JP6602244B2 - 燃料電池用樹脂枠付き段差mea及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、固体高分子電解質膜を平面寸法の異なる第1電極及び第2電極で挟んだ段差MEAと、前記段差MEAの外周を周回する樹脂枠部材とを備える燃料電池用樹脂枠付き段差MEA及びその製造方法に関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方の面にアノード電極が、前記固体高分子電解質膜の他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。アノード電極及びカソード電極は、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とを有している。
電解質膜・電極構造体は、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持されることにより、発電セル(単位燃料電池)が構成されている。発電セルは、所定の数だけ積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
電解質膜・電極構造体では、一方のガス拡散層が固体高分子電解質膜よりも小さな平面寸法(小CP)に設定され、他方のガス拡散層が前記一方のガス拡散層よりも大きな平面寸法(大CP)に設定される、所謂、段差MEAを構成する場合がある。その際、比較的高価な固体高分子電解質膜の使用量を削減させるとともに、薄膜状で強度が低い前記固体高分子電解質膜を保護するために、外周に樹脂枠部材を組み込んだ樹脂枠付きMEAが採用されている。
この樹脂枠付きMEAでは、段差MEAの小CP側に露呈する固体高分子電解質膜の外周面と、樹脂枠部材の前記小CP側に膨出する内側膨出部とが、接着剤層により接合されている。その際、接着剤層が厚いと、内側膨出部の内周面と小CPの先端面との隙間から溶融した接着剤が漏れ出したり、不要な領域に流れ出したりするおそれがある。一方、接着剤層が薄いと、所望の接着強度を維持することができないおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体の製造方法が知られている。この製造方法では、樹脂枠部材の内側膨出部に、内側壁部の近傍に位置して第1接着剤が塗布され、前記第1接着剤が半硬化した後、前記内側膨出部に、前記第1接着剤の塗布範囲以外の範囲に第2接着剤が塗布されている。
このため、第1接着剤及び第2接着剤により、固体高分子電解質膜の外周縁部と樹脂枠部材の内側膨出部とが接合される際、前記第1接着剤が前記内側膨出部とガス拡散層の外周部との間に流れ込むことがない。従って、ガス拡散層の内部に第1接着剤が浸み込んで前記ガス拡散層の空孔が閉塞されることを確実に抑制することができる、としている。
特開2013−131417号公報
本発明は、この種の技術に関連してなされたものであり、簡単な構成及び工程で、接着剤の流出を確実に阻止し、最適な接合強度を得ることが可能な燃料電池用樹脂枠付き段差MEA及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEAでは、段差MEAと樹脂枠部材とを備えている。段差MEAでは、固体高分子電解質膜の一方の面には、第1電極触媒層及び第1ガス拡散層を有する第1電極が設けられ、前記固体高分子電解質膜の他方の面には、第2電極触媒層及び第2ガス拡散層を有する第2電極が設けられている。
第1電極の平面寸法は、第2電極の平面寸法よりも大きな寸法に設定され、第2電極触媒層は、第2ガス拡散層の外周端から外方に露出している。樹脂枠部材は、固体高分子電解質膜の外周を周回して設けられるとともに、第2電極側に膨出する内側膨出部を有している。
燃料電池用樹脂枠付き段差MEAでは、第2ガス拡散層の外周端から外方に露出する第2電極触媒層の外周露呈部を覆って、第1接着剤層が固体高分子電解質膜に接合されている。そして、固体高分子電解質膜の外周面と内側膨出部とは、第2接着剤層により接合されている。
また、この製造方法では、第2ガス拡散層の外周端から外方に露出する第2電極触媒層の外周露呈部を覆って、固体高分子電解質膜に第1接着剤層を接合する工程を有している。この製造方法では、固体高分子電解質膜の外周面と内側膨出部とを、第2接着剤層により接合する工程を有している。
また、この製造方法では、第2接着剤層は、第1接着剤層に重なり合って配置され、固体高分子電解質膜の外周面と内側膨出部とを接合することが好ましい。
さらに、この製造方法では、第2接着剤層は、第1接着剤層から離間した位置で、固体高分子電解質膜の外周面と内側膨出部とに直接接触して配置され、前記固体高分子電解質膜の外周面と前記内側膨出部とを接合することが好ましい。
さらにまた、この製造方法では、第2接着剤層に重なり合う第3接着剤層を有し、前記第3接着剤層は、前記第2接着剤層と内側膨出部とを接合することが好ましい。
また、この製造方法では、第1接着剤層及び第2接着剤層は、シート状の接着剤であることが好ましい。
さらに、この製造方法では、第3接着剤層は、シート状の接着剤であることが好ましい。
本発明によれば、第1接着剤層により第2電極触媒層の外周露呈部が保護されるとともに、第2接着剤層により固体高分子電解質膜の外周面と内側膨出部とが接合されている。このため、第2電極触媒層を保護する層部分を薄く形成する一方、固体高分子電解質膜と樹脂枠部材とを接合する層部分(強度を要する部分)を厚く形成することができる。
従って、不要な部位に接着剤が洩れ出すことを阻止するとともに、必要な部位に最適な量の接着剤を配置することが可能になる。これにより、簡単な構成及び工程で、接着剤の不要な流出を確実に阻止し、最適な接合強度を得ることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る樹脂枠付き段差MEAが組み込まれる固体高分子型発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記発電セルの、図1中、II−II線断面説明図である。 前記樹脂枠付き段差MEAを構成する第1接着剤層を配置する際の説明図である。 前記第1接着剤層を介して第2ガス拡散層を接合する際の説明図である。 前記段差MEAと樹脂枠部材とを接合する際の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEAが組み込まれる固体高分子型発電セルの断面説明図である。 前記樹脂枠付き段差MEAを構成する第1接着剤層を配置する際の説明図である。 前記第1接着剤層を加熱及び加圧する際の説明図である。 前記段差MEAと樹脂枠部材とを接合する際の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEAが組み込まれる固体高分子型発電セルの断面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEAが組み込まれる固体高分子型発電セルの断面説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEAが組み込まれる固体高分子型発電セルの断面説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEAが組み込まれる固体高分子型発電セルの断面説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEAが組み込まれる固体高分子型発電セルの断面説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEA(樹脂枠付き電解質膜・電極構造体)10は、横長(又は縦長)の長方形状の固体高分子型発電セル(燃料電池)12に組み込まれる。複数の発電セル12は、例えば、矢印A方向(水平方向)又は矢印C方向(重力方向)に積層されて燃料電池スタックが構成される。燃料電池スタックは、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池電気自動車(図示せず)に搭載される。
発電セル12は、樹脂枠付き段差MEA10を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、横長(又は縦長)の長方形状を有する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板や、カーボン部材等で構成される。
長方形状の樹脂枠付き段差MEA10は、段差MEA10aを備える。図2に示すように、段差MEA10aは、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)18を有する。固体高分子電解質膜18は、アノード電極(第1電極)20及びカソード電極(第2電極)22に挟持される。固体高分子電解質膜18は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質を使用することができる。
カソード電極22は、固体高分子電解質膜18及びアノード電極20よりも小さな平面寸法(外形寸法)を有する。なお、上記の構成に代えて、アノード電極20は、固体高分子電解質膜18及びカソード電極22よりも小さな平面寸法を有するように構成してもよい。その際、アノード電極20は、第2電極となり、カソード電極22は、第1電極となる。
アノード電極20は、固体高分子電解質膜18の一方の面18aに接合される第1電極触媒層20aと、前記第1電極触媒層20aに積層される第1ガス拡散層20bとを設ける。第1電極触媒層20a及び第1ガス拡散層20bは、同一の平面寸法を有するとともに、固体高分子電解質膜18と同一(又は同一未満)の平面寸法に設定される。
カソード電極22は、固体高分子電解質膜18の面18bに接合される第2電極触媒層22aと、前記第2電極触媒層22aに積層される第2ガス拡散層22bとを設ける。第2電極触媒層22aは、第2ガス拡散層22bの外周端22beから外方に突出しており、前記第2ガス拡散層22bよりも大きな平面寸法を有するとともに、固体高分子電解質膜18よりも小さな平面寸法に設定される。第2電極触媒層22aは、第2ガス拡散層22bの外周端22beから外方に露出する外周露呈部22aoを有する。
第1電極触媒層20aは、例えば、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が、イオン導電性高分子バインダとともに第1ガス拡散層20bの表面に一様に塗布して形成される。第2電極触媒層22aは、例えば、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が、イオン導電性高分子バインダとともに第2ガス拡散層22bの表面に一様に塗布して形成される。
第1ガス拡散層20b及び第2ガス拡散層22bは、カーボンペーパ又はカーボンクロス等から形成される。第2ガス拡散層22bの平面寸法は、第1ガス拡散層20bの平面寸法よりも小さく設定される。第1電極触媒層20a及び第2電極触媒層22aは、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18bに形成される。
樹脂枠付き段差MEA10は、固体高分子電解質膜18の外周を周回するとともに、前記固体高分子電解質膜18の外周面18beに接合される樹脂枠部材(厚さが一定の樹脂フィルムも含む)24を備える。
樹脂枠部材24は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、m−PPE(変性ポリフェニレンエーテル樹脂)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)又は変性ポリオレフィン等で構成される。
樹脂枠部材24は、枠形状を有するとともに、外周端から内方に所定の長さに亘って外周縁部24aを設ける。外周縁部24aの内方端部には、第1段差部24s1を介して固体高分子電解質膜18の外周面18beに当接する棚部24bが設けられる。棚部24bの内方端部には、第2段差部24s2を介してカソード電極22側に膨出する薄肉状の内側膨出部24cが設けられる。
内側膨出部24cの内周端24ceと第2ガス拡散層22bの外周端22beとは、距離L1だけ離間して隙間部26aを形成する。第1段差部24s1と段差MEA10aの先端10aeとは、距離L2だけ離間する。
樹脂枠部材24の外周縁部24aには、アノード電極20側の面に厚さ方向に突出する突起部24tを設けてもよい。突起部24tは、溶融されることにより、アノード電極20の第1ガス拡散層20bの外周縁部に樹脂含浸される。
内側膨出部24cと固体高分子電解質膜18の外周面18beとの間には、充填室26bが設けられるとともに、前記充填室26bには、第1接着剤層28と第2接着剤層30とが配置される。第1接着剤層28及び第2接着剤層30は、互いに同一成分の接着剤又は異なる成分の接着剤を用いることができ、好ましくは、同一成分の母材で構成される。
第1接着剤層28及び第2接着剤層30は、例えば、熱可塑性接着剤による枠状のシート状接着剤28s及びシート状接着剤30sで構成される。シート状接着剤28sは、シート状接着剤30sよりも薄肉状(厚さが小さい)に形成される。熱可塑性接着剤には、熱可塑性樹脂、例えば、アクリル系樹脂、エステル系樹脂、スチレン系樹脂等のホットメルト剤が用いられる。
第1接着剤層28の内周端は、第2ガス拡散層22bと第2電極触媒層22aとの間に所定の長さだけ挿入される。第1接着剤層28の外周端は、第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoを覆って、固体高分子電解質膜18の外周面18beに接合される。第1接着剤層28は、第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoを保護する。第2接着剤層30は、第1接着剤層28の外周縁部と樹脂枠部材24の内側膨出部24cとの間に配置され、固体高分子電解質膜18と前記内側膨出部24cとを接合する。
図1に示すように、発電セル12の矢印B方向(水平方向)の一端縁部には、それぞれ積層方向である矢印A方向に個別に連通して、酸化剤ガス入口連通孔34a、冷却媒体入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bが設けられる。酸化剤ガス入口連通孔34aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガス(空気)を供給する一方、冷却媒体入口連通孔36aは、冷却媒体を供給する。燃料ガス出口連通孔38bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガス(水素ガス)を排出する。酸化剤ガス入口連通孔34a、冷却媒体入口連通孔36a及び燃料ガス出口連通孔38bは、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
発電セル12の矢印B方向の他端縁部には、それぞれ矢印A方向に個別に連通して、燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔36b及び酸化剤ガス出口連通孔34bが設けられる。燃料ガス入口連通孔38aは、燃料ガスを供給し、冷却媒体出口連通孔36bは、冷却媒体を排出し、酸化剤ガス出口連通孔34bは、酸化剤ガスを排出する。燃料ガス入口連通孔38a、冷却媒体出口連通孔36b及び酸化剤ガス出口連通孔34bは、矢印C方向に配列して設けられる。
第2セパレータ16の樹脂枠付き段差MEA10に向かう面16aには、酸化剤ガス入口連通孔34aと酸化剤ガス出口連通孔34bとに連通する酸化剤ガス流路40が設けられる。酸化剤ガス流路40は、矢印B方向に延在する複数本の直線状流路溝(又は波状流路溝)を有する。
第1セパレータ14の樹脂枠付き段差MEA10に向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔38aと燃料ガス出口連通孔38bとに連通する燃料ガス流路42が設けられる。燃料ガス流路42は、矢印B方向に延在する複数本の直線状流路溝(又は波状流路溝)を有する。
互いに隣接する第1セパレータ14の面14bと第2セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体入口連通孔36aと冷却媒体出口連通孔36bとに連通する冷却媒体流路44が、矢印B方向に延在して形成される。
図1及び図2に示すように、第1セパレータ14の面14a、14bには、この第1セパレータ14の外周端を周回して、第1シール部材46が一体化される。第2セパレータ16の面16a、16bには、この第2セパレータ16の外周端を周回して、第2シール部材48が一体化される。
図2に示すように、第1シール部材46は、樹脂枠付き段差MEA10を構成する樹脂枠部材24の外周縁部24aに当接する第1凸状シール46aを有する。第1シール部材46は、第2セパレータ16の第2シール部材48に当接する第2凸状シール46bを有する。第2シール部材48は、第2凸状シール46bに当接する面がセパレータ面に沿って均一な厚さを有して延在する平面シール部48fを構成する。なお、第2凸状シール46bに代えて、第2シール部材48に凸状シール(図示せず)を設ける一方、第1シール部材46に平面シール部を構成してもよい。
第1シール部材46及び第2シール部材48には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
次に、第1の実施形態に係る樹脂枠付き段差MEA10の製造方法について、以下に説明する。
まず、樹脂枠部材24は、金型(図示せず)を用いて射出成形される。図3に示すように、固体高分子電解質膜18の面18aには、第1電極触媒層20a及び第1ガス拡散層20bが積層されてアノード電極20が設けられる。固体高分子電解質膜18の面18bには、第2電極触媒層22aのみが設けられて積層体10aaが得られる。積層体10aaは、第1ガス拡散層20bが、基台50上に載置される。
一方、枠形状のシート状接着剤28sを設けたキャリアフィルム52が用意される。キャリアフィルム52は、シート状接着剤28sが第2電極触媒層22aに対向させて配置され、この状態で、前記キャリアフィルム52が熱盤54により加熱及び加圧される。
このため、シート状接着剤28sは、内周端が第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoを覆って、固体高分子電解質膜18の外周面18beに貼り付けられる。その後、キャリアフィルム52が剥離される。
次いで、図4に示すように、第1ガス拡散層20bが熱盤56に配置されるとともに、第2ガス拡散層22bが外周縁部をシート状接着剤28sの内周縁部に重ねて第2電極触媒層22aに積層される。第2ガス拡散層22bには、熱盤58が配置され、前記熱盤58と熱盤56との間で、加熱及び加圧が行われる。従って、シート状接着剤28sは、溶融した後に固化することにより、段差MEA10aが作製される。
さらに、図5に示すように、段差MEA10aが上下反転されるとともに、樹脂枠部材24上に載置される。樹脂枠部材24の内側膨出部24c上には、シート状接着剤28s(第1接着剤層28)に積層方向に重なるように、シート状接着剤30sが配置される。
樹脂枠部材24は、熱盤60上に載置される一方、アノード電極20上に熱盤62が配置される。熱盤60と熱盤62との間で、加熱及び加圧が行われることにより、第1接着剤層28及び第2接着剤層30を介して樹脂枠部材24と段差MEA10aとが一体化され、樹脂枠付き段差MEA10が作製される。
樹脂枠付き段差MEA10は、図2に示すように、第1セパレータ14及び第2セパレータ16により挟持される。第2セパレータ16は、樹脂枠部材24の内側膨出部24cに当接し、第1セパレータ14とともに樹脂枠付き段差MEA10に、積層方向に荷重を付与する。さらに、発電セル12は、所定数だけ積層されて燃料電池スタックが構成されるとともに、図示しないエンドプレート間に締め付け荷重が付与される。
この場合、第1の実施形態では、図2に示すように、第1接着剤層28により第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoが保護されている。さらに、第2接着剤層30により固体高分子電解質膜18の外周面18beと樹脂枠部材24の内側膨出部24cとが接合されている。このため、第2電極触媒層22aを保護する層部分を薄く形成する一方、固体高分子電解質膜18と樹脂枠部材24とを接合する層部分(強度を要する部分)を厚く形成することができる。
従って、不要な部位、例えば、内側膨出部24cの内周端24ceと第2ガス拡散層22bの外周端22beとの隙間部26aや、充填室26bの第1段差部24s1側の端部に、発電セル12の作動温度が上昇した際、接着剤が洩れ出すことを阻止することが可能になる。しかも、必要な部位に最適な量の接着剤を配置することができる。
その上、第1接着剤層28の接合処理(加熱及び加圧)が終了した後、第2接着剤層30が配置されて前記第2接着剤層30の接合処理が行われている。これにより、第2接着剤層30に不要な加熱処理を施すことがなく、所望の接着強度を担保することができる。このため、簡単な構成及び工程で、接着剤の不要な流出を確実に阻止するとともに、最適な接合強度を得ることが可能になるという効果が得られる。
このように構成される発電セル12の動作について、以下に説明する。
まず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔34aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔38aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔36aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔34aから第2セパレータ16の酸化剤ガス流路40に導入され、矢印B方向に移動して段差MEA10aのカソード電極22に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔38aから第1セパレータ14の燃料ガス流路42に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路42に沿って矢印B方向に移動し、段差MEA10aのアノード電極20に供給される。
従って、段差MEA10aでは、カソード電極22に供給される酸化剤ガスと、アノード電極20に供給される燃料ガスとが、第2電極触媒層22a及び第1電極触媒層20a内で電気化学反応により消費されて、発電が行われる。
次いで、カソード電極22に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極20に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔36aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ14と第2セパレータ16との間の冷却媒体流路44に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、段差MEA10aを冷却した後、冷却媒体出口連通孔36bから排出される。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEA70が組み込まれる固体高分子型発電セル72の断面説明図である。
なお、第1の実施形態に係る発電セル12と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3以降の実施形態においても同様に、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
樹脂枠付き段差MEA70は、段差MEA70aと樹脂枠部材24とを備える。段差MEA70aには、第1接着剤層28に代えて第1接着剤層74が設けられる。第1接着剤層74は、例えば、熱可塑性接着剤による枠状のシート状接着剤74sで構成される。
第1接着剤層74の内周端74eは、第2ガス拡散層22bの外周端22beを覆って前記第2ガス拡散層22bの外面(第2電極触媒層22a側の面とは反対の面)に沿って所定の長さだけ延在する。第1接着剤層74の外周端は、第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoを覆って、固体高分子電解質膜18の外周面18beに接合される。
次に、第2の実施形態に係る樹脂枠付き段差MEA70の製造方法について、以下に説明する。
図7に示すように、固体高分子電解質膜18の面18aには、第1電極触媒層20a及び第1ガス拡散層20bが積層されてアノード電極20が設けられる。固体高分子電解質膜18の面18bには、第2電極触媒層22a及び第2ガス拡散層22bが積層されてカソード電極22が設けられる。このため、段差MEA70aが作製される。
そして、第1ガス拡散層20bは、基台76上に載置される一方、シート状接着剤74sを設けたキャリアフィルム78が用意される。キャリアフィルム78は、シート状接着剤74sを第2ガス拡散層22b及び第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoに対向させて配置され、熱盤80により加熱及び加圧される。
従って、シート状接着剤74sは、第2ガス拡散層22bの外面から第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoを覆って、固体高分子電解質膜18の外周面18beに貼り付けられる。その後、キャリアフィルム78が剥離される。
次いで、図8に示すように、第1ガス拡散層20bが基台76上に配置された状態で、シート状接着剤74sが熱盤82により加熱及び加圧される。これにより、シート状接着剤74sは、第2ガス拡散層22bの外面から第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoを覆って、固体高分子電解質膜18の外周面18beに接合される。
さらに、図9に示すように、段差MEA70aが上下反転されるとともに、樹脂枠部材24上に載置される。樹脂枠部材24の内側膨出部24c上には、シート状接着剤74s(第1接着剤層74)に積層方向に重なるように、シート状接着剤30sが配置される。樹脂枠部材24は、熱盤84上に載置される一方、アノード電極20上に熱盤86が配置される。熱盤84と熱盤86との間で、加熱及び加圧が行われることにより、第1接着剤層74及び第2接着剤層30を介して樹脂枠部材24と段差MEA70aとが一体化され、樹脂枠付き段差MEA70が作製される。
この第2の実施形態では、第1接着剤層74により第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoが保護されている。さらに、第2接着剤層30により固体高分子電解質膜18の外周面18beと樹脂枠部材24の内側膨出部24cとが接合されている。このため、簡単な構成及び工程で、接着剤の不要な流出を確実に阻止し、最適な接合強度を得ることが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEA90が組み込まれる固体高分子型発電セル92の断面説明図である。
樹脂枠付き段差MEA90は、段差MEA10aと樹脂枠部材24とを備える。段差MEA10aには、第2接着剤層30に代えて第2接着剤層94が設けられる。第2接着剤層94は、例えば、熱可塑性接着剤による枠状のシート状接着剤94sで構成される。第2接着剤層94の外周端部は、第1接着剤層28の外周端部よりも外方に突出する。
図11は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEA100が組み込まれる固体高分子型発電セル102の断面説明図である。
樹脂枠付き段差MEA100は、段差MEA100aと樹脂枠部材24とを備える。段差MEA100aには、第1接着剤層28に代えて第1接着剤層104が設けられるとともに、第2接着剤層30に代えて第2接着剤層106が設けられる。
第1接着剤層104及び第2接着剤層106は、例えば、熱可塑性接着剤による枠状のシート状接着剤104s及びシート状接着剤106sで構成される。シート状接着剤104sは、シート状接着剤106sよりも厚肉状(厚さが大きい)に形成される。
第1接着剤層104の内周端部104eは、第2ガス拡散層22bの外周端22beに当接するとともに、第2電極触媒層22aの外周露呈部22aoを覆って、固体高分子電解質膜18の外周面18beに接合される。
図12は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEA110が組み込まれる固体高分子型発電セル112の断面説明図である。
樹脂枠付き段差MEA110は、段差MEA10aと樹脂枠部材24とを備える。段差MEA10aには、第2接着剤層30に代えて2つの独立した第2接着剤層114、116が設けられる。第2接着剤層114、116は、例えば、熱可塑性接着剤による枠状のシート状接着剤114s、116sで構成される。なお、シート状接着剤114s、116sは、異なる成分の接着剤を用いることができる。
第2接着剤層114は、第1接着剤層28の外周端縁部に重なり合って配置される一方、第2接着剤層116は、前記樹脂枠部材24の内側膨出部24cの内周端縁部に重なり合って配置される。
図13は、本発明の第6の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEA120が組み込まれる固体高分子型発電セル122の断面説明図である。
樹脂枠付き段差MEA120は、段差MEA10aと樹脂枠部材24とを備える。段差MEA10aには、第1接着剤層28に代えて第1接着剤層124が設けられるとともに、第2接着剤層30に代えて第2接着剤層126が設けられる。
第1接着剤層124は、例えば、熱硬化性接着剤による枠状のシート状接着剤124sで構成される。固化後の熱影響を受け難いからである。第2接着剤層126は、例えば、熱可塑性接着剤による枠状のシート状接着剤126sで構成される。温度依存性が少ないからである。
第1接着剤層124は、幅寸法が小さく設定され、第2接着剤層126と重なり合うことがない。第2接着剤層126は、直接、固体高分子電解質膜18の外周面18beに当接するように配置される。
図14は、本発明の第7の実施形態に係る燃料電池用樹脂枠付き段差MEA130が組み込まれる固体高分子型発電セル132の断面説明図である。
樹脂枠付き段差MEA130は、段差MEA10aと樹脂枠部材24とを備える。段差MEA10aには、第2接着剤層30に代えて第2接着剤層134及び第3接着剤層136が設けられる。第2接着剤層134及び第3接着剤層136は、例えば、熱可塑性接着剤による枠状のシート状接着剤134s及びシート状接着剤136sで構成される。シート状接着剤134sは、シート状接着剤136sよりも幅寸法(矢印C方向の寸法)が小さく形成される。
第2接着剤層134は、樹脂枠部材24の内側膨出部24cに配置され、第3接着剤層136は、前記第2接着剤層134と第1接着剤層28との間に積層される。
上記の第3〜第7の実施形態では、簡単な構成及び工程で、接着剤の不要な流出を確実に阻止し、最適な接合強度を得ることが可能になる等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
10、70、90、100、110、120、130…樹脂枠付き段差MEA
10a、70a、100a…段差MEA
12、72、92、102、112、122、132…発電セル
14、16…セパレータ 18…固体高分子電解質膜
18be…外周面 20…アノード電極
20a、22a…電極触媒層 20b、22b…ガス拡散層
22…カソード電極 22ao…外周露呈部
22be…外周端 24…樹脂枠部材
24a…外周縁部 24b…棚部
24c…内側膨出部 24ce…内周端
28、30、74、94、104、106、114、116、124、126、134、136…接着剤層
28s、30s、74s、94s、104s、106s、114s、116s、124s、126s、134s、136s…シート状接着剤
34a…酸化剤ガス入口連通孔 34b…酸化剤ガス出口連通孔
36a…冷却媒体入口連通孔 36b…冷却媒体出口連通孔
38a…燃料ガス入口連通孔 38b…燃料ガス出口連通孔
40…酸化剤ガス流路 42…燃料ガス流路
44…冷却媒体流路

Claims (7)

  1. 固体高分子電解質膜の一方の面には、第1電極触媒層及び第1ガス拡散層を有する第1電極が設けられ、前記固体高分子電解質膜の他方の面には、第2電極触媒層及び第2ガス拡散層を有する第2電極が設けられるとともに、前記第1電極の平面寸法は、前記第2電極の平面寸法よりも大きな寸法に設定され、前記第2電極触媒層は、前記第2ガス拡散層の外周端から外方に露出する段差MEAと、
    前記固体高分子電解質膜の外周を周回して設けられるとともに、前記第2電極側に膨出する内側膨出部を有する樹脂枠部材と、
    を備える燃料電池用樹脂枠付き段差MEAであって、
    前記第2ガス拡散層の外周端から外方に露出する前記第2電極触媒層の外周露呈部を覆って、前記固体高分子電解質膜に接合している第1接着剤層と、
    前記固体高分子電解質膜の外周面と前記内側膨出部とを接合している第2接着剤層と、
    を備えることを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き段差MEA。
  2. 固体高分子電解質膜の一方の面には、第1電極触媒層及び第1ガス拡散層を有する第1電極が設けられ、前記固体高分子電解質膜の他方の面には、第2電極触媒層及び第2ガス拡散層を有する第2電極が設けられるとともに、前記第1電極の平面寸法は、前記第2電極の平面寸法よりも大きな寸法に設定され、前記第2電極触媒層は、前記第2ガス拡散層の外周端から外方に露出する段差MEAと、
    前記固体高分子電解質膜の外周を周回して設けられるとともに、前記第2電極側に膨出する内側膨出部を有する樹脂枠部材と、
    を備える燃料電池用樹脂枠付き段差MEAの製造方法であって、
    前記第2ガス拡散層の外周端から外方に露出する前記第2電極触媒層の外周露呈部を覆って、前記固体高分子電解質膜に第1接着剤層を接合する工程と、
    前記固体高分子電解質膜の外周面と前記内側膨出部とを、第2接着剤層により接合する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き段差MEAの製造方法。
  3. 請求項2記載の製造方法であって、前記第2接着剤層は、前記第1接着剤層に重なり合って配置され、前記固体高分子電解質膜の外周面と前記内側膨出部とを接合することを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き段差MEAの製造方法。
  4. 請求項2記載の製造方法であって、前記第2接着剤層は、前記第1接着剤層から離間した位置で、前記固体高分子電解質膜の外周面と前記内側膨出部とに直接接触して配置され、前記固体高分子電解質膜の外周面と前記内側膨出部とを接合することを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き段差MEAの製造方法。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の製造方法であって、前記第2接着剤層に重なり合う第3接着剤層を有し、前記第3接着剤層は、前記第2接着剤層と前記内側膨出部とを接合することを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き段差MEAの製造方法。
  6. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の製造方法であって、前記第1接着剤層及び前記第2接着剤層は、シート状の接着剤であることを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き段差MEAの製造方法。
  7. 請求項5記載の製造方法であって、前記第3接着剤層は、シート状の接着剤であることを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き段差MEAの製造方法。
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