JP2005340242A - Soi基板のゲート酸化膜の評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素化したSOI基板のゲート酸化膜の評価方法を提供する。
【解決手段】 シリコン支持体3、シリコン支持体3の一面側に設けられた酸化膜からなる絶縁層7、絶縁層7をシリコン支持体3とで挟んだ状態で設けられたシリコン層5、及びシリコン層5の表面に設けられたゲート酸化膜9を備えたSOI基板のゲート酸化膜の評価方法であり、ゲート酸化膜9の表面に間隔をおいて複数の第1の電極11を形成し、シリコン支持体3を第2の電極とし、第1の電極11と前記第2の電極3の間に電圧を印加し、予め設定した値の電流または電荷になったときの電圧値を計測する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、SOI基板のシリコン層の表面に形成したゲート酸化膜の絶縁耐圧を評価するSOI基板のゲート酸化膜の評価方法に関する。
シリコン支持体とシリコン層との間に酸化シリコン膜からなる絶縁層を設けた構造を有するSOI(Silicon on Insulator)基板では、製造後の品質検査や出荷検査などにおいて、SOI基板のシリコン層の表面に設けられた酸化シリコン膜であるゲート酸化膜の絶縁耐圧の評価を行なっている。従来のゲート酸化膜の絶縁耐圧を評価するSOI基板のゲート酸化膜の評価方法では、ゲート酸化膜上にポリシリコン層を形成した後、エッチングなどによってポリシリコン層の一部を除去することにより、間隔をおいて複数の電極を形成する。さらに、ポリシリコンで形成した電極間のゲート酸化膜をエッチングなどによって除去し、ゲート酸化膜を除去したシリコン層の部分にリン酸の拡散処理やイオン注入などにより拡散層を形成する。そして、ポリシリコンで形成した電極と拡散層との間に電圧を印加してゲート酸化膜の絶縁耐圧を評価している。
このような従来のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法では、ポリシリコンで形成した電極下のゲート酸化膜と拡散層との境界部分に電界が集中することによって、そのゲート酸化膜の境界部分で絶縁破壊が起こることにより、評価の信頼性が低下してしまう場合がある。
これに対して、SOI基板のポリシリコンで形成した電極や拡散層など全体を覆うフォスフォシリケイトグラスや酸化膜などからなる保護層を形成し、この保護層のポリシリコンで形成した電極や拡散層を覆っている部分に、この保護層を貫通する孔を設け、この孔を介して配線を電極や拡散層に電気的に接触させる評価方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、この評価方法を用いてSOI基板のゲート酸化膜の評価を行なうことで、ゲート酸化膜と拡散層との境界となる角部分での電界集中を抑制し、評価の信頼性の低下を抑制できることが知られている。
特開2002−359362号公報(第4−6頁、第2図)
ところで、上記のような従来のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法では、ポリシリコン層の形成とその一部の除去による複数の電極の形成、そして、この複数の電極間のゲート酸化膜の除去とゲート酸化膜を除去したシリコン層の部分への拡散層の形成といったように複雑な工程が必要となる。さらに、ゲート酸化膜と拡散層との境界となる角部分での電界集中を抑制するためには、保護層の形成や、その保護層への貫通孔の形成などが必要となり、ゲート酸化膜の評価方法の工程は、より複雑なものとなってしまう。
しかし、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法は、工程の数が増えて複雑になるに連れ、例えば拡散層形成のための熱処理時に生じる汚染といったような各工程での汚染や、加工の失敗などが生じる確率が高くなる。このため、工程の数が増えて複雑になるに連れ、誤った評価結果となる可能性が高くなり、評価の信頼性が低下してしまう可能性が大きくなる。したがって、評価の信頼性を向上するため、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法は、簡素化することが望ましい。また、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法は、SOI基板の品質保証を行なう上で必須のものであり、製造ロット毎の抜き取り検査などとして実施される。このため、評価に要する作業や時間、コストなどはできるだけ抑える必要がある。したがって、評価に要する作業や時間、コストなどを低減する上でも、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法は、簡素化が必要となっている。
本発明の課題は、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法を簡素化することにある。
本発明のゲート酸化膜の評価方法は、シリコン支持体、このシリコン支持体の一面側に設けられた酸化膜からなる絶縁層、この絶縁層をシリコン支持体との間に挟んだ状態で設けられたシリコン層、及びこのシリコン層の表面に設けられたゲート酸化膜を備えたSOI基板のゲート酸化膜の評価方法であり、ゲート酸化膜の表面に間隔をおいて複数の第1の電極を形成し、シリコン支持体を第2の電極とし、第1の電極と第2の電極の間に電圧を印加し、予め設定した値の電流または電荷になったときの電圧値を計測することにより上記課題を解決する。
本発明者らは、シリコン支持体とシリコン層の間に設けられた酸化シリコン膜からなる絶縁層は、シリコン層の表面に形成されたゲート酸化膜に比べて数十倍から数百倍といった厚みがあることに着目した。そして、この厚みの違いから、正常なゲート酸化膜が絶縁破壊されるような電圧を印加しても、絶縁層が破壊されることはほとんどないこと、また、ゲート酸化膜の静電容量が絶縁層の静電容量より数十倍程度大きく、定常状態では印加電圧は主にゲート酸化膜にかかることを見出した。これらのことから、ゲート酸化膜の表面に間隔をおいて複数の第1の電極を形成し、シリコン支持体を第2の電極として、ゲート酸化膜の評価を行なうことでゲート酸化膜の評価が可能であると考え、検討を行なったところ、ゲート酸化膜の評価が可能であることを見出した。このように、本発明のゲート酸化膜の評価方法であれば、ゲート酸化膜の評価を行うための工程や加工は、ゲート酸化膜の表面に間隔をおいて複数の第1の電極を形成するためのものだけであり、ゲート酸化膜の除去や拡散層の形成、また、保護層の形成などの必要がなく、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法を簡素化できる。
また、第1の電極は、金属材料、合金材料、または、金属材料及び合金材料の少なくとも一方を含む混合材料からなる評価方法とする。これにより、メタルマスクを利用して金属材料、合金材料、または、金属材料及び合金材料の少なくとも一方を含む混合材料をゲート酸化膜の表面に蒸着やスパッタリングなどで容易に第1の電極を形成できる。このため、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法をより簡素化できる。
さらに、第1の電極の厚みが100nm以上である評価方法とする。第1の電極の厚みが100nmよりも薄いと、電圧の印加によって第1の電極が破壊されることなどによって評価精度が低下してしまう場合がある。このため、第1の電極の厚みを100nm以上とすることによって評価精度の低下を抑制できる。
また、印加する電界が16MV/cm以下である評価方法とする。印加する電圧が16MV/cmを越えると厚みによっては絶縁層でも絶縁破壊が起こり、評価精度が低下する場合がある。このため、印加する電界が16MV/cm以下にすることによって評価精度の低下を抑制できる。
さらに、印加する電圧を、0.1V/秒以上1V/秒以下の速度で昇圧する評価方法とする。印加する電圧を、0.1V/秒よりも遅い速度で昇圧すると、ストレスによって本来の絶縁耐圧よりも低い電圧でゲート酸化膜が破壊されてしまうことにより、評価精度が低下する場合がある。また、1V/秒よりも速い速度で昇圧すると、定常状態ではなく遷移状態になってしまうため、正確な評価ができなくなってしまう場合がある。このため、印加する電圧を、0.1V/秒以上1V/秒以下の速度で昇圧することによって評価精度の低下を抑制できる。
本発明によれば、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法を簡素化できる。
以下、本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法の一実施形態について図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法における電極の設置及び電圧の印加の状態を模式的に示す断面図である。図2は、本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法により得たI−Vカーブの一例を示す図である。図3は、本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法により得たSOI基板の部位ごとの絶縁耐圧のマップの一例を示す図である。図4は、本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法により得た絶縁耐圧ごとのその絶縁耐圧を示した部位の割合の一例を示す図である。なお、図3では、円盤状のSOI基板の4分の1の部分のみを示している。
評価対象となるSOI(Silicon on Insulator)構造のウェーハ、すなわちSOI基板1は、図1に示すように、シリコン支持体3とシリコン層5との間に酸化シリコン膜からなる絶縁層7を設けた構成を有している。さらに、シリコン層5の表面には、酸化シリコン膜からなるゲート酸化膜9が設けられている。このようなSOI基板1は、SIMOX(Separation by Implanted Oxygen)法や貼り合わせ法などで形成することができるが、本発明のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法は、製造方法に関係なく適用できる。
本実施形態のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法は、上記のようなSOI基板1のゲート酸化膜9の表面に、メタルマスクを用いた蒸着法などによって所定の間隔をおいて複数の金属材料、合金材料、または、金属材料及び合金材料の少なくとも一方を含む混合材料で第1の電極11を形成する。さらに、SOI基板1のシリコン支持体3の表面に形成されている酸化膜を、フッ酸などを用いて除去し、シリコン支持体3を第2の電極とする。そして、第1の電極11及び第2の電極となるシリコン支持体3に配線13を介して電源15及び電流計17を接続する。
電流値の測定は、第1の電極11に、電源15によって、予め設定した速度で上昇させながら正電圧を印加することで行なう。電流計17によって測定した電流値が、予め設定した値に達したとき、絶縁破壊が生じたとみなし、そのときの電圧値を絶縁耐圧として評価を行なう。このとき、印加する電圧は、絶縁層7の絶縁破壊が生じないような電圧を最大電圧とする。また、電圧を上昇させる速度は、ゲート酸化膜9の厚みに応じて選択する。なお、電流値に代えて、電荷を測定することでも絶縁耐圧を検出することができる。
第1の電極11は、電極となる材料であればポリシリコンなどのような材料を用いて形成することもできる。しかし、本実施形態では、例えばアルミニウム、金、銀、アルミニウム合金、モリブデン合金、タングステン合金、そして、アルミニウムなどの金属や合金材料とシリコンなどの半導体材料を混合した混合材料などといった金属材料、合金材料、または、金属材料及び合金材料の少なくとも一方を含む混合材料を用いている。このように、金属材料、合金材料、または、金属材料及び合金材料の少なくとも一方を含む混合材料を用いることにより、ゲート酸化膜の表面に、メタルマスクを用いた蒸着法やスパッタ法などで容易に第1の電極11を形成できるようにしている。
さらに、第1の電極11は、厚みが100nmよりも薄くなると、電圧の印加によって破壊されてしまい、不良部分であるにもかかわらず問題のない部分であるかのような結果を示してしまい、評価精度が低下してしまう場合がある。このため、本実施形態では、第1の電極11の厚みは、100nm以上とすることによって評価精度の低下を抑制している。
印加する電界が16MV/cmを越えると厚みによっては絶縁層7で絶縁破壊が起こる可能性があり、評価精度が低下する場合がある。このため、本実施形態では、印加する電界が16MV/cm以下になるように印加する電圧を決定することによって絶縁層7で絶縁破壊評価精度の低下を抑制している。さらに、印加する電圧を、0.1V/秒よりも遅い速度で昇圧すると、ストレスによって本来の絶縁耐圧よりも低い電圧でゲート酸化膜が破壊されてしまうことにより、評価精度が低下する場合がある。また、1V/秒よりも速い速度で昇圧すると、定常状態ではなく遷移状態になってしまうため、正確な絶縁耐圧の測定が行なえず、評価ができなくなってしまう場合がある。そこで、本実施形態では、印加する電圧を、0.1V/秒以上1V/秒以下の速度で昇圧することによって評価精度の低下を抑制している。
ここで、SOI基板1として直径200mm、P型ボロンドープのSOIウェーハを試料として本実施形態のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法により、ゲート酸化膜の評価を行なった結果の一例を示す。評価対象となるSOI基板1には、7nmの厚みのシリコン酸化膜からなるゲート酸化膜9が形成されている。そして、第1の電極11の材料としてアルミニウムを用い、ゲート酸化膜9の表面にメタルマスクを利用して蒸着法により300nmの厚みで0.05cmの大きさの第1の電極11を5.08mm間隔で複数形成する。最後に、シリコン支持体3の表面に形成されている酸化膜をフッ酸(HF)などによって除去し、アルミニウムからなる第1の電極11と、シリコン支持体3からなる第2の電極に配線13を介して電源15及び電流計17を接続する。
測定は、電源15によって、アルミニウムからなる第1の電極11に0Vから10Vまでの正電圧を1V/秒の速度で上昇させながら印加する。そして、電流計17で測定した電流値が1μAに達したときの電圧を絶縁耐圧として検出する。この結果を図2乃至図4に示す。
各第1の電極11に対応するSOI基板1のゲート酸化膜9の部分のI−Vカーブは、図2に示すようになった。さらに、図2のI−Vカーブに示した結果を絶縁耐圧としてSOI基板1のゲート酸化膜9の対応する部分にマッピングすると図3のようになった。また、図2のI−Vカーブに示した結果を絶縁耐圧の出現頻度、つまり、絶縁耐圧の値に対する、その値を示したSOI基板1のゲート酸化膜9の部分の数の割合は、図4のようになった。したがって、絶縁耐圧が4.5V以上の部分が90%以上であるものが合格品であるとすれば、このSOI基板1は、合格品と判定できる。このように、本実施形態のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法によってSOI基板1のゲート酸化膜9の各部分の絶縁耐圧を検出することができた。
本発明者らは、シリコン支持体3とシリコン層5の間に設けられた絶縁層7は、シリコン層5の表面に形成されたゲート酸化膜9が数nmか数十nm程度であるのに対し、数百nmといったように、ゲート酸化膜9の数十倍から数百倍といった厚みがあることに着目し検討を行なった。その結果、印加する電圧の範囲によって、この厚みの違いから、ゲート酸化膜9の正常な部分が絶縁破壊されても、絶縁層7が破壊されることがほとんどないことを見出した。さらに、ゲート酸化膜9の静電容量が絶縁層7の静電容量より数十倍程度大きく、定常状態では印加電圧は主にゲート酸化膜9にかかることから、ゲート酸化膜9の表面に間隔をおいて複数の第1の電極11を形成し、シリコン支持体3を第2の電極とすることで、ゲート酸化膜9の評価を行なえる可能性があることを見出した。これらのことから、ゲート酸化膜9の表面に間隔をおいて複数の第1の電極11を形成し、シリコン支持体3を第2の電極として、ゲート酸化膜9の評価を実際に行なう検討を重ねた結果、上記にその一例を示したように、本発明の評価方法によってゲート酸化膜の評価が可能であることを見出した。
このように、本実施形態のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法では、ゲート酸化膜9の評価を行うための工程や加工は、ゲート酸化膜9の表面に間隔をおいて複数の第1の電極11を形成する程度で済み、従来の評価方法のようにゲート酸化膜の除去や拡散層の形成、また、保護層の形成などの必要がない。したがって、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法を簡素化できる。
さらに、SOI基板のゲート酸化膜の評価方法を簡素化できることによって、汚染や加工の失敗などが生じる確率が低くなり、誤った評価結果となる可能性が低くなるため、評価の信頼性を向上できる。加えて、評価に要する作業や時間、コストなどを低減できる。
ところで、従来のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法では、シリコン層が例えば50nm以下といったように薄い場合、拡散層が横方向に拡がり、ゲート酸化膜の表面に形成した電極の側部とシリコン層に形成した拡散層の端部とが重なり合った状態となる。そして、電極の側部と拡散層の端部とが重なり合った状態となると、測定有効面積が変わり、評価精度が低下してしまう可能性がある。さらに、拡散層のドーピング濃度に、SOI基板のシリコン層の部分によって誤差が生じていると、このドーピング濃度の誤差が評価結果に影響してしまい、評価精度が低下してしまう可能性がある。また、従来のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法では、SOI基板のシリコン層が例えば50nm以下といったように薄い場合、拡散層からなる電極の接触抵抗が大きいため、電流が取り難く測定自体が難しいという問題もある。
これに対して、本実施形態のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法では、 拡散層を形成する必要がないため、これらの拡散層に起因する問題は起こり得ないことからも、評価精度を向上できる。
本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法の一実施形態における電極の設置及び電圧の印加の状態を模式的に示す断面図である。 発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法により得たI−Vカーブの一例を示す図である。 本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法により得たSOI基板の部位ごとの絶縁耐圧のマップの一例を示す図である。 本発明を適用してなるSOI基板のゲート酸化膜の評価方法により得た絶縁耐圧ごとのその絶縁耐圧を示した部位の割合の一例を示す図である。
符号の説明
1 SOI基板
3 シリコン支持体(第2の電極)
5 シリコン層
7 絶縁層
9 ゲート酸化膜
11 第1の電極
13 配線
15 電源
17 電流計

Claims (5)

  1. シリコン支持体、該シリコン支持体の一面側に設けられた酸化膜からなる絶縁層、該絶縁層を前記シリコン支持体との間に挟んだ状態で設けられたシリコン層、及び該シリコン層の表面に設けられたゲート酸化膜を備えたSOI基板のゲート酸化膜の評価方法であり、
    前記ゲート酸化膜の表面に間隔をおいて複数の第1の電極を形成し、前記シリコン支持体を第2の電極とし、前記第1の電極と前記第2の電極の間に電圧を印加し、予め設定した値の電流または電荷になったときの電圧値を計測するSOI基板のゲート酸化膜の評価方法。
  2. 前記第1の電極は、金属材料、合金材料、または、金属材料及び合金材料の少なくとも一方を含む混合材料からなることを特徴とする請求項1に記載のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法。
  3. 前記第1の電極の厚みが100nm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法。
  4. 前記印加する電界が16MV/cm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法。
  5. 前記印加する電圧を、0.1V/秒以上1V/秒以下の速度で昇圧することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のSOI基板のゲート酸化膜の評価方法。
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