JP2007115445A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール性及び生産性を向上することが可能な燃料電池を提供する。
【解決手段】電極15の両側にメタルセパレータ16,16を配設してなる燃料電池11であって、電極15の外周部をラミネート構造樹脂21で構成し、両側のメタルセパレータ16,16の外周部をラミネート構造樹脂35,35で構成する。電極15の外周部を構成するラミネート構造樹脂21に両側のメタルセパレータ16,16の外周部を構成する各ラミネート構造樹脂35,35を重ね合わせることで、例えば溶着でこれらラミネート構造樹脂35,21,35同士を接合することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極の両側にセパレータを配設して構成される燃料電池に関する。
近年、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池をエネルギ源とした燃料電池自動車等が注目されている。
このような燃料電池では、通常、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電するセルを所要数積層した燃料電池スタックが用いられることになるが、セルの構造は、電解質膜及びその両側に配置された一対の電極とを有するMEA(Membrane Electrode Assembly)と、このMEAを挟持する一対のセパレータとで構成される。そして、セルは、各セパレータに形成されたガス流路を介して酸化ガス又は燃料ガスが各電極に供給されることで発電するようになっている。
上記したセパレータとして金属製のメタルセパレータを用いることが行われており、このようなメタルセパレータの外周部を樹脂にて覆い、シール性を付与するために、樹脂同士を接着剤で接着したり、ガスケットを用いたりする技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−158441号公報
ところで、上記のように、シール性を付与するために接着剤を用いたり、ガスケットを用いたりするのでは、十分なシール性を得られない可能性があり、又、生産性も悪いという問題があった。
そこで、本発明は、シール性及び生産性を向上可能な燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の燃料電池は、電極の両側にセパレータが配設されてなる燃料電池であって、前記電極の外周部と両側の前記セパレータの外周部とがそれぞれラミネート構造樹脂で構成されてなることを特徴とする。
かかる構成とすることによって、電極の外周部を構成するラミネート構造樹脂に両側のセパレータの外周部を構成する各ラミネート構造樹脂を重ね合わせることで、例えば溶着でこれらラミネート構造樹脂同士を接合することが可能になる。したがって、接着剤やガスケットが不要になるため、シール性及び生産性を向上可能となる。ラミネート構造とは、例えば、性能の異なった薄い材料を層状に貼り合わせる等して一体化した構造のことである。
この場合、前記ラミネート構造樹脂内に、金属薄板(補強部材)が設けられているのが好ましい。
かかる構成とすることによって、ラミネート構造樹脂の強度を向上させることができ、例えば溶着時や燃料電池運転中の変形を抑えることができる。したがって、シール性及び生産性をさらに向上可能となる。
また、この場合、前記電極のラミネート構造樹脂と、両側の前記セパレータのラミネート構造樹脂とが加熱溶着されているのが好ましい。
かかる構成とすることによって、電極の外周部を構成するラミネート構造樹脂に両側のセパレータの外周部を構成する各ラミネート構造樹脂を重ね合わせて、加熱溶着でこれらラミネート構造樹脂同士を接合することができる。したがって、接着剤やガスケットが不要になるため、シール性及び生産性を向上することができる。
さらに、この場合、前記電極のラミネート構造樹脂と前記セパレータのラミネート構造樹脂とに、互いに嵌合する位置決め用の凹凸が形成されているのが好ましい。
かかる構成とすることによって、電極の外周部を構成するラミネート構造樹脂に両側のセパレータの外周部を構成する各ラミネート構造樹脂を重ね合わせて、加熱溶着する際に、これらラミネート構造樹脂同士の位置決めを容易に行うことができる。したがって、さらに、生産性を向上することができる。
加えて、この場合に、前記電極のラミネート構造樹脂と、両側の前記セパレータのラミネート構造樹脂とが部分的に加熱溶着されているのが好ましい。
かかる構成とすることによって、リサイクルの際にこの部分的に加熱溶着された部分を除去すれば分解可能となり、リサイクル性が向上する。
さらに、この場合に、前記電極のラミネート構造樹脂の両側に設けられた低温溶着層と、両側の前記セパレータのラミネート構造樹脂の前記電極側にそれぞれ設けられた低温溶着層とが加熱溶着されているのが好ましい。
かかる構成とすることによって、電極のラミネート構造樹脂の両側に設けられた低温溶着層と、両側のセパレータのラミネート構造樹脂の電極側にそれぞれ設けられた低温溶着層とを加熱溶着するため、シール性及び生産性をさらに向上することができる。
本発明によれば、シール性及び生産性を向上させることが可能となる。
次に、本発明に係る燃料電池の第1実施形態を図1を参照しつつ説明する。
図1は、燃料ガス及び酸化ガスの供給を受けて発電する単一のセル(燃料電池)11を示すものであり、第1実施形態のセル11は、図示は略すが、厚さ方向に所要数積層され燃料電池スタックとされて使用されるものである。なお、この燃料電池スタックは、燃料電池自動車の車載発電システムや船舶、航空機、電車あるいは歩行ロボット等のあらゆる移動体用の発電システム、さらには、建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システム等に適用可能である。
セル11は、電解質膜12と、その両側に形成された一対の電極触媒層13,13と、これら電極触媒層13,13のそれぞれの電解質膜12とは反対側に形成された一対の拡散層14,14とを有する薄板形状のMEA(電極)15と、このMEA15の厚さ方向の両側に配設された薄板形状の一対のメタルセパレータ16,16とで構成される。なお、セパレータは、メタルセパレータに限らず、カーボンセパレータでもよい。
MEA15は、上記した電解質膜12と一対の電極触媒層13,13と一対の拡散層14,14とで構成されるMEA本体20を有しており、このMEA本体20は、中央の電解質膜12が、一対の電極触媒層13,13及び一対の拡散層14,14の外周部よりも外側に全周にわたって突出しており、このMEA本体20の外周部には、ラミネート構造樹脂21が全周にわたって設けられている。
つまり、MEA15の外周部はラミネート構造樹脂21で構成されている。ここで、ラミネート構造とは、性能の異なった薄い材料を層状に貼り合わせる等して一体化した構造のことである。
ラミネート構造樹脂21は、電解質膜12の突出する部分の外周面および厚さ方向の両面と、一対の電極触媒層13,13の外周面と、一対の拡散層14,14の外周面及び両面の外周側の一部とに一体化されるように、MEA本体20の全周にわたって形成された基材樹脂層23と、MEA本体20の全周を囲むように基材樹脂層23の中間部に内装された金属薄板24と、基材樹脂層23の厚さ方向の両面の外周部側にMEA本体20の全周を囲むように設けられた低温溶着層25,25とを有している。
つまり、それぞれが薄い材料である基材樹脂層23、金属薄板24及び低温溶着層25,25の複数を積層状態とすることでラミネート構造樹脂21が形成されている。
なお、基材樹脂層23は、MEA本体20及び金属薄板24がセットされた金型へ樹脂を射出するインサート成形によって形成されることで、MEA本体29及び金属薄板24と接合され一体化されている。
ここで、基材樹脂層23はシリコン樹脂等のインサート成形に適した樹脂材料(母材)からなり、金属薄板24は、アルミニウム、チタン、ステンレス等、基材樹脂層23の母材よりも高強度で該基材樹脂層23を補強し得る金属材料からなり、両側の低温溶着層25,25は、基材樹脂層23よりも低温で溶着可能な例えばポリプロピレン等の樹脂材料からなっている。基材樹脂層23の厚さ方向の両面および外周面は、それぞれ設けられた低温溶着層25,25の各面と面一となっている。
一対のメタルセパレータ16,16は、それぞれ、その主要部分を構成する金属製のセパレータ本体30を有している。このセパレータ本体30には、そのMEA15と対向する対向面に、燃料ガス及び酸化ガスのいずれか対応する一方を流すための凹形状のガス流路溝31が形成されており、逆側の面に、冷却液を流すための凹形状の冷却液流路溝32が形成されている。
また、セパレータ本体30の外周部には、全周にわたって板状に突出するフランジ部33が厚さ方向においてガス流路溝31の形成面側に偏って形成されている。
そして、セパレータ本体30のフランジ部33を含むように、セパレータ本体30の外周部には、ラミネート構造樹脂35が全周にわたって設けられている。つまり、メタルセパレータ16の外周部はラミネート構造樹脂35で構成されている。
ここで、メタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35は、フランジ部33の外周面および厚さ方向の両面に一体化されるように、セパレータ本体30の全周にわたって形成された基材樹脂層37と、セパレータ本体30の全周を囲むように、厚さ方向において基材樹脂層37のフランジ部33よりも冷却液流路溝32の形成面側に偏って内装された金属薄板38と、基材樹脂層37の厚さ方向のガス流路溝31の形成面側且つ外周部側にセパレータ本体30の全周を囲むように設けられた低温溶着層39とを有している。
つまり、それぞれが薄い材料である基材樹脂層37、金属薄板38及び低温溶着層39の複数を積層状態とすることでラミネート構造樹脂35が形成されている。
なお、基材樹脂層37はセパレータ本体30及び金属薄板38がセットされた金型へ樹脂を射出するインサート成形で形成されることで、セパレータ本体30及び金属薄板38と一体化されている。
ここで、基材樹脂層37はシリコン樹脂等のインサート成形に適した樹脂材料からなり、金属薄板38は、アルミニウム、チタン、ステンレス等、基材樹脂層23の母材よりも高強度で該基材樹脂層23を補強し得る金属材料からなり、低温溶着層39は、基材樹脂層37よりも低温で溶着可能な例えばポリプロピレン等の樹脂材料からなっている。
しかも、基材樹脂層37は基材樹脂層23と同一材料からなり、金属薄板38は金属薄板24と同一材料からなり、低温溶着層39は低温溶着層25と同一材料からなっている。また、基材樹脂層37の厚さ方向の一方の面および外周面は、低温溶着層39の各面と面一となっている。
そして、上記のように形成されたMEA15の両側に、MEA15側にそれぞれのガス流路溝31を対向させるように一対のメタルセパレータ16,16を配置する。すると、MEA15のラミネート構造樹脂21の厚さ方向の一側に、一方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35が全周にわたって重なり合うとともに、MEA15のラミネート構造樹脂21の厚さ方向の他側に、他方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35が全周にわたって重なり合うことになる。
その結果、MEA15のラミネート構造樹脂21の厚さ方向一側の低温溶着層25に、一方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35の低温溶着層39が全周にわたって重なり合うとともに、MEA15のラミネート構造樹脂21の厚さ方向他側の低温溶着層25に、他方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35の低温溶着層39が全周にわたって重なり合うことになる。
このようにして重ね合わせられたMEA15のラミネート構造樹脂21および両側のメタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35の全周を、図1に矢印で示すように両側のラミネート構造樹脂35,35の外側から加熱しつつ押圧することで、MEA15のラミネート構造樹脂21の一方の低温溶着層25に、一方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35の低温溶着層39が全周にわたって溶着することになり、MEA15のラミネート構造樹脂21の他方の低温溶着層25に、他方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35の低温溶着層39が全周にわたって溶着することになる。
これによって、MEA15を一対のメタルセパレータ16,16で挟持して構成されるセル11が形成される。そして、図示は略すが、このようなセル11が、厚さ方向に複数(数10〜数100枚)積層され、積層方向の両側から別途挟持されて燃料電池スタックを構成する。
このような第1実施形態によれば、MEA15の外周部を構成するラミネート構造樹脂21に両側のメタルセパレータ16,16の外周部を構成する各ラミネート構造樹脂35,35を重ね合わせ、加熱溶着すると、MEA15のラミネート構造樹脂21の両側に設けられた低温溶着層25,25と、両側のメタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35のMEA15側にそれぞれ設けられた低温溶着層39とを加熱溶着することになって、これらラミネート構造樹脂35,21,35を接合し一体化することができる。したがって、接着剤やガスケットが不要になるため、シール性を十分に確保することができ、生産性を向上することができる。
また、ラミネート構造樹脂21に金属薄板24が、ラミネート構造樹脂35に金属薄板38がそれぞれ設けられているため、ラミネート構造樹脂21,35の強度を向上させることができ、溶着時の変形を抑えることができる。したがって、シール性及び生産性のさらなる向上が可能となる。
次に、本発明に係る燃料電池の第2実施形態を図2を参照しつつ第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分は同一の符号を付し、その説明は略す。
第2実施形態では、MEA15の外周部を構成するラミネート構造樹脂21に、厚さ方向の両面それぞれからMEA本体20の全周を囲むように枠状に凹む一対の凹部41,41が基材樹脂層23に形成されており、これら凹部41,41は金属薄板24の手前まで凹んでいる。なお、各凹部41,41のそれぞれの底面に低温溶着層25が形成されている。
また、メタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35には、それぞれ、厚さ方向においてガス流路溝31の形成面側に偏って基材樹脂層37が薄く形成されるように、冷却液流路溝32の形成面側に段部43が形成されている。加えて、メタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35には、それぞれ、厚さ方向のガス流路溝31の形成面側からセパレータ本体30の全周を囲むように枠状に突出する凸部44が形成されていて、凸部44の裏側には凸部44の内側範囲で凹む裏側凹部45が形成されている。
ここで、凸部44の形状に合わせて金属薄板38は、ハット型断面をなすように屈曲する形状をなしており、また、凸部44の先端面に低温溶着層39が形成されている。なお、メタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35のそれぞれの凸部44及び裏側凹部45は、射出成形と同時に形成してもよいし、射出成形後にプレスすることで形成してもよい。後者の場合は、金属薄板38もこのプレス成形時に屈曲させられる。
そして、上記のように形成されたMEA15の両側に、MEA15側にそれぞれのガス流路溝31を対向させるようにして一対のメタルセパレータ16,16を配置する際に、MEA15の一側の凹部41に一方のメタルセパレータ16の凸部44を嵌合させるとともに、MEA15の他側の凹部41に他方のメタルセパレータ16の凸部44を嵌合させる。
すると、MEA15のラミネート構造樹脂21の一側に、一方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35が全周にわたって位置を合わせて重なり合うとともに、MEA15のラミネート構造樹脂21の他側に、他方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35が全周にわたって位置を合わせて重なり合うことになる。
その結果、MEA15の一方の凹部41の低温溶着層25に、一方のメタルセパレータ16の凸部44の低温溶着層39が全周にわたって位置を合わせて重なり合うとともに、MEA15の他方の凹部41の低温溶着層25に、他方のメタルセパレータ16の凸部44の低温溶着層39が全周にわたって位置を合わせて重なり合うことになる。
このようにして重ね合わせられたMEA15のラミネート構造樹脂21および両側のメタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35の全周を、図2に矢印で示すように両側のラミネート構造樹脂35,35の裏側凹部45,45の外側から加熱しつつ押圧することで、MEA15の一方の凹部41の低温溶着層25に、一方のメタルセパレータ16の凸部44の低温溶着層39が全周にわたって溶着することになり、MEA15の他方の凹部41の低温溶着層25に、他方のメタルセパレータ16の凸部44の低温溶着層39が全周にわたって溶着することになる。
これによって、MEA15を一対のメタルセパレータ16,16で挟持して構成されるセル11が形成される。そして、このようなセル11が、第1実施形態と同様に、厚さ方向に複数積層され、積層方向の両側から別途挟持されて燃料電池スタックを構成する。
なお、このようなセル11の積層時に、隣り合うセル11,11同士の段部43による隙間を埋めるように別途のスペーサ47が介装されて位置決め精度が高められる。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、MEA15の外周部を構成するラミネート構造樹脂21に両側のメタルセパレータ16,16の外周部を構成する各ラミネート構造樹脂35,35を重ね合わせて加熱溶着する際に、両側のメタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35の凸部44,44を、MEA15のラミネート構造樹脂21の凹部41,41に嵌合させることで、これらラミネート構造樹脂35,21,35同士の位置決めを容易に行うことができ、また曲がりを防止することができる。したがって、さらに、生産性を向上することができる。
なお、上記とは逆に、メタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35に凹部を形成し、MEA15のラミネート構造樹脂21に、凹部に嵌合する凸部を形成しても良い。
つまり、MEA15のラミネート構造樹脂21と、メタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35とに、互いに嵌合する位置決め用の凹凸が形成されていれば良い。また、凹凸は、枠状でなくても良く、例えば円筒形状の凹凸を複数所定の間隔で形成しても良い。
次に、本発明に係る燃料電池の第3実施形態を図3及び図4を参照しつつ第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分は同一の符号を付し、その説明は略す。
第3実施形態において、両側のメタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35のそれぞれの外周部には、基材樹脂層37が厚さ方向においてガス流路溝31の形成面側つまりMEA15の接合側に偏って薄く形成されるように、冷却液流路溝32の形成面側に段部50が全周にわたって枠状に形成されている。
そして、MEA15のラミネート構造樹脂21と、両側のメタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35とを加熱溶着してセル11を形成する際に、セル11の全周にわたって溶着する第1実施形態とは相違して、両側に段部50が形成されることで薄肉となった部分に部分的にスポット溶着を行い、所定の間隔で複数箇所を溶着させる。
つまり、MEA15の両側に、MEA15側にそれぞれのガス流路溝31を対向させるように一対のメタルセパレータ16,16を配置すると、第1実施形態と同様に、MEA15のラミネート構造樹脂21の厚さ方向一側の低温溶着層25に、一方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35の低温溶着層39が全周にわたって重なり合うとともに、MEA15のラミネート構造樹脂21の厚さ方向他側の低温溶着層25に、他方のメタルセパレータ16のラミネート構造樹脂35の低温溶着層39が全周にわたって重なり合うことになる。
そして、このようにして重ね合わせられたMEA15のラミネート構造樹脂21および両側のメタルセパレータ16,16のラミネート構造樹脂35,35を、図3に矢印で示すようにラミネート構造樹脂35,35の段部50の位置において両側からスポット的に加熱しつつ押圧することで、MEA15の一方の低温溶着層25に、一方のメタルセパレータ16の低温溶着層39がスポット的に溶着することになり、MEA15の他方の低温溶着層25に、他方のメタルセパレータ16の低温溶着層39がスポット的に溶着することになる。
このようにして形成されるスポット溶着部51を全周にわたって所定の間隔で形成することで、MEA15を一対のメタルセパレータ16,16で挟持して構成されるセル11が形成される。そして、このようなセル11が、第1実施形態と同様に、厚さ方向に複数積層され、積層方向の両側から別途挟持されて燃料電池スタックを構成する。
このような第3実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、セル11の白金やメタルセパレータ16のリサイクルの際に、上記のように部分的に加熱溶着されたスポット溶着部51を除去すれば分解可能となり、リサイクル性が向上する。しかも、スポット溶着部51は、両側の段部50により薄肉とされた部分に形成されるため、例えば図4に示す切断線Cに沿った切断による除去が容易となって、リサイクル性がさらに向上する。
本発明に係る燃料電池の第1実施形態を示す正断面図である。 本発明に係る燃料電池の第2実施形態を示す正断面図である。 本発明に係る燃料電池の第3実施形態を示す正断面図である。 同第3実施形態を示す部分平面図である。
符号の説明
11…セル(燃料電池)、15…MEA(電極)、16…メタルセパレータ、21,35…ラミネート構造樹脂、24,38…金属薄板、25,39…低温溶着層、41…凹部、44…凸部。

Claims (6)

  1. 電極の両側にセパレータが配設されてなる燃料電池であって、
    前記電極の外周部と両側の前記セパレータの外周部とがそれぞれラミネート構造樹脂で構成されている燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記ラミネート構造樹脂内に、金属薄板が設けられている燃料電池。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池において、
    前記電極のラミネート構造樹脂と両側の前記セパレータのラミネート構造樹脂とが加熱溶着されてなる燃料電池。
  4. 請求項3に記載の燃料電池において、
    前記電極のラミネート構造樹脂と前記セパレータのラミネート構造樹脂とに、互いに嵌合する位置決め用の凹凸が形成されている燃料電池。
  5. 請求項3又は4に記載の燃料電池において、
    前記電極のラミネート構造樹脂と両側の前記セパレータのラミネート構造樹脂とが部分的に加熱溶着されてなる燃料電池。
  6. 請求項3乃至5のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    前記電極のラミネート構造樹脂の両側に設けられた低温溶着層と、両側の前記セパレータのラミネート構造樹脂の前記電極側にそれぞれ設けられた低温溶着層とが加熱溶着されてなる燃料電池。

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