JPH11233946A - 高密度配線形成用基板とその製造方法及び高密度配線基板の製造方法 - Google Patents

高密度配線形成用基板とその製造方法及び高密度配線基板の製造方法

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JPH11233946A
JPH11233946A JP2876598A JP2876598A JPH11233946A JP H11233946 A JPH11233946 A JP H11233946A JP 2876598 A JP2876598 A JP 2876598A JP 2876598 A JP2876598 A JP 2876598A JP H11233946 A JPH11233946 A JP H11233946A
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forming
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JP2876598A
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Seiichi Nakatani
誠一 中谷
Koichi Hirano
浩一 平野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価でかつ小さい径のビアホールを有し高密
度配線が可能な高密度配線形成用基板とその製造方法及
び高密度配線基板とその製造方法を提供する。 【解決手段】 ビアホール形成工程を含む基板の製造方
法において、ビアホール形成工程は、所定の温度で変形
可能な樹脂を含んでなりかつ複数の貫通孔が形成された
シート状基板と、各貫通孔に対応して設けられかつ対応
する貫通孔より小さい径の柱状の突起が形成されたビア
バンプマスクとを、突起が上記貫通孔の略中央に位置す
るように密着させる第1の工程と、密着させたシート状
基板とビアバンプマスクとを、貫通孔が縮小されその壁
面が突起に接触するように加熱して加圧する第2の工程
と、加熱加圧された後にシート状基板をビアバンプマス
クから剥離する第3の工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の両面または
内層に複数の高密度配線を有し、各種の電子部品をその
基板の表面に高い実装密度で搭載して電気的に接続する
ことにより電子回路を形成することができる高密度配線
形成用基板およびその製造方法、さらにはその高密度配
線形成用基板を用いた高密度配線基板とその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型高密度化に伴い、
産業用にとどまらず広く民生用機器の分野においてもL
SI等の半導体チップを高密度に実装できる多層配線回
路基板が安価に供給されることが強く要望されてきてい
る。このような多層配線回路基板では微細な配線ピッチ
で形成された複数層の配線パターン間を高い接続信頼性
で電気的に接続できることが重要である。このような高
精度化、多機能化された電子機器の要求に対し、ドリル
加工と銅貼積層板のエッチングやめっき加工による従来
のプリント配線基板ではもはやこれらの要求を満足させ
ることは極めて困難となり、このような問題を解決する
ために新しい構造を備えたプリント配線基板や高密度配
線を目的とする製造方法が開発されつつある。
【0003】その一つに高密度表面実装に対応するファ
インパターン形成方法の最近の技術として単板プレス法
がある。この単板プレス法は、高速めっき技術と転写法
を基本的な技術とするものであり、金属板上に高速電気
銅めっきで配線パターンを形成し、プリプレグなどの半
硬化状の樹脂板の両面から挟み込んで重ね、ホットプレ
ス等により加圧加熱して金属板上の銅めっき配線パター
ンを転写したのち、ドリルによって孔加工してスルーホ
ールを設け、再度スルーホール内壁に銅めっきを施すこ
とにより両面の配線パターンを回路接続するものであ
る。この方法によって得られる線幅、線間はともに製造
レベルで40μmとされている。
【0004】また一方では従来の多層配線基板の層間接
続の主流となっていたスルーホール内壁の銅めっき導体
に代えて、インナービアホール内に導電体を充填して接
続信頼性を向上でき、かつ部品ランド直下や任意の層間
にインナービアホールを形成できるために、基板サイズ
の小型化や高密度実装が実現できるところの「ALIV
H(松下電器産業(株)登録商標)」と呼ばれる全層I
VH構造樹脂多層基板が注目を集めている(特開平06
−268345号公報)。以下、上記「ALIVH」に
よる配線基板の製造方法の一例について説明する。
【0005】図8(a)〜(f)はその製造方法を示す
工程断面図であり、図8(a)に示すようにアラミドエ
ポキシ樹脂等のプリプレグよりなる支持体1にレーザ加
工機を用いて必要とする箇所に穿孔してビアホール2を
設け、同図(b)に示すようにこのビアホール2に導電
性ペースト3を充填する。つぎにこの支持体1の両面に
銅箔4を配置して加熱、加圧することによってプリプレ
グ状態であった支持体1および導電性ペースト3が硬化
されるとともに両面の銅箔4が同時に接着され(c)、
ビアホールを介して電気的に接続される。つぎにこの両
面の銅箔4を従来のフォトリソグラフ法によりエッチン
グして配線パターン5a、5bを形成することにより両
面配線基板6が得られる(d)。さらにこの両面配線基
板6をコアとして、その両面に図8(b)の工程で作成
された他の位置配置を有する導電性ペースト3a、3b
が充填されたビアホール2a、2bを備えるプリプレグ
支持体1aおよび他のプリプレグ支持体1bを所定の位
置に配置し、さらにその外側に銅箔7aおよび7bを配
置して再度加熱、加圧することにより多層化し(e)、
つぎに(d)工程と同様にフォトリソグラフ法により最
外層の銅箔7a、7bをエッチングして外層配線パター
ン8a、8bを備える4層配線基板9が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の単板プレス法においてはスルーホール加工は機械加工
であるためにその孔径の極小化には限界があり、また高
密度多層配線基板の形成に対する適応性にも課題が残っ
ている。つぎに全層IVH構造樹脂多層基板のインナー
ビアホール形成法として採用されているレーザ加工法で
は、その貫通孔の品質(基板両端面における孔形状、貫
通孔内壁の円滑性など)と加工スピード(加工コスト)
とは両立しないと言われており、例えば炭酸ガスレーザ
加工では光学的に加工位置を制御できるために高速加工
できる反面、基板樹脂を熱溶融させるので微小孔開け加
工法として限界があり、また貫通孔の形状にばらつきを
生じるため品質に劣る点がある。一方エキシマレーザ加
工のように被加工材料の分子摩擦を利用する方法によれ
ば貫通孔の品質を向上させることはできるが、加工スピ
ードの低下を避けることができない。一方、最近の小型
携帯電話機や家庭用として著しく小型軽量化されたデジ
タルビデオカメラに代表されるように、その保有する機
能は極めて多機能化され、かつ超小型化が要求される電
子機器においては多数のLSIを小面積の回路基板上に
高密度に実装することが必要であり、LSIベアチップ
の回路基板上へのバンプ接続等による直接実装、すなわ
ちチップ・オン・ボード(COB)の技術が不可欠とな
り、配線基板上の配線密度を上げるために従来の大きさ
のビアホールでは対応できなくなってきており、ビアホ
ール径の微小化および加工費の低コスト化が求められて
いる。
【0007】本発明は、従来に比較して安価でかつ小さ
い径のビアホールを有し高密度配線が可能な高密度配線
形成用基板とその製造方法、及び、安価でかつ高密度配
線がされ高密度表面実装が可能な高密度配線基板の製造
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、ビアホールの形成を従来のようにパン
チングやドリルまたはレーザ光などの直接加工に依存す
るのでなく、必要とするビアホールホール径を有するバ
ンプの周囲に基板材料を充填させることによって従来の
機械的加工法の限界を越える任意の微小径のビアホール
を形成する方法を見いだして完成させたものである。す
なわち、本発明に係る第1の高密度配線形成用基板の製
造方法は、ビアホール形成工程を含む基板の製造方法で
あって、上記ビアホール形成工程は、所定の温度で変形
可能な樹脂を含んでなりかつ複数の貫通孔が形成された
シート状基板と、上記各貫通孔に対応して設けられかつ
対応する貫通孔より小さい径の柱状の微小突起が形成さ
れたビアバンプマスクとを、上記微小突起が上記貫通孔
の略中央に位置するように密着させる第1の工程と、上
記密着させたシート状基板とビアバンプマスクとを、上
記貫通孔が縮小されその壁面が上記微小突起に接触する
ように加熱して加圧する第2の工程と、上記加熱加圧さ
れた後に、上記シート状基板を上記ビアバンプマスクか
ら剥離する第3の工程とを含むことを特徴とする。これ
によって、高密度配線形成用基板に上記微小突起の径と
略等しい径のビアホールを形成することができる。
【0009】また、上記第1の高密度配線形成用基板の
製造方法においてはさらに、上記ビアホール内に導電性
樹脂組成物を充填する工程を含むようにしてもよい。
【0010】また、上記第1の高密度配線形成用基板の
製造方法においては、上記ビアバンプマスクの微小突起
は、横断面形状が円形又は多角形である柱形状に形成さ
れていることが好ましく、上記ビアバンプマスクの微小
突起の径を、形成すべきビアホールに対応させて設定す
ることがさらに好ましい。これによって、数種類の異な
る孔径を有する複数のビアホールを必要とする配線基板
を製造する場合に、これら各ビアホールに対応する径を
有する複数の微小突起が形成されたビアバンプマスクを
用いることにより、孔径の異なる複数のビアホールを同
時に形成することができ、工程の短縮、コスト低減を図
れる。従って、位置合わせガイド孔またはコネクタ等の
電子部品装着用孔などのビアホール及び両面の導体接続
用のビアホール、電源回路やグランド配線などに形成す
る比較的大電流が流れるため比較的大きい孔径を必要と
するビアホール及び小電流の信号を流すための比較的小
さい径のビアホール等を同時にかつ容易に形成できる。
【0011】さらに、上記第1の高密度配線形成用基板
の製造方法においては、上記ビアバンプマスクの上記微
小突起の高さを、上記シート状基板の厚さ以下に設定す
ることが好ましい。これにより、上記ビアバンプマスク
と上記シート状基板とを重ね合わせて加圧するときに、
上記シート状基板の圧縮を容易にできる。
【0012】またさらに、上記第1の高密度配線形成用
基板の製造方法においては、上記ビアホール形成工程
は、上記シート状基板に貫通孔を形成する工程を含み、
該工程において、比較的大きい径の貫通孔を高速、かつ
低コストで設けることができるレ−ザ光照射法、ドリル
加工法および金型パンチングプレス法のうちのいずれか
により貫通孔を形成することが好ましい。
【0013】また、上記第1の高密度配線形成用基板の
製造方法においては、上記ビアホール形成工程の第1の
工程において、上記ビアバンプマスクと上記シート状基
板とを、柔軟性を有するカバーフィルムを介して密着さ
せることが好ましく、これによって、シート状基板を効
率よく圧縮させることによりビアバンプマスクの微小突
起の周囲に基板材料を緻密に充填させることができ、ま
たカバーフィルムをインナービアに導電性樹脂組成物を
充填する際の印刷マスクとして利用することができ、工
程削減に寄与できる。
【0014】また、上記第1の高密度配線形成用基板の
製造方法においては、上記シート状基板として、ガラス
エポキシコンポジット、ガラスBTレジンコンポジッ
ト、アラミドエポキシコンポジットおよびアラミドBT
レジンコンポジットの熱硬化性樹脂含浸繊維基材の少な
くとも1種からなるプリプレグを用いることにより、全
層IVH構造樹脂多層基板において高密度配線が可能で
ある。
【0015】上記第1の高密度配線形成用基板の製造方
法において、上記ビアバンプマスクは、金属板の上面に
メッキレジストを塗布する工程と、該メッキレジスト
を、上記ビアホールに対応したパターンが形成されたフ
ォトマスクを介して紫外線により露光する工程と、上記
ビアホールに対応する位置のメッキレジストを除去する
ことにより、ビアホールと略同一形状の開口部を上記金
属板上に形成する工程と、上記開口部が形成されたメッ
キレジストを介して、上記金属板上に電気メッキを行う
ことにより、上記開口部の金属板上に金属バンプを堆積
させたのち、上記金属板よりメッキレジストを剥離する
ことにより金属バンプを形成する工程とを含む工程によ
り形成することができる。このようにすることにより、
フォトリソ法を用いているために任意の微小径のバンプ
を形成でき、また高密度配線形成用基板の製造工程にお
いて繰り返し使用することができるのでコスト低減に寄
与できる。
【0016】また、上記第1の高密度配線形成用基板の
製造方法において、上記シート状基板として、セラミッ
ク粉体に有機バインダおよび可塑剤を混合してなるセラ
ミックグリーンシートを用いることもできる。このよう
にすると、高密度配線が可能なセラミック多層配線基板
を製造できる。
【0017】この場合、上記セラミック粉体としてアル
ミナ、窒化ボロン、窒化アルミニウムおよびガラスの少
なくとも1種を主成分とする無機粉末を使用することに
より、放熱性に優れた多層配線基板を製造できる。
【0018】また、上記有機バインダとしてポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラールおよびアクリルから
なる群から選ばれた少なくとも1種を含む有機バインダ
を用いることにより、セラミックグリーンシートの加
圧、圧縮時にセラミックグリーンシートのひび割れ等の
損傷を防止し、ビアバンプマスクの微小突起の周辺に均
一な組成を有するグリーンシート材を押し出すことによ
り、緻密な内壁のビアホールを形成することができる。
【0019】また、上記セラミックグリーンシートを用
いて形成されかつ少なくとも一方の面に導電性樹脂組成
物により配線パターンが形成された複数の高密度配線形
成用基板を積層して焼成することにより、COBにより
搭載されたLSIなどから発生する熱を効率よく放散す
ることができるセラミック多層配線基板を得ることがで
きる。また微小ビアホールにより多層配線間を高密度に
接続することができ、したがって放熱性に優れるために
極めて小型の電子機器への搭載が可能となる。
【0020】上述のようにしてビアバンプマスクを形成
する場合には、上記金属バンプが銅バンプであって、上
記製造方法がさらに、上記銅バンプに表面強度を向上さ
せる金属を被覆する工程を含むことが好ましい。これに
よって、微小突起の表面強度を向上させることができ、
ビアバンプマスクの使用回数を向上できるためコスト低
減に有効である。
【0021】本発明に係る高密度配線形成用基板は、ガ
ラスエポキシコンポジット、ガラスBTレジンコンポジ
ット、アラミドエポキシコンポジットおよびアラミドB
Tレジンコンポジットからなる群から選ばれた1又は2
以上の熱硬化性樹脂含浸繊維基材からなるプリプレグ状
態のシート状基板と、そのシート状基板の所定の位置に
設けられてその内壁に上記熱硬化性樹脂含浸繊維基材か
ら滲出した熱硬化性樹脂が形成されたビアホールと、そ
のビアホール内に充填された導電性樹脂組成物とを備え
たことを特徴とする。これによって、配線密度を従来の
基板よりさらに高密度とした全層IVH構造樹脂多層基
板を提供できる。
【0022】上記高密度配線形成用基板において、少な
くとも2種類の異なる孔径を有する複数のビアホールを
形成してもよく、この場合、数種類の異なる孔径を有す
る微小ビアホールを1工程で同時に形成できるので、従
来例における孔径の異なる複数のビアホールを形成した
基板に比較して、低コストにできる。
【0023】本発明に係る高密度配線基板の製造方法
は、上記高密度配線形成用基板の両面にそれぞれ金属箔
を密着させた後、加熱加圧して該金属箔を上記高密度配
線形成用基板に接着する工程と、上記各金属箔を所定の
形状にパターンニングすることにより配線層を形成する
工程とを含むことを特徴とする。この方法によって製造
された高密度配線基板では、微小径のインナービアホー
ルを形成することができるので配線を高密度に形成で
き、電子機器の小型、薄型化の実現に寄与できる。
【0024】上記高密度配線基板の製造方法においてさ
らに、上記両面に配線層が形成された高密度配線形成用
基板の両側にさらに、上記高密度配線形成用基板を設
け、上記各高密度配線形成用基板の外側に位置する表面
に金属箔を密着させて加熱加圧して、該金属箔を上記各
高密度配線形成用基板に接着する工程を含むことによ
り、多層構造の回路を有する高密度配線基板を作成で
き、該高密度配線基板は、微小ビアホールにより多層配
線間を高密度に接続することができるために、極めて小
型の電子機器への搭載が可能となる。
【0025】上記高密度配線基板の製造方法においてさ
らに、上記高密度配線形成用基板の両側に、上記両面に
配線層が形成された上記高密度配線形成用基板を設けて
加熱加圧することにより、互いに隣接する上記高密度配
線形成用基板を接着する工程を含むことによっても、多
層構造の回路を有する高密度配線基板を作成でき、該高
密度配線基板は、微小ビアホールにより多層配線間を高
密度に接続することができるために、極めて小型の電子
機器への搭載が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1(a)〜(f)は本発明の実施の
形態1における高密配線形成用基板の製造方法を説明す
る工程図であり、図において11はガラスエポキシコン
ポジット、ガラスBTレジンコンポジット、アラミドエ
ポキシコンポジットおよびアラミドBTレジンコンポジ
ットの熱硬化性樹脂含浸繊維基材の少なくとも1種から
なるプリプレグ、またはアルミナ、窒化ボロン、窒化ア
ルミニウムおよびガラスの少なくとも1種を主成分とす
る無機粉末とポリビニルアルコール、ポリビニルブチラ
ール、アクリル等の有機バインダ等を混合し、成形して
なるセラミックグリーンシート等のシート状基板であ
り、本発明の製造方法においてプリプレグを用いる場合
とセラミックグリーンシートを用いる場合、その製造条
件に相違はあるが、図1に示す製造工程はほぼ同様であ
るので説明の重複を避けるために、本実施の形態におい
てはプリプレグをシート状基板として用いた例について
主として説明し、セラミックグリーンシートを用いる場
合に相違する点についてはその都度説明を加えるものと
する。
【0027】まず図1(a)に示すように、Bステージ
状態にあるプリプレグ11の微小ビアホール形成しよう
とする所定の位置にあらかじめ300μm〜500μm
の直径を有する貫通孔12および12aを設けておく。
ここで、Bステージとは、プリプレグに含まれている熱
硬化樹脂が、架橋反応を起こしていない、未硬化状態の
ものをいう。この貫通孔12および12aは使用するシ
ート状基板11の材質によりレーザ光照射、ドリル加
工、金型によるパンチングプレス加工等のいずれかを選
択して孔開けすることができる。なお、貫通孔12aは
本発明の製造方法において可能となる特徴的な工法であ
り、密集した複数個の微小ビアホールを形成する場合、
比較的大きな直径の貫通孔12aを設け、後述するビア
バンプを複数個挿入することにより、複数個の微小ビア
ホールを同時に形成することができるものである。
【0028】つぎに図1(b)に示すように、ステンレ
ス板13の表面に直径が50μmで、高さがプリプレグ
11の厚さと同等かまたはプリプレグ11の厚さより小
さい微小突起(以下、ビアバンプという)14が形成さ
れているビアバンプマスク15を別工程(後述)にて用
意し、(c)に示すように、プリプレグ11とビアバン
プマスク15とを位置合わせして重ね合わせ、ビアバン
プ14を貫通孔12、12a内にそれぞれ挿入する。つ
ぎに(d)に示すように、重ね合わせたプリプレグ11
とビアバンプマスク15のプリプレグ11に接する面上
にPETなどの柔軟性を有するカバーフィルム16を配
置したのち、下プレス板17と上プレス板18で挟み、
加熱、加圧する。このときBステージ状態にあるプリプ
レグ11は圧縮されることにより、加熱されて粘度が低
下した樹脂がプリプレグ11より滲出してビアバンプ1
4の周囲を埋める。ここで加熱、加圧条件としてはプリ
プレグ11が硬化しない温度、すなわちプリプレグ11
がBステージ状態を保持する温度、本実施の形態1の場
合100〜120℃にて一定時間保ち、充分樹脂を低粘
度化させて流動性を高めることが必要である。
【0029】なお、シート状基板としてセラミックグリ
ーンシートを使用する場合、可塑剤および有機バインダ
の可塑性が最適となる60〜80℃で加熱、加圧するこ
とが望ましい。したがって有機バインダの主成分をポリ
ビニルアルコール、ポリビニルブチラール、アクリルの
うちから単独で、または混合して用いる場合、必要とす
る微小ビアホールの直径や加圧、加熱条件によってその
構成材料が選択される。またセラミックグリーンシート
の場合もその温度条件は、配線基板の作製工程中でセラ
ミックグリーンシートを積層するために必要な可塑性を
喪失しない温度条件とすることが構成材料の選択ととも
に重要である。
【0030】図1(d)に示す工程で用いられるカバー
フィルム16はプリプレグ11の圧縮効果を向上させる
ものであるが、本発明において作製された高密度配線形
成用基板を用いて配線基板を作製する場合、微小ビアホ
ールに導電性ペーストを充填するときの汚染防止マスク
としての作用も有するものである。このようにして加
熱、加圧されてビアバンプ14の周囲に充分樹脂を滲出
させてBステージに保持した状態で、下プレス板17と
上プレス板18とを取り除き(e)、ビアバンプマスク
15を剥離することにより得られた微小ビアホール19
内に銀粉末等を導電物質とする導電ペースト20を充填
することにより(f)、高密度配線形成用基板を得るこ
とができる。
【0031】図2は上記実施の形態1における製造方法
によって作製された高密度配線形成用基板の微小ビアホ
ール19の部分を拡大して示した断面図(a)、および
下面図(b)であり、図に示すように本発明により形成
された高密度配線形成用基板の特徴的な構造は、従来の
製造方法により孔開けされたビアホールの内壁部がプリ
プレグの材料そのものによって構成されているのに対
し、微小ビアホールの内壁部がプリプレグ11より滲出
した樹脂材料11aのみによって構成されていることに
ある。
【0032】つぎに本実施の形態1の高密度配線形成用
基板の製造方法において用いられるビアバンプマスク1
5の形成方法について説明する。図3(a)〜(f)は
ビアバンプマスク15の形成工程を示すものであり、図
3(a)に示すように表面に硬質クロムめっきを施した
250mm角のステンレス板13の表面にフォトメッキ
レジスト21(例えば日本合成ゴム製、THBシリー
ズ)をドクタブレード法、カーテンコート法、ロールコ
ート法またはスピンコート法によって塗布し、90℃で
30分間乾燥する。乾燥後のフォトメッキレジスト21
の厚さは150μmに設定した。
【0033】つぎに図3(b)に示すように、ガラス板
に金属クロムでパターンニングしたフォトマスク22を
介して平行紫外光による露光を行い、フォトメッキレジ
スト21の露光部分をアルカリ溶液に対して不溶化させ
たのち、現像して未露光部分のフォトメッキレジスト2
1を除去することにより直径が50μmの円筒形状の開
口部23を形成する(c)。つぎに図3(d)に示すよ
うにステンレス板13を電極として電解銅めっき浴中で
開口部23内にめっき銅バンプ14を堆積させ、所定の
厚さに達したのち、フォトメッキレジスト21を除去す
ることにより、ステンレス板13の上面に多数の銅バン
プ14が形成されたビアバンプマスク15が得られる
(e)。なお、ビアバンピマスク15は図3(f)に示
すように、その使用耐久性を向上させるためにビアバン
プ14の表面にNi−P被膜24を形成させることもで
きる。
【0034】実施の形態1の製造方法は、アラミドエポ
キシ樹脂等の有機質基板材料またはセラミックグリーン
シートなどのシート状基板11に比較的直径の大きい貫
通孔を予め設けておき、別工程で作成された微小突起を
その表面に有する金属板よりなるビアバンプマスク15
をそのシート状基板に張り合わせて貫通孔に微小突起を
挿入したのち、張り合わせたシート状基板とビアバンプ
マスクとを上下から加熱、加圧してシート状基板を圧縮
し、微小突起の周囲にシート状基板を構成する材料を充
填させることによって微小径のビアホールを形成するも
のである。
【0035】以上のように構成された実施の形態1によ
れば、ビアバンプ14の形状に沿った基板の両端面にお
ける孔径が等しく、また円滑な内壁面を有する多数個の
微小ビアホールを1工程で同時形成することが可能とな
り、またビアバンプマスク15の表面に形成されている
多数のビアバンプ14の直径を必要とする任意の異なっ
た径に設定することにより、数種類の異なる孔径を有す
る微小ビアホールを1工程で同時に、したがって低コス
トで形成することが可能となる。
【0036】(実施の形態2)つぎに本発明の実施の形
態2について図4を用いて説明する。本発明に関わる高
密度配線形成用基板を用いて高密度配線基板を形成する
方法は図8に示す「ALIVH」による配線基板の製造
方法と基本的に同様であり、まず図4(a)に示すよう
に実施の形態1において得られたアラミドエポキシコン
ポジット等の熱硬化性樹脂含浸繊維基材よりなる高密度
形成用基板(以下、プリプレグという)21の両面に銅
箔22a、22bを配置する。プリプレグ21には本発
明の特徴とする微小ビアホール23が設けられており、
その微小ビアホール23の周囲はプリプレグ21より滲
出したエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂24の内壁によっ
て構成されている。なお、図4(a)において25は微
小ビアホール23内に充填されている銀ペースト等の導
電性樹脂組成物である。プリプレグ21と銅箔22a、
22bを積層して図4(b)に示すように加熱、加圧し
てプリプレグ21を圧縮、完全に硬化させたのち、銅箔
22a、22bをパターンニングして微小ビアホール2
3により電気的に接続された配線パターン26a、26
bを形成することにより両面に配線を有する高密度配線
基板27を得ることができる(図4(c))。
【0037】(実施の形態3)つぎに本発明の実施の形
態3の製造方法について、図5(a)、(b)を用いて
説明する。まず図5(a)に示すように、その両面に配
線パターン31a、31bが基板32上に形成されてビ
アホール33によって電気的に接続された両面配線基板
34の両面に実施の形態1で得られた微小ビアホール3
5の内壁に熱硬化性樹脂36が形成されたプリプレグ3
7a、37bを配置し、さらにその最外面にそれぞれ銅
箔38a、38bを配置し、積層したのち加熱、加圧し
てプリプレグ37aおよび37bを圧縮、完全硬化させ
る。つぎに銅箔38a、38bをパターンニングしてそ
れぞれ配線39a、39bを形成することによって図5
(b)に示すような配線39a、31a、31b、39
bの4層構造の配線を有する多層配線基板40を得るこ
とができる。
【0038】つぎに図6(a)、(b)は、本発明の第
3の形態の変形例の多層配線基板の製造方法を示すもの
であり、本発明の実施の形態1によって得られた微小ビ
アホール41の内壁に熱硬化性樹脂42が形成されたプ
リプレグ43の両面に、配線パターン44a、44bが
基板45上に形成されてビアホール46によって電気的
に接続された両面配線基板47と、同様に両面に配線パ
ターン48a、48bが基板49上に形成されてビアホ
ール50によって電気的に接続された両面配線基板51
とを配置し(図6(a))、積層したのち加熱、加圧し
てプリプレグ43を圧縮、完全硬化させることにより、
配線44a、44b、48a、48bの4層構造の配線
を有する多層配線基板52を得ることができる(図6
(b))。
【0039】(実施の形態4)つぎに本発明に係る実施
の形態4の高密度配線基板の製造方法について図7
(a)〜(d)を用いて説明する。図7(a)は本発明
の特徴とする製造方法により形成されたグリーンシート
よりなるシート状基板の上面に導電性樹脂組成物の印刷
により配線パターンを形成したものである。図において
61はアルミナ粉にホウ珪酸鉛ガラス粉を混合した低温
焼結セラミック基板材料(例えば、日本電気硝子株式会
社製 MLS−1000)に有機バインダとしてポリブ
チルメタアクリレート(PBMA、例えば積水化成品株
式会社製 IBM−7)、可塑剤としてジ−n−ブチル
フタレート、溶剤としてトルエンとイソプロピルアルコ
ールの混合液を加えて造膜した第1のセラミックグリー
ンシートであり、62は実施の形態1における製造方法
により形成された微小ビアホールに充填されたAg、A
g−Pd等の貴金属粉末を導電材料とし、焼成による収
縮調整剤としてアルミナを添加して有機質バインダと混
錬した導電ペーストよりなる導電体(以下、微小ビアホ
ールと略す)である。また63は実施の形態1における
微小ビアホール形成時に加熱、圧縮によりビアバンプマ
スクの周辺に圧出されたグリーンシート材料の部分を模
式的に示したものであり、セラミックグリーンシートの
場合、熱硬化性樹脂含浸繊維基材の場合のように図に示
すような明確な境界線は得られ難い。64は微小ビアホ
ールに充填した導電体63と同様な導電ペーストを印刷
してなる配線パターンである。
【0040】つぎに図7(b)に示すように、第1のセ
ラミックグリーンシート61と同様にして形成された異
なる配置の微小ビアホールおよび配線パターンを有する
複数のセラミックグリーンシート、すなわち微小ビアホ
ール72と配線パターン74を有する第2のセラミック
グリーンシート71、微小ビアホール82と配線パター
ン84を有する第3のセラミックグリーンシート81を
作成し、そして最下層に微小ビアホール92と両面に配
線パターン94a、94bを有する第4のセラミックグ
リーンシート91を配置してこれら第1から第4のセラ
ミックグリーンシートを積層し、80℃、120kg/
cm2の条件下で熱プレスにより張り合わせて図7
(c)に示すようなセラミックグリーンシート多層体を
得る。つぎにこのセラミックグリーンシート多層体を約
400〜450℃以上の温度で有機物質を分解除去して
脱バインダを行ったのち、約900℃で1時間焼成する
ことにより、図7(d)に示すような高密度多層配線基
板100を得ることができる。
【0041】なお、実施の形態4においてはAg、Ag
−Pd等の貴金属材料を導電材料として使用したが、銅
やニッケルなどを導電材料として使用することも可能で
あり、その場合セラミックグリーンシート多層体の焼成
条件として空気雰囲気に代えて酸素分圧を制御した窒素
雰囲気中で焼成を行う必要がある。
【0042】上記各実施の形態の説明より明らかなよう
に本発明は、ビアホールの形成を従来のようにパンチン
グやドリルまたはレーザ光などの直接加工に依存するの
でなく、必要とするビアホールホール径を有するバンプ
の周囲に基板材料を充填させることによって従来の機械
的加工法の限界を越えるところの任意の微小径のビアホ
ールを形成するものである。すなわち、微小突起をその
表面に有する金属板よりなるビアバンプマスクをシート
状基板に張り合わせて別工程でシート状基板に設けられ
た比較的大きな開口面積を有する貫通孔にその微小突起
を挿入したのち、張り合わせたシート状基板とビアバン
プマスクとを上下から加熱、加圧してシート状基板を圧
縮し、微小突起の周囲にシート状基板を構成する材料を
充填させることによって微小径のビアホールを形成する
ことができるために、微小径を有するビアホールを簡単
に形成することができる。また数種類の異なる孔径を有
する複数の微小ビアホールや多目的開口部を同時に、し
たがって低コストで形成することができ、その微小ビア
ホールにより多層配線間を高密度に接続することができ
るために極めて高密度の配線基板を実現できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来に比較して小さい径のビアホールを有し高密度配線
が可能な高密度配線形成用基板とその製造方法を提供で
きかつ、該高密度配線形成用基板を用いて、高密度配線
がされかつ高密度表面実装が可能な高密度配線基板とそ
の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における高密度配線形
成用基板の製造方法の各工程を説明するための断面図で
ある。。
【図2】 実施の形態1における製造方法により形成さ
れた高密度配線形成用基板の一部拡大断面図(a)およ
び同一部拡大下面図(b)である。
【図3】 実施の形態1における製造方法において用い
られたビアバンプマスクの形成方法を説明するための断
面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における高密度配線基
板の製造方法を説明するための断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3における高密度配線基
板の製造方法を説明するための断面図である。
【図6】 実施の形態3の変形例の高密度配線基板の製
造方法を説明するための断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4における高密度配線基
板の製造方法を説明するための断面図である。
【図8】 従来例の全層IVH構造樹脂多層基板の製造
方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
11 プリプレグ(シート状基板)、 12 貫通孔、 13 ステンレス板(金属板)、 14 ビアバンプ(微小突起)、 15 ビアバンプマスク、 19 微小ビアホール、 20 導電ペースト(導電性樹脂組成物)。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビアホール形成工程を含む基板の製造方
    法であって、 上記ビアホール形成工程は、 所定の温度で変形可能な樹脂を含んでなりかつ複数の貫
    通孔が形成されたシート状基板と、上記各貫通孔に対応
    して設けられかつ対応する貫通孔より小さい径の柱状の
    微小突起が形成されたビアバンプマスクとを、上記微小
    突起が上記貫通孔の略中央に位置するように密着させる
    第1の工程と、 上記密着させたシート状基板とビアバンプマスクとを、
    上記貫通孔が縮小されその壁面が上記微小突起に接触す
    るように加熱して加圧する第2の工程と、 上記加熱加圧された後に、上記シート状基板を上記ビア
    バンプマスクから剥離する第3の工程とを含むことを特
    徴とする高密度配線形成用基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記高密度配線形成用基板の製造方法が
    さらに、上記ビアホール内に導電性樹脂組成物を充填す
    る工程を含む請求項1記載の高密度配線形成用基板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 上記ビアバンプマスクの微小突起は、横
    断面形状が円形又は多角形の柱形状である請求項1又は
    2記載の高密度配線形成用基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記ビアバンプマスクの微小突起の径
    を、形成すべきビアホールに対応させて設定した請求項
    1〜3のうちのいずれか1つに記載の高密度配線形成用
    基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記ビアバンプマスクの上記微小突起の
    高さを、上記シート状基板の厚さ以下に設定した請求項
    1〜4のうちのいずれか1つに記載の高密度配線形成用
    基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記ビアホール形成工程は、上記シート
    状基板に貫通孔を形成する工程を含み、該工程におい
    て、レ−ザ光照射法、ドリル加工法および金型パンチン
    グプレス法のうちのいずれかにより貫通孔を形成する請
    求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の高密度配線形
    成用基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記ビアホール形成工程の第1の工程に
    おいて、上記ビアバンプマスクと上記シート状基板と
    を、柔軟性を有するカバーフィルムを介して密着させる
    請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の高密度配線
    形成用基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記シート状基板が、ガラスエポキシコ
    ンポジット、ガラスBTレジンコンポジット、アラミド
    エポキシコンポジットおよびアラミドBTレジンコンポ
    ジットの熱硬化性樹脂含浸繊維基材の少なくとも1種か
    らなるプリプレグである請求項1〜7のうちのいずれか
    1つに記載の記載の高密度配線形成用基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記製造方法がさらに、上記ビアバンプ
    マスクを作成するために、 金属板の上面にメッキレジストを塗布する工程と、 該メッキレジストを、上記ビアホールに対応したパター
    ンが形成されたフォトマスクを介して紫外線により露光
    する工程と、 上記ビアホールに対応する位置のメッキレジストを除去
    することにより、ビアホールと略同一形状の開口部を上
    記金属板上に形成する工程と、 上記開口部が形成されたメッキレジストを介して、上記
    金属板上に電気メッキを行うことにより、上記開口部の
    金属板上に金属バンプを堆積させたのち、上記金属板よ
    りメッキレジストを剥離することにより金属バンプを形
    成する工程とを含む請求項1〜8のうちのいずれか1つ
    に記載の記載の高密度配線形成用基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記シート状基板が、セラミック粉体
    に有機バインダおよび可塑剤を混合してなるセラミック
    グリーンシートである請求項1〜9のうちのいずれか1
    つに記載の記載の高密度配線形成用基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記セラミック粉体が、アルミナ、窒
    化ボロン、窒化アルミニウムおよびガラスの少なくとも
    1種を主成分とする無機粉末からなる請求項10記載の
    高密度配線形成用基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記有機バインダが、ポリビニールア
    ルコール、ポリビニルブチラールおよびアクリルからな
    る群から選ばれた少なくとも1つの樹脂からなる請求項
    10又は11記載の高密度配線形成用基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のうちのいずれか1
    つの方法により作成されかつ少なくとも一方の面に導電
    性樹脂組成物により配線パターンが形成された複数の高
    密度配線形成用基板を積層して、焼成することを含む高
    密度配線形成用基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記金属バンプが銅バンプであって、
    上記製造方法がさらに、上記銅バンプに表面強度を向上
    させる金属を被覆する工程を含む請求項13記載の高密
    度配線形成用基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 ガラスエポキシコンポジット、ガラス
    BTレジンコンポジット、アラミドエポキシコンポジッ
    トおよびアラミドBTレジンコンポジットからなる群か
    ら選ばれた1又は2以上の熱硬化性樹脂含浸繊維基材か
    らなるプリプレグ状態のシート状基板と、そのシート状
    基板の所定の位置に設けられてその内壁に上記熱硬化性
    樹脂含浸繊維基材から滲出した熱硬化性樹脂が形成され
    たビアホールと、そのビアホール内に充填された導電性
    樹脂組成物とを備えた高密度配線形成用基板。
  16. 【請求項16】 少なくとも2種類の異なる孔径を有す
    る複数のビアホールを含む請求項15記載の高密度配線
    形成用基板。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16に記載の高密度配
    線形成用基板の両面にそれぞれ金属箔を密着させた後、
    加熱加圧して該金属箔を上記高密度配線形成用基板に接
    着する工程と、 上記各金属箔を所定の形状にパターンニングすることに
    より配線層を形成する工程とを含む高密度配線基板の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 上記製造方法においてさらに、 上記両面に配線層が形成された高密度配線形成用基板の
    両側にさらに、上記高密度配線形成用基板を設け、上記
    各高密度配線形成用基板の外側に位置する表面に金属箔
    を密着させて加熱加圧して、該金属箔を上記各高密度配
    線形成用基板に接着する工程を含む請求項17記載の高
    密度配線基板の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記製造方法においてさらに、 上記高密度配線形成用基板の両側に、上記両面に配線層
    が形成された上記高密度配線形成用基板を設けて加熱加
    圧することにより、互いに隣接する上記高密度配線形成
    用基板を接着する工程を含む請求項17記載の高密度配
    線基板の製造方法。
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