JP4576981B2 - 半導体基板の評価方法及び半導体基板評価用素子 - Google Patents

半導体基板の評価方法及び半導体基板評価用素子 Download PDF

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Description

本発明は、絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板を評価するための基板評価用素子を作製して評価する方法及び半導体基板評価用素子に関するものであり、具体的には半導体層の電気特性評価方法及び評価用素子に関するものである。
例えば集積回路として汎用的に使用されている半導体基板としてシリコン基板があるが、システムの高速化・高集積化や携帯端末の発展に伴い、半導体デバイスには高速かつ低消費電力のものがより一層求められている。このような中で、絶縁物又は絶縁層上にシリコン層が形成されたSOI(Silicon On Insulator)構造を有するSOIウェーハは、デバイスの高速化・低消費電力化に対応するものであり、しかもSOIウェーハを用いれば、SOI構造を有さないバルクウエーハ用デバイスプロセスの既設の設備や工程等をそれほど大きな変更をすることなくデバイスの作製を行なうことができることから、デバイスの高速化・低消費電力化が容易に可能になるものとして注目されている。
一方、SOI構造を有さない通常のシリコン基板(バルクウェーハ)の品質評価法として、GOI(Gate Oxide Integrity)法が広く一般的に用いられている。GOI法とは、例えば図4に平面図と断面図とを示すように、評価対象となるシリコン基板11の表面を酸化してゲート酸化膜12を形成し、このゲート酸化膜12上に金属電極13(またはポリシリコン電極)を形成し、MOS(Metal Oxide Semiconductor)構造を有するMOSキャパシタを評価用素子として作製する。こうして作製したMOSキャパシタに対して、シリコン基板11の裏面をグラウンドに接続し、シリコン基板11が蓄積側になるように金属電極13に電圧を印加する。例えばシリコン基板11の導電型がP型の場合は、負電圧を印加することでシリコン基板11が蓄積側となる。このように電圧を印加してゲート酸化膜12の絶縁破壊挙動を測定する。
このとき、シリコン基板にCOP(Crystal Originated Particles)のような結晶欠陥ないしは不純物等が存在しなければ、ゲート酸化膜の絶縁破壊は酸化膜そのものが本来有する真性破壊特性を示す。しかし基板に結晶欠陥等が存在している場合は、本来の絶縁膜としての絶縁性は劣化するので、ゲート酸化膜の絶縁破壊特性を測定した際に酸化膜破壊電界強度が低下してしまう。従って、ゲート酸化膜12の絶縁破壊特性を測定することによりシリコン基板11の品質を評価できる。
一方、従来GOI法によりSOIウェーハを評価する場合には、例えば図5に示すように、SOIウェーハ19は支持基板18とシリコン層16との間に絶縁体である埋め込み酸化膜(BOX酸化膜)17が存在しているために、ウェーハ裏面から電気的コンタクトを取ることができず、ウェーハ表面側に電気的コンタクトを取るためのグラウンドを別途形成しなければならない。このような問題を解決するために、図5に示すように、シリコン層16の表面にゲート酸化膜12’及び金属電極13’の他に、ウエーハ表面側で電気的コンタクトを可能にするための金属配線14及びこれらの金属配線同士を絶縁する分離酸化膜15を形成して、MOSキャパシタを評価用素子として作製する方法が開示されている(例えば特許文献1及び非特許文献1参照)。しかし、このMOSキャパシタは図4に示すバルクウェーハ評価用のMOSキャパシタと比較して、非常に複雑な構造をしている。
また、別の解決法として、部分的にBOX酸化膜をエッチングにより除去し、このBOX酸化膜を除去した部分に、ドーパントをドープして抵抗値を低減したポリシリコン層を埋設して支持基板と電気的に接続を行い、基板裏面からも電気的コンタクトを可能とした方法があるが(特許文献2参照)、この方法においては、部分的にBOX酸化層をエッチングするという複雑な工程が必要である。
このように、従来、SOIウェーハのシリコン層をGOI法により評価するためのMOSキャパシタの作製には長く複雑な工程が必要であり、評価完了までには長時間が掛かる。また設備的にも、バルクウェーハ評価用素子の作製に必要な装置以外に素子分離用の酸化膜(以下、層間絶縁膜という場合がある)をCVD(Chemical Vapor Deposition)法などで形成するための設備や金属(主にAl)配線技術等が必要になり、より簡便な評価手法が望まれている。
特開2002−359362号公報 特開平10−335405号公報 IEEE Trans. on Electron Dev.,Vol.48,No.2, p307(2001)
本発明は、絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板の評価を行う際に、基板表面に分離酸化膜や金属配線等を形成する必要が無く、半導体基板の品質を簡便にかつ短時間で精度高く評価できる方法及び半導体基板評価用素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板を評価する方法であって、前記半導体層上にゲート酸化膜を形成し、該形成したゲート酸化膜上にゲート導電膜を形成し、該形成したゲート導電膜から、少なくとも隣接する2つの絶縁破壊用電極と1つの評価用電極とを形成した後、少なくとも前記絶縁破壊用電極間に位置する前記半導体層に低抵抗層を形成する工程と前記絶縁破壊用電極間に電界を印加して前記ゲート酸化膜の一部を絶縁破壊する工程とを含む工程を行い、その後、前記絶縁破壊用電極と前記評価用電極との間の前記ゲート酸化膜の電気特性を評価することを特徴とする半導体基板の評価方法を提供する。
このように、半導体基板の評価に際して、まず半導体層上にゲート酸化膜、ゲート導電膜を順次形成し、該ゲート導電膜のパターン化等により少なくとも隣接する2つの絶縁破壊用電極と1つの評価用電極とを形成する。そしてその後に、少なくとも絶縁破壊用電極間に位置する半導体層に低抵抗層を形成する工程と絶縁破壊用電極間に電界を印加して前記ゲート酸化膜の一部を絶縁破壊する工程とを含む工程を行い、その後、絶縁破壊用電極と評価用電極との間のゲート酸化膜の電気特性を評価する。これによって、従来行なわれていた層間絶縁膜やアルミ等の金属配線を形成するための工程及び装置、並びにパターン化に必要な工程が不要となるので、そのための設備導入や維持のためのコストが不要となり、また、評価工程が短縮されるので、低コストで迅速な評価が行なえる。さらに、半導体層に低抵抗層を形成する工程を含むことにより半導体層の抵抗率や厚さにかかわらず電極と電極の間の接続抵抗が下げられるので、精度の高い評価を行なうことができる。
なお、前記の低抵抗層を形成する工程とゲート酸化膜の一部を絶縁破壊する工程については、いずれの工程を先に行なっても本発明の効果を得ることができる。
この場合、前記形成する低抵抗層の抵抗値を5kΩ以下とすることが好ましい。
このように、低抵抗層の抵抗値を5kΩ以下とすれば、半導体層と電極との接触抵抗のみならず電極と電極との間の接続抵抗も十分小さく、複雑な工程や高価な設備を必要とすることなしに精度の高い評価をより確実に行なうことができる。尚、低抵抗層の抵抗値としては低いほうが望ましいが、あまり低くするとドーパントのドープ量が多くなりすぎて評価用素子そのものの特性に影響を与えるので、例えば100Ω程度を下限とすることが好ましい。
また、前記半導体層の厚さが5μm以下の半導体基板を用いることができる。
このように、半導体層の厚さが5μm以下と薄く、通常は半導体層と電極との接触抵抗のみならず、電極と電極との間の接続抵抗が高くなる半導体基板を用いても、本発明の評価方法であれば低抵抗層の存在により接続抵抗を低くできるので、複雑な工程や高価な設備を必要とすることなしに精度の高い評価を行なうことができる。
また、前記半導体層がシリコンからなる半導体基板を評価することができる。
このように、半導体素子の形成に汎用的に用いられている素材であるシリコンからなる半導体層を評価できるので、この評価結果を様々な半導体素子の製品品質の調査、保証等に幅広く有効に活用することができる。
また、前記低抵抗層を熱拡散法を用いて形成することが好ましい。
このように、低抵抗層を熱拡散法を用いて形成すれば、電極外周直下の部分にもドーパントがまわり込み、電極と半導体層との接触抵抗を確実に小さくでき、かつ比較的安価でドーパントをドープして低抵抗層を形成できる。
また、本発明は、半導体基板評価用素子であって、絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板と、前記半導体層上に形成されたゲート酸化膜と、該ゲート酸化膜上に形成された、導電膜からなる少なくとも隣接する2つの絶縁破壊用電極と1つの評価用電極とを具備し、前記半導体層は少なくとも前記絶縁破壊用電極間に低抵抗層が形成されたものであることを特徴とする半導体基板評価用素子を提供する。
このように、絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板と、前記半導体層上に形成されたゲート酸化膜と、該ゲート酸化膜上に形成された、導電膜からなる少なくとも隣接する2つの絶縁破壊用電極と1つの評価用電極とを具備し、前記半導体層が少なくとも前記絶縁破壊用電極間に低抵抗層が形成された半導体基板評価用素子であれば、従来行なわれていた層間絶縁膜やアルミ等の金属配線の形成するための工程及び装置、並びにパターン化に必要な工程を用いずに作製できるので、そのための設備導入や維持のためのコストが不要であり、また、評価工程を短縮できるので、低コストで迅速な評価が行なえる半導体基板評価用素子となる。しかも、低抵抗層が形成されており、半導体層の抵抗率や厚さにかかわらず電極と電極の間の接続抵抗が低いので、精度の高い評価を行なうことができる半導体基板評価用素子となる。
この場合、前記低抵抗層は、抵抗値が5kΩ以下のものであることが好ましい。
このように、低抵抗層の抵抗値が5kΩ以下のものであれば、半導体と電極との接触抵抗が十分小さく、精度の高い評価を行なうことができる素子となる。尚、低抵抗層の抵抗値としては低いほうが望ましいが、あまり低くするとドーパントのドープ量が多くなりすぎて評価用素子そのものの特性に影響を与えるので、例えば100Ω程度を下限とすることが好ましい。
また、前記電極は、ポリシリコンからなるものであることが好ましい。
このように、前記電極がポリシリコンからなるものであれば、加工が容易であり、形成しやすい電極となる。
また、前記半導体層は、厚さが5μm以下のものとできる。
このように、半導体層が厚さ5μm以下と薄く、通常は電極と電極との接続抵抗が高いものであっても、本発明の半導体基板評価用素子は低抵抗層の存在により接続抵抗が低いので、複雑な工程や高価な設備を必要とすることなしに精度の高い評価が行なえるものとなる。
また、前記半導体層は、シリコンからなるものであることが好ましい。
このように、半導体素子製造に汎用的に用いられているシリコンからなるものであれば、この評価用素子の評価結果を様々な半導体素子の製品品質の調査、保証等に幅広く有効に活用することができる。
また、前記ゲート酸化膜は、前記絶縁破壊用電極間に絶縁破壊部が形成されたものであることが好ましい。
このように、ゲート酸化膜が絶縁破壊用電極間に絶縁破壊部が形成されたものであれば、この絶縁破壊用電極をグラウンドに接続することにより迅速にかつ低コストで特性評価を行なうことができる。
本発明の評価方法によれば、絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板の評価に際して、従来行なわれていた層間絶縁膜やアルミ等の金属配線を形成するための工程及び装置、並びにパターン化に必要な工程が不要となるので、そのための設備導入や維持のためのコストが不要となり、また、評価工程が短縮されるので、低コストで迅速な評価が行なえる。さらに、半導体層に低抵抗層を形成する工程を含むことにより半導体層の抵抗率や厚さにかかわらず半導体層と電極との接触抵抗だけでなく電極と電極の間の接続抵抗も下げられるので、精度の高い評価を行なうことができる。
また、本発明の半導体基板評価用素子は、従来行なわれていた層間絶縁膜やアルミ等の金属配線を形成するための工程及び装置、並びにパターン化に必要な工程を用いずに作製できるので、そのための設備導入や維持のためのコストが不要であり、また、評価工程が短縮されるので、低コストで迅速な評価が行える半導体基板評価用素子となる。しかも、低抵抗層が形成されており、半導体層の抵抗率や厚さにかかわらず半導体層と電極との接触抵抗だけでなく電極と電極の間の接続抵抗も低いので、精度の高い評価を行なうことができる半導体基板評価用素子となる。
以下、本発明について詳述する。
前述したように、例えばSOIウェーハのシリコン層をGOI法で評価するためのMOSキャパシタの作製には長く複雑な工程が必要になり、評価完了までには長時間が掛かる。また設備的にもバルクウェーハ評価用素子の作製に必要な装置以外にも、素子分離用の層間絶縁膜を形成するためのCVD法の設備や金属配線技術等が必要になる。また別の方法では部分的にBOX酸化層をエッチングするという複雑な工程が必要である。従ってより簡便な評価手法が望まれている。
そこで本発明者らは、より簡便であり、かつ低コストで迅速な評価方法として、SOIウェーハにMOSキャパシタを作製した後、隣接する2つのMOSキャパシタの電極間に電界を印加してゲート酸化膜の一部に絶縁破壊を起こした後、この電極の一方をグラウンドに接続し、もう一方の電極と絶縁破壊に用いなかった他のMOSキャパシタの電極との間でゲート酸化膜の電気特性を評価する方法に想到した。
本発明者らがこの方法に関してさらに検討を行なったところ、上記方法では、シリコン層と電極との接触抵抗のみならず電極と電極との間の接続抵抗が大きくなって評価が正しく行なえない場合があることを見出した。例えば、シリコン層の厚さが5μm以下のSOIウェーハを評価する際に、BOX酸化膜による影響が大きくなるためかシリコン層と電極との接触抵抗のみならず電極と電極との間の接続抵抗が大きくなって精度の高い評価が行なえない場合等があった。
そこで本発明者らは、上記方法において、SOIウェーハにMOSキャパシタを作製した後にさらに、絶縁破壊を起こす工程の前又は後に、少なくとも絶縁破壊を起こす電極間に位置する半導体層に低抵抗層を形成する工程を施せば、半導体層の厚さやその抵抗率にかかわらず接続抵抗を低くでき、精度の高い評価を行なえることに想到し、本発明を完成させた。
以下では、本発明の実施の形態について、添付した図面に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は本発明に従う半導体基板評価用素子の一例を、半導体層がシリコン層(SOI層)であるSOIウェーハを用いる場合について示した断面概略説明図である。この半導体基板評価用素子1は、支持基板2のBOX酸化膜3上にSOI層4が形成されたSOIウェーハ5と、SOIウェーハ5上に形成されたゲート酸化膜6と、ゲート酸化膜6の上に形成された、隣接する2つの絶縁破壊用電極7a、7bと1つの評価用電極8とを少なくとも具備し、SOI層4は少なくとも絶縁破壊用電極7a、7bの間に低抵抗層9が形成されたものである。ここで絶縁破壊用電極とは、ウェーハの評価前にゲート酸化膜の一部を絶縁破壊するための電界を印加するために用いる電極であり、評価用電極とは、ウェーハの評価の際に評価用の電界を印加するために用いる電極である。評価用電極8と一方の絶縁破壊用電極、例えば絶縁破壊用電極7aには評価用の端子10a、10bが接続され、もう一方の絶縁破壊用電極7bはグラウンドと接続される。また絶縁破壊用電極7bを評価用端子10bに接続して、絶縁破壊用電極7aをグラウンドと接続してもよい。低抵抗層9は絶縁破壊用電極7a、7bの間以外の場所、例えば図1のように絶縁破壊用電極7bと評価用電極8との間にも形成されてもよい。絶縁破壊用電極は互いに隣接していれば3つ以上形成されてもよいし、評価用電極も2つ以上形成されてもよい。また、このように半導体素子製造用に汎用的に用いられている素材であるシリコンからなる半導体層を評価できるので、この評価用素子の評価結果を様々な半導体素子の製品品質の調査、保証等に幅広く有効に活用することができる。
低抵抗層9は抵抗値が5kΩ以下のものであれば、SOI層4と電極7a、7b、8との間の接触抵抗が十分小さく、又、絶縁破壊用電極(7a、7b)間や評価用電極(8、7a)間の接続抵抗も十分小さく、精度の高い評価を行なうことができる素子となる。尚、低抵抗層の抵抗値としてはより低いほうが望ましいが、あまり低くするとドーパントのドープ量が多くなりすぎて評価用素子そのものの特性に影響を与えるので、例えば100Ω程度を下限とすることが好ましい。
電極7a、7b、8は導電膜からなるものであれば特に限定されないが、ポリシリコンからなるものであれば、加工が容易なものとなり、形成しやすい電極となる。
また、SOI層4は厚さ5μm以下のものとできる。SOI層等の半導体層が厚さ5μm以下と薄ければ、通常はBOX酸化膜の影響等により接触抵抗・接続抵抗の高いものとなるが、本発明の半導体基板評価用素子は低抵抗層が形成されており接触抵抗・接続抵抗が低いので、複雑な工程や高価な設備を必要とすることなしに精度の高い評価が行なえるものとなる。
この半導体基板評価用素子1を用いてSOI層4の評価をする際には、絶縁破壊用電極7a、7bに電界を印加して電極間のゲート酸化膜の一部を絶縁破壊して図示しない絶縁破壊部を形成されたものとする。こうして絶縁破壊部が形成された素子は、高価な設備や複雑な工程を用いて層間絶縁膜や金属配線を形成しなくても電気的コンタクトが容易に得られるものとなり、迅速にかつ低コストで特性評価を行なうことができる。
次にこのような半導体基板評価用素子を作製してSOIウェーハを評価する方法を説明する。図2(A)〜(F)は本発明に従うSOIウェーハの評価方法の一例を示す工程図である。
まず、前工程としてSOIウェーハを準備する。このように半導体層がシリコンからなるSOIウェーハを評価できるので、この評価結果を様々な半導体素子の製品品質の調査、保証等に幅広く有効に活用することができる。また、SOIウェーハについては特に限定されないが、SOI層の厚さが5μm以下のSOIウェーハを評価するのに用いることができる。このように、厚さが5μm以下と薄く、通常はBOX酸化膜の影響等により電極との接触抵抗・接続抵抗が高くなるSOIウェーハを用いても、本発明の評価方法であれば接触抵抗・接続抵抗を低くできるので、複雑な工程や高価な設備を必要とすることなしに精度の高い評価を行なうことができる。特に近年SOI層の厚さはより薄膜化しており、本発明は1μm以下といった薄いSOI層の評価に特に有効である。
次に、図2(A)に示すように、SOIウェーハを熱酸化等の通常の方法で酸化処理してSOI層上にゲート酸化膜6を形成する。ゲート酸化膜の厚さは特に限定されず、通常25nmであるが、特にSOI層の厚さが100nm以下の場合はゲート酸化膜の厚さは8nm程度である。
次に、図2(B)に示すように、ゲート酸化膜上にゲート導電膜を形成する。このゲート導電膜は一般にポリシリコン膜が用いられ、例えばCVD法を用いて堆積される。このポリシリコン膜には抵抗値を下げる為に一般にリンがドープされる。リンのドープ方法は特に限定されず、ポリシリコン膜の堆積後に熱拡散法等により行なってもよいが、ポリシリコン膜の堆積時に同時にリンもドープするDoped Poly−Si法を用いることができる。
次に図2(C)に示すように、このポリシリコン膜からフォトリソグラフィ技術とエッチングとにより電極のパターンを形成する。このとき、少なくとも隣接する2つの絶縁破壊用電極7a、7bと1つの評価用電極8とを形成する。こうしてSOI層上にゲート酸化膜とポリシリコン電極が順次積層されたMOS構造を有するMOSキャパシタが複数形成される。
次に図2(D)に示すように、形成した電極をマスクとして、少なくとも絶縁破壊用電極間に位置するSOI層にドーパントをドープして低抵抗層を形成する。この場合、低抵抗層の抵抗値を5kΩ以下とすれば、SOI層と電極との接触抵抗が十分小さく、電極と電極との間の接続抵抗も十分小さく、複雑な工程や高価な設備を必要とすることなしに精度の高い評価をより確実に行なうことができる。尚、低抵抗層の抵抗値としては、例えば100Ω程度を下限とすることが好ましい。低抵抗層の形成方法には特に限定はないが、例えばリンガラス(POCl)をウェーハ表面に堆積し、窒素ガス雰囲気下でアニールする熱拡散法で行なえば、例えばイオン注入法で行なうよりも安価で生産性も高く好ましい。
尚、MOSキャパシタ間にはゲート酸化膜が形成されているが、薄い酸化膜であるので、その上にリンガラスを堆積しても十分にSOI層にドーパントを拡散することが可能である。
ドーパントの拡散後、堆積したリンガラスを例えば2.5%のHF水溶液で除去する。このとき、精度の高い測定を行なうために、電極周辺のゲート酸化膜をエッチングしないように注意が必要である。
次に、図2(E)に示すように、隣接する2つの絶縁破壊用電極7a、7bの間に電界を印加してゲート酸化膜6の一部を絶縁破壊して、電気的コンタクトを取る。この電界の印加はゲート酸化膜の一部が絶縁破壊できるものであれば特に限定されず、一定の電圧又は電流をゲート酸化膜の一部が破壊するまで印加する方法を用いれば良い。このコンタクト抵抗は十分下げる必要があり、できるだけ高い電気ストレスを印加した方がより好ましい。そしてこの2つの電極間の抵抗が1kΩ以下となるように電気ストレスを印加することが好ましい。このように抵抗を1kΩ以下とすることで測定へ与える影響を低減できる。
なお、図2(D)に示す低抵抗層を形成する工程と、図2(E)に示すゲート酸化膜を絶縁破壊する工程はいずれを先に行なってもよい。
次に、図2(F)に示すように、絶縁破壊用電極と評価用電極との間のゲート酸化膜の電気特性を評価する。この評価は、絶縁破壊したMOSキャパシタの一つと、未破壊のMOSキャパシタを用いてGOI測定を行なうものである。既に破壊したMOSキャパシタは抵抗が十分に低下できており、このMOSキャパシタの一方の電極をグラウンドに接続して精度の高い測定が可能になる。なおP型ウェーハの場合は、ウェーハ表面側に正電荷、すなわち空乏、反転側になるように電圧を印加する。
以上説明した評価方法により、SOIウェーハのSOI層の品質を精度よく評価できる。しかも、従来行なわれていた層間絶縁膜やアルミ等の金属配線を形成するための工程及び装置、並びにパターン化に必要な工程を不要にできるので、そのための設備導入や維持のためのコストが不要であり、また、評価工程が短縮されるので、低コストで迅速な評価を行なうことができる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明がこれに限定されないことは言うまでもない。
(実施例)
特性評価用試料として、導電型がP型で直径200mmの貼り合わせSOIウェーハを用いた。なお、このP型ウェーハのドーパントはボロンである。このときのSOI層の厚さは70nm、BOX酸化膜の厚さは145nmであった。
次に、このSOIウェーハに900℃の乾燥酸素雰囲気中でおよそ10分間の熱酸化処理を行なってSOI層上に厚さ8nmのゲート酸化膜を形成し、このゲート酸化膜上にCVD法によりリンをドープしたポリシリコン層を堆積した。この際のポリシリコン層の厚さはおよそ300nmとし、リンドープ量はシート抵抗にして25Ω/□程度となるようにした。
次にこのポリシリコン層にフォトリソグラフィを行なった後、フッ硝酸を用いてウェットエッチングを行い、隣接する2つの絶縁破壊用電極と1つの評価用電極を形成し、MOSキャパシタを作製した。いずれの電極も電極面積を8mmとした。そしてSOIウェーハの裏面に形成されている酸化膜を除去するために、SOIウェーハの表面側のゲート酸化膜及び電極にレジストを塗布して保護し、ウェーハ裏面に希HF水溶液によるウェットエッチングにて裏面処理を行った。
この後、SOIウェーハ表面にリンガラスの堆積を750℃で30分間行い、引き続き窒素ガス雰囲気下1000℃にて1時間アニールを行い、SOI層にリンの熱拡散を行なって低抵抗層を形成した。形成した低抵抗層の抵抗値は約500Ωであった。
次に、2.5%のHF水溶液を用いて堆積したリンガラスを除去した。このときのエッチングレートは0.3nm/secであり、電極周辺のゲート酸化膜はエッチングされないようにモニタウェーハを用いて注意深くエッチングを行った。
次に、フルオートプローバに接続したテスタを用いて、絶縁破壊用電極間にストレス電流を印加してゲート酸化膜の絶縁破壊を行なった。ストレス電流は50mAで一定とし、印加時間は3秒であった。また、いずれの電極も電極面積は8mmであり、電極間の抵抗は約400Ωであった。尚、プローバ及び配線はノイズ対策を施したものを使用した。
最後に、絶縁破壊用電極の一方をグラウンドに接続し、評価用電極と絶縁破壊用電極のもう一方との間に電圧を印加し、SOI層をGOI法により評価した。このときの電圧の印加は、電圧ランプアップ法を用いたが、そのときの印加条件は、アベレージング時間が20msec、ステップ電圧高さは0.25MV/cmであり、電圧ステップ上昇後のアベレージング時間は200msecとした。
このような測定を、同一条件で作製した16枚のSOIウェーハに行なった。このとき得られたI−V特性のグラフを図3に示す。いずれのウェーハのI−V特性曲線もほぼ一致しており、精度の高い特性評価が行なわれていることが確認された。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、上記実施例ではSOIウェーハについて説明したが、その他の絶縁体上に半導体層が形成された半導体基板、例えばSGOI(SiGe On Insulator)ウェーハやGOI(Ge On Insulator)ウェーハ等であっても本発明の評価方法及び評価素子を適用できる。
本発明に従う半導体基板評価用素子の一例を、半導体層がシリコン層(SOI層)であるSOIウェーハを用いる場合について示した断面概略説明図である。 本発明に従うSOIウェーハの評価方法の一例を示す工程図である。 実施例におけるSOIウェーハのI−V特性を示すグラブである。 GOI法を説明する説明概略図であり、(a)は平面図、(b)は断面図を示す。 従来GOI法によりSOIウェーハを評価する方法を説明する断面概略図である。
符号の説明
1…半導体基板評価用素子、 2…支持基板、 3…BOX酸化膜、 4…SOI層、
5…SOIウェーハ、 6…ゲート酸化膜、 7a、7b…絶縁破壊用電極、
8…評価用電極、 9…低抵抗層、 10a、10b…評価用端子、
11…シリコン基板、 12、12’…ゲート酸化膜、 13、13’…金属電極、
14…金属配線、 15…分離酸化膜、 16…シリコン層、
17…埋め込み酸化膜(BOX酸化膜)、 18…支持基板、
19…SOIウェーハ。

Claims (10)

  1. 絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板を評価する方法であって、前記半導体層上にゲート酸化膜を形成し、該形成したゲート酸化膜上にゲート導電膜を形成し、該形成したゲート導電膜から、少なくとも隣接する2つの絶縁破壊用電極と1つの評価用電極とを形成した後、少なくとも前記絶縁破壊用電極間に位置する前記半導体層に低抵抗層を熱拡散法を用いて形成する工程と前記絶縁破壊用電極間に電界を印加して前記ゲート酸化膜の一部を絶縁破壊する工程とを含む工程を行い、その後、前記絶縁破壊用電極と前記評価用電極との間の前記ゲート酸化膜の電気特性を評価することを特徴とする半導体基板の評価方法。
  2. 前記形成する低抵抗層の抵抗値を100Ω以上5kΩ以下とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体基板の評価方法。
  3. 前記半導体層の厚さが5μm以下の半導体基板を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体基板の評価方法。
  4. 前記半導体層がシリコンからなる半導体基板を評価することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の半導体基板の評価方法。
  5. 半導体基板評価用素子であって、絶縁物又は絶縁層上に半導体層が形成された半導体基板と、前記半導体層上に形成されたゲート酸化膜と、該ゲート酸化膜上に形成された、導電膜からなる少なくとも隣接する2つの絶縁破壊用電極と1つの評価用電極とを具備し、前記半導体層は少なくとも前記絶縁破壊用電極間に低抵抗の拡散層が形成されたものであることを特徴とする半導体基板評価用素子。
  6. 前記低抵抗層は、抵抗値が100Ω以上5kΩ以下のものであることを特徴とする請求項に記載の半導体基板評価用素子。
  7. 前記電極は、ポリシリコンからなるものであることを特徴とする請求項又は請求項に記載の半導体基板評価用素子。
  8. 前記半導体層は、厚さが5μm以下のものであることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の半導体基板評価用素子。
  9. 前記半導体層は、シリコンからなるものであることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の半導体基板評価用素子。
  10. 前記ゲート酸化膜は、前記絶縁破壊用電極間に絶縁破壊部が形成されたものであることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の半導体基板評価用素子。
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