JP4487672B2 - 危険領域設定装置 - Google Patents

危険領域設定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4487672B2
JP4487672B2 JP2004215136A JP2004215136A JP4487672B2 JP 4487672 B2 JP4487672 B2 JP 4487672B2 JP 2004215136 A JP2004215136 A JP 2004215136A JP 2004215136 A JP2004215136 A JP 2004215136A JP 4487672 B2 JP4487672 B2 JP 4487672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
dangerous area
dangerous
danger
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004215136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006039697A (ja
Inventor
清貴 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004215136A priority Critical patent/JP4487672B2/ja
Publication of JP2006039697A publication Critical patent/JP2006039697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4487672B2 publication Critical patent/JP4487672B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、車両と物体との衝突を防ぐための危険領域設定装置に関する。
車両と物体との衝突を防ぐために、たとえば、特許文献1に開示されている横断物の検出装置が用いられる。
特許文献1に記載の検出装置によれば、走行路の中心位置と物体の移動方向とに基づき、走行路中心に向かう物体を横断者として検出する。そして、検出装置は、横断者の平均移動速度から横断者が走行路に達するまでの時間と走行路を通過し終える時間とを算出し、自車両が横断者と同距離の点に達する時間と比較することによって危険判定を実施する。
特開平9−226490号公報
しかしながら、特許文献1に記載の検出装置においては、横断者の平均移動速度から算出した通過時間に基づいて衝突する危険性を判定しているため、歩行者等の急な動きの変化に対して瞬時に追従することができない。
たとえば、自転車が車道を横断している場合、自転車の平均移動速度によっては、自車両が通過する以前に自転車は車道を横断し終えるために衝突の危険性はないと判定される。そのため、自転車が横断途中で転倒した場合でも、その時点までの平均移動速度に基づくため、瞬時には衝突の危険性があると判定されない。また、左側の歩道に立っていた子供が急に車道へ飛び出した場合、平均移動速度が一定値に達した後にはじめて衝突の危険性が判定される。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、自車両と衝突する可能性がある物体の検知漏れを低減する危険領域設定装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、物体の位置を検出する物体位置検出手段と、前記物体位置検出手段において前記物体の位置が検出された場合において、前記物体の位置を基準とした所定の領域を常時定める物体領域設定手段と、自車両についての危険領域を設定する対象範囲を常時定める対象範囲設定手段と、前記対象範囲と前記物体領域との重複部分を検出する重複部分検出手段と、前記重複部分検出手段において重複部分が検出された場合に、前記重複部分に基づき前記危険領域を常時設定する危険領域設定手段と、前記物体位置検出手段において第1物体の位置と第2物体の位置とが検出された場合に、前記第1物体の危険領域と前記第2物体の危険領域との重複を判定する危険領域重複判定手段と、前記危険領域重複判定手段において重複すると判定された場合に、前記第1の物体の危険領域と前記第2の物体の危険領域との重複部分の領域を、前記第1の物体の危険領域及び前記第2の物体の危険領域に追加して新たに危険領域を設定する危険領域再設定手段とを備えることを特徴とする。
このように、自車両が対象とする範囲内において、物体の位置に対してある一定の余裕を持った領域との重複部分を用いることにより、物体の急な進路変更等を考慮した危険領域の設定が可能となる。そして、検出した物体について重複部分があった場合には、常時危険領域を設定することにより、危険となる可能性を有する物体の検出漏れを低減することができる。また、複数の物体がかたまって存在していることを識別することができる。
また、対象範囲設定手段は、自車両が走行する可能性のある道路領域を検出する道路領域検出手段とを備え、道路領域を対象範囲として定めてもよいし、境界線を設定する境界線設定手段とを備え、境界線で区切られた所定の範囲を対象範囲として定めてもよい。これにより、危険領域を設定する対象範囲を適切に定めることができる。
請求項5に記載の発明は、境界線設定手段は、自車両の周辺環境を検出する周辺環境検出手段とを備え、周辺環境に基づいて境界線を設定する位置を変更することを特徴とする。
すなわち、自車両が走行する道路の周辺環境によって、危険領域の設定対象とすべき範囲は異なると考えられる。例えば、複数の車線がある場合、自車両が走行する車線に境界線を設定すればよいし、中央分離帯のある道路であれば自車両の左側のみに境界線を設定すればよい。このように、周辺環境を考慮することによって、適切な位置に境界線を設定することができる。
請求項6に記載の発明は、危険領域設定手段は、重複部分検出手段において重複部分が検出されなかった場合、危険領域を設定しないことを特徴とする。これにより、危険となる可能性のない物体に対する無駄な危険領域の設定を省くことができる。
請求項7に記載の発明は、物体領域設定手段は、物体の移動速度を検出する物体移動速度検出手段と、物体移動速度検出手段において検出された移動速度と所定時間との乗算により物体の移動距離を推定する物体移動距離推定手段とを備え、物体移動距離推定手段において推定された移動距離に応じて物体領域を定めることを特徴とする。
このように、物体の移動距離を用いることにより、物体の位置に対してある一定の余裕を持った領域を適切に設定することができる。
また、物体移動距離推定手段は、物体の移動速度が所定値以下の場合、乗算値を超える値を用いて移動距離を推定してもよい。
移動距離の推定にこのような条件を付けることにより、物体の移動速度がゼロもしくは極めて遅い場合であっても、物体の位置に対してある一定の余裕を持った範囲を危険領域として設定することができる。従って、例えば、路側帯に立っている歩行者に対しても、予め危険領域を設定しておくことが可能となる。
請求項9に記載の発明は、危険領域設定手段は、物体の位置が対象範囲内か否かを判定する物体位置判定手段とを備え、物体位置判定手段における判定結果に応じて、危険領域の大きさを変更することを特徴とする。
すなわち、物体が対象範囲内に位置する場合は、対象範囲外に位置する場合よりも危険領域を広く設ける。このように、危険領域の大きさによって、より危険であることを示すことができる。例えば、車道と歩道との境目に境界線を設定した場合、歩道を通行している歩行者と、車道を通行している歩行者とでは、後者に対してより注意を払う必要があると考えられる。従って、対象範囲と物体との位置関係から危険領域の大きさを変えることにより、危険度合いを考慮した危険領域の設定が可能となる。
また、危険領域設定手段は、物体の移動方位を検出する物体移動方位検出手段とを備え、物体の移動方位に応じて危険領域の大きさを変更してもよいし、物体の移動速度を検出する物体移動速度検出手段とを備え、物体の移動速度に応じて危険領域の大きさを変更してもよいし、物体の位置から重複部分までの距離に応じて危険領域の大きさを変更してもよい。さらに、危険領域設定手段は、重複部分を危険領域として設定することを特徴としてもよい。
例えば、物体が対象範囲外に位置する場合、物体の移動方位、移動速度、対象範囲までの距離によって、対象範囲内に進入する可能性は変化する。すなわち、物体の移動方位が対象範囲の方向であり、物体の移動速度が速いもしくは物体が対象範囲に近いときは進入する可能性が高い。従って、これらの要因を考慮することにより、適切な危険領域を設定することができる。また、重複部分は、物体の移動速度と対象範囲までの距離を考慮した領域であるため、同様の効果を奏する。
請求項13に記載の発明は、自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、物体の位置と自車両の位置とに基づいて、危険領域に対する危険度合いを設定する危険度設定手段とを備えることを特徴とする。
このように、自車両と物体との位置関係に応じた危険度合いを設定することにより、各々の危険領域の位置および大きさだけでなく、その危険度合いも提示することが可能となる。
また、危険度設定手段は、物体の移動方位を検出する物体移動方位検出手段とを備え、物体の移動方位に応じて危険度合いを変更してもよい。
すなわち、物体が同一の方位に移動し続けるとすると、自車両が進行する地点に向かって移動している物体の方が危険度合いは高いと言える。このように、物体の移動方位に応じて危険度合いを設定することにより、危険度合いの設定精度を上げることができる。
また、物体位置検出手段において第1物体の位置と第2物体の位置とが検出された場合に、第1物体の危険領域と第2物体の危険領域との重複を判定する危険領域重複判定手段と、危険領域重複判定手段において重複すると判定された場合に、第1物体の危険領域の危険度合いと第2物体の危険領域の危険度合いとを用いて新たに危険度合いを設定する危険度再設定手段とを備えることを特徴としてもよい。
このように、危険領域が重複する場合は危険度合いを高く設定することにより、物体がかたまって存在していて危険度合いが高いことを示すことができる。
請求項16に記載の発明は、危険領域に基づき、自車両の運転者に対して警報を出力する警報手段とを備えることを特徴とする。これにより、自車両の運転者に対して危険な物体の存在を知らせることができる。また、警報手段は、危険度合いに応じた警報を出力することを特徴としてもよい。これにより、自車両の運転者に対し、危険な物体の存在だけでなく、その危険度合いも知らせることができる。
請求項18に記載の発明は、危険領域に基づき、自車両の走行を制御する走行制御手段とを備えることを特徴とする。これにより、自車両と物体との衝突を回避すべく、走行を制御することが可能となる。
また、請求項19に記載の発明は、危険領域に基づき、物体に対して危険を通知する通知手段とを備えることを特徴とする。これにより、自車両の運転者だけでなく物体に対しても、危険を知らせることができる。
本発明の実施形態に係る危険領域設定装置を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施例により限定されず、本発明の思想を体現するすべての態様を含む。
[実施例1]
図1は、本実施例で用いられる歩行者用端末装置100の構成図である。この歩行者用端末装置100は、歩行者以外にも車椅子や自転車に乗った人など広く用いられるものであり、GPS(グローバルポジショニングシステム)111、ジャイロセンサ112、速度センサ113、外部コネクタ121、情報処理装置131、メモリ132、無線装置141から構成される。
GPS111は、図示しないGPS衛星から送信されるGPS信号を受信して測位を行う。ジャイロセンサ111は歩行者の回転変位から移動方位を検出するものであり、速度センサ113は歩行者の移動速度を検出するものである。情報処理装置131は、これらGPS111、ジャイロセンサ112、速度センサ113からの入力信号に基づき、歩行者の位置を算出し、メモリ132に格納する。
無線装置141は、無線通信によりデータを送受信するものであり、情報処理装置131からの指示に基づいて他の無線装置に対してデータを送信する。他の無線装置から送信されたデータを無線装置141が受信した場合には、情報処理装置131が受信データの解析を行う。
外部コネクタ121は、携帯電話やパーソナルコンピュータなど必要に応じて接続される外部機器122とのインタフェースである。
図2は、本発明に係る危険領域設定装置(以下、車両用端末装置と記す)200の構成図である。車両用端末装置200は、GPS211、ジャイロセンサ212、車速センサ213、外部コネクタ221、情報処理装置231、メモリ232、無線装置241、ナビゲーションシステム251、表示装置261、スピーカ271から構成される。
GPS211は、図示しないGPS衛星から送信されるGPS信号を受信して測位を行う。ジャイロセンサ212は車両の回転変位から移動方位を検出するものであり、車速センサ213は自車両の速度を検出するものである。情報処理装置231は、これらGPS211、ジャイロセンサ212、車速センサ213からの入力信号に基づき、自車両の位置を算出し、メモリ232に格納する。
無線装置241は、無線通信によりデータを送受信するものである。無線装置241が、情報処理装置231の指示により歩行者用端末装置100に対して位置の問い合わせデータを送信すると、歩行者用端末装置100の無線装置141がこれを受信する。そして、歩行者用端末装置100の無線装置141が、歩行者自身の位置情報を含んだデータを送信する。無線装置241がこのデータを受信し、情報処理装置231が歩行者の現在位置を算出する。
ナビゲーションシステム251は、地図に関する情報が蓄積されたデータベース252を有している。ナビゲーションシステム251は、情報処理装置231の指示により、自車両の位置から目的地までの経路を探索、設定する。
外部コネクタ221は、携帯電話やパーソナルコンピュータなど外部機器222とのインタフェースである。外部機器222は、データベース252から情報を取得できない場合など、必要に応じて接続されるものである。
表示装置261およびスピーカ271は、地図の提示、目的地までの経路案内、車両や歩行者など相手位置の提示を行うものである。また、自車両の周囲に衝突の危険性を有する物体が存在する場合、表示装置261は物体の位置や危険領域を表示し、スピーカ271は警告音を発する。そして、情報処理装置231が、必要に応じて車内LANで接続された車両制御装置233に信号を送る。車両制御装置233は、受信した信号に基づき、衝突を回避するよう車両の走行を制御する。
図3は、歩行者用端末装置100の無線装置141が送信する応答データ300のメッセージフレームを示す。第1のビット範囲301は種別を示し、例えば歩行者もしくは自転車、又は自動車といった識別が可能となる。第2のビット範囲302は位置情報を示し、緯度や経度等の情報が含まれる。第3のビット範囲203は位置測位時間を示し、位置情報を計測した時刻が記載される。第4のビット範囲204は移動方位を示し、歩行者の移動している方角を表す。第5のビット範囲205は移動速度を示し、歩行者の移動する速度を表す。応答データ300は、これら以外にも個人識別情報やテキストなどを含んでいてもよい。
無線装置141、241における通信方式は、例えば、無線LANにおけるアドホックモードである。アクセスポイントを介さない方が、位置情報の取得に対するリアルタイム性が高いからである。
図4は、本発明に係る危険領域設定装置が利用される状況の一例である。自車両11および他車両12は交差点に向かって走行中であり、歩行者21ないし27は交差点付近を移動中である。自車両11は、左端31から右端32までの幅員W1を有する道路30のうち中央線33の左側車線を走行している。ここで、自車両11および他車両12はそれぞれ車両用端末装置200を備えており、歩行者21ないし27はそれぞれ歩行者用端末装置100を有している。
図5は、本実施例に係るメインフローチャートを示す図である。この処理は、情報処理装置231において、イグニッションスイッチのONからOFFまで所定のタイミング毎に繰り返し行われる。
S1001で、無線装置241が自車両11の周囲に対して位置情報の応答を求めるデータの送信を行う。例えば、無線装置241がこのデータを歩行者21に送信すると、歩行者21の無線装置141がこれを受信し、情報処理装置131がデータの解析を行う。そして、歩行者21の無線装置141が、自車両11に対して応答データ300を送信する。S1002で否定と判断された場合、無線装置241は歩行者21から送信される応答データ300を待つ。S1002で肯定と判断された場合、すなわち無線装置241が歩行者21からの応答データ300を受信した場合は、S1003へ進む。なお、歩行者21の位置情報や移動速度は、図示しないカメラや、図示しないレーザレーダを用いて検出してもよい。
S1003で、情報処理装置231は、GPS211、ジャイロセンサ212、車速センサ213からの入力信号に基づき、自車両の位置を算出する。S1004で、情報処理装置231は、ナビゲーションシステム251から地図データを取得して、自車両11が走行する可能性のある道路30を検出し、危険領域を設定する対象範囲とする。なお、道路30は、図示しないカメラで撮影した画像を解析して検出してもよい。S1005で、情報処理装置231は危険領域の設定を行う。この処理については後述する。
S1006で肯定と判断された場合、すなわち周囲に存在する歩行者21ないし27および他車両12に対して、S1001からS1005までの処理を終えた場合は、S1007へ進む。一方、S1006で否定と判断された場合、すなわち全てについて処理を終えていない場合は、S1001へ戻る。
S1007では、表示装置261およびスピーカ271が、運転者に対して衝突の危険がある旨の警報を行う。ディスプレイ等の表示装置261は、他車両12および歩行者21ないし27に対する危険領域を表示する。危険領域は、各物体の位置とともに、ナビゲーションシステム251から取得した地図データに重ねて表示してもよい。また、スピーカ271は、警告音もしくは音声を発生する。これにより、運転者は他車両12および歩行者21ないし27の存在、および衝突する危険がある旨を知ることができる。そして、運転者は、減速や転舵等衝突を回避するための措置を講じることができる。
図6は、自車両11における危険領域の表示の一例を示す。多角形41ないし46が、他車両12および歩行者21ないし26に対する危険領域である。
次に、危険領域設定処理(S1005)について、図7のフローチャートおよび図8を用いて説明する。
歩行者21は、図8に示すように道路30の左端31から右端32に向けて横断中であり、矢印61がその移動方位を示している。
S1101で、情報処理装置231は、歩行者21の位置に相当する点p1を中心とした円51を物体に対する領域として定める。危険領域設定処理(S1005)は所定タイミングで繰り返されるため、請求項1で記載したように、物体が検出された場合には物体に対する領域を常時定めることとなる。円51の半径r1は、歩行者21の微小時間dtにおける移動距離の推定値である。移動距離は、受信した応答データ300の移動速度305に微小時間dtを乗じた値とする。微小時間dtは、例えば2秒であり、歩行者21が秒速1.2[m]で移動している場合、半径r1は2.4[m]となる。
ここで、仮に、歩行者21が停止もしくはほとんど移動していなかったとすると、半径r1はゼロもしくは極小値となり、急な動きに備えるための範囲が十分に確保できない。従って、例えば歩行者21が秒速0.5[m]以下で移動しているときでも、情報処理装置231は移動距離の推定値、つまり半径r1として1[m]を確保する。
S1102で、情報処理装置231は、対象範囲30と物体領域51との重複部分の有無を判定する。S1102で肯定と判断された場合はS1103へ進み、否定と判断された場合は危険領域を設定せずに処理を終了する。
S1103で、情報処理装置231は、危険領域の前後方向について定める。前後方向とは、自車両11の前後を示す方向を意味する。前後方向の長さLv1は、点p1を中心とした位置からそれぞれ移動距離の推定値r1の余裕をもたせた長さである。前述のように半径r1が2.4[m]の場合、前後方向の長さLv1は4.8[m]となる。
S1104で、情報処理装置231は、危険領域の左右方向について定める。左右方向とは、自車両11の幅を示す方向を意味する。左右方向の長さLh1は、例えば道路30の幅員W1とする。
S1105で、情報処理装置は、S1103およびS1104で定めた前後方向および左右方向の長さを有する矩形領域を、図8に示すように危険領域41として設定する。危険領域設定処理(S1005)は所定タイミングで繰り返されるため、請求項1で記載したように、重複部分がある場合には危険領域を常時設定することとなる。なお、危険領域41の形状は、円形状など矩形以外でもよい。
以上のように危険領域41を設定することにより、仮に歩行者21が急に左端31に向かって逆戻りしたとしても、情報処理装置231は、その移動先を予め危険領域41の中に含めておくことができる。また、歩行者21が停止していたとしても、一定の危険領域を設定することができる。従って、停止状態からの急な飛び出し等に対しても、情報処理装置231は、その移動先を予め危険領域41の中に含めておくことができる。
また、対象範囲30と物体領域51とが重複しない場合は、自車両と衝突する危険性はないとして、危険領域41の設定を省くことができる。
なお、本実施例では警報まで行ったが、危険領域41の設定までを行うとしてもよい。情報処理装置231が車両制御装置233へ危険領域を通知し、車両制御装置233が減速や転舵等の制御をすることも可能である。これにより、運転者が措置を講じなかった場合でも、車両制御装置233が歩行者21との衝突を回避するよう自車両11の走行を制御することができる。
また、本実施例では表示装置261等が運転者に対して警報したが、無線装置241が歩行者用端末装置100に対して警報してもよい。例えば、無線装置241は、歩行者21から見た自車両11の方位を送信データに含めて、衝突の危険がある旨を歩行者用端末装置100に対して送信する。無線装置141がこのデータを受信することにより、歩行者21も衝突の危険および自車両11の方向を知ることができる。これにより、歩行者21自身が移動することによっても、衝突を回避することが可能となる。
[実施例2]
本実施例においては、前述実施例と異なる危険領域の設定を行う処理について説明する。前述実施例と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図9は、本実施例に係るメインフローチャートを示す図である。S1001で、無線装置241が自車両11の周囲に対して位置情報の応答を求めるデータの送信を行う。S1002で否定と判断された場合、無線装置241は応答データ300の到着を待つ。S1002で肯定と判断された場合、すなわち無線装置241が応答データ300を受信した場合は、S1003へ進む。S1003で自車両の位置を取得した後は、S2001で対象範囲を特定するための境界線設定処理を行う。
図10は、境界線設定処理(S2001)のフローチャートである。S2101で、情報処理装置231は、ナビゲーションシステム251からS1003において取得した自車両の位置に対する地図データを取得する。ここでは、道路地図の他、車線数、幅員、中央分離帯の有無等を取得する。S2102で、情報処理装置231は、車速センサ213において検出された自車両の速度を取得し、S2103で地図データ上に自車両の現在位置をマッピングする。これにより、情報処理装置231は、自車両がどの車線を走行しているか等を把握することができる。なお、車線数等は、図示しないカメラや図示しないレーザレーダを用いて検出してもよい。
S2104で、情報処理装置231は、左境界線の設定が必要か否か判定する。複数車線ある道路の中央寄り車線を走行している場合や、高速道路で最左車線を走行している場合のように監視する必要性が低いときは、左境界線の設定および自車両左側の危険領域の設定を省略することができる。これにより、危険領域設定装置における処理負荷を軽減することができる。
S2104で肯定と判断された場合、すなわち左境界線の設定が必要と判定された場合、S2105で、情報処理装置231は左境界線を設定する。左境界線は、路側帯を示す白線としてもよいし、走行中車線と自車両の位置とを基準として左へX[m]の位置としてもよいし、道路30の左端31としてもよい。また、自車両11の速度に応じて変えてもよいし、道路30の形状に合わせて曲線としてもよい。一方、S2104で否定と判断された場合、すなわち左境界線は不要と判定された場合はS2106へ進む。
S2106で、情報処理装置231は、右境界線の設定が必要か否か判定する。複数車線がある道路の最左車線を走行している場合のように監視する必要性が低いときは、右境界線の設定および自車両右側の危険領域の設定を省略することができる。一方、S2106で否定と判断された場合、すなわち右境界線は不要と判定された場合、境界線設定処理を終了する。
S2107で否定と判断された場合、すなわち中央分離帯がない場合、S2108で情報処理装置231は反対車線も含めた最右白線を右境界線とする。一方、S2107で肯定と判断された場合、すなわち中央分離帯がある場合、S2109で情報処理装置231は中央分離帯を右境界線とする。
右境界線及び左境界線ともに設定された場合、情報処理装置231は、両境界線で挟まれた領域を対象範囲として設定する。いずれか一方の境界線しか設定しなかった場合は、境界線から自車両の中心等任意の地点までを対象範囲として設定すればよい。
図4で示したように、道路30は片側1車線であり中央線33によって区切られている。従って、中央分離帯はないため、図12に示す左境界線34および右境界線35は、路側帯を区切る左右の白線に設定する。他にも、自車両11から路側帯もしくは歩道、路肩までの距離に応じて境界線の位置を定めてもよい。
次に、危険領域設定処理(S2002)について、図11のフローチャートおよび図12ないし図13を用いて説明する。
歩行者22は、図12に示すように、左境界線34及び右境界線35で区切られた対象範囲36の外側に位置しており、矢印62の方向に移動している。一方、歩行者26は、図13に示すように、対象範囲36の内側に位置しており、矢印66の方向へ移動している。
S1101で、情報処理装置231は前述実施例と同様に物体領域を定める。点p2は歩行者22の位置に相当し、円52の半径r2は歩行者22の微小時間dtにおける移動距離の推定値である。同様に、点p6は歩行者26の位置に相当し、円56の半径r6は歩行者26の微小時間dtにおける移動距離の推定値である。
S2201で、情報処理装置231は、物体が対象範囲内に位置するか否か判定する。S2201で否定と判断された場合、すなわち物体が対象範囲外に位置する場合、情報処理装置231はS2202ないしS2203の処理を行う。S2202で、情報処理装置231は対象範囲と物体領域との重なりから前後方向の長さを定める。対象範囲36外に位置する歩行者22の場合、重複部分の線分が前後方向の長さLv2である。S2203で、情報処理装置231は、移動速度と対象範囲までの距離に基づいて危険領域の左右方向を設定する。図12では、物体領域である円52の外周までの距離が左右方向の長さLh2である。左右方向の長さLh2は、移動速度が速ければ長くしたり、中心p2が対象範囲36から遠ければ短くしたり、移動方位が対象範囲の内側に向かっていれば長くしたりしてもよい。
一方、S2201で肯定と判断された場合、すなわち物体が対象範囲内に位置する場合、情報処理装置231はS2204ないしS2205の処理を行う。S2204で、情報処理装置231は円52の直径から前後方向の長さを定める。対象範囲36内に位置する歩行者26の場合、円56の直径Lv6が前後方向の長さである。S2205で、情報処理装置231は危険領域の左右方向の長さを定める。情報処理装置231は、例えば、もう一方の境界線(左境界線35)までや、自車両11の中心線37までを左右方向の長さとする。図13では、右境界線35から左境界線34までの長さLh6が左右方向の長さである。
なお、本実施例においては、物体の位置が対象範囲36の内側か否かによって、前後方向および左右方向の長さの設定を変えたが、いずれか一方のみの設定を変えるとしてもよい。
S1104で、情報処理装置231は、前後方向および左右方向から定まる矩形領域を危険領域として設定する。矩形領域42、26がそれぞれ、歩行者22、26に対する危険領域である。なお、歩行者22の場合、円52のうち右境界線35によって分割された半円47を危険領域42としてもよい。
以上と同様の処理によって、情報処理装置231は歩行者23ないし25および他車両12に対する危険領域も設定することができる。ただし、歩行者27のように対象範囲から外側へ十分離れているため物体領域と対象範囲とが重ならない場合、情報処理装置231は危険領域を設定しない。
S2206で、情報処理装置231は危険領域に対して危険度合いを設定する。物体の位置から自車両の中心を通る線までの距離に対して重みづけした値が危険度合いである。歩行者21の場合、位置p1から自車両11の中心線までの距離の逆数が危険度合いとして設定される。歩行者21が自車両11の中心線から3[m]離れているとすると、危険度合いは33である。歩行者26が自車両11の中心線37から4.5[m]離れているとすると、危険度合いは22である。これにより、物体の位置、危険領域の大きさだけでなく危険度合いについても運転者に提示することが可能となる。
また、危険度合いは、物体の位置から対象領域までの距離を基準として重みづけした値でもよいし、さらに移動方位に応じて調整した値でもよい。歩行者21の移動方位61は自車両11と反対方向であるため、情報処理装置231は危険度合いを小さい値に調整する。例えば、危険度合いを半減した値、16.5が危険度合いとなる。逆に、歩行者21が自車両11に向かって移動している場合、情報処理装置231は危険度合いを大きい値に調整する。これにより、危険度合いの精度を向上させることができる。
なお、危険度合いは危険領域全体で1つの値でなくともよい。情報処理装置231は、左右方向に対して1[m]など一定間隔で区切り、個別に危険度合いを設定することもできる。これにより、危険領域に対して細かく危険度合いを設定することが可能となる。
そして、S1006で情報処理装置231は、周囲の物体に対する危険領域設定処理(S2002)を全て終えたか否か判定する。S1006で肯定と判断された場合は、S2003へ進む。一方、S1006で否定と判断された場合は、S1001へ戻る。
S2003で、情報処理装置231は重複する危険領域が存在するか判定する。S2003で肯定と判断された場合、すなわち重複する危険領域が存在する場合、情報処理装置231はS2004で危険領域の加算を行う。一方、S2003で否定と判断された場合、すなわち重複する危険領域が存在しなければ、S2005へ進む。
図14に示すように、歩行者24と25とは近接して位置している。歩行者24、25それぞれについて、前述した危険領域設定処理(S2002)により、点線で示す危険領域48、49を定める。
情報処理装置231は、点p4を中心とした円54と左境界線34と重複する線分から前後方向の長さLv4を定め、中心p4と左境界線34との間の距離に基づいて左右方向の長さLh4を定める。これら前後方向および左右方向の長さLv4、Lh4を有する矩形領域48が、歩行者24に対する危険領域となる。
同様に、情報処理装置231は、点p5を中心とした円55と左境界線34と重複する線分から前後方向の長さLv5を定め、中心p5と左境界線34との間の距離に基づいて左右方向の長さLh5を定める。これら前後方向および左右方向の長さLv5、Lh5を有する矩形領域48が、歩行者25に対する危険領域となる。
ここで、危険領域48と49とは一部分が重複している。従って、重複している前後方向Lv45について、情報処理装置231は、左右方向の長さLh4とLh5とを加算してLh45を定める。実線で表す多角形45が、歩行者24と25とに対する危険領域となる。図6で示したように、表示装置261が危険領域45を表示することにより、歩行者が複数かたまって存在していることを強く警報することができる。
なお、左右方向の長さの加算にあたっては、移動速度や移動方位、境界線までの距離等を考慮して重みづけした上で足し合わせてもよい。さらに、それぞれの危険領域の危険度合いを加算した値を、重複部分もしくは危険領域全体の危険度合いとして設定してもよい。
そして、S2005で、ディスプレイ等の表示装置261やスピーカ271が、S2206で設定された危険度合いに応じて警報を行う。表示装置261は、色や輝度、点滅等によって危険度合いの高低を区別して危険領域を表示する。また、スピーカ271は、危険度合いに応じて警告音や音声の種類を変えたり、音量を大きくしたりする。
以上のように危険領域を設定することにより、歩行者や車両の位置、移動速度等に応じた危険領域を設定することができる。
歩行者26のように物体が境界線の内側に位置する場合、危険領域46を左右方向に広くとることによって、歩行者26が急に左端31へ移動したとしても、情報処理装置231は予め移動先も危険領域46に含めておくことができる。また、表示装置261が自車両の進行路全体に危険領域46を表示するため、運転者に対して強い警報を与えることができる。
一方、歩行者24のように物体が対象範囲外に位置する場合であっても、情報処理装置231は危険領域48を設定する。従って、歩行者22が急に対象領域内へ飛び出したとしても、予め移動先も危険領域48に含めておくことができる。
また、情報処理装置231が物体の移動速度、移動方位、および物体の位置に基づいて、対象領域内へ進入する可能性のある範囲を定めることにより、危険領域の推定精度を向上させることができる。
また、表示装置261やスピーカ271が危険度合いに応じて警報を変えることにより、運転者に対し、危険領域の位置だけでなく危険度合いについても知らせることができる。同様に、無線装置241は歩行者端末装置100に対して、情報処理装置231は車両制御装置233に対して、衝突する危険がある旨とともにその危険度合いを通知することができる。
なお、本実施例では歩行者に対する危険領域の設定を中心に説明したが、他車両12に対する危険領域44のように、車両や自転車等も対象とする。これにより、停止中の車両が急に発進する場合等に備え、予め危険を予測しておくことができる。
歩行者用通信端末の構成図である。 車両用通信端末の構成図である。 応答データのメッセージフレームを示す図である。 本発明に係る危険領域設定装置が利用される状況を示す模式図である。 実施例1に係るメインフローチャートを示す図である。 危険領域の表示の一例を示す図である。 実施例1に係る危険領域設定処理のフローチャートを示す図である。 歩行者21に対する危険領域を示す図である。 実施例2に係るメインフローチャートを示す図である。 実施例2に係る境界線設定処理のフローチャートを示す図である。 実施例2に係る危険領域設定処理のフローチャートを示す図である。 歩行者22に対する危険領域を示す図である。 歩行者26に対する危険領域を示す図である。 歩行者24および25に対する危険領域を示す図である。
符号の説明
11、12 車両
21、22、23、24、25、26、27 歩行者
30 道路
31 右端
32 左端
33 中央線
34、35 境界線
36 対象範囲
37 中心線
41、42、43、44、45、46、47、48、49 危険領域
51、52、54、55、56 円(物体領域)
61、62、66 移動方位
100 歩行者用端末装置
200 車両用端末装置(危険領域設定装置)
300 応答データ
301 第1ビット範囲(種別)
302 第2ビット範囲(位置情報)
303 第3ビット範囲(位置測位時間)
304 第4ビット範囲(移動方位)
305 第5ビット範囲(移動速度)
111、211 GPS
112、211 ジャイロセンサ
113 速度センサ
213 車速センサ
121、221 外部コネクタ
122、222 外部機器
131、231 情報処理装置
132、232 メモリ
233 車両制御装置
141、241 無線装置
251 ナビゲーションシステム
252 データベース
261 表示装置
271 スピーカ

Claims (19)

  1. 物体の位置を検出する物体位置検出手段と、
    前記物体位置検出手段において前記物体の位置が検出された場合において、
    前記物体の位置を基準とした所定の領域を常時定める物体領域設定手段と、
    自車両についての危険領域を設定する対象範囲を常時定める対象範囲設定手段と、
    前記対象範囲と前記物体領域との重複部分を検出する重複部分検出手段と、
    前記重複部分検出手段において重複部分が検出された場合に、前記重複部分に基づき前記危険領域を常時設定する危険領域設定手段と、
    前記物体位置検出手段において第1物体の位置と第2物体の位置とが検出された場合に、前記第1物体の危険領域と前記第2物体の危険領域との重複を判定する危険領域重複判定手段と、
    前記危険領域重複判定手段において重複すると判定された場合に、前記第1の物体の危険領域と前記第2の物体の危険領域との重複部分の領域を、前記第1の物体の危険領域及び前記第2の物体の危険領域に追加して新たに危険領域を設定する危険領域再設定手段とを備えることを特徴とする危険領域再設定装置。
  2. 前記危険領域再設定手段が、前記危険領域重複判定手段において重複すると判定された場合に新たに設定する危険領域は、前記第1の物体の危険領域と前記第2の物体の危険領域とを含み、且つ、前記第1の物体の危険領域と前記第2の物体の危険領域とが前後方向において重複している部分については、前記第1の物体の危険領域の左右方向長さと前記第2の物体の危険領域の左右方向長さとを加算した長さとすることを特徴とする請求項1に記載の危険領域再設定装置。
  3. 前記対象範囲設定手段は、
    前記自車両が走行する可能性のある道路領域を検出する道路領域検出手段とを備え、
    前記道路領域を前記対象範囲として定めることを特徴とする請求項1または2に記載の危険領域設定装置。
  4. 前記対象範囲設定手段は、
    境界線を設定する境界線設定手段とを備え、
    前記境界線で区切られた所定の範囲を前記対象範囲として定めることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の危険領域設定装置。
  5. 前記境界線設定手段は、
    前記自車両の周辺環境を検出する周辺環境検出手段とを備え、
    前記周辺環境に基づいて前記境界線を設定する位置を変更することを特徴とする請求項4に記載の危険領域設定装置。
  6. 前記危険領域設定手段は、前記重複部分検出手段において重複部分が検出されなかった場合に、前記危険領域を設定しないことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の危険領域設定装置。
  7. 前記物体領域設定手段は、
    前記物体の移動速度を検出する物体移動速度検出手段と、
    前記物体移動速度検出手段において検出された移動速度と所定時間との乗算により前記物体の移動距離を推定する物体移動距離推定手段とを備え、
    前記物体移動距離推定手段において推定された移動距離に応じて前記物体領域を定めることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の危険領域設定装置。
  8. 前記物体移動距離推定手段は、前記物体の移動速度が所定値以下の場合、前記乗算値を超える値を用いて前記移動距離を推定することを特徴とする請求項7に記載の危険領域設定装置。
  9. 前記危険領域設定手段は、
    前記物体の位置が前記対象範囲内か否かを判定する物体位置判定手段とを備え、
    前記物体位置判定手段における判定結果に応じて、前記危険領域の大きさを変更することを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の危険領域設定装置。
  10. 前記危険領域設定手段は、
    前記物体の移動方位を検出する物体移動方位検出手段とを備え、
    前記物体の移動方位に応じて前記危険領域の大きさを変更することを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の危険領域設定装置。
  11. 前記危険領域設定手段は、
    前記物体の移動速度を検出する物体移動速度検出手段とを備え、
    前記物体の移動速度に応じて前記危険領域の大きさを変更することを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の危険領域設定装置。
  12. 前記危険領域設定手段は、前記物体の位置から前記重複部分までの距離に応じて前記危険領域の大きさを変更することを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の危険領域設定装置。
  13. 前記自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記物体の位置と前記自車両の位置とに基づいて、前記危険領域に対する危険度合いを設定する危険度設定手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至12いずれかに記載の危険領域設定装置。
  14. 前記危険度設定手段は、
    前記物体の移動方位を検出する物体移動方位検出手段とを備え、
    前記物体の移動方位に応じて前記危険度合いを変更することを特徴とする請求項13に記載の危険領域設定装置。
  15. 前記物体位置検出手段において第1物体の位置と第2物体の位置とが検出された場合に、前記第1物体の危険領域と前記第2物体の危険領域との重複を判定する危険領域重複判定手段と、
    前記危険領域重複判定手段において重複すると判定された場合に、前記第1物体の危険領域の危険度合いと前記第2物体の危険領域の危険度合いとを用いて新たに危険度合いを設定する危険度再設定手段とを備えることを特徴とする請求項13又は14に記載の危険領域設定装置。
  16. 前記危険領域に基づき、前記自車両の運転者に対して警報を出力する警報手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至15いずれかに記載の危険領域設定装置。
  17. 前記警報手段は、前記危険度合いに応じた警報を出力することを特徴とする請求項16に記載の危険領域設定装置。
  18. 前記危険領域に基づき、前記自車両の走行を制御する走行制御手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至17いずれかに記載の危険領域設定装置。
  19. 前記危険領域に基づき、前記物体に対して危険を通知する通知手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至18いずれかに記載の危険領域設定装置。
JP2004215136A 2004-07-23 2004-07-23 危険領域設定装置 Active JP4487672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215136A JP4487672B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 危険領域設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215136A JP4487672B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 危険領域設定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006039697A JP2006039697A (ja) 2006-02-09
JP4487672B2 true JP4487672B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=35904663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004215136A Active JP4487672B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 危険領域設定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4487672B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257519A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mazda Motor Corp 車両用走行支援装置
JP4940767B2 (ja) 2006-06-05 2012-05-30 マツダ株式会社 車両周辺情報報知装置
JP4992546B2 (ja) * 2007-05-21 2012-08-08 トヨタ自動車株式会社 歩行者横断支援装置、車載装置、タグ装置
JP4965377B2 (ja) * 2007-08-02 2012-07-04 古野電気株式会社 警報制御装置
JP5150527B2 (ja) 2009-02-03 2013-02-20 株式会社日立製作所 車両用衝突回避支援装置
JP5769163B2 (ja) * 2010-05-13 2015-08-26 株式会社ユピテル 警報装置
JP5617677B2 (ja) * 2011-02-17 2014-11-05 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP6655342B2 (ja) 2015-10-15 2020-02-26 株式会社Soken 衝突判定システム、衝突判定端末及びコンピュータプログラム
JP6625419B2 (ja) * 2015-12-07 2019-12-25 パナソニック株式会社 歩行者端末装置、車載端末装置、歩車間通信システムおよび歩車間通信方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3153839B2 (ja) * 1993-08-23 2001-04-09 三菱電機株式会社 車両用予防安全装置
JP3367170B2 (ja) * 1993-11-05 2003-01-14 株式会社豊田中央研究所 障害物検出装置
JP3794041B2 (ja) * 1994-10-05 2006-07-05 マツダ株式会社 車両の障害物検知装置
JP3336825B2 (ja) * 1995-09-25 2002-10-21 三菱自動車工業株式会社 障害物認識装置
JP4082471B2 (ja) * 1997-04-04 2008-04-30 富士重工業株式会社 車外監視装置
JP3937540B2 (ja) * 1997-12-02 2007-06-27 マツダ株式会社 車両の物体認識装置
JP3923200B2 (ja) * 1998-10-23 2007-05-30 本田技研工業株式会社 車両の障害物検知方法
JP4193266B2 (ja) * 1999-02-22 2008-12-10 株式会社エクォス・リサーチ 周辺車両報知装置
JP2000353298A (ja) * 1999-06-09 2000-12-19 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用衝突警報装置
JP2002260192A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 歩行者衝突防止支援方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006039697A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6149846B2 (ja) 注意喚起装置
JP5360076B2 (ja) 障害物報知装置
JP4929114B2 (ja) 車両用情報報知装置、情報提供システム、情報報知方法
US7133768B2 (en) Vehicular driving support system and vehicular control system
JP6328743B2 (ja) 統合型ナビゲーション及び衝突回避システム
JP4680326B1 (ja) 警告音出力制御装置、警告音出力制御方法、警告音出力制御プログラムおよび記録媒体
JP2011162132A (ja) 自動運転装置
WO2016181618A1 (ja) 監視対象領域設定装置および監視対象領域設定方法
JP2009251758A (ja) 歩車間通信装置、携帯端末
JP2004046426A (ja) 車両用警告システム
JP4973456B2 (ja) 衝突防止システム
JP2007272647A (ja) 携帯用電子機器及び車載用電子機器
US11007929B2 (en) Multimodal vehicle-to-pedestrian notification system
JP4639681B2 (ja) 車両用物体検知装置
JP2013019680A (ja) 走行制御装置
JP5804676B2 (ja) 運転支援装置
WO2017104209A1 (ja) 運転支援装置
JP2015049583A (ja) 運転支援装置
JP4487672B2 (ja) 危険領域設定装置
JP2005010935A (ja) 走行支援システム及び車載端末器
JP5523250B2 (ja) 運転支援装置
JP5251467B2 (ja) 車両用の情報提供装置及び情報提供方法
JP5354193B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP6650635B2 (ja) 判定装置、判定方法、および判定プログラム
JP5351532B2 (ja) 車載装置及び情報提供方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4487672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250