JP6046603B2 - 樹脂枠付き膜電極構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂枠付き膜電極構造体に関する。
近年、自動車の新たな動力源等として、反応ガスを電気化学反応させて発電する燃料電池が注目されている。燃料電池は、電気化学反応により直接的に電気を得るため、発電効率が高い点で好ましいとされている。また燃料電池は、発電時に無害な水しか生成しないため、環境への影響の点からも好ましいとされている。
例えば固体高分子型燃料電池は、数十個から数百個のセルが積層されたスタック構造を有する。各セルは、膜電極構造体(MEA)を、一対のセパレータで挟持して構成される。膜電極構造体は、アノード電極(陰極)及びカソード電極(陽極)と、これらの電極に挟持された電解質膜とで構成され、両電極は、電解質膜に接する触媒層と、触媒層に接する拡散層と、を備える。また、セパレータには、その一方の面に燃料ガス流路が形成され、他方の面に酸化剤ガス流路が形成される。
上記のような構成を備える固体高分子型燃料電池では、燃料ガス流路を介して、アノード電極に燃料ガスとしての水素を供給する。また、酸化剤ガス流路を介して、カソード電極に酸化剤ガスとしての空気を供給する。すると、アノード電極に供給された水素が触媒層上でプロトン化され、生成したプロトンが電解質膜を介してカソード電極へと移動する。このとき、プロトンとともに生成した電子が外部回路に取り出され、電気エネルギーとして利用される。
ところで、両電極の拡散層の平面寸法が互いに異なることで、外周端部に段差が形成された膜電極構造体が知られている。この膜電極構造体では、外周端部において電解質膜が露出するため、機械的保護及び化学的保護の観点から、樹脂成形部材や樹脂フィルム等からなる樹脂枠によって、露出した電解質膜の外周端部を保護する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが上記構造において、電解質膜と拡散層の間に樹脂枠の内側の端部を配置すると、膜電極構造体に通常付与される面圧によって樹脂枠の内側の端部に荷重が集中するため、電解質膜が押圧されて厚みが減少し、発電性能が低下する。そこで、樹脂枠の内側の端部を拡散層よりも外側に配置する必要があるが、この場合には樹脂枠の内側端部と拡散層の外側端部との間に隙間が生じ、露出した電解質膜の外周端部を十分に保護できない。そのため、樹脂枠の内側端部と拡散層の外側端部との間に生じる隙間に、接着剤等の充填材を配置する構造が採用されている。
特開2007−66766号公報
しかしながら、外周端部に段差が形成された膜電極構造体において、外周端部を樹脂枠によって保護した場合、樹脂枠や充填材が膜電極構造体の外周端部から剥がれてしまう場合があった。特に、継続して振動される等、厳しい環境に晒される車載用の燃料電池の樹脂枠付き膜電極構造体は、樹脂枠や充填材が膜電極構造体から剥がれてしまうことによって、耐久性が低下してしまうことが問題であった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性の高い樹脂枠付き膜電極構造体を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、電解質膜(例えば、後述の固体高分子電解質膜120)と、当該電解質膜の一方の面に第1触媒層(例えば、後述のアノード触媒層124b)及び第1拡散層(例えば、後述のアノード拡散層124a)が積層されてなる第1電極(例えば、後述のアノード電極124)と、前記電解質膜の他方の面に第2触媒層(例えば、後述のカソード触媒層122b)及び第2拡散層(例えば、後述のカソード拡散層122a)が積層されてなる第2電極(例えば、後述のカソード電極122)と、を有し、かつ、前記第1拡散層の平面寸法が前記第2拡散層の平面寸法よりも小さいことで外周端部(例えば、後述の外周端部125a)に段差(例えば、後述の段差125b)が形成された膜電極構造体(例えば、後述の膜電極構造体125)と、前記膜電極構造体の外方に設けられた樹脂枠(例えば、後述の樹脂枠126)と、を備える樹脂枠付き膜電極構造体(例えば、後述の樹脂枠付き膜電極構造体12)において、前記樹脂枠と前記第1拡散層の外周端面(例えば、後述の外周端面124c)との隙間には、充填材(例えば、後述の充填材128)が充填され、前記第1拡散層の周縁には、前記充填材が浸透した浸透部(例えば、後述の浸透部128a)が形成され、前記積層方向に直交する方向における前記浸透部の長さ(例えば、後述の長さL1)は、前記積層方向に直交する方向における前記樹脂枠と前記第1拡散層の外周端面との隙間の長さ(例えば、後述の長さL2)の1.3倍以上であることを特徴とする。
本発明では、膜電極構造体の外周端部に段差が形成された樹脂枠付き膜電極構造体において、樹脂枠と第1拡散層の外周端面との間に、充填材を充填し、第1拡散層の周縁に充填材を浸透させる。同時に、積層方向の断面視における、第1拡散層の周縁に充填材が浸透している長さを、樹脂枠と第1拡散層との隙間の長さの1.3倍以上とする。
これにより、樹脂枠や充填材が膜電極構造体から剥がれるのを防ぐことができ、樹脂枠及び膜電極構造体の接着強度が安定する。従って、樹脂枠付き膜電極構造体の耐久性が高くなる。
また、前記積層方向から視た、前記第1触媒層と前記第1拡散層とが重複した領域を発電可能領域(例えば、後述の発電可能領域R1)とし、前記積層方向から視た、前記発電可能領域と前記浸透部とが重複した領域を発電不良領域(例えば、後述の発電不良領域R2)とした場合に、前記発電可能領域の面積に対する前記発電不良領域の面積の割合は、3%未満であることが好ましい。
これにより、第1拡散層の周縁に充填材を浸透させた場合であっても、膜電極構造体の発電に寄与する領域の面積の減少が抑えられる。従って、膜電極構造体の発電性能の低下を抑えることができる。
また、前記充填材は、接着性を有する材料であることが好ましい。
これにより、充填材が第1拡散層の外周端面と樹脂枠の内側端面とを接着させるので、樹脂枠が膜電極構造体から剥がれ難くなる。従って、樹脂枠付き膜電極構造体の耐久性が、より高くなる。
本発明によれば、耐久性の高い樹脂枠付き膜電極構造体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂枠付き膜電極構造体を備える発電セルの分解斜視図である。 上記実施形態に係る樹脂枠付き膜電極構造体の外周端部の断面図である。 樹脂枠と第1拡散層との隙間に対する充填材の第1拡散層への含浸幅と、充填材と第1拡散層との接合強度との関係を示す図である。 上記実施形態に係る樹脂枠付き膜電極構造体の外周端部の断面図であり、積層方向の断面視における浸透部の形状について示す図である。 充填材の第1拡散層への含浸することによる電極面積の減少と、燃料電池のセル電圧との関係を示す図である。 上記実施形態の変形例に係る樹脂枠付き膜電極構造体の外周端部の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る樹脂枠付き膜電極構造体12を備える発電セル10の分解斜視図である。この発電セル10は、例えば電極面を水平にして鉛直方向に複数積層されることで、燃料電池スタックを構成する。積層された発電セル10には、所定の締め付け荷重が付与されるため、発電セル10の電極面には所定の面圧が付与される。
図1に示すように、発電セル10は、樹脂枠付き膜電極構造体12と、樹脂枠付き膜電極構造体12を挟持する一対の第2セパレータ14及び第1セパレータ16と、を備える。
発電セル10の長手方向(図1中のY方向)の一端側には、発電セル10の厚み方向(図1中のX方向)にそれぞれ連通する、酸化剤ガス入口連通孔22a、冷却媒体入口連通孔24a及び燃料ガス出口連通孔26bが設けられている。また、発電セル10のY方向の他端側には、発電セル10のX方向にそれぞれ連通する、燃料ガス入口連通孔26a、冷却媒体出口連通孔24b及び酸化剤ガス出口連通孔22bが設けられている。
第2セパレータ14及び第1セパレータ16は、カーボンセパレータで構成される。これらのセパレータは、カーボンからなる薄板を切削加工することで製造される。しかし、第2セパレータ14及び第1セパレータ16は、カーボンセパレータに限定されず、例えば、金属セパレータによって構成してもよい。
図1に示すように、第2セパレータ14の膜電極構造体12に対向する面140aには、酸化剤ガス入口連通孔22aと酸化剤ガス出口連通孔22bに連通する酸化剤ガス流路142が形成される。酸化剤ガス流路142は、複数の酸化剤ガス流路溝を有する。これら酸化剤ガス流路溝は、Y方向に蛇行しながらZ方向に延在しており、これにより、Y方向に1往復半だけ屈曲するS字状のサーペンタイン流路が構成されている。ただし、酸化剤ガス流路142はこれに限定されず、例えば2往復半折り返すサーペンタイン流路であってもよいし、Y方向に沿って延設された直線流路であってもよい。
第1セパレータ16の膜電極構造体12に対向する面160aには、燃料ガス入口連通孔26aと燃料ガス出口連通孔26bとを連通する燃料ガス流路162が形成される。燃料ガス流路162は、複数の燃料ガス流路溝を有する。これら燃料ガス流路溝は、Y方向に蛇行しながらZ方向に延在しており、これにより、Y方向に1往復半だけ屈曲するS字状のサーペンタイン流路が構成されている。ただし、燃料ガス流路162は、酸化剤ガス流路142と同様にこれに限定されず、例えば2往復半、折り返すサーペンタイン流路であってもよいし、Y方向に沿って延設された直線流路であってもよい。
上述したように発電セル10を積層すると、第1セパレータ16と第2セパレータ14が重なり合って接し一体となることにより、第2セパレータ14の面140aとは反対側の面140bと、第1セパレータ16の面160aとは反対側の面160bとで囲繞された冷却媒体流路240が形成される。冷却媒体流路240は、Y方向に沿って複数延設されている。
また、図1に示すように、第2セパレータ14の面140a、140bには、第2セパレータ14の外周縁部を周回するシール部材が一体に成形されている。同様に、第1セパレータ16の面160a,160bには、第1セパレータ16の外周縁部を周回するシール部材が一体に成形されている。シール部材としては、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーンゴム、又は、アクリルゴム等のシール材、クッション材、パッキン材等の弾性を有するシール材が用いられる。
樹脂枠付き膜電極構造体12は、膜電極構造体125と、この膜電極構造体125の外方、より具体的にはその外周を周回して額縁状に設けられた樹脂枠126と、を備える。膜電極構造体125は、例えば、パーフルオロスルホン酸から構成される固体高分子電解質膜120と、この固体高分子電解質膜120を挟持するカソード電極122及びアノード電極124と、を含んで構成される。
カソード電極122及びアノード電極124は、それぞれ、カーボン繊維を含むカーボンペーパからなる拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を拡散層上に塗布することで形成された触媒層と、を備える。これら両電極は、触媒層が固体高分子電解質膜120に接するように、ガス拡散層を外側に向けて、固体高分子電解質膜120に積層される。
図2は、本実施形態に係る樹脂枠付き膜電極構造体12の外周端部の断面図である。具体的には、図2では、図1のA−A線断面図を示しているが、樹脂枠付き膜電極構造体12の外周端部であれば基本的に同様の構成となっている。
図2に示すように、カソード電極122はカソード拡散層122aとカソード触媒層122bを含んで構成され、アノード電極124はアノード拡散層124aとアノード触媒層124bを含んで構成される。これら両電極はそれぞれ、拡散層と電極層との間に、例えばカーボン及びフッ素樹脂を有する下地層を含んでいてもよい。
また、図2に示すように、アノード拡散層124aは、カソード拡散層122aよりも平面寸法が小さい。これにより、膜電極構造体125の外周端部125aのアノード電極124側には、段差125bが形成される。ただしこれに限定されず、アノード拡散層の平面寸法がカソード拡散層の平面寸法より大きくてもよい。この場合には、外周端部の段差はカソード電極122側に形成される。
なお、固体高分子電解質膜120及びカソード触媒層122bは、カソード拡散層122aと同一の平面寸法に設定されている。また、アノード触媒層124bは、アノード拡散層124aと同一の平面寸法に設定されている。そのため、後述する樹脂枠126及び充填材128を設ける前の状態において、膜電極構造体125の外周端部125aのアノード電極124側では、固体高分子電解質膜120は両拡散層により挟持されずに露出した状態となっている。より詳しくは、固体高分子電解質膜120は、全周に亘って外部に露出している。
樹脂枠126は、図2に示すように断面視L字状に形成される。樹脂枠126は、樹脂枠凸部126aと、樹脂枠本体部126bと、を備える。樹脂枠凸部126aは、樹脂枠126の全周に亘って、段差125bが形成されたアノード電極124側のアノード拡散層124aの外周端面124cに向かって突出して設けられる。樹脂枠本体部126bは、樹脂枠126の基部を構成する四角環状であり、カソード拡散層122a、カソード触媒層122b及び固体高分子電解質膜120の各外周端面に内壁面が当接するように設けられる。なお、樹脂枠凸部126a及び樹脂枠本体部126bは一体に形成されている。
樹脂枠126を構成する樹脂の種類は、特に限定されない。例えば、樹脂枠126は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PPA(ポリフタルアミド)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルフォン)、LCP(リキッドクリスタルポリマー)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、SPS(シンジオタクティックポリスチレン)、シリコーンゴム、フッ素ゴム又はEPDM(エチレンプロピレンゴム)等で構成される。
樹脂枠凸部126aの下面126dと固体高分子電解質膜120との間には、接着剤層129が設けられている。この接着剤層129は、膜電極構造体125の外周端部125aの全周に亘って額縁状に設けられている。すなわち、樹脂枠凸部126aと固体高分子電解質膜120は、接着剤層129により互いに接着されて固定されている。
接着剤層129の形成には、例えば、アクリル系、オレフィン系、シリコーン系、フッ素系、エポキシ系、ウレタン系等の各種接着剤を単独使用又は複数種使用することができる。また、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、アクリルゴム、EPDMゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、エラストマー等の各種粘着剤を単独使用又は複数種使用することができる他、樹脂を溶剤に溶解させてワニス状にしたものを使用することもできる。
また、樹脂枠凸部126aの内側端面126cと、アノード拡散層124aの外周端面124cとの間には、充填材128が充填されている。充填材128は、接着剤層129と連続して一体的に形成されていてもよく、接着剤層129と同一の接着剤により形成されていてもよい。また、充填材128は、接着剤層129とは異なり、従来公知の充填材により形成されていてもよい。この充填材128により、樹脂枠126がより外れ難くなっている。なお、充填材128は、充填時に液状であることが好ましい。充填材128が液状であることで、後述のように充填材128がアノード拡散層124aの周縁に浸透する。また、充填材128は、膜電極構造体125と樹脂枠126の接合後に塗工して配置してもよく、これらの接合前に塗工して配置してもよい。充填材128には、接着剤層129の形成に用いる上記材料を用いることができる。
また、アノード拡散層124aの周縁には、充填材128が浸透した浸透部128aが形成される。浸透部128aは、アノード拡散層124aの外周端面124cからアノード拡散層124aの内部の浸透面124dまで延びる。浸透部128aはアノード拡散層124aの全周に亘って額縁状に形成される。
膜電極構造体125の積層方向に直交する方向における浸透部128aの長さL1(アノード拡散層124aの外周端面124cと浸透面124dとの距離)は、膜電極構造体125の積層方向に直交する方向における樹脂枠126とアノード拡散層124aの外周端面124cとの隙間の長さL2(樹脂枠凸部126aの内側端面126cと、アノード拡散層124aの外周端面124cとの距離)の1.3倍以上である。すなわち、L1/L2は1.3以上である。L1/L2が1.3未満であると、樹脂枠126や充填材128がアノード拡散層124aから剥がれやすくなってしまう。
ここで、L1/L2と、樹脂枠126及び膜電極構造体125の接着強度と、の関係について、図3を用いて説明する。図3は、樹脂枠付き膜電極構造体12のL1/L2(横軸)を変化させて、樹脂枠126及び膜電極構造体125の接着強度を測定した結果(縦軸)をプロットしたグラフである。L1/L2を変化させるにあたっては、樹脂枠126とアノード拡散層124aとの隙間の長さL2の値を0.2mm、0.3mm、0.5mmのいずれかに固定している。樹脂枠126及び膜電極構造体125の接着強度は、外周端部125aの段差125bが長手方向の中心に位置するように樹脂枠付き膜電極構造体12を矩形状(例えば、10mm×70mm)に切り出して、樹脂枠126部分及び膜電極構造体125部分をそれぞれ垂直方向の上下に引っ張り、これららが剥離する力の強さ(接着強度)を測定する。図3では、グラフの縦軸として接着強度の相対値を示す。
図3に示す結果から、L2の値に関わらず、L1/L2が1.3以上である場合において樹脂枠126及び膜電極構造体125の接着強度が安定することが分かる。
図2においては模式的に、充填材128がアノード拡散層124aの浸透面124dまで均一に浸透しているものとしたが、例えば、図4に示すように、アノード拡散層124aの積層方向の断面視(図1のA−A線断面視)において充填材128が一部でも浸透面124dまで浸透していれば十分なものとする。浸透面124dは、積層方向に直交する方向おいて外周端面124cから最も離隔した浸透部128aの端部に接し、かつ、外周端面124cと平行な面と定義できる。なお、適切な条件で充填材128を充填すれば、積層方向の断面視(図1のA−A線断面視)において、浸透部128aの面積が、アノード拡散層124aの外周端面124cから浸透面124dまでの領域の面積の50%以上を占める。また、積層方向の断面視において、浸透部128aの面積は、アノード拡散層124aの外周端面124cから浸透面124dまでの領域の面積の75%以上を占めることが好ましい。図2では、積層方向の断面視において、浸透部128aの面積が、アノード拡散層124aの外周端面124cから浸透面124dまでの領域の面積の100%を占めている。図4では、積層方向の断面視において、浸透部128aの面積が、アノード拡散層124aの外周端面124cから浸透面124dまでの領域の面積のうち50%を占めている。ところで、図4では、浸透部128aの積層方向の断面視における面積について説明するため、便宜的に、浸透部128aが積層方向の断面視で三角形となるようにしている。しかしながら、積層方向の断面視における浸透部128aの形状は特に限定されるものではない。
なお、膜電極構造体125の全周のうち、一部でL1/L2が1.3以上であればよい。更には、膜電極構造体125の全周に亘って、アノード拡散層124aに充填材128が含浸し、L1/L2が1.3以上となっていることが好ましい。
L1及びL2は、MRIやCTによって浸透部128aを撮影して求めることができるが、膜電極構造体125の積層方向(図2及び4のB方向から)から目視によって浸透部128aを確認して求めることもできる。
膜電極構造体125の積層方向から視た、アノード触媒層124bとアノード拡散層124aとが重複した領域は、樹脂枠付き膜電極構造体12において発電可能な発電可能領域R1である。膜電極構造体125の積層方向から視た、発電可能領域R1と浸透部128aとが重複した領域は、アノード拡散層124aに充填材128が浸透していることから十分に発電することができない発電不良領域R2である。ここで、発電可能領域R1の面積に対する発電不良領域R2の面積の割合は、3%未満であることが好ましい。発電可能領域R1の面積に対する、発電不良領域R2の面積の割合が3%以上であると、膜電極構造体125の発電に寄与する領域の面積が大きく減少し、膜電極構造体125の発電性能が低下してしまう傾向にある。
ここで、膜電極構造体125の電極面積減少分と、樹脂枠付き膜電極構造体12のセル電圧と、の関係について、図5を用いて説明する。図5は、膜電極構造体125の電極面積減少分、すなわち発電可能領域R1の面積に対する、発電不良領域R2の面積の割合(横軸)を変化させて、樹脂枠付き膜電極構造体12のセル電圧を測定した結果(縦軸)をプロットしたグラフである。発電可能領域R1の面積に対する、発電不良領域R2の面積の割合を変化させるにあたっては、長さL2の値を0.2mm、0.3mm、0.5mmのいずれかに固定している。なお、図5に示すセル電圧は、発電セルに対して、セル温度70℃、加湿条件をアノード/カソード=85%/85%Rh、ガス流量をストイキ=1.5/1.5、ガス圧力をアノード/カソード=50/50kPaの条件下で、1.0A/cmの一定発電において測定される電圧の値の相対値である。
図5に示す結果から、L2の値に関わらず、電極面積減少分が3.0%以上になるとセル電圧が急激に下降する。この結果から、発電可能領域R1の面積に対する、発電不良領域R2の面積の割合は、3%未満にすることが好ましいことが分かる。
なお、発電可能領域R1及び発電不良領域R2の面積は、MRIやCTによって求めることができるが、膜電極構造体125の積層方向に直交する方向から目視によって浸透部128aを確認して求めることもできる。
また、充填材128は、接着性を有する材料であることが好ましい。充填材128が接着性を有することで、充填材128がアノード拡散層124aの外周端面124cと樹脂枠凸部126aの内側端面126cとを接着させるので、樹脂枠126がアノード触媒層124bから、剥がれ難くなる。
以上の構成を備える本実施形態の樹脂枠付き膜電極構造体12は、例えば、次のようにして製造される。
先ず、外周端部125aに段差125bが形成された膜電極構造体125を作製する。具体的には、アノード触媒又はカソード触媒と、溶媒との混合物に、バインダー溶液を投入し、所定のインク粘度になるまで混合することで、アノード電極インク及びカソード電極インクを調製する。
次いで、調製した各電極インクを、PETフィルムからなるPETシート上にスクリーン印刷により塗工することで、アノード電極シート及びカソード電極シートを作製する。
次いで、両電極シートで固体高分子電解質膜120を挟持してホットプレスする。その後、PETシートを剥がすことにより、固体高分子電解質膜120の一方の面にアノード触媒層124bが形成され、他方の面にカソード触媒層122bが形成される。このとき、アノード触媒層124bの平面寸法を、カソード触媒層122bの平面寸法よりも、縦横いずれも小さいものとする。
次いで、カーボンブラック及びPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)粒子を均一に分散させたスラリーを調製する。調製したスラリーを、カーボンペーパに塗布して乾燥することにより、カーボンペーパと下地層とからなるアノード拡散層124a及びカソード拡散層122aを作製する。また、カソード拡散層122aの平面寸法を、固体高分子電解質膜120と同一とする。
次いで、アノード触媒層124bが形成された固体高分子電解質膜120の一方側に、アノード拡散層124aを配置するとともに、カソード触媒層122bが形成された固体高分子電解質膜120の他方側に、カソード拡散層122aを配置し、この状態で、ホットプレスする。これにより、外周端部125aに段差125bが形成された膜電極構造体125が作製される。
一方、樹脂枠126を、金型を用いた射出成形により、予め成形する。具体的には、四角環状の樹脂枠本体部126bと、樹脂枠本体部126bの上部から内側に突出する樹脂枠凸部126aと、を有する樹脂枠126を、金型を用いた射出成形により予め成形する。
次いで、樹脂枠126の上下を反転させた状態で、樹脂枠凸部126aの下面126dに、接着剤層129の原料として、例えば株式会社スリーボンド製接着剤TB1220Gを、所定の幅及び厚さとなるように、市販のディスペンサー(例えば、ムサシエンジニアリング株式会社製ディスペンサーML−606GX)を用いて塗工する。
次いで、膜電極構造体125を、カソード拡散層122a、カソード触媒層122b及び固体高分子電解質膜120の外周端面が樹脂枠本体部126bの内側壁面に当接するようにし、樹脂枠凸部126aの下面上に、段差125bが形成された膜電極構造体125の外周端部125aを対向配置する。このとき、アノード拡散層124aの外周端面124cと樹脂枠凸部126aの内側端面126cとの間に充填材128を充填させる隙間を設けるようにする。そして、PTFEシートを介した平板をのせて5kgの錘をのせ、120℃で120分間かけて接着硬化させる。これにより、樹脂枠付き膜電極構造体12が作製される。
作製した樹脂枠付き膜電極構造体12の、アノード拡散層124aの外周端面124cと樹脂枠凸部126aの内側端面126cとの間に、市販のディスペンサー(例えば、ムサシエンジニアリング株式会社製ディスペンサーML−606GX)を用いて後述する充填材128を充填する。例えば信越化学工業製の充填材SIFEL2661を、所定の厚みとなるように塗布して充填させる。充填後、例えば120℃で8時間乾燥する。このとき、乾燥温度と乾燥時間を調整することによって、上記のアノード拡散層124aの周縁に充填材128が浸透する長さL1や、アノード拡散層124aに浸透している発電不良領域R2の面積を調整できる。
次いで、得られた樹脂枠付き膜電極構造体12を、カーボンセパレータからなる第1セパレータ16及び第2セパレータ14で挟持し、発電セル10とする。これらカーボンセパレータには、表面を切削加工することでサーペンタイン流路を形成し、サーペンタイン流路の溝部及び山部の幅は、例えばいずれも1mmとする。流路の高さについては、例えば0.5mmや0.3mmとする。そして、これらを、樹脂枠付き膜電極構造体12の両面に配置し、挟持する。
以上により、本実施形態の樹脂枠付き膜電極構造体12を備える発電セル10が作製され、これをスタックすることで燃料電池スタックが作製される。
以上の構成を備える本実施形態に係る樹脂枠付き膜電極構造体12を備える燃料電池スタックは、以下のように動作する。
図1に戻って、先ず、図示しない酸化剤ガス供給装置により、酸化剤ガスを燃料電池スタック1に供給する。すると、供給された酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔22aから流入して、固体高分子電解質膜120と第2セパレータ14との間に形成される酸化剤ガス流路142を流通する。これにより、カソード電極122に酸化剤ガスが供給される。
またこのとき、図示しない燃料ガス供給装置により、燃料ガスを燃料電池スタック1に供給する。すると、供給された燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔26aから流入して、固体高分子電解質膜120と第1セパレータ16との間に形成される燃料ガス流路162を流通する。これにより、アノード電極124に燃料ガスが供給される。
またこのとき、図示しない冷却媒体供給装置により、冷却媒体を燃料電池スタック1に供給する。すると、供給された冷却媒体は、冷却媒体入口連通孔24aから流入して、第2セパレータ14と第1セパレータ16との間に形成される冷却媒体流路240を流通する。
膜電極構造体12では、カソード電極122に供給された酸化剤ガスと、アノード電極124に供給された燃料ガスとの電気化学反応が進行することで、発電が行われる。発電による発熱で加熱された膜電極構造体12は、冷却媒体流路240を流通する冷却媒体により冷却される。
また発電の際には、電気化学反応に伴って、カソード側で水が生成し、アノード側へは固体高分子電解質膜120を介して移動する。この反応生成水は、各ガス流路を流通して排出される。
その後、カソード電極122に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔22bから排出され、アノード電極124に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔26bから排出される。また、膜電極構造体12の冷却に利用された冷却媒体は、冷却媒体出口連通孔24bから排出される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、膜電極構造体125の外周端部125aに段差が形成された樹脂枠付き膜電極構造体12において、樹脂枠126とアノード拡散層124aの外周端面124cとの間に、充填材128を充填し、アノード拡散層124aの周縁に充填材128を浸透させた。同時に、積層方向の断面視における、アノード拡散層124aの周縁に充填材128が浸透している長さL1を、樹脂枠126とアノード拡散層124aとの隙間の長さL2の1.3倍以上とした。
これにより、樹脂枠126や充填材128が膜電極構造体125から剥がれるのを防ぐことができ、樹脂枠126及び膜電極構造体125の接着強度が安定する。従って、樹脂枠付き膜電極構造体12の耐久性が高くなる。
本実施形態では、平面視において、アノード触媒層124bとアノード拡散層124aとが重複している領域R1の面積に対する、アノード拡散層124aに浸透している充填材128とアノード触媒層124bとが重複している領域R2の面積の割合を3%未満とした。
これにより、アノード拡散層124aの周縁に充填材128を浸透させた場合であっても、膜電極構造体125の発電に寄与する領域の面積の減少が抑えられる。従って、膜電極構造体125の発電性能の低下を抑えることができる。
本実施形態では、充填材128を、接着性を有する材料とした。
これにより、充填材128がアノード拡散層124aの外周端面124cと樹脂枠凸部126aの内側端面126cとを接着させるので、樹脂枠126がアノード触媒層124bから剥がれ難くなる。従って、樹脂枠付き膜電極構造体12の耐久性が、より高くなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
図6は、上記実施形態の変形例に係る樹脂枠付き膜電極構造体12Aの外周端部125aの断面図である。樹脂枠付き膜電極構造体12Aは、上記実施形態のアノード触媒層124bの代わりにアノード拡散層124aの平面寸法よりも縦横いずれも小さい平面寸法を有するアノード触媒層124Bを用いた以外は同様の構成である。図6に示すように、アノード触媒層124Bの平面寸法が小さいことで生じる、アノード拡散層124aと固体高分子電解質膜120との隙間には充填材128が侵入する。
樹脂枠付き膜電極構造体12Aの、平面視において、アノード触媒層124Bとアノード拡散層124aとが重複している領域R1Aは、樹脂枠付き膜電極構造体12の領域R1と一致しない。同様に、樹脂枠付き膜電極構造体12Aの、平面視において、アノード拡散層124aに浸透している充填材128と、アノード触媒層124bとが重複している領域R2Aは、樹脂枠付き膜電極構造体12の領域R2と一致しない。つまり、樹脂枠付き膜電極構造体12Aアノード触媒層124Bの平面寸法が小さい分だけ、膜電極構造体125における発電に寄与する領域の面積が狭くなる。
従って、樹脂枠付き膜電極構造体12と樹脂枠付き膜電極構造体12Aとで、積層方向の断面視における、アノード拡散層124aの周縁に充填材128が浸透している長さL1が同一であったとしても、領域R1の面積に対する領域R2の面積の割合と領域R1Aの面積に対する、領域R2Aの面積の割合とでは異なる値になる。
また、本実施形態においては、樹脂枠本体部126bの厚さをアノード拡散層124a,カソード拡散層122aと同程度とし、樹脂枠凸部126aと、樹脂枠本体部126bとを合わせた厚さ(樹脂枠126の厚さ)を膜電極構造体125の厚さと同程度としたが、これに限定されず、例えば樹脂枠126として樹脂フィルムを用いてもよい。
12,12A…樹脂枠付き膜電極構造体
14…第2セパレータ
16…第1セパレータ
120…固体高分子電解質膜(電解質膜)
122…カソード電極(第2電極)
122a…カソード拡散層(第2拡散層)
122b…カソード触媒層(第2触媒層)
124…アノード電極(第1電極)
124a…アノード拡散層(第1拡散層)
124b,124B…アノード触媒層(第1触媒層)
124c…外周端面
125…膜電極構造体
125a…外周端部
126…樹脂枠
128…充填材
R1,R1A…発電可能領域
R2,R2A…発電不良領域

Claims (3)

  1. 電解質膜と、当該電解質膜の一方の面に第1触媒層及び第1拡散層が積層されてなる第1電極と、前記電解質膜の他方の面に第2触媒層及び第2拡散層が積層されてなる第2電極と、を有し、かつ、前記第1拡散層の平面寸法が前記第2拡散層の平面寸法よりも小さいことで外周端部に段差が形成された膜電極構造体と、
    前記膜電極構造体の外方に設けられた樹脂枠と、を備える樹脂枠付き膜電極構造体において、
    前記樹脂枠と前記第1拡散層の外周端面との隙間には、充填材が充填され、
    前記第1拡散層の周縁には、前記充填材が浸透した浸透部が形成され、
    前記膜電極構造体の積層方向に直交する方向における前記浸透部の長さは、前記積層方向に直交する方向における前記樹脂枠と前記第1拡散層の外周端面との隙間の長さの1.3倍以上であることを特徴とする樹脂枠付き膜電極構造体。
  2. 前記積層方向から視た、前記第1触媒層と前記第1拡散層とが重複した領域を発電可能領域とし、
    前記積層方向から視た、前記発電可能領域と前記浸透部とが重複した領域を発電不良領域とした場合に、
    前記発電可能領域の面積に対する前記発電不良領域の面積の割合は、3%未満であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂枠付き膜電極構造体。
  3. 前記充填材は、接着性を有する材料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂枠付き膜電極構造体。
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