JP6848353B2 - 二輪自動車用タイヤ - Google Patents

二輪自動車用タイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP6848353B2
JP6848353B2 JP2016215551A JP2016215551A JP6848353B2 JP 6848353 B2 JP6848353 B2 JP 6848353B2 JP 2016215551 A JP2016215551 A JP 2016215551A JP 2016215551 A JP2016215551 A JP 2016215551A JP 6848353 B2 JP6848353 B2 JP 6848353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
core
rim
bead
connection point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016215551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018070070A (ja
Inventor
昇平 芝本
昇平 芝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2016215551A priority Critical patent/JP6848353B2/ja
Publication of JP2018070070A publication Critical patent/JP2018070070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6848353B2 publication Critical patent/JP6848353B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、二輪自動車用タイヤに関する。
タイヤは、ビードがリムを締め付けることでリムに固定されている。ビードとリムとの接触圧が充分でない場合、リムがビードに対してずれる「リムずれ」を起こすことがある。リム径に対するビードのコアの径を小さくすることで、ビードとリムとの接触圧が大きくされる。これによりリムずれは抑制できる。しかし、ビードのコアの径を小さくすると、ビードをリムに嵌合するとき、大きな嵌合圧が必要となる。このタイヤでは、リムへの取り付けに手間がかかる。このタイヤは、リム組み性に劣る。さらに、ビードのコアの径を小さくすると、タイヤの周上で嵌合状態の不均一が起こりうる。これは、走行時のタイヤ振れの増加や操縦性の低下の要因となり得る。
ビードの部分の形状は、リムずれの防止性能やリム組み性に影響を及ぼす。これまで、ビードの部分の形状について、さまざまな検討がなされている。例えば、リム組み性を悪化させることなくリムずれを防止するために、ビードの部分とリムとの接触面積を増やすことが行われてきた。このタイヤでは、ビードの部分の形状はリムの形状に合わせられている。例えば、このタイヤでは、ビードの部分のヒールの輪郭の曲率半径は、リムに合わせて2.5mmとされている。また、特開平11−192821公報に開示された二輪自動車用のタイヤでは、ヒールの部分に凸状を設けることで、リム組みの容易性に影響を及ぼすことなく、エアーシール性能を向上させている。
特開平11−192821公報
リムずれの防止性能やリム組み性が改善されたタイヤが求められている。さらに、ビードの部分の形状は、操縦性に影響を及ぼす。特に二輪自動車用のタイヤでは、操縦性の向上は重要な課題である。発明者らの知る限り、これまで二輪自動車用タイヤについて、操縦性の向上の観点からビードの部分の形状が検討された報告は、なされていない。
本発明の目的は、リムずれの防止性能及びリム組み性に加えて、操縦性が向上された二輪自動車用タイヤの提供にある。
本発明に係る二輪自動車用タイヤは、一対のビードを備える。このタイヤの上記ビードの部分の外面は、このタイヤがリムに装着されたときこのリムのシート面と当接する底面と、このリムのフランジと当接するサイド面と、この底面とこのサイド面との間に位置するヒール面とを備えている。上記ヒール面は、上記底面と接続点P1で接続し、上記サイド面と接続点P2で接続している。このタイヤを周方向に垂直な面で切った断面において、上記ヒール面の輪郭は、曲率半径Rが3.5mm以上の外向きに凸な円弧Cであるか、又は直線Lである。
好ましくは、上記ヒール面が存在しないとして上記底面と上記サイド面とを延長することで構成した上記ビードの部分の輪郭が仮想輪郭とされたとき、上記ヒール面の輪郭は、この仮想輪郭から突出していない。
上記ビードはコアを備えている。好ましくは、上記接続点P1は上記コアの中心より軸方向外側に位置し、上記接続点P2は上記コアの中心より半径方向内側に位置する。
好ましくは、上記コアの中心と上記接続点P1との軸方向距離D1の、上記コアの幅Wcに対する比(D1/Wc)は、0.1以上0.6以下である。
好ましくは、上記コアの中心と上記接続点P2との半径方向距離D2の、上記コアの高さHcに対する比(D2/Hc)は、0.1以上0.6以下である。
好ましくは、上記コアは、略周方向に延びる一本の非伸縮性ワイヤより構成された螺旋構造を有している。
本発明に係る二輪自動車用タイヤでは、底面とサイド面との間に位置するヒール面の輪郭は、曲率半径Rが3.5mm以上の外向きに凸な円弧Cであるか、又は直線Lである。この構造により、従来ヒール面に負荷されていた圧力が、底面及びサイド面に分散される。底面及びサイド面における接触圧が向上する。タイヤの力がリムに効率良く伝わることで、タイヤの応答性が向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。また、底面及びサイド面における接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。さらに、ヒール面の輪郭を、曲率半径Rが3.5mm以上の外向きに凸な円弧C又は直線Lとすることで、タイヤをリムに装着する際に、このビードの部分はリムのバンプを乗り越えやすくなる。このタイヤでは、嵌合圧が低減される。このタイヤでは、リム組み性が向上されている。このタイヤでは、リムずれの防止性能、リム組み性及び操縦性が向上されている。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1の一部が示された拡大断面図である。 図3は、他の実施形態に係るタイヤ一部が示された拡大断面図である。 図4は、図1のタイヤのビードの部分における、外面上の位置と接触圧との関係が示されたグラフである。 図5は、従来のタイヤのビードの部分における、外面上の位置と接触圧との関係が示されたグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のビード8、カーカス10、ベルト12、バンド14、及びインナーライナー16を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、二輪自動車に装着される。このタイヤ2は、特に二輪自動車の前輪に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面18を備えている。図示されないが、このトレッド面18には溝が刻まれている。この溝により、トレッドパターンが形成されている。このトレッド面18に溝が刻まれなくてもよい。トレッド4は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
それぞれのサイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。サイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール6は、カーカス10の損傷を防止する。サイドウォール6は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。
それぞれのビード8は、サイドウォール6よりも軸方向略内側に位置している。ビード8は、コア20と、このコア20から半径方向外向きに延びるエイペックス22とを備えている。コア20は、周方向に巻回された非伸縮性のワイヤを含む。ワイヤの典型的な材質は、スチールである。エイペックス22は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス22は、高硬度な架橋ゴムからなる。
この実施形態では、コア20は、一本のワイヤが巻回されることで構成されている。このコア20は、略周方向に延びる一本のワイヤより構成された螺旋構造を有している。コア20が、2本以上のワイヤが巻回されることで構成されてもよい。複数のワイヤが並列されたテープを周方向に巻回して、コア20が構成されてもよい。コア20が、ケーブルビード構造を備えていてもよい。ケーブルビード構造では、コア20は断面が円形の芯と、この芯の周りに螺旋状に巻き付けられたワイヤとからなる。
カーカス10は、カーカスプライ24からなる。カーカスプライ24は、両側のビード8の間に架け渡されている。カーカスプライ24は、コア20の周りにて折り返されている。カーカスプライ24は、一方のビード8から他方のビード8まで延びる主部26と、ビード8の軸方向外側に位置する折返し部28とを備えている。主部26はトレッド4及びサイドウォール6の内側に沿って延在している。折返し部28は、ビード8の外側に沿って延びている。
図示されていないが、カーカスプライ24は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、65°から90°である。換言すれば、このカーカス10はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト12は、カーカス10の半径方向外側に位置している。ベルト12は、カーカス10と積層されている。ベルト12は、カーカス10を補強する。ベルト12は、ベルトプライ30からなる。図示されていないが、ベルトプライ30は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、10°以上35°以下である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。このベルト12が、2枚のベルトプライ30から構成されてもよい。
バンド14は、ベルト12の半径方向外側に位置している。軸方向において、バンド14の幅はベルト12の幅よりも大きい。図示されていないが、このバンド14は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンド14は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト12が拘束されるので、ベルト12のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー16は、カーカス10の内側に位置している。インナーライナー16は、カーカス10の内面に接合されている。インナーライナー16は、架橋ゴムからなる。インナーライナー16には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー16の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー16は、タイヤ2の内圧を保持する。
図2は、図1のタイヤ2のビード8の部分の一部が拡大された断面図である。図において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。
図で示されるように、ビード8の部分の外面は、このタイヤ2がリムに装着されたときこのリムのシート面と当接する底面32と、このリムのフランジと当接するサイド面34と、この底面32とこのサイド面34との間に位置するヒール面36とを備えている。点P1は、底面32とヒール面36との接続点である。底面32とヒール面36とは接続点P1で接続する。点P2は、サイド面34とヒール面36との接続点である。サイド面34とヒール面36とは接続点P2で接続する。
周方向に垂直な断面において、底面32は概ね軸方向に延びる。底面32が軸方向となす角度は、通常0°以上20°以下である。サイド面34は、概ね半径方向に延びる。この実施形態では、接続点P2の半径方向外側において、サイド面34の輪郭は、内向きに凸な円弧を備えている。このタイヤ2では、ヒール面36の輪郭は直線Lである。直線Lは、接続点P1と接続点P2とを結ぶ。
図3には、このタイヤ2のビード8の部分について、ヒール面36の形状が変更された実施形態が示されている。このビード8の部分は、ヒール面36の形状以外は、図2のビード8の部分と同じ構造である。図において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤの軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤの周方向である。
この実施形態では、ヒール面36の輪郭は外向きに凸な円弧Cである。この円弧Cの中心は、ビード8の部分の内部に位置している。円弧Cは、接続点P1と接続点P2とを結ぶ。この実施形態では、円弧Cの曲率半径Rは、3.5mm以上である。
上記では、図2のビード8の部分と、図3のビード8の部分とは、別の実施形態として説明された。しかし、図3のビード8の部分において、円弧Cの曲率半径を大きくしていけば、この円弧Cの形状は直線Lに近づく。すなわち、図2のビード8の部分は、図3のビード8の部分において、円弧Cの曲率半径Rが無限大になったものと考えられる。これらは、曲率半径Rのみが異なった、同一構造のタイヤである。
以下、本発明の作用効果が説明される。
発明者らは、リムずれの防止性、リム組みの容易性及び操縦性の観点から、ビードの部分の形状について検討を行った。その結果、ヒール面の輪郭を、曲率半径Rが3.5mm以上の外向きに凸な円弧Cとするか、又は直線Lとすることが、これらに効果的に寄与することを見出した。
図4は、ヒール面36の輪郭が直線Lとされたビード8の部分について、リムとの接触圧が示されたグラフである。接触圧の計測では、シート状の感圧センサが、ビード8の部分に付着された。このタイヤ2がリムに装着され、タイヤ2に荷重が負荷された。このときのビード8の部分とリムとの接触圧が計測された。このグラフにおいて、横軸は、ビード8の部分の外面上の位置を表す。ビード8の部分の外面上において、リムのフランジ端と同じ半径方向高さの位置が0mmとされている。この位置は基準位置と称される。このタイヤ2では、基準位置は、サイド面34上の位置である。ビード8の外面上の位置は、基準位置からリムの底面32にむけてビード8の部分の表面に沿って計測した、この位置までの距離として表される。横軸は、この距離が表されている。例えば、横軸において「10mm」は、基準位置からの底面32に向けてビード8の部分の表面に沿って計測した、基準位置からの距離が10mmの位置を表す。基準位置では、サイド面34はフランジと接触していないため、接触圧は0kPaである。サイド面34とフランジとが接触すると、接触圧は0kPaより大きくなる。図に示されるとおり、接触圧は位置が5mmから10mmの近辺で、急激に大きくなる。これは、サイド面34とフランジとの接触圧である。その後、接触圧は一旦小さくなる。これは、ヒール面36において、接触圧が小さくなっていることを示す。接触圧は、再び大きくなる。これは、底面32において、接触圧が大きくなっていることを示す。
接触圧は、タイヤ2の傾斜角CAが0°、10°及び40°のそれぞれの場合について計測された。図4のグラフ中の実線は傾斜角CAが0°のときの接触圧を表し、点線は傾斜角CAが10°のときの接触圧を表し、一点鎖線は傾斜角CAが40°のときの接触圧を表す。
図5は、従来のタイヤのビードの部分について、リムとの接触圧が示されたグラフである。測定方法は、図4のタイヤ2の場合と同じである。図から明らかな通り、多少の増減はあるももの、接触圧は、サイド面からヒール面を通過し底面に至るまで、徐々に増えている。この測定では、接触圧は、タイヤの傾斜角CAが0°及び10°のそれぞれの場合ついて計測された。
図4と図5との比較から明らかなとおり、本タイヤ2では、従来のタイヤと比べて、従来ヒール面に負荷されていた圧力が底面32及びサイド面34に分散される。これにより、底面32及びサイド面34における接触圧が向上する。この接触圧の向上により、タイヤ2が発生する力が効率よくリムに伝わる。これは、ライダーの操作に対して、タイヤ2の反応速度を向上させる。これは、タイヤ2の緩和長を短くする。このタイヤ2は応答性に優れる。このタイヤ2では、良好な操縦性が実現されている。
図4と図5との比較から明らかなとおり、従来のタイヤでは、傾斜角CAが変わっても接触圧はほとんど変化がない。これに対して、本タイヤ2では、タイヤ2の傾斜角CAが大きくなるにつれて、接触圧が大きくなっている。傾斜角10°では、サイド面34と底面32とにおいて、接触圧が大きくなる。傾斜角10°において、タイヤ2が発生する力がより効率よくリムに伝えられる。これは、車両のロール方向への応答性を向上させる。傾斜角40°では、サイド面34での接地圧がさらに大きくなる。これは、旋回時の操舵応答を向上させる。このタイヤ2では、傾斜角CAが大きい場合における操縦性がより向上されている。このタイヤ2では、良好な操縦性が実現されている。
底面32及びサイド面34における接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。これは、車両の制動距離を短くしうる。さらに、ヒール面36の輪郭を、曲率半径Rが3.5mm以上の外側に凸な円弧C、又は直線Lとすることで、タイヤ2をリムに装着する際に、このビード8の部分はリムのバンプを乗り越えやすくなる。このタイヤ2では、嵌合圧が低減されている。このタイヤ2では、リム組み性能が向上されている。このタイヤ2では、リム滑り防止性能が向上されたうえで、リム組み性能が向上されている。
このタイヤ2では、曲率半径Rは5.0mm以上がより好ましい。曲率半径Rを5.0mm以上とすることで、このサイド面34及び底面32の接触圧が効果的に向上する。この接触圧の向上により、タイヤ2が発生する力が効率よくリムに伝わる。これは、ライダーの操作に対して、タイヤ2の反応速度を向上させる。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、この接触圧の向上は、リム滑りを効果的に向上させる。ヒール面36の輪郭を、曲率半径Rが5.0mm以上の外側に凸な円弧Cとすることで、タイヤ2をリムに装着する際に、タイヤ2はリムのバンプを乗り越えやすくなる。このタイヤ2では、嵌合圧が低減されている。このタイヤ2は、リム組み性能が向上されている。これらの観点から、曲率半径Rは、10mm以上がさらに好ましく、15mm以上がさらに好ましく、30mm以上がさらに好ましい。曲率半径Rは無限大、すなわち、ヒール面36の輪郭が直線Lとなるのが最も好ましい。
ビード8の部分において、ヒール面36が存在しないとして、底面32とサイド面34とを延長することで構成した輪郭は、仮想輪郭38と称される。詳細には、仮想輪郭38は、接続点P1における底面32の輪郭の接線と、接続点P2におけるサイド面34の輪郭の接線とで構成される。図2及び図3には、仮想輪郭38が示されている。図2及び3から明らかなとおり、ヒール面36の輪郭は、仮想輪郭38から突出しないのが好ましい。ヒール面36の輪郭を仮想輪郭38から突出しないようにすることで、このヒール面36に生じる接触圧は小さくされる。これにより、底面32及びサイド面34における接触圧が向上する。この接触圧の向上により、タイヤ2が発生する力が効率よくリムに伝わる。これは、ライダーの操作に対して、タイヤ2の反応速度を向上させる。これは、タイヤ2の緩和長を短くしうる。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。
図2において、符号COは、コア20の中心である。ここでは、コア20の中心はその断面の輪郭の重心を指す。図に示されているとおり、接続点P1は、中心COより軸方向外側に位置するのが好ましい。コア20の中心COの半径方向内側において、ビード8の部分からリムのシート面への圧力が最も大きくなる。接続点P1を中心COより軸方向外側に位置させることで、中心COの半径方向内側には、直線Lが存在しない。ビード8の部分からの圧力が、効果的にシート面に負荷される。このタイヤ2では、底面32における接触圧が効果的に向上する。この接触圧の向上により、タイヤ2が発生する力が効率よくリムに伝わる。これは、ライダーの操作に対して、タイヤ2の反応速度を向上させる。これは、タイヤ2の緩和長を短くする。このタイヤ2では、良好な操縦性が実現されている。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。
接続点P1を中心COより軸方向外側に位置させることで、タイヤ2が転動したときのビード8の動きが、効果的に抑えられる。このタイヤ2では、ビード8が動くことによる耐久性の低下が防止されている。このタイヤ2では、優れた耐久性が実現されている。
図に示されているとおり、接続点P2は、中心COより半径方向内側に位置するのが好ましい。コア20の中心COの軸方向外側において、ビード8の部分からリムのサイド面34への圧力が最も大きくなる。接続点P2を中心COより半径方向内側に位置させることで、中心COの軸方向外側には、直線Lが存在しない。ビード8の部分からの圧力が、効果的にサイド面34に負荷される。このタイヤ2では、サイド面34における接触圧が効果的に向上する。この接触圧の向上により、タイヤ2が発生する力が効率よくリムに伝わる。これは、ライダーの操作に対して、タイヤ2の反応速度を向上させる。これは、タイヤ2の緩和長を短くする。このタイヤ2では、良好な操縦性が実現されている。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。
接続点P2を中心COより半径方向内側に位置させることで、タイヤ2が転動したときのビード8の動きが、効果的に抑えられる。このタイヤ2では、ビード8が動くことによる耐久性の低下が防止されている。このタイヤ2では、優れた耐久性が実現されている。
図2において、両矢印Wcは、コア20の軸方向幅である。両矢印D1は、中心COと接続点P1との軸方向距離である。距離D1の幅Wcに対する比(D1/Wc)は、0.1以上が好ましい。比(D1/Wc)を0.1以上とすることで、ビード8の部分からの圧力が、効果的にシート面に負荷される。このタイヤ2では、底面32における接触圧が効果的に向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、比(D1/Wc)は0.2以上がより好ましい。比(D1/Wc)は、0.6以下が好ましい。比(D1/Wc)を0.6以下とすることで、従来ヒール面に負荷されていた圧力が効果的に底面32に負荷される。これにより、底面32における接触圧が向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、比(D1/Wc)は0.5以下がより好ましい。
距離D1は、1mm以上が好ましい。距離D1を1mm以上とすることで、ビード8の部分からの圧力が、効果的にシート面に負荷される。このタイヤ2では、底面32における接触圧が効果的に向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、距離D1は2mm以上がより好ましい。距離D1は、6mm以下が好ましい。距離D1を6mm以下とすることで、従来ヒール面に負荷されていた圧力が効果的に底面32に負荷される。これにより、底面32における接触圧が向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、距離D1は5mm以下がより好ましい。
図2において、両矢印Hcは、コア20の半径方向高さである。両矢印D2は、中心COと接続点P2との半径方向距離である。距離D2の高さHcに対する比(D2/Hc)は、0.1以上が好ましい。比(D2/Hc)を0.1以上とすることで、ビード8の部分からの圧力が、効果的にフランジに負荷される。このタイヤ2では、サイド面34における接触圧が効果的に向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、比(D2/Hc)は0.2以上がより好ましい。比(D2/Hc)は、0.6以下が好ましい。比(D2/Hc)を0.6以下とすることで、従来ヒール面36に負荷されていた圧力が効果的にサイド面34に負荷される。これにより、サイド面34における接触圧が向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、比(D2/Hc)は0.5以下がより好ましい。
距離D2は、1mm以上が好ましい。距離D2を1mm以上とすることで、ビード8の部分からの圧力が、効果的にフランジに負荷される。このタイヤ2では、サイド面34における接触圧が効果的に向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、距離D2は2mm以上がより好ましい。距離D2は、6mm以下が好ましい。距離D2を6mm以下とすることで、従来ヒール面36に負荷されていた圧力が効果的にサイド面34に負荷される。これにより、サイド面34における接触圧が向上する。これは、操縦性の向上に寄与する。さらに、接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。この観点から、距離D2は5mm以下がより好ましい。
上記では、図2のビード8の部分において、接続点P1及びP2と、コア20との関係が説明された。これらの関係は、図3のビード8の部分においても同じである。すなわち、図3において、接続点P1は、中心COより軸方向外側に位置するのが好ましい。接続点P2は、中心COより半径方向内側に位置するのが好ましい。距離D1の幅Wcに対する比(D1/Wc)は、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましい。比(D1/Wc)は、0.6以下が好ましく、0.5以下がより好ましい。距離D1は、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。距離D1は、6mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。距離D2の高さHcに対する比(D2/Hc)は、0.1以上が好ましく0.2以上がより好ましい。比(D2/Hc)は、0.6以下が好ましく0.5以下がより好ましい。距離D2は、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましい。距離D2は、6mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。
前述のとおり、コア20は、略周方向に延びる一本のワイヤより構成された螺旋構造を有しているのが好ましい。コア20をこのように構成することで、このコア20は、効果的にリムに圧力をかけうる。このコア20により、ビード8の部分とリムとの接触圧が向上する。これは、このタイヤ2は応答性の向上に寄与する。接触圧の向上は、リム滑り防止性能を向上させる。さらに、周方向に延びる一本のワイヤより構成された螺旋構造を有しているコア20は、周方向に適度に伸縮しうる。これは、タイヤ2がギャップを乗り越えたときの衝撃の吸収性に寄与する。このタイヤ2では、優れた応答性と吸収性とが実現されている。
本発明では、タイヤ2及びタイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。本明細書において正規荷重とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された構造を備えた、実施例1の二輪自動車用タイヤを得た。タイヤのサイズは、120/70R17とされた。下記表1にこのタイヤの諸元が示されている。このタイヤのヒール面の輪郭は、直線である。このことが表のヒール形状の欄に「直線」として示されている。このタイヤでは、コアは、一本のワイヤより構成された螺旋構造を有している。このことが、コア構造の欄に「シングル」として示されている。
[比較例1]
比較例1のタイヤでは、ヒール面の輪郭の形状が表1の通りとされた円弧である。このタイヤでは、ヒール面の輪郭の形状以外は、実施例1のタイヤと同じである。これは、従来のタイヤである。
[実施例2−6]
実施例2−6のタイヤでは、ヒール面の輪郭の形状は、曲率半径が表1の通りとされた円弧である。これらのタイヤでは、ヒール面の曲率半径以外は、実施例1のタイヤと同じである。
[実施例7−9]
距離D1を変更し、比(D1/Wc)を下記の表2の通りとした他は実施例2と同様にして、実施例7−9のタイヤを得た。なお、実施例9においては、接続点P1は中心COより軸方向内側に位置している。このことは、比(D1/Wc)の値がマイナスであることで示されている。
[実施例10−12]
距離D2を変更し、比(D2/Hc)を下記の表2の通りとした他は実施例2と同様にして、実施例10−12のタイヤを得た。なお、実施例9においては、接続点P2は中心COより半径方向外側に位置している。このことは、比(D2/Hc)の値がマイナスであることで示されている。
[実施例13]
コアが、複数のワイヤが並列されたテープを周方向に巻回して構成されていることの他は実施例2と同様にして、実施例13のタイヤを得た。コアが、複数のワイヤが並列されたテープを周方向に巻回して構成されていることは、コア構造の欄に「テープ」として示されている。
[操縦性]
試作タイヤを標準リム(サイズ=MT3.50)に組み込み、排気量が1000ccである二輪自動車の前輪に装着した。このタイヤの内圧は250kPaとされた。後輪には、市販のタイヤ(サイズ:190/55ZR17)を装着し、その内圧が290kPaとなるように空気を充填した。この二輪自動車を、その路面がアスファルトであるサーキットコースで走行させて、ライダーによる官能評価を行った。操縦性としての評価項目は、応答性、旋回操舵性及び吸収性である。この結果が、十段階評価で、下記表1−2に示されている。値が大きいほど好ましい。
[リム組み性]
タイヤチェンジャーを使用して、試作タイヤの正規リム(サイズ=MT3.50)への取り付け及び正規リムからの取り外しを実施した。この取り付け及び取り外しの容易性について、作業者による官能評価を実施した。この結果が10段階評価で下記の表1−2に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[リム滑り防止]
JISD4230に準拠したビートアンシーティング抵抗力試験により、ビード部に横方向からの荷重を負荷し、ビードがリムから外れるときの抵抗力を測定した。この結果が10段階評価で下記の表1−2に示されている。値が大きいほど好ましい。
[耐久性]
試作タイヤを正規リム(サイズ=MT3.50)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を250kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、正規荷重の80%の縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを80km/hの速度でドラムの上を走行させた。ビードに損傷が生ずるまでの時間を測定した。この結果が、A、B及びCの三段階で下記の表1−2に示されている。A、B、Cの順に耐久性が優れる。B以上が合格である。
Figure 0006848353
Figure 0006848353
表1−2に示されるように、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べ評価が高い。この結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤは、様々な二輪自動車にも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14・・・バンド
16・・・インナーライナー
18・・・トレッド面
20・・・コア
22・・・エイペックス
24・・・カーカスプライ
26・・・主部
28・・・折り返し部
30・・・ベルトプライ
32・・・底面
34・・・サイド面
36・・・ヒール面
38・・・仮想輪郭

Claims (9)

  1. 一対のビードを備えたタイヤであって、
    このタイヤの上記ビードの部分の外面が、このタイヤがリムに装着されたときこのリムのシート面と当接する底面と、このリムのフランジと当接するサイド面と、この底面とこのサイド面との間に位置するヒール面とを備えており、
    上記ヒール面が、上記底面と接続点P1で接続し、上記サイド面と接続点P2で接続しており、
    このタイヤを周方向に垂直な面で切った断面において、上記ヒール面の輪郭が、曲率半径Rが10mm以上の外向きに凸な円弧Cであるか、又は直線Lである二輪自動車用タイヤ。
  2. 上記ヒール面の輪郭が直線Lである、請求項1に記載の二輪自動車用タイヤ。
  3. 上記ヒール面が存在しないとして上記底面と上記サイド面とを延長することで構成した上記ビードの部分の輪郭が仮想輪郭とされたとき、上記ヒール面の輪郭が、この仮想輪郭から突出していない請求項1又は2に記載の二輪自動車用タイヤ。
  4. 上記ビードがコアを備えており、
    上記接続点P1が上記コアの中心より軸方向外側に位置し、上記接続点P2が上記コアの中心より半径方向内側に位置する請求項1から3のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  5. 上記コアの中心と上記接続点P1との軸方向距離D1の、上記コアの幅Wcに対する比(D1/Wc)が、0.1以上0.6以下である請求項に記載の二輪自動車用タイヤ。
  6. 上記コアの中心と上記接続点P2との半径方向距離D2の、上記コアの高さHcに対する比(D2/Hc)が、0.1以上0.6以下である請求項又はに記載の二輪自動車用タイヤ。
  7. 上記コアの中心と上記接続点P1との軸方向距離D1が1mm以上6mm以下である、請求項4から6のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  8. 上記コアの中心と上記接続点P2との半径方向距離D2が1mm以上6mm以下である、請求項4から7のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  9. 上記ビードがコアを備えており、
    上記コアが、略周方向に延びる一本の非伸縮性ワイヤより構成された螺旋構造を有している請求項1からのいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
JP2016215551A 2016-11-02 2016-11-02 二輪自動車用タイヤ Active JP6848353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016215551A JP6848353B2 (ja) 2016-11-02 2016-11-02 二輪自動車用タイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016215551A JP6848353B2 (ja) 2016-11-02 2016-11-02 二輪自動車用タイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018070070A JP2018070070A (ja) 2018-05-10
JP6848353B2 true JP6848353B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=62111526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016215551A Active JP6848353B2 (ja) 2016-11-02 2016-11-02 二輪自動車用タイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6848353B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3396021B2 (ja) * 1998-01-06 2003-04-14 住友ゴム工業株式会社 チューブレスタイヤ
JP6249520B2 (ja) * 2014-01-28 2017-12-20 住友ゴム工業株式会社 二輪自動車用タイヤ
JP6363904B2 (ja) * 2014-08-06 2018-07-25 住友ゴム工業株式会社 二輪自動車用タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018070070A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6209151B2 (ja) タイヤ
JP6214490B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6249525B2 (ja) 二輪自動用空気入りタイヤ
JP6445870B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4728304B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6393194B2 (ja) タイヤ
JP6819213B2 (ja) 空気入りタイヤ
US20200016934A1 (en) Heavy duty pneumatic tire
JP6458120B2 (ja) 二輪自動車用空気入りタイヤ
JP7230479B2 (ja) 二輪自動車用タイヤ
JP7091942B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2018135023A (ja) 二輪自動車用タイヤ
JP6848353B2 (ja) 二輪自動車用タイヤ
JP6859821B2 (ja) 二輪自動車用タイヤ
JP6825475B2 (ja) 二輪自動車用タイヤ
JP2020015401A (ja) 空気入りタイヤ
JP6306862B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5449262B2 (ja) 空気入りタイヤ
US11850892B2 (en) Pneumatic tire
JP6729107B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2018172040A (ja) 空気入りタイヤ
JP7124553B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7000886B2 (ja) 自動二輪車用タイヤ
JP2009101719A (ja) 自動二輪車用空気入りタイヤ
JP6747189B2 (ja) 二輪自動車用タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200907

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6848353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250