JP4675710B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車用タイヤに関する。詳細には、本発明は、タイヤの断面形状の改良に関する。
自動二輪車では、旋回走行時に、その車体が傾けられる。このため、自動二輪車は自動四輪車に比べて転倒しやすい。摩擦係数の低いウェットな路面においては、自動二輪車はコーナー出口付近で加速し始めると、ホイールスピンが発生する場合がある。このため、自動二輪車に装着されるタイヤには、旋回走行時における転倒を防止し、ホイールスピンの発生を抑えるために、グリップ力の向上が図られている。
車体が傾けられる旋回時におけるグリップ力が向上されたタイヤが、特許第3227401号に開示されている。このタイヤでは、トレッドの外面の曲率半径が最適化されている。
特許第3227401号
トレッドの外面の曲率半径が大きくされて、十分な接地面積が確保されたタイヤでは、旋回時におけるグリップ力が良好であるが、接地圧は低い。このようなタイヤが高荷重を付与されて撓むと、接地面の中心における接地圧が著しく低下してしまう。接地圧が著しく低下したタイヤは、接地感に劣る。
トレッドの剛性が高められると、タイヤの撓みが抑えられる。しかし、トレッドの剛性が高いタイヤでは、外乱吸収性が不充分である。外乱吸収性の低いタイヤは、乗り心地に劣る。
本発明の目的は、グリップ力、接地感及び外乱吸収性に優れた自動二輪車用タイヤの提供にある。
本発明者らは、タイヤのカーカス及びベルトの形状について鋭意検討した結果、カーカス及びベルトの形状を制御することによりタイヤのグリップ力、接地感及び外乱吸収性が、従来のタイヤに比べて向上することを見出した。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるベルトとを備えている。このカーカスは、カーカスプライを備えている。このベルトは、ベルトプライを備えている。このベルトプライは、螺旋状に周巻きされたベルトコードを備えている。このベルトコードの赤道面に対してなす角度の絶対値は、0°以上25°以下である。赤道面近傍のベルトプライの近似半径R1は、80mm以上120mm以下である。サイドウォール近傍のカーカスプライの近似半径R2は、10mm以上である。この近似半径R1及びR2の間の関係は、下記数式(I)で示される。
Figure 0004675710
好ましくは、このタイヤは、自動二輪車の後輪に使用されうる。
好ましくは、このタイヤでは、JATMA規格における呼びサイズは、180/55ZR17又は190/50ZR17である。
このタイヤでは、赤道面近傍のベルトプライの近似半径R1が80mm以上120mm以下とされているので、十分な接地面積が確保されている。十分な接地面積が確保されたタイヤは、グリップ力に優れる。このタイヤはジョイントレス構造とされたベルトを備えているので、トレッドの剛性が高い。このため、高荷重が付与されたときのトレッドの撓みが抑えられる。トレッドの撓みが抑えられたタイヤは、接地感に優れる。このタイヤでは、この近似半径R1と、サイドウォール近傍のカーカスプライの近似半径R2とが制御されることにより、ベルトプライとカーカスプライとの形状が最適化されている。このため、このタイヤは、グリップ力を確保しつつ、十分な外乱吸収性を有している。このタイヤは、グリップ力、接地感及び外乱吸収性に優れているので、旋回走行時における限界性能が高い。このようなタイヤは、旋回速度の高速化が達成されうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車用タイヤ2の一部が示された断面図である。このタイヤ2は、正規リム4に組み込まれている。このタイヤ2には、正規内圧となるように空気が充填されている。この図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の中心線である。この中心線CLは、このタイヤ2の赤道面と一致する。このタイヤ2は、トレッド6、サイドウォール8、ビード10、カーカス12、ベルト14、インナーライナー16及びチェーファー18を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプの空気入りタイヤ2である。なお、この図1中の細実線BBLは、ビード10ベースラインを表す。
タイヤ2の寸法は、タイヤ2が正規リム4に組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リム4とは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリム4を意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リム4である。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
トレッド6は架橋ゴムからなり、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド6は、路面と接地するトレッド面20を形成する。トレッド面20には、溝22が刻まれている。この溝22により、トレッドパターンが形成されている。
サイドウォール8は、トレッド6の端24から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール8は、架橋ゴムからなる。サイドウォール8は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール8は、カーカス12の外傷を防止する。
ビード10は、サイドウォール8から半径方向略内向きに延びている。ビード10は、コア26と、このコア26から半径方向外向きに延びるエイペックス28とを備えている。コア26はリング状であり、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス28は、半径方向外向きに先細りであるテーパ状であり、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス12は、カーカスプライ30からなる。このカーカスプライ30は、両側のビード10の間に架け渡されており、トレッド6及びサイドウォール8の内側に沿っている。このカーカスプライ30は、コア26の周りを、軸方向内側から外側に向かって巻かれている。このカーカス12に、二枚以上のカーカスプライ30が積層されて用いられてもよい。
図示されていないが、カーカスプライ30は、カーカスコードとトッピングゴムとからなる。カーカスコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、通常は75°から90°である。換言すれば、このタイヤ2はラジアルタイヤである。カーカスコードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー16は、カーカス12の内周面に接合されている。インナーライナー16は、架橋ゴムからなる。インナーライナー16には、空気透過性の少ないゴムが用いられている。インナーライナー16は、タイヤ2の内圧を保持する役割を果たす。
チェーファー18は、ビード10の近傍に位置している。タイヤ2がリム4に組み込まれると、このチェーファー18がリム4と当接する。この当接により、ビード10の近傍が保護される。チェーファー18は、通常は布とこの布に含浸したゴムとからなる。ゴム単体からなるチェーファー18が用いられてもよい。
ベルト14は、カーカス12の半径方向外側に位置している。ベルト14は、カーカス12と積層されている。ベルト14は、カーカス12を補強する。ベルト14は、ベルトプライ32を備えている。このベルトプライ32は、螺旋状に周巻きされた帯体の加硫成形によって形成される。このベルトプライ32は、ベルトコードを備えている。このベルト14に、2枚以上のベルトプライ32が用いられてもよい。
図2は、加硫工程前にあるベルトプライ32が示された断面斜視図である。図2において、矢印線Aで示されているのはタイヤ2の周方向である。長尺の帯体34が、螺旋状に周巻きされている。この帯体34の赤道面に対してなす角度の絶対値は、0°以上25°以下である。本明細書では、帯体34が周巻きされてなるベルト14の構造はジョイントレス構造と称される。
図3は、図2のベルトプライ32の帯体34が示された拡大断面斜視図である。この図に示されているように、帯体34は2本のベルトコード36とトッピングゴム38とからなる。ベルトコード36は、トッピングゴム38に埋設されている。ベルトコード36は、帯体34の長手方向に延びている。このベルトコード36は、帯体34に並列に配列されている。前述したように、帯体34は螺旋状に周巻きされているので、ベルトコード36もタイヤ2に螺旋状に周巻きされる。換言すれば、ベルトコード36もジョイントレスである。このベルトコード36は、カーカス12を均一に綰ねている。帯体34におけるベルトコード36の本数は、3本以上でもよい。図2に示されるように、周巻の際、帯体34の一部は隣接する帯体34と重ねられるのが好ましい。これにより、ベルトプライ32の位置ズレが確実に防止される。ベルトコード36の好ましい材質は、有機繊維又はスチールである。好ましい有機繊維としては、アラミド繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びポリエステル繊維が例示される。
図1において、点P1は、中心線CLと、ベルトプライ32の内面40との交点である。点P2は、この中心線CLが基準とされたトレッド6の端24までの軸方向長さが半分となる位置である。点P3は、この点P2を通り中心線CLに平行な直線とベルトプライ32の内面40との交点である。点PAは、この中心線CL上に位置している。矢印線R1は、この点PAが中心とされて点P1と点P3とを通る円の半径を表している。このR1は、この中心線CL近傍のベルトプライ32の内面40の近似半径である。
図1において、点P4は、軸方向最大幅となるカーカスプライ30の外面42の上の位置である。二点鎖線L1は、この点P4を通りBBLに平行な直線である。点P5は、この直線L1とカーカスプライ30の内面44との交点である。点P6は、エイペックス28の半径方向上端である。点P7は、この直線L1が基準とされた点P6までの半径方向高さが半分となる位置である。点P8は、この点P7を通りこの直線L1に平行な直線とカーカスプライ30の内面44との交点である。点PBは、この直線L1上に位置している。矢印線R2は、この点PBが中心とされて点P5と点P8とを通る円の半径を表している。このR2は、サイドウォール8の近傍のカーカスプライ30の内面44の近似半径である。なお、カーカス12に2枚以上のカーカスプライ30が積層されて用いられた場合においては、半径方向内側に位置するカーカスプライ30の内面44が用いられて、近似半径が定義されうる。
近似半径R1は、80mm以上120mm以下である。この近似半径R1が80mm以上に設定されることにより、十分な接地面積が確保される。十分な接地面積が確保されたタイヤ2は、グリップ力に優れる。この観点から、この近似半径R1は85mm以上がより好ましく、90mm以上が特に好ましい。この近似半径R1が120mm以下に設定されることにより、キャンバー角の形成が維持されうるので、タイヤ2としての機能が保持されうる。この観点から、この近似半径R1は111mm以下がより好ましく、100mm以下が特に好ましい。
近似半径R2は、10mm以上である。この近似半径R2が10mm以上に設定されることにより、サイドウォール8に撓む部分が形成されるので、タイヤ2に外乱吸収性が付与される。この観点から、この近似半径R2は15mm以上が好ましく、20mm以上が特に好ましい。
このタイヤ2では、近似半径R1及びR2は、上記数式(I)で示される関係も満たしている。
図4は、図1のタイヤ2の近似半径R1及びR2の関係が示されたグラフである。この図4において、細実線LAは、R2=(−R1+120)×0.85で示される一次関数である。細実線LBは、R2=(−R1+120)×1.15で示される一次関数である。この近似半径R1の範囲は80mm以上120mm以下であり、近似半径R2の範囲は10mm以上とされているので、上記数式(I)が満たされ、実質的に設定されうる近似半径R1及びR2の組み合わせは、太実線LCで囲まれた領域ERに位置する。従って、近似半径R2の上限値は46mmである。なお、図4中、点P9、P10、P11及びP12は、この領域ERの頂点を表している。
このタイヤ2では、赤道面近傍のベルトプライ32の近似半径R1が80mm以上120mm以下とされているので、十分な接地面積が確保されている。十分な接地面積が確保されたタイヤ2は、グリップ力に優れる。このタイヤ2はジョイントレス構造とされたベルト14を備えているので、トレッド6の剛性が高い。このため、高荷重が付与されたときのトレッド6の撓みが抑えられる。トレッド6の撓みが抑えられたタイヤ2は、接地感に優れる。このタイヤ2は、グリップ力及び接地感に優れている。
このタイヤ2では、近似半径R1及びR2の組み合わせが領域ERに位置するように調整されているので、接地面積が損なわれることなく、サイドウォール8が適度に撓む。したがって、このタイヤ2は、グリップ力を確保しつつ、十分な外乱吸収性を備えている。
このタイヤ2は、グリップ力、接地感及び外乱吸収性に優れている。このようなタイヤ2は、自動二輪車の駆動輪として機能する後輪に装着される。
このタイヤ2のJATMA規格における呼びサイズは、180/55ZR17であるのが好ましい。この呼びサイズが180/55ZR17とされることにより、高速走行用の自動二輪車の後輪に装着されうる。このタイヤ2が装着された自動二輪車では、旋回走行時における限界性能が高められるので、旋回速度の高速化が達成されうる。なお、この呼びサイズが、190/50ZR17とされてもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、表2に示された仕様の自動自動二輪車用ラジアルタイヤを得た。このタイヤの公称呼びサイズは、180/55ZR17である。カーカスには、1枚のカーカスプライを用いた。このカーカスプライに用いられているコード材質は、ナイロン繊維である。このコードの周方向に対してなす角度は、90°である。このコードの繊度は、2/1400dtexである。ベルトプライに用いられているコード材質は、アラミド繊維である。このコードの周方向に対してなす角度は、実質的に0°である。このコードの繊度は、2/1670dtexである。このコードの密度は、35エンズである。このタイヤの近似半径R1は、95mmである。近似半径R2は、25mmである。この近似半径R1及びR2は、上記数式(I)を満たしている。このため、この近似半径R1及びR2の組み合わせは、領域ERに属している。
[比較例7から9]
近似半径R2を下記表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、自動自動二輪車用ラジアルタイヤを得た。
[比較例4、5及び6並びに実施例5]
近似半径R1を90mmに設定し、近似半径R2を下記表1及び表2に示される通りとした他は実施例1と同様にして、自動自動二輪車用ラジアルタイヤを得た。実施例5の近似半径R1及びR2の組み合わせは、領域ERに属している。
[比較例3及び実施例4]
近似半径R1を85mmに設定し、近似半径R2を下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、自動自動二輪車用ラジアルタイヤを得た。実施例4の近似半径R1及びR2の組み合わせは、領域ERに属している。
[比較例2並びに実施例2及び3]
近似半径R1を80mmに設定し、近似半径R2を下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、自動自動二輪車用ラジアルタイヤを得た。実施例2及び3の近似半径R1及びR2の組み合わせは、領域ERに属している。図4において、点P9はこの実施例2の近似半径R1及びR2の組み合わせを表している。点P10は、この実施例3の近似半径R1及びR2の組み合わせを表している。
[比較例10並びに実施例7及び8]
近似半径R2を10mmに設定し、近似半径R1を下記表3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、自動自動二輪車用ラジアルタイヤを得た。実施例7及び8の近似半径R1及びR2の組み合わせは、領域ERに属している。図4において、点P12はこの実施例7の近似半径R1及びR2の組み合わせを表している。点P11は、この実施例8の近似半径R1及びR2の組み合わせを表している。
[比較例1、11及び12並びに実施例6]
近似半径R1及びR2を下記表1及び表3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、自動自動二輪車用ラジアルタイヤを得た。実施例6の近似半径R1及びR2の組み合わせは、領域ERに属している。なお、比較例1は、市販されている従来のタイヤに相当する。
[実車官能評価]
排気量が600cmである市販の自動二輪車(4ストローク)の後輪に、試作タイヤが装着された。リムはMT5.50×17、タイヤ空気内圧は290kPaとした。なお、この前輪には、市販されている従来のタイヤが装着されている。この前輪のタイヤの公称呼びサイズは、120/70ZR17である。リムはMT3.50×17、タイヤ空気内圧は250kPaとした。サーキットコースで、時速100km/hから時速150km/hにおける旋回走行と時速200km/hから車両最高速(約280km/h程度)における直進走行とが実施され、ライダーが5.0点を満点としたグリップ力、接地感及び外乱吸収性に関する官能評価を行った。この数値が大きいほど、良好であることが示される。4.0点以上が合格である。この結果が、下記の表1、表2及び表3に示されている。
Figure 0004675710
Figure 0004675710
Figure 0004675710
表1、表2及び表3に示されるように、実施例のタイヤはグリップ力、接地感及び外乱吸収性に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係る自動二輪車用タイヤは、種々の車両に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車用タイヤの一部が示された断面図である。 図2は、加硫工程前にあるベルトプライが示された断面斜視図である。 図3は、図2のベルトプライの帯体が示された拡大断面斜視図である。 図4は、図1のタイヤの近似半径R1及びR2の関係が示されたグラフである。
符号の説明
2・・・タイヤ
4・・・リム
6・・・トレッド
8・・・サイドウォール
10・・・ビード
12・・・カーカス
14・・・ベルト
16・・・インナーライナー
18・・・チェーファー
20・・・トレッド面
22・・・溝
24・・・端
26・・・コア
28・・・エイペックス
30・・・カーカスプライ
32・・・ベルトプライ
34・・・帯体
36・・・ベルトコード
38・・・トッピングゴム
40、44・・・内面
42・・・外面

Claims (3)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このサイドウォールからさらに半径方向略内向きに延びる一対のビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、トレッドの半径方向内側においてカーカスと積層されるベルトとを備えており、
    このカーカスが、カーカスプライを備えており、
    このベルトが、ベルトプライを備えており、
    このベルトプライが、螺旋状に周巻きされたベルトコードを備えており、
    このベルトコードの赤道面に対してなす角度の絶対値が、0°以上25°以下であり、
    赤道面近傍のベルトプライの近似半径R1が、80mm以上120mm以下であり、
    サイドウォール近傍のカーカスプライの近似半径R2が、10mm以上であり、
    この近似半径R1及びR2の間の関係が、下記数式(I)で示される自動二輪車用ラジアルタイヤ。
    Figure 0004675710
  2. 自動二輪車の後輪に使用されうる請求項1に記載のタイヤ。
  3. JATMA規格における呼びサイズが、180/55ZR17又は190/50ZR17である請求項1又は2に記載のタイヤ。
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