JP4559296B2 - 平形の接続部材の接続構造およびこれを用いた基板対基板の接続構造 - Google Patents

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本発明は、FFC(Flexible Flat Cable)その他の平形の接続部材と回路基板の表面に取り付けられたベースコネクタを接続するための、平形の接続部材の接続構造、およびこの接続構造を用いた基板対基板の接続構造に関する。
従来、この種の平型の接続部材を回路基板上の電気回路と接続する場合、回路基板上に電気コネクタを実装し、接続部材の端部を、挿入用治具などを介して電気コネクタの挿入口に差し込むようにして接続していた(例えば特許文献1参照)。
一方、電気コネクタのハウジングに可動式のスライダを設け、スライダの挿入凸部をコンタクト群を保持するハウジングの挿入空間内に接続部材と共に差し込んで、接続部材をコンタクト群に押圧接触させる技術がある(例えば特許文献2参照)。
実開平3−106777号公報 特開平7−106028号公報
特許文献1では、接続前に回路基板に対して治具を位置決めして装着し、接続完了後に治具を回路基板から取り外すという作業が必要で手間がかかるという問題がある。
また、特許文献2では、スライダをスライドさせるための機構が必要であり、構造が複雑になるという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で接続作業が容易な、平形の接続部材の接続構造、およびこれを用いた基板対基板の接続構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、回路基板上に実装されたベースコネクタに可撓性を有する平形の接続部材を接続するための、平形の接続部材の接続構造において、上記ベースコネクタは、挿入凹部を有するベースハウジングと、挿入凹部内に保持された複数の横並びのコンタクトとを含み、上記平形の接続部材は、保持部材によって保持された状態で上記挿入凹部内に所定の挿入方向に沿って挿入された端部と、この端部に露出し対応するコンタクトにそれぞれ接続された複数の横並びの導体とを含み、上記保持部材は、接続部材の端部に連なる部分を挿通させて保持する保持孔を有する板状の主体部と、この主体部の周縁から接続部材の端部の周囲を取り囲むようにして上記所定の挿入方向と平行な方向に沿って延びベースハウジングの外周壁に嵌合された嵌合周壁とを含み、保持部材の嵌合周壁がベースハウジングの外周壁に嵌合する動作に伴って、挿入凹部内への接続部材の端部の挿入が所定の挿入方向に沿って案内されるようにしてあり、上記接続部材は、上記端部に連なる部分としての第1の部分と、この第1の部分から直角状の屈曲部を介して連なる第2の部分とを含み、上記保持部材は、上記主体部および上記嵌合周壁が設けられた保持部材本体と、この保持部材本体に係止された押さえ部材とを含み、上記主体部に接続部材の上記第2の部分を受ける受け部が設けられ、この受け部に接続部材の第1の部分を上記所定の挿入方向に沿って圧入させた上記保持孔としての圧入孔が開口され、保持部材本体に係止された押さえ部材と上記受け部との間に接続部材の第2の部分が挟持されており、上記保持部材本体は、上記受け部によって受けられた接続部材の第2の部分に平行な方向であって上記所定の挿入方向とは直交するスライド方向に沿って押さえ部材をスライド装着するためのスライド溝を含むことを特徴とする平形の接続部材を提供する。
本発明によれば、可撓性を有する平形の接続部材をベースコネクタに接続するときに、保持部材の嵌合周壁を、ベースハウジングの外周壁に嵌合させることにより、接続部材の端部の挿入凹部内への挿入を案内して接続部材の端部をスムーズに挿入凹部内に挿入し、相手方のコンタクトに接続することができる。したがって、接続の作業性が良い。また、接続前の接続部材の端部が保持部材の嵌合周壁により取り囲まれて保護されるので好ましい。
また、上記接続部材は、上記端部に連なる部分としての第1の部分と、この第1の部分から直角状の屈曲部を介して連なる第2の部分とを含み、上記保持部材は、上記主体部および上記嵌合周壁が設けられた保持部材本体と、この保持部材本体に係止された押さえ部材とを含み、上記主体部に接続部材の上記第2の部分を受ける受け部が設けられ、この受け部に接続部材の第1の部分を圧入させた上記保持孔としての圧入孔が開口され、保持部材本体に係止された押さえ部材と上記受け部との間に接続部材の第2の部分が挟持されているので、下記の利点がある。すなわち、接続部材の第1の部分を保持部材本体の圧入孔に圧入固定していることに加えて、第1の部分から直角状に連なる第2の部分を保持部材本体と押さえ部材との間に挟持しているので、第2の部分を引っ張るような力が働いても、第1の部分がその影響を受けない。したがって、保持部材による接続部材の端部の保持が確実である。
また、上記保持部材本体は、上記受け部によって受けられた接続部材の第2の部分に平行なスライド方向に沿って押さえ部材をスライド装着するためのスライド溝を含むので、押さえ部材を接続部材の第2の部分に平行なスライド方向にスライドさせて、押さえ部材をスライド溝に容易に装着することができる。
また、本発明において、上記接続部材の上記第2の部分に沿う補強板が設けられており、上記押さえ部材は、第2の部分に沿う補強板に沿って、上記スライド溝にスライド装着されるようにしてある場合には好ましい。
また、本発明において、上記保持部材の嵌合周壁およびベースハウジングの外周壁の何れか一方に設けられた凸部が他方に設けられた凹部に係合することにより、保持部材のベースハウジングからの離脱が規制されている場合がある。この場合、接続部材の接続に伴って、保持部材の一部をベースハウジングに係合させ、ベースハウジングの離脱を防止することができる。
た、本発明において、上記保持部材本体は、主体部の縁部から上記嵌合周壁と逆方向に延びる一対の側壁と、各側壁からそれぞれ受け部と平行に延設された一対のリブとを含み、受け部と各リブとの間にそれぞれスライド溝が形成されている場合がある。この場合、簡単な構造にてスライド溝を構成でき、また、一対のリブによって、押さえ部材が保持部材本体の受け部と直交する方向に離脱することを防止することができる。
また、本発明において、上記保持部材本体は、スライド方向の終端位置にある押さえ部材の係合部に係合することにより、上記スライド方向と反対方向に押さえ部材がスライドすることを規制するための係合部を含む場合がある。この場合、スライド溝に装着された押さえ部材がスライド方向と反対方向に離脱することを防止することができる。
また、本発明において、上記保持部材は、当該保持部材をベースコネクタから離脱するときに指を掛けるための一対の引っ掛け凸部を含む場合がある。この場合、一対の引っ掛け凸部に指を掛けて、保持部材を接続部材の端部とともにベースコネクタから容易に離脱させることができ、離脱作業が行い易い。
また、本発明は、上記の平形の接続部材の接続構造を用いた基板対基板の接続構造であって、接続部材の一対の端部に、隣接する回路基板の表面にそれぞれ実装された一対のベースコネクタのベースハウジングにそれぞれ嵌合可能な一対の保持部材を設け、接続部材の長手方向の途中部に、接続部材の長手方向および厚み方向の双方と直交する接続部材の幅方向に延び一対の保持部材間の相対的な位置ずれを吸収可能な屈曲条を含むことを特徴とする基板対基板の接続構造を提供する。本発明では、隣接する回路基板にそれぞれ実装された一対のベースコネクタの相対位置が各部品の寸法交差のばらつきによって多少ばらついていたとしても、このばらつきを接続部材の屈曲条の屈曲度合いの変化により吸収することができる。その結果、接続部材の端部に負荷がかかることがなく、接続の信頼性が高い。
上記屈曲条の屈曲形状は、一対の保持部材間の相対的な位置ずれを吸収可能な形状であれば良く、V字形形状、W字形形状、M字形形状、U字形形状、Ω字形形状、逆V字形形状、逆U字形形状および逆Ω字形形状の少なくとも1つを含んでいれば好ましい。
本発明の好ましい態様を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の、平形の接続部材の接続構造Aが適用された基板対基板の接続構造1の概略断面図であり、図2は接続構造1の一部破断分解側面図である。
図1を参照して、基板対基板の接続構造1は、一対の回路基板2,3の表面2a,3aにそれぞれ実装された一対のベースコネクタ4,5をFFCからなる可撓性の平形の接続部材6を介して互いに接続する構造である。接続部材6の一対の端部6a,6bにそれぞれ、接続部材6の接続構造Aが適用されている。
接続部材6の一対の端部6a,6bは、それぞれ保持部材7により保持されており、接続部材6の一対の端部6a,6b間の途中部6cには、一対の保持部材7,7間の相対的な位置ずれを吸収可能なずれ吸収部として、接続部材6の長手方向L1および厚み方向T1の双方と直交する接続部材6の幅方向(紙面に垂直な方向)に延びる屈曲条8を含んでいる。この屈曲条8の断面形状としては、V字形、W字形、M字形、U字形、Ω字形、逆V字形、逆U字形、逆Ω字形の少なくとも1つの形状を含んでいれば好ましい。
接続部材6は、保持部材7により保持されている部分として、各端部6a,6bの延びる方向とそれぞれ反対方向に連なる一対の第1の部分61と、各第1の部分61からそれぞれ直角状の屈曲部62を介してそれぞれ連なる第2の部分63とを有している。また、接続部材6の上記途中部6cは、一対の第2の部分63間を接続している。
端部6a並びにこれに連なる第1の部分61および第2の部分63は対応するアングル状の補強板64に貼り付けられた状態で補強されている。同様に、端部6b並びにこれに連なる第1の部分61および第2の部分63も対応するアングル状の補強板64に貼り付けられた状態で補強されている。また、接続部材6の各端部6a,6bの表面には、複数の横並びの導体50が露出している。
各ベースコネクタ4,5は、接続部材6の対応する端部6a,6bが対応する挿入方向Xa,Xbに沿ってそれぞれ挿入される挿入凹部9を有するベースハウジング10と、上記挿入凹部9内に保持された複数の横並びのコンタクト11とを含む。各コンタクト11は、ベースハウジング10に形成された個別の保持溝12に圧入により固定された固定片部13と、この固定片部13の一端から湾曲状に折り返された弾性片部14と、固定片部13の他端から直交状に屈曲されて対応する回路基板2,3の表面2a,3aにそれぞれ沿って延びるリード部15とを含む。
上記の弾性片部14には、挿入凹部9内に挿入される接続部材6の端部6a,6bの導体50に弾性的に接触する接触部16が設けられている。また、リード部15は対応する回路基板2,3の表面2a,3aの導電部に半田付けされている。
各保持部材7は、接続部材6の対応する端部6a,6bを保持する状態で、各端部6a,6bの挿入方向Xa,Xbと平行な方向に沿ってそれぞれ対応するベースコネクタ4,5のベースハウジング10に着脱可能な部材である。
各保持部材7の後述する嵌合周壁22の内面に設けられた凸部31が対応するベースハウジング10の外周壁に設けられた凹部32に係合することにより、各保持部材7の対応するベースハウジング10からの離脱が規制されている。
各保持部材7は同様の構成をしているので、端部6bに対応する保持部材7に則して説明する。図2および図3を参照して、保持部材7は、箱状をなす保持部材本体17と、この保持部材本体17に取り外し可能に係止された板状をなす押さえ部材18とを含む。
上記保持部材本体17は、接続部材6の第2の部分63を受ける受け部19aを上面に設ける矩形形状をなす板状の主体部19と、この主体部19を貫通して上記受け部19aに開口するとともに接続部材6の第1の部分61を圧入固定する保持孔としての圧入孔20とを有している。保持部材本体17に係止された押さえ部材18と保持部材本体17の上記受け部19aとの間に、接続部材6の第2の部分63が挟持されている。
保持部材本体17は、ベースハウジング10を挿入するための挿入凹部21を有しており、その挿入凹部21は、ベースハウジング10の外周壁に嵌合する四角筒状をなす上記嵌合周壁22によって区画されている。接続部材6の端部6bは挿入凹部21内に収容されており、補強板64により支持された状態で、嵌合周壁22と平行に配置されている。 嵌合周壁22は、ベースハウジング10の外周壁の外面に嵌合されるときに、接続部材6の端部6bがベースハウジング10の挿入凹部9内へ挿入されるのを案内するように機能する。
保持部材本体17の平面図である図4に示すように、保持部材本体17の平面視で受.部19aの概ね全体が視認できるように上方に開放している。また、上記圧入孔20は接続部材6に見合う細長の孔に形成されている。
保持部材本体17の正面図である図5および図5のVI−VI線に沿う断面図である図6を参照して、保持部材本体17は、一対のスライド溝23a,23bを形成しており、これら一対のスライド溝23a,23bは、図7(a)および(b)に示すような押さえ部材18の一対の側部18a,18bを図9に示すようにそれぞれスライド方向S1に沿ってスライド装着するための溝である。
具体的には、図5および図8に示すように、保持部材本体17は、主体部19の縁部から上記嵌合周壁22と逆方向に延びる一対の側壁24と、各側壁24からそれぞれ受け部19aと平行に延設された一対のリブ25とを含んでいる。各リブ25と受け部19aとの間にそれぞれ上記のスライド溝23a,23bが形成されている。
押さえ部材18は、図9に示すように、上記受け部19aに受けられた接続部材6の第2の部分63に平行なスライド方向S1に沿って、スライド溝23a,23bに沿ってスライド装着されることにより、図2および図3に示すように接続部材6の第2の部分63を押さえ、この第2の部分63が押さえ部材18と受け部19aとの間に挟持される。
また、保持部材本体17は、図4、図5および図9に示すように、上記一対の側壁24間を接続する後壁26を主体部19の縁部から延設している。この後壁26から受け部19aと平行にリブ27が延設されている。
このリブ27は、図2に示すように、スライド方向S1の終端位置にある押さえ部材18の係合部28に係合することにより、上記スライド方向S1と反対方向S2に押さえ部材18がスライドすることを規制するための係合部29を含む。
また、図3および図5に示すように、上記の一対の側壁24はそれぞれ外側方へ膨出された一対の引っ掛け凸部30を形成している。これらの引っ掛け凸部30は、保持部材7をベースコネクタ4,5から離脱するときに指を掛けて、保持部材7を離脱させ易くするためのものである。
本実施の形態によれば、下記の作用効果を奏する。すなわち、平形の接続部材6をベースコネクタ4,5に接続するときに、各保持部材7の嵌合周壁22を、対応するベースハウジング10の外周壁に嵌合させることにより、接続部材6の端部6a,6bの挿入凹部9内への挿入を案内して接続部材6の端部6a,6bをスムーズに挿入凹部9内に挿入し、相手方のコンタクト11に接続することができる。したがって、接続の作業性が良い。また、接続前の接続部材6の端部6a,6bが保持部材7の嵌合周壁22により取り囲まれて保護されるので好ましい。
また、接続部材6の接続に伴って、保持部材7の嵌合周壁22の凸部31がベースハウジング10の外周壁の凹部32に係合することにより、保持部材7のベースハウジング10からの離脱を確実に規制することができる。
また、接続部材6の端部6a,6bに連なる第1の部分61を保持部材本体17の圧入孔20に圧入固定していることに加えて、接続部材6の第1の部分61から直角状に連なる第2の部分63を保持部材本体17と押さえ部材18との間に挟持しているので、第2の部分63を接続部材7の途中部6cの長手方向L1に沿って引っ張るような力が働いても、第1の部分61がその影響を受けない。したがって、保持部材17による接続部材6の端部6a,6bの保持が確実である。
また、保持部材本体17に、受け部19aに受けられた接続部材6の第2の部分63に平行なスライド方向S1に沿って押さえ部材18をスライド装着するためのスライド溝23a,23bを設けているので、押さえ部材18を保持部材本体17に容易に結合して、押さえ部材18と受け部19aとの間に第2の部分63を挟持する状態にすることができる。
また、保持部材本体17に設けられた一対の側壁24と各側壁24からそれぞれ延設されたリブ25を設け、受け部19aと各リブ25との間にそれぞれスライド溝23a,23bを形成しているので、簡単な構造にてスライド溝23a,23bを構成できる。また、一対のリブ25によって、押さえ部材が保持部材本体17の受け部19aと直交する方向に離脱することを確実に防止することができる。
しかも、図2に示すように、保持部材本体17とスライド方向の終端位置にある押さえ部材18とを互いの係合部28,29を係合させることにより、スライド溝23a,23bに装着された押さえ部材18がスライド方向S1と反対方向S2に離脱することを確実に防止(抜け止め)することができる。
また、保持部材7をベースコネクタ4,5から離脱するときに、保持部材7の保持部材本体17に設けられた引っ掛け凸部30を指に引っ掛けることができるので、保持部材7を接続部材6の端部6a,6bとともにベースコネクタ4,5から容易に離脱させることができ、離脱作業が行い易い。
さらに、接続部材6の途中部6c一対の保持部材7,7間の相対的な位置ずれを吸収可能な屈曲条8を設けてあるので、隣接する回路基板2,3にそれぞれ実装された一対のベースコネクタ4,5の相対位置が各部品の寸法交差のばらつきによって多少ばらついたとしても、これを接続部材6の上記屈曲条8の屈曲度合いの変化により吸収することができる。その結果、接続部材6の端部6a,6bに負荷がかかることがなく、接続の信頼性が高い。ひいては、ベースコネクタ4,5の各コンタクト11にも負荷がかからないので、回路基板2,3への表面実装を実質的に可能とする利点がある。また、保持部材7の嵌合周壁22がベースハウジング10に嵌合された状態で、ベースコネクタ4,5を周囲を取り囲むので、ベースコネクタ4,5を保護することができる。特に、コンタクト11のリード部15が覆われ、半田付け部を保護することができて好ましい。
したがって、本実施の形態の基板対基板の接続構造1を例えば、パソコンその他の電子機器に用いられる液晶ディスプレイ装置(LCD)において、メインの回路基板とインバータ用の回路基板とをFPCを介して接続する構造に好適に用いることができる。
本発明の一実施の形態の平形の接続部材の接続構造が適用された、基板対基板の接続構造の概略断面図である。 両端に保持部材により保持された接続部材と両ベースコネクタの一部破断分解側面図である。 接続部材および保持部材の一部破断斜視図である。 保持部材の保持部材本体の平面図である。 保持部材本体の正面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 (a)および(b)はそれぞれ保持部材の押さえ部材の平面図および正面図である。 保持部材本体に接続部材を装着するときの様子を示す、保持部材本体および接続部材の一部破断分解斜視図である。 接続部材が装着された保持部材本体に押さえ部材をスライド装着する様子を示す、保持部材、接続部材および押さえ部材の一部破断斜視図である。
符号の説明
A 平形の接続部材の接続構造
1 基板対基板の接続構造
2,3 回路基板
4,5 ベースコネクタ
6 接続部材
6a,6b 端部
6c 途中部
7 保持部材
8 屈曲条
9 挿入凹部
10 ベースハウジング
11 コンタクト
15 リード部
16 接触部
17 保持部材本体
18 押さえ部材
19 主体部
19a 受け部
20 圧入孔(保持孔)
22 嵌合周壁
23a,23b スライド溝
24 側壁
25 リブ
26 後壁
27 リブ
28,29 係合部
30 引っ掛け凸部
31 凸部
32 凹部
50 導体
61 第1の部分
62 屈曲部
63 第2の部分
64 補強板

Claims (7)

  1. 回路基板上に実装されたベースコネクタに可撓性を有する平形の接続部材を接続するための、平形の接続部材の接続構造において、
    上記ベースコネクタは、挿入凹部を有するベースハウジングと、挿入凹部内に保持された複数の横並びのコンタクトとを含み、
    上記平形の接続部材は、保持部材によって保持された状態で上記挿入凹部内に所定の挿入方向に沿って挿入された端部と、この端部に露出し対応するコンタクトにそれぞれ接続された複数の横並びの導体とを含み、
    上記保持部材は、接続部材の端部に連なる部分を挿通させて保持する保持孔を有する板状の主体部と、この主体部の周縁から接続部材の端部の周囲を取り囲むようにして上記所定の挿入方向と平行な方向に沿って延びベースハウジングの外周壁に嵌合された嵌合周壁とを含み、
    保持部材の嵌合周壁がベースハウジングの外周壁に嵌合する動作に伴って、挿入凹部内への接続部材の端部の挿入が所定の挿入方向に沿って案内されるようにしてあり、
    上記接続部材は、上記端部に連なる部分としての第1の部分と、この第1の部分から直角状の屈曲部を介して連なる第2の部分とを含み、
    上記保持部材は、上記主体部および上記嵌合周壁が設けられた保持部材本体と、この保持部材本体に係止された押さえ部材とを含み、上記主体部に接続部材の上記第2の部分を受ける受け部が設けられ、
    この受け部に接続部材の第1の部分を上記所定の挿入方向に沿って圧入させた上記保持孔としての圧入孔が開口され、
    保持部材本体に係止された押さえ部材と上記受け部との間に接続部材の第2の部分が挟持されており、
    上記保持部材本体は、上記受け部によって受けられた接続部材の第2の部分に平行な方向であって上記所定の挿入方向とは直交するスライド方向に沿って押さえ部材をスライド装着するためのスライド溝を含むことを特徴とする平形の接続部材の接続構造。
  2. 請求項1において、上記接続部材の上記第2の部分に沿う補強板が設けられており、
    上記押さえ部材は、第2の部分に沿う補強板に沿って、上記スライド溝にスライド装着されるようにしてある、平形の接続部材の接続構造。
  3. 請求項1または2において、上記保持部材の嵌合周壁およびベースハウジングの外周壁の何れか一方に設けられた凸部が他方に設けられた凹部に係合することにより、保持部材のベースハウジングからの離脱が規制されている、平形の接続部材の接続構造。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、上記保持部材本体は、主体部の縁部から上記嵌合周壁と逆方向に延びる一対の側壁と、各側壁からそれぞれ受け部と平行に延設された一対のリブとを含み、受け部と各リブとの間にそれぞれスライド溝が形成されている、平形の接続部材の接続構造。
  5. 請求項において、上記保持部材本体は、スライド方向の終端位置にある押さえ部材の係合部に係合することにより、上記スライド方向と反対方向に押さえ部材がスライドすることを規制するための係合部を含む、平形の接続部材の接続構造。
  6. 請求項1ないしの何れか1項において、上記保持部材は、当該保持部材をベースコネクタから離脱するときに指を掛けるための一対の引っ掛け凸部を含む、平形の接続部材の接続構造。
  7. 請求項1ないしの何れか1項に記載の接続構造を用いた基板対基板の接続構造であって、
    接続部材の一対の端部に、隣接する回路基板の表面にそれぞれ実装された一対のベースコネクタのベースハウジングにそれぞれ嵌合可能な一対の保持部材を設け、
    接続部材の長手方向の途中部に、接続部材の長手方向および厚み方向の双方と直交する接続部材の幅方向に延び一対の保持部材間の相対的な位置ずれを吸収可能な屈曲条を含む、基板対基板の接続構造。
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