JPH09129695A - 誘電体膜評価用テスト構造 - Google Patents

誘電体膜評価用テスト構造

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JPH09129695A
JPH09129695A JP7281223A JP28122395A JPH09129695A JP H09129695 A JPH09129695 A JP H09129695A JP 7281223 A JP7281223 A JP 7281223A JP 28122395 A JP28122395 A JP 28122395A JP H09129695 A JPH09129695 A JP H09129695A
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JP
Japan
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dielectric film
test structure
evaluating
film
field oxide
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JP7281223A
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Mitsunori Tsujino
光紀 辻野
Mikihiro Kimura
幹広 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/30Structural arrangements specially adapted for testing or measuring during manufacture or treatment, or specially adapted for reliability measurements
    • H01L22/34Circuits for electrically characterising or monitoring manufacturing processes, e. g. whole test die, wafers filled with test structures, on-board-devices incorporated on each die, process control monitors or pad structures thereof, devices in scribe line
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2884Testing of integrated circuits [IC] using dedicated test connectors, test elements or test circuits on the IC under test

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体膜評価用テスト構造により実際のデバ
イスに近い評価結果を得る。 【解決手段】 誘電体膜評価用テスト構造にゲート電極
6Aを設ける。ゲート電極6Aに、ゲート絶縁膜5の上
にエッチング等で形成された開口部20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、誘電体膜の特性
を評価するためのテスト構造に関し、実際のデバイスに
近い構造で誘電体膜の耐圧(VBD)、経時誘電体膜破壊
(TDDB),電流電圧(I−V)特性,容量電圧(C
−V)特性等の評価を行う新しい誘電体膜評価用テスト
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図38は、誘電体膜評価の対象の一例と
しての半導体ウェーハを示す平面図である。図38の右
下隅に、半導体ウェーハ1の一部1aを拡大して示し
た。この拡大図からも分かるように、半導体ウェーハ1
には、多数の素子2が形成されている。
【0003】素子2は、従来、図39及び図40に示し
た誘電体膜評価用テスト構造を有している。図39は従
来の誘電体膜評価用テスト構造を示す平面図であり、図
40は図39の線X−Xについての断面図である。図3
9及び図40において、3はウェーハ等の半導体基板、
4は半導体基板3の一方主面3a上に形成されたフィー
ルド酸化膜、5はフィールド酸化膜4で囲まれた一方主
面3a上に形成された誘電体膜、6は誘電体膜5及び一
部のフィールド酸化膜4上に形成されたゲート電極であ
る。半導体基板3と誘電体膜5とゲート電極6は、平面
的なキャパシタを構成している。これをキャパシタとし
て働かせるため、例えば、半導体基板3の他方主面3b
とゲート絶縁膜6との間に電圧が印加される。
【0004】次に、誘電体膜の評価方法について説明す
る。図41は、耐圧、I−V特性及びTDDB試験を行
うための装置の概念図である。図41において、40は
半導体基板あるいはそれに相当する部分、41は半導体
基板40上に形成された誘電体膜、42は絶縁膜上に形
成された電極、43は半導体基板40と電極42との間
に電圧を印加するための直流電源、44は直流電源43
の両端に接続されて直流電源43の出力電圧を測定する
ための電圧計、44は直流電源43が電圧を供給するた
めの電流経路中に挿入され電極42と半導体基板40と
の間に流れる電流を測定するための電流計である。実際
には、半導体基板40は図38に示したウェーハ1であ
り、電極42はウェーハ1上の複数の素子2に設けられ
た電極である。図42はI−V特性試験及び耐圧試験の
結果の一例を示すグラフである。グラフの横軸は均等目
盛りで誘電体膜中の電界強度Eoxを、グラフの縦軸は対
数目盛りでゲート電流密度JGを表している。絶縁耐圧
は誘電体膜の膜厚に依存しており、絶縁破壊が起きる電
界強度Eb、誘電体膜の膜厚tbとすると、絶縁耐圧
は、Eb×tbと表される。図42において、50はス
トレスをかけた後の誘電体膜についての測定結果を示す
曲線、51はストレスがかけられていない場合の誘電体
膜についての測定結果を示す曲線である。図43は、T
DDB試験の結果の一例を示すグラフである。図43に
おいて、縦軸は累積故障率、横軸はストレス時間を表し
ている。TDDB試験では、ストレスをかける時の電圧
値と測定時の電圧値とをそれぞれ決定しておき、測定電
圧を印加した状態で所定の電圧を越えた素子を故障と判
定する(CVS測定:Constant Voltag
e Stress measurement)。ウェー
ハの中の何パーセントの素子が故障と判定されるかを時
間を追って観察する。図44は、MOSキャパシタのC
−V特性試験の結果の一例を示すグラフである。図にお
いて、縦軸は固定容量で標準化された容量C/C0、横
軸はゲート電圧VGを表している。図44において、5
5は測定に印加する交流電圧の周波数が10Hzの場合
の測定結果を示す曲線、56は交流電圧の周波数が10
0Hzの場合の測定結果を示す曲線、57は交流電圧の
周波数が10KHzの場合の測定結果を示す曲線であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の誘電体膜評価用
テスト構造は図39及び40に示すように構成されてお
り、ゲート電極のエッチングプロセスがない、半導体基
板3の表面にウェルがない、さらにはソース・ドレイン
等の注入層が形成されていないなど、従来の誘電体膜評
価用テスト構造は実際のデバイス構造とは異なってい
る。例えばゲート電極エッチングダメージ、ソース・ド
レインのイオン注入ダメージ及び半導体基板にウェルを
設けた時に半導体表面・ゲート酸化膜が受ける影響など
実際のプロセスフローで誘電体が受けるダメージの影響
を考慮した試験を行うことができなかった。そのため、
従来の誘電体膜評価用テスト構造から得られる上記特性
等の評価結果と、実デバイスから得られる特性との間に
生じる誤差が大きくなっていた。
【0006】特に最近では、スケーリング則に基づき、
ソース・ドレインのイオン注入濃度が高く、また誘電体
膜厚が数十オングストロームと薄くなってきているた
め、上記プロセスが誘電体膜に与えるダメージを無視で
きず、正確な評価が困難となっている。
【0007】この発明は、上記のような問題を解消する
ためになされたもので、誘電体膜の上記特性評価をより
正確に求め、応用評価を可能とした誘電体膜評価用テス
ト構造を提供すること等を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る誘電体
膜評価用テスト構造は、一方主面と他方主面とを有する
半導体基板と、前記半導体基板の前記一方主面上に、該
一方主面上の少なくとも一つの第1の領域を囲むように
形成されたフィールド酸化膜と、前記少なくとも一つの
第1の領域に、端部が前記フィールド酸化膜と結合され
るように形成された誘電体膜と、前記誘電体膜上に形成
された電極材料を含む少なくとも一つのゲート電極とを
備え、前記少なくとも一つのゲート電極は、前記電極材
料をエッチングすることにより前記誘電体膜上に形成さ
れた複数の開口部によって形状が決定され、前記誘電体
膜のうち該複数の開口部より覗いている部分の下にはソ
ース・ドレイン領域が形成されていないことを特徴とす
る。
【0009】第2の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第1の発明の誘電体膜評価用テスト構造におい
て、前記少なくとも一つのゲート電極は、前記誘電体膜
上において、前記複数の開口部によって分離されて形成
された複数の細長いゲート電極を含むことを特徴とす
る。
【0010】第3の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第1または第2の発明の誘電体膜評価用テスト構
造において、前記少なくとも一つの第1の領域は、複数
の第1の領域を含み、前記少なくとも一つのゲート電極
は、前記フィールド酸化膜のうちの前記複数の第1の領
域にはさまれた部分と交差するように、前記複数の第1
の領域にまたがって形成されていることを特徴とする。
【0011】第4の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第1から第3の発明のうちのいずれかの誘電体膜
評価用テスト構造において、前記誘電体膜の下の前記半
導体基板に形成されたウェルをさらに備え、前記ウェル
は、前記少なくとも一つのゲート電極と該ウェル間に所
望の電圧を印加するためのウェルコンタクトを有するこ
とを特徴とする。
【0012】第5の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第4の発明の誘電体膜評価用テスト構造におい
て、前記ウェルコンタクトが省かれていることを特徴と
する。
【0013】第6の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、一方主面と他方主面とを有する半導体基板と、前
記半導体基板の前記一方主面上に、該一方主面上の少な
くとも一つの第1の領域を囲むように形成されたフィー
ルド酸化膜と、前記少なくとも一つの第1の領域に、端
部が前記フィールド酸化膜と結合されるように形成され
た誘電体膜と、前記誘電体膜上に配設された電極材料を
含み、該電極材料をエッチングして形成された複数の開
口部によって形状が決定される複数のゲート電極と、前
記誘電体膜のうち前記複数の開口部より覗いている部分
の下に、該誘電体膜を通して不純物が打ち込まれること
で形成されたソース・ドレイン領域とを備えて構成され
る。
【0014】第7の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第6の発明の誘電体膜評価用テスト構造におい
て、前記ソース・ドレイン領域に形成され、前記ソース
・ドレイン領域と前記半導体基板との間に所定の電圧を
印加するためのソース・ドレインコンタクトをさらに備
えて構成される。
【0015】第8の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第6の発明の誘電体膜評価用テスト構造におい
て、前記ソース・ドレイン領域は、コンタクトを有して
おらず、半導体基板と同じ導電型であることを特徴とす
る。
【0016】第9の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第6または第7の発明の誘電体膜評価用テスト構
造において、前記誘電体膜の下の前記半導体基板に形成
されたウェルをさらに備え、前記ウェルは、前記少なく
とも一つのゲート電極と該ウェル間に所望の電圧を印加
するためのウェルコンタクトを有することを特徴とす
る。
【0017】第10の発明に係る誘電体膜評価用テスト
構造は、第9の発明の誘電体膜評価用スト構造におい
て、前記ウェルコンタクトが省かれていることを特徴と
する。
【0018】第11の発明に係る誘電体膜評価用テスト
構造は、第6から第10の発明の誘電体膜評価用テスト
構造のいずれかにおいて、前記少なくとも一つの第1の
領域は、複数の第1の領域を含み、前記少なくとも一つ
のゲート電極は、前記複数の第1の領域にまたがって形
成されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は、この発明の実施の形態
1による誘電体膜評価用テスト構造を示す図である。図
1は実施の形態1による誘電体膜評価用テスト構造の平
面図であり、図2は図1の線Y1−Y1についての断面
図である。図1及び図2において、3はウェーハ等の半
導体基板、4は半導体基板3の一方主面3a上に形成さ
れたフィールド酸化膜、5はフィールド酸化膜4で囲ま
れた一方主面3a上に形成されたゲート絶縁膜、6Aは
誘電体膜5の上に形成されゲート電極エッチングプロセ
スにより形成されチャネル長がチャネル幅より短い複数
のゲート電極、7はゲート電極6Aとの電気的接続を行
うためのコンタクト、20がゲート電極がエッチングプ
ロセスによりゲート電極6Aが形成される際に電極部材
が除去されてできた開口部である。試験を行う際には、
図1及び図2に示した誘電体膜評価用テスト構造にあっ
ては、4つのゲート電極6Aの全てのコンタクトを共通
に接続して、4つのゲート電極6A全てに同じ電圧が印
加されるように構成する。複数のゲート電極6Aを共通
に接続するため、大面積で誘電体膜の評価を行えプロセ
スダメージ等の外的要因の影響を大きくすることができ
る。
【0020】上記の実施の形態で、誘電体膜5の特性評
価を行う際に、ゲート電極6Aの構造をゲートエッチン
グプロセスを用いて作製しているため、実際のデバイス
においてゲート電極エッチングプロセス時に誘電膜(ゲ
ート電極5)が受けるエッチングダメージの影響を正し
く評価ができる構造となっている。なお、複数のゲート
電極6Aを共通に接続するためのコンタクト7をフィー
ルド酸化膜4上に設けている。このように構成すること
で、高集積・高性能化が進みゲート長(チャネル長)が
短くなることでゲートコンタクトマージンがなくなる問
題を回避することができる。また、このような構成にす
ることで、配線材料等の汚染が誘電体膜に与える影響を
軽くすることもできる。
【0021】実施の形態2.図3及び図4はこの発明の
実施の形態2による誘電体膜評価用テスト構造の構成を
示す図である。図3は実施の形態2による誘電体膜評価
用テスト構造の平面図であり、図4は図3の線Y2−Y
2についての断面図である。図3及び図4において、4
aは複数のゲート絶縁膜5の間に形成されているフィー
ルド酸化膜であり、その他図1または図2と同一符号の
部分は、図1または図2の同一符号部分と同一または相
当する部分である。図3に示した誘電体膜評価用テスト
構造が、図1に示した誘電体膜評価用テスト構造と異な
る点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)がフィールド酸化
膜4に囲まれた複数の領域に形成されているところにあ
る。そのため、誘電体膜の一評価用テスト構造当たりの
ゲート絶縁膜5とフィールド酸化膜4との境界線がゲー
ト電極6Aと重なる部分の長さが、図1に示した誘電体
膜評価用テスト構造に比べて長くなる。従って、フィー
ルド酸化膜4とゲート絶縁膜5の境界線の影響を際だた
せることができ、この境界線の影響に対する評価精度が
向上する。すなわち、フィールド酸化膜4の端部(エッ
ジ)による欠陥やフィールド酸化膜4の端部で発生する
応力破壊等が誘電体膜に与える影響を考慮した誘電体膜
評価が行え、実際のデバイスに近い評価ができるという
ことである。
【0022】実施の形態3.図5及び図6はこの発明の
実施の形態3による誘電体膜評価用テスト構造の構成を
示す図である。図5は実施の形態3による誘電体膜評価
用テスト構造の平面図であり、図6は図5の線Y3−Y
3についての断面図である。図5及び図6において、2
1はゲート絶縁膜5の下の半導体基板3の一方主面3a
に形成されたウェル、22はウェル21とゲート電極6
A間に所望の電圧を印加するためのウェルコンタクト、
23はウェル21とウェルコンタクト22との接続を良
好に行わせるために形成されウェル21よりも不純物濃
度の高い半導体領域であり、その他図1または図2と同
一符号の部分は、図1または図2の同一符号部分と同一
または相当する部分である。図5及び図6に示したテス
ト構造は、図1に示した実施の形態1によるテスト構造
にはないウェル21が半導体基板3の一方主面3aに形
成されているという特徴を有する。
【0023】図5及び図6に示した誘電体膜評価用テス
ト構造を使用することにより得られる効果は、ウェル5
の形成で誘電体膜が受ける影響等を考慮した評価が行え
ることである。このような構造を設けることで、ソフト
エラー対策に用いられる浅いウェル構造への応用構造に
おける評価も行うことができる。さらには、マスクを使
用して、図38に示した一つのウェーハ1上の素子2を
P型とN型に作り分け、導電型の異なる2つの素子を用
いることでCMOS構造の評価も行える。
【0024】実施の形態4.図7及び図8はこの発明の
実施の形態4による誘電体膜評価用テスト構造の構成を
示す図である。図7は実施の形態4による誘電体膜評価
用テスト構造の平面図であり、図8は図7の線Y4−Y
4についての断面図である。図7及び図8において、4
aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁膜5)の間に形成され
ているフィールド酸化膜であり、その他図5または図6
と同一符号の部分は、図5または図6の同一符号部分と
同一または相当する部分である。図7及び図8に示した
誘電体膜評価用テスト構造が、図5に示した誘電体膜評
価用テスト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜
5)がフィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成
されているところにある。そのため、誘電体膜の一評価
用テスト構造当たりのゲート絶縁膜5とフィールド酸化
膜4の境界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さが、
図5に示した誘電体膜評価用テスト構造に比べて長くな
る。従って、フィールド酸化膜4とゲート絶縁膜5の境
界線の影響を際だたせることができ、この境界線の影響
に対する評価精度が向上する。
【0025】実施の形態5.図9及び図10はこの発明
の実施の形態5による誘電体膜評価用テスト構造の構成
を示す図である。図9は実施の形態5による誘電体膜評
価用テスト構造の平面図であり、図10は図9の線Y5
−Y5についての断面図である。図9及び図10におい
て、21はゲート絶縁膜5の下の半導体基板3の一方主
面3aに形成されたウェルであり、その他図1または図
2と同一符号の部分は、図1または図2の同一符号部分
と同一または相当する部分である。
【0026】図9及び図10に示したテスト構造は、図
1に示した実施の形態1によるテスト構造にはないウェ
ル21が半導体基板3の一方主面3aに形成されている
という特徴を有する。そのため、図5及び図6に示され
た実施の形態3による誘電体膜評価用テスト構造と同じ
効果を奏する。また、図9及び図10に示された誘電体
膜評価用テスト構造には、図5及び図6に示された誘電
体膜評価用テスト構造が有するウェルコンタクト22や
半導体領域23を備えていないため、構成が簡単でテス
ト構造の製造が容易になるという効果がある。しかし、
ウェル21と半導体基板3との間にPN接合が生じるた
め、ゲート電極6Aをウェル21に対して高電圧にした
ときのみしか正しい評価が行えず、この点に関しては、
ゲート電極6Aをウェル21に対して高電圧にする場合
または低電圧にする場合の双方に対する評価が行える実
施の形態3の誘電体膜評価用テスト構造の方が優れてい
る。
【0027】実施の形態6.図11及び図12はこの発
明の実施の形態6による誘電体膜評価用テスト構造の構
成を示す図である。図11は実施の形態6による誘電体
膜評価用テスト構造の平面図であり、図12は図11の
線Y6−Y6についての断面図である。図11及び図1
2において、4aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁膜5)
の間に形成されているフィールド酸化膜であり、その他
図9または図10と同一符号の部分は、図9または図1
0の同一符号部分と同一または相当する部分である。図
11及び図12に示した誘電体膜評価用テスト構造が、
図9及び図10に示した誘電体膜評価用テスト構造と異
なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)がフィールド酸
化膜4に囲まれた複数の領域に形成されているところに
ある。そのため、図11及び図12に示したテスト構造
において、誘電体膜5の一評価用テスト構造当たりの誘
電体膜とフィールド酸化膜4の境界線がゲート電極6A
と重なる部分の長さが、図9及び図10に示した誘電体
膜評価用テスト構造に比べて長くなる。従って、フィー
ルド酸化膜4とゲート絶縁膜5の境界線の影響を際だた
せることができ、この境界線の影響に対する評価精度が
向上する。その他の効果は、図9及び図10に示した誘
電体膜評価用テスト構造と同様である。
【0028】実施の形態7.図13及び図14はこの発
明の実施の形態7による誘電体膜評価用テスト構造の構
成を示す図である。図13は実施の形態7による誘電体
膜評価用テスト構造の平面図であり、図14は図13の
線Z1−Z1についての断面図である。図13及び図1
4において、24は半導体基板3の一方主面3aにゲー
ト絶縁膜5を通して不純物を打ち込むことにより形成さ
れ半導体基板3と導電型の異なるソース・ドレイン領
域、25はソース・ドレイン領域24との電気的接続を
行うためのソース・ドレイン電極であり、その他図1ま
たは図2と同一符号の部分は、図1または図2の同一符
号部分と同一または相当する部分である。
【0029】図13及び図14のテスト構造において実
施の形態1と異なるところは、ゲート電極6Aの両脇の
チャネル方向にソース・ドレイン領域24を設けた構造
になっていることである。
【0030】図13及び図14に示した誘電体膜評価用
テスト構造を使用することにより、誘電体膜(ゲート絶
縁膜5)の特性評価を行うに当たり、実際のデバイスの
誘電体膜(ゲート絶縁膜5)がソース・ドレイン領域2
4形成時に受けるダメージの影響を評価できる。また、
ソース・ドレイン電極25を配線材料を用いて接地(G
ND)することにより、誘電体膜の耐圧(VBD)評価、
経時誘電体膜破壊(TDDB)評価等を行う際に、ゲー
ト絶縁膜5に発生させる電界の方向が上下何れの向きで
あってもよく、誘電体膜への正ストレス/負ストレスの
両ストレス評価が行える。
【0031】実施の形態8.図15及び図16はこの発
明の実施の形態8による誘電体膜評価用テスト構造の構
成を示す図である。図15は実施の形態8による誘電体
膜評価用テスト構造の平面図であり、図16は図15の
線Z2−Z2についての断面図である。図15及び図1
6において、4aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁膜5)
の間に形成されているフィールド酸化膜であり、その他
図13または図14と同一符号の部分は、図13または
図14の同一符号部分と同一または相当する部分であ
る。図15及び図16に示した誘電体膜評価用テスト構
造が、図13及び図14に示した誘電体膜評価用テスト
構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)がフィ
ールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成されている
ところにある。そのため、ゲート電極6Aは複数の誘電
体膜にわたって形成され、誘電体膜間のフィールド酸化
膜4aを横切ることになる。図15及び図16に示した
テスト構造において、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)の一
評価用テスト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸化膜
4の境界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さが、図
13及び図14に示した誘電体膜評価用テスト構造に比
べて長くなる。従って、フィールド酸化膜4と誘電体膜
の境界線の影響を際だたせることができ、この境界線の
影響に対する評価精度が向上する。その他の効果は、図
13及び図14に示した誘電体膜評価用テスト構造と同
様である。
【0032】実施の形態9.図17及び図18はこの発
明の実施の形態9による誘電体膜評価用テスト構造の構
成を示す図である。図17は実施の形態9による誘電体
膜評価用テスト構造の平面図であり、図18は図17の
線Z3−Z3についての断面図である。図17及び図1
8において、図13または図14と同一符号の部分は、
図13または図14の同一符号部分と同一または相当す
る部分である。
【0033】図17及び図18のテスト構造において実
施の形態7と異なるところは、ソース・ドレイン領域2
4に接続されたソース・ドレイン電極25を省いた構造
になっていることである。図17及び図18に示した誘
電体膜評価用テスト構造を使用しても、誘電体膜(ゲー
ト絶縁膜5)の特性評価を行うに当たり、実際のデバイ
スの誘電体膜がソース・ドレイン領域24形成時に受け
るダメージの影響を評価できる。また、図13及び図1
4に示した誘電体膜評価用テスト構造のように、誘電体
膜への正ストレス/負ストレスの両ストレス評価の一方
のみしか行えなくなるが、ソース・ドレイン電極を省く
ことで構造が簡単になり、製造が容易になる。
【0034】実施の形態10.図19及び図20はこの
発明の実施の形態10による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図19は実施の形態10による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図20は図
19の線Z3−Z3についての断面図である。図19及
び図20において、4aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁
膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であり、
その他図19または図20と同一符号の部分は、図13
または図14の同一符号部分と同一または相当する部分
である。図19及び図20に示した誘電体膜評価用テス
ト構造が、図17及び図18に示した誘電体膜評価用テ
スト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)が
フィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成されて
いるところにある。そのため、ゲート電極6Aは複数の
誘電体膜にわたって形成され、誘電体膜間のフィールド
酸化膜4aを横切ることになる。図19及び図20に示
したテスト構造において、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)
の一評価用テスト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸
化膜4の境界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さ
が、図17及び図18に示した誘電体膜評価用テスト構
造に比べて長くなる。従って、フィールド酸化膜4と誘
電体膜の境界線の影響を際だたせることができ、この境
界線の影響に対する評価精度が向上する。その他の効果
は、図17及び図18に示した誘電体膜評価用テスト構
造と同様である。
【0035】実施の形態11.図21及び図22はこの
発明の実施の形態11による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図21は実施の形態11による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図22は図
21の線Z5−Z5についての断面図である。図21及
び図22において、27は半導体基板3の一方主面3a
にゲート絶縁膜5を通して不純物を打ち込むことによっ
て形成され半導体基板3と導電型が同じ半導体領域、で
あり、その他図13または図14と同一符号の部分は、
図13または図14の同一符号部分と同一または相当す
る部分である。
【0036】図21及び図22のテスト構造において実
施の形態7と異なるところは、ゲート電極6Aの両脇の
チャネル方向にソース・ドレイン領域24に代わって半
導体領域27を形成した構造になっていることである。
半導体領域27を形成する際にゲート絶縁膜5を通して
不純物を打ち込むため、ゲート絶縁膜5はその際に損傷
を受ける。
【0037】図21及び図22に示した誘電体膜評価用
テスト構造を使用することにより、誘電体膜(ゲート絶
縁膜5)の特性評価を行うに当たり、実際のデバイスの
誘電体膜がソース・ドレイン領域を形成する時に受ける
ダメージの影響を評価できる。また、半導体領域27が
半導体基板3と同じ導電型であるため、誘電体膜(ゲー
ト絶縁膜5)の耐圧(VBD)評価、経時誘電体膜破壊
(TDDB)評価等を行う際に、誘電体膜への正ストレ
ス/負ストレスの両ストレス評価が行える。
【0038】実施の形態12.図23及び図24はこの
発明の実施の形態12による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図21は実施の形態12による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図22は図
21の線Z3−Z3についての断面図である。図23及
び図24において、4aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁
膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であり、
その他図21または図22と同一符号の部分は、図21
または図22の同一符号部分と同一または相当する部分
である。図23及び図24に示した誘電体膜評価用テス
ト構造が、図21及び図22に示した誘電体膜評価用テ
スト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)が
フィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成されて
いるところにある。そのため、ゲート電極6Aは複数の
誘電体膜にわたって形成され、誘電体膜間のフィールド
酸化膜4aを横切ることになる。図23及び図24に示
したテスト構造において、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)
の一評価用テスト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸
化膜4の境界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さ
が、図21及び図22に示した誘電体膜評価用テスト構
造に比べて長くなる。従って、フィールド酸化膜4と誘
電体膜の境界線の影響を際だたせることができ、この境
界線の影響に対する評価精度が向上する。その他の効果
は、図21及び図22に示した誘電体膜評価用テスト構
造と同様である。
【0039】実施の形態13.図25及び図26はこの
発明の実施の形態13による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図25は実施の形態13による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図26は図
25の線Z7−Z7についての断面図である。図25及
び図26において、21はゲート絶縁膜5の下の半導体
基板3の一方主面3aに形成されたウェル、22はウェ
ル21とゲート電極6A間に所定の電圧を印加するため
のウェルコンタクト、23はウェル21とウェルコンタ
クト22との接続を良好に行わせるために形成されウェ
ル21よりも不純物濃度の高い半導体領域であり、その
他図13または図14と同一符号の部分は、図13また
は図14の同一符号部分と同一または相当する部分であ
る。図25及び図26に示したテスト構造は、図13及
び図14に示した実施の形態7によるテスト構造にはな
いウェル21が半導体基板3の一方主面3aに形成され
ているという特徴を有する。
【0040】図25及び図26に示したテスト構造は、
ゲート電極エッチングプロセスにより形成されチャネル
長がチャネル幅より短い複数のゲート電極6A(図1及
び図2参照。)、ソース・ドレイン領域24(図13及
び図14参照。)、そしてウェル21(図5及び図6参
照。)を兼ね備えている。そこで、図25及び図26に
示した誘電体膜評価用テスト構造を使用することによ
り、ゲート電極3の形成ダメージ、ソース・ドレイン領
域24形成ダメージ、そしてウェル21の形成により受
ける影響等外的要因をすべて考慮した評価結果が得られ
る。
【0041】例えば、ソース・ドレイン領域24とウェ
ル21間の接合リーク評価が行える。この構造は、ソフ
トエラー対策に用いられる浅いウェル構造への応用構造
における評価も行うことができる。ウェル21の電位を
一定に保つことができ、誘電体膜を正確に評価すること
ができる。さらには、マスクを使用して、図38に示し
た一つのウェーハ1上の素子2をP型とN型に作り分
け、導電型の異なる2つの素子を用いることでCMOS
構造の評価も行える。
【0042】実施の形態14.図27及び図28はこの
発明の実施の形態14による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図27は実施の形態14による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図28は図
27の線Z8−Z8についての断面図である。図27及
び図28において、4aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁
膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であり、
その他図25または図26と同一符号の部分は、図25
または図26の同一符号部分と同一または相当する部分
である。図27及び図28に示した誘電体膜評価用テス
ト構造が、図25及び図26に示した誘電体膜評価用テ
スト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)が
フィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成されて
いるところにある。そのため、ゲート電極6Aは複数の
誘電体膜にわたって形成され、誘電体膜間のフィールド
酸化膜4aを横切ることになる。図27及び図28に示
したテスト構造において、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)
の一評価用テスト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸
化膜4の境界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さ
が、図25及び図26に示した誘電体膜評価用テスト構
造に比べて長くなる。従って、フィールド酸化膜4と誘
電体膜の境界線の影響を際だたせることができ、この境
界線の影響に対する評価精度が向上する。その他の効果
は、図25及び図26に示した誘電体膜評価用テスト構
造と同様である。
【0043】実施の形態15.図29及び図30はこの
発明の実施の形態15による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図29は実施の形態15による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図30は図
29の線Z9−Z9についての断面図である。図29及
び図30において、21はゲート絶縁膜5の下の半導体
基板3の一方主面3aに形成されたウェルであり、その
他図17または図18と同一符号の部分は、図17また
は図18の同一符号部分と同一または相当する部分であ
る。
【0044】図29及び図30に示したテスト構造は、
図17及び図18に示した実施の形態9によるテスト構
造にはないウェル21が半導体基板3の一方主面3aに
形成されているという特徴を有する。そのため、図25
及び図26に示された実施の形態13による誘電体膜評
価用テスト構造と同じ効果を奏する。また、図29及び
図30に示された誘電体膜評価用テスト構造には、図1
7及び図18に示された誘電体膜評価用テスト構造が有
するソース・ドレイン電極25を備えていないため、構
成が簡単でテスト構造の製造が容易になるという効果が
ある。しかし、ウェル21に空乏層が生じるため、ゲー
ト電極6Aの電位がウェル21の電位より高いときのみ
しか正しい評価が行えず、この点に関しては、ゲート電
極6Aをウェル21に対して高電圧にする場合または低
電圧にする場合の双方に対する評価が行える実施の形態
13の誘電体膜評価用テスト構造の方が優れている。
【0045】実施の形態16.図31及び図32はこの
発明の実施の形態16による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図31は実施の形態16による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図32は図
31の線Z10−Z10についての断面図である。図3
1及び図32において、4aは複数の誘電体膜(ゲート
絶縁膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であ
り、その他図29または図30と同一符号の部分は、図
29または図30の同一符号部分と同一または相当する
部分である。図31及び図32に示した誘電体膜評価用
テスト構造が、図29及び図30に示した誘電体膜評価
用テスト構造と異なる点は、誘電体膜がフィールド酸化
膜4に囲まれた複数の領域に形成されているところにあ
る。そのため、図31及び図32に示したテスト構造に
おいて、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)の一評価用テスト
構造当たりのゲート絶縁膜5とフィールド酸化膜4の境
界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さが、図29及
び図30に示した誘電体膜評価用テスト構造に比べて長
くなる。従って、フィールド酸化膜4と誘電体膜の境界
線の影響を際だたせることができ、この境界線の影響に
対する評価精度が向上する。その他の効果は、図29及
び図30に示した誘電体膜評価用テスト構造と同様であ
る。
【0046】実施の形態17.図33及び図34はこの
発明の実施の形態17による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図33は実施の形態17による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図34は図
33の線Z11−Z11についての断面図である。図3
3及び図34において、21はゲート絶縁膜5の下の半
導体基板3の一方主面3aに形成されたウェルであり、
その他図25または図28と同一符号の部分は、図25
または図26の同一符号部分と同一または相当する部分
である。
【0047】図33及び図34に示したテスト構造は、
図13及び図14に示した実施の形態13によるテスト
構造にはないウェル21が半導体基板3の一方主面3a
に形成されているという特徴を有する。そのため、図2
5及び図26に示された実施の形態13による誘電体膜
評価用テスト構造と同じ効果を奏する。また、図33及
び図34に示された誘電体膜評価用テスト構造には、図
25及び図26に示された誘電体膜評価用テスト構造が
有するウェルコンタクト22や半導体領域23を備えて
いないため、構成が簡単でテスト構造の製造が容易にな
るという効果がある。しかし、ウェル21と半導体基板
3との間にPN接合が生じるため、所定の一方方向の電
界を発生させたときのみしか正しい評価が行えず、この
点に関しては、ゲート電極6Aをウェル21に対して高
電圧にする場合または低電圧にする場合の双方に対する
評価が行える実施の形態13の誘電体膜評価用テスト構
造の方が優れている。
【0048】実施の形態18.図35及び図36はこの
発明の実施の形態18による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図35は実施の形態18による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図36は図
35の線Z12−Z12についての断面図である。図3
5及び図36において、4aは複数の誘電体膜(ゲート
絶縁膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であ
り、その他図33または図34と同一符号の部分は、図
33または図34の同一符号部分と同一または相当する
部分である。図35及び図36に示した誘電体膜評価用
テスト構造が、図35及び図36に示した誘電体膜評価
用テスト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜
5)がフィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成
されているところにある。そのため、図35及び図36
に示したテスト構造において、誘電体膜の一評価用テス
ト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸化膜4の境界線
がゲート電極6Aと重なる部分の長さが、図33及び図
34に示した誘電体膜評価用テスト構造に比べて長くな
る。従って、フィールド酸化膜4とゲート絶縁膜5の境
界線の影響を際だたせることができ、この境界線の影響
に対する評価精度が向上する。その他の効果は、図33
及び図34に示した誘電体膜評価用テスト構造と同様で
ある。
【0049】なお、上記各実施の形態において、ゲート
電極6Aを複数設けたが、測定精度との関係において十
分な評価が可能であれば一つであってもよいことはいう
までもない。
【0050】図37は、従来のTDDB試験の結果とこ
の発明の実施の形態14によるTDDB試験の結果とを
示すグラフである。図37において、30がこの発明に
よる評価結果を示す曲線、31が従来の評価結果を示す
曲線である。図から分かるように、曲線30の方が曲線
31の上にあり、全体的にこの発明による評価の方が累
積故障率が大きく、この発明による誘電体膜評価用テス
ト構造を使用する方が実際の半導体装置に近い結果が得
られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による誘電体膜評価
用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図2】 図1の線Y1−Y1についての断面図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による誘電体膜評価
用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図4】 図3の線Y2−Y2についての断面図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3による誘電体膜評価
用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図6】 図5の線Y3−Y3についての断面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態4による誘電体膜評価
用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図8】 図7の線Y4−Y4についての断面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態5による誘電体膜評価
用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図10】 図9の線Y5−Y5についての断面図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態6による誘電体膜評
価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図12】 図11の線Y6−Y6についての断面図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態7による誘電体膜評
価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図14】 図13の線Z1−Z1についての断面図で
ある。
【図15】 この発明の実施の形態8による誘電体膜評
価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図16】 図15の線Z2−Z2についての断面図で
ある。
【図17】 この発明の実施の形態9による誘電体膜評
価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図18】 図17の線Z3−Z3についての断面図で
ある。
【図19】 この発明の実施の形態10による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図20】 図19の線Z4−Z4についての断面図で
ある。
【図21】 この発明の実施の形態11による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図22】 図21の線Z5−Z5についての断面図で
ある。
【図23】 この発明の実施の形態12による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図24】 図23の線Z6−Z6についての断面図で
ある。
【図25】 この発明の実施の形態13による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図26】 図25の線Z7−Z7についての断面図で
ある。
【図27】 この発明の実施の形態14による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図28】 図27の線Z8−Z8についての断面図で
ある。
【図29】 この発明の実施の形態15による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図30】 図29の線Z9−Z9についての断面図で
ある。
【図31】 この発明の実施の形態16による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図32】 図31の線Z10−Z10についての断面
図である。
【図33】 この発明の実施の形態17による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図34】 図33の線Z11−Z11についての断面
図である。
【図35】 この発明の実施の形態18による誘電体膜
評価用テスト構造の構成を示す平面図である。
【図36】 図35の線Z12−Z12についての断面
図である。
【図37】 この発明の実施の形態14による誘電体膜
評価用テスト構造及び従来の誘電体膜評価用テスト構造
を用いたTDDB試験の結果を示すグラフである。
【図38】 誘電体膜評価の対象の一例としての半導体
ウェーハを示す平面図である。
【図39】 従来の誘電体膜評価用テスト構造を示す平
面図である。
【図40】 図39の線X−Xについての断面図であ
る。
【図41】 耐圧、I−V特性及びTDDB試験を行う
ための装置の概念図である。
【図42】 I−V特性試験及び耐圧試験の結果の一例
を示すグラフである。
【図43】 TDDB試験の結果の一例を示すグラフで
ある。
【図44】 MOSキャパシタのC−V特性試験の結果
の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 半導体ウェーハ、3 半導体基板、4 フィールド
酸化膜、5 ゲート絶縁膜、6,6A ゲート電極、2
0 開口部、21 ウェル、22 ウェルコンタクト、
24 ソース・ドレイン領域、25 ソース・ドレイン
電極。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】素子2は、従来、図39及び図40に示し
た誘電体膜評価用テスト構造を有している。図39は従
来の誘電体膜評価用テスト構造を示す平面図であり、図
40は図39の線X−Xについての断面図である。図3
9及び図40において、3はウェーハ等の半導体基板、
4は半導体基板3の一方主面3a上に形成されたフィー
ルド酸化膜、5はフィールド酸化膜4で囲まれた一方主
面3a上に形成された誘電体膜、6は誘電体膜5及び一
部のフィールド酸化膜4上に形成されたゲート電極であ
る。半導体基板3と誘電体膜5とゲート電極6は、平面
的なキャパシタを構成している。これをキャパシタとし
て働かせるため、例えば、半導体基板3の他方主面3b
ゲート電極6との間に電圧が印加される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】次に、誘電体膜の評価方法について説明す
る。図41は、耐圧、I−V特性及びTDDB試験を行
うための装置の概念図である。図41において、40は
半導体基板あるいはそれに相当する部分、41は半導体
基板40上に形成された誘電体膜、42は誘電体膜41
上に形成された電極、43は半導体基板40と電極42
との間に電圧を印加するための直流電源、44は直流電
源43の両端に接続されて直流電源43の出力電圧を測
定するための電圧計、45は直流電源43が電圧を供給
するための電流経路中に挿入され電極42と半導体基板
40との間に流れる電流を測定するための電流計であ
る。実際には、半導体基板40は図38に示したウェー
ハ1であり、電極42はウェーハ1上の複数の素子2に
設けられた電極である。図42はI−V特性試験及び耐
圧試験の結果の一例を示すグラフである。グラフの横軸
は均等目盛りで誘電体膜中の電界強度Eoxを、グラフの
縦軸は対数目盛りでゲート電流密度JGを表している。
絶縁耐圧は誘電体膜の膜厚に依存しており、絶縁破壊が
起きる電界強度Eb、誘電体膜の膜厚tbとすると、絶
縁耐圧は、Eb×tbと表される。図42において、5
0はストレスをかけた後の誘電体膜についての測定結果
を示す曲線、51はストレスがかけられていない場合の
誘電体膜についての測定結果を示す曲線である。図43
は、TDDB試験の結果の一例を示すグラフである。図
43において、縦軸は累積故障率、横軸はストレス時間
を表している。TDDB試験では、ストレスをかける時
の電圧値と測定時の電圧値とをそれぞれ決定しておき、
測定電圧を印加した状態で所定の電流を越えた素子を故
障と判定する(CVS測定:Constant Vol
tage Stress measurement)。
ウェーハの中の何パーセントの素子が故障と判定される
かを時間を追って観察する。図44は、MOSキャパシ
タのC−V特性試験の結果の一例を示すグラフである。
図において、縦軸は固定容量で標準化された容量C/C
0、横軸はゲート電圧VGを表している。図44におい
て、55は測定に印加する交流電圧の周波数が10Hz
の場合の測定結果を示す曲線、56は交流電圧の周波数
が100Hzの場合の測定結果を示す曲線、57は交流
電圧の周波数が10KHzの場合の測定結果を示す曲線
である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】第9の発明に係る誘電体膜評価用テスト構
造は、第6または第7の発明の誘電体膜評価用テスト構
造において、前記誘電体膜の下の前記半導体基板に形成
されたウェルをさらに備え、前記ウェルは、前記複数の
ゲート電極と該ウェル間に所望の電圧を印加するための
ウェルコンタクトを有することを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】第11の発明に係る誘電体膜評価用テスト
構造は、第6から第10の発明の誘電体膜評価用テスト
構造のいずれかにおいて、前記少なくとも一つの第1の
領域は、複数の第1の領域を含み、前記複数のゲート電
は、前記複数の第1の領域にまたがって形成されてい
ることを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】上記の実施の形態で、誘電体膜5の特性評
価を行う際に、ゲート電極6Aの構造をゲートエッチン
グプロセスを用いて作製しているため、実際のデバイス
においてゲート電極エッチングプロセス時に誘電膜(ゲ
ート絶縁膜5)が受けるエッチングダメージの影響を正
しく評価ができる構造となっている。なお、複数のゲー
ト電極6Aを共通に接続するためのコンタクト7をフィ
ールド酸化膜4上に設けている。このように構成するこ
とで、高集積・高性能化が進みゲート長(チャネル長)
が短くなることでゲートコンタクトマージンがなくなる
問題を回避することができる。また、このような構成に
することで、配線材料等の汚染が誘電体膜に与える影響
を軽くすることもできる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】図5及び図6に示した誘電体膜評価用テス
ト構造を使用することにより得られる効果は、ウェル
の形成で誘電体膜が受ける影響等を考慮した評価が行
えることである。このような構造を設けることで、ソフ
トエラー対策に用いられる浅いウェル構造への応用構造
における評価も行うことができる。さらには、マスクを
使用して、図38に示した一つのウェーハ1上の素子2
をP型とN型に作り分け、導電型の異なる2つの素子を
用いることでCMOS構造の評価も行える。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】実施の形態10.図19及び図20はこの
発明の実施の形態10による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図19は実施の形態10による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図20は図
19の線Z4−Z4についての断面図である。図19及
び図20において、4aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁
膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であり、
その他図17または図18と同一符号の部分は、図17
または図18の同一符号部分と同一または相当する部分
である。図19及び図20に示した誘電体膜評価用テス
ト構造が、図17及び図18に示した誘電体膜評価用テ
スト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)が
フィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成されて
いるところにある。そのため、ゲート電極6Aは複数の
誘電体膜にわたって形成され、誘電体膜間のフィールド
酸化膜4aを横切ることになる。図19及び図20に示
したテスト構造において、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)
の一評価用テスト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸
化膜4の境界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さ
が、図17及び図18に示した誘電体膜評価用テスト構
造に比べて長くなる。従って、フィールド酸化膜4と誘
電体膜の境界線の影響を際だたせることができ、この境
界線の影響に対する評価精度が向上する。その他の効果
は、図17及び図18に示した誘電体膜評価用テスト構
造と同様である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】実施の形態12.図23及び図24はこの
発明の実施の形態12による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図23は実施の形態12による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図24は図
23の線Z6−Z6についての断面図である。図23及
び図24において、4aは複数の誘電体膜(ゲート絶縁
膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であり、
その他図21または図22と同一符号の部分は、図21
または図22の同一符号部分と同一または相当する部分
である。図23及び図24に示した誘電体膜評価用テス
ト構造が、図21及び図22に示した誘電体膜評価用テ
スト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)が
フィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成されて
いるところにある。そのため、ゲート電極6Aは複数の
誘電体膜にわたって形成され、誘電体膜間のフィールド
酸化膜4aを横切ることになる。図23及び図24に示
したテスト構造において、誘電体膜(ゲート絶縁膜5)
の一評価用テスト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸
化膜4の境界線がゲート電極6Aと重なる部分の長さ
が、図21及び図22に示した誘電体膜評価用テスト構
造に比べて長くなる。従って、フィールド酸化膜4と誘
電体膜の境界線の影響を際だたせることができ、この境
界線の影響に対する評価精度が向上する。その他の効果
は、図21及び図22に示した誘電体膜評価用テスト構
造と同様である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】図25及び図26に示したテスト構造は、
ゲート電極エッチングプロセスにより形成されチャネル
長がチャネル幅より短い複数のゲート電極6A(図1及
び図2参照。)、ソース・ドレイン領域24(図13及
び図14参照。)、そしてウェル21(図5及び図6参
照。)を兼ね備えている。そこで、図25及び図26に
示した誘電体膜評価用テスト構造を使用することによ
り、ゲート電極6Aの形成ダメージ、ソース・ドレイン
領域24形成ダメージ、そしてウェル21の形成により
受ける影響等外的要因をすべて考慮した評価結果が得ら
れる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】実施の形態17.図33及び図34はこの
発明の実施の形態17による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図33は実施の形態17による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図34は図
33の線Z11−Z11についての断面図である。図3
3及び図34において、21はゲート絶縁膜5の下の半
導体基板3の一方主面3aに形成されたウェルであり、
その他図25または図26と同一符号の部分は、図25
または図26の同一符号部分と同一または相当する部分
である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】実施の形態18.図35及び図36はこの
発明の実施の形態18による誘電体膜評価用テスト構造
の構成を示す図である。図35は実施の形態18による
誘電体膜評価用テスト構造の平面図であり、図36は図
35の線Z12−Z12についての断面図である。図3
5及び図36において、4aは複数の誘電体膜(ゲート
絶縁膜5)の間に形成されているフィールド酸化膜であ
り、その他図33または図34と同一符号の部分は、図
33または図34の同一符号部分と同一または相当する
部分である。図35及び図36に示した誘電体膜評価用
テスト構造が、図33及び図34に示した誘電体膜評価
用テスト構造と異なる点は、誘電体膜(ゲート絶縁膜
5)がフィールド酸化膜4に囲まれた複数の領域に形成
されているところにある。そのため、図35及び図36
に示したテスト構造において、誘電体膜の一評価用テス
ト構造当たりの誘電体膜とフィールド酸化膜4の境界線
がゲート電極6Aと重なる部分の長さが、図33及び図
34に示した誘電体膜評価用テスト構造に比べて長くな
る。従って、フィールド酸化膜4とゲート絶縁膜5の境
界線の影響を際だたせることができ、この境界線の影響
に対する評価精度が向上する。その他の効果は、図33
及び図34に示した誘電体膜評価用テスト構造と同様で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01N 27/22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方主面と他方主面とを有する半導体基
    板と、 前記半導体基板の前記一方主面上に、該一方主面上の少
    なくとも一つの第1の領域を囲むように形成されたフィ
    ールド酸化膜と、 前記少なくとも一つの第1の領域に、端部が前記フィー
    ルド酸化膜と結合されるように形成された誘電体膜と、 前記誘電体膜上に形成された電極材料を含む少なくとも
    一つのゲート電極とを備え、 前記少なくとも一つのゲート電極は、前記電極材料をエ
    ッチングすることにより前記誘電体膜上に形成された複
    数の開口部によって形状が決定され、前記誘電体膜のう
    ち該複数の開口部より覗いている部分の下にはソース・
    ドレイン領域が形成されていないことを特徴とする、誘
    電体膜評価用テスト構造。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも一つのゲート電極は、 前記誘電体膜上において、前記複数の開口部によって分
    離されて形成された複数の細長いゲート電極を含む、請
    求項1記載の誘電体膜評価用テスト構造。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも一つの第1の領域は、複
    数の第1の領域を含み、 前記少なくとも一つのゲート電極は、前記フィールド酸
    化膜のうちの前記複数の第1の領域にはさまれた部分と
    交差するように、前記複数の第1の領域にまたがって形
    成されていることを特徴とする、請求項1または請求項
    2記載の誘電体膜評価用テスト構造。
  4. 【請求項4】 前記誘電体膜の下の前記半導体基板に形
    成されたウェルをさらに備え、 前記ウェルは、前記少なくとも一つのゲート電極と該ウ
    ェル間に所望の電圧を印加するためのウェルコンタクト
    を有する、請求項1ないし請求項3のうちのいずれか一
    項に記載の誘電体膜評価用テスト構造。
  5. 【請求項5】 前記ウェルコンタクトが省かれているこ
    とを特徴とする、請求項4記載の誘電体膜評価用テスト
    構造。
  6. 【請求項6】 一方主面と他方主面とを有する半導体基
    板と、 前記半導体基板の前記一方主面上に、該一方主面上の少
    なくとも一つの第1の領域を囲むように形成されたフィ
    ールド酸化膜と、 前記少なくとも一つの第1の領域に、端部が前記フィー
    ルド酸化膜と結合されるように形成された誘電体膜と、 前記誘電体膜上に配設された電極材料を含み、該電極材
    料をエッチングして形成された複数の開口部によって形
    状が決定される複数のゲート電極と、 前記誘電体膜のうち前記複数の開口部より覗いている部
    分の下に、該誘電体膜を通して不純物が打ち込まれるこ
    とで形成されたソース・ドレイン領域とを備える、誘電
    体膜評価用テスト構造。
  7. 【請求項7】 前記ソース・ドレイン領域に形成され、
    前記ソース・ドレイン領域と前記半導体基板との間に所
    定の電圧を印加するためのソース・ドレインコンタクト
    をさらに備える、請求項6記載の誘電体膜評価用テスト
    構造。
  8. 【請求項8】 前記ソース・ドレイン領域は、コンタク
    トを有しておらず、半導体基板と同じ導電型であること
    を特徴とする、請求項6記載の誘電体膜評価用テスト構
    造。
  9. 【請求項9】 前記誘電体膜の下の前記半導体基板に形
    成されたウェルをさらに備え、 前記ウェルは、前記少なくとも一つのゲート電極と該ウ
    ェル間に所望の電圧を印加するためのウェルコンタクト
    を有する、請求項6または請求項7記載の誘電体膜評価
    用テスト構造。
  10. 【請求項10】 前記ウェルコンタクトが省かれている
    ことを特徴とする、請求項9記載の誘電体膜評価用テス
    ト構造。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも一つの第1の領域は、
    複数の第1の領域を含み、 前記少なくとも一つのゲート電極は、前記複数の第1の
    領域にまたがって形成されていることを特徴とする、請
    求項6ないし請求項10のうちのいずれか一項に記載の
    誘電体膜評価用テスト構造。
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