JP4578303B2 - スイッチング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワースイッチング素子のオン操作及びオフ操作を繰り返すスイッチング制御を行うことで、制御対象を所望とする制御量に制御する制御手段を備えるスイッチング装置に関する。
この種のスイッチング装置としては、例えば車載パワーエレクトロニクス機器において用いられるものがある。そして、この種のスイッチング装置では、例えばパルス幅変調(PWM)制御等により、パワースイッチング素子のオン操作やオフ操作の態様を設定することで、制御対象を所望とする制御量に制御している。こうしたスイッチング装置は、制御対象が所望とする制御量となると、そのときのオン操作及びオフ操作を定常的に繰り返すこととなる。このため、オン操作の開始タイミング間の間隔やオフ操作の開始タイミング間の間隔によって作られるスイッチング周波数やそれらの高調波の周波数を有したノイズ成分だけが高いエネルギを持ってしまう。そして、高いエネルギを有するノイズ成分が、車両に搭載されたラジオ受信機等において選局されている放送局の周波数に重畳することがある。このようにノイズ成分が放送局の周波数に重畳すると、カーオーディオ等のスピーカからノイズが出力され、ユーザに不快感を生じさせる。
そこで従来は、例えば下記特許文献1,2に見られるように、スイッチング周波数の高調波が、選局された放送局の周波数帯域と所定の関係を有するように、上記スイッチング周波数を設定することも提案されている。すなわち、例えば選局された放送局の周波数と規定の周波数差を有するようにスイッチング周波数を設定することで、スピーカからノイズが出力されることを回避することができる。
ただし、こうした場合であっても、PWM制御等によりオン操作及びオフ操作の態様が変化するときには、上記スイッチング周波数やその高調波が放送局の周波数と重なる可能性は否定できない。
特開2002−335672号公報 特開2003−88101号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、制御対象を所望とする制御量に制御するに際し、スイッチング制御に起因したノイズのピーク値を好適に低減することのできるスイッチング装置を提供することにある。
以下、上記課題を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
手段1では、パワースイッチング素子のオン操作及びオフ操作を繰り返すスイッチング制御を行うに際し、前記オン操作の開始タイミング間の間隔、前記オフ操作の開始タイミング間の間隔及び、該いずれかの間隔に対する前記パワースイッチング素子のオン期間又はオフ期間の比であるデューティの少なくとも1つを可変制御することで、制御対象を所望とする制御量に制御する制御手段を備えるスイッチング装置において、前記可変制御を、前記オン操作の開始タイミング間の間隔及び前記オフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重ならないようにして行なうことを特徴とする。
上記構成では、オン操作の開始タイミング間の間隔及びオフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重ならないようにして、制御対象を所望とする制御量に制御する。これにより、スイッチング周波数が拡散されるため、スイッチング制御に起因したノイズのピーク値を好適に低減することができる。
手段2では、手段1において、前記制御手段は、前記オン操作及び前記オフ操作のいずれか一方の開始タイミング間の間隔が互いに異なる複数の間隔からなる基本パターンを繰り返すように前記パワースイッチング素子の操作態様を設定する設定する設定手段と、前記基本パターンの前記互いに異なる複数の間隔の各間隔における前記デューティを可変制御することで、前記制御対象を所望とする制御量に制御するデューティ制御手段とを備えることを特徴とする。
上記構成では、オン操作及びオフ操作のいずれか一方の開始タイミング間の間隔が基本パターンにより互いに異なるように設定される。こうした設定にて、各間隔のデューティを可変設定すると、このデューティの設定態様によっては、上記開始タイミングのうちの他方(基本パターンにより間隔を定められていない方)の作るスイッチング周波数同士が互いに重なることや、同スイッチング周波数と基本パターンの定めるスイッチング周波数とが互いに重なることがある。そして、これらが重なると、重なる周波数及びその整数倍の周波数においてノイズレベルが大きくなる。この点、上記構成では、オン操作の開始タイミング間の間隔及びオフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重ならないとの条件でデューティを可変制御するため、開始タイミング間の間隔が重なることによるノイズレベルの増大を回避することができる。
手段3では、手段2において、前記デューティ制御手段は、前記スイッチング周波数が互いに重ならないデューティを記憶する手段を備え、該記憶されるデューティによって前記可変制御を行うことを特徴とする。
上記構成では、スイッチング周波数が互いに重ならないデューティを記憶する手段を備えるために、上記開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重ならないとの条件でデューティの可変制御を簡易に行なうことができる。
手段4では、手段2において、前記設定手段は、前記基本パターンとして互いに異なる複数個のパターンを備え、前記制御対象を所望とする制御量に制御する際に要求されるデューティに応じて前記基本パターンを切り替えることを特徴とする。
上記基本パターンによって定められた各間隔においてデューティを可変制御すると、要求されるデューティでは、上記開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重なることがある。この点、上記構成では、要求されるデューティに応じて基本パターンを切り替えるために、所定の基本パターンにおいて要求されるデューティに設定すると上記開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重なる場合には、別の基本パターンに切り替えることで上記スイッチング周波数の重なりを回避することができる。このため、上記構成によれば、上記開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重なることを好適に回避しつつ要求されるデューティに設定することができる。
手段5では、前記デューティ制御手段は、所定期間に対するオン期間の合計時間又はオフ期間の合計時間の比で表される平均のデューティを前記制御対象を所望とする制御量に制御する際に要求されるデューティとする条件下、前記オン操作及び前記オフ操作の周期のいくつかのデューティを互いに異ならしめつつ前記デューティの可変制御を行うことを特徴とする。
上記基本パターンによって定められた各間隔においてデューティを可変制御すると、要求されるデューティでは、上記開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重なることがある。この点、上記構成では、オン操作及びオフ操作の周期のいくつかのデューティを互いに異ならしめることで、上記開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重なるデューティとなることを回避することができる。しかも、上記平均のデューティを要求されるデューティとすることで、上記開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重なることを好適に回避しつつ要求されるデューティに設定することができる。
手段6では、手段2〜5のいずれかにおいて、前記デューティ制御手段は、当該スイッチング装置に対するノイズ対策の所望される周波数帯域において、前記オン操作の開始タイミング間の間隔及び前記オフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数の複数の高調波が互いに重ならないデューティにて前記デューティの可変制御を行うことを特徴とする。
上記構成では、スイッチング周波数の複数の高調波が重ならないデューティにてデューティの可変制御を行うことで、高調波が重なることによる同高調波の周波数におけるノイズレベルの増大を回避することができる。
手段7では、手段6において、前記ノイズ対策は、無線放送の電波に対してなされるものであり、前記複数の高調波が互いに重なるとは、前記無線放送の一放送局あたりのバンド幅内に前記複数の高調波が含まれることをいうことを特徴とする。
無線放送の各放送局は、所定の周波数幅(バンド幅)を有する。この点、上記構成では、上記重なりを一放送局当たりのバンド幅を用いて定義することで、各放送局の周波数内に複数の高調波が重なることを適切に排除できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるスイッチング装置をハイブリッド車に搭載されるDC−DCコンバータのスイッチング装置に適用した第1の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1に、上記ハイブリッド車の構成を示す。このハイブリッド車では、内燃機関2及びモータジェネレータ4の駆動力が、動力分配装置6を介してシャフト8、駆動輪10へと伝達される。
上記モータジェネレータ4は、動力分配装置6に駆動力を付与する機能に加えて、当該車両の運転状態に応じて、動力分配装置6から付与される駆動力により発電を行なう機能も有している。モータジェネレータ4は、DC−DCコンバータやインバータ、高圧バッテリを備えて構成されるパワーコントロールユニット14と接続されている。パワーコントロールユニット14は、モータジェネレータ4によって発電される交流電力を直流電力に変換して、蓄電する。更に、パワーコントロールユニット14は、高圧電力を降圧してバッテリ16に供給する。
更に、このハイブリッド車には、ラジオ受信機18及びスピーカ19が搭載されている。このラジオ受信機18は、AM受信機とFM受信機とを備えている。ここでAM受信機は、アナログのAM変調により搬送波が変調された被変調波を、検波及び復調し、スピーカ19に音声信号として出力するものである。このAM放送の周波数帯域は、例えば「510〜1720kHz」である。一方、FM受信機は、周波数変調された被変調波を、検波及び復調し、スピーカ19に音声信号として出力するものである。このFM放送の周波数帯域は、例えば「76〜108MHz」である。
図2に、上記パワーコントロールユニット14内のDC−DCコンバータ及びその制御装置(スイッチング装置)の構成を示す。
DC−DCコンバータ20は、絶縁型のDC−DCコンバータ20として構成されている。すなわち、先の図1に示したモータジェネレータ4の交流電力が直流電力に変換されたものを蓄電する高圧バッテリ15、パワースイッチング素子26及びトランス23のコイル23aの直列回路と、上記バッテリ16に低圧電力を出力する低圧回路とによって構成されている。ここで、低圧回路においては、トランス23のコイル23bにダイオード27及びコイル28が直列に接続されている。また、ダイオード27及びコイル28間と接地との間にはダイオード22が接続されており、コイル28の出力側と接地との間にはコンデンサ24が接続されている。こうした構成において、パワースイッチング素子26のオン操作及びオフ操作を繰り返すスイッチング制御により、DC−DCコンバータ20の出力が制御される。
上記スイッチング制御は、マイクロコンピュータ30によって行なわれる。このマイクロコンピュータ30は、中央処理装置やメモリ32等を備えて構成されている。そして、DC−DCコンバータ20の出力を取り込み、DC−DCコンバータ20の出力を所望の出力に制御すべく、ドライバ40を介してパワースイッチング素子26のオン操作及びオフ操作を行なう(スイッチング制御を行う)。詳しくは、ドライバ40を介してパワースイッチング素子26に駆動パルスを出力することで、パワースイッチング素子26のオン操作及びオフ操作を行なう。
ただし、このスイッチング制御の態様によっては、同スイッチング制御に起因して、上記受信機18によって選局されている放送局の周波数にノイズが重畳されることがある。このスイッチング制御に起因したノイズは、スイッチング制御に起因した放射ノイズのみならず、先の図1に示すラインL1,L2を介して伝達されるノイズもある。すなわち、受信機18の接地側のラインL1がパワーコントロールユニット14(詳しくはDC−DCコンバータ20)と接続されており、また、受信機18とバッテリ16とを接続するラインL2は、パワーコントロールユニット14(詳しくは、DC−DCコンバータ20)とも接続されているため、DC−DCコンバータ20からのノイズがラインL1,L2を介して受信機18に混入する。
このスイッチング制御に起因した受信機18へのノイズの混入は、スイッチング制御にかかる周波数やその高調波が、受信機18によって受信される放送局の周波数と重なるときに生じるものである。以下、これについて、図3〜図5に基づき説明する。
図3(a)は、パワースイッチング素子26を駆動する上記駆動パルスを示している。ちなみに、この駆動パルスの立ち上がっている期間(論理「H」レベルの期間)又は立ち下がっている期間(論理「L」レベルの期間)にわたって、パワースイッチング素子26がオン操作される。例えば、パワースイッチング素子26がNチャネルMOSトランジスタである場合には、駆動パルスが論理「H」レベルの期間にパワースイッチング素子26がオン操作される。また、例えばパワースイッチング素子26がPチャネルMOSトランジスタである場合には、駆動パルスが論理「L」レベルの期間にパワースイッチング素子26がオン操作される。なお、以下、本実施形態では、駆動パルスの論理「H」レベルの期間、パワースイッチング素子26がオン操作される場合を例にとって説明する。
図3(a)では、駆動パルスの立ち上がり(オン操作の開始タイミング)間の間隔Thと、駆動パルスの立ち下がり(オフ操作の開始タイミング)間の間隔Tlとが互いに等しく設定されている。このため、図3(b)に示すように、これらの逆数である各スイッチング周波数fh,flが互いに等しくなるため、スイッチング周波数fh,flにおいてノイズのエネルギレベルが大きくなる(図3(b)では、便宜上スイッチング周波数fh,flをわずかにずらして描いている)。このため、図3(c)に示すように、スイッチング周波数fh(fl)やその高調波「fh×2,fh×3,fh×4,fh×5(fl×2,fl×3,fl×4,fl×5)」の周波数においてノイズのエネルギレベルが大きくなる。
図4に、図3(a)の駆動パルスにてスイッチング制御を行った場合のノイズのエネルギレベルの実験値を示す。図示されるように、実線で示すピークノイズと破線で示す平均のノイズの双方とも大きなエネルギレベルとなっている。
ここで、スイッチング周波数に起因したノイズのエネルギレベルを低減するためには、次のような制御を行うこと等が考えられる。(イ)PWM制御において、各駆動パルスの立ち上がっている期間をランダム化する。(ロ)複数の周波数を設定してPWM制御を行う。(ハ)駆動パルスの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングが一定周期とならないように拡散させたパターンによってスイッチング制御を行う。
図5に、こうした手法にてスイッチング制御を行った場合に典型的なノイズのエネルギレベルを示す。図示されるように、上記手法にてスイッチング制御を行うことで、平均のノイズのエネルギレベルは大きく低減されている(この図5に示す実験では、先の図4に示すものと比較して平均のノイズのエネルギレベルが低減されている)。
ただし、ノイズのエネルギレベルが低減されたとはいえ、スイッチング周波数やその高調波が、受信機18によって受信される放送局の周波数と重なるときには、スピーカ19を介してバックノイズが出力される。もっとも、スイッチング周波数やその高調波が放送局の周波数と重ならないように設定すればバックノイズは解消されるが、こうした設定が困難なことは上述したとおりである。
そこで本実施形態では、オン操作の開始タイミング(駆動パルスの立ち上がりエッジ)間の間隔、及びオフ操作の開始タイミング(駆動パルスの立ち下がりエッジ)間の間隔が互いに異なるいくつかからなるパターンを設定する。これにより、パターン内でのスイッチング周波数の拡散を図る。そして、このパターンを周期的に繰り返すようにするとともに、このパターンの繰り返しの周期の逆数である拡散周波数を、可聴周波数以上に設定する。
図6(a)に、立ち上がりエッジ間の間隔及び立ち下がりエッジ間の間隔が互いに異なる3つの駆動パルスからなるパターンを例示する。ここでは、立ち上がりエッジ間の間隔Th1〜Th3、立ち下がりエッジ間の間隔Tl1〜Tl3の全てが互いに異なっている。このため、これら間隔Th1〜Th3の作るスイッチング周波数fh1〜fh3や、間隔Tl1〜Tl3の作るスイッチング周波数fl1〜fl3が互いに異なるため、図6(b)に示すように、これらスイッチング周波数fh1〜fh3,fl1〜fl3が拡散される。これにより、これらに起因した平均のノイズは低減される。
ただし、このように設定したとしても、スイッチング周波数fh1〜fh3,fl1〜fl3のいずれか、又はそれらの高調波のいずれかが受信機18によって受信されるAM放送局の周波数に重なる場合には、スピーカ19からノイズが出力される。ここで、本実施形態では、パターンの周期Tの逆数である拡散周波数を可聴周波数以上とする。このため、スイッチング周波数fh1〜fh3,fl1〜fl3のいずれか、又はそれらの高調波のいずれかが受信機18によって受信されるAM放送局の周波数と断続的に重なりを生じる場合であっても、重なりから次の重なりまでの間の周期の逆数は、可聴周波数以上となる。このため、最終的にスピーカ19から出力されるノイズが可聴周波数帯内とならないため、スピーカ19から出力される放送局の音声信号への可聴ノイズの重畳を好適に抑制することができる。
ちなみに、ここで可聴周波数以上とは、例えば「20kHz」以上とすればよい。これは、可聴周波数が「20Hz〜20kHz」といわれていることによる。もっとも、この設定は絶対的なものではない。実際、人間の聴力には個人差があり、例えば「20kHz」の音波をキャッチできる人間は稀である。このため、上記拡散周波数を、例えば「15kHz」以上に設定しても顕著な効果が得られる。
図7(a)に、立ち上がりエッジ間の間隔及び立ち下がりエッジ間の間隔が互いに異なる2つの駆動パルスからなるパターンを例示する。ここでは、立ち上がりエッジ間の間隔Th1,Th2、立ち下がりエッジ間の間隔Tl1,Tl2の全てが互いに異なっている。そして、このパターンの周期Tの逆数を可聴周波数以上に設定することで、図7(b)に示されるように、異なる2つの駆動パルスが可聴周波数以上の速さで切り替えられるようになる。
このように可聴周波数以上の速さで切り替えることで、図7(c)に示すように、例えば上記間隔Th2の作るスイッチング周波数fh2をAMラジオ放送の一ラジオ局の周波数(例えば「600kHz」)に一致させたとしても、スピーカ19からの出力のうち可聴周波数帯内には、スイッチング制御に起因したノイズが混入しない。
ただし、図7(c)に示す例のように、スイッチング周波数をAMラジオ放送帯域とする場合には、スイッチング周波数を拡散させるに際し、拡散させる各スイッチング周波数同士の周波数差を、AMラジオ放送局の1局当たりの周波数幅(バンド幅)以上とする。すなわち、例えば日本のAMラジオ放送の1局当たりのバンド幅は「9kHz」というように、通常、放送局には1局当たりに割り当てられるバンド幅が予め定められているため、このバンド幅以上の差を有するようにして周波数を拡散させる。これにより、たとえ受信機18によって受信される放送局の周波数とスイッチング周波数とが一致したとしても、スイッチング周波数の全てが特定の放送局と一致することを回避することができる。このため、放送局の周波数とスイッチング周波数とが重なる場合であっても、重なりを断続的なものとすることができる。
ここで、上記拡散周波数を可聴周波数帯内で設定した場合と可聴周波数以上とした場合とでのAMラジオの音声信号のFFT特性評価の結果を示す。
図8(a)及び図8(b)は、いずれも先の図7(a)に示したように2つの異なる駆動パルスにてスイッチング周波数を拡散させ、スピーカ19を介して出力されるAM受信機からの信号をFFT解析したものである。ただし、図8(a)では拡散周波数を可聴周波数帯内としているのに対し、図8(b)では拡散周波数を可聴周波数以上としている。
図8(a)に示されるFFT解析結果では、「2.8kHz」のところでノイズが重畳されるためにスピーカ19から「ピー」といったノイズが出力されている。また、「9.1kHz」のところでもノイズが重畳され、スピーカ19から「キーン」といったノイズが出力されている。これに対し、図8(b)に示す例では、可聴周波数帯内にノイズのピークがない。
このように、先の図6(a)や図7(a)に示した態様にてスイッチング制御を行うことで、スピーカ19から可聴域のノイズが出力されることを回避することができる。ただし、DC−DCコンバータ20の出力を所望とする出力に制御するためには、駆動パルスを固定とするわけには行かず、変化させることが要求される。そして、駆動パルスの可変設定態様によっては、立ち上がりエッジ間の間隔と立ち下がりエッジ間の間隔とが上述した関係を満たさなくなることがある。そして、スイッチング周波数同士が重なるようになると、スイッチング制御に際して放射されるノイズのエネルギレベルが増大する等の不都合を生じる。以下、これについて説明する。
本実施形態では、駆動パルスの立ち上がりエッジ間の間隔を互いに異なるいくつかの間隔に定める基本パターンを、先の図1に示したマイクロコンピュータ30内のメモリ32に記憶する。そして、立ち下がりエッジについては、デューティ(Duty)制御にて、DC−DCコンバータ20の出力を所望の出力に制御するために要求されるDutyを定めることで設定する。
ここで、図9に、駆動パルスの立ち上がりエッジ間の間隔を2つに分散させたときについて、立ち下がりエッジ間の間隔の作るスイッチング周波数とDuty制御との関係を示す。図9(a)に示すように、互いに異なる2つの間隔(間隔Th1,Th2)からなる基本パターンを繰り返すことで立ち上がりエッジ間の間隔を設定する場合、間隔Tl1,Tl2の作るスイッチング周波数fl1,fl2は、Dutyの変化に伴い図9(b)に示す態様にて変化する。そして、この図9(b)では、Dutyが「X%」のときに、立ち下がりエッジ間の間隔の作る2つのスイッチング周波数が一致する。
図10に、駆動パルスの立ち上がりエッジ間の間隔を3つに分散させたときについて、立ち下がりエッジ間の間隔の作るスイッチング周波数とDuty制御との関係を示す。図10(a)に示すように、互いに異なる3つの間隔(間隔Th1’〜Th3’)からなる基本パターンを繰り返すことで立ち上がりエッジ間の間隔を設定する場合、間隔Tl1’〜Tl3’の作るスイッチング周波数fl1’〜fl3’は、Dutyの変化に伴い図10(b)に示す態様にて変化する。そして、この図10(b)では、Dutyが「α%」のときと「β%」のときと「γ%」のときとに、立ち下がりエッジ間の間隔や立ち上がりエッジ間の間隔の作るスイッチング周波数が一致する。このため、所定のDutyにおいては、先の図6(b)に示したようにスイッチング周波数が拡散されたとしても、Dutyが変化することで図11に示すようにスイッチング周波数に重なりが生じる。
更に、駆動パルスの立ち上がりエッジ間の間隔を4つに分散させたときには、スイッチング周波数が一致するDutyは最大「9箇所」となる。ちなみに、基本パターンにおいて拡散させる上記間隔の数(スイッチング周波数の数)を増大させるほど、スイッチング周波数が一致するDuty値は増加する。
このように、Duty制御を行うと、設定されたDutyによっては、スイッチング周波数が重なる場合が生じる。そこで本実施形態では、上記基本パターンとして、互いに異なる複数個(ここでは2個を例示)のパターンを備えるとともに、要求されるDutyに応じて基本パターンを切り替えるようにする。
図12に、本実施形態にかかるDuty制御態様を示す。本実施形態では、図12(a)に示す基本パターン1と、図12(b)に示す基本パターン2とをマイクロコンピュータ30内のメモリ32に記憶しておく。ここで、メモリ32に記憶される基本パターン1の情報は、立ち上がりエッジ間の間隔Th1,Thとそれらの順番とである。ちなみに、基本パターン1の周期T(Th1+Th2)は、可聴周波数以上に設定されている。また、メモリ32に記憶される基本パターン2の情報は、立ち上がりエッジ間の間隔Th1’,Th2’,Th3’と、それらの順番とである。ちなみに、基本パターン2の周期T’(Th1’+Th2’+Th3’)は、可聴周波数以上に設定されている。
更に、本実施形態では、図12(c)に示す基本パターン1の使用可能なDutyであるエリア1a,1bと、図12(d)に示す基本パターン2の使用可能なDutyであるエリア2とを、マイクロコンピュータ30内のメモリ32に記憶しておく。これにより、要求されるDutyに応じて基本パターンを切り替えることで、立ち上がりエッジ間の間隔及び立ち下がりエッジ間の間隔のそれぞれが作るスイッチング周波数が重ならないとの条件でDutyを可変制御することができる。ちなみに、上記エリア1a,1bとエリア2との設定は、基本パターン1と基本パターン2とで上記使用可能なDutyが重複しないとの条件で行なわれるものである。更に、上記設定は、エリア2の両端がエリア1a,1bと接しており、Dutyを連続的に設定可能とするとの条件で行なわれている。
上記態様にて基本パターンの設定やDuty制御を行なうことによって、スイッチング周波数が拡散されるため、スイッチング制御によるノイズのエネルギが特定の周波数において大きくなることを回避することができる。更に、基本パターンの周期の逆数である拡散周波数を可聴周波数以上とすることで、拡散されたスイッチング周波数又はそれらの高調波が受信機18によって受信されている放送局と重なったとしても、スピーカ19から出力されるノイズは可聴域とならない。
このため、本実施形態では、スイッチング周波数を、比較的低次の高調波がAM放送帯域と重なることとなる長波(LW)や、AMの放送帯域である中波(MW)に設定したとしても、AM放送を良好に聞くことができる。そして、このようにスイッチング周波数を比較的高周波に設定することで、DC−DCコンバータ20を小型化することもできる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)オン操作及びオフ操作の開始タイミング間の間隔が互いに異なるパターンを繰り返すようにパワースイッチング素子26を操作するとともに、このパターンの繰り返しの周期の逆数である拡散周波数を、可聴周波数以上に設定した。このように、周波数を拡散させることで、スイッチング制御に起因したノイズの平均レベルを低減させることができる。更に、拡散周波数を可聴周波数以上とすることで、最終的にスピーカ19から出力されるノイズは可聴周波数とならないために、上記ノイズによる聴覚情報の伝達の妨害を好適に抑制することができる。
(2)駆動パルスの立ち上がりエッジ間の間隔を互いに異なる複数の間隔からなる基本パターンを繰り返すことで設定するとともに、これら互いに異なる複数の間隔の各間隔におけるDutyを、駆動パルスのエッジの作るスイッチング周波数が互いに重ならないとの条件で可変制御した。これにより、駆動パルスのエッジ間の間隔が重なることによるノイズのエネルギレベルの増大を回避することができる。
(3)基本パターンとして、互いに異なる複数個のパターンを備えるとともに、要求されるDutyに応じて基本パターンを切り替えるようにした。これにより、所定の基本パターンにおいて要求されるDutyに設定するとスイッチング周波数が互いに重なる場合には、別の基本パターンに切り替えることでスイッチング周波数の重なりを回避することができる。このため、スイッチング周波数が互いに重なることを好適に回避しつつ要求されるDutyに設定することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
先の第1の実施形態では、互いに異なる複数個のパターンを備えるとともに、要求されるDutyに応じて基本パターンを切り替えるようにした。これに対し、本実施形態では、所定期間に対するオン期間(論理「H」期間)の合計時間又はオフ期間(論理「L」期間)の合計時間の比(パーセンテージ)で表される平均のDutyを要求されるDutyとする条件下、オン操作及びオフ操作の周期のいくつかのDutyを互いに異ならしめつつDutyの可変制御を行う。
詳しくは、本実施形態では、先の図12(a)に示した基本パターン1のみを用い、基本パターン2は用いない。この場合、Dutyが「X%」となるときに立ち下がりエッジの作る2つのスイッチング周波数fl1,fl2が一致する。このため、本実施形態では、要求されるDutyが「X%」のときには、図13に示すように、基本パターン1の2周期に当たる所定期間「2×T」を制御周期Tcとして、この間の平均Dutyが「X%」となるようにする。具体的には、制御周期Tc内における1回目の基本パターンの周期においては、Dutyを「(X+α)%」とし、2回目の基本パターンの周期においては、Dutyを「(X−α)%」とする。これにより、Dutyを「X%」とすることを回避しつつも、制御周期Tcにおける平均のDutyを「X%」とすることができる。
なお、本実施形態において、要求されるDutyが「X%」とならないときには、基本パターンの各周期間で共通のDutyを設定するようにしてもよい。ただし、要求されるDutyが「X%」となるときにDuty制御が非連続的に切り替わることを回避するために、要求されるDutyが「X%」でないときにも制御周期Tcにおける1回目の基本パターンの周期と2回目の基本パターンの周期とでDutyを異なるように設定してもよい。すなわち、例えば、要求されるDutyをDTとして、1回目の基本パターンの周期におけるDutyを「DT+α{1−|DT−X|/100}」とし、2回目の基本パターンの周期におけるDutyを「DT−α{1−|DT−X|/100}」とするなどしてもよい。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1),(2)の効果に加えて更に以下の効果が得られるようになる。
(4)制御周期Tc内の平均のDutyを要求されるDutyとする条件下、1回目の基本パターンの周期と2回目の基本パターンの周期とでDutyを異なるように設定した。これにより、スイッチング周波数が互いに重なるDuty(上の例では「X%」)となることを回避することができる。しかも、上記平均のDutyを要求されるDutyとすることで、スイッチング周波数が互いに重なることを好適に回避しつつ要求されるDutyに設定することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、スイッチング周波数が互いに重ならないのみならず、AMラジオ放送の周波数帯域において、スイッチング周波数の複数の高調波が重ならないDutyにてDutyの可変制御を行う。
ここで、重なるとは、ノイズ対策の所望される周波数帯域であるAM放送帯域において、複数の高調波の周波数差がAMの一放送局当たりのバンド幅内となることである。すなわち、例えば日本のAMラジオ放送の場合、一放送局当たり「9kHz」のバンド幅を有しているため、高調波の周波数差が「9kHz」以内となる場合を重なると定義する。
具体的には、本実施形態では、基本パターンとしてのN個のパターンと、図14に示すマップをマイクロコンピュータ30のメモリ32に備える。
ここで、図14に示すマップは、各基本パターンによって定まるスイッチング周波数の高調波や、同基本パターンのもとでDuty制御を行ったときの駆動パルスの立ち下がりエッジ間の間隔の作るスイッチング周波数の高調波のいくつかが、AMラジオ放送の周波数帯域において互いに重なることのないDutyを、各基本パターン毎に示すものである。
ここで、実線及び破線の丸印は、いずれもスイッチング周波数の高調波が重ならないDutyを示している。ただし、実線の丸印のみが実際に用いるDutyである。これは、スイッチング周波数の複数の高調波がAMラジオ放送の周波数帯域において重ならないDutyとなる基本パターンが複数ある場合、どの基本パターンを用いるかをマイクロコンピュータ30で一義的に決めるための設定である。この設定においては、基本パターンを頻繁に切り替えることのないよう、同一の基本パターンで隣接するDutyを使用可能であるときには、たとえ他に使用可能なパターンがあっても同一の基本パターンが選択されている。すなわち、例えばDuty「2%」で基本パターン1と基本パターンNとが使用可能であるが、Duty「1%」で基本パターン1が選択されているため、Duty「2%」でも基本パターン1が選択されている。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1),(2)の効果に加えて更に以下の効果が得られるようになる。
(5)スイッチング周波数の複数の高調波が重ならないDutyにてDutyの可変制御を行うことで、高調波が重なることによる同高調波の周波数におけるノイズのエネルギレベルの増大を回避することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第2の実施形態では、制御周期Tcを基本パターンの周期Tの2倍に設定したが、これに限らない。更に、上記平均のDutyを要求されるDutyとする条件下、パワースイッチング素子26のオン操作及びオフ操作からなる周期のいくつかのDutyを互いに異ならしめつつ行なうDutyの可変制御の手法としては、基本パターン内で同一のDutyとするものに限らない。例えば先の図13において、一回目の基本パターンの間隔Th1におけるDutyと2回目の基本パターンの間隔Th2におけるDutyとを「(X+α)%」とするとともに、一回目の基本パターンの間隔Th2におけるDutyと2回目の基本パターンの間隔Th1におけるDutyとを「(X−α)%」としてもよい。
・オン操作の開始タイミング間の間隔及びオフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重ならないようにしてDuty制御を行う手法としては、上記各実施形態やそれらの変形例で例示したものに限らない。例えば先の図12(a)に示した基本パターンについての情報と、図12(c)に示したエリア1bについての情報のみをマイクロコンピュータ30に記憶し、エリア1bのDutyのみでDuty制御を行ってもよい。
・上記各実施形態では、基本パターンによって、駆動パルスの立ち上がりエッジ間の間隔を定めたが、駆動パルスの立ち下がりエッジ間の間隔を定めてもよい。また、駆動パルスの論理「L」レベルとパワースイッチング素子26のオン操作を対応させ、駆動パルスの論理「H」レベルとパワースイッチング素子26のオフ操作とを対応させてもよい。
・基本パターンの設定としては、上記各実施形態やそれらの変形例で例示したものに限らない。この際、拡散周波数又はその高調波と、基本パターンの定めるスイッチング周波数又はそれらの高調波とが、当該スイッチング装置に対するノイズ対策の所望される周波数帯域において重ならないようにするなら、スイッチング制御にかかる周波数ノイズを更に拡散させることができる。
・上記各実施形態では、スイッチング制御を行う装置(スイッチング装置)に対するノイズ対策の所望される周波数帯域を、対象とするラジオ放送の周波数帯域全域(例えばAM周波数帯域全域「510〜1710kHz」)とした。このように設定することで、ユーザがいかなるAMラジオ放送を受信した場合であっても、同一のスイッチング制御を行ってノイズ対策を行なうことができた。しかし、上記ノイズ対策の所望される周波数帯域としては、対象とするラジオ放送の周波数帯域全域に限らない。例えば、AM周波数帯域の「510〜1000kHz」の周波数帯域と、「1000〜1710kHz」の周波数帯域とのうちのユーザによって選局されている放送局を含む方をノイズ対策の所望される周波数帯域としてもよい。そして、これら2つの周波数帯域のいずれにユーザの選局しているラジオ局があるかに応じて、スイッチング制御の態様を変更するなら、これら各周波数帯域においてスイッチング周波数やそれらの高調波が重ならない設定の実現が容易となる。すなわち、例えばAM周波数帯域よりも低周波のLW帯域等でスイッチング制御を行う場合、AM周波数帯域全域で高調波が重ならないような設定をすることは困難である。このため、スイッチング制御の態様(基本パターン及びDuty制御のパターン)を可変設定することで、各パターンの設定において高調波が重ならない設定を簡易に行なうことができる。
・スイッチング制御にかかる上記基本パターンの設定やDuty制御を、各ラジオ放送局の搬送波とスイッチング周波数やそれらの高調波とが重ならない態様にて行なってもよい。また、GPS等の位置検出装置を搭載する車両においては、位置検出装置によって検出される車両の位置に基づき、受信可能な放送局の周波数を検知するとともに、該検知される放送局の周波数とスイッチング周波数やそれらの高調波とが重ならないように、スイッチング制御の態様を可変設定してもよい。こうした設定をしたとしても、DC−DCコンバータ20やドライバ40等の温度等による特性変化によりスイッチング周波数やそれらの高調波が受信可能なラジオ放送局の搬送波と重なりを生じることがあるため、拡散周波数を可聴周波数以上とすることは有効である。また、各スイッチング周波数やそれらの高調波がAM周波数帯域で重ならないようにするなら、同帯域におけるノイズのエネルギレベルを好適に低減することができる。
・当該スイッチング装置に対するノイズ対策の所望される周波数信号としては、ラジオ放送局によって送信される周波数信号に限らない。例えば、製品出荷後の車両に対してオーディオCD(Compact Disc)再生装置やMD(Mini Disc)再生装置等のオーディオ再生装置やDVD(Digital Versatile Disc)再生装置等を搭載する場合、これらの再生対象となる媒体の有する聴覚情報をラジオ受信機18にて受信可能な周波数信号として出力するものがある。この装置によれば、再生対象となる媒体の有する聴覚情報をラジオの周波数帯域の周波数信号として送信することで、ラジオ受信機18にて聴覚情報が復調された後、スピーカ19から出力されることが可能となる。しかし、この場合であっても、スイッチング周波数やそれらの高調波が上記装置の利用する周波数と重なるとスピーカ19から可聴ノイズが出力されるおそれがある。このため、こうした周波数信号に対しても本発明の適用は有効である。ちなみに、この場合であっても、上記装置の利用する周波数に近似したラジオの一放送局当たりのバンド幅内において複数のスイッチング周波数や複数の高調波が含まれることを回避する上記設定は有効である。このため、たとえ上記装置の送信する周波数信号に対してのみノイズ対策が所望される場合であっても、同装置の利用するラジオの周波数帯域全域(例えばAM放送の周波数帯域の全域)において上記各実施形態と同様にノイズ対策を行なっておいてもよい。
・パワースイッチング素子のオン操作及びオフ操作を繰り返すスイッチング制御を行うスイッチング装置によるスイッチング制御の行われるものとしては、先の図2に示したDC−DCコンバータ20に限らない。例えば図15に示すタイプの絶縁型のDC−DCコンバータ50であってもよい。このDC−DCコンバータ50では、高圧バッテリ51と並列に、パワースイッチング素子52,53の直列接続体と、パワースイッチング素子54,55の直列接続体とが並列接続されている。そして、パワースイッチング素子52とパワースイッチング素子53との間と、パワースイッチング素子54とパワースイッチング素子55との間とには、コンデンサ56とトランス58のコイル58aとが接続されている。一方、トランス58のコイル58bの両端には、ダイオード59及びダイオード60がそれぞれ接続されている。これらダイオード59及びダイオード60のカソードは、ともにコイル61に接続されている。そして、コイル61の他方の端子は、コンデンサ62に接続されている。また、トランス58のコイル58bのノードNとコンデンサ62の他方の端子とは接地されている。ちなみに、コンデンサ62の両端子間の電圧がDC−DCコンバータ50の出力となっている。
また、DC−DCコンバータにも限らず、例えば図16(a)に例示するインバータ70でもよい。この図では、インバータ70がパワーステアリングモータ80に接続されている例を示した。このインバータ70は、パワースイッチング素子71,72の直接接続体、パワースイッチング素子73,74の直列接続体、及びパワースイッチング素子75,76の直列接続体が、電源電圧と接地との間に並列接続されたものである。そして、上記各直列接続体のうち、2つのパワースイッチング素子の間(例えば、パワースイッチング素子71とパワースイッチング素子72との間)から、インバータの出力が取り出される。ちなみに、スイッチング制御により、ノードaの電圧は、図16(b)のように推移する。
・スイッチング周波数としては、AMラジオやLW帯の周波数帯域に限らず、例えばFM放送の周波数帯域等でもよい。このようにいっそうの高周波にてスイッチング制御を行う際には、スイッチング周波数やそれらの高調波が、FMの周波数帯域等において重なる数を問題とすることとなる。
・パワースイッチング素子のオン操作及びオフ操作を繰り返すスイッチング制御を行うことで、制御対象を所望とする制御量に制御する制御手段を備えるスイッチング装置としては、Duty制御を行うものに限らない。オン操作の開始タイミング間の間隔、オフ操作の開始タイミング間の間隔及び、該いずれかの間隔に対するオン操作時間又はオフ操作時間の比率であるデューティの少なくとも1つを可変制御するものであればよい。そして、上記可変制御を、オン操作の開始タイミング間の間隔及びオフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重ならないようにして行なうことで、スイッチング周波数を拡散させることができる。
・その他、パワースイッチング装置としては、ハイブリッド車等の車両に搭載されるものに限らない。ただし、パワースイッチング装置を車両に搭載する場合には、スイッチング制御に起因してカーオーディオ等にノイズが混入するおそれがあるため本発明の適用は特に有効である。
第1の実施形態について、スイッチング装置が搭載されるハイブリッド車の車両の構成を示す図。 同実施形態におけるDC−DCコンバータの構成を示す回路図。 スイッチング制御にかかる問題点を説明するための図。 スイッチング制御によって生じたノイズの実験結果を示す図。 別のスイッチング制御によって生じたノイズの実験結果を示す図。 同実施形態にかかるスイッチング制御の態様を示す図。 同実施形態にかかるスイッチング制御の別の態様を示す図。 同実施形態にかかるスイッチング制御によるノイズの計測結果を示す図。 Duty制御の問題点を説明する図。 Duty制御の問題点を説明する図。 Duty制御の問題点を説明する図。 同実施形態におけるDuty制御態様を示す図。 第2の実施形態におけるDuty制御態様を説明する図。 第3の実施形態におけるDuty制御態様を説明する図。 DC−DCコンバータの別の構成を例示する回路図。 スイッチング装置の適用対象となるインバータの回路図。
符号の説明
20…DC−DCコンバータ、26…パワースイッチング素子、30…マイクロコンピュータ。

Claims (6)

  1. パワースイッチング素子のオン操作及びオフ操作を繰り返すスイッチング制御を行うに際し、前記オン操作の開始タイミング間の間隔、前記オフ操作の開始タイミング間の間隔及び、該いずれかの間隔に対する前記パワースイッチング素子のオン期間又はオフ期間の比であるデューティの少なくとも1つを可変制御することで、制御対象を所望とする制御量に制御する制御手段を備えるスイッチング装置において、
    前記制御手段は、前記オン操作及び前記オフ操作のいずれか一方の開始タイミング間の間隔が互いに異なる複数の間隔からなる基本パターンを繰り返すように前記パワースイッチング素子の操作態様を設定する設定手段と、前記基本パターンの前記互いに異なる複数の間隔の各間隔における前記デューティを可変制御することで、前記制御対象を所望とする制御量に制御するデューティ制御手段とを備え、
    前記可変制御を、前記オン操作の開始タイミング間の間隔及び前記オフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数が互いに重ならないようにして行なうことを特徴とするスイッチング装置。
  2. 前記デューティ制御手段は、前記スイッチング周波数が互いに重ならないデューティを記憶する手段を備え、該記憶されるデューティによって前記可変制御を行う請求項記載のスイッチング装置。
  3. 前記設定手段は、前記基本パターンとして互いに異なる複数個のパターンを備え、前記制御対象を所望とする制御量に制御する際に要求されるデューティに応じて前記基本パターンを切り替える請求項記載のスイッチング装置。
  4. 前記デューティ制御手段は、所定期間に対するオン期間の合計時間又はオフ期間の合計時間の比で表される平均のデューティを前記制御対象を所望とする制御量に制御する際に要求されるデューティとする条件下、前記オン操作及び前記オフ操作の周期のいくつかのデューティを互いに異ならしめつつ前記デューティの可変制御を行う請求項記載のスイッチング装置。
  5. 前記デューティ制御手段は、当該スイッチング装置に対するノイズ対策の所望される周波数帯域において、前記オン操作の開始タイミング間の間隔及び前記オフ操作の開始タイミング間の間隔の作るスイッチング周波数の複数の高調波が互いに重ならないデューティにて前記デューティの可変制御を行う請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチング装置。
  6. 前記ノイズ対策は、無線放送の電波に対してなされるものであり、前記複数の高調波が互いに重なるとは、前記無線放送の一放送局あたりのバンド幅内に前記複数の高調波が含まれることをいう請求項記載のスイッチング装置。
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