JP4576887B2 - 通信装置および制御方法 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載され相手へのデータ送信を行う通信装置および制御方法に関する。
交通事故防止の観点から、車両や歩行者等の位置を特定するために、例えば、特許文献1に開示されている交通安全システムが用いられる。
特許文献1には、歩行者携帯装置と車載装置とが無線通信を行うことにより、位置情報を送受信するシステムが開示されている。車載装置および歩行者携帯装置は各々、相手位置に対する危険度合いを判断し、危険な場合には警報を出力する。これにより、衝突する可能性の高い歩行者、車両双方に対して適切に危険を知らせることができる。
特開平7−306995号公報
しかしながら、特許文献1に記載の交通安全システムにおいては、車載装置から相手の位置情報を取得するためのデータ送信を、電源がONの間一定間隔で繰り返し行っているため、通信量が増大することとなる。これは、電波の混乱や通信の衝突を引き起こし、データの喪失やデータを再送信する負荷を招来する。従って、衝突予防のために取得しておくべき相手の位置を、必要な時に正確に検知することができないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、通信負荷を軽減した通信装置および制御方法の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、応答データの送信を求める所定データを定期的に送信する送信手段と、自車両が衝突する危険度合いを増減する要因を検出する要因検出手段と、前記要因検出手段において検出された要因に基づいて前記所定データを送信する頻度を変更する頻度変更手段とを有する通信装置であって、前記要因検出手段は、自車両の速度を検出する自車速検出手段と、視界の良好性を検出する視界検出手段とを有し、前記頻度変更手段は、前記自車速検出手段において検出された自車両の速度及び前記視界検出手段において検出された視界の良好性に基づいて前記頻度を変更することを特徴とする。
上記請求項1に記載の構成は、常に相手の正確な位置を把握しておかなくても、自車両の状態によっては衝突を回避可能であったり、周囲の状況によっては衝突を生じる危険性が低くなったりすることに鑑みたものである。このように、衝突を生ずる危険度合いを増減する要因に基づき送信頻度を変更することにより、従来のように常に一定間隔で送信を行う場合と比べて、相手に応答を求めるための送信量を削減することができる。これにより、電波の混乱や通信の衝突は緩和され、情報の喪失やデータの再送信も減少する。
また、自車両が一定時間内に移動する距離によっては、肉眼で相手を発見してからでも衝突を回避できる可能性があることに鑑みたものである。このように、前もって頻繁に相手の正確な位置を把握しておく必要性の低い状況に着目することにより、通信量を削減することができる。
また、視界が良好であれば、進行方向に位置する相手を肉眼で検出することは容易となるため、視界が不良な場合よりも衝突を回避できる可能性は高くなる。従って、視界の良好性も考慮することにより、送信頻度の精度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、応答データの送信を求める所定データを定期的に送信する送信手段と、自車両が衝突する危険度合いを増減する要因を検出する要因検出手段と、前記要因検出手段において検出された要因に基づいて前記所定データを送信する頻度を変更する頻度変更手段とを有する通信装置であって、前記要因検出手段は、前記応答データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した応答データから通行者を識別するとともに、前記通行者の位置を検出する通行者位置検出手段と、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、前記自車位置検出手段により検出した自車両の位置に対して所定距離内に存在する前記通行者の数を計測する通行者数計測手段とを有し、前記頻度変更手段は、前記通行者数計測手段において計測された通行者の数が多いほど前記頻度を高くし、少ないほど前記頻度を低くすることを特徴とする。
また、請求項24に記載の発明は、応答データの送信を求める所定データを定期的に送信する送信手段と、自車両が衝突する危険度合いを増減する要因を検出する要因検出手段と、前記要因検出手段において検出した要因に基づいて前記所定データを送信する頻度を変更する頻度変更手順と、前記頻度に基づいて前記送信手段から前記所定データの送信を行う送信手順とを有する制御方法であって、前記要因検出手段は、前記応答データを受信する受信手段と、自車両の位置を検出する自車位置検出手段とを有し、前記頻度変更手順は、前記受信手段において前記応答データを受信し、前記応答データが通行者からの送信であることを識別し、前記応答データから前記通行者の位置を算出し、前記自車位置検出手段から自車両の位置を取得し、前記自車両の位置から所定距離内に存在する前記通行者
の数を計測し、前記通行者の数が多いほど前記頻度を高くし、少ないほど前記頻度を低くすることを特徴とする。
これらの発明は、周囲に歩行者や自転車等の通行者が存在しなければ、飛び出しによる交通事故が発生する危険性は極めて低くなることに鑑みたものである。このように、自車両の状態だけでなく、周囲の通行者の数も考慮することによっても、通信量の削減が可能となる。
請求項に記載の発明は、要因検出手段は自車両の速度を検出する自車速検出手段とを有し、頻度変更手段は自車速検出手段において検出された自車両の速度に基づいて頻度を変更することを特徴とする。
本発明は、自車両が一定時間内に移動する距離によっては、肉眼で相手を発見してからでも衝突を回避できる可能性があることに鑑みたものである。このように、前もって頻繁に相手の正確な位置を把握しておく必要性の低い状況に着目することにより、通信量を削減することができる。
請求項に記載の発明は、頻度変更手段は自車両の速度の減少にともなって頻度を低くすることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、頻度変更手段は、自車速検出手段において検出された速度が閾値以下の場合には閾値を超える場合よりも頻度を低くすることを特徴とする。
これらの発明は、速度の遅い車両ほど一定時間内に移動する距離は短く、停止距離は短くなることに着目したものである。従って、自車両の速度が遅くなるほど、肉眼で相手を発見してからでも衝突に至らずに済む可能性は高くなる。このように、速度の減少にともなって、もしくは速度の閾値に応じて送信頻度を低くすることにより、通信量を削減することができる。
請求項に記載の発明は、要因検出手段は、地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、自車位置検出手段において検出された自車両の位置に対する道路の情報を道路情報記憶手段から取得する道路情報取得手段とを有し、頻度変更手段は道路情報取得手段において取得した道路情報に基づいて頻度を変更することを特徴とする。
これらの発明は、自車両の状態だけでなく、走行する場所の特殊性によっては衝突を生じる危険性が低くなることに鑑みたものである。この場合、常に正確な相手の位置を把握しておく必要性は低くなると考えられる。従って、道路情報に基づいて送信頻度を変更することにより、通信量を削減することができる。
また、頻度変更手段は、道路情報が見通しの良い場所である場合には、見通しの悪い場所である場合よりも頻度を低くしてもよい。また、頻度変更手段は、道路情報が幅員の広い道路である場合には、幅員の狭い道路である場合よりも頻度を低くしてもよい。また、頻度変更手段は、道路情報が優先道路である場合には、優先道路でない場合よりも頻度を低くしてもよい。また、頻度変更手段は、道路情報が通行者の往来が少ない場所である場合には、通行者の往来が多い場所である場合よりも頻度を低くしてもよい。
これらの発明は、走行する場所に応じた衝突の危険性に着目したものである。見通しの良い場所であれば、歩行者等の飛び出し事故や車両の出会い頭の事故は少ない。幅員の広い道路であれば見通しは良好であり、衝突を回避できるスペースにも余裕がある。優先道路であれば一般に幅員は広く、非優先道路のように対向車線や合流先の車両を注意する必然性は低い。通行者の往来が少なければ、通行者と衝突する危険性は低い。このように、それぞれの場所の特殊性を考慮して送信頻度を変更することによっても、通信量を削減することができる。
請求項11に記載の発明は、要因検出手段は、地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、自車位置検出手段において検出された自車両の位置に対する道路の法定速度を道路情報記憶手段から取得する法定速度取得手段とを有し、頻度変更手段は、法定速度取得手段において取得した法定速度を閾値と定めることを特徴とする。
同じ速度であっても、走行する道路によって衝突を生ずる危険性は左右されると考えられる。そのため、道路に応じた法定速度を閾値として選択することにより、送信頻度を柔軟かつ適切に変更することができる。
請求項12に記載の発明は、要因検出手段は、所定距離で安全に停止可能な速度を算出する停止可能速度算出手段とを有し、頻度変更手段は、停止可能速度算出手段において算出された速度を閾値と定めることを特徴とする。
また、要因検出手段は、地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、自車位置検出手段において検出された自車両の位置に基づき、地図情報記憶手段から交差点の位置を取得する交差点位置取得手段とを有し、停止可能速度算出手段は自車両の位置から交差点までの距離を所定距離と定めてもよい。
これらの発明は、衝突の回避には停止距離が大きく影響することや、特に交差点における交通事故が多いことに着目したものである。進行方向に相手を発見した場合に、その手前で安全に停止可能な速度であれば、常に正確な相手の位置を把握しておく必要性は低いと考えられる。従って、このような値を閾値とすることによって、閾値の精度を向上させることができる。
請求項14に記載の発明は、要因検出手段は自車両の停止距離を推定する停止距離推定手段とを有し、頻度変更手段は停止距離推定手段において推定された停止距離に基づいて閾値を定めることを特徴とする。
走行している自車両の停止距離によって、衝突を回避できる可能性は大きく異なる。従って、速度以外の要因も考慮して停止距離を推定することにより、速度の閾値の精度を向上させることができる。
請求項15に記載の発明は、要因検出手段は視界の良好性を検出する視界検出手段とを有し、頻度変更手段は視界検出手段において検出された視界の良好性に基づいて閾値を定めることを特徴とする。
視界が良好な方が、視界が不良なときよりも衝突を回避できる可能性は高いと考えられる。従って、視界の良好性も考慮することにより、速度の閾値の精度を向上させることができる。
請求項16に記載の発明は、要因検出手段は、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、自車両の位置に基づいて自車両が走行する車線を検出する走行車線検出手段とを有し、頻度変更手段は、走行車線検出手段において検出した走行車線に応じて閾値を定めることを特徴とする。
すなわち、中央寄りの車線を走行中の場合は、左端寄りの車線を走行中の場合に比べ、交差する道路における死角が小さく、進入してくる相手からも離れている。従って、より早期に肉眼で相手を検出でき、衝突を回避しやすいと考えられる。このように、走行する車線の位置を考慮することによって、精度よく速度の閾値を定めることができる。
請求項17に記載の発明は、要因検出手段は、応答データを受信する受信手段と、受信手段により受信した応答データから通行者を識別するとともに、通行者の位置を検出する通行者位置検出手段と、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、自車位置検出手段により検出した自車両の位置に対して所定距離内に存在する通行者の数を計測する通行者数計測手段とを有し、頻度変更手段は、通行者数計測手段において計測された通行者の数に基づいて閾値を定めることを特徴とする。また、応答データは、少なくとも位置情報と種別情報とを含んでいることを特徴とする。
これらの発明は、周囲に歩行者や自転車等の通行者が存在しなければ、飛び出しによる交通事故が発生する危険性は極めて低くなることに鑑みたものである。このように、応答データに通行者か否か識別可能な種別情報を含めるとともに、自車両の状態だけでなく周囲の通行者の数も考慮することによって、精度よく速度の閾値を定めることができる。
請求項19に記載の発明は、要因検出手段は、地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、自車位置検出手段において検出された自車両の位置に対する道路の情報を道路情報記憶手段から取得する道路情報取得手段とを有し、頻度変更手段は道路情報取得手段において取得した道路情報に基づいて閾値を定めることを特徴とする。
本発明は、自車両の状態だけでなく、走行する場所の特殊性によっては衝突を生じる危険性が緩和されることに着目したものである。そのような場合には、常に正確な相手の位置を把握しておく必要性は低くなると考えられる。このように、道路情報も考慮して速度の閾値を定めることによっても、通信量を削減することができる。
また、頻度変更手段は、道路情報が見通しの良い場所である場合には見通しの悪い場所である場合よりも閾値を上げてもよい。また、頻度変更手段は、道路情報が幅員の広い道路である場合には幅員の狭い道路である場合よりも閾値を上げてもよい。また、頻度変更手段は、道路情報が優先道路である場合には優先道路でない場合よりも閾値を上げてもよい。また、頻度変更手段は、道路情報が通行者の往来が少ない場所である場合には通行者の往来が多い場所である場合よりも閾値を上げてもよい。
これらの発明は、走行する場所に応じた衝突の危険性に鑑みたものである。見通しの良い場所であれば、歩行者等の飛び出し事故や車両の出会い頭の事故は少ない。幅員の広い道路であれば見通しは良好であり、衝突を回避できるスペースにも余裕がある。優先道路であれば一般に幅員は広く、非優先道路のように対向車線や合流先の車両を注意する必然性は低い。通行者の往来が少なければ、通行者と衝突する危険性は低い。このように、それぞれの場所の特殊性を考慮することにより、精度良く速度の閾値を定めることができる。
本発明の実施形態に係る通信装置および通信システムを図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施例により限定されず、本発明の思想を体現するすべての態様を含む。
図1は、歩行者用通信装置50の構成図である。歩行者だけでなく、車椅子や自転車に乗った人など広く用いられるものである。GPS(グローバルポジショニングシステム)100、ジャイロセンサ110、速度センサ120、外部コネクタ200、情報処理装置300、メモリ310、無線装置400から構成されている。
GPS100は、図示しないGPS衛星から送信されるGPS信号を受信して測位を行う。ジャイロセンサ110は歩行者の回転変位から移動方位を検出するものであり、速度センサ120は歩行者の移動速度を検出するものである。情報処理装置300は、これらGPS100、ジャイロセンサ110、速度センサ120からの入力信号に基づき、歩行者の位置を算出し、メモリ310に格納する。
無線装置400は、無線通信によりデータを送受信するものであり、送信装置410と受信装置420から構成されている。受信装置420は他の無線装置から送信されたデータを受信し、情報処理装置300において受信データの解析を行う。送信装置410は、情報処理装置300からの指示に基づき、他の無線装置に対して送信を行う。
外部コネクタ200は、携帯電話やパーソナルコンピュータなど必要に応じて接続される外部機器210とのインタフェースである。
図2は、車両用通信装置60の構成図である。GPS101、ジャイロセンサ111、車速センサ121、外部コネクタ201、情報処理装置301、メモリ311、無線装置401、ナビゲーションシステム500、カメラ600、スピーカ700、表示装置710から構成されている。
GPS101は、図示しないGPS衛星から送信されるGPS信号を受信して測位を行う。ジャイロセンサ111は車両の回転変位から移動方位を検出するものであり、車速センサ120は自車両の速度を検出するものである。情報処理装置301は、これらGPS101、ジャイロセンサ111、速度センサ121からの入力信号に基づき、自車両の位置を算出し、メモリ311に格納する。
無線装置401は、無線通信によりデータを送受信するものであり、送信装置411と受信装置421から構成されている。送信装置411は、情報処理装置301からの定期的な指示に基づいて、他の無線装置に対して応答を求めるデータの送信を行う。また、他の無線装置からの求めに応じた送信も行う。受信装置421は、他の無線装置から送信されたデータを受信する。情報処理装置301は受信したデータに基づき、歩行者等の現在位置を算出し、メモリ311に格納する。
ナビゲーションシステム500は、地図や道路種別、標識など道路に関する情報が蓄積されたデータベース510を有している。そして、情報処理装置301の指示により、自車両の位置から目的地までの経路を探索、設定する。
カメラ600は、車両の周囲を撮影するための手段であり、情報処理装置301における画像処理によって路面状態や天候等を検出する。
外部コネクタ201は、携帯電話やパーソナルコンピュータなど外部機器211とのインタフェースである。カメラ600やデータベース510を用いても情報を取得できない場合など、必要に応じて外部機器211を接続する。
スピーカ700および表示装置710は、地図の提示、目的地までの経路案内、車両や歩行者など相手位置の提示に用いる。また、自車両から一定距離以内に歩行者などの通行者が存在し、衝突の危険性がある場合には、スピーカ700および表示装置710にて警告を発する。そして、情報処理装置301から、車内LANで接続された車両制御装置320に信号を送り、衝突を回避する。
図3は、車両用通信装置Aを中心としたデータの通信フローを示している。車両用通信装置A、Bは図2に示した車両用通信装置60と同様の構成であり、歩行者用通信装置C、Dは図1に示した歩行者用通信装置50と同様の構成である。車両用通信装置Aは、相手からの応答を求めるデータの送信を行う。このデータを受信した車両用通信装置B、歩行者用通信装置C、Dは各々、車両用通信装置Aに対してデータを送信する。この通信フローが定期的に繰り返し行われる。一方、他の通信装置から車両用通信装置Aに対して応答を求めるデータの送信もありうる。これを受信した車両用通信装置Aは、他の通信装置に対してデータを送信する。
ここでの通信方式としては、無線LANにおけるアドホックモードを採用している。アクセスポイントを介さない方が、位置情報の取得に対するリアルタイム性が高いからである。それ以外の無線通信として、BluetoothやHomeRF(Home Radio Frequency)、電子タグ(Radio Frequency Identification)、超広帯域無線(Ultra Wide Band)等を採用してもよい。
図4は、車両用通信装置B、歩行者用通信装置C、Dが車両要通信装置Aからの求めに応じて送信する応答データ40のメッセージフレームを示す。第1のビット範囲41は種別を示し、例えば歩行者や車両といった区別が可能となる。第2のビット範囲42は位置情報を示し、緯度や経度等の情報が含まれる。第3のビット範囲43は位置測位時間を示し、位置情報を計測した時刻が記載される。第4のビット範囲44は移動方位を示し、通行者等の移動している方角を表す。第5のビット範囲45は移動速度を示し、通行者等の移動する速度を表す。これら以外にも個人識別情報やテキストなどを含んでいてもよい。
車両用通信装置60の送信装置411では、情報処理装置301からの指示に基づき、他の通信装置に対して応答を求めるデータの送信を定期的に行っており、受信した応答データ40から現在時刻における通行者等の位置を算出する。
図5は、交差点に向かう車両10と通行者20、21の位置関係を表した模式図である。車両10から見て、右側から通行者20が、左側から通行者21が接近している。しかし、交差する角にはそれぞれ建物があるため、車両10の運転者からは通行者20、21が見えない。このように、運転者から通行者20、21を肉眼で発見できない場合も、上述した無線通信により、通行者20、21の存在を認識できることとなる。
図6は、ディスプレイ等の表示装置710における画面の一例である。車両10が走行する道路に対して、交差する道路から接近してくる通行者20、21の存在を示している。また、図7に示すように、通行者や車両の存在をデータベース510に蓄積された地図情報とともに表示装置710の画面上に表示してもよい。このとき、車両の進行方向に対して通行者が一定距離以内であれば、スピーカ700から音声にて警告を発したり、表示装置710の画面上に警告メッセージを表示したりする。
無線通信を行うにあたり、情報処理装置301は、自車両が衝突する危険度合いを増減する要因として、車速センサ121で検出した自車両の速度およびカメラ600での撮像を画像処理した結果に基づいて、送信装置411へ送信指示を行う頻度を変更する。以下、この送信頻度の変更処理を含め、情報処理装置301におけるデータ送信制御処理について説明する。
図8は、データ送信制御処理のフローチャートである。この処理はイグニッションスイッチのONで始まり、OFFになるまで定期的に繰り返される。
S1001で周期をカウントするためのタイマを更新する。S1002では頻度決定前処理を行う。この処理については後述する。S1003で、車速センサ121において検出した自車両の速度を取得し、速度Vmaxと比較する(S1004)。
図9は、速度Vと送信を行う頻度Fとの関係を示すグラフであり、数1で表される。α、βは定数である。この関係は、速度の減少にともなって頻度が低くなるのであれば、必ずしも正比例でなくてもよい。速度VがVmaxを超える場合、頻度はF1固定とする。F1の値は、無線通信の性能や車両用通信装置60の処理能力等に応じて予め決めておけばよい。本実施例においてはF1=10回/秒とする。
そして、S1004で肯定、すなわち速度がVmaxを超える場合は、S1005で周期をF1の逆数に変更する。一方、S1004で否定、すなわち速度がVmax以下の場合は、S1006で周期を数1から算出した頻度Fの逆数に変更する。この周期は、一定時間における送信回数を充足する値であれば、頻度の逆数に固定しなくてもよい。
次に、S1007で、タイマによってカウントされた時間が設定した周期に達しているか判定する。S1007で肯定、すなわち設定した周期に達している場合、S1008で送信装置411に対して送信を指示し、S1009でタイマをリセットする。一方、S1007で否定、すなわち設定した周期に達していない場合、ステップS1001に戻る。
図10は、頻度決定前処理(S1002)のフローチャートである。頻度決定前処理(S1002)としては、例えば、数1における定数α、βの決定を行う。
S1101で、カメラ600にて撮影した画像を解析し、路面状態を検出する。路面状態の検出には、車内LANを通じて車両制御装置320からワイパー(図示せず)の作動状況を取得してもよいし、外部コネクタ201を介して接続された外部機器211から取得してもよい。
S1102では、路面状態に基づき、定数αおよびβを決定する。一定減速度の下、タイヤの路面摩擦係数が小さくなると制動距離は長くなることに鑑み、例えば、図11のように定数αおよびβを決定する。路面状態が乾いたアスファルト(μ=0.7)の場合、α=0.1、β=0としている。ただし、ここでの路面摩擦係数は、タイヤの磨耗を考慮しない値である。
図12は、交差点における車両11、12と複数の通行者22とを表す模式図である。車両11は高速(時速80km)で走行しており、車両12は低速(時速40km)で走行している。従って、路面状態が乾いたアスファルトだった場合、車両11からは1秒間に8回、車両12からは1秒間に4回、他の通信装置に対して応答を求めるデータの送信を行うこととなる。
図13(a)に、車両11の車両用通信装置Eと車両12の車両用通信装置Fと通行者20の歩行者用通信装置Gとの間の通信タイミングを示す。ここで、EとFは車両用通信装置60と同様の構成、Gは歩行者用通信装置50と同様の構成である。
時刻t1の時にEからGに対して応答を求めるデータが送信され、時刻t2の時にGからEに応答データが送信される。時刻t3の時にEからFに対して応答を求めるデータが送信され、時刻t4の時にFからEに応答データが送信される。時刻t5の時にFからGに対して応答を求めるデータが送信され、時刻t6の時にGからFに応答データが送信される。時刻t7の時にFからEに対して応答を求めるデータが送信され、時刻t8の時にEからFに応答データが送信される。
時速40kmで走行中のEは、周期ΔTe経過後、すなわち時刻t12の時に、再び応答を求めるデータの送信を行う。送信頻度は4回/秒であるため、周期ΔTeは250ミリ秒となる。一方、時速80kmで走行中のFは、周期ΔTf経過後、すなわち時刻t11において、再び応答を求めるデータの送信を行う。送信頻度は8回/秒であるため、周期ΔTfは125ミリ秒となる。
従って、速度に依らず一定頻度で送信を行う従来に比べ、時刻t9におけるEからF、Gへの応答を求めるデータの送信、およびF、GからEへの応答データの送信が不要となる(図13(b)参照)。一方、FからE、Gへの応答を求めるデータの送信、およびE、GからFへの応答データの送信については、従来と同じ頻度である。すなわち、速度に応じてEからの送信頻度を下げたことにより、システム全体としては通信量を25%削減できることとなる。
ゆえに、従来問題となっていた電波の混乱や通信の衝突を減少させることができる。また、低速車両においては、応答を求めるデータの送信頻度が減少し、処理負荷が軽減されるため、他の通信装置に対してレスポンス良く応答データを送信することが可能となる。一方、高速車両においては、従来どおり高い頻度で位置情報の取得を行うため、情報の喪失やデータの再送信、レスポンスの低下が改善されたことにより、位置情報の信頼性が向上することとなる。
また、通信量の削減手法は、交通事故に対する速度の影響度に着目したものである。速度の遅い車両は停止距離が短いため、肉眼で相手を発見してからでも衝突を回避できる可能性が高いと考えられる。加えて、一定時間内に移動する距離も短いため、周囲に存在する通行者との相対位置の変化量も小さい。このように、前もって頻繁に相手の正確な位置を把握しておく必要性の低い状況での通信を減らすことが有効である。
さらに、路面状態に応じた制動距離を考慮することにより、速度と送信頻度との関係を適切に補正することが可能となる。
また、速度の上限Vmaxを設けておくことにより、無線通信の性能や車両用通信装置60の処理能力に合わせて頻度の最大値を超えないように制御することが可能となる。
また、歩行者用通信装置Gから車両用通信装置EおよびFに対する応答データの送信頻度も、25%減少することとなる。このように、歩行者用通信装置50からの送信頻度も付随して減少するため、従来のように常時一定間隔で送受信する場合に比べ、処理負荷を軽減でき、消費電力を小さくすることもできる。
なお、通信する相手としては、歩行者用通信装置50や車両用通信装置60のような移動体だけでなく、路側端末装置のように固定された物体に搭載された通信装置でもよい。
本実施例においては、視界の良好性を考慮して頻度決定前処理(S1002)を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図14は本実施例に係る頻度決定前処理のフローチャートである。S1201で、カメラ600にて撮影した画像を解析して天候を検出する。S1202で、天候による視界の良好性を基に定数αおよびβを決定する。視界が悪い場合には、早期に相手を肉眼で認識することが困難となるため、衝突の危険性が高くなるからである。例えば、雨天、降雪、霧の場合はα=0.125、β=0.2、晴天などそれ以外の場合にはα=0.1、β=0とする。
このように、天候による視界を考慮することにより、肉眼による認識の困難性に基づいて速度と送信頻度との関係を適切に補正することが可能となる。
なお、本実施例においては天候を用いたが、昼間や夜間のように時間帯による明るさの違いを用いてもよい。
本実施例においては、周辺の道路情報も考慮して頻度決定前処理(S1002)を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図15は本実施例に係る頻度決定前処理のフローチャートである。S1301で、GPS101、ジャイロセンサ111、車速センサ121から自車両の位置を検出する。S1302で、ナビゲーションシステム500のデータベース510から、自車両の位置に対応する道路情報を取得する。
S1303で肯定、すなわち道路情報が高速道路であれば、S1308で頻度の上限値F1を小さくする。高速道路であれば、見通しも良く、歩行者や交差点を想定する必要がないため、相手の位置を把握しておく必要性は低いからである。
一方、S1303で否定、すなわち道路情報が高速道路でない場合は、S1304ないしS1307の比較を行う。S1304で肯定すなわち交差点付近である場合、もしくはS1305で否定すなわち優先道路でない場合、もしくはS1306で否定すなわち幅員が狭い場合、もしくはS1307で肯定すなわちスクールゾーンである場合には、S1310で定数αを大きくもしくはβを小さくする。これらのうちいずれかに該当する場合は、衝突を生ずる可能性の高い場所を走行中だからである。交差点のように見通しが悪い場所では、歩行者の飛び出しや車両との衝突事故に留意する必要がある。また、スクールゾーンでは子供の通行に留意する必要がある。
逆に、S1304で否定すなわち交差点付近でなく、S1305で肯定すなわち優先道路であり、S1306で肯定すなわち幅員が広く、S1307で否定すなわちスクールゾーンでない場合には、S1309で定数αを小さくもしくはβを大きくする。
具体的な値としては、例えば、S1308でF1=2回/秒、S1309でα=0.09、β=0、S1310でα=0.125、β=0.2とする。
なお、本実施例においては複数の道路情報を組み合わせて用いたが、いずれか1つのみを用いてもよい。また、道路情報としてはこれらの他、駅、公園、学校付近など通行者の往来が多い場所、交通事故の多発する場所の道路情報や、通学時間帯および休日など日時を用いてもよい。
以上のように、周辺の道路情報を考慮することにより、場所に応じた衝突の危険性の違いから速度と送信頻度との関係を適切に補正することが可能となる。また、高速道路の特殊性に鑑み、高速で走行している場合の通信量を効果的に削減することができる。
本実施例においては、周辺の通行者の数も考慮して頻度決定前処理(S1002)を行う。ここで通行者とは、歩行者だけでなく車椅子や自転車なども含む概念とする。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図16は頻度決定前処理のフローチャートである。S1401で、通行者算出処理を行う。この処理については後述する。そして、S1402で肯定、すなわち算出した通行者の数が一定値以上であれば、S1310で定数αを大きくもしくはβを小さくする。逆に、S1402で否定、すなわち一定値未満であれば、S1309で定数αを小さくもしくはβを大きくする。自車両の周辺に通行者が多ければ、衝突を生ずる危険性が高くなるからである。
次に、図17を用いて通行者算出処理(S1401)について説明する。S1501で受信装置421における応答データ40の受信を待つ。S1501で肯定、すなわち応答データ40を受信した場合、S1502で第1ビット範囲41の種別から通行者に該当するかどうか判断する。S1502で肯定、すなわち歩行者など通行者に該当する場合は、S1503で、第2ビット範囲42の位置情報等から通行者の現在位置を算出する。一方、S1502で否定、すなわち車両など通行者に該当しない場合は、ステップS1501に戻る。
S1301では、GPS101、ジャイロセンサ111、車速センサ121から自車両の位置を検出する。S1504で肯定、すなわち通行者の位置が自車両の位置から一定距離以内であれば、S1505で通行者の合計に加算する。一方、S1504で否定、すなわち一定距離を超える場合は、ステップS1501に戻る。S1506で否定、すなわち通行者の算出を開始してから一定時間経過していない場合は、ステップS1501に戻る。一方、S1506で肯定すなわち一定時間経過していた場合は、処理を終了する。
このように、周辺の通行者の数を考慮することにより、状況に応じた衝突の危険性の違いから速度と送信頻度との関係を適切に補正することが可能となる。
本実施例においては、速度の閾値に基づいてデータ送信制御処理を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図18は、本実施例における車両の速度Vと送信を行う頻度Fとの関係を示すグラフである。頻度Fは、速度Vth1を閾値として、速ければ頻度F1、遅ければ頻度F2の値をとる。例えば、頻度F1=10回/秒、F2=1回/秒とする。
図19はデータ送信制御処理のフローチャートである。この処理はイグニッションスイッチのONで始まり、OFFになるまで定期的に繰り返される。
S1001で、周期をカウントするためのタイマを更新する。S2001で、速度の閾値Vth1の決定処理を行う。この処理については後述する。S1003で車速センサ121において検出した自車両の速度を取得し、S2002で閾値Vth1と比較する。S2002で肯定、すなわち自車両の速度がVth1を超える場合は、S2003で周期を頻度F1の逆数に変更する。一方、S2002で否定、すなわちVth1以下の場合はS2004で周期を頻度F2の逆数に変更する。
S1007では、タイマによってカウントされた時間が設定した周期に達しているか判定する。S1007で肯定、すなわち設定した周期に達している場合、S1008で送信装置411に対して送信を指示し、S1009でタイマをリセットする。一方、S1007で否定、すなわち設定した周期に達していない場合、ステップS1001に戻る。
次に、図20を用いて速度の閾値Vth1の決定処理(S2001)を説明する。S2101で、カメラ600にて撮影した画像から路面状態を解析する。S1301で、GPS101、ジャイロセンサ121、車速センサ121から自車両の位置を検出する。S2102で、ナビゲーションシステム500のデータベース510から、自車両の位置を基準として進行方向に存在する交差点の位置を取得する。S2103で、S2101において検出した路面状態の下、交差点までの距離で安全に停止可能な速度を算出し、閾値Vth1とする。
停止可能な速度は、以下数2ないし数4に基づいて算出する。ただし、ここで算出されるのは、車輪をロックさせない程度の急ブレーキにより一定減速度で停止させた場合の値である。Dsは停止距離[m]、Dtは空走距離[m]、Dbは制動距離[m]を表す。Trは、運転者が危険を感じて急ブレーキが必要と判断した時点から、ブレーキペダルを踏み込んでブレーキが効き始める時点までの反応時間[秒]を表しており、一般的な平均値は0.75秒である。Vは車両の速度[m/秒]、μはタイヤの路面摩擦係数(図11参照)、gは重力加速度である。
例えば、乾いたアスファルトにおいて交差点までの距離が25mだった場合、停止可能な速度は約時速50kmである。しかし、安全に停止という点を加味して、約20mで停止可能な時速45kmを閾値Vth1に設定する。従って、交差点の手前25mの地点において時速20kmで走行していた場合、閾値の速度Vth1より遅いため、送信頻度はF2=1.0回/秒となる。
このように、速度の閾値を境に送信頻度を低くすることによっても、同様に通信量を削減することができる。
また、衝突事故の多い交差点までの距離と、路面状態に応じた停止距離とを考慮することにより、速度の閾値に対する精度を向上させることができる。
なお、本実施例においては速度の閾値を定めるにあたり停止距離を考慮したが、送信頻度F1、F2の決定にあたり停止距離を考慮してもよい。これにより、送信頻度の精度も向上させることができる。
本実施例においては、法定速度に基づきVth1決定処理(S2001)を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図21はVth1決定処理のフローチャートである。S1301で、GPS101、ジャイロセンサ121、車速センサ121から自車両の位置を検出する。S2201で、ナビゲーションシステム500のデータベース510から、自車両が走行する道路の標識の一つである法定速度を取得し、Vth1とする。例えば、法定速度を表わす標識に時速60kmとあれば、速度の閾値Vth1を時速60kmに設定する。
これは、同じ速度でも走行する道路によって衝突を生ずる可能性は変わってくることに鑑みたものである。このように、道路に応じた法定速度を閾値として選択することにより、送信頻度を柔軟かつ適切に変更することができる。
なお、速度の閾値Vth1の決定に際しては、他にも、実施例2で示した視界の良好性、実施例3で示した道路情報、実施例4で示した周辺通行者の数等に基づいて算出してもよい。これらによっても、閾値速度の精度を向上させることができる。
本実施例においては、速度の閾値に基づき、送信中止を含むデータ送信制御処理を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図22は、本実施例における車両の速度Vと送信を行う頻度Fとの関係を示すグラフである。速度Vth1を超える場合は頻度F1、速度Vth2を超えるかつVth1以下の場合は頻度F2で送信を行い、速度Vth2以下の場合は送信を中止する。例えば、実施例5と同様、F1=10回/秒、F2=1回/秒とする。
本実施例に係るデータ送信制御処理を図23に示す。この処理はイグニッションスイッチのONで始まり、OFFになるまで定期的に繰り返される。
S1001で、周期をカウントするためのタイマを更新する。S2001で速度の閾値Vth1決定処理を行い、S3001で速度の閾値Vth2決定処理を行う。S1003で、車速センサ121において検出した自車両の速度を取得する。
S3002で、速度がVth2以下と判定された場合、ステップS3003へ進む。S3003では、周期を無効化して送信を行わずにステップS1001へ戻る。S3002で、速度がVth2を超えてかつVth1以下と判定された場合、ステップS3004へ進む。S3004では、周期をF2の逆数に変更する。S3002で、速度がVth1を超えると判定された場合、ステップS3005へ進む。S3005では、周期をF1の逆数に変更する。
S1007で肯定、すなわちタイマでカウントされた時間が設定された周期に達している場合、S1008で送信装置411に対して送信を指示し、S1009でタイマをリセットする。一方、S1007で否定、すなわち設定された周期に達していない場合、ステップS1001へ戻る。
Vth2決定処理(S3001)としては、徐行のように車両が直ちに停止できる速度、例えば、時速10kmを閾値Vth2として決定してもよい。相手を肉眼で認識した後でも直ちに停止できるほど遅い速度であれば、予め相手の位置を把握しておく必要性は極めて低いからである。また、閾値Vth2を時速0km、つまり停止中のみ送信を中止するようにしてもよい。その他、交差点までの距離、停止距離、視界の良好性、道路情報、周辺通行者の数を考慮して算出してもよい。
以上のように、閾値Vth2を設定し、それ以下の速度の場合には送信を中止することにより、通信量をさらに削減することができる。例えば、いずれかが赤信号の交差点や片側の車線が渋滞中の道路などにおいて、大幅に通信量を削減することができる。
本実施例においては、自車両が衝突する危険度合いを増減する要因として、周辺の道路情報に基づきデータ送信制御を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図24は、本実施例に係るデータ送信制御処理のフローチャートである。この処理はイグニッションスイッチのONで始まり、OFFになるまで定期的に繰り返される。
S1001で、周期をカウントするためのタイマを更新する。S1301で、GPS101、ジャイロセンサ121、車速センサ121から自車両の位置を検出する。S1302で、ナビゲーションシステム500のデータベース510から、自車両の位置に対応する道路情報を取得する。
S4001で肯定、すなわち道路情報が高速道路であれば、S3004で周期をF2の逆数に変更する。高速道路であれば、見通しも良く、歩行者や交差点を想定する必要がないため、相手の位置を把握しておく必要性は低いからである。
一方、S4001で否定、すなわち道路情報が高速道路でない場合は、S4002ないしS4005の比較を行う。S4002で肯定すなわち交差点付近である場合、もしくはS4993で否定すなわち優先道路でない場合、もしくはS4004で否定すなわち幅員が狭い場合、もしくはS4005で肯定すなわちスクールゾーンである場合には、S3005で周期をF1の逆数に変更する。これらのうちいずれかに該当する場合は、衝突を生ずる可能性の高い場所を走行中だからである。交差点のように見通しが悪い場所では、歩行者の飛び出しや車両との衝突事故に留意する必要がある。また、スクールゾーンでは子供の通行に留意する必要がある。
逆に、S4002で否定すなわち交差点付近でなく、S4003で肯定すなわち優先道路であり、S4004で肯定すなわち幅員が広く、S4005で否定すなわちスクールゾーンでない場合には、S3004で周期をF2の逆数に変更する。
具体的なF1、F2の値として、例えば実施例5と同様、F1=10回/秒、F2=1回/秒とする。
S1007で肯定、すなわちタイマでカウントされた時間が設定された周期に達している場合、S1008で送信装置411に対して送信を指示し、S1009でタイマをリセットする。一方、S1008で否定、すなわち周期に達していない場合、ステップS1001に戻る。
このように、周辺の道路情報を用いることによっても、場所に応じた衝突の危険性の違いに基づいて、従来よりも通信量を削減することができる。
なお、本実施例においては複数の道路情報を組み合わせて用いたが、いずれか1つのみを用いてもよい。また、道路情報としてはこれらの他、駅、公園、学校付近など通行者の往来が多い場所、交通事故の多発する場所などの道路情報や、通学時間帯および休日など日時を用いてもよい。
本実施例においては、自車両が衝突する危険度合いを増減する要因として、周辺の通行者の数に基づきデータ送信制御を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図25は、本実施例に係るデータ送信制御処理のフローチャートである。この処理はイグニッションスイッチのONで始まり、OFFになるまで定期的に繰り返される。
S1001で、周期をカウントするためのタイマを更新する。S1401で、通行者算出処理を行う。S5001で肯定、すなわち算出した通行者の数が一定値以上である場合、S3005で周期をF1の逆数に変更する。一方、S5001で否定、すなわち一定値未満の場合、S3004で周期をF2の逆数に変更する。周囲に存在する通行者が多ければ、衝突を生ずる危険性も高くなるからである。例えば、一定値として5人とし、F1およびF2は実施例5と同様、F1=10回/秒、F2=1回/秒とする。
S1007で肯定、すなわちタイマでカウントされた時間が設定された周期に達している場合、S1008で送信装置411に対して送信を指示し、S1009でタイマをリセットする。一方、S1008で否定、すなわち周期に達していない場合、ステップS1001に戻る。
このように、周辺の通行者の数を考慮することによっても、衝突の生ずる危険性に応じて、従来よりも通信量を削減することができる。
本実施例においては、自車両が衝突する危険度合いを増減する要因として、自車両が走行する車線に応じてデータ送信制御を行う。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図26は、本実施例に係るデータ送信制御処理のフローチャートである。この処理はイグニッションスイッチのONで始まり、OFFになるまで定期的に繰り返される。
S1001で、周期をカウントするためのタイマを更新する。S6001で、自車両の走行車線検出処理を行う。
図27は、走行車線検出処理(S6001)のフローチャートである。S1301で自車両の位置を検出する。図6101で、ナビゲーションシステム500のデータベース510から、自車両の位置に対応する道路情報を取得する。道路情報としては、地図データの他、車線数や車線の位置も取得する。S6102では、S6101において取得した道路情報に、S1301において取得した自車両の位置をマッピングし、どの車線を走行しているか判断する。
S6002で肯定、すなわちS6001で検出した走行車線が最左車線である場合、S3005で周期をF1の逆数に変更する。一方、S6002で否定、すなわち最左車線でない場合、S3004で周期をF2の逆数に変更する。例えば、片側3車線ある道路の最左車線を走行していた場合はS3005の処理を、中央寄りの2車線いずれかを走行していた場合はS3004の処理を行う。なお、送信頻度は2値でなく、走行する車線が中央に近くなるにつれて送信頻度を低くしてもよい。中央に近いほど、交差する車線に対する死角が小さい、つまり見通しが良いからである。
S1007で肯定、すなわちタイマでカウントされた時間が設定された周期に達している場合、S1008で送信装置411に対して送信を指示し、S1009でタイマをリセットする。一方、S1008で否定、すなわち周期に達していない場合、ステップS1001に戻る。
このように、自車両が走行する車線を考慮することによっても、通信量を削減することができる。なお、前述実施例で示した頻度決定前処理(S1002)や速度の閾値Vth1決定処理(S2001)において、自車両が走行する車線を考慮して各値を決定してもよい。
歩行者用通信装置の構成図である。 車両用通信装置の構成図である。 車両用通信装置と歩行者用通信装置との通信フローを示す図である。 応答データのメッセージフレームを示す図である。 交差点における車両と通行者の位置を示す図である。 警告を発する画面および音声の一例である。 警告を発する画面の一例である。 実施例1に係るデータ送信制御処理のフローチャートを示す図である。 実施例1に係る速度と頻度の関係を示すグラフである。 実施例1に係る頻度決定前処理のフローチャートを示す図である。 タイヤの路面摩擦係数、定数α、定数βの具体値を示す図である。 高速車両と低速車両と通行者との通信イメージを示す図である。 実施例1に係る通信タイミングを示す図である。 実施例2に係る頻度決定前処理のフローチャートを示す図である。 実施例3に係る頻度決定前処理のフローチャートを示す図である。 実施例4に係る頻度決定前処理のフローチャートを示す図である。 実施例4に係る通行者算出処理のフローチャートを示す図である。 実施例5に係る速度と頻度の関係を示すグラフである。 実施例5に係るデータ送信制御処理のフローチャートを示す図である。 実施例5に係る速度の閾値Vth1決定処理のフローチャートを示す図である。 実施例6に係る速度の閾値Vth1決定処理のフローチャートを示す図である。 実施例7に係る速度と頻度の関係を示すグラフである。 実施例7に係るデータ送信制御処理のフローチャートを示す図である。 実施例8に係るデータ送信制御処理のフローチャートを示す図である。 実施例9に係るデータ送信制御処理のフローチャートを示す図である。 実施例10に係るデータ送信制御処理のフローチャートを示す図である。 実施例10に係る走行車線検出処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
10、11、12 車両
20、21、22 通行者
40 応答データ
41 第1ビット範囲(種別)
42 第2ビット範囲(位置情報)
43 第3ビット範囲(位置測位時間)
44 第4ビット範囲(移動方位)
45 第5ビット範囲(移動速度)
50 歩行者用通信装置
60 車両用通信装置
100、101 GPS
110、111 ジャイロセンサ
120 速度センサ
121 車速センサ
200、201 外部コネクタ
210、211 外部機器
300、301 情報処理装置
310、311 メモリ
320 車両制御装置
400、401 無線装置
410、411 送信装置
420、421 受信装置
500 ナビゲーションシステム
510 データベース
600 カメラ
700 スピーカ
710 表示装置

Claims (24)

  1. 応答データの送信を求める所定データを定期的に送信する送信手段と、
    自車両が衝突する危険度合いを増減する要因を検出する要因検出手段と、
    前記要因検出手段において検出された要因に基づいて前記所定データを送信する頻度を変更する頻度変更手段とを有する通信装置であって、
    前記要因検出手段は、
    自車両の速度を検出する自車速検出手段と、
    視界の良好性を検出する視界検出手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記自車速検出手段において検出された自車両の速度及び前記視界検出手段において検出された視界の良好性に基づいて前記頻度を変更することを特徴とする通信装置。
  2. 応答データの送信を求める所定データを定期的に送信する送信手段と、
    自車両が衝突する危険度合いを増減する要因を検出する要因検出手段と、
    前記要因検出手段において検出された要因に基づいて前記所定データを送信する頻度を変更する頻度変更手段とを有する通信装置であって、
    前記要因検出手段は、
    前記応答データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した応答データから通行者を識別するとともに、前記通行者の位置を検出する通行者位置検出手段と、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記自車位置検出手段により検出した自車両の位置に対して所定距離内に存在する前記通行者の数を計測する通行者数計測手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記通行者数計測手段において計測された通行者の数が多いほど前記頻度を高くし、少ないほど前記頻度を低くすることを特徴とする通信装置。
  3. 前記要因検出手段は、自車両の速度を検出する自車速検出手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記自車速検出手段において検出された自車両の速度に基づいて前記頻度を変更することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  4. 前記頻度変更手段は、前記自車両の速度の減少にともなって前記頻度を低くすることを特徴とする請求項1又は3に記載の通信装置。
  5. 前記頻度変更手段は、前記自車速検出手段において検出された速度が閾値以下の場合には前記閾値を超える場合よりも前記頻度を低くすることを特徴とする請求項1又は3に記載の通信装置。
  6. 前記要因検出手段は、
    地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記自車位置検出手段において検出された自車両の位置に対する道路の情報を前記道路情報記憶手段から取得する道路情報取得手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記道路情報取得手段において取得した道路情報に基づいて前記頻度を変更することを特徴とする請求項1ないしいずれかに記載の通信装置。
  7. 前記頻度変更手段は、前記道路情報が見通しの良い場所である場合には、見通しの悪い場所である場合よりも前記頻度を低くすることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  8. 前記頻度変更手段は、前記道路情報が幅員の広い道路である場合には、幅員の狭い道路である場合よりも前記頻度を低くすることを特徴と する請求項に記載の通信装置。
  9. 前記頻度変更手段は、前記道路情報が優先道路である場合には、優先道路でない場合よりも前記頻度を低くすることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  10. 前記頻度変更手段は、前記頻度変更手段は、前記道路情報が通行者の往来が少ない場所である場合には、通行者の往来が多い場所である場合よりも前記頻度を低くすることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  11. 前記要因検出手段は、
    地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記自車位置検出手段において検出された自車両の位置に対する道路の法定速度を前記道路情報記憶手段から取得する法定速度取得手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記法定速度取得手段において取得した法定速度を前記閾値と定めることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  12. 前記要因検出手段は、
    所定距離で安全に停止可能な速度を算出する停止可能速度算出手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記停止可能速度算出手段において算出された速度を前記閾値と定めることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  13. 前記要因検出手段は、
    地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記自車位置検出手段において検出された自車両の位置に基づき、前記地図情報記憶手段から交差点の位置を取得する交差点位置取得手段とを有し、
    前記停止可能速度算出手段は、前記自車両の位置から前記交差点までの距離を前記所定距離と定めることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記要因検出手段は、
    自車両の停止距離を推定する停止距離推定手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記停止距離推定手段において推定された停止距離に基づいて前記閾値を定めることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  15. 前記要因検出手段は、
    視界の良好性を検出する視界検出手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記視界検出手段において検出された視界の良好性に基づいて前記閾値を定めることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  16. 前記要因検出手段は、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記自車両の位置に基づいて自車両が走行する車線を検出する走行車線検出手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記走行車線検出手段において検出した走行車線に応じて前記閾値を定めることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  17. 前記要因検出手段は、
    前記応答データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した応答データから通行者を識別するとともに、前記 通行者の位置を検出する通行者位置検出手段と、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記自車位置検出手段により検出した自車両の位置に対して所定距離内に存在する前記通行者の数を計測する通行者数計測手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記通行者数計測手段において計測された通行者の数に基づいて前記閾値を定めることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  18. 前記応答データは、少なくとも位置情報と種別情報とを含むことを特徴とする請求項又は17に記載の通信装置。
  19. 前記要因検出手段は、
    地図情報とともに道路に関する情報とが蓄積された道路情報記憶手段と、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記自車位置検出手段において検出された自車両の位置に対する道路の情報を前記道路情報記憶手段から取得する道路情報取得手段とを有し、
    前記頻度変更手段は、前記道路情報取得手段において取得した道路情報に基づいて前記閾値を定めることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  20. 前記頻度変更手段は、前記道路情報が見通しの良い場所である場合には、見通しの悪い場所である場合よりも前記閾値を上げることを特徴とする請求項19に記載の通信装置。
  21. 前記頻度変更手段は、前記道路情報が幅員の広い道路である場合には、幅員の狭い道路である場合よりも前記閾値を上げることを特徴とする請求項19に記載の通信装置。
  22. 前記頻度変更手段は、前記道路情報が優先道路である場合には、優先道路でない場合よりも前記閾値を上げることを特徴とする請求項19に記載の通信装置。
  23. 前記頻度変更手段は、前記道路情報が通行者の往来が少ない場所である場合には、通行者の往来が多い場所である場合よりも前記閾値を上げることを特徴とする請求項19に記載の通信装置。
  24. 応答データの送信を求める所定データを定期的に送信する送信手段と、
    自車両が衝突する危険度合いを増減する要因を検出する要因検出手段と、
    前記要因検出手段において検出した要因に基づいて前記所定データを送信する頻度を変更する頻度変更手順と、
    前記頻度に基づいて前記送信手段から前記所定データの送信を行う送信手順とを有する制御方法であって、
    前記要因検出手段は、
    前記応答データを受信する受信手段と、
    自車両の位置を検出する自車位置検出手段とを有し、
    前記頻度変更手順は、
    前記受信手段において前記応答データを受信し、
    前記応答データが通行者からの送信であることを識別し、
    前記応答データから前記通行者の位置を算出し、
    前記自車位置検出手段から自車両の位置を取得し、
    前記自車両の位置から所定距離内に存在する前記通行者の数を計測し、
    前記通行者の数が多いほど前記頻度を高くし、少ないほど前記頻度を低くすることを特徴とする制御方法。
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