形成し、現像するために必要な複数の処理
工程を、その順序をも含めて任意に組合せて最良の工程
をプログラムすることが出来る。
【0094】したがって、処理すべきウエハーWの種類
に応じて最も効率の良い処理工程の組合せプロセスを選
択し、最も効率の良いスループット性を得ることが可能
となる。
【0095】又、保持搬送機構110が2つのピンセッ
ト112,113を有してそれぞれアライメント姿勢を
保持状態にして独立の動作をすることが出来ることか
ら、処理の自由度が高く、例えば、次工程のステーショ
ンにウエハーWが存在していると、その工程に対するウ
エハーWの入替えが出来ないといった不都合がない。
【0096】更に、複数の各処理ステーションを通路1
02に沿ってその両側に配設しているため、該両側のス
テーションは対向して熱的に離隔され、熱管理や熱制
御,メンテナンスがし易く、そのため、保持搬送機構1
10の動作プログラムを変更する際の自由度が極めて高
く、したがって、処理プログラムの変更が容易である。
【0097】又、予備加熱ステーション103と冷却ス
テーション104とを上下に積層配置したことにより、
設置のために必要な床面積も節減される。
【0098】上記の実施例の装置は、所定のパターンで
露光されたフォトレジスト膜を現像し、レジストパター
ンを形成する装置としても当業者は何ら困難性なく使用
することが出来る。
【0099】その場合、塗布ステーション107,10
8に現像液を塗布する装置も設けられることが出来る。
【0100】そして、現像装置は、例えば、変速回転中
のウエハーW上に現像液をジェット状に噴出させて現像
する構成とすることも可能である。
【0101】更に、2つの塗布ステーション107,1
08のいずれか一方をフォトレジスト膜の塗布に用い、
他方の現像液の塗布に用いることにより、フォトレジス
ト膜の形成、及び、現像の両方を行う装置として使用す
ることが出来る。
【0102】その際、通路102の図上右端にも図6に
示すインターフェース機構30を設け、露光装置との間
でウエハーWの受渡しを行えるようにすることにより、
フォトレジスト膜塗布処理から現像処理までを一貫した
連続プロセスとしてシリーズ的に、或いは、任意にパラ
レル的に、更にはスループットで処理することが可能で
ある。
【0103】尚、処理ユニットを増設して複数連設した
い場合には、通路102の延長線上に次の通路が形成さ
れるように構成し、その接続部にウエハーWのバッファ
機能と待機機構、例えば、キャリアステーションを設け
ると良い。
【0104】因みに、図8に示す様に、カセット12
2,123内のウエハーWを搬出、或いは、カセット1
22,123内へ搬入するアーム120aを有する搬出
入機構部120と、インターフェース機構30でウエハ
ーWの受渡しを行う保持搬送機構110aを有する通路
を配設した第一の処理系のユニット150により上述し
たような動作で各処理を行う。
【0105】例えば、該第一の処理系のユニット150
に、保持搬送機構110aを間にしてHMDS(ヘキサ
メチルジシラザン)処理ステーション151、第一の加
熱ステーション152、第一の冷却ステーション15
3、第一層目のフォトレジスト液を回転塗布する第一の
塗布ステーション154、第二層目のフォトレジスト液
を回転塗布する第二の塗布ステーション155を設け、
これらの各ステーションに選択的に、独立的に、或い
は、排反的にウエハーWを搬送して所定の処理を行い、
更に、複数の処理ステーション、例えば、第二の加熱ス
テーション156、第二の冷却ステーション157、露
光工程の光乱反射を防止するためにフォトレジスト膜上
面にCEL膜等の表面被覆層を塗布形成する第三の塗布
ステーション158等がそれぞれ通路を介して対向的に
配置され、且つ、これらの各ステーションにウエハーW
を搬送する保持搬送機構110bを備えた第二の処理系
のユニット159を設け、該第二の処理系のユニット1
59、及び、第一の処理系のユニット150の間にバッ
ファ機構としての待機機構160を配置させ、該待機機
構160にはウエハーW1枚を載置出来る載置台161
を設け、インターフェース機構30に於けるウエハーW
のバトンタッチ的な受渡しと同様に、載置台161を利
用して、第一の処理系のユニット150の保持搬送機構
110aと第二の処理系のユニット159の保持搬送機
構110bとの間でウエハーWのバトンタッチ的な受渡
しを行うように出来、上記バッファ機構の待機機構16
0の構成は、載置台161を設けずに図示しないバッフ
ァ用カセットを設け、該バッファ用カセットにより複数
枚のウエハーWを待機出来る構造としても良い。
【0106】該バッファ用カセットにより、保持搬送機
構110a、及び、保持搬送機構110bの作業量に差
があっても、一方の保持搬送機構が待機する時間を少く
することが可能となる。
【0107】このように、待機機構160を介して保持
搬送機構を2系統にすることにより、複段の処理工程の
処理ステーションの増設に容易に対応出来ると共に、高
スループット処理が可能となる。
【0108】而して、上記保持搬送機構は2系統に限定
するものではなく、2系統以上としても良く、待機機構
の増設に伴って適宜に増加させることが出来る。
【0109】上述実施例では、製造装置としてフォトレ
ジスト膜の塗布現像処理に適用した態様について説明し
たが、この出願の発明はこれに限定するものではなく、
例えば、エッチング処理,CVD処理,アッシング処理
等でも同様に行うことが出来る。
【0110】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にウエハー等の被処理基板のフォトレジスト膜塗布等の
処理を行う装置において、該被処理基板に対する処理
前、処理後の収納カセットを装備する基板の搬出入機構
部から所定数の複数段の処理工程に接続する搬送路に該
搬送路に設けた基板の保持搬送機構と該搬出入機構部の
間にインターフェース機構が介設され両者の少くとも後
者にウエハーに対するアライメント装置を有しているこ
とにより該ウエハーの処理を行う条件によって最適処理
工程に対しウエハーを直接的に、又、スループット的に
最適姿勢状態で付与することが出来、搬送中に処理工程
への最適姿勢のセンタリングやアライメント調整が出
来、又、当該アライメント姿勢を保持した状態にするこ
とが出来るため、結果的に各処理工程での基板の処理が
最適条件で行え、結果的に処理された製品の性能が著し
く高くなり、製品の信頼性も著しく向上するという優れ
た効果が奏される。
【0111】したがって、処理装置において、設計段階
から所定のプログラムに基づく複数の処理工程のステー
ションを搬送路の一方側に相隣って上下方向積層する等
して熱処理工程を設け、又、他方側に沿って相隣って液
処理工程を設けておいても収納カセットから基板保持搬
送機構が該収納カセットからの基板を取出して選択的に
相互独立的に、或いは、相互排反的に所望の処理工程の
ステーションと直接,間接に搬送するに際し、搬入セッ
ト中に最適のセンタリングやアライメント調整が行え、
したがって、目的とする製品に対する最適処理が行われ
るという優れた効果が奏される。
【0112】又、基板の処理工程でのセット,リセット
が最適姿勢で行えることから該保持搬送機構で複数の基
板をセット,リセットすることが出来ることにより該保
持搬送機構が複数種の作業をすることが出来、ユニット
系の作業能率が著しく向上するという優れた効果が奏さ
れる。
【0113】又、設計通りに収納カセットからの、又、
カセットに対する基板の取出しや収納がスムーズに、且
つ、最適姿勢条件で行うことが出来、したがって、移送
中の基板の損傷や歪や塵埃付着等も確実に防止されると
いう優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例のウエハーに対する
フォトレジスト膜塗布現像装置の模式平面図である。
【図2】図1のピンセットの模式側面図である。
【図3】図1のピンセットの作動前の平面図である。
【図4】同、作動中の平面図である。
【図5】同、作動後の平面図である。
【図6】インターフェース機構の壁側面図である。
【図7】図1のカセットの構造模式断面図である。
【図8】他の実施例の模式平面図である。
【図9】従来技術に基づくウエハーに対するフォトレジ
スト膜塗布装置の模式平面図である。
【符号の説明】
W(1) 被処理基板 122,123 収納カセット 120 搬出入機構部 103〜108 処理部(ステーション) 102 搬送路 100 処理装置 110 搬送機構 112,113 ピンセット 30 インターフェース機構 22〜24 支点 25 ガイド部材 26 ストッパ部材 25,26 アライメント機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 義雄 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 テ ル九州株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−184841(JP,A) 特開 昭49−107678(JP,A) 特開 昭61−123150(JP,A) 特開 昭60−249329(JP,A) 特開 昭63−23332(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理基板を複数枚収納するカセットを配
    置された搬出入機構部と、 該搬出入機構部から接続される直線状の搬送路と、 該搬送路の一方側に沿って相隣って設けられた複数の熱
    処理部と該熱処理部に所定に離隔され他方側に沿い相隣
    って設けられた複数の液処理部と、 上記搬送路の両側に沿って設けられた該複数の処理部に
    対して上記被処理基板を搬出入する搬送機構とを具備す
    る基板処理装置であって、 上記搬送路に配設された搬送機構に設けられ、前記被処
    理基板を1枚毎支持或いは保持する複数のピンセット
    と、 該ピンセットは上下方向に複数重畳して設けられ、而し
    て、上記搬出入機構部と搬送路との境界部に設けられ、
    該各ピンセットの上記被処理基板に対する受渡し動作を
    選択自在にするインターフェース機構と、 該ピンセットにはその支持動作選択時に該ピンセット上
    に支持される被処理基板の位置合わせを行うアライメン
    ト機能を具備したことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】上記アライメント機能は、被処理基板の周
    緑部に対応するガイド部材と、 該ガイド部材に被処理基板を押圧する該被処理基板のオ
    リエンテーションフラットに対するストッパ部材とを有
    することを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記ストッパ部材はピンセット上に支持さ
    れる被処理基板を該ピンセットの先端方向から内方向に
    向かって、移動自在にさせるようにされていることを特
    徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】基板の収納カセットを有する搬出入機構部
    から複数の処理部へ接続する直線状の搬送路が延設され
    ている処理装置において、該搬送路に沿って移動自在に
    配設した基板搬送機構と搬出入機構部の間にインターフ
    ェース機構が介設され、該インターフェース機構はバッ
    ファ機能を有し、且つ該搬出入機構部にアライメント機
    能を有するピンセットが付設されていることを特徴とす
    る基板処理装置。
  5. 【請求項5】被処理基板を複数枚収納するカセットを配
    置された搬出入機構部と、 上記搬出入機構部と搬送機構に設けられ、前記被処理基
    板を1枚毎支持或いは保持するピンセットを有し該ピン
    セットの複数の支持点上に基板を真空吸着を介して所定
    高さ浮設状態にして載置支持させ相対移動させて位置合
    わせし、該位置合わせの状態を保持して上記処理部に搬
    出入するようにすることを特徴とする請求項1記載の基
    板処理装置。
JP7302225A 1988-02-12 1995-10-27 基板処理装置 Expired - Lifetime JP2926213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7302225A JP2926213B2 (ja) 1988-02-12 1995-10-27 基板処理装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3021988 1988-02-12
JP63-30219 1988-02-12
JP63-189789 1988-07-28
JP18978988 1988-07-28
JP7302225A JP2926213B2 (ja) 1988-02-12 1995-10-27 基板処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2779889A Division JP2519096B2 (ja) 1988-02-12 1989-02-07 処理装置及びレジスト処理装置及び処理方法及びレジスト処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08255824A JPH08255824A (ja) 1996-10-01
JP2926213B2 true JP2926213B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=27286884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7302225A Expired - Lifetime JP2926213B2 (ja) 1988-02-12 1995-10-27 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2926213B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6244931B1 (en) * 1999-04-02 2001-06-12 Applied Materials, Inc. Buffer station on CMP system
JP2022149046A (ja) * 2021-03-25 2022-10-06 東京エレクトロン株式会社 処理装置及び位置決め方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3889355A (en) * 1973-02-05 1975-06-17 Ibm Continuous processing system
JPS60249329A (ja) * 1984-05-25 1985-12-10 Anelva Corp スパッタエッチング装置
JPS61184841A (ja) * 1985-02-13 1986-08-18 Canon Inc ウエハの位置決め方法および装置
JPS61222147A (ja) * 1985-03-19 1986-10-02 Fujitsu Ltd ウエ−ハの位置合わせ機構
JPS61270843A (ja) * 1985-05-25 1986-12-01 Mitsubishi Electric Corp ウエハ位置合せ機構
JPS61123150A (ja) * 1985-10-23 1986-06-11 Hitachi Ltd 製造装置
JPS62181546A (ja) * 1986-02-05 1987-08-08 Hitachi Chem Co Ltd 通信システム
JPH063825B2 (ja) * 1986-02-10 1994-01-12 三菱マテリアル株式会社 ウェーハ精密位置決め装置
EP0244202B1 (en) * 1986-04-28 1994-09-21 Varian Associates, Inc. Wafer transfer system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08255824A (ja) 1996-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970003907B1 (ko) 기판처리 장치 및 기판처리 방법
US5177514A (en) Apparatus for coating a photo-resist film and/or developing it after being exposed
US5202716A (en) Resist process system
JP2867194B2 (ja) 処理装置及び処理方法
JP3779393B2 (ja) 処理システム
KR960001173B1 (ko) 레지스트 처리장치
US6377329B1 (en) Substrate processing apparatus
JP2931820B2 (ja) 板状体の処理装置及び搬送装置
JP2519096B2 (ja) 処理装置及びレジスト処理装置及び処理方法及びレジスト処理方法
JPH081921B2 (ja) 半導体製造装置
JP2926213B2 (ja) 基板処理装置
JP3960162B2 (ja) 基板搬送装置、基板処理システム及び基板搬送方法
JP2926703B2 (ja) 基板処理方法及び装置
JP2809834B2 (ja) レジスト処理装置
JP4343326B2 (ja) 基板搬送装置および露光装置
JP2926592B2 (ja) 基板処理装置
JPH0529437A (ja) 処理装置
JP3246659B2 (ja) レジスト処理装置及び液処理装置及び基板処理装置
JP2880673B2 (ja) 被処理基板処理装置
JP2926593B2 (ja) 基板処理装置及びレジスト処理装置及び基板処理方法及びレジスト処理方法
JP2926214B2 (ja) 被処理基板の製造装置及び製造方法
JPH0590387A (ja) 処理装置
JPH0414237A (ja) 半導体製造装置
JPH0529438A (ja) 処理装置
JP2743274B2 (ja) 基板処理装置および基板搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10