JP6445870B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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一方のトレッド端から他方のトレッド端までのトレッド幅を幅Wtとし、赤道面における接地長をLcとし、赤道面からトレッド端に向かって0.4Wtの位置における接地長をLsとしたときに、この接地長Lsに対する接地長Lcの比(Lc/Ls)は、1.05以上1.35以下にされている。赤道面における上記トレッドの厚さTcと赤道面からトレッド端に向かって0.4Wtの位置における上記トレッドの厚さTsとの差(Tc−Ts)は、0以上1.0mm以下にされている。
図1の構造を備えたタイヤが準備された。このタイヤのサイズは、235/45ZR17であった。このタイヤの仕様は、表1に示されている。バンドの構造の2Fは、バンドが2枚のフルバンドからなること意味する。このバンドのコード材質のHBは、複合コードを意味する。このバンドコードは、アラミド繊維からなる第一ストランドとナイロン繊維からなる第二ストランドとが撚り合わされた複合材料からなっていた。トレッドの主溝の溝底の厚さTgと、トレッドの厚さTcと厚さTsとの差(Tc−Ts)と、接地長Lsに対する接地長Lcの比(Lc/Ls)とは、それぞれ表1に示される通りであった。表1のトレッド面積は、一対のミドルブロックのそれぞれの面積Smが、センターブロックの面積Scより大きくされており、この面積Scが、一対のショルダーブロックのそれぞれの面積Ssより大きくされていることを示している。
バンドコードがナイロン繊維からなる他は実施例1と同様にしてタイヤが得られた。表1のバンドのコード材質のNBは、ナイロン繊維からなるバンドコードを表している。
バンドの構造が1枚のフルバンドとフルバンドの軸方向端部を覆う一対のエッジバンドとからなる他は、実施例1と同様にして、タイヤを得た。表2の構造のE+Fは、一対のエッジバンドとフルバンドとからなることを示している。
トレッドの厚さTcと厚さTsとの差(Tc−Ts)が表1に示される様にされた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
トレッドの主溝の溝底の厚さTgが表2に示される様にされた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
接地長Lsに対する接地長Lcの比(Lc/Ls)が表3に示される様にされた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
面積Smが面積Scより小さくされて、この面積Smが面積Ssより大きくされた他は、実施例1と同様にしてタイヤを得た。
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに正規内圧で空気を充填した。このタイヤを、四輪車輌に装着した。レーシングサーキットを平均時速150km/hで高速走行させた。走行後のタイヤの外観が検査された。トレッドのセンター摩耗、ショルダー肩落ち摩耗等の偏摩耗の有無が検査された。併せて、トレッドの主溝底面のひび割れの有無が検査された。その結果が、下記の表1から表3に示されている。表1から3の偏摩耗の欄において、偏摩耗が確認されなかったものは良とされ、偏摩耗が確認されたものは、不可とされている。また、TGCの欄において、主溝の底面にクラックが確認されなかったものは良とされ、クラックが確認されたものは不可とされている。
タイヤのハイスピード性能は、中国規格GB/T4502−2009に準拠して評価された。タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を320kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、GB/T4502−2009により規定された荷重/速度性能テストに準拠して、ステップスピード方式により、ハイスピード性能の評価がされた。このテストでは、段階的に10km/hずつ走行速度を上昇させた。それぞれの走行速度で所定時間、タイヤを走行させた。タイヤが破壊するまで速度を段階的に上昇させていき、破壊したときの速度と走行時間が測定された。この結果は、表1から3のH/S性能の欄に示されている。この結果は、破壊に至った速度と、破壊に至ったその速度での走行時間とで示されている。例えば、実施例1の「350−8」は、350km/hで8分走行後に破壊したことを表している。破壊に至った速度が大きい結果ほど、高速走行に優れている。同じ速度では破壊に至った時間が長い結果ほど、高速走行に優れている。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・クリンチ
10・・・ビード
12・・・カーカス
14・・・ベルト
16・・・バンド
18・・・インナーライナー
20・・・チェーファー
22・・・トレッド面
24・・・溝
36・・・第一プライ
38・・・第二プライ
40・・・内側層
42・・・外側層
44・・・第一バンド
46・・・第二バンド
50・・・センターブロック
52・・・ミドルブロック
54・・・ショルダーブロック
Claims (3)
- 路面に接地するトレッド面を備えるトレッドと、骨格を構成するカーカスと、カーカスを補強するベルト及びバンドとを備えており、
上記カーカスが半径方向外向きにトロイダル状に突出して延在しており、
上記ベルトが上記カーカスの半径方向外側に積層されており、
上記バンドが第一バンドと第二バンドとを備えており、第一バンドが上記ベルトの半径方向外側に積層されて上記ベルトを覆っており、第二バンドが第一バンドの外側に積層されて上記ベルトを覆っており、
上記トレッドが上記バンドの半径方向外側に積層されており、
上記第一バンド及び第二バンドのそれぞれが周方向に延びるバンドコードとバンドコードを覆おうトッピングゴムとを備えており、
上記トレッドには、軸方向内側で周方向に延びる一対の第一主溝と、この第一主溝の軸方向外側で周方向に延びる第二主溝とが刻まれており、
上記トレッドが一対の第一主溝の間のセンターブロックと、第一主溝と第二主溝との間の一対のミドルブロックと、第二主溝の軸方向外側の一対のショルダーブロックとに分割されており、
上記一対のミドルブロックのそれぞれのトレッド面の面積Smが上記センターブロックのトレッド面の面積Scより大きくされており、この面積Scが上記一対のショルダーブロックのそれぞれの第二主溝からトレッド端までのトレッド面の面積Ssより大きくされており、
一方のトレッド端から他方のトレッド端までのトレッド幅を幅Wtとし、赤道面における接地長をLcとし、赤道面からトレッド端に向かって0.4Wtの位置における接地長をLsとしたときに、この接地長Lsに対する接地長Lcの比(Lc/Ls)が1.05以上1.35以下にされており、
赤道面における上記トレッドの厚さTcと赤道面からトレッド端に向かって0.4Wtの位置における上記トレッドの厚さTsとの差(Tc−Ts)が0以上1.0mm以下にされており、
上記第一主溝及び第二主溝の溝底のトレッドの厚さが1.6mm以上にされており、
正規内圧の空気が充填されて正規荷重が負荷されたときの接地面の輪郭が、軸方向内側から外側に向かって周方向外側から内側に向かって傾斜して延びており、周方向の接地長が、接地長Lcで最も長く、トレッド端での接地長で最も短くなっている空気入りタイヤ。 - 上記第一バンド及び第二バンドのそれぞれのバンドコードがアラミド繊維からなる第一ストランドと、熱収縮性の有機繊維からなる第二ストランドとを撚り合わせた複合コードからなっている請求項1に記載のタイヤ。
- 上記トレッドの厚さTcが9.6mm以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
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