JP2001031825A - 水分散型剥離性組成物およびその製造方法ならびに剥離性基材と粘着シ―ト類 - Google Patents

水分散型剥離性組成物およびその製造方法ならびに剥離性基材と粘着シ―ト類

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JP2001031825A
JP2001031825A JP11210087A JP21008799A JP2001031825A JP 2001031825 A JP2001031825 A JP 2001031825A JP 11210087 A JP11210087 A JP 11210087A JP 21008799 A JP21008799 A JP 21008799A JP 2001031825 A JP2001031825 A JP 2001031825A
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meth
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Yutaka Moroishi
裕 諸石
Yoshitoku Yoshida
良徳 吉田
Tetsuo Inoue
徹雄 井上
Hiroko Yamamoto
裕子 山本
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離性アクリル系ポリマ―を乳化剤を用いる
ことなく水に安定に分散させてなる、剥離性にすぐれ、
しかも剥離後の粘着面の汚染性が少なくて、残留接着力
の大きい水分散型剥離性組成物を提供する。 【解決手段】 ポリオ―ル成分にポリイソシアネ―ト成
分を反応させ、これに炭素数12〜24の長鎖アルキル
基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成
分とする単量体を加え、ポリオ―ル成分に含ませたカル
ボキシル基を中和して水に分散させ、残存するイソシア
ネ―ト基の反応による主鎖延長および単量体の重合を行
うことにより、炭素数12〜24の長鎖アルキル基を有
する剥離性アクリル系ポリマ―をウレタンポリマ―とと
もに水に分散させてなる水分散型剥離性組成物を製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分散型剥離性組
成物およびその製造方法と、この水分散型剥離性組成物
を用いた剥離性基材および粘着シ―ト類に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着シ―ト類では、ロ―ル状などに巻き
取つたのちの引き剥がしを容易にするため、片面側に粘
着剤層を有する支持体の背面側に剥離層を設けている。
また、上記同様の目的で、また粘着面の保護のため、粘
着シ―ト類の粘着面に、基材上に剥離層を設けた剥離性
基材をセパレ―タとして貼り合わせている。
【0003】上記剥離層の形成には、今日まで、アクリ
ル酸オクタデシルなどの剥離性能に寄与する長鎖アルキ
ル基を有するアクリル系単量体をアクリル酸やアクリロ
ニトリルとともに有機溶剤中で共重合させて得られる、
剥離性アクリル系ポリマ―の有機溶剤溶液が用いられて
きた。近年、環境問題の高まりから、有機溶剤を用いな
い、水分散型剥離性組成物の使用が検討されており、そ
のひとつとして、上記剥離性アクリル系ポリマ―の有機
溶剤溶液を乳化剤を用いて水に分散させ、その後に有機
溶剤を除去する方法が知られている。しかし、この方法
は、操作自体が煩雑であり、しかも有機溶剤が外部へ排
出されるおそれもある。
【0004】水分散型剥離性組成物を得る別の方法とし
て、剥離性アクリル系ポリマ―の水分散体を乳化重合法
で直接得る試みもある。しかし、この場合、長鎖アルキ
ル基を有するアクリル系単量体は水溶性が非常に低いた
め、乳化重合を安定に行わせにくい。これの改良のた
め、たとえば、特表平10−513212号公報では、
長鎖アルキル基を有するアクリル系単量体と乳化剤およ
び水とを加熱撹拌して均質化させ、その乳化重合後にさ
らに短鎖アルキル基を有するアクリル系単量体を加えて
乳化重合させる、2段階重合法を採用することを提案し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の水分散型剥離性組成物を得る方法では、いずれも、
水に良好に分散させるために乳化剤の使用を不可欠とし
ており、この乳化剤は、剥離性能を助けることもある
が、粘着面に移行して剥離後の接着力を低下させる問題
を有しており、加湿条件下ではその傾向がさらに大きく
なる。
【0006】本発明は、上記の事情に照らし、剥離性ア
クリル系ポリマ―を乳化剤を用いることなく水に安定に
分散させてなる、剥離性にすぐれ、しかも剥離後の粘着
面の汚染性が少なくて、残留接着力の大きい水分散型剥
離性組成物と、これを用いた剥離性基材および粘着シ―
ト類を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため、鋭意検討した結果、ポリオ―ル成分
とポリイソシアネ―ト成分とを反応させて、水に安定に
分散されたウレタンポリマ―を生成する際に、上記反応
系に長鎖アルキル基を有するアクリル系単量体を加えて
重合処理すると、上記ウレタンポリマ―が上記重合処理
により生成する剥離性アクリル系ポリマ―の水分散化の
ための安定化剤として作用し、その結果、剥離性アクリ
ル系ポリマ―が乳化剤を用いることなくウレタンポリマ
―とともに水に安定に分散された水分散型剥離性組成物
が得られ、この水分散型剥離性組成物を用いて、基材上
に剥離層を形成した剥離性基材とするか、あるいは片面
側に粘着剤層を有する支持体の背面側に剥離層を形成し
た粘着シ―ト類とすることにより、上記両剥離層の粘着
面に対する剥離性能にすぐれるとともに、剥離後の粘着
面の汚染性が少なくて、大きな残留接着力を示す剥離性
基材または粘着シ―ト類が得られることを知り、本発明
を完成するに至つた。
【0008】すなわち、本発明は、炭素数12〜24の
長鎖アルキル基を有する剥離性アクリル系ポリマ―を、
ポリオ―ル成分とポリイソシアネ―ト成分とからなるウ
レタンポリマ―とともに、水に分散させてなり、固形分
中、剥離性アクリル系ポリマ―が40〜90重量%、ポ
リオ―ル成分が5〜50重量%、ポリイソシアネ―ト成
分が1〜20重量%であることを特徴とする水分散型剥
離性組成物(請求項1)に係るものであり、とくに上記
のポリオ―ル成分がポリエ―テルポリオ―ル、ポリエス
テルポリオ―ル、アクリルポリオ―ルまたはこれらの混
合物からなる上記構成の水分散型剥離性組成物(請求項
2)に係るものである。
【0009】また、本発明は、上記構成の水分散型剥離
性組成物の製造方法として、ポリオ―ル成分にポリイソ
シアネ―ト成分を反応させ、これに炭素数12〜24の
長鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルを主成分とする単量体を加え、ポリオ―ル成分に
含ませたカルボキシル基を中和して水に分散させ、残存
するイソシアネ―ト基の反応による主鎖延長および単量
体の重合を行つて、炭素数12〜24の長鎖アルキル基
を有する剥離性アクリル系ポリマ―をウレタンポリマ―
とともに水に分散させてなる剥離性組成物を得ることを
特徴とする水分散型剥離性組成物の製造方法(請求項
3)に係るものである。
【0010】さらに、本発明は、基材上に上記構成の水
分散型剥離性組成物からなる剥離層を有することを特徴
とする剥離性基材(請求項4)と、支持体の片面側に粘
着剤層を有するとともに、背面側に上記構成の水分散型
剥離性組成物からなる剥離層を有することを特徴とする
粘着シ―ト類(請求項5)とに係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における剥離性アクリル系
ポリマ―は、炭素数12〜24の長鎖アルキル基を有す
るアクリル系ポリマ―で、炭素数12〜24の長鎖アル
キル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを
主成分とする単量体を重合させることにより、得られる
ものである。長鎖アルキル基の炭素数が12未満となる
と、ポリマ―側鎖を構成する上記アルキル基が結晶構造
をとりにくくなるため、十分な剥離性能が得られず、ま
た上記炭素数が24を超えると、溶融温度が高くなり、
重合反応が難しくなるなどの問題が起こりやすい。
【0012】炭素数12〜24の長鎖アルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、(メ
タ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル、(メタ)アクリル酸ベヘニルなどが挙げられ
る。これらの単量体とともに、剥離性組成物の安定性の
向上のため、共重合可能な他の単量体を併用することも
できるが、その使用量は、単量体全体の50重量%を超
えない範囲とするのがよい。50重量%を超えると、剥
離性能に悪影響を及ぼしやすい。
【0013】上記共重合可能な他の単量体としては、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリ
ル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸
イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)ア
クリル酸イソノニルなどの(メタ)アクリル酸アルキル
エステルや、アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリルアミド、マレ
イン酸のモノまたはジエステル、スチレンまたはその誘
導体、N−メチロ―ル(メタ)アクリルアミド、グリシ
ジル(メタ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレ―ト、オリゴエステル(メタ)アク
リレ―ト、ε−カプロラクトン(メタ)アクリレ―トな
どが挙げられる。
【0014】本発明におけるポリオ―ル成分は、1分子
中に少なくとも2個の水酸基を有するものであり、ポリ
エ―テルポリオ―ル、ポリエステルポリオ―ル、アクリ
ルポリオ―ルまたはこれらの混合物を主体としたものが
好ましい。ポリエ―テルポリオ―ルやポリエステルポリ
オ―ルは、数平均分子量は500〜4,000であるの
が望ましい。分子量が小さすぎるとウレタンのハ―ドセ
グメントが多くなり、安定剤としての生成ポリマ―が硬
くなりすぎて剥離性の効果を低下させやすく、また分子
量が大きすぎると水への分散性に劣りやすい。
【0015】ポリエステルポリオ―ルとしては、エチレ
ングリコ―ル、ジエチレングリコ―ル、プロピレングリ
コ―ル、ブチレングリコ―ル、ヘキサメチレングリコ―
ルなどの2価アルコ―ル、トリメチロ―ルプロパン、グ
リセリン、ペンタエリスリト―ルなどの3価アルコ―ル
などの低分子ポリオ―ルに、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、テトラヒドロフランなどを付加重合
させてなるものが用いられる。また、ポリエステルポリ
オ―ルとしては、上記の2価アルコ―ルや、ジプロピレ
ングリコ―ル、1,4−ブタンジオ―ル、1,6−ヘキ
サンジオ―ル、ネオペンチルグリコ―ルなどのアルコ―
ルと、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸などの2
塩基酸とを重縮合させてなるものが用いられる。
【0016】ポリオ―ル成分の主体として、上記のポリ
エ―テルポリオ―ルやポリエステルポリオ―ルを使用す
るときは、ポリイソシアネ―ト成分との反応後に中和し
て水に分散させるために、他のポリオ―ル成分として、
たとえば、2,2−ジメチロ―ルプロピオン酸、2,2
−ジメチロ―ルブタン酸などのカルボキシル基含有ポリ
オ―ルが併用される。このようなカルボキシル基含有ポ
リオ―ルは、他成分との溶解性や反応性の点より、通常
は、N−メチロ―ルピロリドンなどの極性溶媒に溶解し
て加えるようにするのが望ましい。
【0017】アクリルポリオ―ルは、分子内に通常0.
00005〜0.0007当量/gの水酸基を有すると
ともに、通常0.0007〜0.003当量/gのカル
ボキシル基をも有する、数平均分子量が通常3,000
〜20,000のアクリルオリゴマ―ないしポリマ―で
あり、分子内に上記水酸基を有していることにより、ポ
リイソシアネ―ト成分と反応させて、ウレタンポリマ―
を構成させるものである。また、このアクリルポリオ―
ルは、分子内にカルボキシル基を有するため、これを中
和することで、水分散化が可能となるものである。
【0018】アクリルポリオ―ルは、これ単独でも使用
できるが、通常は、ポリエ―テルポリオ―ルやポリエス
テルポリオ―ルとの混合物として、使用するのが望まし
い。この場合、ポリイシアネ―ト成分との反応後の水分
散性やその安定性の点より、ポリエ―テルポリオ―ルや
ポリエステルポリオ―ルが20〜80重量%、アクリル
ポリオ―ルが80〜20重量%となるようにするのがよ
い。アクリルポリオ―ルは、既述のとおり、分子内にカ
ルボキシル基を含むため、中和・水分散化のために、カ
ルボキシル基含有ポリオ―ルを併用する必要はとくにな
い。
【0019】アクリルポリオ―ルは、アクリルモノマ―
にカルボキシル基を有する単量体や水酸基を有する単量
体を加えたモノマ―混合物を、重合開始剤と水酸基を有
する連鎖移動剤とを使用して、常法により、重合反応さ
せることにより、得られる。アクリルポリオ―ルと前記
ポリエ―テルポリオ―ルなどとの混合物とする場合、上
記モノマ―混合物の重合反応をポリエ―テルポリオ―ル
などの存在下で行えばよい。この場合、生成するアクリ
ルポリオ―ルの一部がポリエ―テルポリオ―ルなどにグ
ラフトすることにより、これらポリエ―テルポリオ―ル
との相溶性が良くなり、また重合反応が穏やかになるた
め、好ましい。
【0020】アクリルモノマ―には、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メ
タ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル
などのアルキル基の炭素数が比較的少ない(メタ)アク
リル酸アルキルエステルが用いられる。さらに、これら
の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとともに、全単
量体中50重量%を超えない範囲で、酢酸ビニル、プロ
ピオン酸ビニル、スチレンやその誘導体、(メタ)アク
リルアミド、マレイン酸のモノまたはジエステル、N−
メチロ―ル(メタ)アクリルアミド、グリシジル(メ
タ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレ―ト、N,N−ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミド、オリゴエステル(メタ)アク
リレ―ト、ε−カプロラクトン(メタ)アクリレ―トな
どの他の単量体を併用してもよい。
【0021】カルボキシル基を有する単量体としては、
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸などが用
いられる。また、水酸基を有する単量体としては、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ―ト、ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレ―トなどが用いられる。さらに、
重合開始剤としては、2,2−アゾビスイソプロニトリ
ルなどのアゾ系の重合開始剤や、ベンゾイルパ―オキサ
イドなどの過酸化物系の重合開始剤が用いられる。ま
た、水酸基を有する連鎖移動剤としては、2−メルカプ
トエタノ―ル、1−メルカプト−2−プロパノ―ル、3
−メルカプト−1−プロパノ―ル、p−メルカプトフエ
ノ―ルなどが用いられる。
【0022】カルボキシル基を有する単量体は、アクリ
ルポリオ―ルのカルボキシル基の量が前記範囲内となる
ように、その使用量が決められる。アクリルポリオ―ル
のカルボキシル基の量が少なすぎると水への分散性に劣
り、多すぎても水を吸収するだけで分散しなくなり、好
ましくない。また、水酸基を有する単量体や水酸基を有
する連鎖移動剤は、アクリルポリオ―ルの水酸基の量が
前記範囲内となるように、その使用量が決められる。ア
クリルポリオ―ルの水酸基の量が少なすぎるとポリイソ
シアネ―ト成分との反応性に劣り、生成ポリマ―の物性
が安定しにくくなり、多すぎると生成ポリマ―が硬くな
り、好ましくない。
【0023】なお、水酸基を有する連鎖移動剤を使用す
ると、アクリルポリオ―ルの分子末端に水酸基を導入で
き、その結果、ポリイソシアネ―ト成分と反応させてよ
り高分子量で物性にすぐれたウレタンポリマ―を生成で
きるので、望ましい。また、重合開始剤の使用量ととも
に、水酸基を有する連鎖移動剤の使用量を適宜選択する
ことで、アクリルポリオ―ルの数平均分子量が前記範囲
内となるように容易に設定できる。アクリルポリオ―ル
の分子量が小さすぎると、安定剤として作用させるウレ
タンポリマ―が硬くなつて粘着付与樹脂本来の効果を低
下させやすく、また大きすぎると、水への分散性が劣
り、好ましくない。
【0024】本発明におけるポリイソシアネ―ト成分と
しては、芳香族、脂肪族または脂環式のポリイソシアネ
―トをいずれも使用できる。ポリオ―ル成分との速やか
な反応および水との反応の抑制の点から、イソホロンジ
イソシアネ―ト、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネ―ト、シクロヘキサン−1,4−ジイソシア
ネ―トなどの脂環式ポリイソシアネ―トを用いるのがと
くに好ましい。また、ポリイソシアネ―ト成分は、上記
のようなジイソシアネ―トが好ましいが、必要により、
トリ以上のポリイソシアネ―トを使用することもでき
る。
【0025】本発明においては、上記の剥離性アクリル
系ポリマ―を、乳化剤を用いずに、上記のポリオ―ル成
分とポリイソシアネ―ト成分とからなるウレタンポリマ
―とともに、水に均一に分散させて、水分散型剥離性組
成物を構成したものである。ここで、上記各成分の使用
量は、水分散型剥離性組成物の固形分中、剥離性アクリ
ル系ポリマ―が40〜90重量%、好ましくは45〜8
0重量%、ポリオ―ル成分が5〜50重量%、好ましく
は10〜40重量%、ポリイソシアネ―ト成分が1〜2
0重量%、好ましくは2〜15重量%である。剥離性ア
クリル系ポリマ―が40重量%未満の少量となつて、ポ
リオ―ル成分が50重量%を超えたり、ポリイソシアネ
―ト成分が20重量%を超えると、剥離性の効果に乏し
くなる。また逆に、剥離性アクリル系ポリマ―が90重
量%を超える多量となつて、ポリオ―ル成分が5重量%
未満、ポリイソシアネ―ト成分が1重量%未満となる
と、水分散型剥離性組成物の安定性に劣りやすい。
【0026】本発明において、上記構成からなる水分散
型剥離性組成物は、ポリオ―ル成分にポリイソシアネ―
ト成分を反応させ、これに、剥離性アクリル系ポリマ―
を生成するための単量体、つまり前記の炭素数12〜2
4の長鎖アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを主成分とする単量体を加えて混合し、上記
ポリオ―ル成分に含ませたカルボキシル基を中和処理し
て水に分散させ、残存するイソシアネ―ト基の反応によ
る主鎖延長および上記単量体の重合を行うことにより、
製造することができる。なお、場合により、上記のイソ
シアネ―ト化反応、剥離性アクリル系ポリマ―を生成す
るための単量体の混合、カルボキシル基の中和処理は、
各処理の順番を変更して行うことも可能である。
【0027】上記のカルボキシル基を含ませたポリオ―
ル成分には、通常、前記のとおり、ポリエ―テルポリオ
―ルやポリエステルポリオ―ルに適量のカルボキシル基
含有ポリオ―ル(たとえば、2,2−ジメチロ―ルプロ
ピオン酸など)を加えたものか、より好ましくはポリエ
―テルポリオ―ルやポリエステルポリオ―ルとアクリル
ポリオ―ル(カルボキシル基含有)との混合物が用いら
れる。このようなポリオ―ル成分にポリイソシアネ―ト
成分を反応させる際は、イソシアネ―ト基と水酸基との
反応触媒として、ジブチルすずジラウレ―ト、オクトエ
酸すず、1,4−ジアザビシクロ(2,2,2)オクタ
ンなどを使用できる。
【0028】ポリイソシアネ―ト成分の使用量は、ポリ
オ―ル成分の全水酸基量に対する当量比(NCO/OH
比)が2〜9の範囲、とくにポリオ―ル成分がポリエ―
テルポリオ―ルやポリエステルポリオ―ルとアクリルポ
リオ―ルとの混合物である場合、上記当量比が2〜5の
範囲となるようにするのがよく、より好ましくは2.1
〜4の範囲となるようにする。ポリイソシアネ―ト成分
が少なすぎると、この段階で主鎖延長が起こり高粘度と
なつて安定に水分散させ難く、逆に多すぎると未反応の
ポリイソシアネ―ト成分が多くなり、剥離性が低下す
る。
【0029】上記の反応により、遊離のイソシアネ―ト
基が残存するプレポリマ―、つまりウレタンプレポリマ
―を生成させ、これに前記の炭素数12〜24の長鎖ア
ルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル
を主成分とする単量体を加えて均一混合物としたのち、
上記プレポリマ―に含まれるポリオ―ル成分に由来する
カルボキシル基を中和して、水に分散させる。中和のた
めの塩基には、トリエチルアミンやアンモニアなどが用
いられる。水への分散は、中和後の上記混合物に水を加
えるか、これとは逆に水に中和後の上記混合物を加える
方式で行えばよく、その際、均一になるように十分に撹
拌するのが望ましい。
【0030】この水分散後に、上記プレポリマ―に残存
するイソシアネ―ト基の反応による主鎖延長を行い、か
つ上記単量体の重合を行つて、高分子量のウレタンポリ
マ―および剥離性アクリル系ポリマ―を生成すると、剥
離性アクリル系ポリマ―が上記ウレタンポリマ―ととも
に水に分散された水分散型剥離性組成物が得られる。こ
こで、上記の主鎖延長は、エチレンジアミン、プロピレ
ンジアミンなどのポリアミンを、残存するイソシアネ―
ト基に対して、当量となる割合で用いて、反応させるの
が望ましい。また上記の重合は、反応系内に重合開始剤
を加えて反応処理する方式で行える。重合開始剤には、
過硫酸アンモニウムなどの過酸化物や水溶性のアゾ化合
物などが用いられる。とくに好ましくは、水中にイオン
生成物を発生しないアゾ化合物を用いるのがよい。油溶
性の重合開始剤を用いる場合は、あらかじめ上記単量体
中に混合しておいてもよい。
【0031】このようにして得られる水分散型剥離性組
成物は、剥離性アクリル系ポリマ―、ポリオ―ル成分お
よびポリイソシアネ―ト成分を、それぞれ前記所定範囲
内の使用量とすることにより、乳化剤を用いていないに
もかかわらず、均一で安定な水分散体として取り扱うこ
とができる。このため、この水分散型剥離性組成物を基
材上に塗布し、乾燥して、剥離層を形成することによ
り、セパレ―タして利用する剥離性基材を製造すること
ができる。また、この水分散型剥離性組成物を、片面側
に粘着剤層を有する支持体の背面側に塗布し、乾燥し
て、剥離層を形成することにより、巻き戻し容易な粘着
シ―ト類を製造できる。
【0032】基材または支持体への剥離層の形成に際し
ては、水分散型剥離性組成物の固形分濃度が1〜20重
量%程度となるように水で希釈して、塗布、乾燥後の剥
離層の厚さが0.01〜1μm程度となるようにするの
が望ましい。このように形成される剥離層は、粘着面に
対する剥離性にすぐれ、また乳化剤を含んでいないた
め、これが粘着面に移行するおそれがなく、加湿雰囲気
下でも、剥離後の粘着面の汚染性が少なくて、残留接着
力の大きいものとなる。
【0033】剥離性基材の製造において、基材として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リ塩化ビニルなどのプラスチツクフイルム、紙、セロハ
ン、金属箔などの従来公知のものをいずれも使用でき
る。また、巻き戻し容易な粘着シ―ト類の製造におい
て、支持体としては、上記の基材と同様のものを使用で
き、またこの支持体の片面側に設けられる粘着剤層に
は、アクリル系、ゴム系、ポリエステル系などの従来公
知の粘着剤がいずれも使用できる。
【0034】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味するものとする。
【0035】実施例1 ポリプロピレングリコ―ル(数平均分子量4,000)
100部に、N−メチルピロリドン20部に溶解した
2,2−ジメチロ―ルプロピオン酸8部を加え、0℃に
加熱脱気して水分を取り除いた。これに4,4′−ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネ―ト26部を加え、ま
たジブチルすずジラウレ―ト0.03部を加え、65℃
で3時間反応させて、ポリオ―ル成分をイソシアネ―ト
化した。
【0036】このイソシアネ―ト化反応後に、メタクリ
ル酸オクタデシル100部を加え、全体を均一に撹拌
し、これにトリエチルアミン3部を加え、再度撹拌し
て、カルボキシル基の中和反応を行つた。別途、フラス
コに1.5時間窒素置換した蒸留水700部を用意し、
これに上記の中和物を滴下ロ―トにより滴下した。滴下
完了後、エチレンジアミン1部を蒸留水で3倍に希釈し
て加え、またアゾビスイソブチルバレロニトリル0.0
2部を加え、60℃に加熱して5時間反応を行い、残存
するイソシアネ―ト基の反応による主鎖延長および重合
を行つた。
【0037】このようにして、ポリメタクリル酸オクタ
デシルからなる剥離性アクリル系ポリマ―を、乳化剤を
用いることなく、ウレタンポリマ―とともに、水に安定
に分散させてなる水分散型剥離性組成物を得た。この水
分散型剥離性組成物は、固形分中、剥離性アクリル系ポ
リマ―が42重量%、ポリオ―ル成分が45.4重量
%、ポリイソシアネ―ト成分が10.9重量%(残りの
成分には中和剤やウレタンの主鎖延長剤などが含まれ
る)であつた。つぎに、この水分散型剥離性組成物を固
形分濃度が10重量%となるように水で希釈したのち、
コロナ処理を施した厚さが38μmのポリエステルフイ
ルムにNo.9のワイヤ―バ―で均一に塗布し、120
℃で3分乾燥して、剥離層を形成し、剥離性基材を作製
した。
【0038】実施例2 ポリテトラメチレングリコ―ル(数平均分子量3,00
0、水酸基0.00067当量/g)50部の存在下
で、アクリル酸ブチル22部、アクリル酸エチル20
部、アクリル酸7.5部および2−ヒドロキシエチルア
クリレ―ト0.5部を、水酸基を有する連鎖移動剤とし
て2−メルカプトエタノ―ル1部、重合開始剤として
2,2−アゾビスイソブチロニトリル0.05部を用い
て、窒素気流下、50℃で6時間重合反応を行つた。
【0039】このようにして、数平均分子量3,000
のポリテトラメチレングリコ―ルと、カルボキシル基が
0.002当量/g、水酸基が0.00033当量/
g、数平均分子量が7,400のアクリルポリオ―ルと
の混合物からなる粘稠液体を得た。なお、上記の数平均
分子量などの測定は、GPCにより行つたものである。
この粘稠液体を100℃に加熱して減圧処理し、残存す
る水分を除去したのち、4,4′−ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネ―ト15.2部(全水酸基に対して
2.3倍当量)を加え、さらにジブチルすずジラウレ―
ト0.01部を加え、65℃で3時間反応させて、ポリ
オ―ル成分をイソシアネ―ト化した。
【0040】このイソシアネ―ト化反応後に、アクリル
酸オクタデシル150部をアクリル酸メチル50部に溶
解した単量体溶液を加えて、全体を均一に撹拌し、さら
にトリエチルアミン10.5部(カルボキシル基に対し
て等当量)を加えて、カルボキシル基を中和した。別
途、フラスコに1.5時間窒素置換した蒸留水850部
を用意し、これに上記の中和物を滴下ロ―トにより滴下
した。滴下完了後、エチレンジアミン1.9部を蒸留水
で3倍に希釈して加え、また2,2−アゾビス〔2−
(2−イミダゾリン−2イル)〕プロパン0.02部を
加えて、重合反応を開始し、50℃に4時間保持したの
ち、さらに70℃に昇温して1時間保持し、主鎖延長お
よび重合を行つた。
【0041】このようにして、アクリル酸オクタデシル
・アクリル酸メチル共重合体からなる剥離性アクリル系
ポリマ―を、乳化剤を用いることなく、ウレタンポリマ
―とともに、水に安定に分散させてなる水分散型剥離性
組成物を得た。この水分散型剥離性組成物は、固形分
中、剥離性アクリル系ポリマ―が61.1重量%、ポリ
オ―ル成分が30.5重量%、ポリイソシアネ―ト成分
が4.6重量%(残りの成分には中和剤やウレタンの主
鎖延長剤などが含まれる)であつた。この水分散型剥離
性組成物を用いて、実施例1と同様にして、剥離性基材
を作製した。
【0042】上記の実施例1,2の各剥離性基材につい
て、下記の方法により、剥離層の剥離性試験および剥離
後の残留接着力試験(耐汚染性試験)を行つた。これら
の試験結果は、表1に示されるとおりであつた。
【0043】<剥離性試験>粘着テ―プとして幅20mm
のセロハンテ―プを使用し、これを剥離性基材の剥離層
面に貼り付け、50℃の乾燥機中に10日間保存後、3
00mm/分の引き剥がし速度で180度剥離を行い、剥
離に要する力を測定した。
【0044】<剥離後の残留接着力試験(耐汚染性試
験)>剥離性試験に供したのちのセロハンテ―プを、被
着体として#280のサンドぺ―パでサンデイングした
ステンレス板に、2kgのロ―ラを1往復させる方式で圧
着し、23℃で20分間経過後、23℃,65%RHの
雰囲気下、引張り速度300mm/分で、180度剥離を
行い、剥離に要する力を測定した。なお、剥離性試験に
供する前のセロハンテ―プについて、上記と同様にして
剥離に要する力を測定したところ、530g/20mm幅
であつた。
【0045】
【0046】上記の表1から明らかなように、本発明の
実施例1,2の水分散型剥離性組成物を用いて作製した
剥離性基材によれば、剥離層の剥離性能にすぐれ、しか
も、剥離後の粘着面の汚染性が低くて、大きな残留接着
力を保持させることができ、粘着製品のセパレ―タとし
て好適に使用できることがわかる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、ポリ
オ―ル成分とポリイソシアネ―ト成分とを反応させて、
水に安定に分散されたウレタンポリマ―を生成する際
に、上記反応系に長鎖アルキル基を有するアクリル系単
量体を加えて重合処理するようにしたことにより、生成
する剥離性アクリル系ポリマ―を乳化剤を用いることな
くウレタンポリマ―とともに水に安定に分散させた水分
散型剥離性組成物を得ることができ、これを用いて基材
上に剥離層を形成した剥離性基材とするか、あるいは片
面側に粘着剤層を有する支持体の背面側に剥離層を形成
した粘着シ―ト類とすることにより、上記両剥離層の粘
着面に対する剥離性能にすぐれるとともに、剥離後の粘
着面の汚染性が少なくて、大きな残留接着力を示す上記
構成の剥離性基材または粘着シ―ト類を提供することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/20 C09D 5/20 4J034 133/04 133/04 4J038 175/04 175/04 C09J 7/02 C09J 7/02 Z // B32B 27/00 B32B 27/00 L 27/40 27/40 C08F 283/00 C08F 283/00 (72)発明者 井上 徹雄 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 山本 裕子 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK51A AK51K AR00C AT00B BA03 BA10A BA10C GB90 JK06 JL06 JL13C JL14A JM01A 4J002 BG04W BG05W CK03X CK04X CK05X GT00 HA06 4J004 AA05 AA10 AA15 AB01 CA02 CA04 CA05 CA06 CA08 DA02 DA03 DB01 EA01 4J011 PA95 PB40 PC07 4J026 AB02 BA27 BB01 BB02 4J034 BA08 CA04 CA15 CA22 CC03 DF16 DF20 DG03 DG04 DG05 DG14 DP18 HA01 HA07 HC17 HC22 HC46 HC52 HC71 HC73 MA22 RA08 RA09 4J038 CG141 CG142 CH041 CH042 DG051 DG052 DG111 DG112 DG131 DG132 DG191 DG192 DG261 DG262 MA08 NA10 PB03 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数12〜24の長鎖アルキル基を有
    する剥離性アクリル系ポリマ―を、ポリオ―ル成分とポ
    リイソシアネ―ト成分とからなるウレタンポリマ―とと
    もに、水に分散させてなり、固形分中、剥離性アクリル
    系ポリマ―が40〜90重量%、ポリオ―ル成分が5〜
    50重量%、ポリイソシアネ―ト成分が1〜20重量%
    であることを特徴とする水分散型剥離性組成物。
  2. 【請求項2】 ポリオ―ル成分が、ポリエ―テルポリオ
    ―ル、ポリエステルポリオ―ル、アクリルポリオ―ルま
    たはこれらの混合物からなる請求項1に記載の水分散型
    剥離性組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオ―ル成分にポリイソシアネ―ト成
    分を反応させ、これに炭素数12〜24の長鎖アルキル
    基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成
    分とする単量体を加え、ポリオ―ル成分に含ませたカル
    ボキシル基を中和して水に分散させ、残存するイソシア
    ネ―ト基の反応による主鎖延長および単量体の重合を行
    つて、炭素数12〜24の長鎖アルキル基を有する剥離
    性アクリル系ポリマ―をウレタンポリマ―とともに水に
    分散させてなる剥離性組成物を得ることを特徴とする水
    分散型剥離性組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 基材上に請求項1または2に記載の水分
    散型剥離性組成物からなる剥離層を有することを特徴と
    する剥離性基材。
  5. 【請求項5】 支持体の片面側に粘着剤層を有するとと
    もに、背面側に請求項1または2に記載の水分散型剥離
    性組成物からなる剥離層を有することを特徴とする粘着
    シ―ト類。
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