JP4577632B2 - パイプ体 - Google Patents

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本発明は、換気パイプ、保護管、鞘管などとして用いられる中空筒状の合成樹脂製のパイプ体に関する。
従来より、換気パイプ、エアコン冷媒管を収容する保護管、ケーブルや給水管等を収容する鞘管などとして用いられる中空筒状の合成樹脂製のパイプ体を、建築物などの構造体に設置するには、そのパイプ体の外周を保持するサドルや、吊りバンド等、別途固定部材を使用して、作業を行っていた。
しかし、例えば、二重天井内の狭いスペースで、別途固定部材を使用し、その固定部材を建築物の構造体に固定する作業は非常に面倒であった。また、配管経路の周りの構造上・スペース上、パイプ体のみなら配管可能であるが、別途固定部材を使用できない場合があり、パイプ体の固定に苦労することが多かった。
このようなパイプ体の一例として、特許文献1に記載のものがあるが、この公知発明は、パイプ体の継手に関するもので、パイプ体固定の問題の解決を図るものではなく、一般的にも、この問題を解決する技術は見当たらなかった。
特開2003−314780号公報(図3)
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、別途固定部材を使用することなく、直接、構造体に設置可能なパイプ体を提供することを目的とする。
請求項1記載のパイプ体は、合成樹脂製の中空筒状のパイプ体であって、前記パイプ体には、その周壁を軸方向に沿って切断可能とする少なくとも二条の切断可能部が並列に全長に渡って形成され、前記二条の切断可能部を適宜長並列切断して、この並列切断された周壁部分が切り起こし可能な切り起こし片とされ得るように構成されたことを特徴とする。
請求項1記載のパイプ体は、更に、前記切り起こし片を切り起こすことにより、前記パイプ体の周壁内側から該パイプ体を構造体に固定可能とすべく、ドライバー等の工具の挿入開口が形成され得るように構成されたことを特徴とする。
請求項1記載のパイプ体は、更に、前記挿入開口から挿入された工具により取付ネジ等で前記パイプ体を構造体に固定するため、前記挿入開口とほぼ対峙する周壁内面に取付ネジ等の先端を位置決め可能とする位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されたことを特徴とする。
請求項2記載のパイプ体は、該周壁の外側に切り起こされた切り起こし片により、前記パイプ体を構造体に固定可能とされていることを特徴とする。
請求項2記載のパイプ体は、更に、前記切り起こされた切り起こし片を取付ネジ等により構造体に固定する際の位置決めができるように、前記パイプ体の二条の切断可能部に挟まれた周壁内面に位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されたことを特徴とする。請求項3記載のパイプ体は、請求項1に従属し、切り起こし片を切り起こすことにより、前記パイプ体の周壁内側から該パイプ体を構造体に固定可能とすべく、ドライバー等の工具の挿入開口が形成され得るように構成され、前記挿入開口から挿入された工具により取付ネジ等で前記パイプ体を構造体に固定するため、前記挿入開口とほぼ対峙する周壁内面に取付ネジ等の先端を位置決め可能とする位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されたことを特徴とする。
請求項4記載のパイプ体は、請求項1から3のいずれかに従属し、前記切断可能部は、凹条により形成されていることを特徴とする。
請求項5記載のパイプ体は、請求項1から4のいずれかに従属し、前記切断可能部が、前記パイプ体が扁平状に潰されて折り畳み可能となるように、長手方向に沿ってその周壁を屈曲させる屈曲部として機能し得るように構成されていることを特徴とする。
請求項6記載のパイプ体は、請求項5に従属し、前記切断可能部は、軟質合成樹脂製の軟質部を備えて屈曲可能とされていることを特徴とする。
請求項1記載のパイプ体によれば、その周壁を軸方向に沿って切断可能とする少なくとも二条の切断可能部が並列に全長に渡って形成され、前記二条の切断可能部を適宜長並列切断して、この並列切断された周壁部分が切り起こし可能な切り起こし片とされ得るように構成されているので、この切り起こし片により、別途固定部材がなくとも、パイプ体を構造体に固定することができる。
請求項1記載のパイプ体によれば、更に、前記切り起こし片を切り起こすことにより、前記パイプ体の周壁内側から該パイプ体を構造体に固定可能とすべく、ドライバー等の工具の挿入開口が形成され得るように構成されているので、パイプ体を固定するための工具の操作がしやすい。
請求項1記載のパイプ体によれば、更に、前記挿入開口から挿入された工具により取付ネジ等で前記パイプ体を構造体に固定するため、前記挿入開口とほぼ対峙する周壁内面に取付ネジ等の先端を位置決め可能とする位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されているので、パイプ体を固定するための位置決めがしやすい。
請求項2記載のパイプ体によれば、該周壁の外側に切り起こされた切り起こし片により、前記パイプ体を構造体に固定可能とされているので、別途固定部材がなくとも、パイプ体を構造体に固定することができる。
請求項2記載のパイプ体によれば、更に、前記切り起こされた切り起こし片を取付ネジ等により構造体に固定する際の位置決めができるように、前記パイプ体の二条の切断可能部に挟まれた周壁内面に位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されているので、パイプ体を固定するための位置決めがしやすい。請求項3記載のパイプ体によれば、請求項1と請求項2の構成を備えているので、請求項1及び3の効果を発揮する。
請求項4記載のパイプ体によれば、請求項1から3のいずれかの効果に加え、前記切断可能部は、凹条により形成されているので、その切断可能部の形成が容易となる。
請求項5記載のパイプ体によれば、請求項1から4のいずれかの効果に加え、前記切断可能部が、前記パイプ体が扁平状に潰されて折り畳み可能となるように、長手方向に沿ってその周壁を屈曲させる屈曲部として機能し得るように構成されているので、パイプ体を折り畳み状態とすることができ、保管、運搬時のスペース、コスト、積み上げにくさの問題を解決することができる。
請求項6に記載のパイプ体によれば、請求項5の効果に加え、その切断可能部が軟質合成樹脂製の軟質部を備えて屈曲部として機能するように構成されているので、繰り返し屈曲されてもパイプ体がバラバラになることなく、気密性が維持され、円筒状態への復元も容易となる。
以下に、本発明の実施の形態(実施例)について、図面を用いて説明する。
図1(a)は本発明のパイプ体の一例を軸方向から見た正面図、(b)は(a)の切断可能部詳細図、図2(a)、(b)は図1のパイプ体の使用状態を例示する斜視図である。
このパイプ体1は、図1に示すように合成樹脂製の中空円筒状であって、換気パイプ、エアコン冷媒管を収容する保護管、ケーブルや給水管等を収容する鞘管などとして用いられ、その周壁1wを軸方向に沿って切断可能とする二組の二条の切断可能部1aが並列に全長に渡って形成され、図2で説明するように、この二条の切断可能部1aを適宜長並列切断して、この並列切断された周壁部分が切り起こし可能な切り起こし片1kとされ得るように構成されたことを特徴とする。
二組の二条の切断可能部1aは、相互にパイプ体1の周壁1w上の対向する位置に設けられている。
その切断可能部1aは、図1(b)に示すように、周壁1wの外側から周壁1wの半分程度の深さの凹部を設け、そこに軟質合成樹脂を充填した軟質部1bと、この軟質部1bの周方向の中心部の位置で内周側となる所に設けられた周壁1wを屈曲させるための折溝1cとを備えている。
なお、パイプ体1を周壁1wを軸方向に沿って単に切断可能とする切断可能部としては、後に説明する図5(a)のようなV溝の切断可能部1dで十分であるが、本発明の切断可能部1aは、この切断可能部1aを図3で説明する屈曲部(1a)と共通に用いることができるようにするために、屈曲のための構成をも備えている。
これは、本発明の切断可能部1aは、本発明と同一出願人によって同日出願する折り畳み可能なパイプ体における、その周壁に軸方向に折り目(屈曲部1a)を設けるという発明からヒントを得て、着想され、発展させられたもののため、その切断可能部の構成を屈曲部と同じものとして、共通化、多機能化を図ったためである。
パイプ体1の主要部を構成する合成樹脂としては、換気用などの使用目的に合わせた所定長さで両端を支えた場合に所定の撓み以下となり、また、使用状態でその円筒状態(図1(a)の状態。)を維持し得るようなものであればよく、具体的には、いわゆる硬質合成樹脂、さらに好適には、ポリ塩化ビニール(PVC)が用いられる。
軟質部1bを構成する軟質合成樹脂としては、上記のような構造体としての強度は必要なく、屈曲させた場合に伸び縮みして、屈曲部1aを介して、パイプ体1の周壁1w相互の繋がりを維持し、また、内部の中空部の気密状態を維持でき、必要に応じて容易に切り裂くことができるものがよく、具体的には、軟質ポリ塩化ビニール(S−PVC)が好適に用いられる。
このパイプ体1には、上記切断可能部1aに加え、更に、パイプ体1の二条の切断可能部1aに挟まれた周壁1w内面に位置決め溝1jがパイプ体1の軸方向の全長に渡って形成されている。
これらの切断可能部1a、位置決め溝1jは、図2に説明するような用いられ方をする。
図2(a)は、パイプ体1をこのパイプ体1を挟んで直交する二本の構造体Hに取り付けようとしている状態を示している。
この際、二条の近接する切断可能部1aに挟まれた周壁1wは、図1で説明したようにこの切断可能部1aがその軟質部1b、折溝1cを備えた構造により、切り裂きやすいものとなっており、図に示すように、二条の切断可能部1aを適宜長並列切断して、この並列切断された周壁1w部分を切り起こして、切り起こし片1kとすることができる。
この切り起こし片1kを構造体Hに当接させ、位置決め溝1jに取付ネジCを位置決めして、ネジ締めすることにより、パイプ体1を別途の固定部材を用いることなしに、構造体Hに取りつけることができる。
図2(b)は、パイプ体1において、対向して存在する、二条の切断可能部1aに挟まれた二つの周壁1wの内一方側だけを切り起こし片1kとして切り起こし、この切り起こしにより周壁1wに形成された挿入開口1mからドライバなどの工具Tを差し込み、反対側の近接する切断可能部1aに挟まれた周壁1wの内面に形成された位置決め溝1jに取付ネジCを位置決めして、構造体Hに取りつけようとしている状態を示している。
この場合も、パイプ体1を別途の固定部材を用いることなしに、構造体Hに取りつけることができる。
図2(b)のように片1kの切り起こしにより形成される挿入開口1mに工具Tなどを挿入し、対向する位置決め溝1jを利用して、その裏面側にある構造体Hに取り付ける方法は、この例のように、パイプ体1の端部についてだけでなく、中間部についても用いることができる。
このようにパイプ体1の中間部で片1kを切り起こす場合には、作業終了後、片1kを倒し戻し、元の周壁1w状態となるようにするのがよい。
切断可能部1aは二条が1セットで設けられるが、そのセットの個数は、この実施例1のように二組でなくとも、一組であっても、三組以上であってもよい。
位置決め溝1jは、この実施例1の場合、二条セットの切断可能部1aが相互に周壁1w上の対向する位置に設けられているため、それぞれ対向する二条セットの切断可能部1aに対応した溝1jが、自己の二条セットの切断可能部1aの周方向の中央部内面に設けられている。
しかしながら、位置決め溝1jの位置の基本は、切り起こし片1kにおける位置決め用としては、その切り起こし片1kを形成する二条セットの切断可能部1aの周方向の中央部内面であり、切り起こし片1kで形成される挿入開口1mを用いる場合には、この挿入開口1mほぼ対峙する周壁内面にパイプ体1の軸方向の全長に渡って形成されるものである。
この実施例1は請求項1〜5の特徴を好適に実現するものである。
図3(a)は本発明のパイプ体の他例を軸方向から見た正面図、(b)は(a)の切断可能部詳細図、(c)は(a)の折り畳み状態の正面図、図4(a)は図3のパイプ体の使用状態の外観斜視図、(b)はその折り畳み状態の外観斜視図、(c)はその保管、運搬状態を示す概念的な説明図である。
このパイプ体1Aは、図1のパイプ体1に比べ、切断可能部1aが、更に2箇所余分に設けられている点が異なっている。
ここでは、その切断可能部1aの位置が重要である。つまり、図1のパイプ体1にあった二条セットの切断可能部1a(間に位置決め溝1jがある。)に対し、追加の切断可能部1aは、二条セットの切断可能部1aの内の一方側から、位置決め溝1jと他方の切断可能部1aを挟んで、周壁1w上ほぼ60度の位置に設けられる。
こうして追加された切断可能部1aと、当初から設けられていた前記一方側の切断可能部1aとは、この実施例2においては、屈曲部1aとしても機能する。その状態を示したものが、図3(c)である。
この図では、前記一方側の切断可能部(屈曲部)1aが山方向に曲げられ、追加された切断可能部(屈曲部)1aが谷方向に曲げられ、結果として、円筒状態のパイプ体1Aを図3(c)のような折り畳み状態とすることができる。
なお、これより、図3に示すように、円筒状態のパイプ体1Aをパイプ体1A[O]、折り畳み状態のパイプ体1Aをパイプ体1A[S]と、山方向に曲げられた切断可能部(屈曲部)1aを切断可能部(屈曲部)1a[M]、谷方向に曲げられた切断可能部(屈曲部)1aを切断可能部(屈曲部)1a[V]と表現することがある。
このパイプ体1Aは、使用時には、特に追加の部品や工具を用することなく、例えば、取り付け相手穴にはめ込むだけで、図4(a)のような円筒状態を維持し、一方、折り畳むと、図4(b)のような折り畳み状態を維持する。
したがって、保管、運搬する場合には、図4(c)のように積み重ねることができ、その体積は、この例のパイプ体1Aの場合で、図示するように、点線で示した円筒状態のパイプ体1A[O]の3本分のスペースに、折り畳み状態のパイプ体1A[S]が10本収容できる程度となり、保管、運搬のためのスペースがほぼ30%になり、これまで保管、運搬のために、大きなスペースを要していたという問題を解決することができる。
また、谷となる屈曲部1a[V]が上下に互いに組となるパイプ体1A[S]の周壁1wの外周を受けることとなり、凹凸が組合わさって、相互にずれることなく、安定した積み重ね状態を維持し、この点でも上記保管、運搬の問題を解決することができる。
換言すれば、このパイプ体1を保管、運搬時には折り畳んだ状態とする取扱方法によれば、保管、運搬のスペース、コスト、積み上げにくさの問題を解決することができる。
また、この屈曲部1aが4箇所のパイプ体1Aの場合、その谷方向に曲げられた屈曲部1a[V]の先端が対向する周壁1wの内周に当接するようになって、この部分の周壁1wの弧状態を支持するように構成されている。つまり、屈曲部1a[V]が、この周壁1wの円弧形状を保持支える支えの役割を果たしている。
したがって、図4(c)から更に多数のパイプ体1を積み重ねても、パイプ1Aの周壁1wの円弧形状が損なわれる程度が小さくなる。
また、図3(c)の折り畳み状態のパイプ体1A[S]を見て解るように、折り畳み状態であっても、屈曲部1aは、その軟質部1bにより、屈曲部1aで仕切られた周壁1w相互間の繋がりを維持し、気密状態を維持することができる。
この点は、このパイプ体を換気パイプとして用いる場合には、空気の漏れを防ぐことができる点で好適であり、保護管として用いる場合には、外部からの塵埃などの侵入を防いで、内部のエアコン冷媒管を保護できる点で好適である。
また、パイプ体1Aは、こうして折り畳み状態[S]でも屈曲部1aでバラバラにならず、そのまま、容易に円筒状態[O]とすることができ、現場での施行に便利である。
なお、この軟質部1bは、パイプ体1の材料が、ある程度靭性のある、つまり屈曲部で多少繰り返し折り曲げを繰り返しても破断しないような合成樹脂である場合や、屈曲部の形状を考慮することで、同様の破断しにくさを確保できる場合には必ずしも必要なものではない。
こうして、この実施例2によれば、切断可能部1aの機能を発揮維持しながら、この切断可能部1aを屈曲部としても機能させて上記のような効果を発揮することができる。
この実施例2は、主に請求項7の特徴を好適に実現するものである。
図5(a)〜(d)は本発明のパイプ体の他例を軸方向から見た切断可能部詳細図である。
図5(a)のパイプ体1Bは、その切断可能部1dがシンプルなV溝状となっており、また、図5(b)のパイプ体1Bは、その切断可能部1eがシンプルなU溝状となっているもので、これら凹条に形成されたいずれの場合でも、これらの切断可能部1d、1eでは、周壁1wの厚さが薄くなっており、容易に、切り裂くことができ、切断可能部として機能する。
これらの切断可能部1d、1eは、実施例2で説明した屈曲部の機能は発揮し得ない。
この実施例は、主に請求項6の特徴を好適に実現するものである。
図5(c)のパイプ体1Dは、その切断可能部1fが、図1のパイプ体1と同様に屈曲部の機能を備えたものとなっており、パイプ体1の切断可能部1aと同様の軟質部1g、折溝1gaを備えているが、この折溝1gaが、周壁1wの内周側ではなく、軟質部1gの凹所底面中央に設けられている点が異なっている。
このような構成であっても、図1のパイプ体1と同様の効果を発揮する。
図5(d)のパイプ体1Eは、その切断可能部1iが、図1のパイプ体1と同様に屈曲部の機能を備えたものとなっているが、パイプ体1の切断可能部1aに比べ、周壁1wの全厚に渡って軟質部1iaとされ、この軟質部1iaの中央内面側に、周壁1wを屈曲させるためのU字折溝1ibが設けられている点が異なっている。
このような構成であっても、図1のパイプ体1と同様の効果を発揮する。
なお、ここでは、パイプ体の形状が円筒のものを例示したが、その形状は、楕円筒状であっても、角筒状であってもよい。また、原則として、周壁は、パイプ体の軸方向に平滑なものを想定しているが、平滑でないものであってもよい。
本発明のパイプ体は、換気パイプ、保護管、鞘管など、その中空部に、空気、エアコン冷媒管など比較的軽量のものを通過させ、保持する必要があり、そのパイプ体の固定の簡易化が要求されている、また、別途固定部材を用いることができないあらゆる産業上の分野に用いることができる。
(a)は本発明のパイプ体の一例を軸方向から見た正面図、(b)は(a)の切断可能部詳細図 (a)、(b)は図1のパイプ体の使用状態を例示する斜視図 (a)は本発明のパイプ体の他例を軸方向から見た正面図、(b)は(a)の切断可能部詳細図、(c)は(a)の折り畳み状態の正面図 (a)は図3のパイプ体の使用状態の外観斜視図、(b)はその折り畳み状態の外観斜視図、(c)はその保管、運搬状態を示す概念的な説明図 (a)〜(d)は本発明のパイプ体の他例を軸方向から見た切断可能部詳細図
符号の説明
1〜1E パイプ体
1a 切断可能部(屈曲部)
1b 軟質部
1d 切断可能部
1e 切断可能部
1f 切断可能部(屈曲部)
1g 軟質部
1i 切断可能部(屈曲部)
1ia 軟質部
1j 位置決め溝
1k 切り起こし片
1m 挿入開口
1w 周壁

Claims (6)

  1. 合成樹脂製の中空筒状のパイプ体であって、
    前記パイプ体には、その周壁を軸方向に沿って切断可能とする少なくとも二条の切断可能部が並列に全長に渡って形成され、
    前記二条の切断可能部を適宜長並列切断して、この並列切断された周壁部分が切り起こし可能な切り起こし片とされ得るように構成され、
    前記切り起こし片を切り起こすことにより、前記パイプ体の周壁内側から該パイプ体を構造体に固定可能とすべく、ドライバー等の工具の挿入開口が形成され得るように構成され、
    前記挿入開口から挿入された工具により取付ネジ等で前記パイプ体を構造体に固定するため、前記挿入開口とほぼ対峙する周壁内面に取付ネジ等の先端を位置決め可能とする位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されたことを特徴とするパイプ体。
  2. 合成樹脂製の中空筒状のパイプ体であって、
    前記パイプ体には、その周壁を軸方向に沿って切断可能とする少なくとも二条の切断可能部が並列に全長に渡って形成され、
    前記二条の切断可能部を適宜長並列切断して、この並列切断された周壁部分が切り起こし可能な切り起こし片とされ得るように構成され、
    該周壁の外側に切り起こされた切り起こし片により、前記パイプ体を構造体に固定可能とされ、前記切り起こされた切り起こし片を取付ネジ等により構造体に固定する際の位置決めができるように、前記パイプ体の二条の切断可能部に挟まれた周壁内面に位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されたことを特徴とするパイプ体。
  3. 切り起こし片を切り起こすことにより、前記パイプ体の周壁内側から該パイプ体を構造体に固定可能とすべく、ドライバー等の工具の挿入開口が形成され得るように構成され、
    前記挿入開口から挿入された工具により取付ネジ等で前記パイプ体を構造体に固定するため、前記挿入開口とほぼ対峙する周壁内面に取付ネジ等の先端を位置決め可能とする位置決め溝が該パイプ体の軸方向の全長に渡って形成されたことを特徴とする請求項2記載のパイプ体。
  4. 前記切断可能部は、凹条により形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のパイプ体。
  5. 前記切断可能部が、前記パイプ体が扁平状に潰されて折り畳み可能となるように、長手方向に沿ってその周壁を屈曲させる屈曲部として機能し得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のパイプ体。
  6. 前記切断可能部は、軟質合成樹脂製の軟質部を備えて屈曲可能とされていることを特徴とする請求項5記載のパイプ体。
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