JP5855540B2 - 燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、段差MEAと樹脂製枠部材とを備える燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体に関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とからなるアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、所定の数だけ積層して燃料電池スタックを構成するとともに、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の電解質膜・電極構造体では、一方のガス拡散層が固体高分子電解質膜よりも小さな表面積に設定されるとともに、他方のガス拡散層が前記固体高分子電解質膜と同一の表面積に設定される、所謂、段差MEAを構成する場合がある。その際、比較的高価な固体高分子電解質膜の使用量を削減させるとともに、薄膜状で強度が低い前記固体高分子電解質膜を保護するために、樹脂製枠部材を組み込んだ枠付きMEAが採用されている。
例えば、特許文献1に開示されている電解質膜−電極接合体が知られている。この電解質膜−電極接合体では、図7に示すように、膜1の一方の側には、アノード触媒層2aとアノード拡散層2bとが配置されるとともに、前記膜1の他方の側には、カソード触媒層3aとカソード拡散層3bとが配置されて段差MEA4が構成されている。
アノード拡散層2bは、カソード拡散層3bよりも大きな面積に設定されており、前記カソード拡散層3b側の膜1の外周部とガスケット構造体5とは、接着層6を介して接合されている。
特開2007−66766号公報
ところで、上記の特許文献1では、ガスケット構造体5は、段部内面5aを介して薄肉部5bが設けられている。そして、段部内面5aには、アノード拡散層2bの外周面が対向配置されるとともに、薄肉部5bの内側端面5bbには、カソード拡散層3bの外周面が対向配置されている。
従って、段差MEA4とガスケット構造体5とを互いに配置する際、段部内面5aにアノード拡散層2bの外周面を挿入する一方、薄肉部5bの内側端面5bbにカソード拡散層3bの外周面を挿入する必要がある。しかしながら、上記両者の挿入作業を正確且つ迅速に行うことは困難である。例えば、カソード拡散層3bの外周面が、ガスケット構造体5の薄肉部5bに乗り上げた状態で、接合されてしまうおそれがある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、段差MEAと樹脂製枠部材とを容易且つ正確に組み付けることが可能な燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体を提供することを目的とする。
本発明は、固体高分子電解質膜の一方の面に、第1触媒層及び第1ガス拡散層を有する第1電極が配設され、且つ前記固体高分子電解質膜の他方の面に、第2触媒層及び第2ガス拡散層を有する第2電極が配設されるとともに、前記第1ガス拡散層の平面寸法は、前記第2ガス拡散層の平面寸法よりも大きな寸法に設定される電解質膜・電極構造体と、前記固体高分子電解質膜の外周を周回する枠形状を有しており、段部を介し外周部よりも薄肉状に形成されて前記第2ガス拡散層側に突出する内周突部、及び前記段部を構成し前記第1ガス拡散層の外周端面に対向する内側壁面が設けられる樹脂製枠部材と、を備える燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体に関するものである。
この燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体では、第2ガス拡散層の外周端面と内周突部の内側端面との隙間である第1間隔は、第1ガス拡散層の外周端面と内側壁面との隙間である第2間隔よりも大きな寸法に設定されている。
さらに、燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体では、段部の厚さは、固体高分子電解質膜の厚さ及び第1電極の厚さの合計厚さと同一寸法に設定されることが好ましい。
本発明によれば、第1ガス拡散層の外周端面と内側壁面との隙間を基準にして位置決めすることにより、電解質膜・電極構造体(段差MEA)と樹脂製枠部材との取り付け作業を行うことができる。すなわち、隙間の小さな一方の位置決めを行うだけで、隙間の大きな他方は、前記一方の位置決めに追随して位置決めすることが可能になる。
これにより、それぞれの隙間である第1間隔と第2間隔とを異なる寸法に設定するだけでよく、簡単且つ経済的な構成で、電解質膜・電極構造体(段差MEA)と樹脂製枠部材とを容易且つ正確に組み付けることが可能になる。
本発明の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体が組み込まれる固体高分子型燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の、図1中、II−II線断面説明図である。 前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体のアノード電極側の正面説明図である。 前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体のカソード電極側の正面説明図である。 前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体を製造する方法の説明図である。 前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体を製造する方法の説明図である。 特許文献1に開示された電解質膜−電極接合体の説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、固体高分子型燃料電池12に組み込まれる。燃料電池12は、矢印A方向(例えば、水平方向)に複数積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックが構成される。
燃料電池12は、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板や、カーボン部材等で構成されている。
図2に示すように、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、電解質膜・電極構造体10aを備える。電解質膜・電極構造体10aは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜18と、前記固体高分子電解質膜18を挟持するカソード電極(第1電極)20及びアノード電極(第2電極)22とを有する。固体高分子電解質膜18は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
アノード電極22は、固体高分子電解質膜18及びカソード電極20よりも小さな平面寸法(表面積)を有する。なお、カソード電極20は、アノード電極22よりも小さな平面寸法(表面積)を有していてもよい。
カソード電極20は、固体高分子電解質膜18の一方の面18aに配置されるとともに、アノード電極22は、前記固体高分子電解質膜18の他方の面18bに配置される。
カソード電極20は、固体高分子電解質膜18の面18aに接合される第1電極触媒層(第1触媒層)20aと、前記第1電極触媒層20aに積層される第1ガス拡散層20bとを有する。第1電極触媒層20aと第1ガス拡散層20bとは、同一の平面寸法に設定される。
アノード電極22は、固体高分子電解質膜18の面18bに接合される第2電極触媒層(第2触媒層)22aと、前記第2電極触媒層22aに積層される第2ガス拡散層22bとを有する。第2電極触媒層22aと第2ガス拡散層22bとは、同一の平面寸法に設定される。第1電極触媒層20aは、第2電極触媒層22aよりも大きな平面寸法を有しているが、前記第1電極触媒層20aと前記第2電極触媒層22aとは、同一の平面寸法に設定されてもよい。
第1電極触媒層20a及び第2電極触媒層22aは、カーボンブラックに白金粒子を担持した触媒粒子を形成し、イオン導伝性バインダーとして高分子電解質を使用し、この高分子電解質の溶液中に前記触媒粒子を均一に混合して作製された触媒ペーストを、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18bに印刷、塗布又は転写することによって構成される。
第1ガス拡散層20b及び第2ガス拡散層22bは、カーボンブラック及びPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子を含む下地層をカーボンペーパに塗布して形成される。下地層は、カーボンペーパと同じ平面寸法に設定されている。なお、下地層は、必要に応じて設ければよい。第1ガス拡散層20bの平面寸法は、第2ガス拡散層22bの平面寸法よりも大きな寸法に設定される。
図1及び図2に示すように、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、固体高分子電解質膜18の外周を周回するとともに、アノード電極22及びカソード電極20に接合される樹脂製枠部材24を備える。樹脂製枠部材24は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PP(ポリプロピレン)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、シリコーンゴム、フッ素ゴム又はEPDM(エチレンプロピレンゴム)等、あるいは、これらの複合材で構成される。
樹脂製枠部材24は、枠形状を有しており、段部を介し外周部よりも薄肉状に形成されて、アノード電極22の外周側に突出し、固体高分子電解質膜18の外周縁部18beに当接する内周突部24aを有する。内周突部24aの基端部には、段部を構成し第1ガス拡散層20bの外周端面20beに対向する内側壁面24bが設けられる。
内周突部24aの肉厚(厚さ)L1は、アノード電極22の肉厚L3と同等以下の寸法を有する(L1≦L3)。なお、アノード電極22の肉厚L3には、図示しないが、中間層等の多層構造が含まれる場合がある。固体高分子電解質膜18及びカソード電極20の合計の肉厚L4は、樹脂製枠部材24の段部の肉厚(樹脂製枠部材24全体の厚さから内周突部24aの肉厚L1を引いた寸法)L2以上の厚さに設定される(L2≦L4)。なお、肉厚L4には、図示しないが、中間層等の多層構造が含まれる場合がある。
樹脂製枠部材24の内周突部24aと固体高分子電解質膜18の外周縁部18beとは、接着層26により接着される。接着層26は、例えば、シリコーン系樹脂やホットメルト接着剤が使用される。樹脂製枠部材24とカソード電極20の第1ガス拡散層20bとは、樹脂含浸部28により一体化される。
樹脂含浸部28は、樹脂製枠部材24に一体成形される樹脂突起部28aにより構成される。樹脂含浸部28は、カソード電極20を構成する第1ガス拡散層20bの全周に亘って額縁状に形成される。
図3に示すように、第2ガス拡散層22bの外周端面22beと内周突部24aの内側端面24aeとの間には、全周に亘って隙間である第1間隔Caが設けられる。外周端面22beの長尺方向の寸法と内側端面24aeの長尺方向の寸法との差は、第1間隔Caである。外周端面22beの短尺方向の寸法と内側端面24aeの短尺方向の寸法との差は、第1間隔Caである。図3では、外周端面22beの各辺が内側端面24aeの各辺から均等に、第1間隔Ca/2ずつ離間して配置された状態が示される。
図4に示すように、第1ガス拡散層20bの外周端面20beと内側壁面24bとの間には、全周に亘って隙間である第2間隔Cbが設けられる。外周端面20beの長尺方向の寸法と内側壁面24bの長尺方向の寸法との差は、第2間隔Cbである。外周端面20beの短尺方向の寸法と内側壁面24bの短尺方向の寸法との差は、第2間隔Cbである。図4では、外周端面20beの各辺は、内側壁面24bの各辺から均等に第2間隔Cb/2ずつ離間して配置された状態が示される。
第1間隔Caと第2間隔Cbとは、異なる寸法を有する。本実施形態では、第1間隔Caは、第2間隔Cbよりも大きな寸法に設定される(第1間隔Ca>第2間隔Cb)。
図1に示すように、燃料電池12の矢印B方向(図1中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔30a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔32a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔34bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔34a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔32b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔30bが、矢印C方向に配列して設けられる。
第2セパレータ16の樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10に向かう面16aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとに連通する酸化剤ガス流路36が設けられる。
第1セパレータ14の樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10に向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔34aと燃料ガス出口連通孔34bとに連通する燃料ガス流路38が形成される。第1セパレータ14の面14bと第2セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体入口連通孔32aと冷却媒体出口連通孔32bとに連通する冷却媒体流路40が形成される。
図1及び図2に示すように、第1セパレータ14の面14a、14bには、この第1セパレータ14の外周端部を周回して、第1シール部材42が一体化される。第2セパレータ16の面16a、16bには、この第2セパレータ16の外周端部を周回して、第2シール部材44が一体化される。
図2に示すように、第1シール部材42は、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10を構成する樹脂製枠部材24の内周突部24aに当接する第1凸状シール42aと、第2セパレータ16の第2シール部材44に当接する第2凸状シール42bとを有する。第2シール部材44は、第2凸状シール42bに当接する面が平面を有する平面シールを構成する。なお、第2凸状シール42bに代えて、第2シール部材44に凸状シール(図示せず)を設けてもよい。
第1シール部材42及び第2シール部材44には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図1に示すように、第1セパレータ14には、燃料ガス入口連通孔34aを燃料ガス流路38に連通する供給孔部46と、前記燃料ガス流路38を燃料ガス出口連通孔34bに連通する排出孔部48とが形成される。
次いで、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10を製造する方法について、以下に説明する。
先ず、図5に示すように、段差MEAである電解質膜・電極構造体10aが作製される。具体的には、触媒と溶媒との混合物にバインダー溶液を投入し、所定のインク粘度まで混合した電極インクを、PETフィルムからなるPETシートにスクリーン印刷により塗工した電極シートを用意し、一対の前記電極シート間に固体高分子電解質膜18を挟持してホットプレスを行う。その後、PETシートを剥がすことにより、固体高分子電解質膜18の面18a及び面18bには、第1電極触媒層20a及び第2電極触媒層22aが形成される。
さらに、第1ガス拡散層20b及び第2ガス拡散層22bの製造工程では、カーボンブラック及びPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子を含む混合物をエチレングリコールに均一に分散させたスラリーが形成される。このスラリーは、カーボンペーパに塗布して乾燥されることにより、前記カーボンペーパと下地層とからなる第1ガス拡散層20b及び第2ガス拡散層22bが作製される。
そこで、固体高分子電解質膜18の面18a側に、すなわち、第1電極触媒層20aに第1ガス拡散層20bが配置されるとともに、前記固体高分子電解質膜18の面18bに、すなわち、第2電極触媒層22aに第2ガス拡散層22bが配置される。これらが一体に積層されてホットプレス処理されることにより、電解質膜・電極構造体10aが作製される。
一方、樹脂製枠部材24は、金型(図示せず)を用いて射出成形することにより、予め成形される。樹脂製枠部材24は、肉薄形状の内周突部24aを有するとともに、前記内周突部24aとは反対側の面には、厚さ方向に突出して樹脂含浸部28を形成するための樹脂突起部28aが一体成形される。樹脂製枠部材24は、樹脂突起部28aを上方に向けた姿勢で、作業台(図示せず)に載置される。
次に、樹脂製枠部材24の内周突部24aには、接着層26が塗布された後、電解質膜・電極構造体10aが前記樹脂製枠部材24に位置決め配置される。具体的には、電解質膜・電極構造体10aを構成する第1ガス拡散層20bの外周端面20beが、樹脂製枠部材24の内側壁面24bに対向して配置されるとともに、前記電解質膜・電極構造体10aを構成する第2ガス拡散層22bの外周端面22beが、前記樹脂製枠部材24を構成する内周突部24aの内側端面24aeに対向して配置される。
この場合、本実施形態では、第2ガス拡散層22bの外周端面22beと内周突部24aの内側端面24aeとの間には、片側で最大の第1間隔Caが設けられる一方、第1ガス拡散層20bの外周端面20beと内側壁面24bとの間には、片側で最大の第2間隔Cbが設けられている。そして、第1間隔Caは、第2間隔Cbよりも大きな寸法に設定されている(第1間隔Ca>第2間隔Cb)。
このため、図5に示すように、樹脂製枠部材24に対して電解質膜・電極構造体10aを取り付ける際、隙間の小さい一方である第1ガス拡散層20bの外周端面20beと内側壁面24bとを相対的に位置決めする作業を行えばよい。その際、第1ガス拡散層20bの端部が、樹脂製枠部材24の内側壁面24bの縁にかかっても、第2ガス拡散層22bが内周突部24aに乗り上げることがない。
従って、作業者は、第1ガス拡散層20bの外周端面20beを内側壁面24b内に挿入させる作業を、容易に継続させることが可能になる。さらに、第1ガス拡散層20bの外周端面20beが、内側壁面24b内に挿入された際には、第2ガス拡散層22bの外周端面22beは、内周突部24aの内側端面24ae内に挿入されている。
これにより、本実施形態では、それぞれの隙間である第1間隔Caと第2間隔Cbとを異なる寸法に設定するだけでよい。このため、簡単且つ経済的な構成で、電解質膜・電極構造体10aと樹脂製枠部材24とを容易且つ正確に組み付けることが可能になるという効果が得られる。
次いで、電解質膜・電極構造体10aが樹脂製枠部材24に取り付けられた後、接着層26が加熱されるとともに、荷重(プレス等)が付与される。これにより、樹脂製枠部材24の内周突部24aと固体高分子電解質膜18の外周縁部18beとは、接着層26を介して接着される。
さらに、図6に示すように、電解質膜・電極構造体10aと樹脂製枠部材24とが位置合わせされた状態で、荷重が付与されるとともに、前記樹脂製枠部材24の樹脂突起部28aが加熱される。加熱方式としては、レーザ溶着、赤外線溶着やインパルス溶着等が採用される。
従って、樹脂突起部28aは、加熱溶融され、前記樹脂突起部28aがカソード電極20を構成する第1ガス拡散層20bに含浸される。これにより、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10が製造される。
樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、図2に示すように、第1セパレータ14及び第2セパレータ16により挟持される。第1セパレータ14は、樹脂製枠部材24の内周突部24aに当接し、第2セパレータ16と共に樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10に荷重を付与する。さらに、燃料電池12は、所定数だけ積層されて燃料電池スタックが構成されるとともに、図示しないエンドプレート間に締め付け荷重が付与される。
このように構成される燃料電池12の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔30aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔34aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔32aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔30aから第2セパレータ16の酸化剤ガス流路36に導入され、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体10aのカソード電極20に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔34aから供給孔部46を通って第1セパレータ14の燃料ガス流路38に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体10aのアノード電極22に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体10aでは、カソード電極20に供給される酸化剤ガスと、アノード電極22に供給される燃料ガスとが、第1電極触媒層20a内及び第2電極触媒層22a内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード電極20に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔30bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極22に供給されて消費された燃料ガスは、排出孔部48を通り燃料ガス出口連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔32aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ14と第2セパレータ16との間の冷却媒体流路40に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体10aを冷却した後、冷却媒体出口連通孔32bから排出される。
なお、本実施形態では、樹脂含浸部28が樹脂製枠部材24に一体成形される樹脂突起部28aにより構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、樹脂製枠部材24とは別体の樹脂部材を用意し、この樹脂部材を前記樹脂製枠部材24と第1ガス拡散層20bとに跨って溶融させることにより、樹脂含浸部28を形成してもよい。
10…樹脂枠付き電解質膜・電極構造体 10a…電解質膜・電極構造体
12…燃料電池 14、16…セパレータ
18…固体高分子電解質膜 20…カソード電極
20a、22a…電極触媒層 20b、22b…ガス拡散層
20be、22be…外周端面 22…アノード電極
24…樹脂製枠部材 24a…内周突部
24ae…内側端面 24b…内側壁面
26…接着層 28…樹脂含浸部
28a…樹脂突起部 30a…酸化剤ガス入口連通孔
30b…酸化剤ガス出口連通孔 32a…冷却媒体入口連通孔
32b…冷却媒体出口連通孔 34a…燃料ガス入口連通孔
34b…燃料ガス出口連通孔 36…酸化剤ガス流路
38…燃料ガス流路 40…冷却媒体流路
42、44…シール部材

Claims (2)

  1. 固体高分子電解質膜の一方の面に、第1触媒層及び第1ガス拡散層を有する第1電極が配設され、且つ前記固体高分子電解質膜の他方の面に、第2触媒層及び第2ガス拡散層を有する第2電極が配設されるとともに、前記第1ガス拡散層の平面寸法は、前記第2ガス拡散層の平面寸法よりも大きな寸法に設定される電解質膜・電極構造体と、
    前記固体高分子電解質膜の外周を周回する枠形状を有しており、段部を介し外周部よりも薄肉状に形成されて前記第2ガス拡散層側に突出する内周突部、及び前記段部を構成し前記第1ガス拡散層の外周端面に対向する内側壁面が設けられる樹脂製枠部材と、
    を備える燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体であって、
    前記第2ガス拡散層の外周端面と前記内周突部の内側端面との隙間である第1間隔は、前記第1ガス拡散層の外周端面と前記内側壁面との隙間である第2間隔よりも大きな寸法に設定されることを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体。
  2. 請求項記載の燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体において、前記段部の厚さは、前記固体高分子電解質膜の厚さ及び前記第1電極の厚さの合計厚さと同一寸法に設定されることを特徴とする燃料電池用樹脂枠付き電解質膜・電極構造体。
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