JP4572005B2 - 水分散型感圧性接着剤組成物およびその製造方法ならびに表面保護用シ―ト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、再剥離用として有用なウレタン・アクリル系の水分散型感圧性接着剤組成物およびその製造方法、ならびにこの感圧性接着剤組成物を支持体上に設けてなる表面保護用シ―トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境衛生や安全衛生などの点により、感圧性接着剤を用いた接着シ―トの製造方法として、有機溶剤を用いない方向への転換が進みつつある。これにはホツトメルト型やエマルシヨン型などがある。このうち、エマルシヨン型には、ホツトメルト型のような耐熱性の欠如という問題がないため、実用的にすぐれた感圧性接着剤として各種用途への展開が期待されている。
【0003】
しかし、エマルシヨン型の感圧性接着剤は、これに含まれる乳化剤に起因して耐水性に劣るという問題があり、表面保護用シ―トなどの再剥離用として用いると、再剥離後に被着体の表面に乳化剤が転着して被着体を汚染しやすく、とくにこの汚染は加湿下で起こりやすい。また、この種の感圧性接着剤は、接着力が経時的に変化したり、支持体への投錨性が不足し、再剥離後に接着剤の一部が被着体の表面に残り、これも上記汚染を引き起こす原因となつている。
【0004】
エマルシヨン型のアクリル系感圧性接着剤として、特開平1−170677号公報や特開平6−25630号公報には、エマルシヨン粒子の粒子径を小さくし、粒子内架橋や特定の外部架橋剤を使用して、表面保護用などの再剥離用としての性能を改善する試みがなされている。しかし、その改善効果は不十分であり、被着体への汚染を十分に防げるものではなかつた。このため、表面保護用シ―トなどの再剥離用としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンなどのプラスチツクフイルムを支持体とし、この上に環境衛生や安全衛生などに問題のある溶剤型の感圧性接着剤を塗工したものを、使用しているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に照らして、環境衛生や安全衛生などに問題のない水分散型として、耐水性にすぐれ、しかも支持体への投錨性にもすぐれ、また接着力の経時変化も少なく、そのために、被着体への汚染が低減された、再剥離用として有用な水分散型感圧性接着剤組成物およびその製造方法ならびに上記の接着剤組成物を使用した表面保護用シ―トを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検討した結果、第一段階として、ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルと水酸基含有アクリル系モノマ―とポリイソシアネ―トとを出発原料として、分子内に中和されたカルボキシル基と(メタ)アクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンを水に安定に分散させた水分散液を得、第二段階として、この水分散液を重合媒体としてこれにアクリル系単量体を加えて重合させると、この重合時に上記ポリウレタン分子内の(メタ)アクリロイル基も同時に重合反応に関与して、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタンと上記アクリル系単量体の重合体であるアクリルポリマ―を含むウレタン・アクリル系のポリマ―粒子が水に安定に分散された水分散型感圧性接着剤組成物が得られ、このものは、環境衛生や安全衛生などに問題のない水分散型として、接着力が良好でかつその経時変化が少なく、しかも支持体への投錨性にすぐれ、また乳化剤を用いていないため、耐水性にもすぐれ、したがつて、被着体への汚染性の少ない、再剥離用として適した性能を発揮することを知り、本発明を完成した。
【0007】
本発明は、カルボキシル基含有アクリルポリオール以外のポリオールとカルボキシル基含有アクリルポリオールと水酸基含有アクリル系モノマーとポリイソシアネートとから誘導される、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタン2〜98重量%と、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主単量体としたガラス転移温度が250K以下のアクリルポリマー98〜2重量%とを含有することを特徴とする水分散型感圧性接着剤組成物、とくに、上記のカルボキシル基含有アクリルポリオール以外のポリオールがポリエステルポリオールまたはポリエーテルポリオールである上記構成の水分散型感圧性接着剤組成物を提供しようとするものである。
【0008】
すなわち、本発明は、上記構成の水分散型感圧性接着剤組成物の製造方法として、a)カルボキシル基含有アクリルポリオール以外のポリオールとカルボキシル基含有アクリルポリオールとの混合物を得る工程、b)この混合物に水酸基含有アクリル系モノマーを加えて、これら成分に含まれる全水酸基に対して1〜8倍当量のポリイソシアネートを反応させて、カルボキシル基および(メタ)アクリロイル基を有するイソシアネートプレポリマーを得る工程、c)このイソシアネートプレポリマーを、これに含まれるカルボキシル基の中和により水に分散させ、イソシアネート基の反応による主鎖延長により高分子量化する工程とにより、分子内に中和されたカルボキシル基と(メタ)アクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンの水分散液を得、これに(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主単量体としたポリマーのガラス転移温度が250K以下となる単量体を加えて重合させることにより、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタン2〜98重量%に対し、ガラス転移温度が250K以下のアクリルポリマー98〜2重量%を生成させることを特徴とする水分散型感圧性接着剤組成物の製造方法(請求項1,2)に係るものである。また、本発明は、支持体上に上記の方法で製造された水分散型感圧性接着剤組成物からなる接着剤層を有することを特徴とする表面保護用シート(請求項3)に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明においては、まず、第一段階として、ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルと水酸基含有アクリル系モノマ―とポリイソシアネ―トとを出発原料として、分子内に中和されたカルボキシル基と(メタ)アクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンの水分散液を得る。このような水分散液は、たとえば、a)ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルとの混合物を得る工程、b)この混合物に水酸基含有アクリル系モノマ―を加えて、これら成分に含まれる全水酸基に対して1〜8倍当量のポリイソシアネ―トを反応させて、カルボキシル基および(メタ)アクリロイル基を有するイソシアネ―トプレポリマ―を得る工程、c)このイソシアネ―トプレポリマ―を、これに含まれるカルボキシル基の中和により水に分散させ、イソシアネ―ト基の反応による主鎖延長により高分子量化する工程とにより、得ることができる。
【0010】
a工程において、ポリオ―ルとしては、ポリエチレングリコ―ル、ポリプロピレングリコ―ル、ポリテトラメチレングリコ―ルなどの低分子ジオ―ルやトリオ―ルにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフランを付加重合させてなるポリエ―テルポリオ―ル、アジピン酸などの多塩基酸とエチレングリコ―ル、ポリエチレングリコ―ルなどとのエステル化物からなるポリエステルポリオ―ルなどが用いられる。これらのポリオ―ルは、強度を必要とする場合にはトリオ―ルを多く使用し、伸びを重視する場合には分子量の大きなジオ―ルを単独で使用するなど、適宜選択することができる。
【0011】
カルボキシル基含有アクリルポリオ―ルは、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする重合体、つまりアクリルポリマ―であつて、分子内にカルボキシル基および水酸基を有するもので、数平均分子量が3,000〜20,000で、カルボキシル基の量が0.0007〜0.003当量/g、水酸基の量が0.00005〜0.0007当量/gであるのがよい。このようなカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルは、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とし、これにカルボキシル基を有する単量体またはこれと水酸基を有する単量体を含ませた単量体混合物を、重合開始剤と必要により水酸基を有する連鎖移動剤を用いて、常法により重合させることにより、得ることができる。
【0012】
(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、(メタ)アクリル酸と炭素数が1〜14のアルコ―ルとのエステルが好ましく、具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸イソノニルなどが用いられる。カルボキシル基を有する単量体には、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸などがある。水酸基を有する単量体としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ―ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ―ト、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ―ト、ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレ―トなどが用いられる。
【0013】
なお、上記のカルボキシル基を有する単量体および水酸基を有する単量体は、アクリルポリオ―ルに含ませるべきカルボキシル基および水酸基の量に応じて、適宜の使用量が選択される。また、必要により、上記の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの一部を、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリルアミド、マレイン酸のモノまたはジエステル、N−メチロ―ル(メタ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、オリゴエステル(メタ)アクリレ―ト、ε−カプロラクトン(メタ)アクリレ―トなどの他の単量体に置き換えてもよい。これら他の単量体は、単量体混合物中、50重量%を超えない範囲内とするのが望ましい。
【0014】
重合開始剤としては、2,2−アゾビスイソブロニトリルなどのアゾ系開始剤や、ベンゾイルパ―オキサイドなどの過酸化物系開始剤が用いられる。水酸基を有する連鎖移動剤としては、2−メルカプトエタノ―ル、1−メルカプト−2−プロパノ―ル、3−メルカプト−1−プロパノ―ル、p−メルカプトフエノ―ルなどが挙げられる。このような連鎖移動剤を使用すると、上記水酸基がアクリルポリオ―ルの分子末端に導入されることになり、このように分子末端に導入すると、これとポリイソシアネ―トとの反応により分子鎖長の長いウレタンポリマ―が生成し、高分子量化したときの物性面で好結果が得られる。
【0015】
このようなカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルの製造に際し、ポリエ―テルポリオ―ルやポリエステルポリオ―ルなどのポリオ―ル中に上記の単量体混合物と重合開始剤と水酸基を有する連鎖移動剤を加えて重合させるのが望ましい。上記ポリオ―ルが重合溶媒として機能して、穏やかな重合反応の進行に寄与し、また生成アクリルポリオ―ルの一部が上記ポリオ―ルにグラフトし、ポリオ―ルとアクリルポリオ―ルとの相溶性に好結果を与えるためである。
【0016】
このような方法により、上記ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルとの混合物が得られるが、両成分の割合は、上記ポリオ―ルが20〜80重量%、カルボキシル基含有アクリルポリオ―ルが80〜20重量%となるようにするのがよい。このような割合となるように、重合前に上記ポリオ―ルと単量体混合物の使用量が決められる。上記ポリオ―ルが少なすぎると水分散性に劣り、多すぎると水分散体の安定性が悪くなる。なお、カルボキシル基含有アクリルポリオ―ルの製造を上記ポリオ―ルの非存在下で行う場合には、重合後に上記ポリオ―ルと混合して、上記同様の混合物を調製すればよい。
【0017】
b工程においては、上記の混合物にさらに水酸基含有アクリル系モノマ―を加えて、これら成分に含まれる水酸基と、ポリイソシアネ―トに含まれるイソシアネ―ト基との反応により、遊離のイソシアネ―ト基が残存するプレポリマ―、つまり、イソシアネ―トプレポリマ―を得る。このイソシアネ―トプレポリマ―にはアクリルポリオ―ルに由来するカルボキシル基と水酸基含有アクリル系モノマ―に由来する(メタ)アクリロイル基とが含まれている。
【0018】
上記の水酸基含有アクリル系モノマ―としては、カルボキシル基含有アクリルポリオ―ルを製造する際に使用した水酸基を有する単量体と同様のものを使用できる。すなわち、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ―ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)メタクリレ―ト、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ―ト、ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレ―トなどが用いられる。
【0019】
また、ポリイソシアネ―トとしては、イソフオロンジイソシアネ―ト、4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ―ト、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネ―トなどの脂環族ジイソシアネ―トが好ましく用いられる。このような脂環族ジイソシアネ―トを用いると、つぎのc工程の水分散に際し、イソシアネ―トプレポリマ―に含まれる遊離のイソシアネ―ト基が比較的安定なため、水分散の操作中にイソシアネ―ト基の分解が起こりにくい。このようなポリイソシアネ―トの使用量は、上記の混合物および水酸基含有アクリル系モノマ―に含まれる全水酸基に対して1〜8倍当量、好ましくは1〜5倍当量とするのがよい。1倍当量未満では、未反応の水酸基が残存して高分子量化できず、8倍当量を超えると、生成ポリマ―が硬くなり接着力が低下しやすい。
【0020】
c工程においては、まず、上記のイソシアネ―トプレポリマ―を、これに含まれるカルボキシル基、つまり、アクリルポリオ―ルに由来するカルボキシル基を中和して、水に分散させる。中和にはトリエチルアミンやアンモニアなどのアルカリが好ましく用いられる。また、分散は、中和後のイソシアネ―トプレポリマ―に水を加えるか、逆に水にイソシアネ―トプレポリマ―を加えて行えばよく、その際、攪拌しながら均一に分散させるようにする。
【0021】
このように水に分散させたのち、上記のイソシアネ―トプレポリマ―に含まれる遊離のイソシアネ―ト基の反応性を利用して、主鎖延長を行い、高分子量化する。主鎖延長は、水による自己反応によつてもよいが、好ましくは、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのポリアミンを加えて、イソシアネ―ト基とアミノ基との反応を生起させるようにするのがよい。ポリアミンの使用量としては、イソシアネ―トプレポリマ―に含まれる遊離のイソシアネ―ト基を完全に反応させうる適宜の当量が選択される。
【0022】
このようにして得られる水分散液は、分子内に中和されたカルボキシル基とともに(メタ)アクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンが水中に安定に分散されてなるものであり、これには耐水性の低下の原因となる乳化剤が一切含まれていない。本発明においては、つぎに、第二段階として、上記の水分散液を重合媒体としてこれにさらにアクリル系単量体を加えて重合させることにより、目的とする水分散型感圧性接着剤組成物を製造する。
【0023】
この第二段階においては、まず、水分散液を構成するアクリル変性ポリウレタンからなるポリマ―粒子にアクリル系単量体を吸収させ、ついで、重合開始剤を加えて重合処理すればよい。重合開始剤には、一般の乳化重合に使用する過硫酸アンモニウムなどの過酸化物や水溶性のアゾ化合物が用いられるが、水中にイオン生成物を発生しないアゾ化合物を使用するのが好ましい。油溶性の重合開始剤を用いる場合は、上記単量体にあらかじめ混合しておくこともできる。
【0024】
アクリル系単量体は、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主単量体としたポリマ―のガラス転移温度が250K以下となる単量体である。上記ガラス転移温度が250Kを超えると、感圧性接着剤として硬くなりすぎ、接着性に劣る。(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、前記の水分散液の製造におけるカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルの合成原料に用いた(メタ)アクリル酸アルキルエステルと同様のものが用いられる。この(メタ)アクリル酸アルキルエステルの一部を前記同様に他の単量体に置き換えてもよく、その量は、全単量体中、50重量%以下の範囲内とするのがよい。他の単量体には、前記した酢酸ビニルなどに加えて、トリメチロ―ルプロパントリアクリレ―ト、ジエチレングリコ―ルジアクリレ―トなどの多官能単量体も使用でき、それによりポリマ―粒子内を架橋構造化して、感圧性接着剤の凝集力をより高めることができる。
【0025】
このような重合処理においては、アクリル系単量体だけでなく、アクリル変性ポリウレタンの分子内に含まれる(メタ)アクリロイル基も、重合反応に同時に関与する。その結果、得られる水分散体は、ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルと水酸基含有アクリル系モノマ―とポリイソシアネ―トとから誘導される、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタンと、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主単量体としたガラス転移温度が250K以下のアクリルポリマ―とを含有し、両ポリマ―が相互に共有結合した構造をとり、かつこのようなウレタン・アクリル系のポリマ―粒子が乳化剤を用いることなく水に安定に分散された水分散体である。
【0026】
この水分散体において、上記両ポリマ―の比率は、アクリル変性ポリウレタンが2〜98重量%、好ましくは10〜90重量%で、アクリルポリマ―が98〜2重量%、好ましくは90〜10重量%である。このような比率となるように、水分散液に加えるアクリル系単量体の使用量を適宜決定する。その際、アクリル系単量体の使用量が多すぎると、重合操作中に凝集物が発生したりして安定性が悪くなり、また少なすぎると、接着特性とくに凝集力が低下する。
【0027】
本発明においては、この水分散体をそのまま再剥離用としての水分散型感圧性接着剤組成物として使用してもよいし、必要により、ポリビニルアルコ―ルやその他の分散性改良剤や増粘剤などを加えて使用してもよい。また必要に応じて、粘着付与樹脂、軟化剤、顔料、架橋剤などの一般の感圧性接着剤に用いられる種々の添加剤を加えることができる。なお、架橋剤を加える場合、この架橋剤は水溶性でも油溶性でもよく、油溶性の場合は少量の有機溶剤に溶かしたり、水に乳化させて加えればよい。他の添加剤についても同様である。
【0028】
本発明の表面保護用シ―トは、支持体として、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの厚さが通常10〜200μmのプラスチツクフイルム、その他、紙、ラミネ―ト紙、不織布、金属箔、発泡シ―トなどを使用し、これらの支持体上に上記の水分散型感圧性接着剤組成物を塗工し、加熱乾燥して、厚さが通常2〜50μmの接着剤層を設けてなるものである。
【0029】
この表面保護用シ―トは、接着剤層を構成するポリマ―成分が前記したウレタン・アクリル系のポリマ―からなり、またとくにアクリル変性ポリウレタンとアクリルポリマ―とが適度に共有結合した構造をとるためか、支持体と接着剤層との投錨性にすぐれ、金属板、塗装板などの保護するべき物体の表面に良好に接着できる一方、加湿放置下においても上記接着力が経時的に増大する心配がなく、上記物体の保護目的を達成したのちに容易に再剥離でき、その際に接着剤やその他の汚染物質、つまり従来のような乳化剤が付着残存する心配がなく、物体表面の汚染を著しく低減できるという格別顕著な効果を発揮する。
【0030】
【実施例】
つぎに、本発明の実施例を記載して、より具体的に説明するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されない。以下、部とあるのは重量部を意味する。
【0031】
実施例1
ポリオ―ルとして数平均分子量が3,000のポリテトラメチレングリコ―ル50部に、アクリル酸ブチル25部、メタクリル酸メチル20部、アクリル酸5部および2−ヒドロキシエチルアクリレ―ト1部からなる単量体混合物と、水酸基を有する連鎖移動剤として2−メルカプトエタノ―ル1部と、重合開始剤として2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.1部とを加えて、窒素気流下、50℃で6時間重合反応を行い、上記のポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルとの混合物からなる粘稠液体を得た。
【0032】
この粘稠液体を100℃に加熱して減圧処理して、残存する水分を除去した。これに水酸基含有アクリル系モノマ―として2−ヒドロキシブチルアクリレ―ト10部を混合したのち、イソフオロンジイソシアネ―ト36部(全水酸基に対して2.3倍当量)、ジブチルチンジラウレ―ト0.05部を加えて、65℃で3時間反応させて、イソシアネ―トプレポリマ―を得た。
【0033】
このイソシアネ―トプレポリマ―に、トリエチルアミン7部(カルボキシル基に対して等当量)を加えて、カルボキシル基を中和したのち、撹拌しながら、水350部を加えて、上記プレポリマ―を水に分散させた。しかるのち、エチレンジアミン5.5部(残存するイソシアネ―ト基に対して等当量)を水50部で希釈した溶液を加えて、65℃で3時間反応させることにより、主鎖延長による高分子量化を行い、分子内に中和されたカルボキシル基とアクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンが水に安定に分散された水分散液を得た。
【0034】
つぎに、この水分散液100部に、アクリル酸2−エチルヘキシル200部を加え、1時間窒素置換した。これに重合開始剤として2,2′−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕0.1部をメタノ―ル5部に溶解させ蒸留水5部で希釈して加えて、50℃で4時間重合処理した。
【0035】
このようにして、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタンとアクリルポリマ―とを含有する水分散体からなる水分散型感圧性接着剤組成物が得られた。つぎに、支持体として厚さが60μmのポリエチレンフイルムを使用し、この支持体上に上記の水分散型感圧性接着剤組成物をアプリケ―タにより塗工し、乾燥機中80℃で5分間加熱乾燥して、厚さが5μmの接着剤層を形成し、表面保護用シ―トを作製した。
【0036】
実施例2
ポリオ―ルとして数平均分子量が3,000のポリプロピレングリコ―ル50部に、アクリル酸ブチル40部、アクリル酸5部および2−ヒドロキシエチルアクリレ―ト1部からなる単量体混合物と、水酸基を有する連鎖移動剤として2−メルカプトエタノ―ル1部と、重合開始剤として2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.1部とを加えて、窒素気流下、50℃で6時間重合反応を行い、上記のポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルとの混合物からなる粘稠液体を得た。
【0037】
この粘稠液体を100℃に加熱して減圧処理して、残存する水分を除去した。これに水酸基含有アクリル系モノマ―として2−ヒドロキシエチルメタクリレ―ト5部を混合したのち、4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ―ト47部(全水酸基に対して3.1倍当量)、ジブチルチンジラウレ―ト0.05部を加え、65℃で3時間反応させて、イソシアネ―トプレポリマ―を得た。
【0038】
このイソシアネ―トプレポリマ―に、トリエチルアミン7部(カルボキシル基に対して等当量)を加えて、カルボキシル基を中和したのち、撹拌しながら、水300部を加えて、上記プレポリマ―を水に分散させた。しかるのち、エチレンジアミン7.3部(残存するイソシアネ―ト基に対して等当量)を水65部で希釈した溶液を加えて、65℃で3時間反応させることにより、主鎖延長による高分子量化を行い、分子内に中和されたカルボキシル基とメタクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンが水に安定に分散された水分散液を得た。
【0039】
つぎに、この水分散液100部に、アクリル酸ブチル250部を加え、1時間窒素置換した。これに重合開始剤として2,2′−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕0.1部をメタノ―ル5部に溶解させ蒸留水5部で希釈して加えて、50℃で4時間重合処理した。
【0040】
このようにして、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタンとアクリルポリマ―とを含有する水分散体からなる水分散型感圧性接着剤組成物が得られた。この水分散型感圧性接着剤組成物を使用した以外は、実施例1と同様にして、表面保護用シ―トを作製した。
【0041】
実施例3
ポリオ―ルとして数平均分子量が3,000のポリテトラメチレングリコ―ル50部に、アクリル酸ブチル50部、アクリル酸5部および2−ヒドロキシエチルアクリレ―ト1部からなる単量体混合物と、水酸基を有する連鎖移動剤として2−メルカプトエタノ―ル1部と、重合開始剤として2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.1部とを加えて、窒素気流下、50℃で6時間重合を行い、上記のポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルとの混合物からなる粘稠液体を得た。
【0042】
この粘稠液体を100℃に加熱して減圧処理して、残存する水分を除去した。これに水酸基含有アクリル系モノマ―として2−ヒドロキシヘキシルアクリレ―ト2部を混合したのち、イソフオロンジイソシアネ―ト40部(全水酸基に対して5倍当量)、ジブチルチンジラウレ―ト0.05部を加え、65℃で3時間反応させて、イソシアネ―トプレポリマ―を得た。
【0043】
このイソシアネ―トプレポリマ―に、トリエチルアミン7部(カルボキシル基に対して等当量)を加えて、カルボキシル基を中和したのち、撹拌しながら、水350部を加えて、上記プレポリマ―を水に分散させた。しかるのち、エチレンジアミン8.7部(残存するイソシアネ―ト基に対して等当量)を水78部で希釈した溶液を加えて、65℃で3時間反応させることにより、主鎖延長による高分子量化を行い、分子内に中和されたカルボキシル基とアクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンが水に安定に分散された水分散液を得た。
【0044】
つぎに、この水分散液100部に、アクリル酸ブチル150部およびアクリル酸2−エチルヘキシル80部を加え、1時間窒素置換した。これに重合開始剤として2,2′−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕0.1部をメタノ―ル5部に溶解させ蒸留水5部で希釈して加えて、50℃で4時間重合処理した。
【0045】
このようにして、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタンとアクリルポリマ―とを含有する水分散体からなる水分散型感圧性接着剤組成物が得られた。この水分散型感圧性接着剤組成物を使用した以外は、実施例1と同様にして、表面保護用シ―トを作製した。
【0046】
比較例1
アクリル酸ブチル65部、メタクリル酸メチル30部、アクリル酸5部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、過硫酸アンモニウム0.2部、水150部を用いて、窒素気流下、65℃で7時間、乳化重合を行い、アクリル系重合体エマルシヨンからなる水分散型感圧性接着剤組成物を得た。この水分散型感圧性接着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、表面保護用シ―トを作製した。
【0047】
比較例2
ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルとの混合物からなる粘稠液体に対し、水酸基含有アクリル系モノマ―である2−ヒドロキシエチルメタクリレ―ト5部を混合しなかつた以外は、実施例2と同様にして、水分散型感圧性接着剤組成物を得た。また、この水分散型感圧性接着剤組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、表面保護用シ―トを作製した。
【0048】
以上の実施例1〜3および比較例1,2の各表面保護用シ―トについて、下記の方法により、接着力試験および汚染性試験を行つた。これらの結果は、表1に示されるとおりであつた。
【0049】
<接着力試験>
200mm×100mmの大きさの表面保護用シ―トを、被着体としてSUS#304BA板に、2kgのロ―ラを1往復させる方式で圧着し、40℃,92%RHの雰囲気下に1週間放置したのち、23℃,65%RHの雰囲気下、引張り速度300mm/分の条件で、その剥離(180度剥離)に要する力を測定した。
【0050】
<汚染性試験>
上記の接着力試験で表面保護用シ―トを剥離したのちのSUS#304BA板について、その表面の汚染状態を目視にて観察し、汚染が全くみられないものを〇、汚染が多少みられるものを△、汚染が著しいものを×、と評価した。
【0051】
【0052】
上記の表1から明らかなように、実施例1〜3の水分散型感圧性接着剤組成物を使用した各表面保護用シ―トは、適度な接着力を有して、かつ再剥離時の汚染性の低いものであることがわかる。これに対して、従来のアクリル系重合体エマルシヨンを使用した比較例1の表面保護用シ―トや、水酸基含有アクリル系モノマ―を用いないアクリル変性ポリウレタンの水分散液を重合媒体とした水分散型感圧性接着剤組成物を使用した比較例2の表面保護用シ―トでは、いずれも、接着力は満足できても、再剥離時の汚染性が悪くなつている。
【0053】
なお、イソシアネ―トプレポリマ―を得る際に、ポリイソシアネ―トの使用量を、ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルと水酸基含有アクリル系モノマ―の全水酸基に対して8倍当量よりも多くする、たとえば、実施例1において、イソフオロンジイソシアネ―トの使用量を増やし、上記全水酸基に対して9倍当量となるように変更すると、表面保護用シ―トの接着力が低下し、表面保護用としての機能を果たさせなくなることが認められた。このため、上記全水酸基に対して8倍当量以下とするのが好ましいことがわかつた。また逆に、上記全水酸基に対して1倍当量未満となると、未反応の水酸基が多く残存して高分子量化できなくなり、上記接着力やその他の特性に劣ることになるため、上記全水酸基に対して1倍当量以上とするのが望ましいこともわかつた。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、ポリオ―ルとカルボキシル基含有アクリルポリオ―ルと水酸基含有アクリル系モノマ―とポリイソシアネ―トとを出発原料として分子内に中和されたカルボキシル基と(メタ)アクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンの水分散液を得、これを重合媒体としてさらにアクリル系単量体を加えて重合処理するようにしたことにより、環境衛生や安全衛生などに問題のない水分散型として、接着力の経時変化が少なく、かつ支持体への投錨性にすぐれ、しかも乳化剤を用いていないため、耐水性にもすぐれ、したがつて、被着体への汚染性の少ない、再剥離用として適した水分散型感圧性接着剤組成物とその製造方法ならびに表面保護用シ―トを提供することができる。
Claims (3)
- a)カルボキシル基含有アクリルポリオール以外のポリオールとカルボキシル基含有アクリルポリオールとの混合物を得る工程、b)この混合物に水酸基含有アクリル系モノマーを加えて、これら成分に含まれる全水酸基に対して1〜8倍当量のポリイソシアネートを反応させて、カルボキシル基および(メタ)アクリロイル基を有するイソシアネートプレポリマーを得る工程、c)このイソシアネートプレポリマーを、これに含まれるカルボキシル基の中和により水に分散させ、イソシアネート基の反応による主鎖延長により高分子量化する工程とにより、分子内に中和されたカルボキシル基と(メタ)アクリロイル基を有するアクリル変性ポリウレタンの水分散液を得、これに(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主単量体としたポリマーのガラス転移温度が250K以下となる単量体を加えて重合させることにより、分子内に中和されたカルボキシル基を有するアクリル変性ポリウレタン2〜98重量%に対し、ガラス転移温度が250K以下のアクリルポリマー98〜2重量%を生成させることを特徴とする水分散型感圧性接着剤組成物の製造方法。
- カルボキシル基含有アクリルポリオール以外のポリオールは、ポリエステルポリオールまたはポリエーテルポリオールである請求項1に記載の水分散型感圧性接着剤組成物の製造方法。
- 支持体上に請求項1または2の方法で製造された水分散型感圧性接着剤組成物からなる接着剤層を有することを特徴とする表面保護用シート。
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