JP4565563B2 - ガスセンサ素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はガスセンサ素子の製造方法に関する。
特許文献1に従来のガスセンサが開示されている。このガスセンサは、軸方向に延び、先端側に被測定ガスを検出するガスセンサ素子と、このガスセンサ素子が活性するために加熱するヒータと、このガスセンサ素子を支持するための主体金具等とを備えている。
ガスセンサ素子及びヒータは、図11に示す構造を有する。図11は、ガスセンサ素子及びヒータの分解斜視図である。具体的には、主に第1基体101、発熱体102、第2基体103、第1電極104、第1固体電解質体105、第2電極106、絶縁層107、第3電極108、第2固体電解質体109、第4電極110、保護層111が順に積層されている。そのうち、保護層111は、積層方向に貫通する挿入孔112aを有する補強部112と、この挿入孔112aに挿入された電極保護部113aとからなる。この補強部112は、ガスセンサ素子300及びヒータ200の反りを防止したり、ガスセンサ素子300及びヒータ200自体の強度を向上したりするための部材である。また、電極保護部113aは、第4電極110(具体的には、第4電極部110a)と外部とを通気しながら、第4電極110を被毒から防御するための多孔質部材である。
このガスセンサは以下のように製造され得る。まず、焼成前の補強部112である未焼成補強部112の挿入孔112aに焼成前の電極保護部113aである未焼成電極保護部113aを挿入し、焼成前の保護層111である未焼成保護層111を作成する。その後、未焼成保護層111と共に、焼成前の第1基体101である第1未焼成基体101、焼成前の第1固体電解質体105である第1未焼成固体電解質体105や焼成前の第2固体電解質体109である第2未焼成固体電解質体109等を積層し、積層体を形成する。次に積層体をまず樹脂抜きのための焼成を行い、さらに本焼成を行って、ガスセンサ素子300及びヒータ200を得る。そして、このガスセンサ素子300及びヒータ200を主体金具等に組み付けガスセンサを作成する。
こうして得られたガスセンサは、例えばエンジンの排気管等の排気系に装着され、排気ガス中における被測定ガスを検出するために用いられる。
特開2003−294687号公報
しかし、上記従来のガスセンサは、ガス検知能力のバラツキが大きくなる虞があり、それにより歩留まりも必ずしも十分なものでないことがあった。
具体的には、図13に示すように、ガスセンサ素子における第2未焼成固体電解質体109が焼成された第2固体電解質体109にクラックCRが発生することを発明者らが知見した。そして、クラックCRが発生したガスセンサは、ガス検知能力のバラツキが大きい虞があり、歩留まりが十分でないことがあった。この第2固体電解質体109にクラックCRが生じると、たとえ他の条件が満たされていたとしても、被測定ガスによる電極間の電位が小さくなってしまうからである。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ガスセンサのガス検知能力のバラツキを小さくし、高い歩留まりでガスセンサを製造可能にすることを解決すべき課題とする。
発明者らは、その第2固体電解質体109にクラックCRが生じる原因が保護層111における補強部112と電極保護部113aとの隙間G、より正確には未焼成保護層111における未焼成補強部112と未焼成電極保護部113aとの隙間Gにあることを知見した。すなわち、焼成工程(特に樹脂抜き時)において、未焼成補強部112の挿入孔112aと未焼成電極保護部113aとの間に隙間Gが存在すると、その隙間Gに存在する雰囲気に対して第2未焼成固体電解質体109が第2固体電解質体109になる際の熱収縮の差が大きいため、これによって第2固体電解質体109にクラックCRが生じるのである。発明者らは、上記発見に基づき、本発明を完成した。
本発明のガスセンサ素子の製造方法は、固体電解質体と、該固体電解質体上に形成された電極と、挿入孔を有する補強部、及び該挿入孔内に設けられ、前記電極を被毒から防御するための多孔質の電極保護部を含む保護層と、を有するガスセンサ素子の製造方法において、
未焼成補強部の挿入孔に未焼成電極保護部を配置した後、該未焼成補強部及び該未焼成電極保護部の少なくとも一方を加圧し、未焼成保護層を形成する加圧工程と、該未焼成保護層と未焼成固体電解質体とを積層させ、焼成後にガスセンサ素子となる積層体を形成する積層体形成工程と、該積層体を焼成する焼成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の製造方法では、加圧工程において、未焼成補強部及び未焼成電極保護部の少なくとも一方を加圧する。このため、加圧された未焼成補強部又は未焼成電極保護部が挿入孔と未焼成電極保護部との隙間に向かって押し出されることとなり、その後得られる積層体は未焼成補強部と未焼成電極保護部との間に隙間が生じ難く、密着性が向上する。このため、この積層体を焼成工程に供すれば、未焼成固体電解質体が固体電解質体になる際の熱収縮が従来の隙間に存在する雰囲気の影響を受け難く、固体電解質体にクラックが生じ難い。
このため、得られたガスセンサは、被測定ガスによる電極間の電位が小さくならず、ガス検知能力のバラツキが小さなものとなる。そして、このような優れたガスセンサが高い歩留まりで得られる。
したがって、本発明のガスセンサ素子の製造方法によれば、ガスセンサのガス検知能力のバラツキを小さくし、高い歩留まりでガスセンサを製造することができる。
また、本発明の製造方法は、常温以上の条件下で加圧工程を行うことが好ましい。これにより、未焼成保護層の未焼成補強部及び未焼成電極保護部の流動性が良くなって隙間に向かって押し出されやすくなる。このため、隙間をより確実に埋めることができるとともに、加圧時間を短くしたり、圧力を小さくしたりすることもできる。
本発明の製造方法は、未焼成電極保護部を加圧することが好ましい。一般的に、未焼成電極保護部は、積層方向に直交する面積が未焼成補強部に対して小さいため、未焼成電極保護部の方が加圧により押し広がり易いからである。また、寸法が決められた未焼成補強部の挿入孔に対して未焼成電極保護部を押し広げて整合させるため、寸法精度を確保できる。
そして、未焼成電極保護部を加圧する場合、前記加圧工程前の未焼成電極保護部の厚みは未焼成補強部の厚みより厚いことが好ましい。これにより、未焼成補強部に影響を及ぼすことなく、未焼成電極保護部を容易に押し広げることができる。この場合、加圧工程後にこれらの厚みが略同等にされることが好ましい。
さらに、本発明の製造方法は、未焼成電極保護部が未焼成補強部より積層方向に厚かったり、未焼成補強部が未焼成電極保護部より積層方向に厚かったりしても、焼成後においては、補強部の厚みは電極保護部の厚みと略同等の厚みであることが好ましい。仮にこれらが略同等の厚みではないとすれば、被測定ガスによる電極間の電位が小さくなり、ガスセンサのガス検知能力にバラツキを生じやすいからである。
さらに、本発明の製造方法は、挿入孔が、平面視において角を有さない形状であることが好ましい。具体的には、角部にアールがついた多角形状や円形等が好ましい。こうであれば、未焼成補強部と未焼成電極保護部との間の隙間がより一層生じ難い。また、この挿入孔内に隙間なく挿入されて焼成された電極保護部は、積層方向に見たときに角を有さないものとなるため、熱的強度及び機械的強度も向上する。
以下、本発明を具体化した実施例1及び実施例2について図面を参照しつつ説明する。
まず、実施例1のガスセンサについて説明する。
このガスセンサは、図9に示すように、ガスセンサ素子300、ガスセンサ素子300に積層されるヒータ200、ガスセンサ素子300等を内部に保持する主体金具23、主体金具23の先端部に装着されるプロテクタ24等を有している。ガスセンサ素子300及びヒータ200は軸線L方向に延びるように配置されている。
ヒータ200は、図11に示すように、アルミナを主体とする第1基体101及び第2基体103と、第1基体101と第2基体103とに挟まれ、白金を主体とする発熱体102を有している。発熱体102は、先端側に位置する発熱部102aと、発熱部102aから第1基体101の長手方向に沿って延びる一対のヒータリード部102bとを有している。そして、ヒータリード部102bの端末は、第1基体101に設けられるヒータ側スルーホール101aを介してヒータ側パッド120と電気的に接続している。
ガスセンサ素子300は、酸素濃度検出セル130と酸素ポンプセル140とを備える。酸素濃度検出セル130は、第1固体電解質体105と、その第1固体電解質105の両面に形成された第1電極104及び第2電極106とから形成されている。第1電極104は、第1電極部104aと、第1電極部104aから第1固体電解質体105の長手方向に沿って延びる第1リード部104bとから形成されている。第2電極106は、第2電極部106aと、第2電極部106aから第1固体電解質体105の長手方向に沿って延びる第2リード部106bとから形成されている。
そして、第1リード部104bの端末は、第1固体電解質体105に設けられる第1スルーホール105a、後述する絶縁層107に設けられる第2スルーホール107a、第2固体電解質体109に設けられる第4スルーホール109a及び保護層111に設けられる第6スルーホール111aを介してガスセンサ素子側パッド121と電気的に接続する。一方、第2リード部106bの端末は、後述する絶縁層107に設けられる第3スルーホール107b、第2固体電解質体109に設けられる第5スルーホール109b及び保護層111に設けられる第7スルーホール111bを介してガスセンサ素子側パッド121と電気的に接続する。
一方、酸素ポンプセル140は、第2固体電解質体109と、その第2固体電解質体109の両面に形成された第3電極108、第4電極110とから形成されている。第3電極108は、第3電極部108aと、この第3電極部108aから第2固体電解質体109の長手方向に沿って延びる第3リード部108bとから形成されている。第4電極110は、第4電極部110aと、この第4電極部110aから第2固体電解質体109の長手方向に沿って延びる第4リード部110bとから形成されている。
そして、第3リード部108bの端末は、第2固体電解質体109に設けられる第5スルーホール109b及び保護層111に設けられる第7スルーホール111bを介してガスセンサ素子側パッド121と電気的に接続する。一方、第4リード部110bの端末は、後述する保護層111に設けられる第8スルーホール111cを介してガスセンサ素子側パッド121と電気的に接続する。なお、第2リード部106bと第3リード部108bは第3スルーホール107bを介して同電位となっている。
これら第1固体電解質体105、第2固体電解質体109は、ジルコニア(ZrO2)に安定化剤としてイットリア(Y2O3)又はカルシア(CaO)を添加してなる部分安定化ジルコニア焼結体から構成されている。
発熱体102、第1電極104、第2電極106、第3電極108、第4電極110、ヒータ側パッド120及びガスセンサ素子側パッド121は、白金族元素で形成することができる。これらを形成する好適な白金族元素としては、Pt、Rh、Pd等を挙げることができ、これらはその一種を単独で使用することもできるし、又二種以上を併用することもできる。
もっとも、発熱体102、第1電極104、第2電極106、第3電極108、第4電極110、ヒータ側パッド120及びガスセンサ素子側パッド121は、耐熱性及び耐酸化性を考慮するとPtを主体にして形成することがより一層好ましい。さらに、発熱体102、第1電極104、第2電極106、第3電極108、第4電極110、ヒータ側パッド120及びガスセンサ素子側パッド121は、主体となる白金族元素の他にセラミック成分を含有することが好ましい。このセラミック成分は、固着という観点から、積層される側の主体となる材料(例えば、第1固体電解質体105、第2固体電解質体109の主体となる成分)と同様の成分であることが好ましい。
そして、上記酸素ポンプセル140と酸素濃度検出セル130との間に、絶縁層107が形成されている。絶縁層107は、絶縁部114と拡散律速部115とからなる。この絶縁層107の絶縁部114には、第2電極部106a及び第3電極部108aに対応する位置にガス検出室107cが形成されている。このガス検出室107cは、絶縁層107の幅方向で外部と連通しており、該連通部分には、外部とガス検出室107cとの間のガス拡散を所定の律速条件下で実現する拡散律速部115が配置されている。
絶縁部114は、絶縁性を有するセラミック焼結体であれば特に限定されなく、例えば、アルミナやムライト等の酸化物系セラミックを挙げることができる。
拡散律速部115は、アルミナからなる多孔質体である。この拡散律速部115によって検出ガスがガス検出室107cへ流入する際の律速が行われる。
また、第2固体電解質体109の表面には、第4電極110を挟み込むようにして、保護層111が形成されている。この保護層111は、第4電極部110aを挟み込むようにして、第4電極部110aを被毒から防御するための多孔質の電極保護部113aと、第4リード部110bを挟み込むようにして、第2固体電解質体109を保護するための補強部112とからなる。
図9に戻り、主体金具23は、SUS430製のものであり、ガスセンサを排気管に取り付けるための雄ねじ部31と、取り付け時に取り付け工具をあてがう六角部32とを有している。また、主体金具23には、径方向内側に向かって突出する金具側段部33が設けられており、この金具側段部33はガスセンサ素子300を保持するための金属ホルダ34を支持している。そしてこの金属ホルダ34の内側にはガスセンサ素子300及びヒータ200を所定位置に配置するセラミックホルダ35、滑石36が先端側から順に配置されている。この滑石36は金属ホルダ34内に配置される第1滑石37と金属ホルダ34の後端に渡って配置される第2滑石38とからなる。そして第2滑石38の後端側には、アルミナ製のスリーブ39が配置されている。このスリーブ39は多段の円筒状に形成されており、軸線に沿うように軸孔39aが設けられ、内部にガスセンサ素子300及びヒータ200を挿通している。そして、主体金具23の後端側の加締め部23aが内側に折り曲げられており、ステンレス製のリング部材40を介してスリーブ39が主体金具23の先端側に押圧されている。
また、主体金具23の先端側外周には、主体金具23の先端から突出するガスセンサ素子300の先端部を覆うと共に、複数のガス取り入れ孔24aを有する金属製のプロテクタ24が溶接によって取り付けられている。このプロテタタ24は、二重構造をなしており、外側には一様な外径を有する有底円筒状の外側プロテクタ41、内側には後端部42aの外径が先端部42bの外径よりも大きく形成された有底円筒状の内側プロテタタ42が配置されている。
一方、主体金具23の後端側には、SUS430製の外筒25の先端側が挿入されている。この外筒25は先端側の拡径した先端部25aを主体金具23にレーザ溶接等により固定している。外筒25の後端側内部には、セパレータ50が配置され、セパレータ50と外筒25の隙間に保持部材51が介在している。この保持部材51は、後述するセパレータ50の突出部50aに係合し、外筒25を加締めることにより外筒25とセパレータ50とにより固定されている。
また、セパレータ50には、ガスセンサ素子300やヒータ200用のリード線11〜15を挿入するための通孔50bが先端側から後端側にかけて貫設されている(なお、リード線14、15については図示せず)。通孔50b内には、リード線11〜15と、ガスセンサ素子300の外部端子及びヒータ200の外部端子とを接続する接続端子16が収容されている。各リード線11〜15は、外部において、図示しないコネクタに接続されるようになっている。このコネクタを介してECU等の外部機器と各リード線11〜15とは電気信号の入出力が行われることになる。また、各リード線11〜15は詳細に図示しないが、導線を樹脂からなる絶縁皮膜にて披覆した構造を有している。
さらに、セパレータ50の後端側には、外筒25の後端側の開口部25bを閉塞するための略円柱状のゴムキャップ52が配置されている。このゴムキャップ52は、外筒25の後端内に装着された状態で、外筒25の外周を径方向内側に向かって加締めることにより、外筒25に固着されている。ゴムキャップ52にも、リード線11〜15を挿入するための通孔52aが先端側から後端側にかけて貫設されている。
次に、実施例1のガスセンサ素子の製造方法について説明する。
まず、第1原料粉末と可塑剤とを湿式混合により分散したスラリーを用意した。第1原料粉末は、例えば、アルミナ粉末97質量%と、焼結調整剤としてのシリカ3質量%とからなる。可塑剤はブチラール樹脂及びジブチルフタレート(DBP)からなる。ドクターブレード装置を使用したシート成形法により、このスラリーを厚さ0.4mmのシート状物に成形した後、140mm×140mmに切断し、図1に示す未焼成補強部用シート117を得た。なお、挿入孔はまだ形成されていない。未焼成補強部用シート117の厚みは0.4mmである。同様に、図11に示す第1未焼成基体101、第2未焼成基体103、未焼成絶縁層107の未焼成絶縁部114を得た。なお、実施例の未焼成補強部用シート117は、特許請求の範囲の「第1未焼成セラミックシート」に相当する。
一方、第2原料粉末と可塑剤とを湿式混合により分散したスラリーを用意した。第2原料粉末は、例えば、アルミナ粉末63質量%と、焼結調整剤としてのシリカ3質量%と、カーボン粉末34質量%とからなる。可塑剤はブチラール樹脂及びDBPからなる。そして、このスラリーを用い、未焼成補強部112と同様、図4に示す未焼成電極保護部用シート113を得た。未焼成電極保護部用シート113の厚みは0.4mm+25μmである。なお、未焼成電極保護部用シート113の延び率を大きくするため、可塑剤には変更を加えた。また、本実施例では、未焼成電極保護部用シート113の厚みを0.4mm+25μmとしたが、厚みが0.4mm+10μm以上であれば、後述する加圧工程にて隙間Gを埋めることができる。
また、第3原料粉末と可塑剤とを湿式混合により分散したスラリーを用意した。第3原料粉末は、例えば、ジルコニア粉末97質量%と、焼結調整剤としてシリカ(SiO2)粉末及びアルミナ粉末合計3質量%とからなる。可塑剤はブチラール樹脂及びDBPからなる。このスラリーを用い、第1固体電解質体105及び第2固体電解質体109を得た。
さらに、例えば、アルミナ粉末100質量%及び可塑剤を湿式混合により分散したスラリーを用意した。可塑剤はブチラール樹脂及びDBPからなる。このスラリーを用い、未焼成電極保護部用シート113と同様、未焼成絶縁層107の未焼成拡散律速部115を得た。
そして、挿入孔形成工程を行った。まず、図1及び図2に示す成形型P1を用意した。成形型P1は下型1、上型2及びパンチ3を備える。下型1には、互いに並列をなす加工孔1aが10個上下方向に貫設されている。上型2にも、互いに並列をなす加工孔2aが10個上下方向に貫設されている。各加工孔1aと各加工孔2aとは、間に挟むものがない状態で合うように配置されている。これら加工孔1a及び加工孔2aは上下方向で見て正方形の各角が全て丸まった形状をなしている。パンチ3は加工孔2a及び加工孔1aを上下動可能に設けられている。
下型1と上型2とを離し、パンチ3を上型2内に配置した状態で、図1に示すように、下型1上に未焼成補強部用シート117を配置した。これにより各加工孔1aは未焼成補強部用シート117によって覆われる。
そして、図2に示すように、上型2を下降させ、上型2と下型1とで未焼成補強部用シート117を挟んで固定した。続いて、パンチ3を下降させ、未焼成補強部用シート117に10個の挿入孔112aを貫設し、未焼成補強部112を作成した。この後、上型2及びパンチ3を上昇させた。挿入孔112aは、図3に示すように、上から見て加工孔1aと同様、正方形の各角が全て丸まった形状をなしている。
続いて、打抜工程を行った。図4及び図5に示すように、下型1と上型2とを離して、さらにパンチ3を上型2内に配置した状態で、未焼成補強部112上に未焼成電極保護部用シート113を配置した。
そして、図5に示すように、上型2を下降させ、上型2と下型1とで未焼成補強部112及び未焼成電極保護部用シート113を挟んで固定した。続いて、パンチ3を下降させ、未焼成電極保護部用シート113から10個の未焼成電極保護部113aを繰り抜くとともに、未焼成補強部112の各挿入孔112aに各未焼成電極保護部113aを挿入した。その後、未焼成保護層111を取り出した。本実施例では、このパンチ3の下降後におけるパンチ3の下面の位置は、未焼成補強部112と未焼成電極保護部用シート113との当接面と上下方向で同位置とされている。なお、パンチ3の下降後の下面の位置は、未焼成電極保護部用シート113の厚みの半分より下側に位置すれば、十分に未焼成補強部112の挿入孔112aに未焼成電極保護部113aを挿入することができる。
このように、未焼成補強部112の上に未焼成電極保護部用シート113を載置した状態で、未焼成電極保護部用シート113を打ち抜きつつ、打ち抜かれた未焼成電極保護部113aを上記未焼成補強部112の挿入孔内に配置することで、挿入孔112aと未焼成電極保護部113aとの隙間をできるだけ生じ難くすることができ、また、未焼成電極保護用シート113を打ち抜いて未焼成電極保護部113aを作成し、その未焼成電極保護部113aを挿入孔112aに配置する工程が連続的に行うことができ、工程を省略することができる。なお、本実施例の未焼成電極保護用シート113は特許請求の範囲の「第2未焼成セラミックシート」に相当する。
そして、加圧工程を行う。図6に示すように、成形型P2を用意した。成形型P2は下型8と上型9とを備える。下型8の上面及び上型9の下面は平面をなしている。また、下型8及び上型9の少なくとも一方には図示しないヒータが埋設されている。
ヒータにより下型8の表面と上型9の表面とを50°Cに加熱した状態で、下型8上に未焼成保護層111を配置した。加圧前において、未焼成保護層111は未焼成電極保護部113aが未焼成補強部112より25μm積層方向に厚くなっている。
そして、図7に示すように、上型9を下降させ、未焼成電極保護部113aを40kg/cm2で下方に加圧した。これにより、未焼成電極保護部113aが未焼成補強部112の挿入孔112aと未焼成電極保護部113aとの隙間Gに向かって膨出する。
特に、常温以上に加熱した条件下で加圧工程を行ったため、未焼成電極保護部113aの流動性が良くなって隙間Gに向かって押し出されやすくなる。このため、隙間Gをより確実に埋めることができるとともに、その時間を短くしたり、加圧力を小さくしたりすることもできる。また、未焼成補強部112の挿入孔112aが積層方向に見たとき、角を有さない形状であるため、角に隙間が残ることがない。さらに、未焼成補強部112より積層方向に厚く、積層方向に直交する表面積が小さい未焼成電極保護部113aを加圧しているため、未焼成電極保護部113aを押し広げ易い。さらに、寸法が決められた未焼成補強部112の挿入孔112aに対して未焼成電極保護部113aを押し広げて整合させるため、挿入孔112aの寸法精度を維持できる。
この後、上型9を上昇させ、未焼成保護層111を取り出した。こうして得られた未焼成保護層111は、未焼成補強部112と未焼成電極保護部113aとが略同等の厚みとなっている。
そして、下方から順に第1未焼成基体101、未焼成発熱体102、第2未焼成基体103、第1未焼成電極104、第1未焼成固体電解質体105、第2未焼成電極106、未焼成絶縁層107、第3未焼成電極108、第2未焼成固体電解質体109、第4未焼成電極110、未焼成保護層111等を積層した。
具体的には、第1未焼成基体101上に、白金を主体とするペーストを用い、スクリーン印刷により未焼成発熱体102を成形した。そして、未焼成発熱部102を挟み込むようにして第2未焼成基体103を積層する。
そして、第1未焼成固体電解質体105上に、第1未焼成電極104を成形した。なお、第1未焼成電極104は白金90質量%及びジルコニア粉末10質量%の白金ペーストからなる。この白金ペーストを用いたスクリーン印刷法により、第1未焼成電極104を成形した。
さらに、第1未焼成電極104を挟み込むようにして、第2未焼成基体103に積層し、さらに、その第1未焼成固体電解質体105上に第2未焼成電極106を印刷して形成した。なお、第2未焼成電極106は第1未焼成電極104と同様の材料である。
そして、第2未焼成電極106上に未焼成絶縁層107を形成した。具体的には、未焼成絶縁部114、未焼成拡散律速部115を形成した。なお、焼成後、ガス検出室107cとなる部位には、カーボンを主体とするペーストを印刷している。
さらに、第2未焼成固体電解質体109上に、第3未焼成電極108を印刷し、第3未焼成電極108を挟み込むようにして、未焼成絶縁層107に積層した。そして、第2未焼成固体電解質体109上に第4未焼成電極110を印刷した。なお、第3未焼成電極108、第4未焼成電極110は、第1未焼成電極104と同様の材料を用いている。そして、第4未焼成電極110上に、未焼成保護層111を積層した。(積層工程)
そして、これらを1MPaで加圧して圧着後、所定の大きさで切断し、1成形型から10個の積層体を得た。この積層体は、加圧工程において、未焼成電極保護部113aを加圧したため、図8に示すように、未焼成補強部112と未焼成電極保護部113aとの間に隙間Gが生じ難い。
その後、焼成工程として、積層体を樹脂抜きし、さらに本焼成して排気ガス中の酸素濃度を検出するガスセンサ素子300を得た。
焼成工程により、第1未焼成電極104は、第1電極部104aと第1リード部104bとからなる第1電極104となる。第1未焼成固体電解質体105は第1固体電解質体105となる。第2未焼成電極106は、第2電極部106aと第2リード部106bとからなる第2電極106となる。未焼成絶縁層107の未焼成絶縁部114は絶縁部114となり、未焼成絶縁層107の未焼成拡散律速部115は多孔質の拡散律速部115となる。こうして、未焼成絶縁層107は絶縁層107となる。絶縁層107のガス検出室107cは絶縁部114の幅方向両側で拡散律速部115を介して外部と連通している。拡散律速部115は外部とガス検出室107cとの間のガス拡散を所定の律速条件下で実現する。第3未焼成電極108は、第3電極部108aと第3リード部108bとからなる第3電極108となる。第2未焼成固体電解質体109は第2固体電解質体109となる。第4未焼成電極110は、第4電極部110aと第4リード部110bとからなる第4電極110となる。未焼成保護層111の未焼成補強部112は第2固体電解質体109を保護するための補強部112となり、未焼成保護層111の未焼成電極保護部113aは第4電極110を被毒から防御するための多孔質の電極保護部113aとなる。
特に、このガスセンサ素子300の製造方法では、図8に示すように、未焼成補強部112と未焼成電極保護部113aとの間に隙間Gが生じ難い積層体を採用していることから、第2未焼成固体電解質体109は第2固体電解質体109になる際の熱収縮が従来の隙間Gに存在するような雰囲気の影響を受け難く、第2固体電解質体109にクラックCRが生じ難い。また、補強部112は電極保護部113aと略同等の厚みとされる。
また、未焼成補強部112の挿入孔112a内に隙間なく挿入されて焼成された電極保護部113aは、積層方向に見たときに角を有さないものとなるため、熱的強度及び機械的強度も向上している。
そして、図9に示すように、主体金具23、外筒28、プロテクタ24等が用意され、これらを組付ける。こうして、ガスセンサが得られる。このガスセンサは、ガスセンサ素子300の第2固体電解質体109にクラックCRが生じ難いため、被測定ガスによる電極間の電位が小さくならず、ガス検知能力のバラツキが小さなものとなる。そして、このような優れたガスセンサが高い歩留まりで得られる。
したがって、上記製造方法によれば、ガスセンサのガス検知能力のバラツキを小さくし、高い歩留まりでガスセンサを製造することができる。また、得られたガスセンサは、ガス検知能力のバラツキが小さく、高い歩留まりを実現することができる。
なお、図10に示すように、未焼成保護層111の未焼成補強部112に上下方向で見て円形の挿入孔112bを形成し、この挿入孔112bに未焼成電極保護部113bを整合させることもできる。また、全角を丸くした正方形、円形の他、全角を丸くした長方形、楕円等に挿入孔を形成し、これらの挿入孔に未焼成電極保護部を整合させることもできる。
実施例2のガスセンサは、実施例1のガスセンサと同様である。また、実施例1では、図11に示す酸素濃度検出セル130、絶縁層107、酸素ポンプセル140及び保護層111を有するガスセンサ素子300を製造したが、図12に示す酸素濃度検出セル430及び保護層407を有するガスセンサ素子600についても同様に製造することができる。このガスセンサ素子600が実施例2のガスセンサ素子600である。
以下、実施例2のガスセンサ素子600をヒータ500とともに説明する。なお、ガスセンサ素子600は、酸素ポンプセル及び絶縁層を有さないものである。その他の部分については、同用語を用いて説明する。
ヒータ500は、アルミナを主体とする第1基体401及び第2基体403と、第1基体401と第2基体403とに挟まれ、白金を主体とする発熱体402とを有している。発熱体402は、先端側に位置する発熱部402aと、発熱部402aから第1基体401の長手方向に沿って延びる一対のヒータリード部402bとを有している。そして、ヒータリード部402bの端末は、第1基体401に設けられるヒータ側スルーホール401aを介して白金族元素で形成されたヒータ側パッド420と電気的に接続している。
ガスセンサ素子600の酸素濃度検出セル430は、第1固体電解質体405と、その第1固体電解質体405の両面に形成された第1電極404、第2電極406とから形成されている。第1電極404は、第1電極部404aと、第1電極部404aから第1固体電解質体405の長手方向に沿って延びる第1リード部404bとから形成されている。第2電極406は、第2電極部406aと、第2電極部406aから第1固体電解質体405の長手方向に沿って延びる第2リード部406bとから形成されている。
そして、第1リード部404bの端末は、第1固体電解質体405に設けられる第1スルーホール405a及び保護層407に設けられる第6スルーホール407aを介してガスセンサ素子側パッド421と電気的に接続する。一方、第2リード部406bの端末は、後述する保護層407に設けられる第8スルーホール407cを介してガスセンサ素子側パッド421と電気的に接続する。
この第1固体電解質体405は、ジルコニア(ZrO2)に安定化剤としてイットリア(Y2O3)又はカルシア(CaO)を添加してなる部分安定化ジルコニア焼結体から構成されている。
発熱体402、第1電極404、第2電極406、ヒータ側パッド420及びガスセンサ素子側パッド421は、白金族元素で形成することができる。これらを形成する好適な白金族元素としては、Pt、Rh、Pd等を挙げることができ、これらはその一種を単独で使用することもできるし、又二種以上を併用することもできる。
また、第1固体電解質体405の表面には、第2電極406を挟み込むようにして、保護層407が形成されている。この保護層407は、第2電極部406aを挟み込むように位置するものであって、第2電極部406aを被毒から防御するための多孔質の電極保護部409aと、第2リード部406bを挟み込むように位置するものであって、第1固体電解質体405を保護するための補強部408とからなる。
このようなガスセンサ素子600であっても、実施例1と同様に製造することができ、また、図9に示すガスセンサに使用される。これにより、実施例1と同様の作用効果を奏することとなる。
そして、図9に示すように、主体金具23、外筒28、プロテクタ24等が用意され、これらを組付ける。こうして、ガスセンサが得られる。このガスセンサは、ガスセンサ素子600の第2固体電解質体405にクラックCRが生じ難いため、被測定ガスによる電極間の電位が小さくならず、ガス検知能力のバラツキが小さなものとなる。そして、このような優れたガスセンサが高い歩留まりで得られる。
したがって、上記製造方法によれば、ガスセンサのガス検知能力のバラツキを小さくし、高い歩留まりでガスセンサを製造することができる。また、得られたガスセンサは、ガス検知能力のバラツキが小さく、高い歩留まりを実現することができる。
以上において、本発明を実施例1及び実施例2に即して説明したが、本発明は上記実施例1及び実施例2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1、2において、アルミナを主体とする材料を用いて第1基体101、401、及び第2基体103、403を形成したが、これに限られることなく、ジルコニアを主体とする材料等を用いてこれらを形成してもよい。
また、実施例1の絶縁層107の絶縁部114についても、アルミナを主体とする材料を用いて形成したが、これに限られることなく、ジルコニアを主体とする材料等を用いて形成してもよい。
また、実施例2では、ヒータ500とガスセンサ素子600とを直接積層させたが、これに限られることなく、第1電極404に大気を晒す大気導入孔を有する層を間に介在させてもよい。
さらに、実施例の加圧工程において、未焼成補強部112の挿入孔112aの貫設と、未焼成電極保護部113の挿入孔112aへの挿入とを1つの成形型P1を用いて行ったが、これに限られることなく、未焼成補強部112の挿入孔112aを貫設後、一度取り出し、下型が加工孔1aを有さない成形型に未焼成補強部112を配置し、未焼成電極保護層113を挿入孔112aに挿入させてもよい。
本発明により製造されたガスセンサ素子は、エンジン、排ガスセンサ(酸素センサ、炭化水素センサ、NOxセンサ等)及び他の各種センサ等に広く利用され得る。
実施例1に係り、未焼成補強部に挿入孔を貫設するための成形型の模式拡大断面図である。 実施例1に係り、図1の成形型を型閉めした状態を示す模式拡大断面図である。 実施例1に係り、未焼成補強部及び未焼成電極保護部からなる未焼成保護層の平面図である。 実施例1に係り、未焼成補強部の挿入孔に未焼成電極保護部を挿入するための成形型の模式拡大断面図である。 実施例1に係り、図4の成形型を型閉めした状態を示す模式拡大断面図である。 実施例1に係り、未焼成保護層を加圧するための成形型の模式拡大断面図である。 実施例1に係り、図6の成形型を型閉めした状態を示す模式拡大断面図である。 実施例1に係るガスセンサ素子の模式拡大断面図である。 実施例1、2に係り、ガスセンサの断面図である。 変形例に係り、未焼成補強部及び未焼成電極保護部からなる未焼成保護層の平面図である。 実施例1及び従来のガスセンサ素子及びヒータの模式分解斜視図である。 実施例2のガスセンサ素子及びヒータの模式分解斜視図である。 従来のガスセンサ素子の模式拡大断面図である。
符号の説明
109…第2固体電解質体、第2未焼成固体電解質体
405…第2固体電解質体
111…保護層、未焼成保護層
407…保護層
110…第4電極、第4未焼成電極
406…第4電極
300、600…ガスセンサ素子
112a…挿入孔
112…補強部、未焼成補強部
113…未焼成電極保護部用シート
117…未焼成補強部用シート
408…補強部
113a…電極保護部、未焼成電極保護部
409a…電極保護部
G…隙間
23…主体金具

Claims (6)

  1. 固体電解質体と、
    該固体電解質体上に形成された電極と、
    挿入孔を有する補強部、及び該挿入孔内に設けられ、前記電極を被毒から防御するための多孔質の電極保護部を含む保護層と、を有するガスセンサ素子の製造方法において、
    未焼成補強部の挿入孔に未焼成電極保護部を配置した後、該未焼成補強部及び該未焼成電極保護部の少なくとも一方を加圧し、未焼成保護層を形成する加圧工程と、
    該未焼成保護層と未焼成固体電解質体とを積層させ、焼成後にガスセンサ素子となる積層体を形成する積層体形成工程と、
    該積層体を焼成する焼成工程と、
    を含むことを特徴とするガスセンサ素子の製造方法。
  2. 前記加圧工程は、常温以上の条件下で行うことを特徴とする請求項1記載のガスセンサ素子の製造方法。
  3. 前記加圧工程は、前記未焼成電極保護部を加圧することを特徴とする請求項1又は2記載のガスセンサ素子の製造方法。
  4. 前記加圧工程前の前記未焼成電極保護部の厚みは、前記未焼成補強部の厚みより厚いことを特徴とする請求項3記載のガスセンサ素子の製造方法。
  5. 前記補強部の厚みと前記電極保護部の厚みとが略同等の厚みであることを特徴とする請求項4記載のガスセンサ素子の製造方法。
  6. 前記挿入孔は角を有さない形状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のガスセンサ素子の製造方法。
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