JP3139346B2 - 2層電極構造を有する半導体装置の製造方法 - Google Patents

2層電極構造を有する半導体装置の製造方法

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JP3139346B2 JP07283774A JP28377495A JP3139346B2 JP 3139346 B2 JP3139346 B2 JP 3139346B2 JP 07283774 A JP07283774 A JP 07283774A JP 28377495 A JP28377495 A JP 28377495A JP 3139346 B2 JP3139346 B2 JP 3139346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EPROM等の2層電
極構造を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のEPROMは、第1導電型のウ
ェル領域が形成された基板表面に互いに電気的に分離し
て形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、こ
れら領域間のチャネル領域を少なくとも含む半導体基板
上に、第1ゲート酸化膜を介して形成されたリンドープ
の第1多結晶シリコンからなるフローティングゲート
と、このフローティングゲート上に第2ゲート酸化膜を
介して形成されたリンドープの第2多結晶シリコンから
なるコントロールゲートを有して構成されている。
【0003】ここで、素子の微細化により第2ゲート酸
化膜が薄くなると、第2ゲート酸化膜での絶縁耐圧が低
下するという問題があり、本件出願人は、そのような問
題を解決するため、第2ゲート酸化膜を40nm以下
(例えば33nm)と薄くした場合に、リンドープ温度
を900℃として第1多結晶シリコン中にリンをドープ
し、リン濃度を約3×1020cm-3以下として、絶縁耐
圧を向上させるものを先に出願した(特願平7ー643
95号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第2ゲ
ート酸化膜をさらに薄くし、26nmとした時に上記の
リン濃度では安定した絶縁耐圧を得ることができないこ
とが判明した。図4に、リンドープ温度を900℃とし
た時の第1多結晶シリコンのリン濃度と耐圧との関係を
示す。ここで、絶縁耐圧は、第1多結晶シリコンと第2
多結晶シリコン間に電圧を印加し、その間に流れる電流
密度が所定値(例えば1nA/mm2 )になる時の印加
電圧としている。この図4から分かるように、第2ゲー
ト酸化膜を薄くし26nmとした場合には、リン濃度が
3.0×1020cm-3以上のとき耐圧が大きくばらつい
ている。なお、図中の各サンプルにおけるリン濃度は、
左から2.0、3.0、4.6、5.2(×1020cm
-3)である。
【0005】本発明は上記問題に鑑みたもので、第1、
第2電極層間の第2絶縁膜を薄くした場合でも安定した
絶縁耐圧を得ることができるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、図4に示
す耐圧のばらつきについて検討を進め、リンドープ温度
を850℃に低下させて第1多結晶シリコンのリン濃度
と耐圧との関係を調べた。その結果を図5に示す。図中
の各サンプルにおけるリン濃度は、左から2.0、3.
1、4.5、5.2(×1020cm-3)である。この図
から分かるように、リン濃度が4.5×1020cm-3
では安定して高い耐圧を得ることができた。
【0007】本発明者等は、このような現象が生じる理
由について検討するため、図4および図5に示すサンプ
ルの粒径と耐圧との関係について調べた。その結果を図
6に示す。この図から、リンドープ後の第1多結晶シリ
コンの粒径と耐圧との間には相関関係があり、粒径が1
20nm以下(図6では50〜120nm)の時に安定
した耐圧が得られていることが分かる。なお、多結晶シ
リコンの粒径は、その性質からある粒径の分布をもって
いるため、TEM(透過型電子顕微鏡)観察により、最
も頻度の高い粒径とした。
【0008】第1多結晶シリコンの粒径が大きい場合に
は、図7に示すように、粒界にリンが偏析し、その偏析
したリンが第2ゲート酸化膜に取り込まれ、その取り込
まれたリンにより第2ゲート酸化膜にウイークスポット
Aが形成され、絶縁耐圧の低下が生じると考えられる。
しかしながら、上記のように粒径を120nm以下に微
細化した場合、第1多結晶シリコン中の過剰なリンを粒
界に分散させることができ、それによって第2の酸化膜
に取り込まれるリンを少なくし、上記したウイークスポ
ットの形成を阻止することができたと考えられる。
【0009】さらに、リンドープ後の多結晶シリコンの
粒径は、リン濃度がほぼ同じである時、アーレニウスプ
ロットすれば直線になるはずである。図8にリンドープ
温度に対する粒径のアーレニウスプロットを示す。な
お、図中のCはプロットしたもののリン濃度を示す。こ
の図から、リン濃度が高くてもリンドープ温度を低くす
ることにより、粒径を小さくすることができることが分
かる。従って、リンドープ温度をどのようにしても、粒
径を120nm以下とするリン濃度にすれば、安定した
耐圧を得ることができる。
【0010】但し、リンドープ温度の低温化は処理時間
の増加につながり生産性を低下させるので、できれば8
00℃以上のリンドープ温度が好ましい。なお、リン濃
度は、SIMS(2次イオン質量分析法)で測定した値
であり、この測定値は一般的にばらつきをもっている。
従って、各リンドープ温度で、リンドープ時間に対して
リン濃度を測定し、その相関のグラフを作成し、そのグ
ラフより読み取った値をリン濃度と定義した。このた
め、リン濃度の数値自体は上記測定ばらつきを含んだも
のである。
【0011】本発明者等は、上記検討を踏まえ、さらに
第2ゲート酸化膜の膜質を改善することにより耐圧を向
上させることについても検討を行った。すなわち、上記
のように第1多結晶シリコンの粒径が120nm以下と
なる条件下で第2ゲート酸化膜形成時の酸化速度を変化
させ、その場合の耐圧との関係について検討を行った。
【0012】図9にその結果を示す。この図9から、第
1多結晶シリコンのリン濃度を変化させても、酸化速度
が0.3nm/min以下の時には、耐圧がかなり向上
しており、特に0.2nm/min以下の時には非常に
良い耐圧が得られていることが分かる。図10に、第2
ゲート酸化膜形成時のプロファイルを示す。酸化炉の初
期の温度は、800℃であり、その後10℃/minで
昇温し(ランプアップ)、1050℃まで酸化炉の温度
を上げる。次に、1050℃の温度を保持しながら酸化
を行う。その後、降温(ランプダウン)し、800℃に
酸化炉の温度を下げ酸化を終了する。このような酸化工
程において、1050℃の温度に保持している時間をメ
イン酸化時間と定義し、メイン酸化時間のみで形成され
る酸化膜厚をメイン酸化時間で割ることにより、上記し
た酸化速度を求めることとしている。これは、酸化炉の
ランプアップ、ランプダウン時に形成される酸化膜の影
響をなくし真の酸化速度とするためである。
【0013】さらに、上記のように酸化速度を小さくし
たものについて、第2ゲート酸化膜厚と耐圧との関係に
ついて検討を行った。図11にその結果を示す。なお、
この場合、図中に示すような条件で酸化膜を形成した。
図11から、酸化膜厚を変化させても、安定した高い耐
圧が得られていることが分かる。このように酸化速度を
小さくすることにより、耐圧が向上することは以下のよ
うな検討から理解される。
【0014】熱酸化膜を形成すると、図12に示すよう
に、アスペリティ(突起)が発生する。そこで、酸化速
度を0.13nm/minとしたものと、0.68nm
/minとしたものについて、酸化膜のアスペリティを
測定した結果を、それぞれ図13(a)、(b)に示
す。なお、図の縦軸はAFM(原子間力顕微鏡)で10
μm□中のアスペリティの数を測定した個数であり、横
軸は測定した結晶粒凸部体積でアスペリティの体積を表
している。
【0015】図13(a)、(b)から、酸化速度を
0.13nm/minと小さくすることによって、アス
ペリティの発生が大幅に低減できていることが分かる。
アスペリティの発生は電界集中を起こし耐圧を低下させ
るため、このアスペリティの発生を低減することによ
り、耐圧を向上させることができた。本発明は上記した
種々の検討を基になされたものであり、その特徴とする
ところは請求項各項に記載した通りのものである。
【0016】すなわち、請求項1に記載の発明において
は、半導体基板(1)上に第1絶縁膜(3)を介して多
結晶シリコン膜(13)を形成し、この多結晶シリコン
膜(13)にリンをドープし、この後、このリンがドー
プされた多結晶シリコン膜(13)により第1電極層
(4)を形成するとともにこの第1電極層(4)上に第
2絶縁膜(5)、第2電極層(6)を形成して2層電極
構造を有する半導体装置を製造する方法において、前記
多結晶シリコン膜(13)へのリンのドープを、ドープ
後において前記多結晶シリコン膜(13)中の粒径のう
ち最も頻度の高い粒径を前記多結晶シリコン膜(13)
全ての領域で120nm以下とする条件で行うことを特
徴としている。
【0017】請求項2に記載の発明においては、半導体
基板(1)上に第1絶縁膜(3)を形成する工程と、こ
の第1絶縁膜(3)上に多結晶シリコン膜(13)を形
成する工程と、この多結晶シリコン膜(13)にリンを
ドープする工程と、このリンがドープされた多結晶シリ
コン膜(13)によりフローティングゲート(4)を形
成するとともに、このフローティングゲート(4)上に
第2絶縁膜(5)、コントロールゲート(6)を形成す
る工程と、前記フローティングゲート(6)直下の前記
半導体基板(1)表面をチャネル領域(9)とし、その
チャネル領域(9)の両側の前記半導体基板(1)表面
にソース・ドレイン領域(7、8)を形成する工程とを
備え、前記多結晶シリコン膜(13)へのリンのドープ
を、ドープ後において前記多結晶シリコン膜(13)中
の粒径のうち最も頻度の高い粒径を前記多結晶シリコン
膜(13)全ての領域で120nm以下とする条件で行
うことを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の2層電極構造を有する半導体装置の製造方法
において、前記多結晶シリコン膜(13)にリンを
0×1020cm-3.5×1020cm-3の濃度でドー
プすることを特徴としている。
【0019】請求項に記載の発明では、請求項1乃至
のいずれか1つに記載の2層電極構造を有する半導体
装置の製造方法において、前記第2絶縁膜(5)は酸化
膜であって、この酸化膜を0.3nm/min以下の酸
化速度にて形成することを特徴としている。なお、上記
各手段のカッコ内の符号等は、後述する実施例記載の具
体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の作用効果】請求項1に記載の発明によれば、多
結晶シリコン膜へのリンのドープを、ドープ後において
多結晶シリコン膜中の粒径のうち最も頻度の高い粒径を
120nm以下とする条件で行うようにしている。従っ
て、図6から分かるように、第2絶縁膜の耐圧を安定し
て得ることができる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、EPRO
M等の不揮発性メモリに適用し、その場合に請求項1に
記載の発明と同様、第2絶縁膜の耐圧を安定して得るこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、多結晶シ
リコン膜にリンを.0×1020cm-3.5×10
20cm-3の濃度でドープしているから、図5に示すよう
に、5(MV/cm)以上の高耐圧を得ることができ
る。
【0022】請求項4に記載の発明によれば、第2絶縁
膜を0.3nm/min以下の酸化速度にて形成した酸
化膜としている。従って、耐圧を一層向上させることが
できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1にEPROMの断面構造を示す。図1におい
て、P型のシリコン基板1にP型のウェル領域1aが形
成され、そのウェル領域1aに選択酸化法によりフィー
ルド酸化膜2が形成され、素子領域が形成される。
【0024】素子領域上には、第1ゲート酸化膜3、フ
ローティングゲート4、第2ゲート酸化膜5、コントロ
ールゲート6が順次積層形成されており、これらは層間
絶縁膜(BPSG膜)11にて覆われている。また、素
子領域にはN型のソース領域7、ドレイン領域8が形成
され、さらにチャネル領域9が形成されている。さら
に、ソース領域7、ドレイン領域8に対しAl電極配線
10が形成される(コントロールゲート6のAl電極配
線についてはこの図1には図示されない)とともに、素
子全体の表面には保護膜12が形成されている。
【0025】このEPROMの製造方法について図2を
用いて説明する。まず、P型のシリコン基板1にP型の
ウェル領域1aを形成した後、選択酸化してフィールド
酸化膜2を形成する。次に、熱酸化により第1ゲート酸
化膜3を形成し、チャネル領域9形成のためにイオン注
入を行う。その後、約620℃の温度で減圧CVD法に
より、膜厚が約200nmで結晶粒径が約40nmの第
1多結晶シリコン膜13を堆積する。
【0026】次に、850℃の温度で約26分POCl
3 を用いてリンドープし、第1多結晶シリコン膜13中
のリン濃度を約3.1×1020cm-3、粒径を約85n
mとする。この状態でのリン濃度は固溶度以上となって
おり、過剰なリンは粒界に偏析するが、粒径を約85n
mと微細にすることにより過剰なリンを粒界に分散させ
ることができる。上記した工程により図2(a)の構成
を得る。
【0027】次に、フローティングゲート4となる部分
を分離するために第1多結晶シリコン膜13をパターニ
ング(図2では示されない方向にパターニング)し、熱
酸化法により、2回酸化を行う。これは、第1多結晶シ
リコン膜13の表面凸部等を平坦化して耐圧の向上を図
るためである。1回目の酸化は、犠牲酸化であり、10
50°C、DryO2 にて約5分間酸化を行い、50n
mの熱酸化膜を形成する。この熱酸化膜をエッチング除
去した後、2回目の酸化を行う。この2回目の酸化は、
1050°C、DryO2 にて約20分間行い、26n
mの第2ゲート酸化膜5を形成する(図2(b))。こ
の時、第1多結晶シリコン膜13は微結晶であり、過剰
なリンは粒界に分散しており、第2ゲート酸化膜5への
局所的な取り込みが防止される。その結果、第2ゲート
酸化膜5の耐圧を良好なものとすることができる。
【0028】なお、上記した2回目の酸化についてより
具体的に説明すると、酸化炉中のDryO2 の流量を
0.5リットル(L)/min、不活性ガスとしてのN
2 の流量を10.0L/minとし、図10に示すよう
なプロファイルで酸化を行う。メイン酸化は温度105
0℃で26分間行う。このような希釈酸化により酸化速
度を0.2nm/minとし、酸化速度を小さくして第
2ゲート酸化膜5の耐圧をさらに良好なものとすること
ができる。なお、O2 の濃度としては、不活性ガスに対
して5%以下とするのが好ましく、また不活性ガスとし
ては、N2 以外にAr、He等を用いることができる。
また、酸化速度は、上記希釈酸化以外に減圧酸化でも調
整することができる。
【0029】次に、第2多結晶シリコン膜14を形成
し、第1多結晶シリコン膜13と同様、リンのドーピン
グを行う。この場合、第2多結晶シリコン膜14中のリ
ン濃度を約5×1020cm-3とする(図2(c))。そ
の後、第1多結晶シリコン膜13、第2ゲート酸化膜
5、第2多結晶シリコン膜14をパターニングして図2
(d)のような形状とし、さらに熱酸化膜15、ソース
・ドレイン7、8を形成する(図2(d))。
【0030】この後、層間絶縁膜11を形成し、Al電
極配線形成用のコンタクト穴を形成し、ソース、ドレイ
ン、コントロールゲート用のAl電極配線10を形成
し、最後に保護膜12を形成して図1に示すEPROM
を形成する。なお、上記実施例では、本発明をEPRO
Mに適用するものを示したが、図3に示す2層多結晶シ
リコン構造のキャパシタにも適用することができる。
【0031】この場合、フィールド酸化膜(第1絶縁
膜)2上に、リンドープの第1多結晶シリコン膜(第1
電極層)20を形成し、熱酸化膜(第2絶縁膜)21を
介してリンドープの第2多結晶シリコン膜(第2電極
層)22を形成し、さらに熱酸化膜23を形成する。こ
のような構成とすることにより、熱酸化膜21の耐圧が
改善されて、電荷抜けの低減、容量精度向上等の効果を
得ることができる。
【0032】また、上記したもの以外にも、本発明はE
EPROM、FLASHメモリ、DRAM等の2層電極
構造の半導体装置に適用することができる。また、第2
絶縁膜は、26nm以下の薄い膜としてもよく、逆にそ
れ以上で、先に出願した特願平7ー64395号に示す
40nm以下の膜としてもよい。但し、その場合でも第
1多結晶シリコンの粒径を120nm以下とするリン濃
度とする必要がある。
【0033】なお、半導体基板と第1多結晶シリコンと
の間の第1絶縁膜としては、酸化膜以外に、酸化膜と窒
化膜の積層構造の絶縁膜あるいはオキシナイトライド系
の絶縁膜を用いることもできる。また、第1、第2多結
晶シリコン間の第2絶縁膜についても、酸化膜以外に、
酸化膜と窒化膜の積層構造の絶縁膜又は酸化膜と窒化膜
と酸化膜の積層構造の絶縁膜、あるいはオキシナイトラ
イド系の絶縁膜としてもよい。
【0034】さらに、上記実施例では、ゲート電極を多
結晶シリコンにより形成するものを示したが、多結晶シ
リコンと高融点金属の積層構造のものとしてもよい。な
お、フローティングゲート、コントロールゲートを構成
する多結晶シリコンへのリンを、多結晶シリコン形成と
同時にドーピングした場合でも上記と同様の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すEPROMの断面図で
ある。
【図2】図1に示すEPROMの製造工程を示す工程図
である。
【図3】本発明をキャパシタに適用した場合の断面図で
ある。
【図4】リンドープ温度を900℃とした時の第1多結
晶シリコンのリン濃度と耐圧との関係を示す図である。
【図5】リンドープ温度を850℃とした時の第1多結
晶シリコンのリン濃度と耐圧との関係を示す図である。
【図6】第1多結晶シリコンのリンドープ後の粒径と耐
圧との関係を示す図である。
【図7】多結晶シリコンの粒径が大きい場合に第2ゲー
ト酸化膜にウイークスポットが形成され絶縁耐圧が低下
することを説明するための図である。
【図8】リンドープ温度に対する多結晶シリコンの粒径
のアーレニウスプロットを示す図である。
【図9】酸化速度と耐圧との関係を示す図である。
【図10】第2ゲート酸化膜形成時のプロファイルを示
す図である。
【図11】酸化速度を0.13nm/minとした場合
の酸化膜厚と耐圧との関係を示す図である。
【図12】アスペリティの発生を示す説明図である。
【図13】酸化速度が小さい場合と大きい場合のアスペ
リティの発生状況を示すグラフである。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…フィールド酸化膜、3…第1ゲー
ト酸化膜、4…フローティングゲート、5…第2ゲート
酸化膜、6…コントロールゲート、7…ソース領域、8
…ドレイン領域、9…チャネル領域。
フロントページの続き (72)発明者 山岡 徹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 祖父江 進 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 丹羽 克英 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−204490(JP,A) 特開 平5−310401(JP,A) 特開 平9−36263(JP,A) 特開 平8−264666(JP,A) 特開 平8−64704(JP,A) 特開 平8−125045(JP,A) 特開 平7−240478(JP,A) 特開 平6−37329(JP,A) 特開 平5−55603(JP,A) 特開 平3−266471(JP,A) 特開 平3−132078(JP,A) 特開 平2−31468(JP,A) 特開 昭63−29954(JP,A) 特開 昭62−67877(JP,A) 特開 昭59−3976(JP,A) 特開 昭56−161646(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1絶縁膜を介して多結
    晶シリコン膜を形成し、この多結晶シリコン膜にリンを
    ドープし、この後、このリンがドープされた多結晶シリ
    コン膜により第1電極層を形成するとともにこの第1電
    極層上に第2絶縁膜、第2電極層を形成して2層電極構
    造を有する半導体装置を製造する方法において、 前記多結晶シリコン膜へのリンのドープを、ドープ後に
    おいて前記多結晶シリコン膜中の粒径のうち最も頻度の
    高い粒径を前記多結晶シリコン膜全ての領域で120n
    m以下とする条件で行うことを特徴とする2層電極構造
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工
    程と、 この第1絶縁膜上に多結晶シリコン膜を形成する工程
    と、 この多結晶シリコン膜にリンをドープする工程と、 このリンがドープされた多結晶シリコン膜によりフロー
    ティングゲートを形成するとともに、このフローティン
    グゲート上に第2絶縁膜、コントロールゲートを形成す
    る工程と、 前記フローティングゲート直下の前記半導体基板表面を
    チャネル領域とし、そのチャネル領域の両側の前記半導
    体基板表面にソース・ドレイン領域を形成する工程とを
    備え、 前記多結晶シリコン膜へのリンのドープを、ドープ後に
    おいて前記多結晶シリコン膜中の粒径のうち最も頻度の
    高い粒径を前記多結晶シリコン膜全ての領域で120n
    m以下とする条件で行うことを特徴とする2層電極構造
    を有する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記多結晶シリコン膜にリンを.0×
    1020cm-3.5×1020cm-3の濃度でドープす
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の2層電極構
    造を有する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2絶縁膜は酸化膜であって、この
    酸化膜を0.3nm/min以下の酸化速度にて形成す
    ることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記
    載の2層電極構造を有する半導体装置の製造方法。
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