JP4570979B2 - ラグ付き農業用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ラグ付き農業用タイヤに関する。
トラクタ等の農用機械には、牽引力、排土性等が考慮されたラグ付き農業用タイヤが用いられる。ラグは、タイヤ赤道面が起点とされ左右のトレッド面の上に回転方向交互に配列されている。ラグの頂面がタイヤの最外径側に位置しているので、走行時におけるタイヤの接地面はこのラグに沿って変化する。
ラグ付きタイヤの走行時の接地面は、一方のラグに沿って赤道面からショルダー側へと移動し、さらに一方のラグのショルダー側から他方のラグの赤道面へと移動し、他方のラグに沿って赤道面からショルダー側へと移動し、他方のラグの軸方向外側から一方のラグの赤道面へと移動していく。このような接地面の移動が、走行時に繰り返されている。
ラグ付きタイヤの車軸は、トレッドの形状、ラグの形状、ラグの数等によって上下する。車軸が上下に動くと振動が発生するので、乗り心地は低下する。
走行振動が抑えられたラグ付きタイヤが、特開2004−299459に開示されている。このタイヤには、回転方向交互にトレッド面の上に設けられた第一ラグと第二ラグとのそれぞれに備えられている回転方向端部が側面視で互いに重複し、それぞれの頂面に半径方向外側に膨出された膨出部が備えられている。
特開2004−299459公報
ラグ付きタイヤの赤道面における縦剛性は、タイヤのショルダーにおける縦剛性よりも低い。したがって、走行時における接地面の移動に応じ、タイヤの撓みに変化が生じてしまう。特に接地面が赤道面にある時、その撓み量は最大となる。接地面がショルダーにある時、その撓み量は最小となる。走行時における撓み量の増減は車両に上下振動を生じさせるので、乗り心地が低下するという問題がある。
本発明の目的は、走行時の上下振動が抑えられたラグ付き農業用タイヤの提供にある。
本発明に係るラグ付き農業用タイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このトレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されたゴムシート層と、このゴムシート層の半径方向外側においてこのゴムシート層と積層された補強層とを備えている。このトレッドは、トレッド面の上に半径方向略外向きに延びるラグを備えている。このラグは、タイヤ赤道面を起点とし、かつタイヤ回転方向に対して裾広がりとなるように延びている。このラグは、その頂面に接地緩衝部を備えている。この接地緩衝部は、その半径方向高さがタイヤ回転方向に漸減していく形状を呈している。このラグは、第一ラグと第二ラグとからなる。この第一ラグはタイヤ赤道面が介された一方のトレッド面の上にあり、この第二ラグはこの他方のトレッド面の上にある。この第一ラグと第二ラグとは、このトレッド面の上をタイヤ回転方向に交互に配列されている。このラグの軸方向外側にあり、かつタイヤ回転方向後端に位置する端部が点PSとされ、この接地緩衝部のタイヤ赤道面上の先端が点PUとされたとき、トレッド端Teが基準とされた点PSまでの半径方向高さHSに対する、点PSが基準とされた点PUまでの半径方向高さの比率(HU/HS)は、5%以上10%以下である。この第一ラグに備えられている接地緩衝部の軸方向外側の裾が点P1とされ、この第二ラグに備えられている接地緩衝部の軸方向外側の裾が点P2とされたとき、このトレッド幅WTに対するこの点P1と点P2との軸方向距離WMの比率(WM/WT)は、30%以上50%以下である。この補強層の軸方向幅がWBとされたとき、このトレッド幅WTに対するこのWBの比率(WB/WT)は、20%以上50%以下である。このゴムシート層は、架橋ゴムからなる。この架橋ゴムの硬度(デュロメータA硬さ)は、75以上80以下である。このゴムシート層の軸方向幅がWRとされたとき、このWTに対するこのWRの比率(WR/WT)は10%以上40%以下である。
好ましくは、このタイヤでは、上記補強層は、コードを備えている。このコードは、スチール又は有機繊維からなる。このコードがタイヤ赤道面に対してなす角度の絶対値は、30°以上70°以下である。
好ましくは、このタイヤでは、上記カーカスの半径方向厚みがTCとされ、上記ゴムシート層の半径方向厚みがTRとされたとき、このTCに対するこのTRの比率(TR/TC)は20%以上50%以下である。
このラグ付き農業用タイヤは、タイヤの撓み量が考慮され、タイヤ赤道面におけるラグの高さが高められているので、走行時の上下振動が抑えられる。上下振動が抑えられるので、このタイヤは乗り心地に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るラグ付き農業タイヤ2の一部が示された断面図である。図2は、図1のタイヤ2の一部が示された平面図である。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の回転方向である。図1中の一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。図2中矢印線Aは、車両走行時におけるこのタイヤ2の回転方向を表す。このタイヤ2はリム4に組み込まれており、その内部に備えられるチューブ6に空気が充填されている。このタイヤ2は、トレッド8、サイドウォール10、ビード12、カーカス14、ゴムシート層16及び補強層18を備えている。このタイヤ2は、チューブ入りの空気入りタイヤである。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。
トレッド8は架橋ゴムからなり、半径方向外向きに凸な形状を呈している。このトレッド8は、その外面に形成されるトレッド面20の上に、半径方向略外向きに延びるラグ22を備えている。このラグ22は、赤道面を起点とし、かつ回転方向に対して裾広がりとなるように延びている。このラグ22は、その頂面に接地緩衝部24を備えている。この接地緩衝部24は、その半径方向高さが回転方向に漸減していく形状を呈している。
サイドウォール10は、トレッド8の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール10は、架橋ゴムからなる。サイドウォール10は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール10は、カーカス14の外傷を防止する。
ビード12は、サイドウォール10から半径方向略内向きに延びている。ビード12は、コア26と、このコア26から半径方向外向きに延びるエイペックス28とを備えている。コア26はリング状であり、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス28は、半径方向外向きに先細りであるテーパ状であり、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス14は、第一カーカスプライ30及び第二カーカスプライ32からなる。第一カーカスプライ30及び第二カーカスプライ32は、両側のビード12の間に架け渡されており、トレッド8及びサイドウォール10の内側に沿っている。第一カーカスプライ30及び第二カーカスプライ32は、コア26の周りを、軸方向内側から外側に向かって巻かれている。
図示されていないが、第一カーカスプライ30及び第二カーカスプライ32は、カーカスコードとトッピングゴムとからなる。第一カーカスプライ30及び第二カーカスプライ32は、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上50°以下である。第一カーカスプライ30のカーカスコードの赤道面に対する角度は、第二カーカスプライ32のカーカスコードの赤道面に対する角度とは逆である。カーカスコードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ゴムシート層16は、トレッド8の半径方向内側に位置している。このゴムシート層16は、カーカス14と積層されている。このゴムシート層16は、トレッド8のセンターを補強している。このゴムシート層16は、架橋ゴムからなる。この架橋ゴムの硬度(デュロメータA硬さ)は、75以上80以下である。この硬度が75以上に設定されることにより、トレッド8の撓みが小さくなるので、走行時の振動が抑えられる。この観点から、この硬度は76以上がより好ましく、77以上が特に好ましい。この硬度が80以下に設定されることにより、乗り心地が向上する。この観点から、この硬度は79以下がより好ましく、78以下が特に好ましい。
本発明において硬度は、タイプAのデュロメータによって測定される。測定のための試験片は、タイヤ2から切り出される。厚さが1.0mmであるシート状の試験片が3枚重ねられて、測定がなされる。
補強層18は、ゴムシート層16の半径方向外側に位置している。補強層18は、このゴムシート層16と積層されている。この補強層18は、トレッド8のセンターを補強している。この補強層18は、コードとトッピングゴムとからなる。このコードの材質は、スチール又は有機繊維である。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、30°以上70°以下である。この傾斜角度の絶対値が30°以上に設定されることにより、トレッド8の撓みが小さくなるので、走行時の振動が抑えられる。この観点から、この傾斜角度の絶対値は35°以上がより好ましく、40°以上が特に好ましい。この傾斜角度の絶対値が70°以下に設定されることにより、乗り心地は向上する。この観点から、この傾斜角度の絶対値は65°以下がより好ましく、60°以下が特に好ましい。
ラグ22は、第一ラグ34と第二ラグ36とから構成されている。この第一ラグ34は赤道面が介された一方のトレッド面20の上にあり、この第二ラグ36はこの他方のトレッド面20の上にある。この第一ラグ34と第二ラグ36とは、このトレッド面20の上を回転方向に交互に配列されている。前述したように、この第一ラグ34と第二ラグ36とは、接地緩衝部24を備えている。
図2において、この第一ラグ34に備えられる接地緩衝部24の軸方向外側の裾は、点P1である。この第二ラグ36に備えられる接地緩衝部24の軸方向外側の裾は、点P2である。両矢印線WMは、この点P1と点P2との軸方向距離を表している。両矢印線WTは、左右に位置するトレッド端Teが結ばれるトレッド幅を表している。なお、図2中の破線LTは、トレッド端Teが回転方向に結ばれるトレッド端線を表している。
このトレッド幅WTに対するこのP1とP2との軸方向距離WMの比率(WM/WT)は、30%以上50%以下である。この比率(WM/WT)が30%以上に設定されることにより、回転方向におけるこの第一ラグ34の接地緩衝部24と第二ラグ36の接地緩衝部24との間隔が狭められる。このようなタイヤ2では、接地緩衝部24が連続的に接地面を形成するので、走行時の振動が抑えられる。この観点から、この比率(WM/WT)は35%以上がより好ましく、38%以上が特に好ましい。この比率(WM/WT)が50%以下に設定されることにより、このラグ22の質量増加が抑えられる。この観点から、この比率(WM/WT)は45%以下がより好ましく、42%以下が特に好ましい。
図3は、図1のタイヤ2が示された側面図である。この紙面との垂直方向が、タイヤ2の軸方向に相当する。矢印線Aは、車両走行時におけるタイヤ2の回転方向を表している。この紙面の前面には、第一ラグ34が回転方向に並んでいる。点PSは、ラグ22の軸方向外側にあり、かつ回転方向後端に位置するラグ22の端部を表している。点PUは、赤道面上にある接地緩衝部24の先端を表している。円周LTは、トレッド端Teが結ばれたトレッド端線である。円周LSは、この点PSが結ばれたラグ外径線である。
この図3において、両矢印線HSは、トレッド端線LTが基準とされたこの点PSまでの半径方向高さを表している。両矢印線HUは、ラグ外径線LSが基準とされたこの点PUまでの半径方向高さを表している。この半径方向高さHSに対する半径方向高さHUの比率(HU/HS)は、5%以上10%以下である。この比率(HU/HS)が5%以上に設定されることにより、ラグ22間の荷重移動がなめらかとなるので、走行時の振動が防止される。この観点から、この比率(HU/HS)は6%以上がより好ましく、7%以上が特に好ましい。この比率(HU/HS)が10%以下に設定されることにより、このラグ22の質量増加が抑えられる。この観点から、この比率(HU/HS)は9%以下がより好ましく、8%以下が特に好ましい。
図1において、矢印線WBは、軸方向における補強層18の幅を表している。矢印線WRは、軸方向におけるゴムシート層16の幅を表している。両矢印線TRは、ゴムシート層16の半径方向厚さを表している。両矢印線TCは、カーカス14の半径方向厚さを表している。
トレッド幅WTに対するこの補強層18の軸方向幅WBの比率(WB/WT)は、20%以上50%以下である。この比率(WB/WT)が20%以上に設定されることにより、トレッド8の撓みが小さくなるので、走行時の振動が抑えられる。この観点から、この比率(WB/WT)は25%以上がより好ましく、30%以上が特に好ましい。この比率(WB/WT)が50%以下に設定されることにより、乗り心地が向上する。この観点から、この比率(WB/WT)は45%以下がより好ましく、40%以下が特に好ましい。
このトレッド幅WTに対するこのゴムシート層16の軸方向幅WRの比率(WR/WT)は、10%以上40%以下である。この比率(WR/WT)が10%以上に設定されることにより、トレッド8の撓みが小さくなるので、走行時の振動が抑えられる。この観点から、この比率(WR/WT)は15%以上がより好ましく、20%以上が特に好ましい。この比率(WR/WT)が40%以下に設定されることにより、乗り心地が向上する。この観点から、この比率(WR/WT)は35%以下がより好ましく、30%以下が特に好ましい。
このカーカス14の半径方向厚みTCに対するこのゴムシート層16の半径方向厚みTRの比率(TR/TC)は、20%以上50%以下である。この比率(TR/TC)が20%以上に設定されることにより、トレッド8の撓みが小さくなるので、走行時の振動が抑えられる。この観点から、この比率(TR/TC)は25%以上がより好ましく、30%以上が特に好ましい。この比率(TR/TC)が50%以下に設定されることにより、乗り心地が向上する。この観点から、この比率(TR/TC)は45%以下がより好ましく、40%以下が特に好ましい。
このタイヤ2の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成が備えられ、下記表1に示された仕様を備えた実施例1のラグ付き農業用タイヤを得た。このタイヤサイズは、13.6−24 4PRである。カーカスには、第一カーカスプライ及び第二カーカスプライを用いた。この第一カーカスプライ及び第二カーカスプライに用いられているコード材質は、ナイロン繊維である。このコードの回転方向に対してなす角度は、35°である。ゴムシート層が構成される架橋ゴムの硬度(デュロメータA硬さ)は、78である。補強層のコード材質は、スチールである。このコードの回転方向に対してなす角度は、50°である。カーカスの半径方向厚みTCに対するゴムシート層の半径方向厚みTRの比率(TR/TC)は、35%である。
[比較例4及び5並びに実施例5及び6]
比率(WM/WT)を下記表1及び表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ラグ付き農業用タイヤを得た。
[比較例3及び6並びに実施例4及び7]
比率(HU/HS)を下記表1及び表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ラグ付き農業用タイヤを得た。
[比較例2及び7並びに実施例3及び8]
このトレッド幅WTに対するこの補強層の軸方向幅WBの比率(WB/WT)を下記表1及び表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ラグ付き農業用タイヤを得た。比較例2に示されるタイヤには、補強層は設けられていない。
[比較例1及び8並びに実施例5及び6]
このトレッド幅WTに対するこのゴムシート層の軸方向幅WRの比率(WR/WT)を下記表1及び表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、ラグ付き農業用タイヤを得た。比較例1に示されるタイヤには、ゴムシート層は設けられていない。
[振動性評価]
農業用トラクタに、試作タイヤが装着された。リムは24×W11、タイヤ空気内圧は100kPaとした。舗装されたテストコースで、走行試験が実施され、ライダーが5.0点を満点とした振動性に関する官能評価を行った。この数値が大きいほど、良好であることが示される。この結果が、下記の表1及び表2に示されている。
Figure 0004570979
Figure 0004570979
表1及び表2に示されるように、実施例のラグ付き農業用タイヤでは、走行時における上下振動が抑えられる。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るラグ付き農業用タイヤは、種々の農用機械に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るラグ付き農業タイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された平面図である。 図3は、図1のタイヤが示された側面図である。
符号の説明
2・・・タイヤ
4・・・リム
6・・・チューブ
8・・・トレッド
10・・・サイドウォール
12・・・ビード
14・・・カーカス
16・・・ゴムシート層
18・・・補強層
20・・・トレッド面
22・・・ラグ
24・・・接地緩衝部
26・・・コア
28・・・エイペックス
30・・・第一カーカスプライ
32・・・第二カーカスプライ
34・・・第一ラグ
36・・・第二ラグ

Claims (3)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このトレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されたゴムシート層と、このゴムシート層の半径方向外側においてこのゴムシート層と積層された補強層とを備えており、
    このトレッドが、トレッド面の上に半径方向略外向きに延びるラグを備えており、
    このラグが、タイヤ赤道面を起点とし、かつタイヤ回転方向に対して裾広がりとなるように延びており、
    このラグが、その頂面に接地緩衝部を備えており、
    この接地緩衝部が、その半径方向高さがタイヤ回転方向に漸減していく形状を呈しており、
    このラグが、第一ラグと第二ラグとからなり、
    この第一ラグがタイヤ赤道面が介された一方のトレッド面の上にあり、この第二ラグがこの他方のトレッド面の上にあり、
    この第一ラグと第二ラグとが、このトレッド面の上をタイヤ回転方向に交互に配列されており、
    このラグの軸方向外側にあり、かつタイヤ回転方向後端に位置する端部が点PSとされ、この接地緩衝部のタイヤ赤道面上の先端が点PUとされたとき、トレッド端Teが基準とされた点PSまでの半径方向高さHSに対する、点PSが基準とされた点PUまでの半径方向高さの比率(HU/HS)が、5%以上10%以下であり、
    この第一ラグに備えられている接地緩衝部の軸方向外側の裾が点P1とされ、この第二ラグに備えられている接地緩衝部の軸方向外側の裾が点P2とされたとき、このトレッド幅WTに対するこの点P1と点P2との軸方向距離WMの比率(WM/WT)が、30%以上50%以下であり、
    この補強層の軸方向幅がWBとされたとき、このトレッド幅WTに対するこのWBの比率(WB/WT)が、20%以上50%以下であり、
    このゴムシート層が、架橋ゴムからなり、
    この架橋ゴムの硬度(デュロメータA硬さ)が、75以上80以下であり、
    このゴムシート層の軸方向幅がWRとされたとき、このWTに対するこのWRの比率(WR/WT)が10%以上40%以下であるラグ付き農業用タイヤ。
  2. 上記補強層が、コードを備えており、
    このコードが、スチール又は有機繊維からなり、
    このコードがタイヤ赤道面に対してなす角度の絶対値が、30°以上70°以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記カーカスの半径方向厚みがTCとされ、上記ゴムシート層の半径方向厚みがTRとされたとき、このTCに対するこのTRの比率(TR/TC)が20%以上50%以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
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