JP2014137936A - 樹脂枠付き電解質膜・電極構造体 - Google Patents

樹脂枠付き電解質膜・電極構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、接着剤が外部にはみ出すことを良好に抑制することができ、作業性を向上させることを可能にする。
【解決手段】樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、段差電解質膜・電極構造体10aと樹脂製枠部材24とを備える。段差電解質膜・電極構造体10aは、固体高分子電解質膜18、カソード電極20及びアノード電極22を有する。段差電解質膜・電極構造体10aと樹脂製枠部材24とは、隙間S2に充填される接着剤により互いに固定されるとともに、前記隙間S2は、固体高分子電解質膜18から離間するのに伴って大きく構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、所謂、段差電解質膜・電極構造体と樹脂製枠部材とを備える樹脂枠付き電解質膜・電極構造体に関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の一方の面に、触媒層(電極触媒層)及びガス拡散層(多孔質カーボン)を有するアノード電極が設けられ、前記固体高分子電解質膜の他方の面に、触媒層(電極触媒層)及びガス拡散層(多孔質カーボン)を有するカソード電極が設けられた電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、所定の数だけ積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の電解質膜・電極構造体では、一方のガス拡散層が固体高分子電解質膜よりも小さな表面寸法に設定されるとともに、他方のガス拡散層が前記固体高分子電解質膜と同一の表面寸法に設定される、所謂、段差MEAを構成する場合がある。その際、比較的高価な固体高分子電解質膜の使用量を削減させるとともに、薄膜状で強度が低い前記固体高分子電解質膜を保護するために、樹脂製枠部材(フィルム部材も含む)を組み込んだ枠付きMEAが採用されている。
例えば、特許文献1に開示されている電解質膜−電極接合体が知られている。この電解質膜−電極接合体では、図11に示すように、膜1の一方の側には、アノード触媒層2aとアノード拡散層2bとが配置されるとともに、前記膜1の他方の側には、カソード触媒層3aとカソード拡散層3bとが配置されて段差MEA4が構成されている。
アノード拡散層2bは、カソード拡散層3bよりも大きな面積に設定されており、前記カソード拡散層3b側の膜1の外周部とガスケット構造体5の内周突部5aとは、接着層6を介して接合されている。
特開2007−66766号公報
ところで、上記の特許文献1では、段差MEA4とガスケット構造体5とが、接着層6を介して接合される際、前記段差MEA4と前記ガスケット構造体5との隙間から前記接着層6がはみ出すおそれがある。このため、電解質膜−電極接合体の表面には、例えば、はみ出し接着剤6a、6bが設けられてしまう。従って、はみ出し接着剤6a、6bを除去する作業が必要になり、段差MEA4とガスケット構造体5との接合作業が煩雑化するとともに、作業性が低下するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、接着剤が外部にはみ出すことを良好に抑制することができ、作業性を向上させることが可能な樹脂枠付き電解質膜・電極構造体を提供することを目的とする。
本発明は、固体高分子電解質膜の一方の面に、第1触媒層及び第1ガス拡散層を有する第1電極が配設され、且つ前記固体高分子電解質膜の他方の面に、第2触媒層及び第2ガス拡散層を有する第2電極が配設されるとともに、前記第1ガス拡散層の平面寸法は、前記第2ガス拡散層の平面寸法よりも大きな寸法に設定される段差電解質膜・電極構造体と、前記固体高分子電解質膜の外周を周回する枠形状を有しており、段部を介し最外周部よりも薄肉状に形成されて前記固体高分子電解質膜の前記第2ガス拡散層の外周端部側に突出する内周突部が設けられる樹脂製枠部材と、を備える樹脂枠付き電解質膜・電極構造体に関するものである。
この樹脂枠付き電解質膜・電極構造体では、樹脂製枠部材の内周突部と固体高分子電解質膜の他方の面との間、及び前記内周突部の内周面と第2ガス拡散層の外周端部との間に接着層が設けられている。そして、内周突部の内周面と第2ガス拡散層の外周端部との間の隙間は、固体高分子電解質膜から離間するのに伴って大きく構成されている。
また、この樹脂枠付き電解質膜・電極構造体では、少なくとも内周突部の内周面又は第2ガス拡散層の外周端部には、固体高分子電解質膜から離間する方向に向かって前記第2ガス拡散層又は前記内周突部から離間する方向に傾斜するテーパ部が設けられることが好ましい。
本発明によれば、段差電解質膜・電極構造体と樹脂製枠部材とは、前記樹脂製枠部材の内周突部と固体高分子電解質膜の他方の面との間、及び前記内周突部の内周面と第2ガス拡散層の外周端部との間に設けられる接着層により固定されている。
その際、内周突部の内周面と第2ガス拡散層の外周端部との間の隙間は、固体高分子電解質膜から離間するのに伴って大きく構成されている。このため、接着剤を充填するための空間部が拡大され、前記接着剤は、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体の外部に漏れ出すことを確実に抑制される。
従って、簡単且つ経済的な構成で、接着剤の塗布量のばらつきを吸収することができる。これにより、接着剤が外部にはみ出すことを良好に抑制することが可能になり、作業性の向上が容易に図られる。
本発明の第1の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体が組み込まれる固体高分子型燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の、図1中、II−II線断面説明図である。 前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体の要部分解斜視説明図である。 前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体を製造する方法の説明図である。 前記樹脂枠付き電解質膜・電極構造体を製造する方法の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体が組み込まれる固体高分子型燃料電池の要部断面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体が組み込まれる固体高分子型燃料電池の要部断面説明図である。 樹脂製枠部材の内周突部に採用される他の形状の説明図である。 樹脂製枠部材の内周突部に採用される別の形状の説明図である。 樹脂製枠部材の内周突部に採用されるさらに他の形状の説明図である。 特許文献1に開示された電解質膜−電極接合体の説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、固体高分子型燃料電池12に組み込まれる。燃料電池12は、矢印A方向(例えば、水平方向)に複数積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックが構成される。
燃料電池12は、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板や、カーボン部材等で構成されている。
図2に示すように、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、段差電解質膜・電極構造体10aを備える。段差電解質膜・電極構造体10aは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜18と、前記固体高分子電解質膜18を挟持するカソード電極(第1電極)20及びアノード電極(第2電極)22とを有する。固体高分子電解質膜18は、フッ素系電解質の他、HC(炭化水素)系電解質が使用される。
アノード電極22は、固体高分子電解質膜18及びカソード電極20よりも小さな平面寸法(表面積)を有する。なお、アノード電極22とカソード電極20の平面寸法の大小関係が反対になって、前記カソード電極20は、前記アノード電極22よりも小さな平面寸法(表面積)を有していてもよい。
カソード電極20は、固体高分子電解質膜18の一方の面18aに配置されるとともに、アノード電極22は、前記固体高分子電解質膜18の他方の面18bに配置される。
カソード電極20は、固体高分子電解質膜18の面18aに接合される第1電極触媒層(第1触媒層)20aと、前記第1電極触媒層20aに積層される第1ガス拡散層20bとを有する。第1電極触媒層20aと第1ガス拡散層20bとは、同一の平面寸法に設定される。
アノード電極22は、固体高分子電解質膜18の面18bに接合される第2電極触媒層(第2触媒層)22aと、前記第2電極触媒層22aに積層される第2ガス拡散層22bとを有する。第2電極触媒層22aと第2ガス拡散層22bとは、同一の平面寸法に設定される。第1電極触媒層20aは、第2電極触媒層22aよりも大きな平面寸法を有しているが、前記第1電極触媒層20aは、前記第2電極触媒層22aと、同一の平面寸法又は同一の平面寸法以下に設定されてもよい。
なお、カソード電極20及びアノード電極22は、上記の各層に加えて各層以外の層を有していてもよい。第1ガス拡散層20bの平面寸法は、第2ガス拡散層22bの平面寸法よりも大きな寸法に設定される。段差電解質膜・電極構造体10aは、第2ガス拡散層22bの端部外方に、固体高分子電解質膜18が露呈する段差部23を有する。
図1及び図2に示すように、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、固体高分子電解質膜18の外周を周回するとともに、アノード電極22及びカソード電極20に接合される樹脂製枠部材24を備える。樹脂製枠部材24の両側面とカソード電極20の側面及びアノード電極22の側面とは、矢印C方向に沿って段差のない平坦な形状に設定される。すなわち、樹脂製枠部材24からカソード電極20及びアノード電極22に亘って平坦面に形成される。
樹脂製枠部材24は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PETZ(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、シリコーンゴム、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、フッ素ゴム又はEPDM(エチレンプロピレンゴム)等で構成される。
樹脂製枠部材24は、枠形状を有するとともに、段部25を介して最外周部よりも薄肉状に形成され、アノード電極22の外周側に突出して固体高分子電解質膜18の外周縁部18beに当接する内周突部24aを有する。固体高分子電解質膜18の外周縁部18beは、アノード電極22を構成する第2ガス拡散層22bの外周端から外方に延在する。
内周突部24aは、アノード電極22と同一の肉厚を有する。固体高分子電解質膜18及びカソード電極20の合計の厚さは、樹脂製枠部材24の段部25の厚さ(樹脂製枠部材24の厚さから内周突部24aの厚さを引いた寸法)と同一の厚さに設定される。内周突部24aの外面には、先端側から後方に向かって外方に傾斜する、すなわち、先細り形状を形成するテーパ面24atが形成される。
図3に示すように、段差電解質膜・電極構造体10aでは、カソード電極20の外周端部20e間に長尺側外形寸法M1a及び短尺側外形寸法M1bが設定されるともに、アノード電極22の外周端部22e間に長尺側外形寸法M2a及び短尺側外形寸法M2bが設定される。樹脂製枠部材24では、段部25の内周端部24e間に長尺側内形寸法J1a及び短尺側内形寸法J1bが設定されるとともに、内周突部24aの内周端部24ae間に長尺側内形寸法J2a及び短尺側内形寸法J2bが設定される。
段差電解質膜・電極構造体10a及び樹脂製枠部材24では、長尺側外形寸法M1a<長尺側内形寸法J1a、短尺側外形寸法M1b<短尺側内形寸法J1b(図2参照)、長尺側外形寸法M2a<長尺側内形寸法J2a及び短尺側外形寸法M2b<短尺側内形寸法J2b(図2参照)に設定される。
さらに、(長尺側内形寸法J1a−長尺側外形寸法M1a)<(長尺側内形寸法J2a−長尺側外形寸法M2a)及び(短尺側内形寸法J1b−短尺側外形寸法M1b)<(短尺側内形寸法J2b−短尺側外形寸法M2b)の関係に設定されることが好ましい。
図2に示すように、カソード電極20の外周端部20eと段部25の内周端部24eとの間には、隙間S1が形成される一方、アノード電極22の外周端部22eと内周端部24aeとの間には、隙間S2が形成される。隙間S2は、固体高分子電解質膜18から離間するのに伴って大きく構成される。固体高分子電解質膜18の外周縁部18beと内周突部24aとの間から隙間S2に亘って接着層26が設けられる。接着層26は、反応性の液状接着剤や常温で固形状のホットメルト接着剤等が使用される。
反応性液状接着剤としては、例えば、シリコーン系接着剤、ウレタン系、フッ素系又はエポキシ系の接着剤が使用される。ホットメルト接着剤としては、例えば、ウレタン系、エステル系、エポキシ系、アミド系又はオレフィン系の接着剤が使用される。接着剤の塗工方法としては、スプレー、ディスペンサー、スクリーン印刷、インクジェット又は浸漬等の種々の方法が採用される。
図1に示すように、燃料電池12の矢印B方向(図1中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔30a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔32a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔34bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔34a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔32b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔30bが、矢印C方向に配列して設けられる。
第2セパレータ16の樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10に向かう面16aには、酸化剤ガス入口連通孔30aと酸化剤ガス出口連通孔30bとに連通する酸化剤ガス流路36が設けられる。
第1セパレータ14の樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10に向かう面14aには、燃料ガス入口連通孔34aと燃料ガス出口連通孔34bとに連通する燃料ガス流路38が形成される。互いに隣接する第1セパレータ14の面14bと第2セパレータ16の面16bとの間には、冷却媒体入口連通孔32aと冷却媒体出口連通孔32bとに連通する冷却媒体流路40が形成される。
図1及び図2に示すように、第1セパレータ14の面14a、14bには、この第1セパレータ14の外周端部を周回して、第1シール部材42が一体化される。第2セパレータ16の面16a、16bには、この第2セパレータ16の外周端部を周回して、第2シール部材44が一体化される。
図2に示すように、第1シール部材42は、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10を構成する樹脂製枠部材24の内周突部24aに当接する第1凸状シール42aと、第2セパレータ16の第2シール部材44に当接する第2凸状シール42bとを有する。第2シール部材44は、第2凸状シール42bに当接する面が平面状を有する平面シールを構成する。なお、第2凸状シール42bに代えて、第2シール部材44に凸状シール(図示せず)を設けてもよい。
第1及び第2シール部材42、44には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
次いで、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10を製造する方法について、以下に説明する。
先ず、図4に示すように、段差MEAである段差電解質膜・電極構造体10aが作製される。具体的には、第1電極触媒層20a及び第2電極触媒層22aの製造工程では、カーボンブラックに白金粒子を担持した触媒粒子と、イオン導伝性バインダーとして高分子電解質とを使用し、この高分子電解質の溶液中に前記触媒粒子を均一に混合して触媒ペースト(電極インク)を作製する。そして、触媒ペーストは、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムにスクリーン印刷され、加熱及び乾燥処理により電極シートが形成される。その後、電極シートは、固体高分子電解質膜18の両方の面18a、18bにホットプレスされた後、PETフィルムが剥離されることにより、前記固体高分子電解質膜18の面18a、18bに第1電極触媒層20a、第2電極触媒層22aが接合されたCCM(接合体)が構成される。
さらに、第1ガス拡散層20b及び第2ガス拡散層22bの製造工程では、カーボンブラック及びPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子を含む混合物をエチレングリコールに均一に分散させたスラリーが形成される。このスラリーは、カーボンペーパに塗布して乾燥されることにより、第1ガス拡散層20b及び第2ガス拡散層22bが作製される。
そこで、固体高分子電解質膜18の面18a側に、すなわち、第1電極触媒層20aに、第1ガス拡散層20bがそのスラリーを塗布した面側を配置するとともに、前記固体高分子電解質膜18の面18bに、すなわち、第2電極触媒層22aに、第2ガス拡散層22bがそのスラリーを塗布した面側を配置する。これらが一体に積層されてホットプレス処理されることにより、段差電解質膜・電極構造体10aが作製される。
一方、樹脂製枠部材24は、金型(図示せず)を用いて射出成形することにより、予め成形される。樹脂製枠部材24は、最外周部よりも肉薄形状の内周突部24aを有するとともに、前記内周突部24aの外面には、テーパ面24atが成形される。
次に、樹脂製枠部材24の内周突部24aの内側平面24asには、接着層26を構成する液体状の接着剤26aが全周に亘って塗布された後、前記樹脂製枠部材24の段部25に段差電解質膜・電極構造体10aの段差部23が重ね合わされる。具体的には、樹脂製枠部材24の内側平面24asと、段差電解質膜・電極構造体10aを構成する固体高分子電解質膜18の外周縁部18beとが、接着剤26aを介して重ね合わされる。
そして、図5に示すように、段差電解質膜・電極構造体10aと樹脂製枠部材24とには、所定のプレス荷重が付与される。このため、接着剤26aは、接着層26として隙間S2に充填され、化学反応や加熱処理、冷却処理等により段差電解質膜・電極構造体10aと樹脂製枠部材24とを接着し、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10が製造される。
この場合、第1の実施形態では、図2に示すように、段差電解質膜・電極構造体10aと樹脂製枠部材24とは、前記樹脂製枠部材24の内周突部24aの内側平面24asと固体高分子電解質膜18の外周縁部18beとの間、及び前記内周突部24aの内周端部24aeとアノード電極22の外周端部22e(第2ガス拡散層22bの外周端部)との間に設けられる接着層26により一体化されている。
その際、内周突部24aの内周端部24aeとアノード電極22の外周端部22eとの間の隙間S2は、固体高分子電解質膜18から離間するのに伴って大きく構成されている。このため、接着剤26aを充填するための空間部が拡大され、前記接着剤26aは、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10の外部に漏れ出すことを確実に抑制される。
従って、簡単且つ経済的な構成で、接着剤26aの塗布量のばらつきを吸収することができる。これにより、接着剤26aが外部にはみ出すことを良好に抑制することが可能になり、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10の製造時における作業性が良好に向上するという効果が得られる。しかも、樹脂製枠部材24の内周突部24aは、先端が肉薄に構成されるため、荷重の集中が惹起し難くなるという利点がある。
次に、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10は、図2に示すように、第1セパレータ14及び第2セパレータ16により挟持される。第1セパレータ14は、第1凸状シール42aを介して樹脂製枠部材24の内周突部24aに当接し、第2セパレータ16と共に樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10に荷重を付与する。さらに、燃料電池12は、所定数だけ積層されて燃料電池スタックが構成されるとともに、図示しないエンドプレート間に締め付け荷重が付与される。
このように構成される燃料電池12の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔30aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔34aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔32aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔30aから第2セパレータ16の酸化剤ガス流路36に導入され、矢印B方向に移動して段差電解質膜・電極構造体10aのカソード電極20に供給される。一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔34aから第1セパレータ14の燃料ガス流路38に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路38に沿って矢印B方向に移動し、段差電解質膜・電極構造体10aのアノード電極22に供給される。
従って、各段差電解質膜・電極構造体10aでは、カソード電極20に供給される酸化剤ガスと、アノード電極22に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード電極20に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔30bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極22に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体入口連通孔32aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ14と第2セパレータ16との間の冷却媒体流路40に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、段差電解質膜・電極構造体10aを冷却した後、冷却媒体出口連通孔32bから排出される。
図6に示すように、本発明の第2の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体60は、固体高分子型燃料電池61に組み込まれる。なお、第1の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体10及び燃料電池12と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
樹脂枠付き電解質膜・電極構造体60は、段差電解質膜・電極構造体60aと樹脂製枠部材62とを備える。樹脂製枠部材62は、内周突部24aの外面にテーパ面が設けられていない。段差電解質膜・電極構造体60aを構成するアノード電極22では、第2ガス拡散層22bの外周端部22beの外面に、先端側から後方に向かって外方に傾斜する、すなわち、先細り形状を形成するテーパ面22betが形成される。
このように構成される第2の実施形態では、第2ガス拡散層22bの外周端部22beの外面にテーパ面22betが形成されることにより、隙間S2は、固体高分子電解質膜18から離間するのに伴って大きく構成されている。このため、接着剤26aは、樹脂枠付き電解質膜・電極構造体60の外部に漏れ出すことを確実に抑制される。従って、簡単且つ経済的な構成で、作業性が良好に向上する等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図7に示すように、本発明の第3の実施形態に係る樹脂枠付き電解質膜・電極構造体70は、固体高分子型燃料電池71に組み込まれる。第3の実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせて構成される。
樹脂枠付き電解質膜・電極構造体70は、段差電解質膜・電極構造体60aと樹脂製枠部材24とを備える。樹脂製枠部材24は、内周突部24aの外面にテーパ面24atを設けるとともに、段差電解質膜・電極構造体60aを構成するアノード電極22は、第2ガス拡散層22bの外周端部22beの外面にテーパ面22betが形成される。
このように構成される第3の実施形態では、互いに対向してそれぞれ傾斜するテーパ面24at及び22betが設けられることにより、隙間S2の容積が一層拡大する。これにより、簡単且つ経済的な構成で、作業性が良好に向上する等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1及び第3の実施形態では、樹脂製枠部材24の内周突部24aの外面に、直線状に傾斜するテーパ面24atが形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示す樹脂製枠部材80では、内周突部80aの外面に、先端側に薄肉状の平坦面80afが設けられる。平坦面80afの終端部位には、外方に傾斜するテーパ面80atが一体に設けられる。
また、図9に示す樹脂製枠部材90では、内周突部90aの外面に、先端側から一旦内方に抉られて湾曲する湾曲面90acが設けられる。図10に示す樹脂製枠部材100では、内周突部100aの外面に、先端側から湾曲する湾曲面100acが設けられる。なお、ガス拡散層側にも、同様の形状を採用することができる。
10、60、70…樹脂枠付き電解質膜・電極構造体
10a、60a…段差電解質膜・電極構造体
12、61、71…燃料電池 14、16…セパレータ
18…固体高分子電解質膜 20…カソード電極
20a、22a…電極触媒層 20b、22b…ガス拡散層
22…アノード電極 22bet、24at…テーパ面
23…段差部
24、62、80、90、100…樹脂製枠部材
24a、80a、90a、100a…内周突部
25…段部 26…接着層
26a…接着剤 30a…酸化剤ガス入口連通孔
30b…酸化剤ガス出口連通孔 32a…冷却媒体入口連通孔
32b…冷却媒体出口連通孔 34a…燃料ガス入口連通孔
34b…燃料ガス出口連通孔 36…酸化剤ガス流路
38…燃料ガス流路 40…冷却媒体流路
42、44…シール部材

Claims (2)

  1. 固体高分子電解質膜の一方の面に、第1触媒層及び第1ガス拡散層を有する第1電極が配設され、且つ前記固体高分子電解質膜の他方の面に、第2触媒層及び第2ガス拡散層を有する第2電極が配設されるとともに、前記第1ガス拡散層の平面寸法は、前記第2ガス拡散層の平面寸法よりも大きな寸法に設定される段差電解質膜・電極構造体と、
    前記固体高分子電解質膜の外周を周回する枠形状を有しており、段部を介し最外周部よりも薄肉状に形成されて前記固体高分子電解質膜の前記第2ガス拡散層の外周端部側に突出する内周突部が設けられる樹脂製枠部材と、
    を備える樹脂枠付き電解質膜・電極構造体であって、
    前記樹脂製枠部材の前記内周突部と前記固体高分子電解質膜の前記他方の面との間、及び前記内周突部の内周面と前記第2ガス拡散層の外周端部との間に接着層が設けられるとともに、
    前記内周突部の内周面と前記第2ガス拡散層の外周端部との間の隙間は、前記固体高分子電解質膜から離間するのに伴って大きく構成されることを特徴とする樹脂枠付き電解質膜・電極構造体。
  2. 請求項1記載の樹脂枠付き電解質膜・電極構造体であって、少なくとも前記内周突部の内周面又は前記第2ガス拡散層の外周端部には、前記固体高分子電解質膜から離間する方向に向かって前記第2ガス拡散層又は前記内周突部から離間する方向に傾斜するテーパ部が設けられることを特徴とする樹脂枠付き電解質膜・電極構造体。
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