JP4591772B2 - 電気回路の検査方法及び電気回路の製造方法 - Google Patents

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本発明は、電気回路の検査方法及び電気回路の製造方法、並びにそれらの方法に好適な電気回路に関する。
特許文献1には、ゲート電極とソース電極との間(以下、ゲート−ソース間という。)にツェナーダイオードが接続された電界効果トランジスタ(以下FETという。)の漏れ電流の測定方法が開示されている。特許文献1に記載された測定方法では、ツェナーダイオードがゲート電極又はソース電極に未接続の状態で、検査装置によりゲート−ソース間に検査電圧を印加しながら、そのとき流れる検査電流を測定することにより、FETのゲート−ソース間を流れる漏れ電流(以下、FETの漏れ電流という。)を測定している。この測定方法によれば、検査電圧印加時にツェナーダイオードを介して電流が流れず、検査電流にツェナーダイオードを介して流れる電流が含まれないため、FETの漏れ電流を正確に測定することができる。ここで検査電流とは、検査対象のFETが含まれる電気回路と検査装置の内部回路とにより形成される検査電圧印加用の回路を流れる電流のことである。
特開平5−41436号公報
しかしながら、複数のFETを含む電気回路の個々のFETの漏れ電流を特許文献1に記載された測定方法により測定する場合、FETの漏れ電流測定後に、複数のFET毎に配置されている複数のツェナーダイオードの未接続の一端をゲート電極又はソース電極に接続する必要がある。すなわち、電気回路に含まれる測定対象のFET数が増加するにつれて、電気回路の漏れ電流測定後の組立工数も増加するため、電気回路の製造コストが増加するという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、構成部品としての複数のトランジスタの漏れ電流を正確に測定できる安価な電気回路、その製造方法及びその検査方法を提供することを目的とする。
請求項1、請求項2、請求項5に記載の発明によれば、ドレイン電極とソース電極とにより電源とグランドとの間に並列に接続された複数のFETと、一端が複数のFETのゲート電極に個々に接続された複数の受動素子とを備える電気回路を、複数の受動素子の他端が互いに接続されそれらの他端がグランドと接続されていない状態でFETの漏れ電流を測定する。ここで請求項1、請求項2、請求項5に係る受動素子とは、例えばバイアス回路や保護回路として機能する、抵抗器(以下、抵抗という。)やダイオードである。またグランドとは、電気回路に電源電圧を供給するため電源回路に接続されている導体層又は導線である。複数の受動素子の他端が互いに接続された状態でFETの漏れ電流を測定するため、FETの漏れ電流測定後、受動素子の他端とグランドとを例えば1カ所で接続するだけで電気回路を組み立てることができる。複数のFETに対応する複数の受動素子の他端を個別にグランドに接続する場合と比較して、電気回路の漏れ電流測定後の組立工数を削減することができ、電気回路の製造コストを低減することができる。尚、本明細書において、「・・・に接続する」とは、技術上の阻害要因がない限りにおいて、「・・・に他の回路素子を介することなく直に接続する」ことと、「・・・に他の回路素子を介して接続する」ことの両方を含む意味とする。
ところが、受動素子の他端が互いに接続されていると、検査対象のFETのゲート−ソース間のみに検査電圧を印加したとしても、検査対象のFETの漏れ電流以外の電流が検査対象外のFETに対応する受動素子を介して流れてしまう。具体的には例えば、検査対象のFETに対応する受動素子と検査対象外のFETに対応する受動素子とを介して、検査対象のFETのゲート−ソース間に印加した検査電圧に応じた電圧が検査対象外のFETのゲート−ソース間にも印加される。この結果、検査対象のFETの漏れ電流だけでなく、検査対象外のFETの漏れ電流も流れてしまう。また請求項1、請求項2、請求項5に係る受動素子とは別の回路素子(抵抗器やダイオード等)が検査対象外のFETのゲート−ソース間に接続されている場合には、その回路素子を介して電流が流れてしまう。このように検査対象のFETの漏れ電流以外の電流が含まれる検査電流を検査対象のFETの漏れ電流として測定したとしても、検査対象のFETの漏れ電流を正確に測定し得ない。
そこで請求項1、請求項2、請求項5に記載の発明では、検査電圧とともに、検査対象のFETに対応する受動素子の一端と他端とが同一電位になるように受動素子の他端に補助電圧を印加する。この結果、検査電流測定の際に検査対象のFETに対応する受動素子には電流が流れないので、検査電流をFETの漏れ電流として測定することにより、FETの漏れ電流を正確に測定することができる。尚、本明細書において、「FETに対応する・・・」とは「FETのゲート電極に接続されている・・・」ことを意味するものとする。
請求項3、請求項4、請求項5に記載の発明によれば、コレクタ電極とエミッタ電極とにより電源とグランドとの間に並列に接続された複数のバイポーラトランジスタと、一端が複数のバイポーラトランジスタのベース電極に個々に接続された複数の受動素子とを備える電気回路を、複数の受動素子の他端が互いに接続されそれらの他端がグランドと接続されていない状態でバイポーラトランジスタのベース電極とエミッタ電極との間を流れる漏れ電流(以下、バイポーラトランジスタの漏れ電流という。)を測定する。ここで請求項3、請求項4に係る受動素子とは、例えばバイアス回路や保護回路として機能する、抵抗器(以下、抵抗という。)やダイオードである。またグランドとは、電気回路に電源電圧を供給するため電源回路に接続されている導体層又は導線である。複数の受動素子の他端が互いに接続された状態でバイポーラトランジスタの漏れ電流を測定するため、バイポーラトランジスタの漏れ電流測定後に、受動素子の他端とグランドとを例えば1カ所で接続するだけで電気回路を組み立てることができる。複数のバイポーラトランジスタに対応する複数の受動素子の他端を個別にグランドに接続する場合と比較して、電気回路の漏れ電流測定後の組立工数を削減することができ、電気回路の製造コストを低減することができる。
ところが、受動素子の他端が互いに接続されていると、検査対象のバイポーラトランジスタのベース電極とエミッタ電極の間(以下、ベース−エミッタ間という。)のみに検査電圧を印加したとしても、検査対象のバイポーラトランジスタの漏れ電流以外の電流が検査対象外のバイポーラトランジスタに対応する受動素子を介して流れてしまう。具体的には例えば、検査対象外のバイポーラトランジスタに対応する受動素子を介して、検査対象のバイポーラトランジスタに印加した検査電圧に応じた電圧が検査対象外のバイポーラトランジスタのベース−エミッタ間にも印加される。この結果、検査対象のバイポーラトランジスタの漏れ電流だけでなく、検査対象外のバイポーラトランジスタの漏れ電流も流れてしまう。また請求項3、請求項4、請求項5に係る受動素子とは別の回路素子(抵抗器やダイオード等)が検査対象外のバイポーラトランジスタのベース−エミッタ間に接続されている場合には、その回路素子を介して電流が流れてしまう。このように検査対象のバイポーラトランジスタの漏れ電流以外の電流が含まれる検査電流を検査対象のバイポーラトランジスタの漏れ電流として測定したとしても、検査対象のバイポーラトランジスタの漏れ電流を正確に測定し得ない。
そこで請求項3、請求項4、請求項5に記載の発明では、検査電圧とともに、検査対象のバイポーラトランジスタに対応する受動素子の一端と他端とが同一電位になるように受動素子の他端に補助電圧を印加する。この結果、検査電流測定の際に検査対象のバイポーラトランジスタに対応する受動素子には電流が流れないので、検査電流をバイポーラトランジスタの漏れ電流として測定することにより、バイポーラトランジスタの漏れ電流を正確に測定することができる。尚、本明細書において、「バイポーラトランジスタに対応する・・・」とは「バイポーラトランジスタのベース電極に接続されている・・・」を意味するものとする。
請求項5に記載の発明によれば、導線をワイヤボンディングにより形成する。これにより、例えばリードフレームのインナリードと電気回路の入出力端子をワイヤボンディングにより接続する工程(以下ボンディング工程という。)において、導線をワイヤボンディングにより形成することができる。この場合、ボンディング工程以外の工程で導線を形成する場合と比較して電気回路の製造工程を簡素化できるため、電気回路の製造コストを低減することができる。
(第1実施形態)
図2は本発明の一実施形態によるモータ駆動装置100を示す模式図である。
モータ駆動装置100は、例えばエンジンのバルブタイミングを制御するモータの駆動装置である。モータ駆動装置100は、制御回路110、電気回路としてのインバータ回路120等から構成されている。尚、電気回路は制御回路110等のインバータ回路120以外の回路を含んでもよい。
制御回路110はインバータ回路120を制御する。尚、制御回路110は自律的に作動する回路でもよい。
インバータ回路120はモータ200を駆動する。インバータ回路120は、2つのNチャネルのFET(以下、FETという。)121がソース電極Sとドレイン電極Dとで直列接続された3つのアーム130を有し、3つのアーム130は電源間に並列接続されている。具体的にはアーム130の一端側のFET121のドレイン電極Dは、作動時に駆動電圧が印加される電源140に接続され、アーム130の他端側のFET121のソース電極Sはグランド142に接続されている。電源140は電源ラインや電源層であり、グランド142はグランドラインやグランド層である。以下、電源140側のFET121を上段のFETといい、グランド142側のFET121を下段のFETという。
インバータ回路120は、6つのFET121のゲート電極Gで制御回路110と接続され、各アーム130の2つのFET121の接続点132でモータ200のコイル210と接続されている。インバータ回路120は、制御回路110がFET121のゲート電極Gに印加する駆動制御信号に応じた駆動信号をモータ200のコイル210に印加する。尚、制御回路110と各FET121との間に直列接続された抵抗122は、各FET121のゲート電極Gへの突入電流を抑制する保護回路として機能する。尚、インバータ回路120は抵抗122を有していなくてもよい。
各FET121のドレイン電極Dとソース電極S間(以下、ドレイン−ソース間という。)にはダイオード123が接続され、ゲート電極Gとソース電極Sとの間にはツェナーダイオード124が接続されている。ダイオード123は、FET121の寄生ダイオードであり、モータ200による逆起電力を吸収する所謂フライホイールダイオードとして機能する。もちろんダイオード123の電流容量が不足する場合には外付けのダイオードを各FET121に並列接続してもよい。ツェナーダイオード124は、その両端の電位差が降伏電圧以上になると電流を通過させることにより、FET121のゲート−ソース間の過電圧を防止する保護回路として機能する。尚、インバータ回路120はツェナーダイオード124を有していなくてもよい。
下段のFET121には、それぞれ受動素子としての抵抗126が1つずつ配置されている。3つの抵抗126の一端はそれぞれ対応するFET121のゲート電極Gに接続され、3つの他端は互いに接続されている。さらに3つの抵抗126の共通接続された他端は、導線170によりグランド142に接続されている。この結果、下段のFET121のゲート電極Gは抵抗126によりグランド142の電位(以下0Vという。)にバイアスされるため、ローレベルの駆動制御信号を確実に0Vに保持することができる。尚、ツェナーダイオード124は、一端が対応するFET121のゲート電極Gに接続され、他端が抵抗126の他端に接続されていてもよい。その場合のツェナーダイオード124は請求項に記載の受動素子に相当する。
第一端子151から153は、それぞれFET121のゲート電極Gと抵抗126の一端との接続点に形成されている。第二端子160は3つの抵抗126の他端が共通接続されている接続点に形成されている。後述するFET121の漏れ電流測定時、第一端子151から153及び第二端子160には検査装置のプローブが接続される。
以上説明したモータ駆動装置100は、インバータ回路120の各FET121をオン状態又はオフ状態に制御することにより、モータ200の3つの巻線202のうち所定の巻線202に駆動信号を印加する。モータ駆動装置100は、モータ200の巻線202に対する駆動信号の印加パターンを切り換えることにより、モータ200を制御する。
以下、インバータ回路120の製造方法について説明する。
まず、抵抗126の他端とグランド142とが接続されていない状態、すなわち導線170が形成されていない状態のインバータ回路120を形成する(図1参照)。具体的には例えば、リソグラフィにより上述したインバータ回路120をウェハに形成する。尚、インバータ回路120はリソグラフィ以外の方法で形成してもよい。
次に、インバータ回路120に含まれるFET121のゲート−ソース間の漏れ電流を測定する。具体的には例えば、ウェハ状態でインバータ回路120の電気的特性を検査する所謂ウェハ検査においてFET121の漏れ電流を測定する。尚、FET121の漏れ電流の測定は、外部から検査電圧及び補助電圧を印加することが可能な状態であればどのような状態で実施してよく、例えばウェハから切り出されたチップ状態で実施してもよい。
図1はFET121の漏れ電流の測定方法を示す模式図である。図3は本発明の一実施形態による漏れ電流測定方法に対する比較例としての漏れ電流測定方法を示す模式図である。
図3に示すように、比較例としてのFET121の漏れ電流の測定は、検査装置310から検査対象のFET121に対応する第一端子とグランド142との間に検査電圧を印加しながら、検査電流を検査対象のFET121の漏れ電流として測定することにより実施される。ここで検査電流とは、検査装置310のプローブ312を介してインバータ回路120と検査装置310の電源回路316とにより形成される検査電圧印加用の回路(以下、検査回路という。)を流れる電流(図3に示す矢印194参照)のことである。
尚、FET121の漏れ電流測定の際には、インバータ回路120の電源140とグランド142との間に電源電圧を印加せず、検査装置310の電源回路316にグランド142を接続する。例えば、電源回路316と共にグランド142を接地する。もちろん、グランド142と検査装置310の電源回路316を、検査装置310のプローブ等で直に接続してもよい。
ところが、3つの抵抗126の他端は互いに接続されている。そのため、検査対象のFET121に対応する第一端子(例えば第一端子151)とグランド142との間にのみに検査電圧を印加したとしても、検査対象のFET121のゲート−ソース間だけでなく、検査対象外のFET121のゲート−ソース間にも抵抗126を介して検査電圧に応じた電圧が印加される。この結果、検査対象のFET121の漏れ電流(図3に示す矢印190参照)だけでなく、検査対象外のFET121及びそれに対応するツェナーダイオード124を介して検査回路に電流が流れてしまう(図3に示す矢印192参照)。すなわち、検査電流には、検査対象のFET121の漏れ電流の他に、検査対象外のFET121の漏れ電流やツェナーダイオード124を流れる電流が含まれるため、検査電流を検査対象のFET121の漏れ電流として正確に測定したとしても、検査対象のFET121の漏れ電流を正確に測定し得ない。
そこで、図1に示すように、本発明の一実施形態による漏れ電流測定方法では、検査対象のFET121に対応する第一端子(例えば第一端子151)とグランド142との間に検査電圧を印加するとともに、第二端子160−グランド142間に検査電圧と同一電圧の補助電圧を印加する。具体的には、検査装置300のプローブ302とプローブ304とをそれぞれ第一端子と第二端子160とに接触させることによりインバータ回路120に検査装置300を接続する。そして検査装置300の電源回路306により、第一端子とグランド142との間と、第二端子160とグランド142との間とにそれぞれ検査電圧と補助電圧とを印加する。
この結果、検査対象のFET121に対応する抵抗126の一端と他端とが同一電位になり、検査対象のFET121に対応する抵抗126には電流が流れなくなる。すなわち、検査対象のFET121の漏れ電流以外の電流が検査対象のFET121に対応する抵抗126を介して検査回路を流れることを防止できるので、検査電流を検査対象のFET121のゲート−ソース間の漏れ電流として測定することにより、FET121のゲート−ソース間の漏れ電流を正確に測定することができる。また、インバータ回路120は検査電圧印加用の第一端子(第一端子151から153)と補助電圧印加用の第二端子160とを備えているため、インバータ回路120の配線等にプローブ302及び304を直に接触させる場合と比較して、インバータ回路120に検査電圧及び補助電圧を容易に印加することができる。
以上説明した漏れ電流の測定方法により検査対象とする全てのFET121の漏れ電流を測定する検査工程を終えると、その後に抵抗126の他端とグランド142とを接続する導線170を形成する。具体的には例えば、上述したボンディング工程において、リードフレームのインナリードとインバータ回路120の入出力端子180とをワイヤボンディングにより接続するとともに、ワイヤボンディングで導線170を形成することにより、抵抗126の他端とグランド142とを接続する。このようにしてインバータ回路120の組立て工程を簡素化することにより、インバータ回路120の製造コストを削減することができる。また、3つの抵抗126の他端が予め互いに接続されているため、1本の導線170を形成するだけで抵抗126の他端とグランド142とを接続することができる。この結果、複数本の導線で抵抗126の他端とグランド142とを接続する場合と比較して、インバータ回路120の組立工数を削減できるため、インバータ回路120の製造コストを低減することができる。以上説明した導線170を形成する工程が請求項に記載の「導線形成工程」に相当する。尚、導線170はボンディング工程と異なる別工程でワイヤボンディングにより形成してもよいし、導線170はワイヤボンディング以外の方法で形成してもよい。
(他の実施形態)
尚、以上説明した一実施形態では、インバータ回路120に含まれるFET121の漏れ電流の測定方法について説明した。しかし本発明による電気回路の検査方法及び製造方法は、ドレイン電極とソース電極とにより電源間に並列に接続された複数のFETと、インバータ回路120の複数の抵抗126に相当する回路とを含む電気回路であれば、インバータ回路120以外の電気回路にも適用可能である。
また、NチャネルのFET121により構成されたインバータ回路120の漏れ電流の測定方法について説明したが、本発明による電気回路の検査方法及び製造方法は、PチャネルのFETにより構成された電気回路及びNチャネルのFETとPチャネルのFETとが混在した電気回路にも適用可能である。
また、本発明による電気回路の検査方法及び製造方法は、バイポーラトランジスタにより構成された電気回路にも適用可能である。そのときは、FET121のゲート電極G、ドレイン電極D、ソース電極Sをそれぞれバイポーラトランジスタのベース電極、コレクタ電極、エミッタ電極に読み換えて、上述したFET121に係る記載を解釈することができる。
また、インバータ回路120の電源間に並列接続されるアーム130の数は駆動するモータ200に応じて決まる設計事項であり、その数は2つでも4つ以上でもよい。
また、第一端子151から153は、FET121のゲートGとそのFET121に対応する抵抗126との接続点から引き出して上述の接続点と異なる位置に配置してもよく、第二端子160は、抵抗126の他端が共通接続された接続点から引き出して上述の接続点と異なる位置に配置してもよい。
また、インバータ回路120は複数の第二端子160を備えてもよい。
本発明によるインバータ回路の検査方法を示す模式図。 本発明によるモータ駆動回路を示す模式図。 本発明によるインバータ回路の検査方法の比較例を示す模式図。
符号の説明
120 インバータ回路(電気回路)、121 電界効果トランジスタ、126 抵抗(抵抗器、受動素子)、140 電源、142 グランド(電源)、151〜153 第一端子、160 第二端子、170 導線

Claims (5)

  1. ドレイン電極とソース電極とにより電源とグランドとの間に並列に接続された複数の電界効果トランジスタと、抵抗器又はダイオードであって一端が複数の前記電界効果トランジスタのゲート電極に個別に接続され他端が前記グランドに接続される複数の受動素子とを備える電気回路の検査方法であって、
    複数の前記受動素子の前記他端が互いに接続され前記他端と前記グランドとが未接続の状態で、検査対象の前記電界効果トランジスタの前記ゲート電極と前記ソース電極との間に検査電圧を印加し、検査対象の前記電界効果トランジスタの前記ゲート電極に前記一端が接続された前記受動素子の前記一端と前記他端とが同一電位になるように前記受動素子の前記他端に補助電圧を印加しながら、検査対象の前記電界効果トランジスタの前記ゲート電極と前記ソース電極との間を流れる漏れ電流を測定する電気回路の検査方法。
  2. 請求項1に記載の電気回路の検査方法により、前記電気回路を構成する前記電界効果トランジスタの前記ゲート電極と前記ソース電極との間を流れる漏れ電流を測定する検査工程と、
    前記検査工程の後に、前記受動素子の前記他端を前記グランドに接続する導線を形成する導線形成工程と、
    を含む電気回路の製造方法。
  3. コレクタ電極とエミッタ電極とにより電源とグランドとの間に並列に接続された複数のバイポーラトランジスタと、抵抗器又はダイオードであって一端が複数の前記バイポーラトランジスタのベース電極に個別に接続され他端が前記グランドに接続される複数の受動素子とを備える電気回路の検査方法であって、
    複数の前記受動素子の前記他端が互いに接続され前記他端と前記グランドとが未接続の状態で、検査対象の前記バイポーラトランジスタの前記ベース電極と前記エミッタ電極との間に検査電圧を印加し、検査対象の前記バイポーラトランジスタの前記ベース電極に前記一端が接続された前記受動素子の前記一端と前記他端とが同一電位になるように前記受動素子の前記他端に補助電圧を印加しながら、検査対象の前記バイポーラトランジスタの前記ベース電極と前記エミッタ電極との間を流れる漏れ電流を測定する電気回路の検査方法。
  4. 請求項3に記載の電気回路の検査方法により、前記電気回路を構成する前記バイポーラトランジスタの前記ベース電極と前記エミッタ電極との間を流れる漏れ電流を測定する検査工程と、
    前記検査工程の後に、前記受動素子の前記他端を前記グランドに接続する導線を形成する導線形成工程と、
    を含む電気回路の製造方法。
  5. 前記導線形成工程において、前記導線をワイヤボンディングにより形成する請求項2又は4に記載の電気回路の製造方法。
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