JP4570321B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に関し、特に、外部クロックの立上がりと立下がりとに同期して外部とデータのやり取りを行ない、かつ、動作周波数の高速化に伴いメモリセルへのアクセス処理が複数サイクルにわたる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体記憶装置に対する高周波動作化の要求に伴って、外部クロックの立上がりエッジと立下がりエッジとに同期して外部とデータのやり取りを行なうダブルデータレートSDRAM(Double Data Rate SDRAM:以下、DDR SDRAMと称する。)が開発され、実用化されている。
【0003】
DDR−Iと呼ばれる第1世代型のDDR SDRAMは、複数備えられるデータ入力回路の各々において、外部クロックの連続する立上がりエッジと立下がりエッジとに同期して受けた2ビットのデータを1サイクル毎にメモリセルアレイに対して一度に書込む2ビットプリフェッチ動作を行なう(データの読出しについては、複数備えられるデータ出力回路の各々に対応して、メモリセルアレイから1サイクル毎に2ビットのデータが一度に読出され、その2ビットのデータが順序付けされて半サイクル毎に外部へ出力される。)。
【0004】
近年、さらなる高周波動作化を実現するDDR SDRAMとして、DDR−IIと呼ばれる第2世代型のDDR SDRAMが注目されている。DDR−IIについては、「JEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)」と呼ばれる米国の電子デバイス標準化機関においてその標準化が行なわれており、その仕様については、半導体メーカから公開されている(たとえば、非特許文献1参照。)。
【0005】
DDR−IIの特徴は、第1に、4ビットプリフェッチ動作が行なわれることである。DDR−IIにおいては、内部処理の実行が指示されてからメモリセルにアクセスするまでに要する時間自体はDDR−Iと変わらないため、高周波化された動作周波数(外部クロック周波数)に対してメモリセルへのアクセス処理が1サイクル内に終了しない。そこで、DDR−IIにおいては、2サイクルを内部処理の1動作単位とし、その1動作単位毎にメモリセルへのアクセスが行なわれる。
【0006】
書込動作を例に説明すると、データ入力回路の各々において連続する2サイクルの間に外部クロックの立上がりおよび立下がりエッジに同期して受けた4ビット分のデータが、2サイクル毎にメモリセルアレイに対して一度に書込まれる。
このように、DDR−IIにおいては、2ビットプリフェッチ動作を行なうDDR−Iに比べて装置内部のデータ転送レートが2倍になるため、動作周波数が高速化される。
【0007】
DDR−IIの第2の特徴として、半導体記憶装置が搭載されるシステム側の動作効率を向上させる手法としてアディティブレイテンシ(以下、「AL」とも称する。)、リードレイテンシ(以下、「RL」とも称する。)およびライトレイテンシ(以下、「WL」とも称する。)が用いられていることである。DDRSDRAMを含むDRAMにおいては、アクティベートコマンド(ACTコマンド)を受けてからリードコマンドまたはライトコマンド(以下、併せて「コラムコマンド」とも称する。)を受けるまでの時間は、動作スペックとして遅延時間tRCDで規定されているところ、システム側からみれば、ACTコマンドを発行した後、次のサイクルでコラムコマンドを直ちに発行できることが動作効率の観点から望ましい。そこで、DDR−IIにおいては、ACTコマンドを受けた次のサイクルでコラムコマンドの受付けを可能とし、装置内部においてALで規定されるサイクル分コラムコマンドを遅延させることにより、時間tRCDを確保している。
【0008】
また、RLは、(AL+CL)で定義されるサイクル数であって、DDR−IIが外部からリードコマンドを受けてからデータを外部へ出力し始めるまでのサイクル数を表わし、WLは、(RL−1)で定義されるサイクル数であって、DDR−IIが外部からライトコマンドを受けてからデータの書込動作が開始されるまでのサイクル数を表わす。
【0009】
このようにすることで、DDR−IIが搭載されるシステム側からみれば、遅延時間tRCDを考慮することなくコラムコマンドをACTコマンドに続けて発行することができ、効率のよいプログラムを組むことができるようになる。
【0010】
【非特許文献1】
“512メガビット エム−ディー ディーディーアール−II エスディーラム スペシフィケーション バージョン0.11(512Mb M-die DDR-II SDRAM Specification Version 0.11)”、[online]、平成14年4月、三星電気、[平成14年10月15日検索]、インターネット<URL: http://www.samsungelectronics.com/semiconductors/DRAM/DDR_II/512M_bit/K4T51043QM/ds_k4t5104(08_16)3qm.pdf>
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、DDR−IIにおいては、外部クロックの2サイクルを1動作単位としているため、DDR−IIを利用するシステム側は、少なくとも2サイクル間隔でコラムコマンドを発行することと規定されており、その間、プリチャージコマンド(PREコマンド)の発行も禁止されている。
【0012】
一方、DDR−Iを含む従来のDRAMにおいて用いられているコマンドデコーダは、外部から受ける制御コマンドに応答してそのまま対応する内部制御コマンドを発生するため、制御コマンドが毎サイクル入力されると、内部制御コマンドを毎サイクル発生する。
【0013】
そうすると、DDR−IIに従来のコマンドデコーダを用いた場合、たとえば、連続したサイクルで発行された不正なコラムコマンドをDDR−IIが受けると、1動作単位内でメモリセルへのアクセス処理が重複してしまい、メモリセルのデータが破壊されてしまう。
【0014】
また、システム側からみれば異なるタイミングで発行した複数の制御コマンドに対応する内部制御コマンドが、ALおよびWLによってDDR−II内部で同時に発生し得る。たとえば、DDR−IIは、リードコマンドに対応する内部制御コマンドについては、リードコマンドを受けてからALで規定されるサイクル後に発生し、一方、ライトコマンドに対応する内部制御コマンドについては、ライトコマンドを受けてからWLで規定されるサイクル後に発生する。このため、DDR−IIがライトコマンドを受けた後リードコマンドを受けた場合、両内部制御コマンドが同時に発生し得る。さらには、後に受けたリードコマンドに対応する内部制御コマンドが、先に受けたライトコマンドに対応する内部制御コマンドよりも先に発生する場合も発生し得る。
【0015】
これらの場合も、連続したサイクルでコラムコマンドが入力された場合と同様に、1動作単位内でメモリセルへのアクセス処理が重複してしまい、メモリセルのデータが破壊されてしまう。
【0016】
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、不正な制御コマンドが入力された場合にデータの破壊を防止する半導体記憶装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、半導体記憶装置は、外部クロックの立上がりと立下がりとに同期して外部とデータのやり取りを行なう半導体記憶装置であって、データを記憶する複数のメモリセルと、複数のメモリセルに対してデータの入出力を行なう内部回路と、外部クロックの連続する複数周期を動作単位として内部回路の動作を制御する制御回路とを備え、制御回路は、外部から入力された制御コマンドに基づいて、内部回路の動作を指示する内部制御コマンドを発生する内部コマンド発生回路を含み、内部コマンド発生回路は、複数周期内に発生される複数の内部制御コマンドに対応する複数の制御コマンドを受けたとき、第1および第2の処理のいずれかを実行し、第1の処理は、複数の制御コマンドのいずれか1つに対応する内部制御コマンドを発生してその他の制御コマンドを無効とし、第2の処理は、複数の制御コマンドをすべて無効とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0019】
[実施の形態1]
【0020】
図1は、この発明による半導体記憶装置の構成を概略的に示す全体ブロック図である。
【0021】
図1を参照して、半導体記憶装置10は、クロック端子12と、制御信号端子14と、アドレス端子16と、データ入出力端子18と、データストローブ信号入出力端子20とを備える。
【0022】
また、半導体記憶装置10は、クロックバッファ22と、制御信号バッファ24と、アドレスバッファ26と、データDQ0〜DQn(nは半導体記憶装置におけるビット幅である。)に関する入力バッファ28および出力バッファ30と、データストローブ信号UDQS,LDQSに関する入力バッファ32および出力バッファ34とを備える。
【0023】
さらに、半導体記憶装置10は、リードアンプ&P/S(パラレル/シリアル)変換回路36と、S/P(シリアル/パラレル)変換回路&ライトドライバ38と、DQS発生回路40と、DLL回路41とを備える。
【0024】
また、さらに、半導体記憶装置10は、制御回路42と、ロウデコーダ44と、コラムデコーダ46と、プリアンプ&ライトアンプ48と、センスアンプ50と、メモリセルアレイ52とを備える。
【0025】
なお、図1においては、半導体記憶装置10について、データ入出力に関する主要部分のみが代表的に示される。
【0026】
クロック端子12は、外部クロックext.CLK、それに相補な外部クロックext./CLKおよびクロックイネーブル信号CKEを受ける。制御信号端子14は、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEおよび入出力DQマスク信号UDM,LDMのコマンド制御信号を受ける。アドレス端子16は、アドレス信号A0〜A12およびバンクアドレス信号BA0,BA1を受ける。
【0027】
クロックバッファ22は、外部クロックext.CLK,ext./CLKおよびクロックイネーブル信号CKEを受けて内部クロックCLKを発生し、制御信号バッファ24、アドレスバッファ26および制御回路42へ出力する。制御信号バッファ24は、クロックバッファ22から受ける内部クロックCLKに同期して、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEおよび入出力DQマスク信号UDM,LDMを取込んでラッチし、それぞれに対応する各内部制御信号を制御回路42へ出力する。アドレスバッファ26は、クロックバッファ22から受ける内部クロックCLKに同期して、アドレス信号A0〜A12とバンクアドレス信号BA0,BA1とを取込んでラッチし、内部アドレス信号を発生してロウデコーダ44およびコラムデコーダ46へ出力する。
【0028】
データ入出力端子18は、半導体記憶装置10において読み書きされるデータを外部とやり取りする端子であって、データ書込時は外部からデータDQ0〜DQnを受け、データ読出時はデータDQ0〜DQnを外部へ出力する。データストローブ信号入出力端子20は、データ書込時は外部から受けるデータDQ0〜DQnのタイミングエッジと一致もしくは同期するデータストローブ信号UDQS,LDQSを外部から受け、データ読出時は外部へ出力されるデータDQ0〜DQnのタイミングエッジと一致もしくは同期するデータストローブ信号UDQS,LDQSを外部へ出力する。
【0029】
入力バッファ28は、入力バッファ32がデータストローブ信号入出力端子20を介して外部から受けるデータストローブ信号UDQS,LDQSに同期して、データ入出力端子18が外部から受けたデータDQ0〜DQnを受ける。
【0030】
出力バッファ30は、DLL回路41によって生成されるDLLクロックに同期して動作し、データDQ0〜DQnをデータ入出力端子18へ半サイクル毎に出力する。出力バッファ34は、データDQ0〜DQnを出力する出力バッファ30とともにDLLクロックに同期して動作し、DQS発生回路40が発生するデータストローブ信号UDQS,LDQSをデータストローブ信号入出力端子20へ出力する。
【0031】
リードアンプ&P/S変換回路36は、データ読出時において、プリアンプ&ライトアンプ48から受ける読出データを増幅し、各データDQi(i:0〜n)として一度に読出された4ビット分のデータを順序付けして出力バッファ30へ出力する。S/P変換回路&ライトドライバ38は、データ書込時において、半サイクル毎に1ビットずつ入力バッファ28から受ける各データDQiを2サイクル毎に4ビット並列にプリアンプ&ライトアンプ48へ出力する。
【0032】
制御回路42は、制御信号バッファ24から受ける内部制御信号に基づいて内部制御コマンドを発生する。ここで、制御回路42は、内部制御信号を受けると、そのサイクルの次の1サイクルの間に受ける内部制御信号については、対応する内部制御コマンドを発生しない。そして、制御回路42は、発生した内部制御コマンドをロウデコーダ44、コラムデコーダ46およびプリアンプ&ライトアンプ48に出力し、これらの各回路の動作を制御する。これによって、メモリセルアレイ52に対するデータDQ0〜DQnの読み書きが行なわれる。また、制御回路42は、取込んだ内部制御信号に基づいて、DQS発生回路40におけるデータストローブ信号の発生についての制御も行なう。
【0033】
データを記憶するメモリセルアレイ52は、各々が独立して動作が可能な4つのバンクからなり、センスアンプ50を介してデータの読み書きが行なわれる。
【0034】
DLL回路41は、出力バッファ30から出力されるデータDQ0〜DQnが、外部クロックext.CLK,ext./CLKおよび出力バッファ34から出力されるデータストローブ信号DQSとそれぞれ所定のタイミング差以内で出力されるように、各回路動作および信号伝搬の遅延を考慮して外部クロックのエッジに対して適当な時間だけ戻されたDLLクロックを生成する。
【0035】
この半導体記憶装置10は、4ビットプリフェッチ動作を行なう。すなわち、半導体記憶装置10は、データ書込時においては、データストローブ信号の立上がりおよび立下がりに同期して半サイクル毎にnビットのデータを取込み、半サイクル4回分すなわち2サイクル分の4×nビットのデータを2サイクル毎にメモリセルアレイ52に書込む。
【0036】
また、データ読出時においては、4×nビットのデータが2サイクル毎にメモリセルアレイ52から読出され、データストローブ信号の立上がりおよび立下がりに同期して半サイクル毎にnビットずつ外部へ出力される。
【0037】
図2は、実施の形態1による半導体記憶装置10における制御回路42の動作を概念的に説明する動作波形図である。
【0038】
図2を参照して、外部クロックext.CLKに同期して、時刻T1において、半導体記憶装置10が外部からコマンドを受けると、制御回路42は、内部回路活性化信号をH(論理ハイ)レベルで出力し、メモリセルアレイ52へのアクセス動作が指示される。
【0039】
次サイクルの時刻T2において、半導体記憶装置10が外部からコマンドを受けると、制御回路42は、そのコマンドに対応する内部回路活性化信号をL(論理ロー)レベルで出力する。すなわち、時刻T2に外部から入力されたコマンドは、制御回路42によって無効にされる。この理由は、上述したように、連続したサイクルで内部回路活性化信号が活性化されると、メモリセルアレイ52へのアクセスが重複し、データが破壊されるからである。
【0040】
次サイクルの時刻T3において、半導体記憶装置10が外部からコマンドをさらに受けると、制御回路42は、今度はそのコマンドに対応する内部回路活性化信号をHレベルで出力する。この場合は、1サイクル前の時刻T2において、内部回路活性化信号が活性化されておらず、メモリセルアレイ52へのアクセスが重複することはないからである。時刻T4については、時刻T2の状況と同じである。
【0041】
図3は、実施の形態1による半導体記憶装置10における制御回路42において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。なお、図3においては、ライトコマンドに関する回路が代表的に示されるが、リードコマンドについても、同様の回路が設けられる。
【0042】
図3を参照して、制御回路42は、内部コマンド発生回路102と、マスク信号発生回路104とを含む。内部コマンド発生回路102は、NANDゲートG1と、ラッチ回路G3,G4と、インバータG7〜G9とを含む。マスク信号発生回路104は、NANDゲートG2と、ラッチ回路G5,G6と、インバータG10とを含む。
【0043】
NANDゲートG1は、制御信号バッファ42から受ける内部制御信号CS,/RAS,CAS,WEの論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。インバータG8は、NANDゲートG1からの出力信号を反転した信号C1を出力する。
【0044】
インバータG7は、内部クロックCLKを反転した内部クロック/CLKを出力する。インバータG9は、内部信号/PORを反転した信号を出力する。ここで、内部信号/PORは、パワーオンリセット信号PORが反転された信号である。
【0045】
ラッチ回路G3は、内部クロック/CLKをクロック入力に受け、内部クロック/CLKがHレベルのとき、信号C1を取込んで信号C2として出力し、内部クロック/CLKがLレベルになると、取込んだ信号C1を保持し、その保持する信号を信号C2として出力する。また、ラッチ回路G3は、インバータG9からの出力信号をリセット入力に受け、リセット入力がHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0046】
ラッチ回路G4は、内部クロックCLKをクロック入力に受け、内部クロックCLKがHレベルのとき、信号C2を取込んで信号INTCOMとして出力し、内部クロックCLKがLレベルになると、取込んだ信号C2を保持し、その保持する信号を信号INTCOMとして出力する。また、ラッチ回路G4は、後述するマスク信号Cmaskをリセット入力に受け、マスク信号CmaskがHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0047】
なお、ラッチ回路G4から出力される信号INTCOMは、内部制御コマンドに対応し、信号INTCOMがHレベルになることが、内部制御コマンドの発生に対応する。
【0048】
内部コマンド発生回路102は、内部クロックCLKに同期して動作し、マスク信号発生回路104から受けるマスク信号CmaskがLレベルのとき、内部制御信号CS,/RAS,CAS,WEに基づいて信号INTCOMを出力する。一方、内部コマンド発生回路102は、マスク信号CmaskがHレベルのとき、ラッチ回路G4がリセットされるため、信号INTCOMをLレベルで出力する。
【0049】
ラッチ回路G5は、内部クロック/CLKをクロック入力に受け、内部クロック/CLKがHレベルのとき、信号INTCOMを取込んでラッチ回路G6へ出力し、内部クロック/CLKがLレベルになると、取込んだ信号INTCOMを保持し、その保持する信号をラッチ回路G6へ出力する。また、ラッチ回路G5は、インバータG9からの出力信号をリセット入力に受け、リセット入力がHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0050】
ラッチ回路G6は、内部クロックCLKをクロック入力に受け、内部クロックCLKがHレベルのとき、ラッチ回路G5からの出力信号を取込んでインバータG10へ出力し、内部クロックCLKがLレベルになると、取込んだ信号を保持し、その保持する信号をインバータG10へ出力する。また、ラッチ回路G6は、インバータG9からの出力信号をリセット入力に受け、リセット入力がHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0051】
インバータG10は、ラッチ回路G6からの出力信号を反転した信号を出力する。NANDゲートG2は、インバータG10からの出力信号および信号/PORの論理積を演算し、その演算結果を反転した信号をマスク信号Cmaskとして出力する。
【0052】
マスク信号発生回路104は、内部コマンド発生回路102が信号INTCOMをHレベルで出力すると、すなわち内部制御コマンドが発生されると、次の1サイクルにおいてマスク信号CmaskをHレベルで出力する。これによって、内部コマンド発生回路102におけるラッチ回路G4がリセットされ、そのサイクルは信号INTCOMがLレベルで出力される。すなわち、内部制御コマンドが発生された次のサイクルにおいては、内部制御コマンドは発生されない。
【0053】
なお、この実施の形態1による半導体記憶装置10におけるマスク信号発生回路104は、「信号発生回路」を構成する。
【0054】
図4は、図3に示したラッチ回路G3〜G6の構成を示す回路図である。
【0055】
図4を参照して、ラッチ回路G3〜G6の各々は、NORゲートG11と、インバータG12〜G14とを含む。インバータG12は、クロック入力Clockを反転した信号を出力する。インバータG13は、インバータG12の出力信号がLレベルのとき活性化され、入力信号inを反転した信号を出力する。NORゲートG11は、インバータG13からの出力信号およびリセット入力Resetの論理和を演算し、その演算結果を反転して出力信号outを出力する。インバータG14は、クロック入力ClockがLレベルのときに活性化され、出力信号outを反転した信号をインバータG13の出力ノードへ出力する。
【0056】
NORゲートG11およびインバータG14は、リセット入力ResetがLレベルのとき、クロック入力ClockがLレベルの期間、ラッチ機能を構成する。
【0057】
図5は、図3に示した制御回路42の動作を説明する動作波形図である。
【0058】
図5を参照して、時刻T1において外部からライトコマンドが入力されると、信号C1,C2はHレベルとなり、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMをHレベルで出力する。
【0059】
時刻T3においてコマンドがリセットされて信号C1がLレベルとなり、時刻T4において外部クロックext.CLKが立下がると、信号C2はLレベルとなるが、ラッチ回路G4によって信号INTCOMはHレベルに維持される。
【0060】
時刻T5において再び外部からライトコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、時刻T4において信号INTCOMがHレベルであったため、マスク信号発生回路104は、マスク信号CmaskをHレベルで出力する。したがって、内部コマンド発生回路102のラッチ回路G4はリセットされ、信号INTCOMはLレベルとなる。すなわち、制御回路42は、時刻T1に受けたコマンドに連続して時刻T5に受けたコマンドを無効とし、対応する内部制御コマンドを発生しない。
【0061】
時刻T9において再び外部からライトコマンドが入力され、時刻T10において外部クロックext.CLKが立上がると、時刻T8において信号INTCOMがLレベルであったため、マスク信号発生回路104は、マスク信号CmaskをLレベルで出力する。したがって、ラッチ回路G4のリセットは解除され、入力されたライトコマンドに応じて信号INTCOMはHレベルとなり、制御回路42は、対応する内部制御コマンドを発生する。
【0062】
なお、上述した説明では、半導体記憶装置10は、2サイクルにまたがってメモリセルアレイへのアクセス処理を行なう4ビットプリフェッチ動作を行なうものとしたが、さらに内部のデータ転送レートを高める2×kビットプリフェッチ動作(kは、k>2の整数)を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0063】
すなわち、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置について、外部からコマンドを受けた次のサイクルから(k−1)サイクルの期間に受けるコマンドを無効とするには、2×(k−1)個の直列接続されるラッチ回路でマスク信号発生回路を構成し、信号INTCOMを1〜(k−1)サイクルシフトさせた信号を生成し、各信号の論理和からなる信号をマスク信号Cmaskとすればよい。
【0064】
また、上述した説明では、ラッチ回路G4をリセットするための信号としてマスク信号発生回路104が発生するマスク信号Cmaskを用いたが、マスク信号Cmaskに代えて、たとえば、同等の信号タイミングを有するメモリセルアレイの制御信号などを用いてもよい。そうすれば、マスク信号発生回路104を設ける必要がなくなる。
【0065】
以上のように、実施の形態1による半導体記憶装置10によれば、コマンドを受けたサイクルの次の1サイクルに受けるコマンドを無効とするようにしたので、複数のコマンドによるメモリセルアレイへの重複アクセスが防止され、データの破壊が防止される。
【0066】
[実施の形態2]
【0067】
実施の形態1による半導体記憶装置10では、マスク信号発生回路104が発生するマスク信号Cmaskによって内部コマンド発生回路102におけるラッチ回路G4がリセットされ、これによって不正な制御コマンドが無効とされた。
実施の形態2による半導体記憶装置10Aでは、不正な制御コマンドに対して、マスク信号発生回路が発生するマスク信号を用いて内部コマンド発生回路の出力が阻止される。
【0068】
実施の形態2による半導体記憶装置10Aは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Aを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0069】
図6は、実施の形態2による半導体記憶装置10Aにおける制御回路42Aにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。なお、図6においても、図3と同様に、ライトコマンドに関する回路が代表的に示される。
【0070】
図6を参照して、制御回路42Aは、内部コマンド発生回路102Aと、マスク信号発生回路104Aとを含む。内部コマンド発生回路102Aは、実施の形態1における内部コマンド発生回路102の構成において、ANDゲートG15をさらに含み、マスク信号Cmaskに代えてインバータG9からの出力信号をラッチ回路G4のリセット入力に受ける。マスク信号発生回路104Aは、実施の形態1におけるマスク信号発生回路104の構成において、NANDゲートG2に代えてNORゲートG16を含む。
【0071】
ANDゲートG15は、ラッチ回路G4からの出力信号C3およびマスク信号発生回路104Aからの出力信号であるマスク信号/Cmaskの論理積を演算し、その演算結果を信号INTCOMとして出力する。NORゲートG16は、ラッチ回路G6およびインバータG10からの出力信号の論理和を演算し、その演算結果を反転した信号をマスク信号/Cmaskとして出力する。
【0072】
内部コマンド発生回路102Aは、マスク信号発生回路104から受けるマスク信号/CmaskがHレベルのとき、内部制御信号CS,/RAS,CAS,WEに基づいて信号INTCOMを出力する。一方、マスク信号/CmaskがLレベルのとき、ANDゲートG15の出力信号はLレベルに固定されるので、内部コマンド発生回路102Aは、信号INTCOMをLレベルで出力する。すなわち、内部制御コマンドの発生が阻止される。
【0073】
マスク信号発生回路104Aは、内部コマンド発生回路102Aが信号INTCOMをHレベルで出力すると、次の1サイクルにおいてマスク信号/CmaskをLレベルで出力する。
【0074】
図7は、図6に示した制御回路42Aの動作を説明する動作波形図である。
【0075】
図7を参照して、時刻T1において外部からライトコマンドが入力され、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、ラッチ回路G4は、信号C3をHレベルで出力する。この時点でマスク信号/CmaskはHレベルであるので、内部コマンド発生回路102Aは、信号C3に応じて信号INTCOMをHレベルで出力する。
【0076】
時刻T5において再び外部からライトコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、時刻T4において信号INTCOMがHレベルであったため、マスク信号発生回路104Aは、マスク信号/CmaskをLレベルで出力する。そうすると、内部コマンド発生回路102のANDゲートG15の出力信号はLレベルに固定され、信号INTCOMはLレベルとなる。すなわち、時刻T1に受けたコマンドに連続して時刻T5に受けるコマンドは無効とされ、対応する内部制御コマンドの発生が阻止される。
【0077】
時刻T9において再び外部からライトコマンドが入力され、時刻T10において外部クロックext.CLKが立上がると、時刻T8において信号INTCOMがLレベルであったため、マスク信号発生回路104Aは、マスク信号/CmaskをHレベルで出力する。したがって、信号C3に応じて信号INTCOMはHレベルとなり、時刻T9に受けたコマンドに対応する内部制御コマンドが発生される。
【0078】
なお、実施の形態2による半導体記憶装置10Aについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0079】
また、実施の形態1でも述べたように、マスク信号発生回路102Bが発生するマスク信号Cmaskに代えて、たとえば、同等の信号タイミングを有するメモリセルアレイの制御信号などを用いてもよい。
【0080】
以上のように、実施の形態2による半導体記憶装置10Aによっても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、複数のコマンドによるメモリセルアレイへの重複アクセスが防止され、データの破壊を防止することができる。
【0081】
[実施の形態3]
【0082】
実施の形態3による半導体記憶装置10Bでは、マスク信号発生回路が発生するマスク信号を用いて不正な制御コマンドの内部コマンド発生回路への入力が阻止される。
【0083】
実施の形態3による半導体記憶装置10Bは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Bを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0084】
図8は、実施の形態3による半導体記憶装置10Bにおける制御回路42Bにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。なお、図8においても、図3と同様に、ライトコマンドに関する回路が代表的に示される。
【0085】
図8を参照して、制御回路42Bは、内部コマンド発生回路102Bと、マスク信号発生回路104Bとを含む。内部コマンド発生回路102Bは、実施の形態1における内部コマンド発生回路102の構成において、インバータG8を含まず、ラッチ回路G3,G4の間にNORゲートG21をさらに含み、また、マスク信号Cmaskに代えてインバータG9からの出力信号をラッチ回路G4のリセット入力に受ける。マスク信号発生回路104Bは、ラッチ回路G5と、遅延素子G20とを含む。
【0086】
NORゲートG21は、ラッチ回路G3から出力される信号C2およびマスク信号発生回路104Bの遅延素子G20からの出力信号であるマスク信号Cmaskの論理和を演算し、その演算結果を反転した信号を信号C3として出力する。そして、ラッチ回路G4は、信号C3を入力に受け、信号INTCOMを出力する。
【0087】
遅延素子G20は、ラッチ回路G5から受ける信号を所定時間遅延し、マスク信号Cmaskを出力する。この遅延素子G20は、信号INTCOMを完全にマスクするために設けられる。詳細については、後ほど、この制御回路42Bの動作波形の説明の中で説明する。
【0088】
図9は、図8に示した遅延素子G20の構成を示す回路図である。図9を参照して、遅延素子G20は、直列に接続されるインバータG22〜G25を含む。
なお、このインバータの数は、所望の遅延時間に応じて適当に調整される。
【0089】
図10は、図8に示した遅延素子G20の他の構成を示す回路図である。図10を参照して、遅延素子G20は、インバータG26,G27と、キャパシタC1,C2とを含む。
【0090】
図11は、図8に示した遅延素子G20の他の構成を示す回路図である。図11を参照して、遅延素子G20は、抵抗素子R1を含む。
【0091】
図12は、図8に示した制御回路42Bの動作を説明する動作波形図である。
【0092】
図12を参照して、時刻T1において外部からライトコマンドが入力されると、信号C1,C2はLレベルとなり、また、マスク信号CmaskはLレベルであるので信号C3はHレベルとなる。したがって、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路102Bは、信号INTCOMをHレベルで出力する。
【0093】
時刻T3においてコマンドがリセットされて信号C1がHレベルとなり、時刻T4において外部クロックext.CLKが立下がると、信号C2,C3はそれぞれHレベル,Lレベルとなる。このタイミングで、ラッチ回路G5はHレベルの信号を出力し、遅延素子G20は、ラッチ回路G5から出力された信号を所定時間遅延してマスク信号CmaskをHレベルで出力する。これに応じて、信号C3はLレベルになる。
【0094】
時刻T5において再び外部からライトコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、信号C3がLレベルであるため、信号INTCOMはLレベルとなる。そして、時刻T8において、外部クロックext.CLKの立下がりに応じて信号C2がHレベルとなり、また、ラッチ回路G5はLレベルの信号を出力するところ、マスク信号Cmaskは、遅延素子G20による遅延時間だけ時刻T8から遅れてLレベルとなる。すなわち、遅延素子G20が設けられることにより、信号のスキューによって信号C2がHレベルとなる前にマスク信号CmaskがLレベルとなって信号INTCOMが誤ってHレベルとなる可能性は排除され、内部制御コマンドの誤発生が防止されている。
【0095】
時刻T9において再び外部からライトコマンドが入力され、信号C2が再びLレベルになると、マスク信号CmaskはLレベルであるので信号C3はHレベルとなる。したがって、時刻T10において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路102Bは、信号INTCOMをHレベルで出力し、対応する内部制御コマンドが発生される。
【0096】
なお、実施の形態3による半導体記憶装置10Bについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0097】
また、ラッチ回路G4の入力をLレベルに固定する信号として、実施の形態1でも述べたように、マスク信号発生回路102Bが発生するマスク信号Cmaskに代えて、たとえば、同等の信号タイミングを有するメモリセルアレイの制御信号などを用いてもよい。
【0098】
以上のように、実施の形態3による半導体記憶装置10Bによっても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、複数のコマンドによるメモリセルアレイへの重複アクセスが防止され、データの破壊を防止することができる。
【0099】
[実施の形態4]
【0100】
実施の形態1〜3では、コマンドを受けると次のサイクルのコマンドが無効とされたが、実施の形態4では、コマンドを受けてもそのサイクル内でコマンドがキャンセルされた場合、次のサイクルのコマンドが有効とされる。
【0101】
実施の形態4による半導体記憶装置10Cは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Cを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0102】
図13は、実施の形態4による半導体記憶装置10Cにおける制御回路42Cの動作を概念的に説明する動作波形図である。
【0103】
図13を参照して、外部クロックext.CLKに同期して、時刻T1において、半導体記憶装置10Cが外部からコマンドを受けると、制御回路42Cは、内部回路活性化信号をHレベルで出力する。その後、時刻T2において、キャンセルコマンドが入力されると、制御回路42Cは、内部回路活性化信号をLレベルにする。そして、時刻T3において再びコマンドが入力されると、制御回路42Cは、連続するサイクルで受けるコマンドであるにも拘わらず、そのコマンドを無効にせず、対応する内部回路活性化信号をHレベルで出力する。
【0104】
次いで、次サイクルの時刻T4において、半導体記憶装置10Cがコマンドを受けると、制御回路42Cは、そのコマンドに対応する内部制御コマンドを発生しない。すなわち、制御回路42Cは、時刻T4に受けたコマンドを無効とする。これまでにも述べたように、連続したサイクルで内部回路活性化信号が活性化されると、メモリセルアレイ52へのアクセスが重複し、データが破壊されるからである。
【0105】
図14は、実施の形態4による半導体記憶装置10Cにおける制御回路42Cにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。なお、図14においても、図3と同様に、ライトコマンドに関する回路が代表的に示される。
【0106】
図14を参照して、制御回路42Cは、内部コマンド発生回路102と、マスク信号発生回路104Cと、コラム活性信号発生回路106とを含む。マスク信号発生回路104Cは、実施の形態1におけるマスク信号発生回路104の構成において、NANDゲートG31をさらに含み、インバータG9からの出力信号に代えてNANDゲートG31からの出力信号をラッチ回路G5,G6のリセット入力に受ける。コラム活性信号発生回路106は、NANDゲートG28〜G30と、インバータG32とを含む。なお、内部コマンド発生回路102の構成については、既に説明したので、説明は繰返さない。
【0107】
NANDゲートG31は、コラム活性信号発生回路106のインバータG32からの出力信号および内部信号/PORの論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。NANDゲートG28は、内部クロックCLKおよび信号INTCOMの論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。NANDゲートG29は、キャンセル信号/CANSEL、バースト終了信号/BL、内部信号/PORおよびNANDゲートG30からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。
【0108】
ここで、キャンセル信号/CANSELは、コラム系の活性化を終了するための信号で、PREコマンドやターミネーションコマンドなどのキャンセルコマンドに対応してLレベルとなる信号である。バースト終了信号/BLは、バースト動作が終了するとLレベルとなる信号である。
【0109】
NANDゲートG30は、NANDゲートG28,G29からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。インバータG32は、NANDゲートG29からの出力信号を反転した信号を出力する。
【0110】
コラム活性信号発生回路106は、信号INTCOMがHレベルになるのに応じてコラム活性信号COLACTをHレベルで出力し、通常であれば、バースト終了信号/BLがLレベルになるのに応じてコラム活性信号COLACTをLレベルにする。一方、コラム活性信号発生回路106は、コラム活性信号COLACTをHレベルで出力した後、キャンセルコマンドに応じてキャンセル信号/CANSELがLレベルになったときも、コラム活性信号COLACTをLレベルにする。
【0111】
マスク信号発生回路104Cは、コラム活性信号COLACTがLレベルになると、ラッチ回路G5,G6がリセットされて不活性化される。すなわち、外部からコマンドが入力され、内部コマンド発生回路102が信号INTCOMをHレベルで出力しても、キャンセルコマンドが入力されてコラム系の活性化が終了し、コラム活性信号COLACTがLレベルになると、マスク信号発生回路104Cは、次のサイクルでマスク信号CmaskをHレベルとしない。したがって、制御回路42Cは、キャンセルコマンドを受けた次のサイクルのコマンド入力を無効とせず、内部コマンド発生回路102は、そのコマンドに対応する内部制御コマンドを発生する。
【0112】
図15は、図14に示した制御回路42Cの動作を説明する動作波形図である。
【0113】
図15を参照して、時刻T1においてライトコマンドが入力され、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMをHレベルで出力する。それに応じて、コラム活性信号発生回路106は、コラム活性信号COLACTをHレベルで出力する。
【0114】
時刻T3において、キャンセルコマンドが入力され、キャンセル信号/CANCELがLレベルになると、コラム活性信号発生回路106は、コラム活性信号COLACTをLレベルにする。そうすると、マスク信号発生回路104Cは不活性化され、次サイクルの時刻T7において、マスク信号発生回路104Cは、マスク信号CmaskをHレベルとしない。
【0115】
したがって、内部コマンド発生回路102は、時刻T6において受けたライトコマンドを無効にせず、時刻T7の外部クロックext.CLKの立上がりに応じて信号INTCOMをHレベルで出力する。それに応じて、コラム活性信号発生回路106も、コラム活性信号COLACTをHレベルで出力する。
【0116】
次サイクルの時刻T10においてライトコマンドが入力され、時刻T11において外部クロックext.CLKが立上がると、今度はマスク信号発生回路104Cがマスク信号CmaskをHレベルで出力するので、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMをLレベルで出力する。すなわち、内部コマンド発生回路102は、時刻T10において受けたライトコマンドを無効とする。
【0117】
なお、実施の形態4による半導体記憶装置10Cについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0118】
以上のように、実施の形態4による半導体記憶装置10Cによれば、コマンドを受けてもそのサイクル中にキャンセルコマンドが入力された場合、次の1サイクルに受けるコマンドは有効とされ、無用なコマンド無効処理が防止される。
【0119】
[実施の形態5]
【0120】
実施の形態1〜3では、コマンドが入力されると次のサイクルのコマンドは無効とされるが、対象コマンドはコラムコマンドであった。実施の形態4では、コラムコマンドが入力されたサイクルの次のサイクルに入力されたキャンセルコマンドも無効とされる。これによって、連続したサイクルでコラムコマンドが入力された場合、メモリセルアレイへの重複アクセスが防止されるとともに、先に入力されたコマンドによるメモリセルアレイへの有効なアクセス処理がキャンセルコマンドによって中断されることが防止される。
【0121】
実施の形態5による半導体記憶装置10Dは、図14に示した半導体記憶装置10Cの構成において、制御回路42Cに代えて制御回路42Dを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0122】
図16は、実施の形態5による半導体記憶装置10Dにおける制御回路42Dにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。なお、図16においても、図3と同様に、ライトコマンドに関する回路が代表的に示される。
【0123】
図16を参照して、制御回路42Dは、実施の形態4における制御回路42Cの構成において、コラム活性信号発生回路106に代えてコラム活性信号発生回路106Aを含む。コラム活性信号発生回路106Aは、コラム活性信号発生回路106の構成において、ORゲートG33をさらに含み、キャンセル信号/CANCELに代えてORゲートG33からの出力信号がNANDゲートG29に入力される。
【0124】
ORゲートG33は、キャンセル信号/CANCELおよびマスク信号Cmaskの論理和を演算した信号を出力する。
【0125】
コラム活性信号発生回路106Aは、マスク信号発生回路104Cが発生するマスク信号CmaskがHレベルのとき、キャンセル信号/CANCELをマスクし、コラムコマンドが入力されたサイクルの次のサイクルに入力されるキャンセルコマンドを無効とする。
【0126】
図17は、図16に示した制御回路42Dの動作を説明する動作波形図である。
【0127】
図17を参照して、時刻T1においてライトコマンドが入力された後、次サイクルの時刻T5においてライトコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、マスク信号CmaskがHレベルとなり、信号INTCOMはLレベルとなる。ここで、時刻T6の直後にキャンセルコマンドが入力されると、キャンセル信号/CANCELはLレベルになるが、マスク信号CmaskがHレベルであるので、キャンセル信号/CANCELはマスクされ、キャンセルコマンドは無効とされる。
【0128】
なお、実施の形態5による半導体記憶装置10Dについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0129】
また、実施の形態1でも述べたように、ラッチ回路G4をリセットする信号およびキャンセル信号/CANCELをマスクする信号として、たとえば、同等の信号タイミングを有するメモリセルアレイの制御信号などを用いてもよい。
【0130】
以上のように、実施の形態5による半導体記憶装置10Dによれば、コマンドを受けたサイクルの次の1サイクルに受けるキャンセルコマンドも無効とするようにしたので、先に入力されたコマンドによるメモリセルアレイへの有効なアクセス処理がキャンセルコマンドによって中断されることが防止される。
【0131】
[実施の形態6]
【0132】
上述した半導体記憶装置は、高周波動作に対応可能なものであるが、低周波動作下で用いられた場合、予め定められた複数サイクルからなる1動作単位の期間において、1もしくは複数サイクルを余してメモリセルアレイへのアクセスが終了することとなり、その動作単位の期間が終了するまで処理の待ちが生じる。
【0133】
そこで、実施の形態6では、コマンドが入力されてからメモリセルアレイに対するアクセス処理が終了するまでの時間を計時するアクセスモニタ回路が設けられ、メモリセルアレイへのアクセス処理が終了した後のサイクルに入力されるコマンドは有効とされる。
【0134】
実施の形態6による半導体記憶装置10Eは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Eを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0135】
図18,図19は、実施の形態6による半導体記憶装置10Eにおける制御回路42Eの動作を概念的に説明する動作波形図である。図18は、外部クロックが低周波の場合を示し、図19は、外部クロックが高周波の場合を示している。
【0136】
図18を参照して、外部クロックext.CLKに同期して、時刻T1において、半導体記憶装置10Eが外部からコマンドを受けると、制御回路42Eは、内部回路活性化信号をHレベルで出力し、アクセスモニタ回路は、計時を開始してHレベルの信号を出力する。
【0137】
外部クロックが低周波であるので、次サイクルの時刻T4の前の時刻T3においてメモリセルアレイへのアクセス処理が終了すると、アクセスモニタ回路は、出力信号をLレベルにする。そうすると、制御回路42Eは、次のサイクルに受けるコマンドを無効にせず、時刻T4において入力されたコマンドは有効に処理される。
【0138】
図19を参照して、外部クロックが高周波のときは、時刻T1において入力されたコマンドに対応するメモリセルアレイへのアクセス処理が、次サイクルの時刻T3の時点で終了しておらず、制御回路42Eは、時刻T3において受けたコマンドを無効とし、内部回路活性化信号をLレベルで出力する。
【0139】
時刻T5においてメモリセルアレイへのアクセス処理が終了すると、アクセスモニタ回路は、出力信号をLレベルにする。したがって、制御回路42Eは、時刻T6において受けたコマンドを有効とし、内部回路活性化信号をHレベルで出力する。
【0140】
図20は、実施の形態6による半導体記憶装置10Eにおける制御回路42Eにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。なお、図20においても、図3と同様に、ライトコマンドに関する回路が代表的に示される。
【0141】
図20を参照して、制御回路42Eは、内部コマンド発生回路102と、マスク信号発生回路104Dと、アクセスモニタ回路108とを含む。マスク信号発生回路104Dは、実施の形態1におけるマスク信号発生回路104の構成において、インバータG10に代えてNANDゲートG44を含む。アクセスモニタ回路108は、遅延素子G17,G18と、NANDゲートG35〜G37と、ラッチ回路G38,G39と、インバータG40〜G43とを含む。なお、内部コマンド発生回路102の構成については、既に説明したので、説明は繰返さない。
【0142】
NANDゲートG44は、ラッチ回路G6,G39からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号をNANDゲートG2へ出力する。遅延素子G17は、信号INTCOMを所定時間遅延した信号を出力する。インバータG40は、遅延素子G17からの出力信号を反転した信号を出力する。NANDゲートG35は、信号INTCOMおよびインバータG40からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。遅延素子G17、インバータG40およびNANDゲートG35で構成される回路群は、信号INTCOMがHレベルになるのに応じて、遅延素子G17による遅延時間分のパルス幅を有する立下がりパルス信号を生成する。
【0143】
遅延素子G18は、NANDゲートG36からの出力信号である信号Colwidthを受け、コマンドが入力されてからメモリセルアレイへのアクセスが終了するまでの時間、信号Colwidthを遅延した信号を出力する。インバータG41は、遅延素子G18からの出力信号を反転した信号を出力する。NANDゲートG36は、NANDゲートG35,G37からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。NANDゲートG37は、インバータG41およびNANDゲートG36からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。
【0144】
インバータG42は、内部クロックCLKを反転した内部クロック/CLKを出力する。インバータG43は、内部信号/PORを反転した信号を出力する。
【0145】
ラッチ回路G38は、内部クロック/CLKをクロック入力に受け、内部クロック/CLKがHレベルのとき、信号Colwidthを取込んで出力し、内部クロック/CLKがLレベルになると、取込んだ信号Colwidthを保持し、その保持する信号を出力する。また、ラッチ回路G38は、インバータG43からの出力信号をリセット入力に受け、リセット入力がHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0146】
ラッチ回路G39は、内部クロックCLKをクロック入力に受け、内部クロックCLKがHレベルのとき、ラッチ回路G38からの出力信号を取込んで信号CmaskENとして出力し、内部クロックCLKがLレベルになると、取込んだ信号を保持し、その保持する信号を信号CmaskENとして出力する。また、ラッチ回路G39は、インバータG43からの出力信号をリセット入力に受け、リセット入力がHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0147】
なお、この実施の形態6による半導体記憶装置10Eにおけるアクセスモニタ回路108は、「もう1つの信号発生回路」を構成する。
【0148】
図21,図22は、図20に示した制御回路42Eの動作を説明する動作波形図である。図21は、外部クロックが低周波の場合を示し、図22は、外部クロックが高周波の場合を示している。
【0149】
図21を参照して、時刻T1において外部からライトコマンドが入力され、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMをHレベルで出力し、これに応じて、アクセスモニタ回路108は、信号ColwidthをHレベルで出力する。
【0150】
外部クロックが低周波であるので、次サイクルの開始前の時刻T5において、アクセス時間を模擬した遅延素子G18による遅延時間が経過すると、アクセスモニタ回路108は、信号ColwidthをLレベルにする。したがって、この場合、信号CmaskENはHレベルにならず、マスク信号発生回路104Dは、マスク信号CmaskをLレベルで出力する。その結果、制御回路42Eは、時刻T6において受けたコマンドを無効にせず、対応する内部制御コマンドを発生する。
【0151】
図22を参照して、外部クロックが高周波のときは、時刻T1において外部からライトコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、この時点でまだ遅延素子G18による遅延時間が経過しておらず、信号ColwidthがHレベルであるので、アクセスモニタ回路108は、信号CmaskENをHレベルで出力する。したがって、マスク信号発生回路104Dは、マスク信号CmaskをHレベルで出力し、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMをLレベルにする。すなわち、制御回路42Eは、時刻T5で受けたコマンドを無効とする。
【0152】
時刻T7において、信号ColwidthがLレベルになると、アクセスモニタ回路108は、次のサイクルの時刻T10において信号CmaskENをLレベルにするので、マスク信号発生回路104Dは、マスク信号CmaskをLレベルで出力し、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMをHレベルで出力する。すなわち、制御回路42Eは、時刻T9において受けたコマンドを無効とせず、対応する内部制御コマンドを発生する。
【0153】
なお、実施の形態6による半導体記憶装置10Eについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0154】
また、上述した説明では、信号ColwidthをLレベルにリセットする信号としてメモリセルアレイへのアクセス処理時間を模擬する遅延素子G18からの出力信号を用いたが、この信号に代えてメモリセルアレイへのアクセスの状態を示す信号を用いてもよい。
【0155】
以上のように、実施の形態6による半導体記憶装置10Eによれば、メモリセルアレイへのアクセス処理が終了した後のサイクルに入力されるコマンドを有効とするようにしたので、低周波動作下で半導体記憶装置10Eが使用されるとき、不必要な処理待ち時間が発生しない。
【0156】
[実施の形態7]
【0157】
実施の形態1〜6では、同一コマンドの連続入力を対象とするものであったが、実施の形態7では、異なる種類のコマンドが連続して入力された場合であっても、後に入力されたコマンドは無効とされる。
【0158】
実施の形態7による半導体記憶装置10Fは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Fを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0159】
図23は、実施の形態7による半導体記憶装置10Fにおける制御回路42Fにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0160】
図23を参照して、制御回路42Fは、ライトコマンド処理部114と、リードコマンド処理部116とを含む。ライトコマンド処理部114は、内部コマンド発生回路102Cと、マスク信号発生回路104Bとからなる。リードコマンド処理部116は、内部コマンド発生回路110と、マスク信号発生回路112とからなる。
【0161】
内部コマンド発生回路102Cは、実施の形態3における内部コマンド発生回路102Bの構成において、NORゲートG21に代えてNORゲートG45を含む。内部コマンド発生回路110は、NANDゲートG46と、インバータG47,G48と、ラッチ回路G49,G50と、NORゲートG53とからなる。マスク信号発生回路112は、ラッチ回路G51と、遅延素子G52とからなる。なお、マスク信号発生回路104Bの構成については、既に説明したので、説明は繰返さない。
【0162】
NORゲートG45は、遅延素子G52、ラッチ回路G3および遅延素子G20からの各出力信号の論理和を演算し、その演算結果を反転した信号を信号C3Wとして出力する。NORゲートG53は、ラッチ回路G49、遅延素子G20および遅延素子G52からの各出力信号の論理和を演算し、その演算結果を反転した信号を信号C3Rとして出力する。リードコマンド処理部116のその他の構成は、ライトコマンド処理部114と同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0163】
制御回路42Fにおいては、ライトコマンド処理部114およびリードコマンド処理部116がそれぞれ発生するマスク信号CmaskW,CmaskRを用いて、ライトコマンド処理部114およびリードコマンド処理部116双方の内部コマンド発生回路における入力が制御される。
【0164】
図24は、図23に示した制御回路42Fの動作を説明する動作波形図である。
【0165】
図24を参照して、時刻T1においてライトコマンドが入力され、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路102Cは、ライトコマンドに対応する信号INTCOMWをHレベルで出力する。時刻T4において外部クロックext.CLKが立下がると、遅延素子G20は、所定時間後マスク信号CmaskWをHレベルで出力する。
【0166】
時刻T6においてリードコマンドが入力され、時刻T7において外部クロックext.CLKが立上がると、マスク信号CmaskWがHレベルであるので、内部コマンド発生回路110は、リードコマンドに対応する信号INTCOMRをHレベルに活性化しない。また、内部コマンド発生回路102Cは、信号INTCOMWをLレベルにする。
【0167】
時刻T9において外部クロックext.CLKが立下がると、遅延素子G20は、所定時間後の時刻T10において、マスク信号CmaskWをLレベルで出力する。その後、時刻T11において再びリードコマンドが入力され、時刻T12において外部クロックext.CLKが立上がると、今度はマスク信号CmaskWがLレベルであるので、内部コマンド発生回路110は、信号INTCOMRをHレベルで出力し、制御回路42Fは、リードコマンドに対応する内部制御コマンドを発生する。
【0168】
なお、実施の形態7による半導体記憶装置10Fについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0169】
また、ラッチ回路G4,G50の入力をLレベルに固定する信号として、マスク信号CmaskW,CmaskRに代えて、たとえば、同等の信号タイミングを有するメモリセルアレイの制御信号などを用いてもよい。
【0170】
さらに、上述した半導体記憶装置10Fでは、内部コマンド発生回路の入力を阻止するものとしたが、実施の形態1〜3の関係と同様に、内部コマンド発生回路をリセットしてもよく、あるいは内部コマンド発生回路の出力を阻止してもよい。
【0171】
以上のように、実施の形態7による半導体記憶装置10Fによれば、コマンドを受けたサイクルの次の1サイクルに受けるコマンドが別種類のコマンドであっても無効とするようにしたので、メモリセルアレイへの重複アクセスが防止され、データの破壊を防止することができる。
【0172】
[実施の形態8]
【0173】
実施の形態8による半導体記憶装置10Gは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Gを備える。
【0174】
図25は、実施の形態8による半導体記憶装置10Gにおける制御回路42Gの動作を概念的に説明する動作波形図である。
【0175】
図25を参照して、半導体記憶装置10Gは、時刻T1においてコマンドA,Bを同時に受けた場合、優先度の高いコマンドAに対応する内部回路活性化信号Aを活性化し、コマンドBを無効とする。次サイクルの時刻T2においては、時刻T1において活性化した内部回路活性化信号Aによるメモリセルアレイへのアクセスが終了していないため、半導体記憶装置10Gは、外部から受けたコマンドA,Bいずれのコマンドとも無効とする。
【0176】
時刻T3においてコマンドBのみが入力されると、半導体記憶装置10Gは、コマンドBに対応する内部回路活性化信号Bを活性化する。そして、次サイクルの時刻T4においてコマンドA,Bが入力されたとしても、時刻T3において活性化した内部回路活性化信号Bによるメモリセルアレイへのアクセスが終了していないため、半導体記憶装置10Gは、コマンドA,Bいずれのコマンドとも無効とする。
【0177】
このように、実施の形態8による半導体記憶装置10Gは、異なるコマンドが同時に入力された場合、優先するコマンドに対応する内部回路活性化信号のみを活性化し、その他のコマンドを無効とする。
【0178】
図26は、実施の形態8による半導体記憶装置10Gにおける制御回路42Gにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0179】
図26を参照して、制御回路42Gは、ライトコマンド処理部114Aと、リードコマンド処理部116Aとを含む。ライトコマンド処理部114Aは、内部コマンド発生回路102と、マスク信号発生回路104Eとからなる。リードコマンド処理部116Aは、内部コマンド発生回路110Aと、マスク信号発生回路112Aとからなる。
【0180】
マスク信号発生回路104Eは、実施の形態1におけるマスク信号発生回路104の構成において、インバータG10に代えてNORゲートG54を含む。内部コマンド発生回路110Aは、NANDゲートG46と、インバータG47,G48,G55と、ラッチ回路G56,G57とからなる。マスク信号発生回路112Aは、ラッチ回路G58,G59と、NORゲートG60と、NANDゲートG61とを含む。なお、内部コマンド発生回路102の構成については、既に説明しているので、説明は繰返さない。
【0181】
NORゲートG54は、ラッチ回路G6,G57,G59の各出力信号の論理和を演算し、その演算結果を反転した信号をNANDゲートG2へ出力する。マスク信号発生回路104Eのその他の構成は、実施の形態1におけるマスク信号発生回路104と同じであるので、説明は繰返さない。
【0182】
NORゲートG60は、ラッチ回路G6,G59の各出力信号の論理和を演算し、その演算結果を反転した信号をNANDゲートG61へ出力する。リードコマンド処理部116Aのその他の構成は、ライトコマンド処理部114Aの構成と同様であるので、説明は省略する。
【0183】
図27は、図26に示した制御回路42Gの動作を説明する動作波形図である。
【0184】
図27を参照して、時刻T1においてリードコマンドおよびライトコマンドが同時に入力され、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路110Aは、信号INTCOMRをHレベルで出力する。
一方、内部コマンド発生回路102も信号INTCOMWを一旦Hレベルで出力するが、マスク信号発生回路104EがHレベルの信号INTCOMRを受けてマスク信号CmaskWをHレベルで出力するので、内部コマンド発生回路102は直ちにリセットされ、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMWを直ちにLレベルにする。すなわち、時刻T1において同時に入力されたリードコマンドとライトコマンドは、リードコマンドが優先され、ライトコマンドは無効とされる。
【0185】
次サイクルの時刻T5においてリードコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、マスク信号発生回路112Aは、マスク信号CmaskRをHレベルで出力する。したがって、制御回路42Gは、時刻T5において受けたリードコマンドを無効とする。
【0186】
さらに次サイクルの時刻T9においてライトコマンドが入力され、時刻T10において外部クロックext.CLKが立上がると、マスク信号CmaskW,CmaskRはいずれもLレベルになるので、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMWをHレベルで出力する。すなわち、制御回路42Gは、ライトコマンドに対応する内部制御コマンドを発生する。
【0187】
なお、実施の形態8による半導体記憶装置10Gについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0188】
以上のように、実施の形態8による半導体記憶装置10Gによれば、異なるコマンドを同時に受けた場合、優先するコマンドのみ有効とし、その他のコマンドを無効とするようにしたので、メモリセルアレイへの重複アクセスが防止され、データの破壊を防止することができる。
【0189】
[実施の形態9]
【0190】
実施の形態8による半導体記憶装置においては、異なるコマンドが同時に入力された場合、一方の内部制御コマンドによって他方の内部コマンド発生回路をリセットすることによってコマンドの重複発生を回避した。
【0191】
実施の形態9による半導体記憶装置は、一方の内部制御コマンドによって他方の内部コマンド発生回路の出力を阻止することよってコマンドの重複発生を回避する。
【0192】
実施の形態9による半導体記憶装置10Hは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Hを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0193】
図28は、実施の形態9による半導体記憶装置10Hにおける制御回路42Hにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0194】
図28を参照して、制御回路42Hは、実施の形態8における制御装置42Gの構成において、ライトコマンド処理部114Aに代えてライトコマンド処理部114Bを含む。ライトコマンド処理部114Bは、内部コマンド発生回路102Dと、マスク信号発生回路104Fとからなる。内部コマンド発生回路102Dは、実施の形態1における内部コマンド発生回路102の構成において、インバータG63と、NORゲートG64とをさらに含む。マスク信号発生回路104Fは、実施の形態8におけるマスク信号発生回路104Eの構成において、NORゲートG54に代えてNORゲートG62を含む。
【0195】
インバータG63は、ラッチ回路G4からの出力信号C3Wを反転した信号を出力する。NORゲートG64は、ラッチ回路G57およびインバータG63からの出力信号の論理和を演算し、その演算結果を反転した信号を信号INTCOMWとして出力する。NORゲートG62は、ラッチ回路G6,G59からの出力信号の論理和を演算し、その演算結果を反転した信号をNANDゲートG2へ出力する。
【0196】
図29は、図28に示した制御回路42Gの動作を説明する動作波形図である。
【0197】
図29を参照して、時刻T1においてリードコマンドおよびライトコマンドが同時に入力され、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、内部コマンド発生回路110Aは、信号INTCOMRをHレベルで出力する。
一方、ライトコマンド処理部114Bにおいては、ラッチ回路G4の出力信号C3WはHレベルとなるが、信号INTCOMRがHレベルであるので、信号INTCOMWはLレベルとなる。
【0198】
次サイクルの時刻T5においてリードコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、マスク信号発生回路112Aは、マスク信号CmaskRをHレベルで出力し、内部コマンド発生回路110Aは、信号INTCOMRをLレベルで出力する。すなわち、制御回路42Hは、時刻T5において受けたリードコマンドを無効とする。
【0199】
さらに次サイクルの時刻T9においてライトコマンドが入力され、時刻T10において外部クロックext.CLKが立上がると、マスク信号CmaskW,CmaskRはいずれもLレベルになるので、内部コマンド発生回路102は、信号INTCOMWをHレベルで出力する。すなわち、制御回路42Hは、ライトコマンドに対応する内部制御コマンドを発生する。
【0200】
なお、実施の形態9による半導体記憶装置10Hについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0201】
以上のように、実施の形態9による半導体記憶装置10Hによっても、実施の形態8による半導体記憶装置10Gと同様の効果が得られる。
【0202】
[実施の形態10]
【0203】
実施の形態10による半導体記憶装置は、異なるコマンドを同時に受けた場合、一方の内部制御コマンドによって他方の内部コマンド発生回路のコマンド入力を阻止することよってコマンドの重複発生を回避する。
【0204】
実施の形態10による半導体記憶装置10Iは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Iを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0205】
図30は、実施の形態10による半導体記憶装置10Iにおける制御回路42Iにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0206】
図30を参照して、制御回路42Iは、実施の形態9における制御装置42Hの構成において、内部コマンド発生回路102Dに代えて内部コマンド発生回路102Eを含む。内部コマンド発生回路102Eは、実施の形態1における内部コマンド発生回路102の構成において、インバータG8に代えて、インバータG65と、NORゲートG66とを含む。
【0207】
インバータG65は、NANDゲートG46からの出力信号を反転した信号を出力する。NORゲートG66は、インバータG65およびNANDゲートG1からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号をラッチ回路G3へ出力する。
【0208】
図31は、図30に示した制御回路42Gの動作を説明する動作波形図である。
【0209】
図31を参照して、時刻T1においてリードコマンドおよびライトコマンドが同時に入力されると、リードコマンド処理部116Aにおいては、信号C1R,C2RがHレベルとなる。一方、ライトコマンド処理部114Cにおいては、NORゲートG66の出力信号である信号C1Wが一旦Hレベルになるが、リードコマンドが同時に入力されているため、信号C1Wは直ちにLレベルとなる。したがって、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、信号INTCOMRのみがHレベルとなり、信号INTCOMWはHレベルとならない。すなわち、制御回路42Iは、リードコマンドを優先し、ライトコマンドを無効にする。
【0210】
次サイクルの時刻T5においてリードコマンドが単独で入力された以降の動作は、図29に示した実施の形態9による制御回路42Hの動作と同じである。
【0211】
なお、実施の形態10による半導体記憶装置10Iについても、実施の形態1による半導体記憶装置10と同様に、2×k(k>2)ビットプリフェッチ動作を行なう半導体記憶装置へ容易に拡張される。
【0212】
以上のように、実施の形態10による半導体記憶装置10Iによっても、実施の形態8による半導体記憶装置10Gと同様の効果が得られる。
【0213】
[実施の形態11]
【0214】
実施の形態11による半導体記憶装置は、異なるコマンドの同時入力を検出する回路を含み、同時入力が検出された場合、すべてのコマンドを無効とする。
【0215】
実施の形態11による半導体記憶装置10Jは、図1に示した半導体記憶装置10の構成において、制御回路42に代えて制御回路42Jを備える。その他の構成は同じであるので、説明は繰り返さない。
【0216】
図32は、実施の形態11による半導体記憶装置10Jにおける制御回路42Jの動作を概念的に説明する動作波形図である。
【0217】
図32を参照して、半導体記憶装置10Jは、時刻T1においてコマンドA,Bを受けると、コマンドA,Bが同時に入力されたことを検出し、コマンドA,Bにそれぞれ対応する内部回路活性化信号A,Bをいずれも活性化しない。したがって、次サイクルの時刻T2において入力されたコマンドBに対して、半導体記憶装置10Jは、内部回路活性化信号Bを活性化する。さらに次サイクルの時刻T3においてコマンドAが入力されると、半導体記憶装置10Jは、先のサイクルで内部回路活性化信号Bを活性化しているので、コマンドAを無効とする。
【0218】
図33は、実施の形態11による半導体記憶装置10Jにおける制御回路42Jにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0219】
図33を参照して、制御回路42Jは、ライトコマンド処理部114Dと、リードコマンド処理部116Aと、同時入力検出回路118とを含む。ライトコマンド処理部114Dは、内部コマンド発生回路102と、マスク信号発生回路104Fとからなる。同時入力検出回路118は、ANDゲートG67と、ラッチ回路G68と、インバータG69とからなる。なお、リードコマンド処理部116A、内部コマンド発生回路102およびマスク信号発生回路104Fの構成については、既に説明しているので、説明は繰返さない。
【0220】
ANDゲートG67は、ラッチ回路G3,G56からの出力信号の論理積を演算した信号を出力する。インバータG69は、内部信号/PORを反転した信号を出力する。ラッチ回路G68は、内部クロックCLKをクロック入力に受け、内部クロックCLKがHレベルのとき、ANDゲートG67からの出力信号を取込んで信号CmaskRWとして出力し、内部クロックCLKがLレベルになると、取込んだ信号を保持し、その保持する信号を信号CmaskRWとして出力する。また、ラッチ回路G68は、インバータG69からの出力信号をリセット入力に受け、リセット入力がHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0221】
図34は、図33に示した制御回路42Jの動作を説明する動作波形図である。
【0222】
図34を参照して、時刻T1においてリードコマンドおよびライトコマンドが同時に入力されると、リードコマンド処理部116Aおよびライトコマンド処理部114Dにおいてそれぞれ信号C2R,C2WがHレベルとなり、ラッチ回路G68の入力ノードはHレベルとなる。
【0223】
時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、ラッチ回路G68が活性化され、同時入力検出回路118は、信号CmaskRWをHレベルで出力し、応じてマスク信号発生回路112A,104Fは、それぞれ信号CmaskR,CmaskWをHレベルで出力する。したがって、時刻T1において同時に入力されたリードコマンドおよびライトコマンドにそれぞれ対応する信号INTCOMR,INTCOMWは、いずれもLレベルとなる。
【0224】
次いで、次サイクルの時刻T5においてリードコマンドのみが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、信号C2R,C2WがそれぞれHレベル,Lレベルであるから、同時入力検出回路118は、信号CmaskRWをLレベルで出力する。また、信号INTCOMR,INTCOMWはいずれもLレベルであったので、マスク信号発生回路112A,104Fは、それぞれ信号CmaskR,CmaskWをLレベルで出力する。したがって、時刻T6において、信号INTCOMRはHレベルとなり、制御回路42Jは、リードコマンドに対応する内部制御コマンドを発生する。
【0225】
なお、次サイクルの時刻T9において入力されたリードコマンドが無効とされることは、これまでの実施の形態と同じであり、説明は省略する。
【0226】
なお、上述した説明では、リードコマンド処理部116Aおよびライトコマンド処理部114Dにおいて、コマンドを無効にするに際しては、マスク信号によって内部コマンド発生回路のラッチ回路をリセットするものとしたが、実施の形態1〜3の関係に対応して、内部コマンド発生回路の出力または入力をマスク信号によって阻止するようにしてもよい。
【0227】
以上のように、実施の形態11による半導体記憶装置10Jによっても、内部制御コマンドが重複して発生することはなく、メモリセルアレイへの重複アクセスが防止され、データの破壊を防止することができる。
【0228】
[実施の形態12]
【0229】
実施の形態12では、ライトコマンド処理部においてライトレイテンシを生成するための入力コマンド保持回路が設けられており、リードコマンドに対応する内部制御コマンドが発生されたとき、その内部制御コマンドによって入力コマンド保持回路が保持するデータが無効にされる。これによって、ライトコマンドが入力された後にリードコマンドが入力され、リードコマンドに対応する内部制御コマンドがライトコマンドに対応する内部制御コマンドに対して先に発生されるかもしくは同時に発生される場合、リードコマンドが優先されてライトコマンドは無効とされ、メモリセルアレイに対する重複アクセスが防止される。
【0230】
図35は、実施の形態12による半導体記憶装置10Kにおける制御回路42Kにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0231】
図35を参照して、制御回路42Kは、ライトコマンド処理部114Eと、リードコマンド処理部116Aとを含む。ライトコマンド処理部114Eは、内部コマンド発生回路102Fと、マスク信号発生回路104Fとからなる。内部コマンド発生回路102Fは、実施の形態9における内部コマンド発生回路102Dの構成において、入力コマンド保持回路120をさらに含み、インバータG9に代えてインバータG74およびNANDゲートG75を含む。入力コマンド保持回路120は、ラッチ回路G70〜G73からなる。
【0232】
なお、リードコマンド処理部116Aおよびマスク信号発生回路104Fの構成については、既に説明したので、説明は繰返さない。
【0233】
インバータG74は、信号INTCOMRを反転した信号を出力する。NANDゲートG75は、インバータG74からの出力信号および内部信号/PORの論理積を演算し、その演算結果を反転した信号を出力する。ラッチ回路G70,G72は、内部クロック/CLKをクロック入力に受けて動作し、ラッチ回路G71,G73は、内部クロックCLKをクロック入力に受けて動作する。また、ラッチ回路G70〜G73は、NANDゲートG75からの出力信号をリセット入力に受け、リセット入力がHレベルのとき、保持データをリセットする。
【0234】
なお、信号INTCOMRによって入力コマンド保持回路120がリセットされるにも拘わらず、内部コマンド発生回路102Fの出力段にインバータG63およびNORゲートG64が設けられているのは、信号INTCOMR,INTCOMWが同時にHレベルになることを防止するためである。
【0235】
図36は、図35に示した制御回路42Kの動作を説明する動作波形図である。
【0236】
図36を参照して、時刻T1においてライトコマンドが入力され、時刻T2において外部クロックext.CLKが立上がると、信号C3WがHレベルとなり、ライトコマンドの入力情報は入力コマンド保持回路120に保持される。ただし、信号INTCOMWは、WLが経過するまで(ここでは、WL=2.0の場合が示されている。)Hレベルにはならない。
【0237】
次サイクルの時刻T5においてリードコマンドが入力され、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、ライトコマンド処理部114Eにおいては、入力コマンド保持回路120内でデータがシフトされて信号C4WがHレベルとなり、一方、リードコマンド処理部116Aにおいては、信号INTCOMRがHレベルとなる。そうすると、NANDゲートG75の出力信号がHレベルに切替わり、入力コマンド保持回路120を構成するラッチ回路G70〜G73はリセットされる。すなわち、制御回路42Kは、リードコマンドに対応する内部制御コマンドの発生に応じてライトコマンドを無効にする。
【0238】
なお、上述したように、この実施の形態ではWL=2.0の場合について示されたが、入力コマンド保持回路に含まれるラッチ回路の段数を適宜変更することによって、WLやALが異なる場合について容易に拡張される。また、必要に応じて、リードコマンド処理部に入力コマンド保持回路を設けてもよい。
【0239】
以上のように、実施の形態12による半導体記憶装置10Kによれば、一方のコマンドに対応する内部制御コマンドを用いて他方の入力コマンド保持回路をリセットするようにしたので、WLやALを有していてもメモリセルアレイに対する重複アクセスを防止することができる。
【0240】
[実施の形態13]
【0241】
実施の形態12では、一方のコマンドに対応する内部制御コマンドを用いて他方の入力コマンド保持回路をリセットしたが、実施の形態13では、一方のコマンドに対応する内部制御コマンドを用いて他方の入力コマンド保持回路の出力を阻止する。これによっても、一方のコマンドに対応する内部制御コマンドが発生したときに他方のコマンドに対応する内部制御コマンドの発生を阻止できる。
【0242】
図37は、実施の形態13による半導体記憶装置10Lにおける制御回路42Lにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0243】
図37を参照して、制御回路42Lは、ライトコマンド処理部114Fと、リードコマンド処理部116Aとを含む。ライトコマンド処理部114Fは、内部コマンド発生回路102Gと、マスク信号発生回路104Fとからなる。内部コマンド発生回路102Gは、実施の形態9における内部コマンド発生回路102Dの構成において、入力コマンド保持回路120AおよびインバータG76をさらに含む。入力コマンド保持回路120Aは、実施の形態12における入力コマンド保持回路120の構成において、ANDゲートG77,G78をさらに含み、NANDゲートG75からの出力信号に代えてインバータG9からの出力信号をラッチ回路G70〜G73のリセット入力に受ける。
【0244】
なお、リードコマンド処理部116Aおよびマスク信号発生回路104Fの構成については、既に説明したので、説明は繰返さない。
【0245】
インバータG76は、信号INTCOMRを反転した信号を出力する。ANDゲートG77は、ラッチ回路G71およびインバータG76からの出力信号の論理積を演算した信号をラッチ回路G72へ出力する。ANDゲートG78は、ラッチ回路G73およびインバータG76からの出力信号の論理積を演算した信号をラッチ回路G3へ出力する。
【0246】
図38は、図37に示した制御回路42Lの動作を説明する動作波形図である。
【0247】
図38を参照して、制御回路42Lの動作波形図は、実施の形態12における制御回路42Kの動作波形図と類似している。すなわち、時刻T1においてライトコマンドが入力され、次サイクルの時刻T5においてリードコマンドが入力されたとき、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、信号INTCOMRがHレベルとなり、応じてライトコマンド処理部114FにおけるインバータG76の出力信号がLレベルとなる。したがって、ANDゲートG77,G78の出力信号はLレベルに固定され、ライトコマンドは無効にされる。
【0248】
なお、この実施の形態13においてもWL=2.0の場合について示されたが、実施の形態12において説明したように、入力コマンド保持回路に含まれるラッチ回路の段数を適宜変更することによって、WLやALが異なる場合について容易に拡張される。また、必要に応じて、リードコマンド処理部に入力コマンド保持回路を設けてもよい。
【0249】
以上のように、実施の形態13による半導体記憶装置10Lによっても、実施の形態12による半導体記憶装置10Kと同様の効果が得られる。
【0250】
[実施の形態14]
【0251】
実施の形態13では、一方のコマンドに対応する内部制御コマンドを用いて他方の入力コマンド保持回路の出力を阻止するが、実施の形態14では、一方のコマンドを用いて他方の入力コマンド保持回路の入力を阻止する。
【0252】
図39は、実施の形態14による半導体記憶装置10Mにおける制御回路42Mにおいて内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【0253】
図39を参照して、制御回路42Mは、ライトコマンド処理部114Gと、リードコマンド処理部116Aとを含む。ライトコマンド処理部114Gは、内部コマンド発生回路102Hと、マスク信号発生回路104Fとからなる。内部コマンド発生回路102Hは、実施の形態9における内部コマンド発生回路102Dの構成において、入力コマンド保持回路120Bをさらに含み、インバータG8に代えてインバータG79およびNORゲートG80を含む。入力コマンド保持回路120Bは、実施の形態12における入力コマンド保持回路120の構成において、ANDゲートG81をさらに含み、NANDゲートG75からの出力信号に代えてインバータG9からの出力信号をラッチ回路G70〜G73のリセット入力に受ける。
【0254】
なお、リードコマンド処理部116Aおよびマスク信号発生回路104Fの構成については、既に説明したので、説明は繰返さない。
【0255】
インバータG79は、NANDゲートG46からの出力信号を反転した信号を出力する。NORゲートG80は、NANDゲートG1およびインバータG79からの出力信号の論理積を演算し、その演算結果を反転した信号をラッチ回路G70へ出力する。ANDゲートG81は、ラッチ回路G71およびNANDゲートG46からの出力信号の論理積を演算した信号をラッチ回路G72へ出力する。
【0256】
図40は、図39に示した制御回路42Mの動作を説明する動作波形図である。
【0257】
図40を参照して、制御回路42Mの動作波形図は、実施の形態12における制御回路42Kの動作波形図と類似している。すなわち、時刻T1においてライトコマンドが入力され、次サイクルの時刻T5においてリードコマンドが入力されると、リードコマンド処理部116Aにおいては、信号C1R,C2RがHレベルとなり、一方、ライトコマンド処理部114Gにおいては、信号C3WがLレベルとなる。
【0258】
そして、時刻T6において外部クロックext.CLKが立上がると、リードコマンド処理部116Aにおいては、信号INTCOMRがHレベルとなり、リードコマンドに対応する内部制御コマンドが発生され、一方、ライトコマンド処理部114Gにおいては、信号C1W,C3WがLレベルであるから、入力コマンド保持回路120Bが保持するライトコマンドは無効にされる。
【0259】
なお、制御回路42Mがリードコマンドを受けたとき、既に信号C4WがHレベルであった場合、すなわち、リードコマンドおよびライトコマンドに対応する内部制御コマンドの発生タイミングが同時になる場合については、信号INTCOMWの出力段にインバータG63およびNOEゲートG64が設けられているので、信号INTCOMWはHレベルとならず、信号INTCOMRが優先してHレベルとなる。
【0260】
なお、この実施の形態14においてもWL=2.0の場合について示されたが、実施の形態12において説明したように、入力コマンド保持回路に含まれるラッチ回路の段数を適宜変更することによって、WLやALが異なる場合について容易に拡張される。また、必要に応じて、リードコマンド処理部に入力コマンド保持回路を設けてもよい。
【0261】
以上のように、実施の形態14による半導体記憶装置10Mによっても、実施の形態12による半導体記憶装置10Kと同様の効果が得られる。
【0262】
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0263】
【発明の効果】
この発明による半導体記憶装置によれば、メモリセルアレイに対するアクセスが重複する不正な制御コマンドは無効とされるので、そのような不正な制御コマンドによる記憶データの破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による半導体記憶装置の構成を概略的に示す全体ブロック図である。
【図2】 実施の形態1による半導体記憶装置における制御回路の動作を概念的に説明する動作波形図である。
【図3】 実施の形態1による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図4】 図3に示すラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図5】 図3に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図6】 実施の形態2による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図7】 図6に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図8】 実施の形態3による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図9】 図8に示す遅延素子の構成を示す回路図である。
【図10】 図8に示す遅延素子G20の他の構成を示す回路図である。
【図11】 図8に示す遅延素子G20の他の構成を示す回路図である。
【図12】 図8に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図13】 実施の形態4による半導体記憶装置における制御回路の動作を概念的に説明する動作波形図である。
【図14】 実施の形態4による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図15】 図14に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図16】 実施の形態5による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図17】 図16に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図18】 実施の形態6による半導体記憶装置における低周波時の制御回路の動作を概念的に説明する動作波形図である。
【図19】 実施の形態6による半導体記憶装置における高周波時の制御回路の動作を概念的に説明する動作波形図である。
【図20】 実施の形態6による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図21】 図20に示す制御回路の低周波時の動作を説明する動作波形図である。
【図22】 図20に示す制御回路の高周波時の動作を説明する動作波形図である。
【図23】 実施の形態7による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図24】 図23に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図25】 実施の形態8による半導体記憶装置における制御回路の動作を概念的に説明する動作波形図である。
【図26】 実施の形態8による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図27】 図26に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図28】 実施の形態9による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図29】 図28に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図30】 実施の形態10による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図31】 図30に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図32】 実施の形態11による半導体記憶装置における制御回路の動作を概念的に説明する動作波形図である。
【図33】 実施の形態11による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図34】 図33に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図35】 実施の形態12による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図36】 図35に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図37】 実施の形態13による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図38】 図37に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【図39】 実施の形態14による半導体記憶装置における制御回路において内部制御コマンドの発生に係る部分の構成を示す回路図である。
【図40】 図39に示す制御回路の動作を説明する動作波形図である。
【符号の説明】
10,10A〜10M 半導体記憶装置、12 クロック端子、14 制御信号端子、16 アドレス端子、18 データ入出力端子、20 データストローブ信号入出力端子、22 クロックバッファ、24 制御信号バッファ、26 アドレスバッファ、28,32 入力バッファ、30,34 出力バッファ、36 リードアンプ&P/S変換回路、38 S/P変換回路&ライトドライバ、40 DQS発生回路、41 DLL回路、42,42A〜42M 制御回路、44 ロウデコーダ、46 コラムデコーダ、48 プリアンプ&ライトアンプ、50 センスアンプ、52 メモリセルアレイ、102,102A〜102H,110,110A 内部コマンド発生回路、104,104A〜104F,112,112A マスク信号発生回路、106,106A コラム活性信号発生回路、108 アクセスモニタ回路、114,114A〜114F ライトコマンド処理部、116,116A リードコマンド処理部、118 同時入力検出回路、120,120A,120B 入力コマンド保持回路、G3〜G6,G38,G39,G49〜G51,G56〜G59,G68,G70〜G73 ラッチ回路、G17,G18,G20 遅延素子、C1,C2 キャパシタ、R1 抵抗素子。
Claims (17)
- 外部クロックの立上がりと立下がりとに同期して外部とデータのやり取りを行なう半導体記憶装置であって、
データを記憶する複数のメモリセルと、
前記複数のメモリセルに対してデータの入出力を行なう内部回路と、
前記外部クロックの連続する複数周期を動作単位として前記内部回路の読出動作および書込動作を制御する制御回路とを備え、
前記制御回路は、外部から入力された制御信号に基づいて、前記内部回路の動作を指示する内部制御コマンドを発生する内部コマンド発生回路を含み、
前記内部コマンド発生回路は、コラム系制御コマンドで始まるレイテンシ内に制御コマンドを受けたとき、第1および第2の処理のいずれかを実行し、
前記第1の処理は、前記コラム系制御コマンドを含む前記複数周期内の制御コマンドのいずれか1つに対応する内部制御コマンドを発生してその他の制御コマンドを無効とし、
前記第2の処理は、前記コラム系制御コマンドを含む前記複数周期内の制御コマンドをすべて無効とする、半導体記憶装置。 - 前記内部コマンド発生回路は、前記第1の処理において、前記コラム系制御コマンドを含む前記複数周期内の制御コマンドのうち最初に受けた制御コマンドに対応する内部制御コマンドを発生し、その他の制御コマンドを無効とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記制御回路は、第1の信号を発生する信号発生回路をさらに含み、
前記内部コマンド発生回路は、前記第1の信号を受け、前記第1の信号が活性化されているとき、外部から受ける制御信号に基づく制御コマンドを無効とする、請求項2に記載の半導体記憶装置。 - 前記信号発生回路は、前記最初に受けた制御コマンドに対応する内部制御コマンドが発生されてから前記複数周期が終了するまで、前記第1の信号を活性化する、請求項3に記載の半導体記憶装置。
- 前記制御回路は、前記第1の信号の発生に同期して第2の信号を発生するもう1つの信号発生回路をさらに含み、
前記信号発生回路は、前記第2の信号を受け、前記第2の信号が不活性化されたとき、前記第1の信号を不活性化する、請求項3に記載の半導体記憶装置。 - 前記もう1つの信号発生回路は、前記最初に受けた制御コマンドに対応する内部制御コマンドが発生されてから前記内部回路による前記複数のメモリセルへのアクセスが完了するまで、前記第2の信号を活性化する、請求項5に記載の半導体記憶装置。
- 前記内部コマンド発生回路は、前記第1の処理において、所定の優先順序に従って優先される制御コマンドに対応する内部制御コマンドを用いて、その他の制御コマンドを無効とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記所定の優先順序は、前記コラム系制御コマンドを含む前記複数周期内の制御コマンドの種類に応じて決定される、請求項7に記載の半導体記憶装置。
- 前記所定の優先順序は、前記コラム系制御コマンドを含む前記複数周期内の制御コマンドに対応する内部制御コマンドの発生順序に応じて決定される、請求項7に記載の半導体記憶装置。
- 前記内部コマンド発生回路は、前記第1の処理によって発生された内部制御コマンドによる処理を取消す取消コマンドが外部から入力されて前記処理が取消されたとき、前記処理が取消された内部制御コマンドに対応する制御コマンドを除く前記複数周期内の制御コマンドに対して、前記第1および第2の処理のいずれかを実行する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記制御回路は、前記第1の処理によって発生された内部制御コマンドによる処理を取消す取消コマンドが外部から入力されたとき、前記取消コマンドを無効とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記内部コマンド発生回路は、前記第1の処理において発生した内部制御コマンドに基づいて内部状態がリセットされ、内部に保持するその他の制御コマンドを無効とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記内部コマンド発生回路は、前記第1の処理において発生した内部制御コマンドに基づいて、前記複数周期内における前記その他の制御コマンドに対応する内部制御コマンドの出力を阻止する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記内部コマンド発生回路は、前記第1の処理において発生した内部制御コマンドに基づいて、前記複数周期内における前記その他の制御コマンドの入力を阻止する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記制御回路は、前記内部制御コマンドに基づいて、前記その他の制御コマンドを無効にするための無効信号を発生する信号発生回路をさらに含み、
前記内部コマンド発生回路は、前記無効信号を受け、前記無効信号が活性化されているとき、前記第1の処理において、外部から受ける制御信号に基づく制御コマンドを無効とする、請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記制御回路は、前記内部制御コマンドの同時発生を検出する検出回路をさらに含み、
前記内部コマンド発生回路は、前記検出回路の検出結果に基づいて前記第2の処理を実行する、請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記半導体記憶装置は、前記外部クロックの2サイクルを1動作単位とする4ビットプリフェッチ動作を行なうDDR−IIである、請求項1に記載の半導体記憶装置。
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