JP4585036B2 - Mea部材及び固体高分子形燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、高分子電解質膜−電極接合体(MEA)と枠体から成るMEA部材、及びこのMEA部材を備えている固体高分子形燃料電池において、電極材料等の再生利用を図るためにMEAと枠体とを分離して回収できるようにするための技術に関する。
近年、クリーンなエネルギー源として注目されている燃料電池の一形態として、固体高分子形燃料電池(以下、「PEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)」という)が知られている。PEFCは、イオン導電性を有する固体高分子膜を電解質としている。このような高分子電解質膜として、例えば、スルホン酸基をもつポリスチレン系の陽イオン交換膜、フルオロカーボンスルホン酸とポリビニリデンフルオライドとの混合物質から成る電解質膜、又は、パーフルオロカーボンスルホン酸膜等が使用される。
図26は固体高分子形燃料電池を用いた発電システムの概要を示す図である。例えば、図26に示すように、PEFCのセルスタック99は、基本構成単位である単セル10を複数個積層して備え、これらの単セル10が直列接続されて成るものである。各単セル10は、燃料ガス流路が形成されたアノード側セパレータ9と、高分子電解質膜をアノード及びカソードの一対の電極で挟み込んで成る膜−電極接合体5(以下、「MEA(Membrane Electrode Assembly)」という)と、酸化剤ガス流路が形成されたカソード側セパレータ8とを、順に積層して備えている。
PEFCでは、燃料ガス流路を通じて水素を含む燃料がアノードに供給され、酸化剤ガス流路を通じて酸素を含む酸化剤がカソードに供給されると、アノードとカソードにおいて燃料と酸化剤とが反応して、電気と熱とが発生する。
上記のようなPEFCにおいて、MEA5は薄膜状であり、MEA5単体ではセルスタック99を組み立てる際に取り扱いが難しい。そこで、例えば、特許文献1に記載されているように、MEA5を囲む枠体6を設けた「MEA部材7」を1ユニットとして取り扱えるようにして、MEA5の取扱性を良好にしたものがある。枠体には、枠体とアノード側セパレータ又はカソード側セパレータとの間で燃料ガス、酸化剤ガス、及び冷却水を封止して漏洩しないようにするために、ガスケットが設けられている。
特開2006−310288号公報
ところで、MEAの電極には白金などの貴金属が使用されている。そこで、MEAを排棄する際には、電極に含まれている貴金属を回収して再利用に供すべきである。特許文献1にも記載されているように、MEA部材では、MEAの周縁部が枠体により挟持されることによって、枠体の内部にMEAが保持されている。ここで、MEAは枠体により適度な圧力で挟まれているため、MEAのみを枠体より抜き出すことは困難であり、無理にMEAを抜き出そうとするとMEAを破いてしまうおそれがある。よって、MEAと枠体とを分離させるためには、MEAを傷つけずに枠体を破壊するための工具が必要となる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであって、特別の工具を使用せずに、MEAを傷つけることなくMEAと枠体とを簡易に分離させるための、MEA部材の構造を提供することを目的とする。
本発明のMEA部材は、高分子電解質膜及び該高分子電解質膜の主面の両側に配置された一対の電極を有するMEAと、前記MEAの主面の周縁部を両側から挟み込んで保持することによって枠内に前記MEAが配設された樹脂製の板状の枠体と、前記枠体から前記MEAを分離するための分離部とを、有し、前記分離部は、前記枠体に設けられた、前記枠体を2つ以上の部分に分割するための破線状の切取線であり、前記切取線は、線を描くように所定間隔をおいて設けられた複数の枠体の表面に設けられた穴からなる。
また、本発明の固体高分子形燃料電池は、前記MEA部材と、前記MEA部材を挟み込むように該MEA部材の両面に積層され、前記電極と当接する領域に反応ガス流路が設けられた一対のセパレータとを、備えるものである。
上記構成のMEA部材及び固体高分子形燃料電池は、枠体の一部を摘んで引っ張ることで切取線に沿って枠体の一部を切り取る或いは破壊することができる。よって、特別の工具を使用せずに、しかも、MEAを傷つけることなく、MEAと枠体とを簡易に分離させることができる。
前記枠体は、前記高分子電解質膜の厚み方向に貫通するマニホールド孔と、前記マニホールド孔を囲むように前記枠体上に配置されたマニホールド孔用ガスケットと、前記電極を囲むように前記枠体上に配置された電極用ガスケットとを、有し、前記切取線は、前記MEAの周縁部に沿うようにして設けられているとともに、前記高分子電解質膜の厚み方向から見て、前記枠体の前記電極用ガスケットが形成された部分を含めてこれよりも外周側で、且つ、前記マニホールド孔用ガスケットが形成された部分を含めてこれよりも内周側に、設けられていることがよい。
これにより、切取線を利用して枠体の一部分を切り取る或いは破壊すると、効率的にMEAを挟持している力が弱まり、より容易にMEAを抜き出すことができる。
また、前記切取線は、前記高分子電解質膜の厚み方向から見て、前記枠体の前記枠体と前記MEAの周縁部とが重なっている部分に沿って設けられ、前記MEAの周縁部にまで達する複数の切れ目で形成されていることがよい。
これにより、切取線を利用して枠体のMEAを挟持している部分を切り取る或いは破壊することができるので、MEAを挟持している力が効果的に弱まり、より容易にMEAを抜き出すことができる。
上記MEA部材において、前記複数の切れ目の少なくとも一部は、前記電極用ガスケット又は前記マニホールド孔用ガスケットにより埋められていてもよい。
これにより、切取線を形成している切れ目にガスケットの一部分が嵌り込んで、枠体とガスケットとの接合性が高まる。また、切取線を、枠体にガスケットを設けるための溝として利用することができる。
上記MEA部材において、前記複数の切れ目は、前記枠体の第一の主面と第二の主面とに交互に連続して設けられていてよい。或いは、前記複数の切れ目は、前記枠体の第一の主面及び第二の主面のうちいずれか一方に設けられていてもよい。又は、前記複数の切れ目は、前記枠体の第一の主面及び第二の主面の両側に、前記MEAの周縁部を間に挟んで対向して設けられていてもよい。
また、上記MEA部材において、前記MEAの周縁部に前記高分子電解質膜が露出しており、前記MEAの周縁部において、前記枠体と前記高分子電解質膜とが接触していてよい。或いは、前記MEA部材は、前記高分子電解質膜の周縁部に膜補強部材が設けられており、前記MEAの周縁部において、前記枠体と前記膜補強部材とが接触していてもよい。
本発明は、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、枠体の一部を摘んで引っ張ることで切取線に沿って枠体の一部を切り取る或いは破壊することができる。枠体の一部が破壊されると、枠体からMEAに作用するMEAを挟持している力が弱まり枠体からMEAを容易に抜き出すことができるようになる。よって、特別の工具を使用せずに、MEAを傷つけることなくMEAと枠体とを簡易に分離させることができる。
本発明の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池を一部分解してその構造を模式的に示す斜視図である。 固体高分子形燃料電池を一部分解してセパレータ間に設けられた冷却水供給流路の構造を示す斜視図である。 MEA部材をカソード側の主面から見た図である。 MEA部材をアノード側の主面から見た図である。 図3におけるV−V矢視断面図である。 MEAの構造を示す断面図である。 MEAの別態様1の構造を示す断面図である。 MEAの別態様2の構造を示す断面図である。 MEAの別態様3の構造を示す断面図である。 枠体に設けた切取線を説明するMEA部材をカソード側の主面から見た図である。 枠体に設けた切取線を説明するMEA部材の部分図である。 図11におけるXII−XII矢視端面断面図である。 図11におけるXIII−XIII矢視端面断面図である。 切取線を利用して枠体の一部を切り取っている様子を示す図である。 枠体に設けた切取線の変形例1を説明するMEA部材の部分図である。 図15におけるXVI−XVI矢視端面断面図である。 枠体に設けた切取線の変形例2を説明するMEA部材の部分図である。 図17におけるXVIII−XVIII矢視端面断面図である。 枠体に設けた切取線の変形例3を説明するMEA部材をカソード側の主面から見た図である。 枠体の成形工程を説明する図である。 枠体に設けた部分狭持部を説明するMEA部材をカソード側の主面から見た図である。 枠体に設けた部分狭持部を説明するMEA部材をアノード側の主面から見た図である。 図21におけるXXIII−XXIII矢視端面断面図である。 図21におけるXXIV−XXIV矢視端面断面図である。 MEA部材の別態様の構造を示す断面図である。 固体高分子形燃料電池を用いた発電システムの概要を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複説明を省略する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る枠付き膜−電極接合体、及び固体高分子形燃料電池について説明する。以下、膜−電極接合体を「MEA」と、枠付き膜−電極接合体を「MEA部材」と、固体高分子形燃料電池を「PEFC」と記載する。
〔PEFCの構成〕
まず、PEFCの構成を説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る固体高分子形燃料電池を一部分解してその構造を模式的に示す斜視図、図2は固体高分子形燃料電池を一部分解してセパレータ間に設けられた冷却水供給流路の構造を示す斜視図、図26は固体高分子形燃料電池を用いた発電システムの概要を示す図である。
図1,2,26に示すように、PEFCのセルスタック99は、高電圧を取り出せるようにするために、直列に積層された複数の単セル10,10,,,を備えている。これらの単セル10,10,,,の積層方向両側には、電気出力端子81aが設けられた集電板81、絶縁板82、及び端板83がそれぞれ順に積層されている。この積層体は、積層方向両端部に配置された端板83,83により積層方向両側から圧縮する方向に加圧された状態で、ボルト及びナット(いずれも図示略)を用いて締結されている。
〔単セル10〕
ここで、セルスタック99の基本構成単位となる単セル10の構造について説明する。単セル10は、MEA部材7と、MEA部材7を挟み込むようにその両方の主面に積層されたアノード側セパレータ9及びカソード側セパレータ8の一対のセパレータとを備えている。
図3はMEA部材をカソード側の主面から見た図、図4はMEA部材をアノード側の主面から見た図、図5は図3におけるV−V矢視断面図である。図3〜5にも示すように、MEA部材7は、高分子電解質膜2及び高分子電解質膜2の両方の主面に周縁部を除いて積層されたアノード3及びカソード4の一対の電極3,4を有するMEA5と、高分子電解質膜2の周縁部を挟持することによって枠内にMEA5の電極が配設された板状の枠体6とを備えている。アノード3及びカソード4は、高分子電解質膜2に接触している触媒層3a,4aと、触媒層3a,4aを覆っているガス拡散層3b,4bとを、それぞれに備えている。MEA部材7の構成については、後ほど詳述する。
MEA部材7の枠体6、アノード側セパレータ9、及びカソード側セパレータ8には、ボルト孔17,27,37、燃料ガス供給マニホールド孔11,21,31、燃料ガス排出マニホールド孔12,22,32、酸化剤ガス供給マニホールド孔13,23,33、酸化剤ガス排出マニホールド孔14,24,34、冷却水供給マニホールド孔15,25,35、及び冷却水排出マニホールド孔16,26,36が、それぞれをその主面において貫通するように設けられている。燃料ガス供給マニホールド孔11,21,31と燃料ガス排出マニホールド孔12,22,32とは、セルスタック99の状態において連なって、それぞれ燃料ガス供給マニホールド91と燃料ガス排出マニホールド92とを形成している。酸化剤ガス供給マニホールド孔13,23,33と酸化剤ガス排出マニホールド孔14,24,34とは、セルスタック99の状態において連なって、それぞれ酸化剤ガス供給マニホールド93と酸化剤ガス排出マニホールド94とを形成している。冷却水供給マニホールド孔15,25,35と冷却水排出マニホールド孔16,26,36とは、セルスタック99の状態において連なって、それぞれ冷却水供給マニホールド95と冷却水排出マニホールド96とを形成している。
アノード側セパレータ9の、MEA5のアノード3のガス拡散層3bに接触する面には、燃料ガス供給マニホールド孔21と燃料ガス排出マニホールド孔12との間を結ぶようにして、燃料ガス流路溝28が設けられている。燃料ガス流路溝28は、アノード側セパレータ9のMEA5が当接する略全面にわたってサーペンタイン状に形成されている。この燃料ガス流路溝28は、積層された状態の単セル10のMEA部材7とアノード側セパレータ9との間に、燃料ガス供給マニホールド孔21と燃料ガス排出マニホールド孔22とを結ぶ燃料ガス流路98を形成している。
一方、カソード側セパレータ8の、MEA5のカソード4のガス拡散層4bに接触する面には、酸化剤ガス供給マニホールド孔33と酸化剤ガス排出マニホールド孔34との間を結ぶようにして、酸化剤ガス流路溝38が設けられている。酸化剤ガス流路溝38は、カソード側セパレータ8のMEA5が当接する略全面にわたってサーペンタイン状に形成されている。この酸化剤ガス流路溝38は、積層された状態の単セル10のMEA部材7とカソード側セパレータ8との間に、酸化剤ガス供給マニホールド孔33と酸化剤ガス排出マニホールド孔34とを結ぶ酸化剤ガス流路97を形成している。
また、図2に示すように、アノード側セパレータ9のカソード側セパレータ8と接触する面には、冷却水供給マニホールド孔25と冷却水排出マニホールド孔26との間を結ぶようにして、サーペンタイン状に形成された冷却水流路溝29が設けられている。また、カソード側セパレータ8のアノード側セパレータ9と接触する面には、冷却水供給マニホールド孔35と冷却水排出マニホールド孔36との間を結ぶようにして、サーペンタイン状に形成された冷却水流路溝39が設けられている。これらの冷却水流路溝29,39は、セルスタック99において接合するように配置され、単セル10,10同士の積層面間に冷却水供給マニホールド孔25,35と冷却水排出マニホールド孔26,36とを結ぶ冷却水流路を形成している。
なお、セパレータ8,9は、ガス不透過性の導電性材料であればよく、例えば、樹脂含浸カーボン材料を所定の形状の切削したもの、カーボン粉末と樹脂材料の混合物を成形したものなどが、一般的に用いられる。
〔PEFCの発電時の動作〕
ここで、上記構成のPEFCの発電時の動作について説明する。図26に示すように、セルスタック99には、水素を含む燃料ガスが供給される。燃料ガスは、燃料ガス供給マニホールド91に導入され、さらに、各単セル10の燃料ガス流路98を流れるうちにMEA5のアノード3に供給され、余剰の燃料ガスは、燃料ガス排出マニホールド92を通じてセルスタック99の外へ排出される。また、セルスタック99には、酸素を含有する酸化剤ガス(ここでは、空気)が供給される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給マニホールド93に導入され、さらに、各単セル10の酸化剤ガス流路97を流れるうちにMEA5のカソード4に供給され、余剰の酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出マニホールド94を通じてセルスタック99の外へ排出される。このようにして、MEA5に燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されると、これらが電極3,4で電気化学的に反応して、電気と熱と水とが発生する。
PEFCで発生した熱は、冷却水タンク85、セルスタック99の冷却水供給マニホールド95、各単セル10,10間の冷却水流路、及び冷却水排出マニホールド96の順に循環している冷却水に回収される。冷却水の循環路には、熱交換器86が設けられており、冷却水に回収された熱は、熱交換器86と貯湯タンク87を循環している水へ移動して、貯湯タンク87に湯となって貯えられる。一方、PEFCで発生した電気は、出力制御装置88により集電板81の電気出力端子81aから取り出されて、電力負荷に供給される。
〔MEA部材7〕
ここで、MEA部材7の構成について、詳細に説明する。図3はMEA部材をカソード側の主面から見た図、図4はMEA部材をアノード側の主面から見た図、図5は図3におけるV−V矢視断面図、図6はMEAの構造を示す断面図である。
まず、MEA部材7の核となるMEA5の構成について説明する。図3〜6に示すように、MEA5は、高分子電解質膜2と、高分子電解質膜2の第一の主面に積層されたアノード3と、第二の主面に積層されたカソード4とで構成されている。本実施の形態においては、高分子電解質膜2は略四辺形であり、アノード3及びカソード4の各電極3,4も略四辺形あって、高分子電解質膜2は四辺の周縁部を残して電極3,4で覆われている。
高分子電解質膜2は、水素イオンを選択的に透過すると考えられているイオン交換膜である。高分子電解質膜2には、NAFION(NAFIONはイー アイ デュポン ドゥ ヌムール アンド カンパニーの登録商標)に例示されるパーフルオロカーボンスルホン酸膜が好適である。
アノード3は、白金−ルテニウム合金触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒層3aと、通気性と電子伝導性を併せ持つガス拡散層3bとを積層して備えている。一方、カソード4は、白金触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒層4aと、通気性と電子伝導性を併せ持つガス拡散層3bとを積層して備えている。このような構成を有するMEA5は、一般的には、高分子電解質膜2上に、触媒層3a,4a及びガス拡散層3b,4bを順次塗布又は転写等の方法により形成して製造される。
なお、図6に示すように、MEA5の周縁部は、そのまま高分子電解質膜2が露出した状態としてもよいが、薄膜状の高分子電解質膜2の保護と補強を図るために、樹脂又はエラストマーで成る保護膜71を高分子電解質膜保護部材として設けることもできる。MEA5に保護膜71を備える場合は、MEA5の周縁部の表面には、高分子電解質膜2ではなく、保護膜71が表れていることとなる。
図7はMEAの別態様1の構造を示す断面図、図8はMEAの別態様2の構造を示す断面図、図9はMEAの別態様3の構造を示す断面図である。保護膜71は、例えば、図7に示すように、高分子電解質膜2の厚み方向から見た場合に、電極3,4の周縁部と一部重複して、高分子電解質膜2の両方の主面の周縁部を覆うように設けることができる。また、保護膜71は、図8に示すように、略矩形枠状であって、積層された電極3,4の間に露出している高分子電解質膜と接合された形態のものであってもよい。このような保護膜71は、例えば、特開平5−234606号公報に記載された技術を応用して作成することができる。或いは、保護膜71は、図9に示すように、高分子電解質膜2の電極3,4で覆われていない周縁部をすっぽり覆うような形態のものであってもよい。このような保護膜71は、例えば、特表平7−501417号公報に記載された技術を応用して作成することができる。
次に、枠体6の構造について説明する。枠体6は、セパレータ8,9間でMEA5を封止するガスケットシールとしての機能と、MEA5の取扱性を良好とする保持部材としての機能とを有している。
枠体6は、面の略中央部に略矩形の開口60を有する薄板状の略矩形状枠であり、開口60内(枠内)にMEA5が配設されている。枠体6は、アノード側セパレータ9に当接する第一面材6aと、カソード側セパレータ8に当接する第二面材6bとの、厚み方向に二分割構造を有している。そして、第一面材6aと第二面材6bとが、MEA5の周縁部を間に挟み込んで挟持することにより、枠体6の開口60に電極3,4が露出した状態で枠体6にMEA5が保持される。
枠体6の少なくともセパレータ8,9と接触する面は、弾性を有する材料で構成されていることが望ましい。本実施の形態において、枠体6は、熱可塑性樹脂で構成されている。さらに、枠体6の両側の主面には、ガスケット73が設けられている。枠体6及びガスケット73は、MEA部材7がセパレータ8,9の間で加圧されると、弾性変形してセパレータ8,9に密着する。このようにして、枠体6は、セパレータ8,9とMEA5との間で反応ガス及び冷却水を互いに及び外部に対して封止するガスケットシールとして機能する。
ガスケット73は、燃料ガス及び酸化剤ガスの反応ガス、並びに冷却水が、所定の流路から漏出しないように枠体6上に配置されている。具体的には、ガスケット73は、枠体6のそれぞれの主面において、各マニホールド孔(燃料ガス供給マニホールド孔11、燃料ガス排出マニホールド孔12、酸化剤ガス供給マニホールド孔13、酸化剤ガス排出マニホールド孔14、冷却水供給マニホールド孔15、及び冷却水排出マニホールド孔16)を包囲する位置に形成されたマニホールド孔用ガスケット73aと、枠体6の内周部においてMEA5の電極3,4を包囲する位置に形成された電極用ガスケット73bとが、設けられている。なお、本実施の形態において、マニホールド孔用ガスケット73aと電極用ガスケット73bとは、ガスケットの切れ目がなくなるように一繋がりに形成されているが、ガスケットの機能及び位置に応じてマニホールド孔用ガスケット73aと電極用ガスケット73bとを呼び分けることとする。
さらに、枠体6は、枠体6からMEA5を分離するための分離部、ここでは枠体6を2つ以上の部分に分割するための破線状の切取線50を有している。図10は枠体に設けた切取線を説明するMEA部材をカソード側の主面から見た図、図11は枠体に設けた切取線を説明するMEA部材の部分図、図12は図11におけるXII−XII矢視端面断面図、図13は図11におけるXIII−XIII矢視端面断面図、図14は切取線を利用して枠体の一部を切り取っている様子を示す図である。
図10に示すように、本発明において枠体6に設けられる「切取線50」とは、線を描くように所定間隔をおいて設けられた複数の切れ目をいう。ここで「切れ目」は、枠体の表面に設けられた穴をいい、穴は凹部でも貫通孔でもよい。また、個々の切れ目の形状は特に限定されず、例えば、MEA部材7の主面側(高分子電解質膜2の厚み方向)から見て、長方形であってもよく、菱形であってもよく、円形であってもよい。この切取線50は、一端又は両端が枠体6の内周縁又は外周縁と繋がっていることが望ましい。このような切取線50を利用すれば、例えば、図14に示すように、枠体6の一部(T)を切り取ることができる。但し、必ずしも切取線50の一端又は両端が枠体6の内周縁又は外周縁と繋がっている必要はなく、切取線50を利用して枠体6の一部を裂くことによって、枠体6の一部を破壊することができればよい。つまり、切取線50は枠体6を2つ以上の部分に分割できる線であることが望ましいが、必ずしもその必要はなく、枠体6の一部を破壊できる線であればよい。
切取線50は、MEA部材7の主面側(高分子電解質膜2の厚み方向)から見て、枠体6の、枠体6とMEA5の周縁部とが重なっている部分に設けられている。なお、図10及び図11に示す切取線50は、MEA部材7の主面側から見て、電極用ガスケット73bと重複する位置に設けられている。
そして、図12に示すように、切取線50を形成している複数の切れ目75,75,,,は、枠体6に挟持されているMEA5の周縁部が底に表れる深さを有している。つまり、切れ目75,75,,,は、MEA5の周縁部にまで達している。ここで、MEA5の周縁部に高分子電解質膜2が露出している場合は、切れ目75の底に表れるのは高分子電解質膜2であり、MEA5の周縁部が保護膜71で被覆されている場合は、切れ目75の底に表れるのは保護膜71である。
図12及び図13(a)に示すように、切取線50を形成している複数の切れ目75,75,,,は、枠体6の第一の主面と第二の主面の両方の主面に開口し、MEA5を挟んで対向している。但し、切取線50は、必ずしも枠体6の第一の主面と第二の主面の両方に設ける必要はなく、一方のみであってもよい。例えば、図13(b)に示すように、切取線50を形成している切れ目75が、枠体6の第一の主面側のみ、或いは枠体6の第二の主面側にのみに開口していてもよい。このように枠体6の片面側にのみ切取線50を設けることによれば、枠体6の剛性の低下を抑制しつつ、切取線を設けることができる。また、切取線50を形成している切れ目75は、必ずしもMEA5を介して対向している必要はない。例えば、図13(c)に示すように、枠体6の第一の主面側と、第二の主面側に交互に連続して切れ目75を設けることもできる。
このような切取線50が枠体6に設けられているので、切り取られる側となる枠体6の一部を摘んで引っ張ると、枠体6は切取線50で裂かれるので、枠体6のMEA5の周縁部を挟持している一部を切り取る或いは破壊することができる。枠体6のMEA5の周縁部を挟持している一部が破壊されると、枠体6からMEA5に作用しているMEA5が挟持されている力が一部又は全部開放されるので、MEA5を枠体6から取り出し易い状態となる。よって、特別の工具を使用せずに、MEA5を傷つけることなくMEA5と枠体6とを簡易に分離させることができる。
なお、切取線50は、MEA部材7の主面側から見て、枠体6の電極用ガスケット73bが形成された部分を含めてこれよりも外周側で、且つ、マニホールド孔用ガスケット73aが形成された部分を含めてこれよりも内周側に、設けることが望ましい。このような位置に切取線50を設けることによれば、切取線50で枠体6を裂くことによって、枠体6のMEA5を挟持している部分が破壊されて、MEA5を把持している力が直接的に弱まる。よって、MEA5を枠体6からよりスムースに取り出すことができる。
図15は枠体に設けた切取線の変形例1を説明するMEA部材の部分図、図16は図15におけるXVI−XVI矢視端面断面図、図17は枠体に設けた切取線の変形例2を説明するMEA部材の部分図、図18は図17におけるXVIII−XVIII矢視端面断面図である。例えば、図15及び図16に示す切取線50は、MEA部材7の主面側から見て、枠体6のマニホールド孔用ガスケット73aと電極用ガスケット73bとで挟まれた部分に、設けられている。また、例えば、図17及び図18に示す切取線50は、MEA部材7の主面側から見て、枠体6のマニホールド孔用ガスケット73aと重なる部分に、切取線50が設けられている。
そして、図12及び図18に示すように、MEA部材7の主面側から見て、切取線50がガスケット73と重なっている場合には、この切れ目をガスケット材料により埋めることができる。これにより、切れ目に流れ込んだガスケット73の一部分により枠体6とガスケット73との接合性の向上が期待できる。さらに、枠体6にガスケット73を設ける際に、枠体6にガスケット73を保持するための溝を形成することがあるが、切取線50をこの溝として利用することができる。
なお、上述の切取線50は、何れもMEA5の電極3,4を囲むように環状に枠体6に設けられているが、必ずしも環状に設ける必要はない。図19は枠体に設けた切取線の変形例3を説明するMEA部材をカソード側の主面から見た図である。例えば、図19に示すように、切取線50は、枠体6の内周縁と外周縁とを繋ぐ線であってもよい。
〔枠体の成形方法〕
次に、MEA5に切取線50を有する枠体6を射出成形により成形する方法について、説明する。図20は枠体の成形工程を説明する図である。
図20(a)に示すように、枠体6を成形する金型58は、固定型62と、図示せぬ成形機に取り付けられて固定型62に対して進退移動可能な可動型61とを備えている。可動型61にはガイドピン63が設けられ、固定型62にはガイドピンブッシュ64が設けられて、ガイドピンブッシュ64にガイドピン63が挿入されてガイドされることにより、可動型61が固定型62に対して所定方向に進退移動することができる。固定型62には成形品の造形面66aを有する第一成形型(図示略)が固定されたキャビティプレート66が取り付けられ、可動型61には成形品の造形面65aを有する第二成形型(図示略)が固定されたコアプレート65が取り付けられている。そして、キャビティプレート66とコアプレート65とが合わさることによってこれらの間に造形面66a,65aで囲まれたキャビティが形成される。また、コアプレート65には、材料樹脂が流れる流路であるランナー67とゲート68が設けられている。また、固定型62には、キャビティプレート66の造形面にある成形品を取り出すためのエジェクタピン59が設けられている。
上記構成の金型58を用いた枠体6の成形方法を説明するに当たって、枠体6の第一面材6aは予め成形されているものとする。第一面材6aは、射出成形に限定されず、他の成形手法によって成形することもできる。
先ず、図20(b)に示すように、第一面材6aがキャビティプレート66の造形面66aの所定位置に載置される。次に、図20(c)に示すように、キャビティプレート66の造形面66aに載置された第一面材6aにMEA5の周縁部が接触するように、第一面材6a上にMEA5が載置される。続いて、図20(d)に示すように、固定型62に対して可動型61が近づく方向に移動して、型締めが行われる。ここで、キャビティプレート66に対してコアプレート65が圧接されて、キャビティプレート66とコアプレート65との間にキャビティが形成される。
上述のように型締めされた状態で、キャビティに保持されているMEA5の周縁部は、コアプレート65の造形面65aに形成された押圧部69と、キャビティプレート66の造形面66aにより挟まれて、固定されている。この押圧部69は、切取線50を描く複数の切れ目75,75,,,を形成するように設けられた凸部である。この状態で、高温高圧の材料樹脂がキャビティ内に注入されることとなるが、キャビティにおいてMEA5の周縁部の一部は、押圧部69により押圧されて固定された状態となっているため、浮き上がりや捲れ上がりが抑制される。
そして、図20(e)に示すように、型締めされた金型58において、ランナー67に材料樹脂が射出される。材料樹脂はランナー67を通ってゲート68を通過し、キャビティに流れ込んで、キャビティに材料樹脂が充填される。ダイタイムが経過したのち、図20(f)に示すように、固定型62に対して可動型61が離れる方向に移動して型開きされ、さらに、エジェクタピン59により型から成形品が離型されて、金型58から取り出される。
上記の射出成形工程により、枠体6の第一面材6aと第二面材6bとの間に、MEA5の周縁部が挟持された状態の、MEA部材7が成形される。ここで、第二面材6bには、MEA5の表面まで貫通する穴が、造形面65aの押圧部69の跡として形成される。この穴は、切取線50を形成する切れ目75となる。
(参考の形態)
次に、図21〜24を参照しながら、本発明の参考の形態に係るMEA部材(枠付き膜−電極接合体)について説明する。なお、参考の形態に係るPEFC(固体高分子形燃料電池)については、MEA部材以外は実施の形態1に係るPEFCと同じ構成であるため、参考の形態に係るPEFCについての説明は省略する。図21は参考の形態に係るMEA部材をカソード側の主面から見た図、図22は参考の形態に係るMEA部材をアノード側の主面から見た図、図23は図21におけるXXIII−XXIII矢視端面断面図、図24は図21におけるXXIV−XXIV矢視端面断面図である。なお、これらの図では、図10等で図示していたガスケット73は省略されている。
図21に示すように、参考の形態に係るMEA部材7は、MEA5と、枠体6と、分離部とを有しており、この点で、実施の形態1に係るMEA部材と共通する。ただし、実施の形態1に係るMEA部材7は分離部が切取線50であったのに対し、参考の形態に係るMEA部材7は分離部が部分狭持部55である点で、両者は構成が異なる。以下、参考の形態に係るMEA部材7の構成のうち、実施の形態1との相違点である分離部(部分狭持部55)の構成について説明する。
上述のように、参考の形態では、分離部は部分狭持部55である。図21及び22に示すように、部分狭持部55は、枠体6の内周部分に形成されており、MEA5の周縁部を部分的に狭持するよう構成されている。ここでいう「部分的に狭持する」とは、当該箇所の全面を狭持するような場合を除く趣旨であって、部分的に見た場合に狭持されている部分と狭持されていない部分とが混在する場合は、この「部分的に狭持する」に該当する。
また、部分狭持部55は、図21に示す第1突出片56と、図22に示す第2突出片57とから主に構成されている。
第1突出片56は、図21に示すように、枠体6の内周部分の全周に渡って複数形成されている。各第1突出片56は枠体6の内周部分から内方へ突出しており、また、所定の間隔をおいて連続的に形成されている。第1突出片56は、先端部分の幅が基端部分の幅よりも大きいT字状の形状を有しており、また、基端がMEA5の外縁に一致するように構成されている(図23参照)。そして、図24に示すように、第1突出片56は枠体のMEAのカソード側(図24の紙面上側)に位置している。なお、酸化剤ガス供給マニホールド孔13及び酸化剤ガス排出マニホールド孔14の付近には幅広の長方形状の第1突出片56が形成されているが、これは酸化剤ガス供給マニホールド孔13から酸化剤ガス排出マニホールド孔14への酸化剤ガスの流れの障害になるのを防ぐためである。
一方、第2突出片57もまた、図22に示すように、枠体6の内周部分の全周に渡って複数形成されている。各第2突出片57は枠体6の内周部分から内方へ突出しており、また、所定の間隔をおいて連続的に形成されている。第2突出片57は、先端部分の幅が基端部分の幅よりも大きいT字状の形状を有しており、また、基端がMEA5の外縁に一致するように構成されている。そして、図24に示すように、第2突出片57は枠体6のMEA5のアノード側(図24の紙面下側)に位置している。なお、燃料ガス供給マニホールド孔11及び燃料ガス排出マニホールド孔12の付近には幅広の長方形状の第2突出片57が形成されているが、これは燃料ガス供給マニホールド孔11から燃料ガス排出マニホールド孔12への燃料ガスの流れの障害になるのを防ぐためである。
そして、図24に示すように、第1突出片56と第2突出片57とはMEA5(高分子電解質膜2)の周縁部に沿って(枠体6の周方向において)交互に配設されている。厳密に言えば、MEA部材7の主面側から見たとき、第1突出片56と第2突出片57とは交互に配設されており、第1突出片56の側縁部分と第2突出片57の側縁部分とが重なるように形成されている。このように、MEA5は第1突出片56と第2突出片57とによって狭持されているが、MEA5は周縁部の「全面」において第1突出片56又は第2突出片57に接しているわけではない。つまり、MEA5の周縁部は、第1突出片56及び第2突出片57によって「部分的」に狭持されているのである。なお、図24では、第1突出片56と第2突出片57によってMEA5の高分子電解質膜2を直接狭持するように図示されているが、図7〜9に示すようにMEA5の周縁部が保護膜71によって覆われている場合には、第1突出片56及び第2突出片57は保護膜71を介してMEA5を狭持することになる。
以上のように、参考の形態においては、第1突出片56と第2突出片57とによるMEA5の狭持は部分的なものとなるが、全体的に見ればMEA5は周縁部の全周に渡って狭持されていることから、MEA5の厚み方向における移動は確実に制限される。一方、MEA5は部分的に狭持されていることから、MEA5の周縁部全体が狭持されている場合に比べ、MAE5が狭持される部分の面積が小さくなり、厚み方向に対して垂直な方向へはMEA5を容易に引き抜くことができる。特に、第1突出片56と第2突出片57とが交互に配設されている場合には、その効果は顕著である。そのため、例えば、MEA部材7全体を撓ませながらMEA5を枠体6(部分狭持部55)から引き抜こうとする場合、MEA5を枠体6から容易に取り除くことができる。
以上が、参考の形態に係るMEA部材7、特に分離部(部分狭持部55)の構成である。なお、参考の形態に係るMEA部材7は、実施の形態1に係るMEA部材7と同様に二分割構造を採用することで、図20で示す射出成形工程により製造することが可能である。つまり、枠体6のアノード側の部分(第2突出片57も含む)に相当する第一面材6aを予め製造しておき(図20(b)参照)、その上にMEA5を載置し(図20(c)参照)、さらにその上に枠体6のカソード側の部分(第1突出片56も含む)に相当する第二面材6bを射出成形により成形する(図20(d)及び(e)参照)。これにより、枠体6の第一面材6aと第二面材6bとの間に(第1突出片56と第2突出片57との間に)MEA5の周縁部が狭持された状態のMEA部材7が形成される。
なお、図25に示すように、枠体6の内周部分の全体を樹脂又はエストラマーから成る薄膜72で覆うのが望ましい。ここで「内周部分の全体」とは、第1突出片56、MEA5の周縁部の第1突出片56と第1突出片56との間から見える部分、第2突出片57、及びMEA5の周縁部の第2突出片57と第2突出片57との間から見える部分を含む領域である。薄膜72は、MEA5と枠体6の間に生じる隙間をふさぐことができるとともに、第1突出片56や第2突出片57が使用中に折れたり、MEA5が枠体6内でぐらついたりするのを防ぐことができる。なお、枠体6からMEA5を取り外す際には、はじめに薄膜72を除去する必要があるが、上記の薄膜72は容易に剥し取ることができるため、作業上大きな負担にはならない。
また、以上では、第1突出片56や第2突出片57がT字状である場合について説明したが、第1突出片56や第2突出片57の形状はこれに限られるものではなく、例えば、各々が基端から先端まで幅が同じである長方形状に形成されていてもよい。ただし、第1突出片56や第2突出片57がT字状であれば、長方形である場合に比べ材料を削減することができる。
また、以上では、第1突出片56と第2突出片57が枠体6の周方向において交互に配設されている場合について説明したが、必ずしも交互に配設する必要はなく、MEA部材7の主面側から見たとき、第1突出部56と第2突出部57とが全部又は一部が重なるように構成されていてもよい。
また、以上では、第1突出片56及び第2突出片57の基端がMEA5の外縁に一致する場合について説明したが、第1突出片56及び第2突出片57の基端がMEA5の外縁よりも内側に位置するように構成してもよい。つまり、MEA5の周縁部が図23に示す場合よりも枠体6の内部に食い込むように構成してもよい。かかる構成によれば、MEA5と枠体6との間に隙間が生じるのを防ぐことができる。
以上、本発明に係る実施の形態1及び参考の形態について図を参照して説明したが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、高分子電解質膜−電極接合体(MEA)と枠体から成るMEA部材、及びこのMEA部材を備えている固体高分子形燃料電池において、枠体からMEAを分離回収可能な構造を有するMEA部材として、広く応用することができる。
2 高分子電解質膜
3 アノード
4 カソード
5 MEA(膜−電極接合体)
6 枠体
7 MEA部材
8 カソード側セパレータ
9 アノード側セパレータ
10 単セル
11 燃料ガス供給マニホールド孔
12 燃料ガス排出マニホールド孔
13 酸化剤ガス供給マニホールド孔
14 酸化剤ガス排出マニホールド孔
15 冷却水供給マニホールド孔
16 冷却水排出マニホールド孔
17 ボルト孔
50 切取線
55 部分狭持部
56 第1突出片
57 第2突出片
72 薄膜
73 ガスケット
73a マニホールド孔用ガスケット
73b 電極用ガスケット
75 切れ目

Claims (11)

  1. 高分子電解質膜及び該高分子電解質膜の主面の両側に配置された一対の電極を有するMEAと、
    前記MEAの主面の周縁部を両側から挟み込んで保持することによって枠内に前記MEAが配設された樹脂製の板状の枠体と、
    前記枠体から前記MEAを分離するための分離部とを、有し、
    前記分離部は、前記枠体に設けられた、前記枠体を2つ以上の部分に分割するための破線状の切取線であり、
    前記切取線は、線を描くように所定間隔をおいて設けられた複数の枠体の表面に設けられた穴からなる、
    MEA部材。
  2. 前記枠体は、前記高分子電解質膜の厚み方向に貫通するマニホールド孔と、前記マニホールド孔を囲むように前記枠体上に配置されたマニホールド孔用ガスケットと、前記電極を囲むように前記枠体上に配置された電極用ガスケットとを、有し、
    前記切取線は、前記MEAの周縁部に沿うようにして設けられているとともに、前記高分子電解質膜の厚み方向から見て、前記枠体の前記電極用ガスケットが形成された部分を含めてこれよりも外周側で、且つ、前記マニホールド孔用ガスケットが形成された部分を含めてこれよりも内周側に、設けられている、
    請求項1に記載のMEA部材。
  3. 前記切取線は、前記高分子電解質膜の厚み方向から見て、前記枠体の前記枠体と前記MEAの周縁部とが重なっている部分に設けられ、前記MEAの周縁部にまで達する複数の切れ目で形成されている、
    請求項2に記載のMEA部材。
  4. 前記複数の切れ目の少なくとも一部は、前記電極用ガスケット又は前記マニホールド孔用ガスケットにより埋められている、
    請求項3に記載のMEA部材。
  5. 前記複数の切れ目は、前記枠体の第一の主面と第二の主面とに交互に連続して設けられている、
    請求項3又は請求項4に記載のMEA部材。
  6. 前記複数の切れ目は、前記枠体の第一の主面及び第二の主面のうちいずれか一方に設けられている、
    請求項3又は請求項4に記載のMEA部材。
  7. 前記複数の切れ目は、前記枠体の第一の主面及び第二の主面の両側に、前記MEAの周縁部を間に挟んで対向して設けられている、
    請求項3又は請求項4に記載のMEA部材。
  8. 前記MEAの周縁部に前記高分子電解質膜が露出しており、
    前記MEAの周縁部において、前記枠体と前記高分子電解質膜とが接触している、
    請求項1に記載のMEA部材。
  9. 前記高分子電解質膜の周縁部に膜補強部材が設けられており、
    前記MEAの周縁部において、前記枠体と前記膜補強部材とが接触している、
    請求項1に記載のMEA部材。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のMEA部材と、
    前記MEA部材を挟み込むように該MEA部材の両面に積層され、前記電極と当接する領域に反応ガス流路が設けられた一対のセパレータとを、
    備えた、固体高分子形燃料電池。
  11. 前記切取線は、前記高分子電解質膜の厚み方向から見て、前記枠体の前記枠体と前記MEAの周縁部とが重なっている部分に沿って設けられ、前記MEAの周縁部にまで達する複数の切れ目で形成されている、
    請求項1に記載のMEA部材。
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